JP2014134093A - ロック装置及びロック装置の組み付け方法 - Google Patents

ロック装置及びロック装置の組み付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組み付けが容易となるロック装置及びロック装置の組み付け方法を提供することを課題とする。
【解決手段】
フック57を付勢するスプリング(付勢部材)71は、ベース51とフック57との間
に配置され、ポール61を付勢するスプリング(付勢部材)73は、ベース51とポール61との間に配置され、ベース51にフック57の突部57eとスプリング71の外端部との係止を行うために長穴51jと、ポール61の突部61eとスプリング73の外端部との係止を行うために長穴51kとを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等に設けられるロック装置、及びそのロック装置の組み付け方法に関する。
ベース上に回転可能に設けられ、ストライカが進入可能な溝を有するフックと、ベース上に回転可能に設けられ、フックの回転を禁止するポールとを有するロック装置において、小型化のために、フック、ポールを付勢するスプリングをベースとフック、ベースとポールとの間に配置することがなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4633739号公報
このような構成のロック装置のスプリングは、一端部がベースに、他端部がフックやポールに係止される。
しかし、スプリングをベースとフック、ベースとポールとの間に配置する構成の組み付けは、ベースの上にスプリングを配置し、スプリングの上にフックやポールを配置することとなる。よって、スプリングの一端部とベースとの係止は容易に行うことができる。しかし、スプリングの他端部とフックやポールとの係止は、フックやポールを配置した後に行わなければならないので、スプリングがフックやポールで覆われてしまうので、困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、組み付けが容易となるロック装置及びロック装置の組み付け方法を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したロック装置は、
ベースと、
該ベース上に設けられ、ストライカが進入可能な溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するロック位置まで回転可能なフックと、
前記ベース上に回転可能に設けられ、前記ロック位置に位置する前記フックに係合することにより前記フックの回転を禁止するポールと、
一端部が前記ベースに、他端部が前記フックに係止され、前記フックを前記アンロック位置方向に付勢するフック付勢部材と、
一端部が前記ベースに、他端部が前記ポールに係止され、前記ポールを前記フックに係合する方向に付勢するポール付勢部材と、
を有し、
前記フック付勢部材、前記ポール付勢部材のうち少なくとも1つの付勢部材(以下、付勢部材という)は、前記ベースと前記付勢部材の他端部が係止される部材(以下、被係止部材という)との間の空間に配置され、
前記被係止部材の回転中心以外の箇所に形成され、前記付勢部材の他端部が係止される突部と、
前記ベースに形成され、少なくとも一部が前記突部の回転軌跡と重なる貫通した穴と、
を設けたことを特徴とする。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したロック装置の組み付け方法は、
ベースと、
該ベース上に設けられ、ストライカが進入可能な溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するロック位置まで回転可能なフックと、
前記ベース上に回転可能に設けられ、前記ロック位置に位置する前記フックに係合することにより前記フックの回転を禁止するポールと、
一端部が前記ベースに、他端部が前記フックに係止され、前記フックを前記アンロック位置方向に付勢するフック付勢部材と、
一端部が前記ベースに、他端部が前記ポールに係止され、前記ポールを前記フックに係合する方向に付勢するポール付勢部材と、
を有し、
前記フック付勢部材、前記ポール付勢部材のうち少なくとも1つの付勢部材(以下、付勢部材という)は、前記ベースと前記付勢部材の他端部が係止される部材(以下、被係止部材という)との間の空間に配置され、
前記被係止部材の回転中心以外の箇所に形成され、前記付勢部材の他端部が係止される突部と、
前記ベースに形成され、少なくとも一部が前記突部の回転軌跡と重なる貫通した穴と、
を設け、
前記突部と前記付勢部材の他端部との係止は、
自然状態にある前記付勢部材を前記ベースの一方の面に配置し、
前記付勢部材の一端部を前記ベースに係止させると共に、
前記付勢部材の他端部を前記ベースの他方の面から前記穴を介して、挿入された治具により前記付勢部材の付勢力が発生してる状態で保持し、
前記被係止部材を前記付勢部材上に配置すると共に、前記付勢部材の他端部を保持する力を解除した際に、前記付勢部材の他端部が移動する方向に前記突部を位置させた上で、
前記付勢部材の他端部を保持する力を解除し、前記付勢部材の他端部を前記突部に係止させることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本願発明によれば、
前記フック付勢部材、前記ポール付勢部材のうち少なくとも1つの付勢部材(以下、付勢部材という)は、前記ベースと前記付勢部材の他端部が係止される部材(以下、被係止部材という)との間の空間に配置され、
前記被係止部材の回転中心以外の箇所に形成され、前記付勢部材の他端部が係止される突部と、
前記ベースに形成され、少なくとも一部が前記突部の回転軌跡と重なる貫通した穴と、
を設けたことにより、
前記突部と前記付勢部材の他端部との係止は、
自然状態にある前記付勢部材を前記ベースの一方の面に配置し、
前記付勢部材の他端部を前記ベースの他方の面から前記穴を介して、前記付勢部材の付勢力が発生している状態で保持し、
前記被係止部材を前記付勢部材上に配置すると共に、前記付勢部材の他端部を保持する力を解除した際に、前記付勢部材の他端部が移動する方向に前記突部を位置させた上で、
前記付勢部材の他端部を保持する力を解除し、前記他端部を前記突部に係止させることができるので、組み付けが容易となる。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
