JP2001193328A - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JP2001193328A
JP2001193328A JP2000005788A JP2000005788A JP2001193328A JP 2001193328 A JP2001193328 A JP 2001193328A JP 2000005788 A JP2000005788 A JP 2000005788A JP 2000005788 A JP2000005788 A JP 2000005788A JP 2001193328 A JP2001193328 A JP 2001193328A
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明弘 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半ドア状態から自動的に本閉じ状態に移行す
るドアロック装置において、構造を簡略化し、ドアのス
ムーズな開閉を確保すること。 【解決手段】 ドアロック装置は、ストライカ1、ラッ
チ3、ラッチレバー5、クローズレバー7、フックレバ
ー34及びオープンレバー12を備える。ラッチ3は半
ドア状態を経て本閉め状態に回動してストライカ1に係
合し、ラッチレバー5はラッチ3と連動する。クローズ
レバー7が回動するとフックレバー34が水平移動し、
フック部32がラッチレバー5に係脱して半ドア状態の
ラッチ3を本閉め状態に回動し、その後元の位置に戻
る。フックレバー34及びベースプレート6に、フック
レバー34の水平移動をガイドする2組のガイド手段を
設ける。オープンレバー12は回動操作によりラッチ3
をオープン方向へ回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアロック装置に
関し、特に自動車のバックドア等をロックするのに好適
なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車がバックドアを半ドア状態
で走行しても安全なように、あるいは乱暴にバックドア
を車体側に衝突させて本閉じ状態としなくても済むよう
に、半ドア状態から自動的に本閉じ状態に移行するドア
ロック装置が知られている。上記従来のドアロック装置
について図8〜図13を用いて説明するが、本件発明と
多くの点で同じ機構を備えているので、本件発明の前提
として詳しく説明する。
【0003】図8に示すように、自動車の後部開口の下
縁には、門形に屈曲したストライカ1が固定してある。
自動車のバックドアBDにはドアロック装置の本体機構
2が装着される。本体機構2は、バックドアBDの下面
において外部に露出する筺体2aと、この筺体2aの上
面(取り付けた状態において)を覆うカバープレート2
b及びカバープレート2bから上方に直角に張り出し、
バックドア構造の内部に突出して配置される基体となる
ベースプレート6を備える。これらは厚板で頑丈に構成
され、後述の各部材を取り付けた後溶接することにより
確実に一体化される。なお、筺体2a及びカバープレー
ト2bの両側には、本体機構2をバックドアBDの下面
にボルト止めするためのフランジ14が設けられる。
【0004】筺体2aとカバープレート2bが構成する
収納部には、ラッチ3とディテントレバー11がほぼ上
下方向のシャフト4及びシャフト11aによって回動可
能に軸支されており、ラッチ3は第1のコイルバネ17
によって図11において右回転方向(フルオープン方
向)に常時付勢され、また、ディテントレバー11は第
2のコイルバネ21によって左回転方向に常時付勢され
ている。ラッチ3は、第1の段部18と第2の段部19
を有すると共に大きくえぐれた切欠13を備える。切欠
13はストライカ1を受け入れる幅と深さを持つ。ま
た、切欠13の前記第2の段部19側は当り面15aと
なっていて、ラッチ3のフルオープン位置(図11の状
態)では筺体2aの正面に向け、ストライカ進入口15
を横断して位置している。
【0005】ディテントレバー11は、ストライカ進入
口15の開口側と逆側に二股に分かれた部分を有し、ラ
