JP2002129809A - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

自動車用ドアロック装置

Info

Publication number
JP2002129809A
JP2002129809A JP2000326910A JP2000326910A JP2002129809A JP 2002129809 A JP2002129809 A JP 2002129809A JP 2000326910 A JP2000326910 A JP 2000326910A JP 2000326910 A JP2000326910 A JP 2000326910A JP 2002129809 A JP2002129809 A JP 2002129809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
pole
latch
torsion spring
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000326910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4538939B2 (ja
Inventor
Katsutoshi Fukunaga
勝稔 福永
Atsushi Suzumura
淳 鈴村
Riyuujiro Akizuki
龍次郎 秋月
Norio Kimoto
典夫 木本
Akira Muramatsu
明 村松
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Yasuhiko Sono
靖彦 園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2000326910A priority Critical patent/JP4538939B2/ja
Publication of JP2002129809A publication Critical patent/JP2002129809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4538939B2 publication Critical patent/JP4538939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車用ドアロック装置において、ラッチと係
合可能なポールを回転付勢するトーションスプリングの
組付構造を改善すること。 【解決手段】ポール用トーションスプリング54として
ポール52の軸部52b外周に同軸的に組付けられるコ
イル状スプリングを採用し、同スプリングのコイル部5
4aを収容する収容壁13aと,同スプリングの一端部
54bがポール52の本体部52aに係合することを許
容する通孔13bと、同スプリングの他端部54cがボ
ディ13外に設けたサブベースプレート14に係合する
ことを許容する開口13cとをボディ13に形成し、ボ
ディ13およびサブベースプレート14を貫通するポー
ル52の軸部52b先端にレバー42が固定されるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアロッ
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアロック装置の構成部材に
は、例えば、特許第2516432号公報に示されてい
るように、車体側のストライカと係合してドアの開閉を
行うラッチと、このラッチを所定の方向に回転付勢する
ラッチ用トーションスプリングと、前記ラッチと係合し
てその回動を阻止するポールと、このポールを所定の方
向に回転付勢するポール用トーションスプリングがあ
り、これらはボディとベースプレートに組付けられてド
アに組付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報の
ドアロック装置においては、ポール用トーションスプリ
ングがポールの軸部に対して変位して組付けられている
ため、リニアーな荷重特性が得られなくて、ポールを回
動操作する際の操作フィーリングの悪化を伴うばかり
か、ポールの作動信頼性への影響も懸念される。かかる
問題は、ポール用トーションスプリングをポールの軸部
に対して同軸的に組付けることにより解消し得るもの
の、この場合にはポール用トーションスプリングおよび
ポールの組付性等に新たな問題が生じるおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した問題に
対処すべく、ラッチとこれを所定の方向に回転付勢する
ラッチ用トーションスプリングとポールの本体部がドア
に組付けられるボディとベースプレート間に配設され、
前記ボディを貫通する前記ポールの軸部と前記ポールを
所定の方向に回転付勢するポール用トーションスプリン
グが前記ボディとサブベースプレート間に配設されるよ
うに構成した上で、前記ポール用トーションスプリング
を前記ポールの軸部外周に同軸的に組付けられるコイル
状スプリングにて構成し、同スプリングのコイル部を収
容する収容壁と同スプリングの一端部が前記ポールの本