第1実施形態のロック装置の分解斜視図である。 図1のロック装置のアンロック状態を示す図で、図1のII方向からみた図である。 図2のロック装置のロック状態を示す図である。 図1の切断線IV−IVでの断面図である。 図1の切断線V−Vでの断面図である。 本実施形態のロック装置の組み付けを説明する図である。 第2実施形態のロック装置の分解斜視図である。 図7のロック装置のアンロック状態を示す図で、図7のVIII方向からみた図である。 図8のロック装置のロック状態を示す図である。 第3実施形態のロック装置の分解斜視図である。 図10に示すロック装置を組み付けた時の矢印XI方向から見た平面図でロック装置のロック状態を示す図である。 図11に示すロック装置の背面図である。 図11の切断線XIII-XIIIでの切断部端面図である。 図11の切断線XIV-XIVでの切断部端面図である。 図11に示すロック装置のアンロック状態を示す図である。 図12に示すロック装置のアンロック状態を示す図である。 図10に示すストッパ部材の正面図である。 図17の背面図である。 図17の左側面図である。 図11に示すロック装置のフックとスプリングとをベースプレート本体部に組み付ける方法を説明する図である。 図11に示すロック装置のフックとスプリングとをベースプレート本体部に組み付ける方法を説明する図である。 図11に示すロック装置のフックとスプリングとをベースプレート本体部に組み付ける方法を説明する図である。 図11に示すロック装置のフックとスプリングとをベースプレート本体部に組み付ける方法を説明する図である。 図11に示すロック装置のフックとスプリングとをベースプレート本体部に組み付ける方法を説明する図である。
<第1実施形態>
次に図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。図1は第1実施形態のロック装置の分解斜視図、図2は図1のロック装置のアンロック状態を示す図で、図1のII方向からみた図、図3は図2のロック装置のロック状態を示す図である。
これらの図おいて、移動側(例えば、フロアに対して回転可能に設けられたシート、ドア、トランクリッド、エンジンフッド等)固定側(ボデー側)の内のどちらか一方に設けられたベース51の一方の面には、移動側、固定側の内の他方に設けられたストライカ53(図3参照)が進入可能な溝51aが形成されている。
溝51aを挟んで、ベース51の一方の側には、フック57が設けられている。このフック57には貫通した穴57hが形成されている。更に、ベース51にも貫通した穴51hが形成されている。この穴51hの径は、フック57の穴57hの径と略同じに設定されている。ベース51の他方の面側には、ブッシュ45が設けられる。ブッシュ45は、ベース51の穴51hに挿入される円筒部45aと、円筒部45aの基部に形成され、ベース51の他方の面に当接する取付部45bとからなっている。円筒部45aの外径は、フック57の穴57hより若干小さくなるように設定されている。ベース51の穴51hを挿通した円筒部45aは、フック57の穴57hを挿通し、フック57の穴57hを通した円筒部45aの先端部はかしめられている。このため、フック57はベース51に対して回転可能となっている。
そして、本実施形態では、図2に示すフック57の位置をアンロック位置、図3に示すフック57の位置をロック位置という。
溝51aを挟んで、ベース51の他方の側には、ポール61が回転可能に設けられている。更に、ベース51にも貫通した穴51iが形成されている。この穴51iの径は、ポール61の穴61hの径と略同じに設定されている。ベース51の他方の面側には、ブッシュ47が設けられる。ブッシュ47は、ベース51の穴51iに挿入される円筒部47aと、円筒部47aの基部に形成され、ベース51の他方の面に当接する取付部47bとからなっている。円筒部47aの外径は、ポール61の穴61hより若干小さくなるように設定されている。ベース51の穴51iを挿通した円筒部47aは、ポール61の穴61hを挿通し、ポール61の穴61hを通した円筒部47aの先端部はかしめられている。このため、ポール61はベース51に対して回転可能となっている。
フック57には、ストライカ59が進入可能な溝57aが形成されている。また、フック57の周部には、フック57のアンロック位置への回転方向に沿って、第1凸部57b、第2凸部57cが形成されている。第1凸部57bと第2凸部57cとの間には、周面から内部に向かって徐々に細くなるように形成された凹部57dが形成されている。更に、フック57の周部には、半径方向に延出するストッパ突部57sが形成されている。
ポール61のフック57と対向する面には、フック57の凹部57dに係脱可能な凸部61aが形成されている。また、ポール61のフック57と対向する面には、フック57の第2凸部57cが進入可能な凹部61bが形成されている。
ベース51とフック57との間には、フック57をアンロック位置方向(図2、図3において矢印UL)に付勢するスプリング(スパイラルスプリング:フック付勢部材)71が設けられている。また、ベース51とポール61との間には、ポール61をフック57に係合する方向(図2、図3において、矢印E方向)に付勢するスプリング(スパイラルスプリング:ポール付勢部材)73が設けられている。
フック57,ポール61が設けられるベース51の一方の面上で、フック57用の穴51hの回りには、フック57方向に突出する第1突部51b、第2突部51c、第3突部51dが形成されている。これら3つの突部の頂部で、回転するフック57を3点で支持している。これら3つの突部の頂部までの高さは、スプリング71の厚み(フック57の回転軸方向)より高く設定されている。また、ベース51の一方の面には、穴51hの中心を中心とする円弧状の貫通した長穴51jが形成されている。一方、フック57には、図4に示すように、ベース51方向に突出する突部57eが形成されている。この突部57eの高さは、ベース51に当接しない高さに設定され、突部57eとフック57の回転中心軸との距離は、ベース51の円弧状の長穴51jの半径と同じに設定されている。よって、フック57が回転すると、突部57eは、ベース51の円弧状の長穴51j上を長穴51jに沿って移動することとなる。
フック57,ポール61が設けられるベース51の一方の面上で、ポール61用の穴61hの回りにも、ポール61方向に突出する第4突部51e、第5突部51f、第6突部51gが形成されている。これら3つの突部の頂部で、回転するポール61を3点で支持している。これら3つの突部の頂部までの高さは、スプリング73の厚み(ポール61の回転軸方向)より高く設定されている。これらの3つの突部は、スプリング73を囲むように形成されている。また、ベース51の一方の面には、穴51iの中心を中心とする円弧状の貫通した長穴51kが形成されている。一方、ポール61には、図5に示すように、ベース51方向に突出する突部61eが形成されている。この突部61eの高さは、ベース51に当接しない高さに設定され、突部61eとポール61の回転中心軸との距離は、ベース51の円弧状の長穴51kの半径と同じに設定されている。よって、ポール61が回転すると、突部61eは、ベース51の円弧状の長穴51k上を長穴51kに沿って移動することとなる。
