JP2002129813A - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

自動車用ドアロック装置

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JP2002129813A
JP2002129813A JP2000326825A JP2000326825A JP2002129813A JP 2002129813 A JP2002129813 A JP 2002129813A JP 2000326825 A JP2000326825 A JP 2000326825A JP 2000326825 A JP2000326825 A JP 2000326825A JP 2002129813 A JP2002129813 A JP 2002129813A
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lever
housing
opening
cover
door lock
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JP2000326825A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Fukunaga
勝稔 福永
Atsushi Suzumura
淳 鈴村
Riyuujiro Akizuki
龍次郎 秋月
Norio Kimoto
典夫 木本
Akira Muramatsu
明 村松
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Yasuhiko Sono
靖彦 園
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車用ドアロック装置において、操作レバー
の連結部と操作手段の連結部の連結部位に対して、的確
に被水防止することが可能で、安価に実施することが可
能な構成を提供すること。 【解決手段】樹脂製のハウジング10に形成した開口S
を通してハウジング10内に配置されている操作レバー
24の連結部が露呈し、この操作レバー24の連結部に
操作手段(ロッキングケーブル)63の連結部が連結さ
れるようにした自動車用ドアロック装置において、ハウ
ジング10の開口Sを開閉可能なカバー部11dをハウ
ジング本体11に一体的に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアロッ
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアロック装置の一つとして、
樹脂製のハウジングに形成した開口を通してハウジング
内に配置されている操作レバーの連結部が露呈し、この
操作レバーの連結部に操作手段の連結部が連結されるよ
うにしたものがあり、例えば、特公平7−84827号
公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したド
アロック装置においては、操作レバーの連結部と操作手
段の連結部の連結部位に対して被水防止の配慮がなされ
ておらず、被水のおそれが多分にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題に
対処すべく、樹脂製のハウジングに形成した開口を通し
てハウジング内に配置されている操作レバーの連結部が
露呈し、この操作レバーの連結部に操作手段の連結部が
連結されるようにした自動車用ドアロック装置におい
て、前記ハウジングの開口を開閉可能なカバー部を前記
ハウジングに一体的に形成したこと(請求項1に係る発
明)に特徴がある。この場合において、前記カバー部が
弾性掛止部を有していて、この弾性掛止部にて前記カバ
ー部材が前記ハウジングに形成した支持部に係合支持さ
れるようにすること(請求項2に係る発明)、あるい
は、前記ハウジングの開口下部または前記カバー部材の
下部に排水用切欠を形成すること(請求項3に係る発
明)が望ましい。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明の自動車用ドアロック装置
においては、操作レバーの連結部と操作手段の連結部を
連結した後にハウジングに一体的に形成したカバー部に
よってハウジングの開口を閉じることが可能であり、操
作レバーの連結部と操作手段の連結部の連結部位に対し