体部に係合することを許容する通孔と同スプリングの他
端部が前記サブベースプレートまたは前記ボディに係合
することを許容する開口とを前記ボディに形成し、前記
ボディおよび前記サブベースプレートを貫通する前記ポ
ールの軸部先端にレバーが固定されるようにしたこと
(請求項1に係る発明)に特徴がある。この場合におい
て、前記開口を前記収容壁の下方に設けること(請求項
2に係る発明)が望ましい。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明の自動車用ドアロック装置
においては、ポール用トーションスプリングがポールの
軸部外周に同軸的に組付けられているため、リニアーな
荷重特性が得られて、ポールを回動操作する際の操作フ
ィーリングを良好とすることができるとともに、ポール
の作動信頼性も良好とすることができる。また、ラッ
チ、ラッチ用トーションスプリング、ポール、ポール用
トーションスプリング、ボディ、ベースプレート、サブ
ベースプレート、レバー等の構成部材を組付けて組立体
とする際において、各構成部材を一体的に組付けた後
に、ボディの開口を通してボディ外に突出しているポー
ル用トーションスプリングの他端部をサブベースプレー
トまたはボディに係合することが可能であり、ポールが
自由に回転し得る状態にて当該組立体の組付を完了する
ことが可能である。
【0006】したがって、当該組立体の組付性、特に、
ポールの軸部先端にレバーを固定する作業をポールが自
由に回転し得る状態(ポールにばね付勢力が作用してい
ない状態)にて容易かつ正確に行うことができる。ま
た、ポール用トーションスプリングのコイル部はボディ
に形成した収容壁内に収容されるため、雨水等の影響を
受け難く、しかも潤滑用グリースを十分に貯えることが
できるため、長期間安定したスプリング性能を維持する
ことができる。
【0007】また、本発明の実施に際して、ボディに形
成される開口を収容壁の下方に設けた場合(請求項2に
係る発明の場合)には、仮に水がボディに形成された収
容壁内に入っても、収容壁の下方に設けた開口を通して
排水することが可能であり、収容壁内に水が溜まること
を防ぐことができて、ポール用トーションスプリングの
水による影響を最小限に抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る自動車用ド
アロック装置をドアAの内部に配設して車内側からみた
内側面図、図2は同装置をドアAの後方側からみた後面
図、図3は同装置を上方からみた平面図であり、図4は
同装置の分解斜視図である。当該ドアロック装置におい
ては、ハウジング10内に第1作動機構20、第2作動
機構30、および第3作動機構40が収容され、ボディ
13内に被掛止機構50が収容されている。なお、図4
に示す各矢印方向は、自動車の車体を基準とする前後方
向、上下方向、および内外方向を示している。
【0009】当該ドアロック装置のハウジング10は、
樹脂製のハウジング本体11と、樹脂製のカバー12
と、樹脂製のボディ13からなるもので、ハウジング本
体11は、内側に開口する皿状の第1ケース部11aお
よび第1ケース部11aとは直交して後側に開口する皿
状の第2ケース部11bを有し、第1ケース部11aの
開口部側にはカバー12が取付けられ、かつ、第2ケー
ス部11bの開口部側にはボディ13が取付けられてい
る。これにより、第1ケース部11aの開口部はカバー
12にて閉塞され、かつ、第2ケース部11bの開口部
はボディ13にて閉塞されている。
【0010】ハウジング10においては、ハウジング本
体11の第1ケース部11aとカバー12間の内部に、
第1作動機構20および第2作動機構30の各構成部材
が配設されている。また、ハウジング本体11の第2ケ
ース部11bとボディ13間の内部には、サブベースプ
レート14が配設されているとともに、第3作動機構4
0の各構成部材が配設されている。ボディ13の後側の
開口部側にはベースプレート15が取付けられて、ベー
スプレート15が同開口部を閉塞している。ボディ13
とベースプレート15間の内部には、被掛止機構50の
各構成部材が配設されている。
【0011】第1作動機構20は、図4および図5に示
したように、第1インサイドレバー21、第2インサイ
ドレバー22、オープンリンク23、ロック操作レバー
24、電動モータ25、ホイールギヤ26、アクティブ
レバー27、キーレバー28、およびアイドルレバー2
9を備えている。なお、図5は第1作動機構20および
第2作動機構30の各構成部材をドアAの車外側からみ
た外側面図である。
【0012】第1インサイドレバー21は、カバー12
の内面側に支持ピン21aを介して回動可能に取付けら
れている。また、カバー12の外面側には、第3インサ
イドレバー61が同一の支持ピン21aを介して回動可
能に取付けられている。第1インサイドレバー21は、
カバー12側に向けて突出する係合突起部21bを備
え、係合突起部21bはカバー12の円弧状孔12aを
貫通して第3インサイドレバー61の連結孔61aに係
合して、第1インサイドレバー21を第3インサイドレ
バー61に一体的に連結している。第3インサイドレバ
ー61は、ドアAの車内側に設けた図示しないインサイ