ッチ3側の一方が係止突起20とされ、第2のコイルバ
ネ21の付勢で常時ラッチ3の周縁に接しており、他方
は当接片22となっている。なお、係止突起20はラッ
チ3の左回転を許容するが、第1の段部18及び第2の
段部19に落ち込むと第1のコイルバネ17の付勢に対
抗し、ラッチ3が右回転するのを阻止する。ただし、当
接片22に力を加えて右に回動させると、係止突起20
と第1及び第2の段部18,19との係合を解くことが
できる。
【0006】ラッチ3のシャフト4はカバープレート2
bを越えてバックドアBDの内部に延び、その先端部に
ラッチレバー5を固定してある。従って、ラッチレバー
5はラッチ3と一体となって、図10に示すように、フ
ルオープン位置aからハーフラッチ位置b及びフルラッ
チ位置cを経由して、オーバーラン位置dまで可逆的に
回動する。また、ベースプレート6に形成された開口部
16を挟んでリミットスイッチ8がカバープレート2b
に取付けられている。このスイッチ8はハーフラッチ位
置(半ドア状態)を検出するためのものである。
【0007】図8及び図9に示すように、ベースプレー
ト6の前面には、クローズレバー7が軸7aによって軸
着され、ベースプレート6に設けたストッパー6a,6
b間を回動するようになっている。クローズレバー7は
細長い桿状に形成され、その下端にラッチレバー5側へ
湾曲するフック部32が形成され、クローズレバー7の
上端は、クロージャーモータ7cで押し引きされるギヤ
ドワイヤ7bの取り付け部となっている。クローズレバ
ー7の下端部に形成したフック部32は、ラッチレバー
5の側面に形成された係合凹部33と対向し、クローズ
レバー7が右方向に回動すると、ラッチレバー5を左回
転させる。
【0008】ベースプレート6の前面には、リミットス
イッチ9,10が取り付けられる。リミットスイッチ9
は、クローズレバー7が図8において右回転してストッ
パー6bに当接するときにONとなるラッチ位置検出用
であり、リミットスイッチ10は、クローズレバー7が
左回転してストッパー6aに当接するときにONとなる
ラッチ位置検出用である。これらのリミットスイッチ
8,9,10は図外のコントローラーに接続され、クロ
ージャーモータの駆動を制御する。
【0009】ベースプレート6の後方にはオープンレバ
ー12が回動可能に軸着されているオープンレバー12
は、バックドアBDを構成する構造の内部に位置する操
作部12aと、軸25から下方へ延出した作用部12b
とが形成されている。作用部12bは前記の筺体2aの
内部に入り、ディテントレバー11の当接片22と係合
している。そして、図9に示すように、操作部12aを
押してオープンレバー12を左方向に回動させると、作
用部は右方向に移動してディテントレバー11の当接片
22を回動させ、ラッチ3とディテントレバー11との
係合を解除することができる。
【0010】バックドアBDを開けた状態では、ドアロ
ック装置のラッチ3は図11に示すフルオープン位置に
ある。バックドアBDを閉じるとき、ラッチ3の当たり
面15aがストライカ1と衝突し、図において左に回転
する。回転に伴ってラッチ3の切欠13はストライカ1
をくわえ込み、またディテントレバー11の係止突起2
0が第1の段部18に係合する(図12)。この状態で
はラッチ3がストライカ1に一応係合しており、ラッチ
3はディテントレバー11と第1の段部18との係合に
より、逆回転(右回転)ができないので、ドアが開いて
しまうことはない。しかし、閉め状態が不安定ないわゆ
る半ドア状態にある。
【0011】ラッチ3が半ドア状態に回動することによ
り、ラッチレバー5も回動してリミットスイッチ8がO
Nとなる。これにより、クロージャーモータ7cが回動
して、ギアドワイヤを介してクローズレバー7を、図9
においてストッパ−6bに当たるまで右回転させる。す
ると、クローズレバー7の先端部であるフック部32が
ラッチレバー5を左回転させるので、外部から見るとラ
ッチ3はさらに左回転して図13のフルラッチ状態とな
る。すなわち、ストライカ1はラッチ3の切欠15の奥
部に完全にはまり込み、また、ディテントレバー11の
係止突起20がラッチ3の第2の段部19と係合してラ