て的確に被水防止することが可能である。また、カバー
部はハウジングに一体的に形成したものであるため、別
部品にて追加する場合に比して安価に実施することがで
きる。また、カバー部によって開口を閉じ、操作レバー
の連結部および操作手段の連結部を覆うので、盗難防止
性も向上させることができる。
【0006】また、本発明の実施に際して、カバー部が
弾性掛止部を有していて、この弾性掛止部にてカバー部
材がハウジングに形成した支持部に係合支持されるよう
にした場合(請求項2に係る発明の場合)には、カバー
部をハウジングに組付けるに際して別部品の追加が一切
不要であり、しかもカバー部材の弾性掛止部をハウジン
グの支持部に係合することで、カバー部材をハウジング
に容易に組付けることができるため、容易かつ安価に製
作することができる。また、前記ハウジングの開口下部
または前記カバー部材の下部に排水用切欠を形成した場
合(請求項3に係る発明の場合)には、仮に水がハウジ
ングの開口に入っても、排水用切欠を通して排水するこ
とが可能であり、ハウジング内に水が溜まることを防ぐ
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る自動車用ド
アロック装置をドアAの内部に配設して車内側からみた
内側面図、図2は同装置をドアAの後方側からみた後面
図、図3は同装置を上方からみた平面図であり、図4は
同装置の分解斜視図である。当該ドアロック装置におい
ては、ハウジング10内に第1作動機構20、第2作動
機構30、および第3作動機構40が収容され、ボディ
13内に被掛止機構50が収容されている。なお、図4
に示す各矢印方向は、自動車の車体を基準とする前後方
向、上下方向、および内外方向を示している。
【0008】当該ドアロック装置のハウジング10は、
樹脂製のハウジング本体11と、樹脂製のカバー12
と、樹脂製のボディ13からなるもので、ハウジング本
体11は、内側に開口する皿状の第1ケース部11aお
よび第1ケース部11aとは直交して後側に開口する皿
状の第2ケース部11bを有し、第1ケース部11aの
開口部側にはカバー12が取付けられ、かつ、第2ケー
ス部11bの開口部側にはボディ13が取付けられてい
る。これにより、第1ケース部11aの開口部はカバー
12にて閉塞され、かつ、第2ケース部11bの開口部
はボディ13にて閉塞されている。
【0009】ハウジング10においては、ハウジング本
体11の第1ケース部11aとカバー12間の内部に、
第1作動機構20および第2作動機構30の各構成部材
が配設されている。また、ハウジング本体11の第2ケ
ース部11bとボディ13間の内部には、サブベースプ
レート14が配設されているとともに、第3作動機構4
0の各構成部材が配設されている。ボディ13の後側の
開口部側にはベースプレート15が取付けられて、ベー
スプレート15が同開口部を閉塞している。ボディ13
とベースプレート15間の内部には、被掛止機構50の
各構成部材が配設されている。
【0010】第1作動機構20は、図4および図5に示
したように、第1インサイドレバー21、第2インサイ
ドレバー22、オープンリンク23、ロック操作レバー
24、電動モータ25、ホイールギヤ26、アクティブ
レバー27、キーレバー28、およびアイドルレバー2
9を備えている。なお、図5は第1作動機構20および
第2作動機構30の各構成部材をドアAの車外側からみ
た外側面図である。
【0011】第1インサイドレバー21は、カバー12
の内面側に支持ピン21aを介して回動可能に取付けら
れている。また、カバー12の外面側には、第3インサ
イドレバー61が同一の支持ピン21aを介して回動可
能に取付けられている。第1インサイドレバー21は、
カバー12側に向けて突出する係合突起部21bを備
え、係合突起部21bはカバー12の円弧状孔12aを
貫通して第3インサイドレバー61の連結孔61aに係
合して、第1インサイドレバー21を第3インサイドレ
バー61に一体的に連結している。第3インサイドレバ
ー61は、ドアAの車内側に設けた図示しないインサイ
ドハンドルに連結するインサイドケーブル62(詳細に
はインナーワイヤ)に連結されていて、インサイドハン
ドルの開方向への操作(開操作)により図5の時計方向
へ回動し、第1インサイドレバー21を同方向へ回動さ
せる。
【0012】第2インサイドレバー22は、カバー12
の内面側に回動可能に取付けられて、第1インサイドレ