ドハンドルに連結するインサイドケーブル62(詳細に
はインナーワイヤ)に連結されていて、インサイドハン
ドルの開方向への操作(開操作)により図5の時計方向
へ回動し、第1インサイドレバー21を同方向へ回動さ
せる。
【0013】第2インサイドレバー22は、カバー12
の内面側に回動可能に取付けられて、第1インサイドレ
バー21の外側に位置しているもので、カバー12側へ
突出する係合ピン22aと、ハウジング本体11側に位
置する係合アーム部22bを備えている。第2インサイ
ドレバー22においては、係合ピン22aを第1インサ
イドレバー21の長孔21cに挿通することにより、第
1インサイドレバー21に連係されている。
【0014】オープンリンク23は、第1インサイドレ
バー21の外側に位置し、後述するアクティブレバー2
7の第1係合ピン27bが挿通する長孔状の係合溝23
a、第1インサイドレバー21の先端部21dが当接し
て係合するL字状の係合片部23b、および、後述する
オープンレバー41に連結されるための連結部23cを
備えていて、アクティブレバー27およびオープンレバ
ー41にて支持されている。
【0015】ロック操作レバー24は、ハウジング本体
11の第1ケース部11aの内面側に回動可能に取付け
られていて、ロッキングケーブル63用の取付孔24
a、後述するアクティブレバー27の第3係合ピン27
dを受承する受承部24b、後述する被掛止レバー31
の一端を掛止する掛止部24c、および、第2インサイ
ドレバー22の係合アーム部22bの先端部が当接する
当接部24dを備えている。ロッキングケーブル63
(詳細にはインナーワイヤ)は、ドアAの車内側に設け
た図示しないロックノブに連結されると共に取付孔24
aにてロック操作レバー24に連結されていて、ロック
ノブがロック操作された場合、その操作力をロック操作
レバー24に伝達して、ロック操作レバー24を図5の
時計方向へ回動させ、ロックノブがアンロック操作され
た場合、その操作力をロック操作レバー24に伝達し
て、ロック操作レバー24を図5の反時計方向へ回動さ
せる。
【0016】電動モータ25は、第1作動機構20に対
する操作力を出力すべく機能するものであり、カバー1
2の内面側に取付けられている。電動モータ25はその
出力軸にウォーム25aを備え、ウォーム25aはホイ
ールギヤ26のギヤ部に噛合している。電動モータ25
は、キーブレードやドア室内トリムに設けたロック・ア
ンロックスイッチの操作(ロック・アンロック操作)に
よるリモートコントロール操作によって駆動を制御され
る。ホイールギヤ26は、電動モータ25の出力部に該
当するもので、その外面側に一対の係合ピン26a,2
6bを備えていて、第1ケース部11aとカバー12と
に回転可能に支持されている。両係合ピン26a,26
bは、ホイールギヤ26の回転中心を挟んで同一円周上
に所定間隔を保持して配置されていて、ホイールギヤ2
6の正逆回転時に、何れか一方がアクティブレバー27
の扇形面に対して当接・離脱し、何れか他方がアクティ
ブレバー27の係合凹所27aに対して進退する。
【0017】アクティブレバー27は、第1ケース部1
1aとカバー12に回動可能に支持されて、オープンリ
ンク23とロック操作レバー24間に位置しており、カ
バー12に対向する対向面側に係合凹所27a(図5参
照)、第1係合ピン27b(図5参照)、および第2係
合ピン27cを備え、第1ケース部11aに対向する対
向面側に第3係合ピン27dおよび突起部27eを備え
ている。また、アクティブレバー27は、ハウジング本
体11に設けた突片11cと弾撥的に係合するアーム2
7fを備えている。
【0018】アクティブレバー27において、係合凹所
27aはホイールギヤ26側に臨み、第1係合ピン27
bはオープンリンク23の係合溝23aに挿通されてい
る。また、第2係合ピン27cは後述するアイドルレバ
ー29の第2係合溝29bに係合し、第3係合ピン27
dはロック操作レバー24の受承部24bに受承され、
突起部27eは後述する掛止レバー32に近接して位置
している。またアクティブレバー27の係合凹所27a
は、ホイールギヤ26が正逆回転した際、ピン26aま
たは26bが選択的に進退して係合・非係合し、アクテ
ィブレバー27を図5の時計および反時計方向へ選択的
に回動させるように形成されている。
【0019】キーレバー28は、円柱状の柱状本体28
aとそれに一体に連結されたレバー部28bとからなる
もので、ハウジング本体11の第1ケース部11aに、
アイドルレバー29とともに回転可能に支持されてお
り、柱状本体28aには図1〜図3に示したキーシリン
ダBから突出するロッドCの先端部がトルク伝達可能に
嵌合する嵌合溝28cを備えるとともに、レバー部28
bの背面にはアイドルレバー29に設けた円弧状の第1
係合溝29aに挿入される係合ピン28d(図5参照)
を備えている。
【0020】アイドルレバー29は、その先端部に先端
側が開口する第2係合溝29bを備え、第2係合溝29
bには、アクティブレバー27の第2係合ピン27cが
挿入されている。キーレバー28は、キーブレード(図
示省略)によってキーシリンダBを回動操作することに
より回動してアイドルレバー29を図5の時計方向およ
