JPH10193980A - 車両用スライディングルーフ装置 - Google Patents

車両用スライディングルーフ装置

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JPH10193980A
JPH10193980A JP167897A JP167897A JPH10193980A JP H10193980 A JPH10193980 A JP H10193980A JP 167897 A JP167897 A JP 167897A JP 167897 A JP167897 A JP 167897A JP H10193980 A JPH10193980 A JP H10193980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable panel
cable
opening
roof
drive mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP167897A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kato
藤 晃 久 加
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Katsura Inoue
上 桂 井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Publication of JPH10193980A publication Critical patent/JPH10193980A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動パネルにガタツキを生じさせることなく
リミットスイッチのオン・オフ動作による駆動機構の停
止を可能とするケーブルと可動パネルとの連係構造を提
供する。 【解決手段】 一端が下方向に屈曲したガイドレール
3,4に支持ブラケット6,7を介して案内されて可動
し車両屋根1に形成された屋根開口2を開閉する可動パ
ネル5と、可動パネル5に支持ブラケット6,7とは独
立して連係され駆動機構9の作動による押引動作により
屋根開口2を開閉するように可動パネル5を可動させる
ケーブル15と、可動パネル5とケーブル15との間に
配設され屋根開口2の閉状態時において可動パネル5に
対するケーブル15の相対的な押引動作を許容する遊び
機構12,13を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用スライディ
ングルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用スライディングル
ーフ装置としては、1996年1月11日にトヨタ自動
車株式会社より発行されたトヨタ カルディナ 新型車
解説書に記載されたものが知られている。
【0003】これは、一端が下方向に屈曲したガイドレ
ールに支持ブラケットを介して案内されて可動し車両屋
根に形成された屋根開口を開閉する可動パネルと、可動
パネルに支持ブラケットを介して連係され駆動機構の作
動による押引動作により前記屋根開口を開閉するように
前記可動パネルを可動させるケーブルとを有するもので
あって、駆動機構の作動によるケーブルの押引動作でガ
イドレールの軌跡に沿って可動パネルを可動させ、これ
により、屋根開口を開閉していた。
【0004】又、可動パネルが屋根開口を閉状態とした
時の駆動機構の停止は、ケーブルがストッパ等と当接し
て可動パネルが停止した後に使用者が屋根開口の閉状態
を認識して開閉操作スイッチの操作を解除することで行
われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に屋根開口を閉
状態とした時の使用者の屋根開口の閉状態の認識による
開閉操作スイッチの操作解除は、ケーブルの押引動作を
ストッパ等で機械的に規制して駆動機構に負荷を生じさ
せた後に行われるので、駆動機構には、その停止後も残
留応力が発生することになり、これにより、駆動機構の
耐久性を著しく阻害する恐れがあった。
【0006】これを防止するために、駆動機構の作動を
リミットスイッチにより検出してこのリミットスイッチ
のオン・オフ動作により駆動機構を停止させる構造とす
ればよいが、この場合、リミットスイッチのオン・オフ
タイミングと屋根開口が閉状態となった時のタイミング
との間の誤差を吸収するためにケーブルとこのケーブル
が連結される支持ブラケットとの間に遊び機構を設け可
動パネルに対してケーブルが相対的に押引動作できるよ
うにしなければならない。
【0007】このため、上記した従来装置では、この遊
び機構により可動パネルにケーブルの可動パネルに対す
る相対的な押引動作の分だけのガタツキを生じさせる恐
れがあった。
【0008】故に、本発明は、可動パネルにガタツキを
生じさせることなくリミットスイッチのオン・オフ動作
による駆動機構の停止を可能とするケーブルと可動パネ
ルとの連係構造を提供することを、その技術的課題とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、一端が下
方向に屈曲したガイドレールに支持ブラケットを介して
案内されて可動し車両屋根に形成された屋根開口を開閉
する可動パネルと、該可動パネルに前記支持ブラケット
とは独立して連係され駆動機構の作動による押引動作に
より前記屋根開口を開閉するように前記可動パネルを可
動させるケーブルと、前記可動パネルと前記ケーブルと
の間に配設され前記屋根開口の閉状態時において前記可
動パネルに対する前記ケーブルの相対的な押引動作を許
容する遊び機構を有した、ことである。
【0010】この技術的手段によれば、ケーブルを支持
ブラケットとは独立して可動パネルに遊び機構を介して
連係したので、この遊び機構によりタイミング誤差の吸
収を行い且つ支持ブラケットにより可動パネルをガタな
く支持し得る。
【0011】より好ましくは、前記遊び機構を、前記可