前述したスプリング71の内端部はベース51の第1突部51bに係止され、外端部はフック57の突部57eに係止され、スプリング71はフック57をアンロック位置方向に付勢している。
また、前述したスプリング73の内端部はベース51の第4突部51eに係止され、外端部はポール61の突部61eに係止され、スプリング73はポール61をフック57に係合する方向に付勢している。更に、本実施形態では、スプリング73の内端部が係止される第4突部51e以外の突部のうち、第5突部51fは、スプリング73の周面が常に当接する位置に、形成されている。
次に、上記構成の作動を説明する。
フック57がロック位置にある図3の状態は、フック57の凹部57dと、ポール61の凸部61aとが係合し、フック57のアンロック方向への回転が禁止され、ストライカ53はフック57の溝57aから離脱できない状態である(ロック状態)。
ここで、スプリング73の付勢力に抗して、ポール61を反矢印E方向に回転させると、ポール61はフック57から離れ、フック57の凹部57dと、ポール61の凸部61aとの係合が解除され、フック57はスプリング71の付勢力により、図2に示すアンロック位置方向に回転し、ストライカ53はフック57の溝57aから離脱できる状態となる(アンロック状態)。
尚、本実施形態では、ベース51のフック57が設けられる側には、ストッパ51sが形成されている。このストッパ51sに、アンロック位置にあるフック57のストッパ突部57sが当接し、それ以上のアンロック位置方向への回転を禁止している。
逆に、図2に示すアンロック状態にある場合、ストライカ53でフック57の溝57aの開口部近傍の面57nを押すと、フック57はスプリング71の付勢力に抗してロック位置方向へ回転する。そして、フック57の凹部57dと、ポール61の凸部61aとが係合し、フック57のアンロック方向への回転が禁止され、ストライカ53はフック57の溝57aから離脱できない状態でロック状態となる。
次に、上記構成のロック装置の組み付け方法を図1−図3、図6を用いて説明する。図6は本実施形態のロック装置の組み付けを説明する図である。
最初に、ベース51の他方の面側からブッシュ45の円筒部45aをベース51の穴51hに挿入する。また、ベース51の他方の面側からブッシュ47の円筒部47aをベース51の穴51iに挿入する。このとき、ベース51の一方の面側よりブッシュ45の円筒部45a、ブッシュ47の円筒部47aが突出する。
次に、ベース51の一方の面側にスプリング71を配置し、更に、スプリング71の内端部を第1突部51bに係止させる。このとき自然状態にあるスプリング71の外端部は、図6の二点鎖線に示すように、長穴51jの一方の端部側に位置する。
ベース51の他方の面側から棒状の治具81を用い、自然状態にあるスプリング71の外端部を長穴51jに沿って長穴51jの他方の端部側(図6の実線で示す位置)へ移動させる。このとき、スプリング71は自然状態より縮径し、弾性反発力が発生する。
フック57の突部57eが長穴51jと重なるように、ベース51の一方の面側から突出したブッシュ45の円筒部45aに、フック57の穴57hを挿入する。そして、治具81を取り外すと、スプリング71は弾性反発力により拡径し、スプリング71の外端部は、長穴51jの一方の端部方向へ移動し、フック57の突部57eに係止される。
更に、ベース51の一方の面側にスプリング73を配置し、更に、スプリング73の内端部を第4突部51eに係止させる。このとき自然状態にあるスプリング73の外端部は、スプリング71と同様に、長穴51kの一方の端部側に位置する。
ベース51の他方の面側から棒状の治具を用い、自然状態にあるスプリング73の外端部を長穴51kに沿って長穴51kの他方の端部側へ移動させる。このとき、スプリング73は自然状態より縮径し、弾性反発力が発生する。
ポール61の突部61eが長穴51kの一方の端部側に位置するように、ベース51の一方の面側から突出したブッシュ47の円筒部47aに、ポール61の穴61hを挿入する。そして、治具を取り外すと、スプリング73は弾性反発力により拡径し、スプリング73の外端部は、長穴51kの一方の端部方向へ移動し、ポール61の突部61eに係止される。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) フック57、ポール61を付勢するスプリング71、スプリング73をベース51とフック57、ベース51とポール161との間に配置しても、長穴51j、長穴51kを介してスプリング71、スプリング73の外端部を、フック57の突部57e、ポール61の突部61eに係止することができ、組み付けが容易となる。
(2) フック57の突部57eの回転軌跡と、ベース51の長穴51jとを一致させたことにより、スプリング71の外端部を移動させる位置の範囲が広くなり、組み付けが容易となる。また、ポール61の突部61eの回転軌跡と、ベース51の長穴51Kとを一致させたことにより、スプリング73の外端部を移動させる位置の範囲が広くなり、組み付けが容易となる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。以下のように変形可能である。
(1) 上記実施形態では、フック57の突部57eの回転軌跡と、ベース51の長穴51jとは一致していた。しかし、少なくとも、フック57の突部57eの回転軌跡が、ベース51の長穴51jの一部と重なるように設定すれば、長穴51jの一部を越える位置まで、スプリング71の外端部を移動させることにより、スプリング71の外端部にフック57の突部57eを係止させることができる。
(2) 上記実施形態では、ポール61の突部61eの回転軌跡と、ベース51の長穴51kとは一致していた。しかし、少なくとも、ポール61の突部61eの回転軌跡が、ベース51の長穴51kの一部と重なるように設定すれば、長穴51kの一部を越える位置まで、スプリング73の外端部を移動させることにより、スプリング73の外端部にポール61の突部61eを係止させることができる。
<第2実施形態>
図面を用いて本発明の第2実施形態を説明する。図7は第2実施形態のロック装置の分解斜視図、図8は図7のロック装置のアンロック状態を示す図で、図7のVIII方向からみた図、図9は図8のロック装置のロック状態を示す図である。
これらの図おいて、移動側(例えば、フロアに対して回転可能に設けられたシート、ドア、トランクリッド、エンジンフッド等)固定側(ボデー側)の内のどちらか一方に設けられたベース151の一方の面には、移動側、固定側の内の他方に設けられたストライカ153(図9参照)が進入可能な溝51aが形成されている。