び反時計方向へ選択的に回動させ、かつ、アイドルレバ
ー29を介してアクティブレバー27を図5の時計方向
および反時計方向へ選択的に回動させる。
【0021】第2作動機構30は、被掛止レバー(被ダ
ブルロックレバー)31、掛止レバー(ダブルロックレ
バー)32、電動モータ33を備えている。被掛止レバ
ー31は、線状のバネ鋼材(他の弾性素材で構成して実
施することも可能である)を屈曲形成してなるもので、
コイル状の基部31aと、基部31aから所定長さ延び
るレバー部31bと、レバー部31bの先端部に形成さ
れたフック状の被掛止部31cを備えている。被掛止レ
バー31においては、その基部31aがロック操作レバ
ー24を回動可能に支持する支持ピン24f周りに巻回
させた状態で、その基部31aの一端がロック操作レバ
ー24の掛止部24cに掛止され、そのレバー部31b
の中間部がロック操作レバー24の掛止部24eに掛止
されて取付けられている。被掛止レバー31は、レバー
部31bを図5の反時計方向へ付勢された状態でロック
操作レバー24に連動動作可能に組付けられていて、レ
バー部31bの先端部の背部にてアクティブレバー27
の第3係合ピン27dをロック操作レバー24の受承部
24bとにより受承している。
【0022】掛止レバー32は、第1ケース部11aと
カバー12に回動可能に取付けられていて、図5に示し
たように、一端側の揺動アーム32aの先端部に掛止部
32bを備え、他端側の揺動アーム32cの先端縁に円
弧状のギヤ部32dを備えている。電動モータ33は、
掛止レバー32を駆動して回動させるもので、その出力
軸に設けたウォーム33aを掛止レバー32のギヤ部3
2dに噛合させている。電動モータ33は、キーブレー
ド等に設けたダブルロックスイッチの操作(セット・ア
ンセット操作)によるリモートコントロール操作によっ
て駆動を制御される。掛止レバー32は、被掛止レバー
31が図6に示すダブルロック動作位置に移行している
状態で、電動モータ33の正回転駆動により図示時計方
向へ回動されると、図8に示したように被掛止レバー3
1の被掛止部31cを揺動アーム32aの掛止部32b
にて掛止(保持)する。
【0023】掛止レバー32による被掛止レバー31の
掛止状態(ダブルロック状態)は、掛止レバー32を図
示反時計方向へ回動動作させることにより解除される
が、この掛止レバー32の回動動作は、リモートコント
ロール操作による電動モータ33を逆回転駆動させるこ
とにより当然に行えるとともに、アクティブレバー27
のアンロック動作位置への移行動作によっても行われ
る。掛止レバー32が被掛止レバー31を掛止している
状態(セット位置)では、アクティブレバー27は図8
に示したようにロック動作位置に移行していて、アクテ
ィブレバー27の突起部27eが掛止レバー32の揺動
アーム32aの上方にてこれに近接して位置している。
このため、アクティブレバー27を図示時計方向へ回動
動作させれば、アクティブレバー27の突起部27eが
掛止レバー32の揺動アーム32aの上端部に当接して
揺動アーム32aを下方へ押動し、掛止レバー32を反
時計方向へ所定量回動させて、図6に示したように、掛
止レバー32による被掛止レバー31の掛止状態を解除
する(アンセット位置とする)。
【0024】第3作動機構40の各構成部材は、ハウジ
ング本体11の第2ケース部11bとボディ13間にて
その内部に配設されている。第3作動機構40は、オー
プンレバー41およびリフトレバー42を備えている。
オープンレバー41は、第2ケース部11bとサブベー
スプレート14間にて、支持ピン43aおよびトーショ
ンスプリング43bを介して回動可能に支持されてい
る。オープンレバー41の一方の回動端部41aには、
ドアAの車外側に設けたアウトサイドハンドルDに連結
するアウトサイドリンクEが連結され、かつ、他方の回
動端部41bには、オープンリンク23の連結部23c
が嵌着されて連結されている。オープンレバー41は、
アウトサイドハンドルDの開方向への操作(車外方向へ
の開操作)により、トーションスプリング43bに抗し
て他方の回動端部41bを上動させるように回動する。
リフトレバー42は、カバー13を貫通して延びる後述
するポール52の軸部52bの外周に一体回転可能に嵌
合していて、図5に示したように、その周縁部に設けた
係合片42aがオープンリンク23の係合片部23bの
上端縁の上方に臨んでいる。
【0025】被掛止機構50は、ラッチ51、ポール5
2、および、これらをそれぞれ付勢する一対のトーショ
ンスプリング53,54を備えるとともに、図4に示し
た3個のゴムクッション(符号省略)を備えているもの
で、ラッチ51とラッチ用のトーションスプリング53
とポール52の本体部52aは3個のゴムクッションと
ともにボディ13とベースプレート15間にてボディ1
3の内部に配設されている。
【0026】ラッチ51は、サブベースプレート14と
ボディ13とベースプレート15を貫通してこれらによ
って支持された支持ピン55を介して、ボディ13とベ
ースプレート15間にて回転可能に支持されていて、支
持ピン55の外周に同軸的に組付けたトーションスプリ
ング53の一端が掛止されている。トーションスプリン