ッチ3の逆回転を阻止した本閉じ状態となる。
【0012】ストッパー6bと当接するまで回動された
クローズレバー7はリミットスイッチ9をONとし、コ
ントローラーはクロージャーモータ7cの正回転を停止
し、次いで逆回転を指令する。クロージャーモータ7c
の逆回転によって、クローズレバー7は今度は反対側の
ストッパー6aに当接するまで左回転し、リミットスイ
ッチ10をONとする。これによりクロージャーモータ
の駆動は停止し、クローズレバー7はニュートラル位置
に戻って、そのフック部32はラッチレバー5から外れ
る。なお、各リミットスイッチ8,9,10は、ラッチ
レバー5やクローズレバー7による押圧が解かれるとO
FFとなり、次のON作動を待機する。ラッチ3がフル
ラッチ位置の時、リミットスイッチ8はOFFである。
また、ラッチレバー5は、クローズレバー7から自由と
なっても、ラッチ3はディテントレバー11と係合して
いるために自由に回動することはできない。
【0013】バックドアBDを開けるときは、オープン
レバー12の操作部12aを下方に押す。すると、オー
プンレバー12が左回転して作用部12bの先端がディ
テントレバー11の当接片22を押し、係止突起20と
ラッチ3の第2の段部19との係合を解除するので、ラ
ッチ3は第1のコイルバネ17に付勢された一挙にオー
プン位置まで回動し、バックドアBDと車体との係止が
解かれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ドアロック装置は、クロージャーモータ7cを用いて半
ドア状態から本閉じ状態に移行するので、ドアを乱暴に
閉じる必要もなく、走行時にドアが開く危険性を回避す
る事ができて安全性が向上した。
【0015】しかし、上記従来のドアロック装置におい
ては、クローズレバー7を回動させてその先端のフック
部32をラッチレバー5に係止させるので、クローズレ
バー7が前後に振れて回動面に交差するよう傾斜した
り、ラッチレバー5ががたつくと、フック部32がラッ
チレバー5の上面に乗り上げて動かなくなってしまう。
このような事態が発生すると、バックドアBDが開閉不
能となったり、クロージャーモータ7cが破損する虞が
ある。特に、救急車等の緊急車輌では、バックドアBD
の閉じ状態を確認するため、半ドア状態から本閉め状態
へ自動的に進行している最中、バックドアBDを上下に
激しく揺するので、ラッチレバー5とクローズレバー7
ががたついて食い込みやすい。
【0016】本発明は、従来のドアロック装置が具備す
るこの欠点を改良し、ラッチレバーとこれに係合するフ
ック部との食い込みを防いで、ドアのスムーズな開閉を
確保でき、しかも構造が簡単なドアロック装置を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のドアロック装置
は、基本とする構造は従来のドアロック装置と同様であ
るが、クローズレバー7の下部に、フック部32を有す
るフックレバー34の端部を回動可能に軸着し、クロー
ズレバー7の回動に伴って、フックレバー34はラッチ
レバー5に接離する方向に水平移動して、そのフック部
32でラッチレバー5を押圧回動することにより半ドア
状態のラッチ3を本閉め状態に回動し、さらに、その後
ラッチレバー5から外れた元の位置に戻るようにし、フ
ックレバー34及びベースプレート6に、フックレバー
34の水平移動をガイドする2組のガイド手段をそれぞ
れ設ける。本発明のドアロック装置によると、ラッチレ
バー5と係合するフックレバー34のフック部32が、
2組のガイド手段に案内されて常にラッチレバー5の係
合面に対して平行状態を維持して移動するので、回動運
動するフック部のようにラッチレバー5に食い込むこと
が無く、このため、ドアのスムーズな開閉を確保でき
る。
【0018】クローズレバー7の軸着部よりも下部に軸
線に沿って長孔35aを穿設すると共に、長孔35aに
摺動自在に係合したガイド軸34aを介してフックレバ
ー34を軸着し、一方のガイド手段を、フックレバー3
4に穿設された水平状のガイド長孔34bと、本体機構
2のベースプレート6に装着されて、フックレバー34
