JPH07293083A - スライドドアの閉扉装置 - Google Patents

スライドドアの閉扉装置

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JPH07293083A
JPH07293083A JP8484594A JP8484594A JPH07293083A JP H07293083 A JPH07293083 A JP H07293083A JP 8484594 A JP8484594 A JP 8484594A JP 8484594 A JP8484594 A JP 8484594A JP H07293083 A JPH07293083 A JP H07293083A
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door
closure
main body
lock
striker
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Naoki Hanaki
直樹 花木
Jun Yamagishi
純 山岸
Atsushi Kaminaga
淳 神永
Yosuke Aitani
陽介 合谷
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の組付け性を良くするとともに、剛性を高
める。 【構成】ドアロック20のベースプレート21とクロー
ジャ30のベース31とを連結したので、クロージャ3
0の動力をドアロック20側に伝えるコントロールワイ
ヤ40等の駆動伝達系の経路が短めになって、コントロ
ールワイヤ40の伸び、公差および作動時の抵抗を小さ
くでき、出伝達効率が高まるとともに、ドアロック20
とクロージャ30とを一体的に取り扱うことができて、
車両の組付け性がよくなる上に、ドアロック20のベー
スプレート21とクロージャ30のベース31とを連結
し、押力集中を生じ易い連結した部位34またはその近
傍に取付部32を形成し、取付部32をドア本体10側
に支持したので、クロージャ30の基部材などの板厚を
上げることなく、剛性の高いものにすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドア本体の開放時に
ストライカと完全に離脱するオープン位置と、半ドア時
にストライカと僅かに係合するハーフラッチ位置と、ド
アの完全閉扉時にストライカと完全に係合するフルラッ
チ位置とに回動可能にラッチ部材をドアロックの本体に
支持し、クロージャの動力によりコントロールワイヤを
引き込んで、ラッチ部材を前記ハーフラッチ位置から前
記フルラッチ位置に強制的に回動するようにしたスライ
ドドアの閉扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドアの閉扉装置として
は、特開平3−161672号公報に開示されたもの、
または、図15に示すようなものがある。すなわち、ク
ロージャ1の駆動モータ2等を取り付ける基部材3が、
ロック機構4側のベース部材5から離れており、駆動モ
ータ2の動力はコンロールケーブル6を介してロック機
構4側に伝達されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、クロージャ1の駆動モータ2等を取り付
ける基部材3が、ロック機構4側のベース部材5から離
れているため、コントロールケーブル6などの駆動伝達
系の経路が長くなり、伸び、公差、および作動時の抵抗
が大きくなって、伝達効率上好ましくなく、装置全体が
大型になり、装置の構成が複雑で部品点数も多くなり、
車両の組付け性がよくないという問題点があった。一
方、駆動伝達系の経路を短めにして、伝達効率を高める
とともに、組付け性をよくすべく、前記基部材3とベー
ス部材5とを一体的に結合したものが考えられるが、基
部材3とベース部材5とを単に結合した構成では、その
結合した部位の剛性が低く、強制閉扉した際にロック機
構4側からの反力により、前記結合した部位に応力集中
が生じて、座屈するおそれがあり、基部材などの板厚を
上げる必要がある。そこで、本発明は、このような従来
の問題点に着目してなされたもので、伝達系の経路を短
めにして、伝達効率を高めるとともに、車両の組付け性
をよくし、基部材などの板厚を上げることなく、剛性の
高いものにすことができるようにしたスライドドアの閉
扉装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