グ53の他端はボディ13側に掛止されていて、ラッチ
51の回転を所定の力で規制し、ラッチ51が回転した
際にはラッチ51を回転復帰すべく付勢する。ラッチ5
1は、トーションスプリング53の作用にて、その掛止
溝51aの開口部がベースプレート15に設けた挿入溝
15aの開口部に略一致するように保持されている。
【0027】ポール52は、ブロック状の本体部52a
と、本体部52aに略直交して延びる軸部52bからな
るもので、軸部52bはボディ13とサブベースプレー
ト14を貫通してハウジング本体11の第2ケース部1
1b内に臨んだ状態で、サブベースプレート14および
ベースプレート15に回転可能に支持されている。ポー
ル52の軸部52bには、ボディ13とサブベースプレ
ート14間の中間部位の外周にポール用のトーションス
プリング54が同軸的に組付けられ、かつ、その先端の
部位にリフトレバー42が一体回転可能に嵌着固定(カ
シメ固定)されている。トーションスプリング54は、
その一端をポール52側に掛止されかつ他端をサブベー
スプレート14側に掛止されていて、ポール52の回転
を所定の力で規制するとともに、ポール52が回転した
際にはポール52を回転復帰すべく付勢する。ポール5
2は、本体部52aをラッチ51の外周に当接させてい
る。
【0028】ラッチ51は、車体側に組付けたストライ
カ56がベースプレート15の挿入溝15aを通して相
対的に進入した際には、ストライカ56の押動作用にて
トーションスプリング53に抗して回転しつつストライ
カ56を受け入れ、この間、ポール52はラッチ51の
外周に摺接しつつ外周の掛止部51bに相対的に移行し
て、図2に示したように同掛止部51bに掛止される。
これにより、ラッチ51は、ストライカ56を受け入れ
た回転状態でポール52により保持され、ストライカ5
6を掛止するとともにこの掛止状態を保持する。この状
態では、ドアは閉止状態にある。
【0029】ラッチ51は、この掛止状態では、トーシ
ョンスプリング53にて復帰方向へ付勢されており、リ
フトレバー42が回動されてポール52が回転しラッチ
51の掛止部51bから離脱した際には、トーションス
プリング53の付勢力で回動復帰するとともに、掛止溝
51aの開口部がベースプレート15に設けた挿入溝1
5aの開口部に一致する方向へ回転する。この状態で
は、ストライカ56はラッチ51の掛止溝51aおよび
ベースプレート15に設けた挿入溝15aから退出可能
である。従って、ドアはこの状態では開放可能である。
ポール52は、ラッチ51とストライカ56との掛止状
態および非掛止状態を選択的に形成すべく機能するもの
で、トーションスプリング54に抗して回転操作される
と、ラッチ51の掛止部51bから離脱してラッチ51
とストライカ56との掛止状態を解除する。
【0030】上記のように構成した当該ドアロック装置
においては説明を省略するが、ラッチ51とストライカ
56の掛止状態の解除が不能なロック状態を形成する作
動、ラッチ51とストライカ56の掛止状態の解除が可
能なアンロック状態を形成する作動、アンロック状態に
おいてドアを開閉操作する作動、ロック状態においてド
アを開閉操作する作動(いわゆるワンモーション作
動)、ロック状態をアンロック状態に解除し得ないダブ
ルロック状態を形成する作動、および、ダブルロック状
態を解除する作動が得られる。
【0031】ところで、本実施形態においては、図9〜
図12に示したように、ポール用のトーションスプリン
グ54として採用されたコイル状スプリングのコイル部
54aを収容する収容壁13aと、同スプリング54の
一端部54bがポール52の本体部52aに係合するこ
とを許容する円弧状の通孔13bと、同スプリングの他
端部54cがボディ13外に設けたサブベースプレート
14の係止部14aに係合することを許容する開口(欠
肉部)13cがボディ13にそれぞれ形成されていて、
開口13cは収容壁13aの下方に設けられている。
【0032】このように、本実施形態においては、ポー
ル用のトーションスプリング54がポール52の軸部5
2b外周に同軸的に組付けられているため、リニアーな
荷重特性が得られて、ポール52を回動操作する際の操
作フィーリングを良好とすることができるとともに、ポ
ール52の作動信頼性も良好とすることができる。ま
た、ラッチ51、ラッチ用トーションスプリング53、
ポール52、ポール用トーションスプリング54、ボデ
ィ13、ベースプレート15、サブベースプレート1
4、リフトレバー42および3個のゴムクッション等の
構成部材を組付けて図9〜図11に示したような組立体
とする際において、各構成部材を一体的に組付けた後
に、ボディ13の開口13cを通してボディ13外に突
出しているポール用トーションスプリング54の他端部
54cをサブベースプレート14の係止部14aに係合
することが可能であり、ポール52が自由に回転し得る
状態にて当該組立体の組付を完了することが可能であ
る。
【0033】したがって、当該組立体の組付性、特に、
ポール52の軸部52b先端にリフトレバー42を固定
する作業をポール52が自由に回転し得る状態(ポール
52にばね付勢力が作用していない状態)にて容易かつ
正確に行うことができる。また、ポール用トーションス