バー21の外側に位置しているもので、カバー12側へ
突出する係合ピン22aと、ハウジング本体11側に位
置する係合アーム部22bを備えている。第2インサイ
ドレバー22においては、係合ピン22aを第1インサ
イドレバー21の長孔21cに挿通することにより、第
1インサイドレバー21に連係されている。
【0013】オープンリンク23は、第1インサイドレ
バー21の外側に位置し、後述するアクティブレバー2
7の第1係合ピン27bが挿通する長孔状の係合溝23
a、第1インサイドレバー21の先端部21dが当接し
て係合するL字状の係合片部23b、および、後述する
オープンレバー41に連結されるための連結部23cを
備えていて、アクティブレバー27およびオープンレバ
ー41にて支持されている。
【0014】ロック操作レバー24は、ハウジング本体
11の第1ケース部11aの内面側に回動可能に取付け
られていて、ロッキングケーブル63用の取付孔24
a、後述するアクティブレバー27の第3係合ピン27
dを受承する受承部24b、後述する被掛止レバー31
の一端を掛止する掛止部24c、および、第2インサイ
ドレバー22の係合アーム部22bの先端部が当接する
当接部24dを備えている。ロッキングケーブル63
(詳細にはインナーワイヤ)は、ドアAの車内側に設け
た図示しないロックノブに連結されると共に取付孔24
aにてロック操作レバー24に連結されていて、ロック
ノブがロック操作された場合、その操作力をロック操作
レバー24に伝達して、ロック操作レバー24を図5の
時計方向へ回動させ、ロックノブがアンロック操作され
た場合、その操作力をロック操作レバー24に伝達し
て、ロック操作レバー24を図5の反時計方向へ回動さ
せる。
【0015】電動モータ25は、第1作動機構20に対
する操作力を出力すべく機能するものであり、カバー1
2の内面側に取付けられている。電動モータ25はその
出力軸にウォーム25aを備え、ウォーム25aはホイ
ールギヤ26のギヤ部に噛合している。電動モータ25
は、キーブレードやドア室内トリムに設けたロック・ア
ンロックスイッチの操作(ロック・アンロック操作)に
よるリモートコントロール操作によって駆動を制御され
る。ホイールギヤ26は、電動モータ25の出力部に該
当するもので、その外面側に一対の係合ピン26a,2
6bを備えていて、第1ケース部11aとカバー12と
に回転可能に支持されている。両係合ピン26a,26
bは、ホイールギヤ26の回転中心を挟んで同一円周上
に所定間隔を保持して配置されていて、ホイールギヤ2
6の正逆回転時に、何れか一方がアクティブレバー27
の扇形面に対して当接・離脱し、何れか他方がアクティ
ブレバー27の係合凹所27aに対して進退する。
【0016】アクティブレバー27は、第1ケース部1
1aとカバー12に回動可能に支持されて、オープンリ
ンク23とロック操作レバー24間に位置しており、カ
バー12に対向する対向面側に係合凹所27a(図5参
照)、第1係合ピン27b(図5参照)、および第2係
合ピン27cを備え、第1ケース部11aに対向する対
向面側に第3係合ピン27dおよび突起部27eを備え
ている。また、アクティブレバー27は、ハウジング本
体11に設けた突片11cと弾撥的に係合するアーム2
7fを備えている。
【0017】アクティブレバー27において、係合凹所
27aはホイールギヤ26側に臨み、第1係合ピン27
bはオープンリンク23の係合溝23aに挿通されてい
る。また、第2係合ピン27cは後述するアイドルレバ
ー29の第2係合溝29bに係合し、第3係合ピン27
dはロック操作レバー24の受承部24bに受承され、
突起部27eは後述する掛止レバー32に近接して位置
している。またアクティブレバー27の係合凹所27a
は、ホイールギヤ26が正逆回転した際、ピン26aま
たは26bが選択的に進退して係合・非係合し、アクテ
ィブレバー27を図5の時計および反時計方向へ選択的
に回動させるように形成されている。
【0018】キーレバー28は、円柱状の柱状本体28
aとそれに一体に連結されたレバー部28bとからなる
もので、ハウジング本体11の第1ケース部11aに、
アイドルレバー29とともに回転可能に支持されてお
り、柱状本体28aには図1〜図3に示したキーシリン
ダBから突出するロッドCの先端部がトルク伝達可能に
嵌合する嵌合溝28cを備えるとともに、レバー部28
bの背面にはアイドルレバー29に設けた円弧状の第1
係合溝29aに挿入される係合ピン28d(図5参照)