溝151aを挟んで、ベース151の一方の側には、フック157が設けられている。このフック157には貫通した穴157hが形成されている。更に、ベース151にも貫通した穴151hが形成されている。この穴151hの径は、フック157の穴157hの径と略同じに設定されている。ベース151の他方の面側には、ブッシュ145が設けられる。ブッシュ45は、ベース151の穴151hに挿入される円筒部145aと、円筒部145aの基部に形成され、ベース151の他方の面に当接する取付部145bとからなっている。円筒部145aの外径は、フック157の穴157hより若干小さくなるように設定されている。ベース151の穴151hを挿通した円筒部145aは、フック157の穴157hを挿通し、フック157の穴157hを通した円筒部145aの先端部はかしめられている。このため、フック157はベース151に対して回転可能となっている。
そして、本実施形態では、図8に示すフック157の位置をアンロック位置、図9に示すフック157の位置をロック位置という。
溝151aを挟んで、ベース151の他方の側には、ポール161が回転可能に設けられている。更に、ベース151にも貫通した穴151iが形成されている。この穴151iの径は、ポール161の穴161hの径と略同じに設定されている。ベース151の他方の面側には、ブッシュ147が設けられる。ブッシュ147は、ベース151の穴151iに挿入される円筒部147aと、円筒部147aの基部に形成され、ベース151の他方の面に当接する取付部147bとからなっている。円筒部147aの外径は、ポール161の穴161hより若干小さくなるように設定されている。ベース151の穴151iを挿通した円筒部147aは、ポール161の穴161hを挿通し、ポール161の穴161hを通した円筒部147aの先端部はかしめられている。このため、ポール161はベース51に対して回転可能となっている。
フック157には、ストライカ159が進入可能な溝157aが形成されている。また、フック157の周部には、フック157のアンロック位置への回転方向に沿って、第1凸部157b、第2凸部157cが形成されている。第1凸部157bと第2凸部157cとの間には、周面から内部に向かって徐々に細くなるように形成された凹部157dが形成されている。
ポール161のフック157と対向する面には、フック157の凹部157dに係脱可能な凸部161aが形成されている。ここで、凸部161aは先端部が円弧状で、側辺が少し凹んだ形状となっている。また、ポール161のフック157と対向する面には、フック157の第2凸部157cが進入可能な凹部161bが形成されている。
ベース151とフック157との間には、フック157をアンロック位置方向(図8、図9において矢印UL)に付勢するスプリング(スパイラルスプリング:フック付勢部材)171が設けられている。また、ベース151とポール161との間には、ポール161をフック157に係合する方向(図8、図9において、矢印E方向)に付勢するスプリング(スパイラルスプリング:ポール付勢部材)173が設けられている。
フック157,ポール161が設けられるベース151の一方の面上で、フック157用の穴151hの回りには、フック157方向に突出する第1突部151b、第2突部151c、第3突部151d、ストッパ突部151sが形成されている。これら4つの突部のうちの3つの突部の頂部で、回転するフック157を3点で支持している。これら4つの突部の頂部までの高さは、スプリング171の厚み(フック157の回転軸方向)より高く設定されている。また、ベース151の一方の面には、穴151jが形成されている。一方、フック157には、図7に示すように、ベース151方向に突出する突部157eが形成されている。この突部157eの高さは、ベース151に当接しない高さに設定されている。更に、この突部157eは、フック157が回転すると、ベース151の穴151c上を通過し、ベース151上のストッパ突部151sに当接可能な位置に形成さ
れている。
フック157,ポール161が設けられるベース151の一方の面上で、ポール161用の穴161hの回りにも、ポール161方向に突出する第4突部151e、第5突部151f、第6突部151gが形成されている。これら3つの突部の頂部で、回転するポール161を3点で支持している。これら3つの突部の頂部までの高さは、スプリング173の厚み(ポール161の回転軸方向)より高く設定されている。また、ベース151の一方の面には、穴151kが形成されている。一方、ポール161には、図7に示すように、ベース151方向に突出する突部161eが形成されている。この突部161eの高さは、ベース151に当接しない高さに設定されている。更に、この突部161eは、ポール161が回転すると、ベース151の穴151k上を通過する位置に形成されている。
前述したスプリング171の内端部はベース151の第1突部151bに係止され、外端部はフック157の突部157eに係止され、スプリング171はフック157をアンロック位置方向に付勢している。
また、前述したスプリング173の内端部はベース151の第4突部151eに係止され、外端部はポール161の突部161eに係止され、スプリング173はポール161をフック157に係合する方向に付勢している。
次に、上記構成の作動を説明する。
フック157がロック位置にある図9の状態は、フック157の凹部157dと、ポール161の凸部161aとが係合し、フック157のアンロック方向への回転が禁止され、ストライカ153はフック157の溝157aから離脱できない状態である(ロック状態)。
ここで、スプリング173の付勢力に抗して、ポール161を反矢印E方向に回転させると、ポール161はフック157から離れ、フック157の凹部157dと、ポール161の凸部161aとの係合が解除され、フック157はスプリング171の付勢力により、図8に示すアンロック位置方向に回転し、ストライカ153はフック157の溝157aから離脱できる状態となる(アンロック状態)。
尚、本実施形態では、ベース151のフック157が設けられる側には、ストッパ突部151sが形成されている。このストッパ突部151sに、アンロック位置にあるフック157の突部157eが当接し、それ以上のアンロック位置方向への回転を禁止している。
逆に、図8に示すアンロック状態にある場合、ストライカ153でフック157の溝157aの開口部近傍の面157nを押すと、フック157はスプリング171の付勢力に抗してロック位置方向へ回転する。そして、フック157の凹部157dと、ポール161の凸部161aとが係合し、フック157のアンロック方向への回転が禁止され、ストライカ153はフック157の溝157aから離脱できない状態でロック状態となる。
次に、上記構成のロック装置の組み付け方法を図7−図9を用いて説明する。
最初に、ベース151の他方の面側からブッシュ145の円筒部145aをベース151の穴151hに挿入する。また、ベース151の他方の面側からブッシュ147の円筒部147aをベース151の穴151iに挿入する。このとき、ベース151の一方の面
側よりブッシュ145の円筒部45a、ブッシュ147の円筒部147aが突出する。