プリング54のコイル部54aはボディ13に形成した
収容壁13a内に収容されるため、雨水等の影響を受け
難く、しかも潤滑用グリースを十分に貯えることができ
るため、長期間安定したスプリング性能を維持すること
ができる。
【0034】また、本実施形態においては、ボディ13
に形成される開口13cを収容壁13aの下方に設けた
ため、仮に水がボディ13に形成された収容壁13a内
に入っても、収容壁13aの下方に設けた開口13cを
通して排水することが可能であり、収容壁13a内に水
が溜まることを防ぐことができて、ポール用トーション
スプリング54の水による影響を最小限に抑えることが
できる。
【0035】本実施の形態においては、トーションスプ
リング54の他端部54cをサブベースプレート14の
係止部14aに係合させているが、係止部14aをボデ
ィ13の例えば開口13cの縁等に形成して、トーショ
ンスプリング54の他端部54cをボディ13に係合さ
せるようにしても良い。
【0036】本実施の形態においては、ドアロック装置
は、ハウジング10内に収容される第1作動機構20、
第2作動機構30および第3作動機構40を備えている
が、ダブルロックの設定がない仕様の場合には、第2作
動機構30を備えないドアロック装置としてもよい。こ
の場合、第1作動機構20のロック操作レバー24の受
承部24bは、第1作動機構20のアクティブレバー2
7の第3係合ピン27dが挿通される長孔形状とされ、
ロック操作レバー24とアクティブレバー27とは係脱
不能に連結される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ドアロック装置をドアの
内部に配設して車内側からみた内側面図である。
【図2】同ドアロック装置をドアの後方側からみた後面
図である。
【図3】同ドアロック装置を上方からみた平面図であ
る。
【図4】同ドアロック装置の分解斜視図である。
【図5】同ドアロック装置のアンロック状態における各
構成部材の動作状態を示す側面図である。
【図6】同ドアロック装置のロック状態における各構成
部材の動作状態を示す側面図である。
【図7】同ドアロック装置のロック状態におけるワンモ
ーション作動時の各構成部材の動作状態を示す側面図で
ある。
【図8】同ドアロック装置のダブルロック状態における
各構成部材の動作状態を示す側面図である。
【図9】ラッチ、ラッチ用トーションスプリング、ポー
ル、ポール用トーションスプリング、ボディ、ベースプ
レート、サブベースプレート、リフトレバーおよび3個
のゴムクッション等からなる組立体の前面図である。
【図10】図9に示した組立体の後面図である。
【図11】図9に示した組立体の底面図である。
【図12】図9に示した組立体の要部縦断左側面図であ
る。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…ハウジング本体、11a…第
1ケース部、11b…第2ケース部、12…カバー、1
3…ボディ、13a…収容壁、13b…通孔、13c…
開口、14…サブベースプレート、14a…係止部、1
5…ベースプレート、42…リフトレバー、51…ラッ
チ、52…ポール、52a…本体部、52b…軸部、5
3…ラッチ用トーションスプリング、54…ポール用ト
ーションスプリング、54a…コイル部、54b…一端
部、54c…他端部、A…ドア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋月 龍次郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 木本 典夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 村松 明 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 早川 茂 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 園 靖彦 愛知県幡豆郡吉良町大字友国字池上70番地 6 アイシン機工株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ00 JJ10 PP01 PP02 PP05 PP07 QQ01 QQ03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチとこれを所定の方向に回転付勢す
    るラッチ用トーションスプリングとポールの本体部がド
    アに組付けられるボディとベースプレート間に配設さ
    れ、前記ボディを貫通する前記ポールの軸部と前記ポー
    ルを所定の方向に回転付勢するポール用トーションスプ
    リングが前記ボディとサブベースプレート間に配設され
    るように構成した自動車用ドアロック装置であって、前
    記ポール用トーションスプリングを前記ポールの軸部外
    周に同軸的に組付けられるコイル状スプリングにて構成
    し、同スプリングのコイル部を収容する収容壁と同スプ
    リングの一端部が前記ポールの本体部に係合することを
    許容する通孔と同スプリングの他端部が前記サブベース