を備えている。
【0019】アイドルレバー29は、その先端部に先端
側が開口する第2係合溝29bを備え、第2係合溝29
bには、アクティブレバー27の第2係合ピン27cが
挿入されている。キーレバー28は、キーブレード(図
示省略)によってキーシリンダBを回動操作することに
より回動してアイドルレバー29を図5の時計方向およ
び反時計方向へ選択的に回動させ、かつ、アイドルレバ
ー29を介してアクティブレバー27を図5の時計方向
および反時計方向へ選択的に回動させる。
【0020】第2作動機構30は、被掛止レバー(被ダ
ブルロックレバー)31、掛止レバー(ダブルロックレ
バー)32、電動モータ33を備えている。被掛止レバ
ー31は、線状のバネ鋼材(他の弾性素材で構成して実
施することも可能である)を屈曲形成してなるもので、
コイル状の基部31aと、基部31aから所定長さ延び
るレバー部31bと、レバー部31bの先端部に形成さ
れたフック状の被掛止部31cを備えている。被掛止レ
バー31においては、その基部31aがロック操作レバ
ー24を回動可能に支持する支持ピン24f周りに巻回
させた状態で、その基部31aの一端がロック操作レバ
ー24の掛止部24cに掛止され、そのレバー部31b
の中間部がロック操作レバー24の掛止部24eに掛止
されて取付けられている。被掛止レバー31は、レバー
部31bを図5の反時計方向へ付勢された状態でロック
操作レバー24に連動動作可能に組付けられていて、レ
バー部31bの先端部の背部にてアクティブレバー27
の第3係合ピン27dをロック操作レバー24の受承部
24bとにより受承している。
【0021】掛止レバー32は、第1ケース部11aと
カバー12に回動可能に取付けられていて、図5に示し
たように、一端側の揺動アーム32aの先端部に掛止部
32bを備え、他端側の揺動アーム32cの先端縁に円
弧状のギヤ部32dを備えている。電動モータ33は、
掛止レバー32を駆動して回動させるもので、その出力
軸に設けたウォーム33aを掛止レバー32のギヤ部3
2dに噛合させている。電動モータ33は、キーブレー
ド等に設けたダブルロックスイッチの操作(セット・ア
ンセット操作)によるリモートコントロール操作によっ
て駆動を制御される。掛止レバー32は、被掛止レバー
31が図6に示すダブルロック動作位置に移行している
状態で、電動モータ33の正回転駆動により図示時計方
向へ回動されると、図8に示したように被掛止レバー3
1の被掛止部31cを揺動アーム32aの掛止部32b
にて掛止(保持)する。
【0022】掛止レバー32による被掛止レバー31の
掛止状態(ダブルロック状態)は、掛止レバー32を図
示反時計方向へ回動動作させることにより解除される
が、この掛止レバー32の回動動作は、リモートコント
ロール操作による電動モータ33を逆回転駆動させるこ
とにより当然に行えるとともに、アクティブレバー27
のアンロック動作位置への移行動作によっても行われ
る。掛止レバー32が被掛止レバー31を掛止している
状態(セット位置)では、アクティブレバー27は図8
に示したようにロック動作位置に移行していて、アクテ
ィブレバー27の突起部27eが掛止レバー32の揺動
アーム32aの上方にてこれに近接して位置している。
このため、アクティブレバー27を図示時計方向へ回動
動作させれば、アクティブレバー27の突起部27eが
掛止レバー32の揺動アーム32aの上端部に当接して
揺動アーム32aを下方へ押動し、掛止レバー32を反
時計方向へ所定量回動させて、図6に示したように、掛
止レバー32による被掛止レバー31の掛止状態を解除
する(アンセット位置とする)。
【0023】第3作動機構40の各構成部材は、ハウジ
ング本体11の第2ケース部11bとボディ13間にて
その内部に配設されている。第3作動機構40は、オー
プンレバー41およびリフトレバー42を備えている。
オープンレバー41は、第2ケース部11bとサブベー
スプレート14間にて、支持ピン43aおよびトーショ
ンスプリング43bを介して回動可能に支持されてい
る。オープンレバー41の一方の回動端部41aには、
ドアAの車外側に設けたアウトサイドハンドルDに連結
するアウトサイドリンクEが連結され、かつ、他方の回
動端部41bには、オープンリンク23の連結部23c
が嵌着されて連結されている。オープンレバー41は、
アウトサイドハンドルDの開方向への操作(車外方向へ
の開操作)により、トーションスプリング43bに抗し