のガイド長孔34bに摺動自在に係合するフックレバー
ガイドピン60とから構成し、他方のガイド手段を、本
体機構2のベースプレート6に穿設された水平状のガイ
ド長孔61と、フックレバー34に装着されて、ベース
プレート6のガイド長孔61に摺動自在に係合するフッ
クレバーガイドピン34cとから構成することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は、本発明の実施形
態である自動車のバックドアに用いるドアロック装置を
示す。なお、従来のドアロック装置と同一部分には共通
の符号を付すが、詳細な説明は省略する。また、説明の
都合上、図1の状態で上下左右及び前後を定める。
【0020】ドアロック装置はストライカ1と本体機構
2を備える。ストライカ1は門形に屈曲した頑丈な部材
である。本体機構2は、筺体2aの内部にストライカ1
に係合するラッチ機構を納め、そのラッチレバー5がカ
バープレート2bの上面に配置されている。カバープレ
ート2bからベースプレート6が上方に直角に配置さ
れ、ベースプレート6の後面にオープンレバー12が配
置されて、カバープレート2bから立設された起立片2
8に軸着されている(図5)。オープンレバー12の操
作部12aには円弧状孔12cが穿設され、この円弧状
孔12cに操作ケーブル26の先端が摺動可能に係止さ
れている。
【0021】ベースプレート6の前面にはクローズレバ
ー7が配置される。クローズレバー7は、クロージャー
モーター7cの回転に伴って回動するギア部材30に連
結ロッド31を介して接続されている。また、クローズ
レバー7はベースプレート6の前面側に軸7aによって
軸着され、軸7aの下方において、クローズレバー7は
上部の軸線に対して鈍角を持って屈曲し、短い取付部3
5が形成されている。クローズレバー7の取付部35に
は、その軸線に沿って長孔35aが穿設されると共に、
長孔35aに摺動自在に係合されたガイド軸34aによ
って板状のフックレバー34が軸着されている。フック
レバー34の下縁部には、かぎ状のフック部32を形成
してあり、このフック部32がラッチレバー5の係合凹
部33と対向している。また、フックレバー34の中央
部には、ほぼ水平状にガイド長孔34bが穿設され、ガ
イド長孔34bの側方にフックレバーガイドピン34c
が装着されている。
【0022】ベースプレート6の下部には、フックレバ
ー34のガイド長孔34bと摺動自在に係合する他のフ
ックレバーガイドピン60が固着され、他のフックレバ
ーガイドピン60の側方に、ほぼ水平状の他のガイド長
孔61が穿設されている。この他のガイド長孔61には
フックレバー34のフックレバーガイドピン34cが摺
動自在に係合されている。そして、フックレバー34の
ガイド長孔34bとベースプレート6の他のフックレバ
ーガイドピン60、及び、フックレバー34の他のフッ
クレバーガイドピン34cとベースプレート6の他のガ
イド長孔61とは、それぞれフックレバー34を水平方
向に案内するガイド手段を構成している。
【0023】従って、図1において、クローズレバー7
を軸7aを中心に回動すると、クローズレバー7の下端
に軸着したフックレバー34は、2組のガイド手段に案
内されて、ラッチレバー5の係合凹部33に接離するよ
う安定して水平移動する。クロージャーモータ7cを作
動させてクローズレバー7の上端部を右方向に回動させ
ると、フックレバー34の下縁部に形成したかぎ状のフ
ック部32は係合凹部33と当接する。さらにクローズ
レバー7を右回転させると、フック部32がラッチレバ
ー5の先端部を押圧して、ラッチレバー5を左回転させ
ることができる。
【0024】クローズレバー7の駆動機構(図7)は、
バックドアBDの本体機構2に近接して配置されてい
る。駆動機構は、ベースプレート6から張り出す第2の
ベースプレート50を有する。第2のベースプレート5
0には、中間部周縁に多数の歯を有するギア部材30の
中心部が回動可能に軸着されている。ギア部材30のベ
ースプレート6よりの端部から張り出した腕部30aの
先端には連結ロッド31の一端部が軸着され、連結ロッ
ド31の他端部はクローズレバー7の上端部に軸着され