    プレートまたは前記ボディに係合することを許容する開
    口とを前記ボディに形成し、前記ボディおよび前記サブ
    ベースプレートを貫通する前記ポールの軸部先端にレバ
    ーが固定されるようにしたことを特徴とする自動車用ド
    アロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用ドアロック装
    置において、前記開口を前記収容壁の下方に設けたこと
    を特徴とする自動車用ドアロック装置。
JP2000326910A 2000-10-26 2000-10-26 自動車用ドアロック装置 Expired - Fee Related JP4538939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000326910A JP4538939B2 (ja) 2000-10-26 2000-10-26 自動車用ドアロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000326910A JP4538939B2 (ja) 2000-10-26 2000-10-26 自動車用ドアロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002129809A true JP2002129809A (ja) 2002-05-09
JP4538939B2 JP4538939B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=18804023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000326910A Expired - Fee Related JP4538939B2 (ja) 2000-10-26 2000-10-26 自動車用ドアロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4538939B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7478846B2 (en) 2006-01-25 2009-01-20 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door lock device and assembling method thereof
WO2009047996A1 (ja) 2007-10-09 2009-04-16 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 車両用ドアラッチ装置
JP2014134093A (ja) * 2012-12-12 2014-07-24 Shiroki Corp ロック装置及びロック装置の組み付け方法
JP2015007363A (ja) * 2013-05-30 2015-01-15 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158869U (ja) * 1981-03-31 1982-10-05
JPS60129465U (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 株式会社 大井製作所 自動車用ドアロツク操作装置
JPH0281880U (ja) * 1988-12-15 1990-06-25
JPH06146687A (ja) * 1992-10-30 1994-05-27 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用ドアロックの閉鎖装置
JPH0734743A (ja) * 1993-07-20 1995-02-03 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両ドア用オートクローズロック装置
JPH0949356A (ja) * 1995-08-08 1997-02-18 Johnan Seisakusho Co Ltd 自動車のバックドアのロック装置
JPH10102871A (ja) * 1996-10-01 1998-04-21 Aisin Seiki Co Ltd ドアクローザ装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158869U (ja) * 1981-03-31 1982-10-05
JPS60129465U (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 株式会社 大井製作所 自動車用ドアロツク操作装置
JPH0281880U (ja) * 1988-12-15 1990-06-25
JPH06146687A (ja) * 1992-10-30 1994-05-27 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用ドアロックの閉鎖装置
JPH0734743A (ja) * 1993-07-20 1995-02-03 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両ドア用オートクローズロック装置