の本発明の要旨とするところは、 1 ドア本体(10)の開放時にストライカ(15)と
完全に離脱するオープン位置と、半ドア時にストライカ
(15)と僅かに係合するハーフラッチ位置と、ドアの
完全閉扉時にストライカ(15)と完全に係合するフル
ラッチ位置とに回動可能にラッチ部材(22)をドアロ
ックの本体(21)に支持し、クロージャ(30)の動
力によりコントロールワイヤ(40)を引き込んで、ラ
ッチ部材(22)を前記ハーフラッチ位置から前記フル
ラッチ位置に強制的に回動するようにしたスライドドア
の閉扉装置において、前記クロージャの本体(31)と
前記ドアロックの本体(21)とを連結し、該連結した
部位(34)またはその近傍に、前記クロージャ(3
0)の本体(31)と前記ドアロックの本体(21)と
の一方から延ばされ、前記ドア本体(10)側に支持さ
れる取付部(32)を形成したことを特徴とするスライ
ドドアの閉扉装置。
【0005】2 ドア本体(10)の開放時にストライ
カ(15)と完全に離脱するオープン位置と、半ドア時
にストライカ(15)と僅かに係合するハーフラッチ位
置と、ドアの完全閉扉時にストライカ(15)と完全に
係合するフルラッチ位置とに回動可能にラッチ部材(2
2)をドアロックの本体(21)に支持し、クロージャ
(30)の動力によりコントロールワイヤ(40)を引
き込んで、ラッチ部材(22)を前記ハーフラッチ位置
から前記フルラッチ位置に強制的に回動するようにした
スライドドアの閉扉装置において、前記ドアロックの本
体(21)に、前記コントロールワイヤ(40)が挿通
可能に案内して、前記コントロールワイヤ(40)が引
き込まれる際に前記コントロールワイヤ(40)全体が
一平面上で移動するように移動規制するガイド部材(4
5)を固設したことを特徴とするスライドドアの閉扉装
置。
【0006】3 ドア本体(10)の開放時にストライ
カ(15)と完全に離脱するオープン位置と、半ドア時
にストライカ(15)と僅かに係合するハーフラッチ位
置と、ドアの完全閉扉時にストライカ(15)と完全に
係合するフルラッチ位置とに回動可能にラッチ部材(2
2)をドアロックの本体(21)に支持し、クロージャ
の動力によりコントロールワイヤ(40)を引き込ん
で、ラッチ部材(22)を前記ハーフラッチ位置から前
記フルラッチ位置に強制的に回動するようにしたスライ
ドドアの閉扉装置において、前記クロージャの駆動を制
御するコントローラの本体(51)を前記クロージャの
本体(31)と前記ドアロックの本体(21)との少な
くとも一方に一体的に設けたことを特徴とするスライド
ドアの閉扉装置。
【0007】4 前記ラッチ部材(22)その他の機能
部品が内装される樹脂製のロックボディ(52)を備え
るとともに、前記ドアロックの本体(21)に前記ロッ
クボディ介装用の隙間をもって対向するように配される
ロックカバー(21a)を備え、前記ロックボディ(5
2)に、前記コントローラの本体(51)を一体的に形
成したことを特徴とする3項記載のスライドドアの閉扉
装置。
【0008】5 ドア本体(10)の開放時にストライ
カ(15)と完全に離脱するオープン位置と、半ドア時
にストライカ(15)と僅かに係合するハーフラッチ位
置と、ドアの完全閉扉時にストライカ(15)と完全に
係合するフルラッチ位置とに回動可能にラッチ部材(2
2)をドアロックの本体(21)に支持し、クロージャ
の動力によりコントロールワイヤ(40)を引き込ん
で、ラッチ部材(22)を前記ハーフラッチ位置から前
記フルラッチ位置に強制的に回動するようにしたスライ
ドドアの閉扉装置において、前記ドア本体(10)を開
扉するためのハンドルの動作を検出可能な検知スイッチ
(60)を、前記クロージャ(30)の本体(31)と
前記ドアロックの本体(21)との一方に一体的に設け
たことを特徴とするスライドドアの閉扉装置に存する。
【0009】
【作用】クロージャの本体(31)とドアロックの本体
(21)とを連結し、該連結した部位(34)またはそ
の近傍に、前記クロージャ(30)の本体(31)と前
記ドアロックの本体(21)との一方から延ばされ、前
記ドア本体(10)側に支持される取付部(32)を形
成したものでは、コントロールワイヤ(40)などで構
成される駆動伝達系の経路が短くなり、または構成され
る部品が少なくなって、伝達効率を向上することができ
るとともに、装置全体が小型になり、また、部品点数も
少なくなって、車両への組付け性を高めることができ