て他方の回動端部41bを上動させるように回動する。
リフトレバー42は、カバー13を貫通して延びる後述
するポール52の軸部52bの外周に一体回転可能に嵌
合していて、図5に示したように、その周縁部に設けた
係合片42aがオープンリンク23の係合片部23bの
上端縁の上方に臨んでいる。
【0024】被掛止機構50は、ラッチ51、ポール5
2、および、これらをそれぞれ付勢する一対のトーショ
ンスプリング53,54を備えているもので、ボディ1
3とベースプレート15間にてその内部に配設されてい
る。ラッチ51は、サブベースプレート14とボディ1
3とベースプレート15を貫通してこれらによって支持
された支持ピン55を介して、ボディ13とベースプレ
ート15間にて回転可能に支持されていて、支持ピン5
5の外周に巻回されたトーションスプリング53の一端
が掛止されている。トーションスプリング53の他端は
ボディ13側に掛止されていて、ラッチ51の回転を所
定の力で規制し、ラッチ51が回転した際にはラッチ5
1を回転復帰すべく付勢する。ラッチ51は、トーショ
ンスプリング53の作用にて、その掛止溝51aの開口
部がベースプレート15に設けた挿入溝15aの開口部
に略一致するように保持されている。
【0025】ポール52は、ブロック状のポール本体5
2aと、ポール本体52aに略直交して延びる軸部52
bからなるもので、軸部52bはボディ13とサブベー
スプレート14を貫通してハウジング本体11の第2ケ
ース部11b内に臨んだ状態で、サブベースプレート1
4およびベースプレート15に回転可能に支持されてい
る。ポール52の軸部52bには、ボディ13とサブベ
ースプレート14間の中間部位の外周にトーションスプ
リング54が巻回し、かつ、その先端の部位にリフトレ
バー42が一体回転可能に嵌着されている。トーション
スプリング54は、その一端をポール52側に掛止され
かつ他端をサブベースプレート14側に掛止されてい
て、ポール52の回転を所定の力で規制するとともに、
ポール52が回転した際にはポール52を回転復帰すべ
く付勢する。ポール52は、ポール本体52aをラッチ
51の外周に当接させている。
【0026】ラッチ51は、車体のボデー側に設けたス
トライカ56がベースプレート15の挿入溝15aを通
して相対的に進入した際には、ストライカ56の押動作
用にてトーションスプリング53に抗して回転しつつス
トライカ56を受け入れ、この間、ポール52はラッチ
51の外周に摺接しつつ外周の掛止部51bに相対的に
移行して、図2に示したように同掛止部51bに掛止さ
れる。これにより、ラッチ51は、ストライカ56を受
け入れた回転状態でポール52により保持され、ストラ
イカ56を掛止するとともにこの掛止状態を保持する。
この状態では、ドアは閉止状態にある。
【0027】ラッチ51は、この掛止状態では、トーシ
ョンスプリング53にて復帰方向へ付勢されており、リ
フトレバー42が回動されてポール52が回転しラッチ
51の掛止部51bから離脱した際には、トーションス
プリング53の付勢力で回動復帰するとともに、掛止溝
51aの開口部がベースプレート15に設けた挿入溝1
5aの開口部に一致する方向へ回転する。この状態で
は、ストライカ56はラッチ51の掛止溝51aおよび
ベースプレート15に設けた挿入溝15aから退出可能
である。従って、ドアはこの状態では開放可能である。
ポール52は、ラッチ51とストライカ56との掛止状
態および非掛止状態を選択的に形成すべく機能するもの
で、トーションスプリング54に抗して回転操作される
と、ラッチ51の掛止部51bから離脱してラッチ51
とストライカ56との掛止状態を解除する。
【0028】上記のように構成した当該ドアロック装置
においては説明を省略するが、ラッチ51とストライカ
56の掛止状態の解除が不能なロック状態を形成する作
動、ラッチ51とストライカ56の掛止状態の解除が可
能なアンロック状態を形成する作動、アンロック状態に
おいてドアを開閉操作する作動、ロック状態においてド
アを開閉操作する作動(いわゆるワンモーション作
動)、ロック状態をアンロック状態に解除し得ないダブ
ルロック状態を形成する作動、および、ダブルロック状
態を解除する作動が得られる。
【0029】ところで、本実施形態においては、図9〜
図13に示したように、樹脂製のハウジング本体11と
カバー12によって形成される開口Sを通して、ハウジ
ング10内に配置されているロック操作レバー24の取