次に、ベース151の一方の面側にスプリング171を配置し、更に、スプリング171の内端部を第1突部151bに係止させる。また、スプリング171の外端部をベース151の他方の面から丸穴151jを介して、スプリング171の付勢力が発生してる状態で保持する。フック157をスプリング171上に配置すると共に、スプリング171の外端部を保持する力を解除した際に、スプリング171の外端部が移動する方向にフック157の突部157eを位置させた上で、スプリング171の外端部を保持する力を解除し、スプリング171の外端部をフック157の突部157eに係止させる。
更に、ベース151の一方の面側にスプリング173を配置し、更に、スプリング173の内端部を第4突部151eに係止させる。また、スプリング173の外端部をベース151の他方の面から丸穴151kを介して、スプリング173の付勢力が発生してる状態で保持する。ポール161をスプリング173上に配置すると共に、スプリング173の外端部を保持する力を解除した際に、スプリング173の外端部が移動する方向にポール161の突部161eを位置させた上で、スプリング173の外端部を保持する力を解除し、スプリング173の外端部をポール161の突部161eに係止させる。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) フック157、ポール161を付勢するスプリング171、スプリング173をベース151とフック157、ベース151とポール161との間に配置しても、穴151j、穴151kを介してスプリング171、スプリング173の外端部を、フック157の突部157e、ポール161の突部161eに係止することができ、組み付けが容易となる。
<第3実施形態>
図面を用いて本発明の第3実施形態を説明する。図10は実施形態のロック装置の分解斜視図、図11は図10に示すロック装置を組み付けた時の矢印II方向から見た平面図でロック装置のロック状態を示す図、図12は図11に示すロック装置の背面図、図13は図11の切断線IV-IVでの切断部端面図、図14は図11の切断線V-Vでの切断部端面図、図15は図11に示すロック装置のアンロック状態を示す図、図16は図12に示すロック装置のアンロック状態を示す図、図17は図10に示すストッパ部材の正面図、図18は図17の背面図、図19は図17の左側面図である。
最初に、図10−図14を用いて、本実施形態のロック装置の構成を説明する。これらの図おいて、移動側(例えば、フロアに対して回転可能に設けられたシート、ドア、トランクリッド、エンジンフッド等)固定側(ボデー側)のうちのどちらか一方に設けられたベースプレート251には、移動側、固定側のうちの他方に設けられたストライカ253が進入可能な溝(ベースプレート溝)251aが形成されている。
本実施形態のベースプレート251は、溝251aが形成されたベースプレート本体部251mと、ベースプレート本体部251mと一体的に形成された挟み部251n(詳細は後述する)とからなっている。
ベースプレート本体部251mの溝251aを挟んで一方の側には、フック257が配置されている。フック257には貫通した穴257hが形成され、ベースプレート251にも貫通した穴251hが形成されている。この穴251hの径は、フック257の穴257hの径と略同じに設定されている。
ベースプレート本体部251mの一方の面側には、ブッシュ245が設けられる。このブッシュ245は、フック257の穴257h、ベースプレート本体部251mの穴251hの順に挿入される円筒部245aと、円筒部245aの基部に形成され、フック257の穴257hの周縁部に当接する取付部245bとからなっている。円筒部245aの外径は、フック257の穴257hの径、ベースプレート本体部251mの穴251hの径より若干小さくなるように設定されている。ベースプレート本体部251mの穴251hを挿通し、ベースプレート本体部251mの他方の面側に突出した円筒部245aはかしめられている。このため、フック257はベースプレート本体部251mに対して回転可能となっている。
そして、本実施形態では、図11に示すフック257の位置をロック位置、図15に示すフック257の位置をアンロック位置という。
ベースプレート本体部251mの溝251aを挟んで他方の側には、ポール261が配置されている。ポール261には貫通した穴261hが形成され、ベースプレート本体部251mにも貫通した穴251iが形成されている。この穴251iの径は、ポール261の穴261hの径と略同じに設定されている。
ベースプレート本体部251mの一方の面側には、ブッシュ247が設けられる。ブッシュ247は、ポール261の穴261h、ベースプレート本体部251mの穴251iの順に挿入される円筒部247aと、円筒部247aの基部に形成され、ポール261の穴261hの周縁部に当接する取付部247bとからなっている。円筒部247aの外径は、ポール261の穴261hの径、ベースプレート本体部251mの穴251iの径より若干小さくなるように設定されている。ベースプレート本体部251mの穴251iを挿通し、ベースプレート本体部251mの他方の面側に突出した円筒部247aの先端部はかしめられている。このため、ポール161はベースプレート本体部251mに対して回転可能となっている。
フック257には、ストライカ253が進入可能な溝(フック溝)257aが形成されている。また、フック257の周部には、フック257のアンロック位置への回転方向に沿って、第1凸部257b、第2凸部257cが形成され、第1凸部257bと第2凸部257cとの間には、凹部257dが形成されている。
ポール261のフック257と対向する面には、フック257の凹部257dに係脱可能な凸部261aが形成されている。また、ポール261のフック257と対向する面には、フック257の第2凸部257cが進入可能な凹部261bが形成されている。
フック257とベースプレート本体部251mとの間には、中間部がブッシュ245の円筒部245aを巻回し、外端部がフック257の突起257tに、内端部がベースプレート本体部251mの突起251tに係止されたスプリング(スパイラルスプリング)301が配置されている。そして、フック257をアンロック位置方向(図10、図11、図12、図15、図16において矢印UL)に付勢している。
また、ポール261とベースプレート本体部251mとの間には、中間部がブッシュ247の円筒部247aを巻回し、外端部がポール261の突起261xに、内端部がベースプレート本体部251mの突起251uに係止されたスプリング(スパイラルスプリング)303が配置されている。そして、スプリング203はポール261をフック257に係合する方向(図10、図11、図12、図15、図16において、矢印E方向)に付勢している。