る。また、クロージャ(30)の動力によりコントロー
ルワイヤ(40)を引き込んで、ラッチ部材(22)を
ハーフラッチ位置からフルラッチ位置に強制的に回動し
て、スライドドアを閉扉する際に、ドアロック(20)
側からの反力がクロージャの本体(31)とドアロック
の本体(21)とを連結した部位(34)にかかるが、
取付部(32)がドア本体(10)側に支持されている
ため、連結した部位(34)の剛性が弱くなく、その応
力に十分耐えることができる。
【0010】ドアロックの本体(21)に、前記コント
ロールワイヤ(40)が挿通可能に案内して、前記コン
トロールワイヤ(40)が引き込まれる際に前記コント
ロールワイヤ(40)全体が一平面上で移動するように
移動規制するガイド部材(45)を固設したものでは、
コントロールワイヤ(40)がガイド部材(45)に案
内されて、一平面上でのみ移動するようになるため、例
えば、アウターケーシングなどによってコントロールワ
イヤ(40)を案内する必要がなく、部品点数が減っ
て、コストを低減することができる。
【0011】前記クロージャ(30)の駆動を制御する
コントローラ(50)の本体(51)を前記クロージャ
の本体(31)と前記ドアロックの本体(21)との少
なくとも一方に一体的に設けたものでは、コントローラ
(50)に関するハーネスが装置内に集中するようにな
り、ハーネスをまとめて取り扱うことができ、ドア本体
(10)内のハーネスの配索が簡素化される。
【0012】前記ラッチ部材(22)その他の機能部品
が内装される樹脂製のロックボディ(52)を備えると
ともに、前記ドアロックの本体(21)に前記ロックボ
ディ介装用の隙間をもって対向するように配されるロッ
クカバー(21a)を備え、前記ロックボディ(52)
に、前記コントローラの本体(51)を一体的に形成し
たものでは、ロックボディ(52)とコントローラの本
体(51)とが一体的に形成されているため、コントロ
ーラの本体(51)を特別に形成する必要がなく、部品
点数が減るとともに、組付け工数も減って、コストを低
減することができる。
【0013】前記ドア本体(10)を開扉するためのハ
ンドルの動作を検出可能な検知スイッチ(60)を、前
記クロージャ(30)の本体(31)と前記ドアロック
の本体(21)との一方に一体的に設けたものでは、リ
モートコントロール(70)の本体側に検知スイッチ
(60)を設ける必要がなく、クロージャ(30)の有
無による2つの仕様のリモートコントロール(70)を
製作する必要がなくなる。また、特別な場所に検知スイ
ッチ(60)を設ける必要がなく、組み付け工数を低減
することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例につ
いて説明する。図1〜図7は本発明の第1実施例を説明
する。図2および図3に示すように、本実施例にかかる
スライドドアは、自動車用のスライドドアであって、ス
ライドローラ11およびガイドレール12等に案内され
ることにより、開閉時の初期には、車体の側面に対し斜
後方に引出され、その後車体と平行にスライド可能にド
ア本体10が取付けられて成る。図1から図4に示すよ
うに、ドア本体10は、一体に連続する周面と側面とを
備えたインナパネル13とアウタパネル14とから成
り、ドア本体10の内部には、ドアロック20と、ドア
ロック20を駆動するクロージャ30と、アウトサイド
ハンドルおよびインサイドルハンドの操作によりドアロ
ック20を遠隔操作するリモートコントロール部70と
が配置されている。ドア開口の後側縁部には、ドアロッ
ク20に対応してストライカ15が固設されている。
【0015】図4および図5に示すように、ドアロック
20は、主に垂直面部から構成されている本体であるベ
ースプレート21に枢軸23が立設され、枢軸23によ
りラッチ部材22が、ストライカ15と完全に離脱する
オープン位置と、半ドア時にストライカ15と僅かに係
合するハーフラッチ位置と、ドアの完全閉扉時にストラ
イカ15と完全に係合するフルラッチ位置とに回動可能
に支持されている。ラッチ部材22には、被押動突起2
2aが上方へ延設されている。ラッチ部材22を回動不
能にフルラッチ位置に拘束するポール23が備えられて
いる。枢軸23の支持軸24にはオープンレバー25に
固着され、オープンレバー25を揺動させて枢軸23を
拘束解除動作させるリリースレバー26が設けられてい
る。リリースレバー26は、リモートコントロール部7
0側から延ばされる連接ロッド75側に連結されてい