付孔24aを設けた連結部が露呈していて、ロック操作
レバー24の取付孔24a(連結部)にロッキングケー
ブル63のインナーワイヤ63a(操作手段の連結部)
が連結され、ハウジング本体11にロッキングケーブル
63のアウターチューブ63bが連結されるようになっ
ている。
【0030】また、ハウジング本体11にはカバー部1
1dが一体的に形成されていて、このカバー部11dに
よりハウジング本体11とカバー12によって形成され
る開口Sがその下部に形成した排水用切欠Sa(図1お
よび図9参照)を除いて開閉可能とされている。カバー
部11dは、ハウジング本体11に一対の薄肉連結片1
1eを介して連結されていて、抜け止め突起11f、ス
トッパ突起11g、弾性掛止フック11h、一対の弾性
掛止片11iおよびフランジ11jを有している。排水
用切欠Saは、開口Sがカバー部11dによって閉じら
れても、ハウジング10内を外部に連通させるようにな
っている。
【0031】抜け止め突起11fは、図12に示したよ
うにロッキングケーブル63のアウターチューブ63b
に係合して抜け止めするようになっている。ストッパ突
起11gは、図13に示したようにハウジング本体11
に形成したストッパ片11kに当接するようになってい
る。弾性掛止フック11hは、図13に示したようにハ
ウジング本体11に形成した弾性掛止片11mに弾撥的
に係合して支持されるようになっている。一対の弾性掛
止片11iは、図13に示したようにハウジング本体1
1に形成した弾性掛止フック11nと弾撥的に係合して
支持されるようになっている。フランジ11jは、図1
3に示したようにカバー12に形成した段部12bに当
接係合するようになっている。弾性掛止フック11hと
弾性掛止片11mとが係合し且つストッパ突起11gと
ストッパ片11kとが当接した状態においては、図13
に示したように、弾性掛止片11mは、弾性掛止フック
11hとストッパ突起11gとに挟持され、弾性掛止片
11mの弾性掛止フック11hから外れる方向の移動を
ストッパ突起11gにて規制するようになっている。こ
れにより、弾性掛止片11mを弾性掛止フック11hか
ら外れ難くしている。
【0032】したがって、本実施形態の自動車用ドアロ
ック装置においては、ロック操作レバー24の連結部と
ロッキングケーブル63の連結部を連結した後に、ハウ
ジング本体11に一体的に形成したカバー部11dによ
って開口Sを閉じることが可能であり、ロック操作レバ
ー24の連結部とロッキングケーブル63の連結部の連
結部位に対して的確に被水防止および盗難防止すること
が可能である。また、カバー部11dはハウジング本体
11に一体的に形成したものであるため、別部品にて追
加する場合に比して安価に実施することができる。な
お、本実施形態においては、図1に示したように、カバ
ー12に水平方向に延びるリブ12c、12dが形成さ
れているため、第3インサイドレバー61の連結部とイ
ンサイドケーブル62の連結部の連結部位に対して被水
防止効果が期待できる。
【0033】また、本実施形態においては、カバー部1
1dが弾性掛止フック11hと一対の弾性掛止片11i
(弾性掛止部)を有していて、これらによってカバー部
材11dがハウジング本体11に形成した弾性掛止片1
1mと弾性掛止フック11n(支持部)に係合支持され
るようにした。したがって、カバー部11dをハウジン
グ本体11に組付けるに際して別部品の追加が一切不要
であり、しかもカバー部材11dを図10の矢印にて示
したように回動することによって、カバー部材11dの
弾性掛止部(弾性掛止フック11hと一対の弾性掛止片
11i)をハウジング本体11の支持部(弾性掛止片1
1mと弾性掛止フック11n)に係合固定することがで
きる。このため、カバー部材11dをハウジング本体1
1に容易に組付けることができて、容易かつ安価に製作
することができる。
【0034】また、本実施形態においては、開口Sの下
部に排水用切欠Saを形成したため、仮に水がハウジン
グ10の開口Sに入っても、排水用切欠Saを通して排
水することが可能であり、ハウジング10内に水が溜ま
ることを防ぐことができる。なお、上記実施形態におい
ては、開口Sの下部、すなわちハウジング本体11に排
水用切欠Saを形成したが、カバー部材11dの下部
(開口Sの下部に対応する部位)に排水用切欠Saを形
成して実施することも可能である。
【0035】本実施の形態においては、ドアロック装置