ロック位置にいるフック257の凹部257dにポール261の凸部261aが係合することで、フック257のアンロック位置方向への移動を規制する。
尚、本実施形態のフック257は、芯金257mと、例えば押し出し成形法で芯金257mの表面に形成された樹脂257pとからなっている。
また、ベースプレート本体部251mの穴251hの周囲には、フック257とスプリング301とをベースプレート本体部251mに組み付ける時に使用される邪魔ピンが挿通する邪魔ピン穴251qと、ばね仮止めピンが挿通するばね仮止めピン穴251rとが形成されている。
さらに、ベースプレート本体部251mの穴251iの周囲には、ポール261とスプリング303とをベースプレート本体部251mに組み付ける時に使用される邪魔ピンが挿通する邪魔ピン穴251v、ばね仮止めピンが挿通するばね仮止めピン穴251xとが形成されている。
次に、ベースプレート本体部251mの他方の面側に配置されるストッパ部材401の説明を行う。
図10に示すように、ベースプレート本体部251mの他方の面には、凹部251sが形成され、この凹部251sの下方に、前述した溝(ベースプレート溝)251aが形成されると共に、ストッパ部材401が配置される。尚、図10はベースプレート251の一方の面側が見える図なので、凹部251sは凸部として表されている。
図10、図17-図19に示すように、ストッパ部材401は、凹部251sの底部(ベースプレート本体部251m)に取り付けられる取付部401aと、取付部401aに連設され、凹部251sの下方に設けられた溝251a内に位置する部分を有し、溝251aに進入してきたストライカ253が当接可能なストッパ部401bとからなっている。
このストッパ部材401はゴム等の弾性を有する材質でなっている。
取付部401aのベースプレート251の凹部251sの底部に当接する面には、凹部251sの底部に形成された穴251kに挿入される凸部(第2凸部)401cが形成されている。本実施形態の凸部401cは円柱状で、その周面は穴251kの内壁面に当接可能となっている。
取付部401aの凹部251sの底部と当接する面と反対側の面には、凸部(第1凸部)401dが形成される。本実施形態の凸部401dは、矩形環状をなし、後述する挟み部251nが当接するようになっている。
図10、図13-図14を用いて、ストッパ部材401の取り付け構造を説明する。
挟み部251nは、ベースプレート251のベースプレート本体部251mから立ち上がり、ストライカ253の進入方向でストッパ部材401が当接可能な立壁部と、立壁部の先端部から折曲され、ベースプレート本体部251mと協同してストッパ部材401を挟む挟み部本体とからなる。
本実施形態では、ストライカ253の進入方向において、ベースプレート251の溝251aの開口底部の上方には、ベースプレート251の他方の面側に折曲され、ベースプレート本体部251mから立ち上がる立壁部251wが形成されている。この立壁部251wの先端部には、挟み部本体部251jが形成されている。よって、この立壁部251wは、ストライカ253の進入方向でストッパ部材401の上面(ストライカ253の進入方向おいて、ストッパ部401bの反対側の面)が当接可能な立壁部として機能する(図13)。
挟み部本体部251jは、図10において、立壁部251wからベースプレート251の他方の面と平行になるような方向(矢印O方向)に折曲され、図13に示すように凹部251sに配置されたストッパ部材401の取付部401aの凸部(第1凸部)401dに当接している。よって、挟み部本体部251jは、ベースプレート本体部251mと協同してストッパ部材401を挟むことにより、ストッパ部材401はベースプレート251に設けられている。
更に、図10、図14に示すように、ベースプレート本体部251mの凹部251sのストライカ253の進入方向に沿った面(凹部251sの内側面)251o、251pは、ストッパ部材401のストライカ進入方向に沿った面のうち、ベースプレート本体部251mの凹部251s内に進入した面401o、401p(図14,図17-図19参照)が当接可能な壁となっている。
次に、上記構成の作動を説明する。
(アンロック状態からロック状態にする場合)
図15、図16に示すアンロック状態にある場合、スプリング301の付勢力により、アンロック方向に付勢されたフック257のストッパ(図示せず)がベースプレート本体部251mに設けられたストッパ(図示せず)と当接し、さらにフック257の第1凸部257bが、スプリング303の付勢力によりフック257に係合する方向に付勢されたポール261の下部に当接している。このため、フック257のそれ以上のアンロック方向の回転移動、ポール261のフック257に係合する方向の回転移動が禁止されている。
ストライカ253でフック257の溝257aの開口部近傍の面257nを押すと、フック257はスプリング301の付勢力に抗してロック位置方向へ回転する。
フック257がロック位置まで回転すると、図11、図12に示すように、フック257の凹部257dと、ポール261の凸部261aとが係合し、フック257のアンロック方向への回転が禁止され、ストライカ253はフック257の溝257aから離脱できない状態でロック状態となる。このとき、図11、図12に示すように、ストライカ253は、ストッパ部材401のストッパ部401bと当接して、ストライカ453はストッパ部401bとフック257の溝257aとに挟まれた状態となる。
(ロック状態からアンロック状態にする場合)
図11、図12に示すロック状態において、ロック解除するには、スプリング303の付勢力に抗して、ポール261を反矢印E方向に回転させる。すると、ポール261はフック257から離れ、フック257の凹部257dと、ポール261の凸部261aとの係合が解除され、フック257はスプリング301の付勢力により、アンロック位置方向に回転し、図15、図16に示すようなストライカ253はフック257の溝257aから離脱できるアンロック状態となる。
次に、上記構成のロック装置のフック257とスプリング301とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法と、ポール261とスプリング303とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法とを説明する。
なお、フック257とスプリング301とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法と、ポール261とスプリング303とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法とは同一方法なので、フック257とスプリング301とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法で説明を行い、ポール261とスプリング303とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法の説明は省略する。