る。リリースレバー26の揺動動作を検出して、ハンド
ル操作を検知する検知スイッチであるハンドルスイッチ
60が、リリースレバー26の揺動端近傍に設けられて
いる。ベースプレート21には、樹脂製のロックボディ
52を挟むようにしてロックカバー21aが固設されて
いる。ドア本体10の周面の前壁面には、ドア側給電コ
ネクター16が取付けられている。ドア開口の前側縁部
である車体のセンターピラーには、車体側給電コネクタ
ー17が取付けられている。
【0016】クロージャー30の本体であるベース31
には、ベースプレート21との連結部34とドア本体1
0に固定する固定部32とが成形されており、ベースプ
レート21とベース31とは一体に構成されている。固
定部32の一つは、そのままでは剛性が高くない連結部
34の近傍に設けられ、連結部34の座屈防止部となる
とともに、揺動片35bが当接するクロージャー30の
ストッパーも兼ねている。フルラッチスイッチ27,ハ
ーフラッチスイッチ28,クロージャモータ33,ニュ
ートラルスイッチ29およびハンドルスイッチ60は、
ハーネスを介してコントローラー側コネクター81に結
線されている。クロージャー30の動力部は、モータ3
3、減速機構36および出力ピニオン36aからなり、
出力ピニオン36aには、セクタギア36bが噛合して
おり、セクタギア36bに形成した溝には出力ピン35
が嵌装されている。出力ピン35には、コントロールワ
イヤ40の基端部が連結され、コントロールワイヤ40
がドアロック20側へ延ばされ、その先端部がクローズ
レバー37に連結されている。クローズレバー37はロ
ックカバー21aの水平面部に揺動可能に枢着され、揺
動して、ラッチ部材22の被押動突起22aを押し込
み、ラッチ部材22をハーフラッチ位置からフルラッチ
位置に強制的に回動するものである。ロックカバー21
aには、クロージャー30の作動時にコントロールワイ
ヤ40を一平面上に移動すべくコントロールワイヤ40
を挿通可能に案内するガイド部材45が、クランプ46
を介して固定されている。車体側給電コネクター17,
ドア側給電コネクター16は、ラッチ部材22がストラ
イカ15に係合する手前で電源を供給する端子と、ハー
フラッチ時に通電して信号を出す端子によりそれぞれ構
成されている。
【0017】次に、作用を説明する。ドア本体10を閉
めていくと、ラッチ部材22がストライカ15に僅かに
係合するハーフラッチ状態の手前で、車体側給電コネク
ター17の端子によりドア本体10内のリモートコント
ロール部70に電源が供給される。さらに、ドアロック
20がハーフラッチ状態になると、ドア側給電コネクタ
ー16の端子がつながり、リモートコントロール部70
に信号を出し、クロージャー30のクロージャモータ3
3が一方に回転し、出力ピニオン36a、セクタギア3
6b、出力ピン35およびコントロールワイヤ40を介
してクローズレバー37が引かれて揺動する。このと
き、ガイド部材45がコントロールワイヤ40を一平面
上でのみ移動するように案内し、他の方向へ移動するの
を規制する。
【0018】クローズレバー37が揺動すると、クロー
ズレバー37がラッチラッチ部材22の被押動突起22
aを押してラッチ22をハーフラッチ位置からフルラッ
チ位置に回動させ、枢軸23がラッチ部材22に係止し
てラッチ部材22を回動不能にフルラッチ位置に拘束す
る。ドア本体10は完全な閉扉状態になる。
【0019】前後して、フルラッチスイッチ27が作動
し、クロージャモータ33が逆方向に回転し、ニュウト
ラルスイッチ29が作動すると、回転停止する。クロー
ジャー30により、ドアロック20をハーフラッチ状態
からフルラッチ状態にする際に、その反力がコントロー
ルワイヤ40、出力ピン35、セクタギア36bおよび
出力ピニオン36aを介してベース31の連結部34に
かかる。このとき、連結部34が固定部32を介してド
ア本体10に支持されているため、特に連結部34に応
力集中が生じることがなく、反力を十分に受け止めるこ
とができる。一方、ドア本体10を勢いよく閉めること
で、ラッチ部材22はストライカ15に完全に係合し、
枢軸23がラッチ部材22に係止してラッチ部材22を
回動不能にフルラチ位置に拘束し、それにより、ドア本
体10は完全な閉止状態になる。
【0020】図8から図10は、本発明の第2実施例を
示している。第2実施例においては、第1実施例の構成
と同種の構成には、第1実施例の構成と同一の番号を付
して説明する。すなわち、コントローラ50の本体であ
るコントロールボディ51とロックボディロックボディ