動パネルに固定され前記ケーブルの押引方向に延在する
長孔を有する駆動ブラケット及び前記ケーブルに連係さ
れ且つ前記長孔内に摺動自在に連係されるリンクを有し
て構成する、と良い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、車両屋根
を構成するルーフパネル1には、開口部2が形成されて
いる。このルーフパネル1の室外側面には、開口部2の
両側縁に沿って車両前後方向に延在する対のフロントガ
イドレール3が固定されている。更に、ルーフパネル1
の室外側面には、車両前後方向に延在する対のリヤガイ
ドレール4がフロントガイドレール3の後方に位置する
ように固定されている。このフロントガイドレール3及
びリヤガイドレール4の前端は、下方に屈曲されてい
る。又、ルーフパネル1の室内側面には、開口部2の両
側縁に沿って車両前後方向に延在する対のインナレール
8が固定されている。尚、図1に符号10で示す部材
は、サンシェードパネル(図示せず)を摺動自在に支持
するためのガイドレールである。
【0013】開口部2を開閉する可動パネル5は、その
前端部で支持ブラケット6を介してフロントガイドレー
ル3に支持されており、その後端部で支持ブラケット7
を介してリヤガイドレール4に支持されている。よっ
て、可動パネル5は、後述する駆動機構9の作動により
フロントガイドレール3及びリヤガイドレール4に案内
されて車両前後方向にスライド動作し、これにより、開
口部2を開閉することになる。
【0014】図2及び図3に示されるように、インナレ
ール8は、その長手方向に沿う溝部81を備えており、
この溝部81には、シュー11が摺動自在に支持されて
いる。可動パネル5の前端部には、支持ブラケット6と
は別の駆動ブラケット12が固定されている。この駆動
ブラケット12には、インナレール8と平行に車両前後
方向に延在する長孔12a及びインナレール8と平行に
車両前後方向に延在し且つ後端が下方に屈曲された長孔
12bが形成されている。又、シュー11には、リンク
13がピン14によりその一端で回動自在に支持されて
いる。このリンク13の他端には、ピン13a、13b
が設けられており、ピン13aは駆動ブラケット12の
長孔12a内に摺動自在に挿通され且つピン13bは駆
動ブラッケット12の長孔12b内に摺動自在に挿通さ
れている。
【0015】図5及び図6に示されるように、駆動機構
9は、インナレール8を互いに連結するフロントフレー
ム84に固定されており(図1示)、ハウジング91に
固定されたモータ92及びハウジング91内に収容され
モータ92の回転軸92aに固着されたウォームギヤ9
3a、ウォームギヤ93aと噛合するホイールギヤ93
b、ホーイルギヤ93bに連係されたギヤ93c、ギヤ
93cと噛合するギヤ93dよりなる減速機構93を備
えている。ホイールギヤ93dとギヤ93cとの連係
は、ホイールギヤ93dと一体回転する回転軸94とギ
ヤ93cとの間に配設された周知の緩衝機構95を介し
てなされている。又、ギヤ93dと一体回転する回転軸
96は、ハウジング91を貫通してハウジング91外に
延在しており、この延在された部分には出力ギヤ97が
一体回転するように固着されている。又、この出力ギヤ
97には、ギヤドケーブル15(図2示)が噛合されて
おり、このギヤドケーブル15は、その先端でシュー1
1に連結されている。尚、このギヤドケーブル15は、
フロントフレーム84に固定されたパイプ16(図1
示)内に押引動作自在に案内されてインナレール8に形
成された溝部81と通じる溝部82(図3示)へと導か
れており、この溝部82内で溝部82に突出するシュー
11の脚部(図示せず)に固着される。
【0016】駆動機構9の回転軸94には、回転軸94
と一体回転するカム部材17が連結されている。駆動機
構9のハウジング91には、カム部材17のカム周面1
7aと対向する接点18aを備えたリミットスイッチ1
8が固定されており、カム部材17の回転によるリミッ
トスイッチ18のオン・オフ動作で駆動機構9のモータ
92の停止を制御する。尚、カム部材17が一回転する
だけの駆動機構9の作動で可動パネル5が開口部2を開
状態から閉状態あるいは開状態から閉状態とされ、リミ
ットスイッチ18のオン・オフタイミングと可動パネル
5が開口部2を閉状態とするタイミングとは、略一致す
るものとされている。
【0017】次に作動について説明する。
【0018】図2に実線で示した状態は、開口部2の閉
状態であって、支持ブラケット6、7は、フロントガイ
ドレール3及びリヤガイドレール4の下方に屈曲された
位置にあり、可動パネル5は、ルーフパネル1に対して
リフトダウンして開口部2に嵌まり込み、これにより、
開口部2を閉塞している。又、この状態の時、リンク1
3のピン13bは駆動ブラケット12の長孔12bの水
平部分に位置している。
【0019】この状態でモータ92つまり駆動機構9を
作動させると、ギヤドケーブル15が押動作させられ、
シュー11がインナレール8に沿って車両後方(図2示
右方)に摺動する。このシュー11の摺動によりリンク
13のピン13bが駆動ブラケット12の長孔12bの
屈曲部分の上側屈曲面121bと当接してシュー11の
摺動が駆動ブラケット12に伝達される。これにより、
可動パネル5がフロントガイドレール3及びリヤガイド
レール4の軌跡に沿ってリフトアップした後ルーフパネ
ル1上に配置されるように車両後方向ヘとスライドする
(図2示二点鎖線)。結果、開口部2が開状態となる。
この時、リンク13のピン13bは、長孔12bの水平
部分から屈曲部分へと摺動しているので、可動パネル5
がリフトアップする際にリンク13をシュー11に対し
て回動し、これにより、可動パネル5の姿勢を安定させ
ている。
【0020】開口部2の開状態において、前述とは逆に
駆動機構9を作動させると、ギヤドケーブル15が引動
作させられ、シュー11がインナレール8に沿って車両
後方向に摺動する。このシュー11の摺動によりリンク
13のピン13bが駆動ブラケット12の長孔12bの
屈曲部分の下側屈曲面122bと当接してシュー11の
摺動が駆動ブラケット12に伝達される。これにより、
可動パネル5がフロントガイドレール3及びリヤガイド
レール4の軌跡に沿って開口部2上に位置するように車
両前方向にスライドした後リフトダウンする。結果、開
口部2が閉状態となる。この時、可動パネル5のリフト
ダウンに伴い、リンク13のピン13bは、駆動ブラケ
ット12の長孔12bの水平部分へと摺動していき、こ
れにより、リンク13を前述とは逆に回動させる。
【0021】開口部2が閉状態となった時、駆動機構9
に設けられたリミットスイッチ18がカム部材17によ
りオン・オフ動作する。これにより、駆動機構9が停止
させられる。この時、開口部2が閉状態となった時のタ
イミングとリミットスイッチ18のオン・オフタイミン
グとの間に若干のずれがあったとしても、シユー11が
長孔12aと長孔12bの水平部分の長さ範囲だけ駆動
ブラケット12に対して相対的に摺動する。これによ
り、このタイミングのズレを吸収する。
【0022】尚、可動パネル5の開口部2を開状態とし
た時の駆動機構9の停止は、インナレール8に設けられ
たストッパ83とシュー11との当接による過電流検知
で行われる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ケーブルを遊び機構を
介して支持ブラケットとは独立して可動パネルに連係し
たので、遊び機構によりタイミング誤差の吸収を行い且
つ支持ブラケットにより可動パネルをガタなく支持する
ことができる。これにより、屋根開口を閉状態とした時
の駆動機構の停止をリミットスイッチを用いて行うこと
ができ、駆動機構に作用する停止後の残留応力を軽減し
て従来に比べて駆動機構を耐久性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用スライディングルーフ装置
の車両屋根への組付状態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る車両用スライディングルーフ装置
の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係る車両用スライディングルーフ装置
の遊び機構を示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係る車両用スライディングルーフ装置
の駆動機構を示す正面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル(車両屋根) 2 開口部(屋根開口) 3 フロントガイドレール(ガイドレール) 4 リヤガイドレール(ガイドレール) 5 可動パネル 6,7 支持ブラケット 9 駆動機構 12 駆動ブラケット(遊び機構) 13 リンク(遊び機構) 15 ギヤドケーブル(ケーブル) 12a,12b 長孔(遊び機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が下方向に屈曲したガイドレールに
    支持ブラケットを介して案内されて可動し車両屋根に形
    成された屋根開口を開閉する可動パネルと、該可動パネ
    ルに前記支持ブラケットとは独立して連係され駆動機構
    の作動による押引動作により前記屋根開口を開閉するよ
    うに前記可動パネルを可動させるケーブルと、前記可動
    パネルと前記ケーブルとの間に配設され前記屋根開口の
    閉状態時において前記可動パネルに対する前記ケーブル
    の相対的な押引動作を許容する遊び機構を有する車両用
    スライディングルーフ装置。
  2. 【請求項2】 前記遊び機構を、前記可動パネルに固定
    され前記ケーブルの押引方向に延在する長孔を有する駆
    動ブラケット及び前記ケーブルに連係され且つ前記長孔
    内に摺動自在に連係されるリンクを有して構成した、請
    求項1記載の車両用スライディングルーフ装置。
JP167897A 1997-01-08 1997-01-08 車両用スライディングルーフ装置 Pending JPH10193980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP167897A JPH10193980A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 車両用スライディングルーフ装置

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JP167897A JPH10193980A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 車両用スライディングルーフ装置

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JPH10193980A true JPH10193980A (ja) 1998-07-28

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ID=11508180

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JP167897A Pending JPH10193980A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 車両用スライディングルーフ装置

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JP (1) JPH10193980A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102293457B1 (ko) * 2020-03-10 2021-08-25 주식회사 뉴텍엠 상호간 동반으로 제어되는 슬라이딩 도어와 탑재 리프트

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