図20−図24はフック257とスプリング301とをベースプレート本体部251mに組み付ける方法で説明する図である。
共通ベース501には位置決めピン503が設けられている。位置決めピン503は、基端部側(共通ベース501側)に形成され、ベースプレート本体部251mの穴251hの径より大きな径の大径部503aと、ベースプレート本体部251mの穴251hの径より若干小さな径の中径部503bと、先端部側に形成され、中径部503bの径より小さな径の小径部503cとからなっている。共通ベース501には、邪魔ピン511が嵌合して上下動可能に固定される邪魔ピン穴501qと、ばね仮止めピン513が嵌合して上下動可能に固定されるばね仮止めピン穴501rとが形成されている。
(1) ばねセット
図20に示すように、邪魔ピン511は共通ベース501の邪魔ピン穴501qに嵌合し、固定されている。
ベースプレート251のベースプレート本体部251hの穴251hを位置決めピン503の先端部側から挿通すると、ベースプレート本体部251hの下面が大径部503aと中径部503bとの段部に当接し、ベースプレート251は位置決めピン503にセットされる。
このとき、邪魔ピン511はベースプレート本体部251mの邪魔ピン穴251qを挿通し、ベースプレート本体部251mの上面に突出する。
ベースプレート本体部251m上にスプリング301を配置し、スプリング301の内端部をベースプレート251の突起251tに係止させる。
このとき、邪魔ピン511のベースプレート本体部251mの上面から突出した部分は、スプリング301の外周面が当接可能となり、内端部がベースプレート251の突起251tに係止されたスプリング301の外周面が当接することにより、スプリング301の位置決めがなされる。
(2) ばね巻き付け、ばね仮止め
図21に示すように、ばね巻きピン515をスプリング301の外端部に係止させ、スプリング301の外端部をばねが巻かれる方向に移動させ、外端部をばね仮止めピン穴251rよりさらに巻かれる方向に移動させ、その位置を保持する。
ばね仮止めピン513をベースプレート本体部251mの仮止めピン穴251rを挿通させ、共通ベース501の仮止めピン穴501rに嵌合させ、固定する。
図22に示すように、ばね巻きピン515を上方に引き上げ、スプリング301の外端部より離脱させると、巻かれたスプリング301が緩まり、その外端部は、仮止めピン513に係合する。
(3) ブッシュ、フックセット
図23に示すように、ベースプレート本体部251mにフック257と、ブッシュ245とをセットし、ベースプレート251と、スプリング301と、フック257とを一体化する。
このときフック257は、その突起257tが、スプリング301が緩まる際のばね仮止めピン513に係合している外端部上に位置するようにセットすることで、フック257とブッシュ245とをベースプレート251と一体化すると同時に、突起257cによりばね仮止めピン513を下方に押し下げる。
(4) ワーク取り外し
図24に示すように、一体化されたベースプレート251とスプリング301とフック257とを上方に移動させると、スプリング310の外端部とばね仮止めピン513との係合が解除され、スプリング301の外端部は、フック257の突起257tに係止される。また、邪魔ピン511とスプリング301の外周面との当接も解除され、フック257とスプリング301とのベースプレート本体部251mへの組み付けが終了する。
なお、ポール261とスプリング301とのベースプレート本体部251mへの組み付けも、共通ベース、ばね仮止めピン、邪魔ピン、ばね巻きピンを用いて同様な方法で組み付け可能である。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) ストッパ部材401は、挟み部251nの挟み部本体部251jと、ベースプレート本体部251mの凹部251sとで挟まれていることにより、ストッパ部材401と、ベースプレート本体部251mの凹部251s,挟み部251nの挟み部本体部251jとの間に発生する摩擦力により、ストッパ部材401は回転しにくくなる。
よって、ストライカ253がベースプレート251の溝251aの底に衝突して異音が発生することがなくなる。また、ストッパ部材401が回転しにくいので、ストッパ部材401の弾性反発力が不足し、ストライカ253とフック257の溝257aの壁面との押しつけが不十分になったり、ストライカ253とフック257の溝257aの壁面との間に隙間が発生したりして、ストライカ253とフック257の溝257aの壁面とが衝突して異音が発生することがなくなる。
(2) ストッパ部材401の取付部401aに、挟み部251nの挟み部本体251jが当接する凸部(第1凸部)401dを形成したことにより、凸部401dの形状(高さ、挟み部251nの挟み部本体251jとの当接面積)を変えることにより、ストッパ部材401と、ベースプレート本体部251mの凹部251s,挟み部251nの挟み部本体部251jとの間に発生する摩擦力を調整でき、ストッパ部材401の適切な弾性反発力を実現しつつ、ストッパ部材401は回転しにくくなる。
(3) 挟み部251nは、ストライカ253の進入方向でストッパ部材401が当接可能な立壁部251wを有している。よって、ストッパ部材401の上面(ストライカ253の進入方向おいて、ストッパ部401bの反対側の面)が立壁部251wと当接することで、ストッパ部材401は回転しにくくなる。
(4) 取付部401aのベースプレート251の凹部251sの底部に当接する面には、凹部251sの底部に形成された穴251kに挿入され、穴251kの内壁面に当接可能な凸部(第2凸部)401cを形成したことにより、凸部(第2凸部)401cが穴251kの内壁面に当接することで、ストッパ部材401は回転しにくくなる。
(5) ベースプレート本体部251mの凹部251sのストライカ進入方向に沿った面251o、251pは、ストッパ部材401のストライカ進入方向に沿った面のうち、ベースプレート本体部251mと交差する面401o、401pが当接可能な壁となっている。
よって、ストッパ部材401の面401o、401pがベースプレート251の壁251o、251pと当接することで、ストッパ部材401は回転しにくくなる。
(1)〜(5)に述べたように、ストッパ部材401は回転しにくくなる。
よって、ストライカ253がベースプレート251の溝251aの底に衝突して異音が発生することがなくなる。また、ストッパ部材401が回転しにくいので、ストッパ部材401の弾性反発力が不足し、ストライカ253とフック257の溝257aの壁面との押しつけが不十分になったり、ストライカ253とフック257の溝257aの壁面との間に隙間が発生したりして、ストライカ253とフック257の溝257aの壁面とが衝突して異音が発生することがなくなる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。以下のような変形例であってもよい。