52とが樹脂材で一体的に形成されているものである。
ロックボディ52内には、ラッチ部材22および枢軸2
3等が内装され、コントロールボディ51内には、プリ
ント基板53が内装されている。コントローラ50とド
アロック20とを一体的に構成することができ、各種の
ハーネスを遠くまで延ばす必要がなく、ハーネスをまと
めて配索することができるとともに、コントローラー側
コネクター81とドア側給電コネクター16とを直接的
に結線することができる。
【0021】図11および図12、並びに、図13およ
び図14は第2実施例の変形例をそれぞれ示しており、
前者は、ロックカバー21aの水平面部にコントローラ
50bを支持したもので、コントローラ50aは、ロッ
クカバー21aに嵌着するコントローラの本体であるコ
ントロールボディ54と、コントロールボディ54に外
嵌するカバー部材55と、カバー部材55に内装され、
コントロールボディ54およびカバー部材55により支
持されるプリント基板56とから成る。カバー部材55
には嵌着用の溝部55aが形成され、嵌着用の溝部55
aがベース31から延設された突起片31bに嵌着して
いる。また、後者は、ベース31の連結部34に取付用
の突起34aが延設され、取付用の突起34aに、コン
トローラ50bのカバー部材57が嵌着されているもの
である。カバー部材57の側壁部には嵌着用の溝部58
が形成されている。カバー部材57には、図示省略した
コントロールボディおよびプリント基板が内装されてい
る。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかるスライドドアの閉扉装置
によれば、ドアロックの本体とクロージャの本体とを連
結したので、クロージャの動力をドアロック側に伝える
駆動伝達系の経路が短めになって、その伸び、公差およ
び作動時の抵抗がそれぞれ小さくなり、伝達効率が高ま
るとともに、ドアロックとクロージャとを一体的に取り
扱うことができて、車両の組付け性がよくなる上に、ド
アロックの本体とクロージャの本体とを連結した部位ま
たはその近傍に取付部を形成し、取付部をドア本体側に
支持したので、クロージャの基部材などの板厚を上げる
ことなく、剛性の高いものにすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の正面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すスライドドアの斜視
図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すスライドドアの斜視
図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の装着状態斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の平面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の要部分解斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すスライドドアの閉扉
装置の装着状態分解斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例を示すスライドドアの閉
扉装置の斜視図である。
【図11】本発明の第2実施例の変形例を示すスライド
ドアの閉扉装置の要部分解斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例の変形例を示すスライド
ドアの閉扉装置の要部斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例の他の変形例を示すスラ
イドドアの閉扉装置の要部斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例の他の変形例を示すスラ
イドドアの閉扉装置の要部分解斜視図である。
【図15】従来例を示すスライドドアの閉扉装置の装着
状態斜視図である。。
【符号の説明】
10…ドア本体 15…ストライカ 20…ドアロック 21…ベースプレート 30…クロージャー 31…ベース 32…固定部 40…コントロールワイヤ 45…ガイド部材 50…コントローラ 51…コントロールボディ 52…ロックボディ 60…ハンドルスイッチ(検知スイッチ) 70…リモートコントロール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合谷 陽介 神奈川県横浜市磯子区丸山1丁目14番7号 株式会社大井製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア本体の開放時にストライカと完全に離