ている。ギア部材30の周縁に形成された歯は、クロー
ジャーモータ7cにより駆動されるピニオン51と噛合
している。
【0025】第2のベースプレート50には、更にリミ
ットスイッチ9,10が取り付けられる。リミットスイ
ッチ9は、ギア部材30が右回転してその側縁部に当接
するときにONとなるオーバーラン位置検出用であり、
リミットスイッチ10は、ギア部材30が左回転してそ
の他側縁に当接するときにONとなるクローズレバー7
のニュートラル位置検出用である。これらのリミットス
イッチ9,10は図外のコントローラーに接続され、ク
ロージャーモータ7cの駆動を制御する。
【0026】図2に示すように、クローズレバー7がニ
ュートラル位置にある時、ガイドピン34cが他のガイ
ド長孔61の右端に位置すると共に、他のガイドピン6
0がガイド長孔34bの左端に位置し、フックレバー3
4のフック部32はラッチレバー5から離れた位置にあ
る。バックドアBDが半ドア状態になると、ベースプレ
ート6の後方に配置されたリミットスイッチ8(図6)
がONとなるので、クロージャーモータ7cは正回転を
開始し、ギア部材30を右回転させる。すると、ギア部
材30に連結された連結ロッド31に引かれて、クロー
ズレバー7を軸7aを中心に右回転させるため、下端に
軸着したフックレバー34は、ガイド長孔34bと他の
フックレバーガイドピン60、及び他のフックレバーガ
イドピン34cと他のガイド長孔61から成るガイド手
段にガイドされて左方向に移動し、下縁部に形成したか
ぎ状のフック部32がラッチレバー5の係合凹部33に
当接する。
【0027】クロージャーモータ7cが正回転を継続す
ると、クローズレバー7は更に右回転し、フック部32
がラッチレバー5をフルラッチ位置まで回動させるの
で、本閉め状態になる(図3)。さらにクロージャーモ
ータ7cが正回転して、クローズレバー7が図4に示す
オーバーラン位置に達し、フック部32がラッチレバー
5を深く押し込むと、ギア部材30の側縁部はリミット
スイッチ9に当接してこれをONにするため、コントロ
ーラーはクロージャモータ7cの回転を停止し、次い
で、逆回転を指令する。クロージャーモータ7cの逆回
転によってギア部材30は逆転し、これに伴ってクロー
ズレバー7は今度は左方向に回転し、ギア部材30の他
側縁がリミットスイッチ10に当接してこれをONにす
る。この結果、クロージャーモータ7cの駆動は停止
し、クローズレバー7はニュートラル位置に戻る。同時
に、フックレバー34は逆方向に水平移動して、そのフ
ック部32がラッチレバー5から外れる。
【0028】本閉め状態において、オープンレバー12
の操作部12aに接続された操作ケーブル26を引く
と、オープンレバー12の作用部12bはディテントレ
バー11の当接片22を回動させるので、ディテントレ
バー11とラッチ3との係合が解除され、一挙にフルオ
ープン位置に戻り、バックドアBDを開くことが出来
る。また、操作ケーブル26を戻すと、オープンレバー
12はディテントレバー11を付勢している第2のコイ
ルバネ21の付勢によって右回転する。なお、本発明の
ドアロック装置は、自動車のバックドア以外のドアをロ
ックする装置とすることもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、フックレ
バーのフック部が2組のガイド手段に案内されて、常に
ラッチレバーの係合面に対して平行状態を維持して移動
し、回動することがないので、ラッチレバー或いはフッ
クレバーががたついても両者が食い込んで作動不能とな
る心配がない。請求項2に係る発明によれば、ガイド手
段を構成するのに、フックレバーガイドピンを取り付け
ると共に、水平状のガイド長孔を形成するだけで済むの
で、特別な部材や面倒な加工が不要であって、コストを
低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すドアロック装置の正面
【図2】ニュートラル状態におけるクローズレバー、フ
ックレバー及びベースプレートの正面図
【図3】フルラッチ状態におけるクローズレバー、フッ
クレバー及びベースプレートの正面図
【図4】オーバーラン状態におけるクローズレバー、フ
ックレバー及びベースプレートの正面図
【図5】ドアロック装置の一部破断側面図
【図6】ドアロック装置の平面図
【図7】クローズレバーを駆動する駆動機構の正面図
【図8】従来のドアロック装置の正面図
【図9】従来のドアロック装置のクローズレバー及びオ
ープンレバーの動きを示す正面図
【図10】ラッチレバーの平面図
【図11】フルオープン状態のラッチ及びディテントレ
バーの平面図
【図12】ハーフラッチ状態のラッチ及びディテントレ
バーの平面図
【図13】フルラッチ状態のラッチ及びディテントレバ
ーの平面図
【符号の説明】
1 ストライカ 2 本体機構 2a 筺体 2b カバープレート 3 ラッチ 4 シャフト 5 ラッチレバー 6 ベースプレート 7 クローズレバー 7a 軸 7b ギヤドワイヤ 7c クロージャーモータ 8 ハーフラッチ位置検出用リミットスイッチ 9 オーバーラン位置検出用リミットスイッチ 10 ニュートラル位置検出用リミットスイッチ 11 ディテントレバー 12 オープンレバー 12a 操作部 12b 作用部 12c 円弧状孔 13 切欠 14 フランジ 15 ストライカ進入口 16 開口部 17 第1のコイルバネ 18 第1の段部 19 第2の段部 20 係止突起 21 第2のコイルバネ 22 当接片 23 案内孔 24 第1の軸 25 軸 26 操作ケーブル 28 起立片 30 ギア部材 30a 腕部 31 連結ロッド 32 フック部 33 係合凹部 34 フックレバー 34a ガイド軸 34b ガイド長孔 34c フックレバーガイドピン 35 取付部 35a 長孔 50 第2のベースプレート 51 ピニオン 60 他のフックレバーガイドピン 61 他のガイド長孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア又はドア支持体の一方に設けられた
    ストライカ1と、他方に設けられてストライカ1と係脱
    自在に係合する本体機構2とからなり、本体機構2は、
    半ドア状態を経て本閉め状態に回動することによりスト
    ライカ1と完全に係合するラッチ3と、ラッチ3と連動
    するラッチレバー5と、ラッチレバー5に係脱するフッ
    ク部32を有するフックレバー34と、本体機構2のベ
    ースプレート6に軸着され、その下端にフックレバー3
    4の端部を回動可能に軸着したクローズレバー7と、そ
    の回動操作によってラッチ3をオープン方向へ回動させ
    るオープンレバー12とを具備し、クローズレバー7は
    クロージャーモータによって回動され、フックレバー3
    4は、クローズレバー7の回動に伴ってラッチレバー5
    に接離する方向に水平移動して、そのフック部32でラ
    ッチレバー5を押圧回動することにより半ドア状態のラ
    ッチ3を本閉め状態に回動し、さらに、その後ラッチレ
    バー5から外れた元の位置に戻るドアロック装置であっ
    て、フックレバー34及びベースプレート6に、フック
    レバー34の水平移動をガイドする2組のガイド手段を
    それぞれ設けたことを特徴とするドアロック装置。
  2. 【請求項2】 クローズレバー7の軸着部よりも下部に
    軸線に沿って長孔35aを穿設すると共に、長孔35a
    に摺動自在に係合したガイド軸34aを介してフックレ
    バー34を軸着し、一方のガイド手段は、フックレバー
    34に穿設された水平状のガイド長孔34bと、本体機
    構2のベースプレート6に装着されて、フックレバー3
    4のガイド長孔34bに摺動自在に係合するフックレバ
    ーガイドピン60とから成り、他方のガイド手段は、本
    体機構2のベースプレート6に穿設された水平状のガイ
    ド長孔61と、フックレバー34に装着されて、ベース
    プレート6のガイド長孔61に摺動自在に係合するフッ
    クレバーガイドピン34cとから成る請求項1に記載の
    ドアロック装置。
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