JPH0949356A (ja) * 1995-08-08 1997-02-18 Johnan Seisakusho Co Ltd 自動車のバックドアのロック装置
JPH10102871A (ja) * 1996-10-01 1998-04-21 Aisin Seiki Co Ltd ドアクローザ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7478846B2 (en) 2006-01-25 2009-01-20 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door lock device and assembling method thereof
WO2009047996A1 (ja) 2007-10-09 2009-04-16 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 車両用ドアラッチ装置
US8376419B2 (en) 2007-10-09 2013-02-19 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle door latch device
JP2014134093A (ja) * 2012-12-12 2014-07-24 Shiroki Corp ロック装置及びロック装置の組み付け方法
JP2015007363A (ja) * 2013-05-30 2015-01-15 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4538939B2 (ja) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7232161B2 (en) Latch device for vehicle tailgate
JP3758929B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
AU2006200582B2 (en) Door lock apparatus for a vehicle
CN108999500B (zh) 具闩锁机构和带重置装置的外侧释放机构的闭合闩锁组件
JP2002129811A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP3143601B2 (ja) 車両の車内鍵忘れ防止装置
JPH0723658B2 (ja) 車両用ロック機構
JP4618493B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP2002129813A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP3854029B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2002129809A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2002129810A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2002129806A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP3767342B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2001262902A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP4282525B2 (ja) ドアロック装置
JP4586245B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP4962600B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP5021419B2 (ja) 車両用開閉体のロック装置
JP2002038798A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP3867951B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP3789112B2 (ja) 動力伝達装置およびドアロック装置
JP3867950B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP4825078B2 (ja) ドアロック装置
JP5024573B2 (ja) 自動車用ドアロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100225

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4538939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees