JPH0949356A - 自動車のバックドアのロック装置 - Google Patents

自動車のバックドアのロック装置

Info

Publication number
JPH0949356A
JPH0949356A JP22117395A JP22117395A JPH0949356A JP H0949356 A JPH0949356 A JP H0949356A JP 22117395 A JP22117395 A JP 22117395A JP 22117395 A JP22117395 A JP 22117395A JP H0949356 A JPH0949356 A JP H0949356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
lever
shaft
rotation
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22117395A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Saito
明弘 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnan Manufacturing Co Ltd filed Critical Johnan Manufacturing Co Ltd
Priority to JP22117395A priority Critical patent/JPH0949356A/ja
Publication of JPH0949356A publication Critical patent/JPH0949356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチをハーフラッチ状態から強制的にフル
ラッチ状態とする。 【解決手段】 筐体1の内部のラッチ3のシャフト4に
レバー5を設ける。筐体1に配設した支持体6にレバー
7を設ける。レバー7の支軸8にギア9を設ける。ギア
9の近傍に歯車10を設ける。レバー5の側部にスイッ
チLSを設ける。ケーシング11にモータMを配設す
る。ケーシング11の内部に歯車機構14を設ける。ス
イッチLSがラッチ3のハーフラッチ状態を検知するこ
とにより、モータMをスイッチLSの検知信号により正
転するように駆動する。歯車機構14がモータMの軸1
2の回転を歯車10のシャフト13に伝達し、ギア9が
歯車10の回転に伴って回動する。レバー7がギア9と
連動しながら回動し、レバー5がレバー7の回動に伴っ
て回転する。ラッチ3のシャフト4がレバー5の回転に
伴って回動し、ラッチ3をシャフト4の回動に伴ってハ
ーフラッチ状態からフルラッチ状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバックド
アのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、筐体の内部にストライカと噛合う
ラッチを回動自在に設けると共に、ラッチのシャフトに
ラッチレバーを設け、筐体に支持体を配設し、支持体の
内側にラッチレバーと係脱自在のクローズレバーを支軸
を介して回動自在に設け、ラッチレバーの近傍にラッチ
のハーフラッチ状態を検知する第1の検知手段を設け、
支持体にラッチのフルラッチ状態を検知する第2の検知
手段及びクローズレバーの作動終了を検知する第3の検
知手段をそれぞれ設け、支持体の上部側方にホルダプレ
ートを配設し、ホルダプレートの中央に歯車を回動自在
に設け、ホルダプレートにケーシングを配設し、ケーシ
ングの側部にクローズレバーを作動する駆動手段を配設
し、ケーシングの内部に駆動手段の軸の回転を歯車のド
ライブシャフトに伝達する回転伝達手段を設け、クロー
ズレバーに歯車と噛合うオートロック用のギヤドケーブ
ルを連結した自動車のバックドアのロック装置が知られ
ている。
【0003】ところが、従来の自動車のバックドアのロ
ック装置は、ラッチがストライカに噛合って係合するハ
ーフラッチ状態において、第1の検知手段がラッチのハ
ーフラッチ状態を検知すると、駆動手段を第1の検知手
段の検知信号により正転するように駆動し、回転伝達手
段が駆動手段の軸の回転を歯車のドライブシャフトに伝
達し、歯車がドライブシャフトの回動に伴いながら回転
し、ギヤドケーブルが歯車の回転に伴いながら移動し、
クローズレバーがギヤドケーブルの移動に伴いながら支
軸を支点として回動すると同時に、クローズレバーの先
端部の側縁がラッチレバーの先端寄りに係合し、ラッチ
レバーがクローズレバーの回動に伴いながら回転し、ラ
ッチのシャフトがラッチレバーの回転に伴いながら筐体
に対して回動し、ラッチをシャフトの回動に伴いながら
ストライカに噛合って係合するハーフラッチ状態から強
制的にフルラッチ状態とするようにしたにすぎないもの
であり、駆動手段の正転を第2の検知手段の検知信号に
より逆転すると共に、駆動手段の逆転を第3の検知手段
の検知信号により停止するので、第1の検知手段とは別
に第2の検知手段及び第3の検知手段を必要とし、筐体
及び駆動手段を車体のバックドアに対して別々に取付け
なければならず、筐体及び駆動手段の車体のバックドア
に対する取付け作業が面倒なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
する問題点に対処して、ラッチがストライカに噛合って
係合するハーフラッチ状態において、検知手段がラッチ
のハーフラッチ状態を検知し、駆動手段を検知手段の検
知信号により正転するように駆動し、回転伝達手段が駆
動手段の軸の回転を歯車のドライブシャフトに伝達し、
歯車のドライブシャフトが支持体に対して回動し、歯車
がドライブシャフトの回動に伴いながら回転し、セクタ
ギアが歯車の回転に伴いながら支軸を支点として回動
し、クローズレバーがセクタギアと連動しながら支軸を
支点として回動すると同時に、クローズレバーの先端部
の側縁がラッチレバーの先端寄りに係合し、ラッチレバ
ーがクローズレバーの回動に伴いながら回転し、ラッチ
のシャフトがラッチレバーの回転に伴いながら筐体に対
して回動し、ラッチをシャフトの回動に伴いながらスト
ライカに噛合って係合するハーフラッチ状態から強制的
にフルラッチ状態とし、ラッチのハーフラッチ状態から
フルラッチ状態への移行時に、過電流が駆動手段に流れ
た場合に、切換手段が駆動手段の正転を逆転に切換え、
駆動手段を逆転するように駆動し、ラッチのフルラッチ
状態からフルオープン状態への移行時に、過電流が駆動
手段に流れた場合に、保護手段が駆動手段に流れる電流
を自動的に遮断し、駆動手段の逆転を保護手段により停
止し、駆動手段の焼損を防止し、従来のようにラッチの
フルラッチ状態を検知するための検知手段及びクローズ
レバーの作動終了を検知するための検知手段を必要とせ
ず、ラッチのハーフラッチ状態を検知するための一つの
検知手段だけで良く、駆動手段を筐体と共に車体のバッ
クドアに対して取付けられ、駆動手段の車体のバックド
アに対する取付け作業を容易に行うことが可能な自動車
のバックドアのロック装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のバック
ドアのロック装置は、筐体の内部にストライカと噛合う
ラッチを回動自在に設けると共に、前記ラッチのシャフ
トにラッチレバーを設け、前記筐体に支持体を配設し、
前記支持体に前記ラッチレバーと係脱自在のクローズレ
バーを回動自在に設けた自動車のバックドアのロック装
置において、前記クローズレバーの支軸にこれと連動す
るセクタギアを回動自在に設け、前記支持体の前記セク
タギアの近傍にこれと噛合う歯車を回動自在に設け、前
記支持体の前記ラッチレバーの側部に前記ラッチのハー
フラッチ状態を検知する検知手段を設け、前記支持体の
前記歯車と反対側にケーシングを配設し、前記ケーシン
グに前記検知手段の検知信号により正転するように駆動
する駆動手段を配設し、前記ケーシングの内部に前記駆
動手段の軸の回転を前記歯車のドライブシャフトに伝達
する回転伝達手段を設け、前記駆動手段に前記ラッチの
ハーフラッチ状態からフルラッチ状態へ移行する正転時
に過電流が流れた場合に正転を逆転に切換える切換手段
を連絡し、前記駆動手段は前記ラッチのフルラッチ状態
からフルオープン状態へ移行する逆転時に過電流が流れ
た場合に逆転を停止する保護手段を内蔵したことを特徴
とする構成を有するものである。
【0006】筐体の内部に設けたラッチがストライカに
噛合って係合するハーフラッチ状態において、ラッチレ
バーの側部に設けた検知手段がラッチのハーフラッチ状
態を検知すると、ケーシングに配設した駆動手段を検知
手段の検知信号により正転するように駆動し、ケーシン
グの内部に設けた回転伝達手段が駆動手段の軸の回転を
歯車のドライブシャフトに伝達し、歯車のドライブシャ
フトが筐体に配設した支持体に対して回動し、歯車がド
ライブシャフトの回動に伴いながら回転し、セクタギア
が歯車の回転に伴いながら支軸を支点として回動し、支
持体に設けたクローズレバーがセクタギアと連動しなが
ら支軸を支点として回動し、クローズレバーの先端部の
側縁がラッチレバーの先端寄りに係合し、ラッチのシャ
フトに設けたラッチレバーがクローズレバーの回動に伴
いながら回転し、ラッチのシャフトがラッチレバーの回
転に伴いながら筐体に対して回動し、ラッチをシャフト
の回動に伴いながらストライカに噛合って係合するハー
フラッチ状態から強制的にフルラッチ状態とする。
【0007】また、ラッチのハーフラッチ状態からフル
ラッチ状態への移行時に、過電流が駆動手段に流れた場
合に、切換手段が駆動手段の正転を逆転に切換え、駆動
手段を逆転するように駆動する。
【0008】さらに、ラッチのフルラッチ状態からフル
オープン状態への移行時に、過電流が駆動手段に流れた
場合に、保護手段が駆動手段に流れる電流を遮断し、駆
動手段の逆転を保護手段により自動的に停止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1において、1は筐体であり、筐体1の
内部には、図2に示すように、ストライカ2と噛合うラ
ッチ3が回動自在に設けられると共に、ラッチ3のシャ
フト4には、図3に示すように、ラッチレバー5が設け
られている。
【0011】筐体1の上部には、図1に示すように、支
持体となるブラケット6が配設され、ブラケット6に
は、図3に示すように、ラッチレバー5と係脱自在のク
ローズレバー7が回動自在に設けられ、クローズレバー
7の支軸8には、図4に示すように、これと連動するセ
クタギア9が回動自在に設けられている。
【0012】ブラケット6のセクタギア9の近傍には、
図4に示すように、これと噛合う歯車となるピニオン1
0が回動自在に設けられると共に、ブラケット6のラッ
チレバー5の側部には、図1に示すように、ラッチ3の
ハーフラッチ状態を検知する検知手段としてリミットス
イッチLSが設けられている。
【0013】ブラケット6のピニオン10と反対側に
は、図1及び図3に示すように、ケーシング11が配設
されると共に、ケーシング11の側部にはリミットスイ
ッチLSの検知信号により正転するように駆動する駆動
手段としてモータMが配設され、ケーシング11の内部
にはモータMの軸12の回転をピニオン10のドライブ
シャフト13に伝達する回転伝達手段として歯車機構1
4が設けられている。
【0014】モータMには、図1に示すように、ラッチ
3のハーフラッチ状態からフルラッチ状態への移行時に
過電流が流れた場合に正転を逆転に切換える切換手段と
して可逆制御器15が連絡されている。
【0015】モータMは、図1に示すように、ラッチ3
のフルラッチ状態からフルオープン状態への移行時に過
電流が流れた場合に逆転を停止する保護手段としてサー
キットブレーカ16を内蔵している。
【0016】筐体1の端壁17の中央には、図1に示す
ように、切欠部18が形成されると共に、筐体1の底壁
19の中央には、図2に示すように、切欠部18に続い
て内方に向って開口する切欠凹部20が形成され、筐体
1の底壁19の一側縁と切欠凹部20との間の中央付近
には、図3に示すように、支持孔21が穿設され、筐体
1の底壁19の他側縁と切欠凹部20との間の中央付近
には、図5に示すように、透孔22が穿設されている。
【0017】筐体1の側壁23,23の上縁には、図1
に示すように、側方に向って張出したフランジ24,2
4がそれぞれ形成され、筐体1のフランジ24,24に
は通孔25,25がそれぞれ穿設されている。
【0018】筐体1の底壁19の上部には、図1に示す
ように、ベース部材26が配設され、ベース部材26の
中央には、図2に示すように、筐体1の底壁19の切欠
凹部20に相当する箇所に内方に向って開口する凹部2
7が形成されると共に、ベース部材26の凹部27の一
側には、図3に示すように、仕切り壁28が形成され、
ベース部材26の仕切り壁28の中央には筐体1の底壁
19の支持孔21と同一中心軸線上に上方及び下方に向
って膨出したボス29,29がそれぞれ形成されてい
る。
【0019】ベース部材26の凹部27の他側には、図
5に示すように、仕切り壁30が形成され、ベース部材
26の仕切り壁30の中央には筐体1の底壁19の透孔
22と同一中心軸線上に嵌合孔31が設けられ、ベース
部材26の仕切り壁30の端縁には突片32が形成され
ている。
【0020】ベース部材26の凹部27の内端には、図
1及び図2に示すように、ストライカ2の侵入を阻止す
る弾性ゴムよりなるストッパ33が設けられている。
【0021】ベース部材26の上部には、図1及び図2
に示すように、アッパプレート34が配設され、アッパ
プレート34の平板状の基体35の中央には、図3に示
すように、筐体1の底壁19の支持孔21と同一中心軸
線上に嵌合孔36が穿設され、アッパプレート34の基
体35の一縁には上方に向って折曲した立上り壁37が
形成されている。
【0022】アッパプレート34の基体35の側縁に
は、図1に示すように、下方に向って折曲した側壁38
が形成されると共に、アッパプレート34の側壁38の
下縁には、図4に示すように、側方に向って折曲した張
出片39が形成され、アッパプレート34の張出片39
の中央付近には、図5に示すように、筐体1の底壁19
の透孔22と同一中心軸線上に嵌合孔40が穿設されて
いる。
【0023】筐体1の上部には、図1に示すように、ブ
ラケット6が配設され、ブラケット6の基体41の中央
付近には、図3に示すように、筐体1の底壁19の支持
孔21と同一中心軸線上に下方に向って膨出したボス4
2が形成されると共に、ブラケット6の基体41のボス
42の側部には、図6に示すように、上方に向って膨出
した膨出部43が形成されている。
【0024】アッパプレート34の基体35の嵌合孔3
6には、図3に示すように、上方よりブラケット6の基
体41のボス42が嵌入されている。
【0025】ブラケット6の基体41の両側縁には、図
1に示すように、下方に向って折曲した側壁44,44
がそれぞれ形成されると共に、ブラケット6の側壁4
4,44の下縁には側方に向って張出したフランジ4
5,45がそれぞれ形成され、ブラケット6のフランジ
45,45には、図4に示すように、筐体1のフランジ
24,24の通孔25,25と連通するねじ孔46,4
6がそれぞれ設けられ、ブラケット6のフランジ45,
45は筐体1のフランジ24,24に溶接により固着さ
れている。
【0026】ブラケット6の基体41の一縁には、図1
及び図2に示すように、上方に向って折曲した立上り壁
47が形成され、ブラケット6の立上り壁47の下端部
には、図3に示すように、ラッチレバー5の先端部に臨
んで開口部48が形成され、ブラケット6の立上り壁4
7の下端寄りの中央付近には透孔49が穿設されると共
に、ブラケット6の立上り壁47の上端寄りの中央付近
には支持孔50が穿設され、ブラケット6の立上り壁4
7の中央付近には円弧状の誘導孔51が穿設されてい
る。
【0027】筐体1の底壁19の支持孔21とブラケッ
ト6の基体41のボス42との間には、図3に示すよう
に、ベース部材26の凹部27の一側に臨んでシャフト
4が設けられ、シャフト4の上端寄りには六角形の角軸
部52が形成され、筐体1の底壁19の支持孔21には
シャフト4の下端部が回動自在に支持されると共に、ブ
ラケット6の基体41のボス42にはシャフト4の中央
と上端との中間が回動自在に支持されている。
【0028】ベース部材26の仕切り壁28のボス2
9,29には、図3に示すように、シャフト4の中央付
近が嵌合されている。
【0029】筐体1の底壁19とベース部材26との間
には、図3に示すように、ラッチ3が配設され、ラッチ
3には、図7に示すように、ストライカ2と噛合って係
合する係合凹部53が形成されると共に、ラッチ3の外
周縁には係止段部54,55がそれぞれ形成され、ラッ
チ3の外周縁寄りには上方に向って突出した係合ピン5
6が設けられ、ラッチ3はシャフト4の下端寄りに固定
されている。
【0030】ブラケット6の基体41の上部には、図1
及び図3に示すように、ラッチレバー5が配設され、ラ
ッチレバー5の基端寄りには、図8に示すように、六角
形の角孔57が穿設され、ラッチレバー5の先端寄りの
側部には係合爪58が形成され、ラッチレバー5の角孔
57にはシャフト4の角軸部52が嵌合され、ラッチレ
バー5はシャフト4の上端寄りに固定されている。
【0031】筐体1の底壁19の他側縁と切欠凹部20
との間の中央付近の上部には、図5に示すように、ベー
ス部材26の凹部27の他側に臨んでシャフト4と平行
な上方に向って突出した支持ピン59が設けられ、筐体
1の底壁19の透孔22には支持ピン59の下端に形成
した小径部60が嵌入され、支持ピン59の小径部60
の先端が筐体1の底壁19の透孔22にカシメ止めによ
り固定されている。
【0032】ベース部材26の仕切り壁30の嵌合孔3
1及びアッパプレート34の張出片39の嵌合孔40に
は、図5に示すように、支持ピン59の中央付近が嵌合
されている。
【0033】筐体1の底壁19とベース部材26の仕切
り壁30との間には、図5に示すように、ラッチ3と係
脱自在のディテントレバー61が配設され、ディテント
レバー61の基端寄りには、図7に示すように、嵌合孔
62が穿設され、ディテントレバー61の先端寄りの一
側部にはラッチ3の係止段部54,55を係止する係止
爪63が形成されると共に、ディテントレバー61の他
側縁寄りの先端には腕部64が形成され、ディテントレ
バー61の腕部64の先端には上方に向って折曲した当
接片65が形成され、ディテントレバー61の嵌合孔6
2には支持ピン59の下端寄りが嵌合され、ディテント
レバー61は支持ピン59の下端寄りに回動自在に支持
されている。
【0034】ベース部材26の仕切り壁28の下部に
は、図3及び図7に示すように、ベース部材26の凹部
27の一側と係合ピン56との間にラッチ3をディテン
トレバー61に向って付勢する圧縮コイルバネ66が設
けられている。
【0035】支持ピン59の上端寄りの外周には、図5
及び図7に示すように、支持ピン59の頭部67とアッ
パプレート34の張出片39との間にディテントレバー
61をラッチ3に向って付勢するねじりコイルバネ68
が設けられている。
【0036】ベース部材26の仕切り壁30の突片32
の下部には、図4及び図5に示すように、ディテントレ
バー61の回動を阻止する弾性ゴムよりなるストッパ6
9が設けられ、ストッパ69にはねじりコイルバネ68
の付勢力によりディテントレバー61の当接片65が圧
接されている。
【0037】ブラケット6の基体41の膨出部43の上
部には、図6及び図8に示すように、ラッチ3のハーフ
ラッチ状態を検知するリミットスイッチLSが配設され
ている。
【0038】ブラケット6の立上り壁47の下端寄りの
中央付近の外側には、図3に示すように、外方に向って
突出した支軸8が設けられ、ブラケット6の立上り壁4
7の透孔49には支軸8に形成した小径部70が挿通さ
れ、支軸8はブラケット6の立上り壁47の透孔49に
カシメ止めにより固定されている。
【0039】ブラケット6の立上り壁47の外側には、
図1及び図3に示すように、扇形のセクタギア9が配設
され、セクタギア9の中央付近には、図9に示すよう
に、通孔71が穿設されると共に、セクタギア9の端部
には嵌合孔72が穿設され、セクタギア9の外周縁の両
側には、図4に示すように、ピニオン10の回転を阻止
するストッパ片73,74がそれぞれ形成され、セクタ
ギア9の嵌合孔72には支軸8が嵌合され、セクタギア
9は支軸8に回動自在に支持されている。
【0040】セクタギア9の外側には、図3及び図4に
示すように、ラッチレバー5と係脱自在のクローズレバ
ー7が配設され、クローズレバー7の先端寄りには嵌合
孔75が穿設され、クローズレバー7の先端部には、図
6に示すように、爪片76が形成され、クローズレバー
7の基端部には、図9に示すように、セクタギア9の通
孔71と連通するねじ孔77が設けられ、クローズレバ
ー7の嵌合孔75には支軸8が嵌合され、クローズレバ
ー7は支軸8に回動自在に支持されている。
【0041】セクタギア9の通孔71には、図9に示す
ように、内方よりねじ78が挿通され、クローズレバー
7のねじ孔77にはねじ78の先端寄りが螺着され、ク
ローズレバー7の基端部がねじ78によりセクタギア9
の通孔71に固定され、ねじ78の頭部79はクローズ
レバー7及びセクタギア9の回動に伴いながらブラケッ
ト6の立上り壁47の誘導孔51に沿って移動されるよ
うになっている。
【0042】ブラケット6の立上り壁47の上端寄りの
内側には、図1に示すように、ケーシング11が配設さ
れ、ケーシング11の端壁80の内面の中央には、図3
に示すように、ブラケット6の立上り壁47の支持孔5
0と同一中心軸線上に外方に向って膨出したボス81が
形成されると共に、ケーシング11の周壁82の一部に
は接線方向に沿って中空の筒状部83が形成され、ケー
シング11の筒状部83の一端にはモータ取付部84が
形成されている。
【0043】ブラケット6の立上り壁47の支持孔50
とケーシング11の端壁80のボス81との間には、図
3に示すように、ドライブシャフト13が設けられ、ド
ライブシャフト13の一端部にはブラケット6の立上り
壁47の上端寄りの外側にセクタギア9と噛合うピニオ
ン10が固定されると共に、ドライブシャフト13には
ブラケット6の立上り壁47の上端寄りの内側にウォー
ムホイール85が固定され、ブラケット6の立上り壁4
7の支持孔50にはドライブシャフト13の一端寄りが
回動自在に支持され、ケーシング11の端壁80のボス
81にはドライブシャフト13の他端部が回動自在に支
持され、ウォームホイール85はケーシング11の内部
に収納されている。
【0044】ケーシング11のモータ取付部84の側部
には、図1に示すように、モータMが配設され、モータ
Mの軸12にはウォームホイール85と噛合うウォーム
86が連結され、ウォーム86はケーシング11の筒状
部83に挿入されている。
【0045】モータMの軸12の回転をピニオン10の
ドライブシャフト13に伝達する歯車機構14は、図1
に示すように、ウォームホイール85及びウォーム86
から構成されている。
【0046】ブラケット6の立上り壁47の上端寄りの
外側には、図3及び図4に示すように、ピニオン10及
びセクタギア9の外周縁寄りの一部を覆うカバー87が
配設されている。
【0047】車体のバックドア88のドアアウタパネル
89の内側には、図9に示すように、ドアインナパネル
90が配設され、ドアインナパネル90の底壁91の上
部には筐体1のフランジ24,24及びブラケット6の
フランジ45,45が複数のボルト(図示せず)により
固定されている。
【0048】車体のリヤエンドパネル92には、図9に
示すように、筐体1の底壁19の切欠凹部20及びベー
ス部材26の凹部27に臨んで上方に向って突出したス
トライカ2が固定されている。
【0049】次に、この実施の形態の一例の作用につい
て説明する。
【0050】まず、ストライカ2の突当部93が図7に
示す筐体1の底壁19の切欠凹部20及びベース部材2
6の凹部27の入口に臨んでラッチ3の係合凹部53か
ら抜け外れたフルオープン状態の位置から、バックドア
88をリヤエンドパネル92に対して閉めると、ストラ
イカ2が筐体1の底壁19の切欠凹部20及びベース部
材26の凹部27に入り込み、ラッチ3の係合凹部53
の内側縁がストライカ2の突当部93に衝突する。
【0051】ラッチ3の係合凹部53の内側縁のストラ
イカ2の突当部93に対する衝突により、ラッチ3がス
トライカ2の突当部93の衝突に伴って圧縮コイルバネ
66の付勢力に抗しながら図7の時計方向に回転し、シ
ャフト4がラッチ3の回転に伴いながら筐体1の底壁1
9の支持孔21及びブラケット6の基体41のボス42
に対して図7の時計方向に回動し、ラッチレバー5がシ
ャフト4の回動に伴いながら図8の時計方向に回転す
る。
【0052】ラッチ3のストライカ2の突当部93の衝
突に伴う圧縮コイルバネ66の付勢力に抗する回転によ
り、ディテントレバー61がラッチ3の回転に伴ってね
じりコイルバネ68の付勢力に抗しながら支持ピン59
を支点として図7の反時計方向に僅かに回動し、ラッチ
3の係止段部54がディテントレバー61の係止爪63
に向って移動する。
【0053】その後、ラッチ3の係止段部54がディテ
ントレバー61の係止爪63に達すると、ディテントレ
バー61がねじりコイルバネ68の付勢力により支持ピ
ン59を支点として図7の時計方向に回動し、ディテン
トレバー61の係止爪63がラッチ3の係止段部54を
係止し、圧縮コイルバネ66がラッチ3をディテントレ
バー61に向って付勢すると共に、ねじりコイルバネ6
8がディテントレバー61をラッチ3に向って付勢し、
ストッパ69がディテントレバー61のねじりコイルバ
ネ68の付勢力による回動を阻止し、図10に示すよう
に、ストライカ2の突当部93が筐体1の底壁19の切
欠凹部20及びベース部材26の凹部27の中央に臨ん
でラッチ3の係合凹部53と噛合って係合するハーフラ
ッチ状態となる。
【0054】ラッチレバー5のシャフト4の回動に伴う
回転により、図11に示すように、ラッチレバー5の基
端寄りの側縁の円弧面がリミットスイッチLSの接触片
94を押圧すると、リミットスイッチLSがラッチ3の
ハーフラッチ状態を検知し、モータMをリミットスイッ
チLSの検知信号により正転するように駆動する。
【0055】モータMのリミットスイッチLSの検知信
号による駆動により、モータMの軸12が回動すると同
時に、ウォーム86がモータMの軸12と共に回動し、
ウォームホイール85がウォーム86と噛合いながら図
1の時計方向に回転し、ドライブシャフト13がウォー
ムホイール85の回転に伴いながらブラケット6の立上
り壁47の支持孔50及びケーシング11の端壁80の
ボス81に対して図6の時計方向に回動し、ピニオン1
0がドライブシャフト13の回動に伴いながら図6の時
計方向に回転する。
【0056】ピニオン10のドライブシャフト13の回
動に伴う回転により、セクタギア9がピニオン10と噛
合いながら支軸8を支点として図6の反時計方向に回動
し、ねじ78がセクタギア9の回動に伴いながらブラケ
ット6の立上り壁47の誘導孔51に沿って移動し、ク
ローズレバー7がねじ78の移動に伴いながら支軸8を
支点として図6の反時計方向に回動し、クローズレバー
7の爪片76がラッチレバー5の係合爪58に向って移
動し、図12及び図13に示すように、クローズレバー
7の爪片76の側縁がラッチレバー5の係合爪58に係
合し、図14に示すように、ねじ78の頭部79がブラ
ケット6の立上り壁47の誘導孔51の中央付近に位置
する。
【0057】その後、モータMの正転を継続すると、モ
ータMの軸12が回動すると同時に、ウォーム86がモ
ータMの軸12と共に回動し、ウォームホイール85が
ウォーム86と噛合いながら図14の時計方向に回転
し、ドライブシャフト13がウォームホイール85の回
転に伴いながらブラケット6の立上り壁47の支持孔5
0及びケーシング11の端壁80のボス81に対して図
12の時計方向に回動し、ピニオン10がドライブシャ
フト13の回動に伴いながら図12の時計方向に回転す
る。
【0058】ピニオン10のドライブシャフト13の回
動に伴う回転により、セクタギア9がピニオン10と噛
合いながら支軸8を支点として図12の反時計方向に回
動し、ねじ78がセクタギア9の回動に伴いながらブラ
ケット6の立上り壁47の誘導孔51に沿って移動し、
クローズレバー7がねじ78の移動に伴いながら支軸8
を支点として図12の反時計方向に回動し、図15及び
図16に示すように、クローズレバー7の爪片76がラ
ッチレバー5の係合爪58に係合しながら側方に向って
移動する。
【0059】クローズレバー7のねじ78の移動に伴う
回動により、ラッチレバー5がクローズレバー7の回動
に伴いながら図13の時計方向に回転し、シャフト4が
ラッチレバー5の回転に伴いながら筐体1の底壁19の
支持孔21及びブラケット6の基体41のボス42に対
して図10の時計方向に回動し、ラッチ3がシャフト4
の回動に伴って圧縮コイルバネ66の付勢力に抗しなが
ら図10の時計方向に回転し、ラッチ3の係合凹部53
の内側縁がストライカ2の突当部93を筐体1の底壁1
9の切欠凹部20及びベース部材26の凹部27の中央
から内端に向って移動し、図16に示すように、ラッチ
レバー5の基端の円弧面がリミットスイッチLSの接触
片94を押圧し、ストッパ33がストライカ2の突当部
93の筐体1の底壁19の切欠凹部20及びベース部材
26の凹部27に対する侵入を阻止し、図17に示すよ
うに、ねじ78の頭部79がブラケット6の立上り壁4
7の誘導孔51の他端寄りに位置する。
【0060】ラッチ3のシャフト4の回動に伴う圧縮コ
イルバネ66の付勢力に抗する回転により、ディテント
レバー61がラッチ3の回転に伴ってねじりコイルバネ
68の付勢力に抗しながら支持ピン59を支点として図
10の反時計方向に僅かに回動し、ラッチ3の係止段部
55がディテントレバー61の係止爪63に向って移動
する。
【0061】その後、ラッチ3の係止段部55がディテ
ントレバー61の係止爪63に達すると、ディテントレ
バー61がねじりコイルバネ68の付勢力により支持ピ
ン59を支点として図10の時計方向に回動し、ディテ
ントレバー61の係止爪63がラッチ3の係止段部55
を係止し、圧縮コイルバネ66がラッチ3をディテント
レバー61に向って付勢すると共に、ねじりコイルバネ
68がディテントレバー61をラッチ3に向って付勢
し、ストッパ69がディテントレバー61のねじりコイ
ルバネ68の付勢力による回動を阻止し、図18に示す
ように、ストライカ2の突当部93が筐体1の底壁19
の切欠凹部20及びベース部材26の凹部27の内端部
に臨んでラッチ3の係合凹部53と噛合って係合するフ
ルラッチ状態となる。
【0062】セクタギア9のピニオン10の回転に伴う
回動により、図19に示すように、セクタギア9のスト
ッパ片73がピニオン10の回転を阻止すると、モータ
Mに過電流が流れ、可逆制御器15がモータMの正転を
逆転に切換え、モータMを可逆制御器15により逆転す
るように駆動する。
【0063】また、モータMを可逆制御器15により逆
転するように駆動すると、モータMの軸12が回動する
と同時に、ウォーム86がモータMの軸12と共に回動
し、ウォームホイール85がウォーム86と噛合いなが
ら図19の反時計方向に回転し、ドライブシャフト13
がウォームホイール85の回転に伴いながらブラケット
6の立上り壁47の支持孔50及びケーシング11の端
壁80のボス81に対して図19の反時計方向に回動
し、ピニオン10がドライブシャフト13の回動に伴い
ながら図19の反時計方向に回転する。
【0064】ピニオン10のドライブシャフト13の回
動に伴う回転により、セクタギア9がピニオン10と噛
合いながら支軸8を支点として図19の時計方向に回動
し、ねじ78がセクタギア9の回動に伴いながらブラケ
ット6の立上り壁47の誘導孔51に沿って移動し、ク
ローズレバー7がねじ78の移動に伴いながら支軸8を
支点として図19の時計方向に回動し、クローズレバー
7の爪片76がラッチレバー5の係合爪58より離脱
し、図6に示すように、クローズレバー7は元の待機状
態に復帰する。
【0065】セクタギア9のピニオン10の回転に伴う
回動により、図6に示すように、セクタギア9のストッ
パ片74がピニオン10の回転を阻止すると、モータM
に過電流が流れ、サーキットブレーカ16がモータMに
流れる過電流を自動的に遮断し、モータMの駆動をサー
キットブレーカ16により停止する。
【0066】さらに、ストライカ2の突当部93が図1
8に示す筐体1の底壁19の切欠凹部20及びベース部
材26の凹部27の内端部に臨んでラッチ3の係合凹部
53と噛合って係合するフルラッチ状態の位置から、デ
ィテントレバー61の腕部64の当接片65をオープナ
レバー(図示せず)によりストッパ69の側方に向って
移動すると、ディテントレバー61がねじりコイルバネ
68の付勢力に抗しながら支持ピン59を支点として図
18の反時計方向に回動し、ラッチレバー5の基端寄り
の円弧面がリミットスイッチLSの接触片94より離脱
し、図18の二点鎖線に示すように、ディテントレバー
61の係止爪63がラッチ3の係止段部55の係止を解
放する。
【0067】ラッチ3の係止段部55のディテントレバ
ー61の係止爪63による係止の解放により、ラッチ3
が圧縮コイルバネ66の付勢力により図18の反時計方
向に回転し、シャフト4がラッチ3の回転に伴いながら
筐体1の底壁19の支持孔21及びブラケット6の基体
41のボス42に対して図18の反時計方向に回動し、
ラッチレバー5がシャフト4の回動に伴いながら図16
の反時計方向に回転し、図1に示すように、クローズレ
バー7及びセクタギア9はブラケット6の立上り壁47
の外側に静止したままの状態を維持する。
【0068】ラッチ3の圧縮コイルバネ66の付勢力に
よる回転により、ラッチ3の係合凹部53の内側縁がス
トライカ2の突当部93を筐体1の底壁19の切欠凹部
20及びベース部材26の凹部27の内端部から入口に
向って移動し、図7に示すように、ストライカ2の突当
部93が筐体1の底壁19の切欠凹部20及びベース部
材26の凹部27の入口に臨んでラッチ3の係合凹部5
3から抜け外れたフルオープン状態となる。
【0069】そして、可逆制御器15はモータMの過電
流を検出すると、モータMの回転を正転から逆転に切換
えるものであるから、ラッチ3のハーフラッチ状態から
フルラッチ状態となる以前に何らかの理由でピニオン1
0の回転が阻止されてモータMに過電流が流れた時、モ
ータMは逆転され、ロック装置に過度の負荷をかけない
ようになっている。
【0070】さらに、サーキットブレーカ16はラッチ
3のフルラッチ状態からフルオープン状態となる以前に
何らかの理由でピニオン10の回転が阻止されてモータ
Mに過電流が流れた時、モータMの逆転を停止する。こ
れにより、ロック装置に過度の負荷をかけないようにな
っている。
【0071】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の自動車の
バックドアのロック装置によれば、ラッチがストライカ
に噛合って係合するハーフラッチ状態において、検知手
段がラッチのハーフラッチ状態を検知するので、駆動手
段を検知手段の検知信号により正転するように駆動する
ことができ、回転伝達手段が駆動手段の軸の回転を歯車
のドライブシャフトに伝達するので、歯車のドライブシ
ャフトを支持体に対して回動することができ、歯車がド
ライブシャフトの回動に伴いながら回転するので、セク
タギアを歯車の回転に伴いながら支軸を支点として回動
することができ、クローズレバーがセクタギアと連動し
ながら支軸を支点として回動すると同時に、クローズレ
バーの先端部の側縁がラッチレバーの先端寄りに係合す
るので、ラッチレバーをクローズレバーの回動に伴いな
がら回転することができ、ラッチのシャフトをラッチレ
バーの回転に伴いながら筐体に対して回動するので、ラ
ッチをシャフトの回動に伴いながらストライカに噛合っ
て係合するハーフラッチ状態から強制的にフルラッチ状
態とすることができる。
【0072】また、ラッチのハーフラッチ状態からフル
ラッチ状態への移行時に、過電流が駆動手段に流れた場
合に、切換手段が駆動手段の正転を逆転に切換えるの
で、駆動手段を逆転するように駆動することができ、ラ
ッチのフルラッチ状態からフルオープン状態への移行時
に、過電流が駆動手段に流れた場合に、保護手段が駆動
手段に流れる電流を遮断するので、駆動手段の逆転を保
護手段により自動的に停止するので、駆動手段の焼損を
防止することができる。
【0073】さらに、従来のようにラッチのフルラッチ
状態を検知するための検知手段及びクローズレバーの作
動終了を検知するための検知手段を必要とせず、ラッチ
のハーフラッチ状態を検知するための一つの検知手段だ
けで良く、駆動手段を筐体と共に車体のバックドアに取
付けられるので、駆動手段の車体のバックドアに対する
取付け作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す自動車のバッ
クドアのロック装置の正面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】図1の要部側断面図
【図4】図1の背面図
【図5】図1の要部側断面図
【図6】図1の要部切断正面図
【図7】図1の要部平面図
【図8】図6の要部拡大平面図
【図9】筐体及びストライカのバックドア及びリヤエン
ドパネルに対する配置状態を示す側面図
【図10】ラッチのストライカに噛合って係合するハー
フラッチ状態を示す要部拡大平面図
【図11】ラッチのリミットスイッチによるハーフラッ
チの検知状態を示す要部拡大平面図
【図12】クローズレバーの爪片のラッチレバーの係合
爪に対する係合時の要部切断正面図
【図13】図12の要部拡大平面図
【図14】ラッチのストライカに噛合って係合するハー
フラッチ時のクローズレバーの作動状態を示す正面図
【図15】ラッチレバーのクローズレバーの回動に伴う
回転時の要部切断正面図
【図16】図15の要部拡大平面図
【図17】ラッチのクローズレバーの作動によるストラ
イカに噛合って係合するフルラッチ状態を示す正面図
【図18】図17の要部拡大平面図
【図19】ピニオンの回転をセクタギアのストッパ片に
より阻止した状態を示す要部切断正面図
【符号の説明】
1 筐体 2 ストライカ 3 ラッチ 4 シャフト 5 ラッチレバー 6 ブラケット 7 クローズレバー 8 支軸 9 セクタギア 10 ピニオン 11 ケーシング 12 軸 13 ドライブシャフト 14 歯車機構 15 可逆制御器 16 サーキットブレーカ 17 端壁 18 切欠部 19 底壁 20 切欠凹部 21 支持孔 22 透孔 23 側壁 24 フランジ 25 通孔 26 ベース部材 27 凹部 28 仕切り壁 29 ボス 30 仕切り壁 31 嵌合孔 32 突片 33 ストッパ 34 アッパプレート 35 基体 36 嵌合孔 37 立上り壁 38 側壁 39 張出片 40 嵌合孔 41 基体 42 ボス 43 膨出部 44 側壁 45 フランジ 46 ねじ孔 47 立上り壁 48 開口部 49 透孔 50 支持孔 51 誘導孔 52 角軸部 53 係合凹部 54 係止段部 55 係止段部 56 係合ピン 57 角孔 58 係合爪 59 支持ピン 60 小径部 61 ディテントレバー 62 嵌合孔 63 係止爪 64 腕部 65 当接片 66 圧縮コイルバネ 67 頭部 68 ねじりコイルバネ 69 ストッパ 70 小径部 71 通孔 72 嵌合孔 73 ストッパ片 74 ストッパ片 75 嵌合孔 76 爪片 77 ねじ孔 78 ねじ 79 頭部 80 端壁 81 ボス 82 周壁 83 筒状部 84 モータ取付部 85 ウォームホイール 86 ウォーム 87 カバー 88 バックドア 89 ドアアウタパネル 90 ドアインナパネル 91 底壁 92 リヤエンドパネル 93 突当部 94 接触片 M モータ LS リミットスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の内部にストライカと噛合うラッチ
    を回動自在に設けると共に、前記ラッチのシャフトにラ
    ッチレバーを設け、前記筐体に支持体を配設し、前記支
    持体に前記ラッチレバーと係脱自在のクローズレバーを
    回動自在に設けた自動車のバックドアのロック装置にお
    いて、前記クローズレバーの支軸にこれと連動するセク
    タギアを回動自在に設け、前記支持体の前記セクタギア
    の近傍にこれと噛合う歯車を回動自在に設け、前記支持
    体の前記ラッチレバーの側部に前記ラッチのハーフラッ
    チ状態を検知する検知手段を設け、前記支持体の前記歯
    車と反対側にケーシングを配設し、前記ケーシングに前
    記検知手段の検知信号により正転するように駆動する駆
    動手段を配設し、前記ケーシングの内部に前記駆動手段
    の軸の回転を前記歯車のドライブシャフトに伝達する回
    転伝達手段を設け、前記駆動手段に前記ラッチのハーフ
    ラッチ状態からフルラッチ状態へ移行する正転時に過電
    流が流れた場合に正転を逆転に切換える切換手段を連絡
    し、前記駆動手段は前記ラッチのフルラッチ状態からフ
    ルオープン状態へ移行する逆転時に過電流が流れた場合
    に逆転を停止する保護手段を内蔵したことを特徴とする
    自動車のバックドアのロック装置。
JP22117395A 1995-08-08 1995-08-08 自動車のバックドアのロック装置 Pending JPH0949356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22117395A JPH0949356A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 自動車のバックドアのロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22117395A JPH0949356A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 自動車のバックドアのロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949356A true JPH0949356A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16762626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22117395A Pending JPH0949356A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 自動車のバックドアのロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949356A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129809A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用ドアロック装置
US7360337B2 (en) 2003-11-07 2008-04-22 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door closing apparatus
JP2010037723A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Mitsubishi Motors Corp ドアラッチ装置
JP2011515601A (ja) * 2008-03-24 2011-05-19 ベムス エンダストリエル エレクトロニク サナイ ヴェ チカレット リミテッド シルケチ マイクロモータ施錠システム
CN110130747A (zh) * 2019-06-27 2019-08-16 河北贝安比工业设计有限责任公司 一种智能防撬框锁门保险柜
JP2020507027A (ja) * 2017-01-30 2020-03-05 キーケルト アクツィーエンゲゼルシャフト 自動車用アシスト閉鎖装置を備えたロック

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129809A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用ドアロック装置
JP4538939B2 (ja) * 2000-10-26 2010-09-08 アイシン精機株式会社 自動車用ドアロック装置
US7360337B2 (en) 2003-11-07 2008-04-22 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door closing apparatus
JP2011515601A (ja) * 2008-03-24 2011-05-19 ベムス エンダストリエル エレクトロニク サナイ ヴェ チカレット リミテッド シルケチ マイクロモータ施錠システム
JP2010037723A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Mitsubishi Motors Corp ドアラッチ装置
JP2020507027A (ja) * 2017-01-30 2020-03-05 キーケルト アクツィーエンゲゼルシャフト 自動車用アシスト閉鎖装置を備えたロック
CN110130747A (zh) * 2019-06-27 2019-08-16 河北贝安比工业设计有限责任公司 一种智能防撬框锁门保险柜
CN110130747B (zh) * 2019-06-27 2024-03-12 河北贝安比工业设计有限责任公司 一种智能防撬框锁门保险柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7581767B2 (en) Door closing device
EP1076141B1 (en) Door lock device for motor vehicles
US6568720B1 (en) Door lock with roller catch, especially for motor vehicles
JP2000027515A (ja) 動力支援式閉鎖装置
JP3777270B2 (ja) 車両用扉のクロージャー装置
JPH0949356A (ja) 自動車のバックドアのロック装置
JP3840023B2 (ja) 車両用ロックのオープン及びクローズ装置
JP4028166B2 (ja) ドアロック装置
JP3785427B2 (ja) 自動車のバックドアのロック装置
JP3783997B2 (ja) 車両用ロックのオープン及びクローズ装置
JP3706663B2 (ja) 自動車のバックドアのロック装置
JP3799206B2 (ja) 車両用ロックのオープン及びクローズ装置
JP4050008B2 (ja) 車両用ロックにおける回動部材の位置検出装置
JP3886473B2 (ja) ドアオートクロージャー
JPH11236778A (ja) 扉体の施解錠装置
JP3673986B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH082380Y2 (ja) 自動車のドア閉扉装置
JP4133165B2 (ja) 車両用ラッチ装置
JP3921156B2 (ja) 車両用ラッチ装置
JP2612791B2 (ja) 車両用オートクロージャー
JP3970973B2 (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP4227684B2 (ja) ドアロック装置
JP2001193328A (ja) ドアロック装置
JP2769779B2 (ja) 自動車用ドアロックの閉鎖装置
JP2816794B2 (ja) 車両ドア用の自動閉扉式ロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004