    脱するオープン位置と、半ドア時にストライカと僅かに
    係合するハーフラッチ位置と、ドアの完全閉扉時にスト
    ライカと完全に係合するフルラッチ位置とに回動可能に
    ラッチ部材をドアロック本体に支持し、クロージャの動
    力によりコントロールワイヤを引き込んで、ラッチ部材
    を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に強制
    的に回動するようにしたスライドドアの閉扉装置におい
    て、 前記クロージャの本体と前記ドアロックの本体とを連結
    し、 該連結した部位またはその近傍に、前記クロージャの本
    体と前記ドアロックの本体との一方から延ばされ、前記
    ドア本体側に支持される取付部を形成したことを特徴と
    するスライドドアの閉扉装置。
  2. 【請求項2】ドア本体の開放時にストライカと完全に離
    脱するオープン位置と、半ドア時にストライカと僅かに
    係合するハーフラッチ位置と、ドアの完全閉扉時にスト
    ライカと完全に係合するフルラッチ位置とに回動可能に
    ラッチ部材をドアロックの本体に支持し、クロージャの
    動力によりコントロールワイヤを引き込んで、ラッチ部
    材を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に強
    制的に回動するようにしたスライドドアの閉扉装置にお
    いて、 前記ドアロックの本体に、前記コントロールワイヤが挿
    通可能に案内して、コントロールワイヤが引き込まれる
    際に前記コントロールワイヤ全体が一平面上で移動する
    ように移動規制するガイド部材を固設したことを特徴と
    するスライドドアの閉扉装置。
  3. 【請求項3】ドア本体の開放時にストライカと完全に離
    脱するオープン位置と、半ドア時にストライカと僅かに
    係合するハーフラッチ位置と、ドアの完全閉扉時にスト
    ライカと完全に係合するフルラッチ位置とに回動可能に
    ラッチ部材をドアロックの本体に支持し、クロージャの
    動力によりコントロールワイヤを引き込んで、ラッチ部
    材を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に強
    制的に回動するようにしたスライドドアの閉扉装置にお
    いて、 前記クロージャの駆動を制御するコントローラの本体を
    前記クロージャの本体と前記ドアロックの本体との少な
    くとも一方に一体的に設けたことを特徴とするスライド
    ドアの閉扉装置。
  4. 【請求項4】前記ラッチ部材その他の機能部品が内装さ
    れる樹脂製のロックボディを備えるとともに、前記ドア
    ロックの本体に前記ロックボディ介装用の隙間をもって
    対向するように配されるロックカバーを備え、 前記ロックボディに、前記コントローラの本体を一体的
    に形成したことを特徴とする請求項3記載のスライドド
    アの閉扉装置。
  5. 【請求項5】ドア本体の開放時にストライカと完全に離
    脱するオープン位置と、半ドア時にストライカと僅かに
    係合するハーフラッチ位置と、ドアの完全閉扉時にスト
    ライカと完全に係合するフルラッチ位置とに回動可能に
    ラッチ部材をドアロックの本体に支持し、クロージャの
    動力によりコントロールワイヤを引き込んで、ラッチ部
    材を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に強
    制的に回動するようにしたスライドドアの閉扉装置にお
    いて、 前記ドア本体を開扉するためのハンドルの動作を検出可
    能な検知スイッチを、前記クロージャの本体と前記ドア
    ロックの本体との一方に一体的に設けたことを特徴とす
    るスライドドアの閉扉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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