は、ハウジング10内に収容される第1作動機構20、
第2作動機構30および第3作動機構40を備えている
が、ダブルロックの設定がない仕様の場合には、第2作
動機構30を備えないドアロック装置としてもよい。こ
の場合、第1作動機構20のロック操作レバー24の受
承部24bは、第1作動機構20のアクティブレバー2
7の第3係合ピン27dが挿通される長孔形状とされ、
ロック操作レバー24とアクティブレバー27とは係脱
不能に連結される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ドアロック装置をドアの
内部に配設して車内側からみた内側面図である。
【図2】同ドアロック装置をドアの後方側からみた後面
図である。
【図3】同ドアロック装置を上方からみた平面図であ
る。
【図4】同ドアロック装置の分解斜視図である。
【図5】同ドアロック装置のアンロック状態における各
構成部材の動作状態を示す側面図である。
【図6】同ドアロック装置のロック状態における各構成
部材の動作状態を示す側面図である。
【図7】同ドアロック装置のロック状態におけるワンモ
ーション作動時の各構成部材の動作状態を示す側面図で
ある。
【図8】同ドアロック装置のダブルロック状態における
各構成部材の動作状態を示す側面図である。
【図9】図1の要部拡大図である。
【図10】図9の左側面図である。
【図11】図9に示した開口をカバー部にて閉じた状態
の図である。
【図12】図11の左側面図である。
【図13】図11のCL線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…ハウジング本体、11a…第
1ケース部、11b…第2ケース部、11d…カバー
部、11h,11i…弾性掛止フック,弾性掛止片(弾
性掛止部)、11m,11n…弾性掛止片,弾性掛止フ
ック(支持部)、12…カバー、12a…円弧状孔、1
3…ボディ、S…開口、Sa…排水用切欠、24…ロッ
ク操作レバー、24a…取付孔(連結部)、63…ロッ
キングケーブル、63a…インナーワイヤ(操作手段の
連結部)、63b…アウターチューブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋月 龍次郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 木本 典夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 村松 明 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 早川 茂 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 園 靖彦 愛知県幡豆郡吉良町大字友国字池上70番地 6 アイシン機工株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ00 JJ05 JJ10 KK02 LL01 PP02 PP07 QQ03 QQ08 QQ10 RR13 RR25 RR34 RR44

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のハウジングに形成した開口を通
    してハウジング内に配置されている操作レバーの連結部
    が露呈し、この操作レバーの連結部に操作手段の連結部
    が連結されるようにした自動車用ドアロック装置におい
    て、前記ハウジングの開口を開閉可能なカバー部を前記
    ハウジングに一体的に形成したことを特徴とする自動車
    用ドアロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用ドアロック装
    置において、前記カバー部が弾性掛止部を有していて、
    この弾性掛止部にて前記カバー部材が前記ハウジングに
    形成した支持部に係合支持されるようにしたことを特徴
    とする自動車用ドアロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自動車用ドア
    ロック装置において、前記ハウジングの開口下部または
    前記カバー部材の下部に排水用切欠を形成したことを特
    徴とする自動車用ドアロック装置。
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