JPH076456Y2 - 自動ドア開閉装置 - Google Patents

自動ドア開閉装置

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JPH076456Y2
JPH076456Y2 JP14324487U JP14324487U JPH076456Y2 JP H076456 Y2 JPH076456 Y2 JP H076456Y2 JP 14324487 U JP14324487 U JP 14324487U JP 14324487 U JP14324487 U JP 14324487U JP H076456 Y2 JPH076456 Y2 JP H076456Y2
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克行 布施
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Nippon Cable System Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動ドア開閉装置に関する。さらに詳しくは、
自動車などのドアをドア内に収納された駆動手段によっ
て自動的に開閉することができる開閉装置に関する。
本考案の代表的な利用分野は自動車であるが、これに限
らず種々の陸上車輌、船舶、航空機、建物などにも利用
しうる。
[従来の技術] 従来この種の自動ドア開閉装置としては特開昭59−3848
3号公報に示されたものがある。
この装置は第10図に示されるように、車体(51)に一端
を枢着されたロッド(52)の他端にギヤードケーブル
(55)を連結し、該ギヤードケーブル(55)をドア(5
3)内部の適所に固定された導管(54)により案内し、
ギヤードケーブル(55)を押し引きすることにより前記
ロッド(52)を押動、牽引しドア(53)を開閉するよう
に構成されている。
そしてギヤードケーブル(55)を押し引きするために、
ドアー(53)内部にはモータとそれにより回転させられ
るピニオンが設けられており、ピニオンの歯がギヤード
ケーブル(55)の螺施突条(56)に噛み合わせられてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところで前記従来例では、ギヤードケーブルを用いてい
るため、螺施突条の摩滅、変形が避けられないという問
題がある。したがって長期間使用していくうちに、ガタ
が大きくなり、動作が不安定となったり騒音を発生する
という問題が生じる。
本考案はかかる事情に鑑み、長期間使用しても円滑な運
転が可能な信頼性の高いドア開閉装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の自動ドア開閉装置は、ドアを開閉するための開
閉ロッドを押し引きするための従動リンクと、従動リン
クを揺動させるための原動リンクと、原動リンクを固定
軸まわりに揺動させるために該原動リンクの両端部にそ
れぞれ連結された引き操作用ケーブルと、ケーブル巻き
取り装置を備えた電動機から構成されている。
なお前記引き操作用ケーブルとしてはプルケーブルが用
いられるがプッシュプルケーブルを用いてもよい。いず
れにしても本考案のケーブルは螺施突条を有しておらな
い、通常のコントロールケーブルにより原動リンクに引
き操作が加えられる点に特徴がある。
引き操作用ケーブルに引き動作をさせる手段としては、
適宜の駆動手段を自由に選択することができる。
[作用] 本考案においては、適宜の駆動手段で引き操作用ケーブ
ルを引くと原動リンクが揺動し、それにともない従動リ
ンクが動いて開閉ロッドを押し引きする。それによって
ドアが開閉される。
本考案ではドア開閉操作力の伝達をギヤードケーブルで
なく通常のケーブルを用いて行いうるよう構成している
ため、ギヤードケーブルの螺施突条の摩耗、変形に伴
う、ガタや騒音などの問題が生じない。したがって、長
期間円滑なドアの開閉を行なうことができる。
[実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。
第1A図および第1B図は本考案の一実施例にかかわる自動
ドア開閉装置の側面図および正面図、第2〜3図は同装
置におけるドア開放動作の説明図、第4図は同装置にお
けるドア閉止動作の説明図、第5図は同装置における手
動開放動作の説明図、第6〜7図は同装置を取りつけた
ドアの閉止状態における透視図および横断面図、8〜9
図は前記ドアの開放状態における透視図および横断面図
である。
以下、自動車のドアに適用した実施例について説明す
る。
第6〜7図において、(1)は自動車のセンターピラ
ー、(2)はドアである。ドア(2)は上下方向の支軸