(1) 挟み部251nは、ベースプレート251の端部からではなく、ベースプレート本体部251m内部からの切り起こしでもよい。
(2) ストッパ部材401の第1凸部401dは、矩形環状ではなく、中実(内部が埋まった)形状でもよい。また、矩形ではなく円形でもよい。
(3) ストッパ部材401の第2凸部401cは円柱状ではなく、四角柱状でもよい。
(4) ベースプレート251の凹部251sに設けられた壁251o、251pはどちらか1つでもよい。
51 ベース
51j、51k 長穴
57 フック
57e、61e 突部
61 ポール
71、73 スプリング

Claims (7)

  1. ベースと、
    該ベース上に設けられ、ストライカが進入可能な溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するロック位置まで回転可能なフックと、
    前記ベース上に回転可能に設けられ、前記ロック位置に位置する前記フックに係合することにより前記フックの回転を禁止するポールと、
    一端部が前記ベースに、他端部が前記フックに係止され、前記フックを前記アンロック位置方向に付勢するフック付勢部材と、
    一端部が前記ベースに、他端部が前記ポールに係止され、前記ポールを前記フックに係合する方向に付勢するポール付勢部材と、
    を有し、
    前記フック付勢部材、前記ポール付勢部材のうち少なくとも1つの付勢部材(以下、付
    勢部材という)は、前記ベースと前記付勢部材の他端部が係止される部材(以下、被係止部材という)との間の空間に配置され、
    前記被係止部材の回転中心以外の箇所に形成され、前記付勢部材の他端部が係止される突部と、
    前記ベースに形成され、少なくとも一部が前記突部の回転軌跡と重なる貫通した穴と、
    を設けたことを特徴とするロック装置。
  2. 前記穴は、丸穴であることを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. 前記穴は、
    円弧状の長穴であることを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  4. ベースと、
    該ベース上に設けられ、ストライカが進入可能な溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するロック位置まで回転可能なフックと、
    前記ベース上に回転可能に設けられ、前記ロック位置に位置する前記フックに係合することにより前記フックの回転を禁止するポールと、
    一端部が前記ベースに、他端部が前記フックに係止され、前記フックを前記アンロック位置方向に付勢するフック付勢部材と、
    一端部が前記ベースに、他端部が前記ポールに係止され、前記ポールを前記フックに係合する方向に付勢するポール付勢部材と、
    を有し、
    前記フック付勢部材、前記ポール付勢部材のうち少なくとも1つの付勢部材(以下、付
    勢部材という)は、前記ベースと前記付勢部材の他端部が係止される部材(以下、被係止部材という)との間の空間に配置され、
    前記被係止部材の回転中心以外の箇所に形成され、前記付勢部材の他端部が係止される突部と、
    前記ベースに形成され、少なくとも一部が前記突部の回転軌跡と重なる貫通した穴と、
    を設け、
    前記突部と前記付勢部材の他端部との係止は、
    自然状態にある前記付勢部材を前記ベースの一方の面に配置し、
    前記付勢部材の一端部を前記ベースに係止させると共に、
    前記付勢部材の他端部を前記ベースの他方の面から前記穴を介して挿入されたばね仮止めピンにより前記付勢部材の付勢力が発生してる状態で保持し、
    前記被係止部材を前記付勢部材上に配置すると共に、前記付勢部材の他端部を保持する
    力を解除した際に、前記付勢部材の他端部が移動する方向に前記突部を位置させた上で、
    前記付勢部材の他端部を保持する力を解除し、前記付勢部材の他端部を前記突部に係止させることを特徴とするロック装置の組み付け方法。
  5. ベースと、
    該ベース上に設けられ、ストライカが進入可能な溝が形成され、前記ストライカが前記溝に進入可能なアンロック位置から前記ストライカの前記溝からの離脱を禁止するロック位置まで回転可能なフックと、
    前記ベース上に回転可能に設けられ、前記ロック位置に位置する前記フックに係合することにより前記フックの回転を禁止するポールと、
    一端部が前記ベースに、他端部が前記フックに係止され、前記フックを前記アンロック位置方向に付勢するフック付勢部材と、
    一端部が前記ベースに、他端部が前記ポールに係止され、前記ポールを前記フックに係合する方向に付勢するポール付勢部材と、
    を有し、
    前記フック付勢部材、前記ポール付勢部材のうち少なくとも1つの付勢部材(以下、付
    勢部材という)は、前記ベースと前記付勢部材の他端部が係止される部材(以下、被係止部材という)との間の空間に配置され、
    前記被係止部材の回転中心以外の箇所に形成され、前記付勢部材の他端部が係止される突部と、
    前記ベースに形成され、少なくとも一部が前記突部の回転軌跡と重なる貫通した長穴と、
    を設け、
    前記突部と前記付勢部材の他端部との係止は、
    自然状態にある前記付勢部材を前記ベースの一方の面に配置し、
    前記付勢部材の一端部を前記ベースに係止させると共に、前記付勢部材の他端部を前記長穴上に位置させ、
    前記付勢部材の他端部を前記ベースの一方または他方の面から前記長穴を介して挿入されたばね仮止めピンにより、前記突部の回転軌跡と重なる位置を越えて移動させ、
    前記被係止部材を前記付勢部材上に配置すると共に、前記付勢部材の他端部を移動させる力を解除した際に、前記付勢部材の他端部が移動する方向に前記突部を位置させ、
    前記付勢部材の他端部を移動させる力を解除し、前記付勢部材の他端部を前記突部に係止させることを特徴とするロック装置の組み付け方法。
  6. 前記付勢部材はスパイラルスプリングであり、
    該スパイラルスプリングの一端部を前記ベースに係止させ、他端部を前記被係止部材の突部に係止させる間、前記スパイラルスプリングの外周面が当接可能な邪魔ピンを配置したことを特徴とする請求項5または6記載のロック装置の組み付け方法。
  7. 前記ばね仮止めピンと、前記邪魔ピンとは、共通ベース上に設けられていることを特徴とする請求項6記載のロック装置の組み付け方法。
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