(3)を備える上下一対のヒンジ(4)によってセンタ
ーピラー(1)に開閉自在に取りつけられている。ドア
(2)はアウタパネル(2a)とインナパネル(2b)と前
端板(2c)、後端板(2d)とによって箱形に構成されて
おり、その内部空間に本考案の装置(10)が収納されて
いる。
(5)はドア(2)を開閉するための開閉ロッドであ
り、一端がセンタピラー(1)に回動自在に連結されて
おり、他端がドア(2)の内部空間内に入れられてい
る。この開閉ロッド(5)は車体側に連結されるロッド
(6)と開閉装置(10)側に連結されるロッド(7)か
ら構成されており、ロッド(6)とロッド(7)とはジ
ョイント(8)で連結されている。
(11)はドアのロックを解除するためのノブで、これに
はケーブル(12)が接続されている。また(13)はドア
のロック装置で公知のラッチとストライカとから構成さ
れている。そしてこれにもケーブル(14)が接続されて
いる。
(15)、(16)は開閉装置(10)の駆動手段を構成する
巻取ドラムと電動モータである。巻取ドラム(15)には
開閉装置(10)の引き操作用ケーブル(17)、(18)が
巻回されており、モータ(16)により巻取ドラム(15)
が一方向に回転させられるとケーブル(17)が引かれ、
反対方向に回転させられるとケーブル(18)が引かれる
ようになっている。
つぎに開閉装置(10)の詳細を第1A〜1B図に基づき説明
する。
同図において、(21)は従動リンク、(22)は原動リン
クである。従動リンク(21)は片腕リンクであり、ドア
(2)のインナパネル(2b)に取りつけられた固定軸
(20)にその基端部が支軸されている。先端部には前記
開閉ロッド(5)のロッド(7)が連結されている。こ
の従動リンク(21)の基部には扇形のカム板部(23)が
形成されており、そのカム板部(23)にはロック溝(2
4)、遊動溝(24a)が形成されている。
原動リンク(22)は両腕リンクであり、中央部が前記固
定軸(20)によって回転自在に軸支されている。そして
原動リンク(22)の両端には引き操作用の前記ケーブル
(17)、(18)がそれぞれ連結され、ケーブル(17)が
引かれたとき時計廻りに揺動し、ケーブル(18)が引か
れたとき反時計廻りに揺動するようになっている。
原動リンク(22)の上部中間には支軸(25)が固定され
ており、この支軸(25)にはロックレバー(26)が揺動
自在に軸着されている。ロックレバー(26)の前記支軸
(25)より少し下方の部位にはピン取付部(27)が側方
に突出して形成されており、それにはロックピン(28)
が固定されている。このロックピン(28)の先端部は従
動リンク(21)のロック溝(24)と遊動溝(24a)に入
れられている。
ロックレバー(26)の下方部にはピン(31)が通されて
おり、該ピン(31)を介して前記ノブ(11)に接続され
たケーブル(12)と前記ロック装置(13)に接続された
ケーブル(14)とが連結されている。またロックレバー
(26)の最下部と前記原動リンク(22)との間にはリタ
ーンスプリング(32)が介装されている。
ロックレバー(26)の上端部からはアーム(33)が従動
リンク(21)の方に延びており、ロックレバー(26)の
反時計廻りの動きを従動リンク(21)に伝えるようにな
っている。
つぎに本実施例の作用を説明する。
第1B図に示された状態はドアが閉止され、開閉装置(1
0)がロックされている状態である。ドア(2)の自動
開閉動作はつぎのようにして行われる。
(自動開放) ドア(2)の自動開放は巻取ドラム(15)を駆動してケ
ーブル(18)を引くことにより行われる。
第2図〜3図に示されるように、ケーブル(18)が引か
れると原動リンク(22)が固定軸(20)を中心として反
時計方向に回動する。原動リンク(22)の回動初期にお
いて、ロックレバー(26)は第2図に示されるように、
従動リンク(21)とアーム(33)との接触点を支点にし
て時計方向に少し回動してロックピン(28)をロック溝
(24)から抜き出す。この動作はロックレバー(26)上
端部のアーム(33)が従動リンク(21)に当接して動け
ないにもかかわらず、支軸(25)で原動リンク(22)に
連結されている中間部が原動リンク(22)に追随して動
かされることにより生ずる。ロックレバー(26)の前記
回動動作によってケーブル(14)も少し引かれて、ロッ
ク装置(13)のラッチとストライカの係合を外し、ドア
(2)のロックが解除される。
引き続いて行なわれる原動リンク(22)の反時計方向回
動により、第3図に示されるように従動リンク(21)も
反時計方向に回動する。この動作は従動リンク(21)が
原動リンク(22)に支軸(25)で連結されているロック
レバー(26)のアーム(33)に押されることにより生ず
る。これによりロッド(7)が押されてドア(2)が開
けられる。このようにして開けられたドア(2)および
開閉装置(10)の状態が第8〜9図に示されている。
(自動閉止) ドア(2)を閉めるばあいは巻取ドラム(15)を逆転さ
せ、ケーブル(17)を引くことにより行なわれる。
第4図に示されるように、ケーブル(17)が引かれると
原動リンク(22)が時計方向に回動し、その回動初期に
おいてロックレバー(26)が反時計方向に少し回動して
ロックピン(28)をロック溝(24)に入れる。それによ
り従動リンク(21)は原動リンク(22)と一体となるの
で、時計方向に回動する。これにより、ロッド(7)が
引かれてドア(2)が閉じられる。
(手動開閉操作) 手動でドア(2)を開けるときは、ノブ(11)を引いて
ケーブル(12)を介してロックレバー(26)を回動さ
せ、ロックピン(28)をロック溝(24)から抜き出す。
このようにしてロックピン(28)がロック溝(24)から
抜け出ると、ロックピン(28)は遊動溝(24a)内を動
くので第5図に示されるように従動リンク(21)は原動
リンク(22)に対し回転が自由になる。したがって、手
でドア(2)を引けば自由に開くことができる。そして
そのとき従動リンク(21)と原動リンク(22)とは機構
的に切れているので、従動リンク(21)の動きが巻取ド
ラム(15)やモータ(16)に影響を及ぼすことがない。
さらにドア(2)を閉めるときは、手でドア(2)を押
せばよく、そのとき従動リンク(21)は時計方向に動か
される。そしてドア(2)が閉められとき、従動リンク
(21)および原動リンク(22)は第1B図に示される状態
に復帰する。
本実施例のドア開閉動作は以上のとおりであるが、本実
施例における操作力伝動手段は通常のプルケーブルある
いはプッシュプルケーブルの内索であって螺施突条など
を有しないものである。動力の伝達はケーブル自体に作
用する張力によって負担しているため、耐久力があり、
したがって本実施例は長期にわたって円滑かつ確実な動
作を期待することができる。
[考案の効果] 本考案のドア開閉装置は、耐久性に富み、騒音の発生が
なく、長期にわたって高い信頼性を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図は本考案の一実施例にかかわる自動
ドア開閉装置の側面図および正面図、第2〜3図は同装
置におけるドア開放動作の説明図、第4図は同装置にお
けるドア閉止動作の説明図、第5図は同装置における手
動開放動作の説明図、第6〜7図は同装置を取りつけた
ドアの閉止状態における透視図および横断面図、第8〜
9図は前記ドアの開放状態における透視図および横断面
図、第10図は従来のドア開閉装置の要部平面図である。 (図面の主要符号) (10):ドア開閉装置 (17)、(18):引き操作用ケーブル (21):従動リンク (22):原動リンク (26):ロックレバー (28):ロックピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアを開閉するための開閉ロッドを押し引
    きするための従動リンクと、従動リンクを揺動させるた
    めの原動リンクと、原動リンクを固定軸まわりに揺動さ
    せるため該原動リンクの両端部にそれぞれ連結された引
    き操作用ケーブルと、ケーブル巻き取り装置を備えた電
    動機からなる自動ドア開閉装置。
JP14324487U 1987-09-18 1987-09-18 自動ドア開閉装置 Expired - Lifetime JPH076456Y2 (ja)

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JP14324487U JPH076456Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 自動ドア開閉装置

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JP14324487U JPH076456Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 自動ドア開閉装置

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JPS6446377U JPS6446377U (ja) 1989-03-22
JPH076456Y2 true JPH076456Y2 (ja) 1995-02-15

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