JP3168532B2 - 引き戸開閉用ダンパー - Google Patents

引き戸開閉用ダンパー

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JP3168532B2
JP3168532B2 JP15037996A JP15037996A JP3168532B2 JP 3168532 B2 JP3168532 B2 JP 3168532B2 JP 15037996 A JP15037996 A JP 15037996A JP 15037996 A JP15037996 A JP 15037996A JP 3168532 B2 JP3168532 B2 JP 3168532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉をキャビネット
等による扉取付体の開口端に沿設された走行用案内レー
ルによって、開閉自在なるようスライドさせて用いる引
き戸において、当該扉取付体の天板下面、下板上面の一
方または双方に取着するだけで使用することができ、こ
れにより扉の開閉動作に際して、扉に取着された座金の
係装部と係脱自在な相互関係をもたせることで、当該閉
扉状態の保持機能を保有させると共に、閉扉と開扉の操
作を容易にして、かつ緩徐に行い得るようにした引き戸
開閉用ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の引き戸は、単に扉を、そ
の幅方向へ走行させることで開扉したり、閉扉させるよ
うにしていたから、閉扉操作が強過ぎると閉扉した扉が
逆動して開扉してしまったり、また閉扉状態が充分でな
いため、隙間風が侵入することもあり、さらには、外力
を受けて不本意に扉が開動してしまったり、開扉しよう
としても、その操作が重く小さな力では初動操作ができ
ないなどの不便があった。
【0003】そこで、上記のような難点を解消するよう
にした各種の引き戸も、既に提案されているが、何れも
扉とか扉取付体その他の箇所にスプリングとか、滑車、
連結腕そして連結索条などを配装するよう構成されてい
るため、これを制作するのに、各種の部品が必要である
ばかりか、その取着作業に可成りの労力と時間を費し、
それだけ高価なものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来技術の有する問題点に鑑み、請求項1では、引き戸
において、取着ケースを扉取付体の天板下面や下板上面
などに固定する際、扉に取着された座金との相互関係が
確保されるようにするだけの簡易な作業のみで、当該引
き戸を完成し得るようにするのが、第1の目的である。
【0005】さらに、上記取着ケースには、圧縮スプリ
ングにより横向きへ付勢されるスプリング保持走行体
と、これに枢着したリンクアームの他端部を、アーム軸
により回動可能な回動アームの回動基部に、連枢軸ピン
により枢着することで、上記の回動アームに対して、前
掲座金の係装部が適時適切な回動力を付与するように
し、閉扉時にあっては、回動アームの被係装部を介し
て、当該閉扉状態を保持し得るようにすると共に、開扉
操作に際しては比較的小さな力で、これを操作できるよ
う助勢可能とし、しかも外部に対して圧縮スプリング等
の部材が露呈してしまうことで、外観上の美観を損じた
り、扉の開閉操作に際して、指先などを挟んでしまうと
いった危険性をも解消しようとするのが、第2の目的で
ある。
【0006】次に、請求項2にあっては、請求項1の構
成に加えて、回動アームの回動に際して制動力を付与し
得るダンパー機構を付設するようにし、これにより、特
に扉の閉成時における作動を、より緩徐にして円滑にな
し得るようにしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1によるときは引き戸の扉取付体
にあって、その天板下面、下板上面の一方または双方に
固定される取着ケースと、この取着ケースにあって、扉
取付体の開口端に沿って横向動自在であり、圧縮スプリ
ングによって、扉取付体の閉扉側である側板方向への付
勢状態で収納されているスプリング保持走行体と、この
スプリング保持走行体に、軸ピンにより回動自在なるよ
う開扉側である側板寄りの端部が枢着されているリンク
アームと、前記の取着ケースにおける閉扉側の側板寄り
に、アーム軸により回動自在であり、かつ、当該アーム
軸の周辺にあって、連枢軸ピンにより上記リンクアーム
の閉扉側である側板寄りの端部が枢着されている回動基
部および当該回動基部から延出され、被係装部が形成さ
れていると共に、当該被係装部に引き戸における扉の座
金に設けられた係装部が、係装自在であるアーム部とか
らなる回動アームとを具備し、上記連枢軸ピンによるリ
ンクアームと回動アームの回動基部との枢着点位置が、
前記の圧縮スプリングが押縮状態にある引き戸の閉扉直
前状態までは、前記軸ピンとアーム軸とを結ぶ軸心横向
線よりも、扉取付体の反開口端寄りにあり、前記座金の
係装部が、回動アームのアーム部における被係装部との
係当により回動して、扉取付体の開口部を扉が閉扉する
以前にあって、前記の枢着点位置が軸心横向線上に存在
し、さらに、これ以降押圧スプリングの増長に伴う扉の
閉扉完了状態へ向けて、前記の枢着点が軸心横向線より
も、扉取付体の開口端寄りに向けて変移するように選定
されていることを特徴とする引き戸開閉用ダンパーを提
供しようとしている。
【0008】そして、請求項2の場合には、上記請求項
1の構成に加え、アーム軸が、取着ケースに設けられ
て、扉の閉成または開閉各方向へ粘性流体による制動力
をもったダンパー機構の回転軸に連結されていること
を、その内容としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る引き戸開
閉用ダンパーにつき、図1ないし図4に示す実施例によ
って以下詳記すると、引戸Dにあっては、既知の如く扉
取付体1aの開口端1bに沿って扉1cが図1の矢印S
1 、S2 の横方向へ走行自在であり、もちろん、この際
図4に例示の如く扉1cは各種の走行用案内レール1d
によって、所定の開閉動が規制されるよう構成されてい
る。従って、矢印S1 、S2 の方向へ扉1cを開閉扉動
させれば、図1(A)の閉扉直前状態から、図2の閉扉
寸前状態となり、さらに図1(B)の閉扉完了位置に達
するまでの走行行程を往復動させ得ることになる。
【0010】本発明は上記の如き引き戸Dにあって、扉
1cの開閉動を円滑に行い得るようにした支持体として
のダンパーに係るもので、上記の扉取付体1aにあっ
て、その図4に示されている天板下面1eとか、図1、
図2に開示の下板上面1e′における開口部1bと、開
扉側の側板1fとによるコーナ箇所などに、ビス2など
を用いて固定される取着ケース3と、この取着ケース3
内にあって、扉1cの開閉走行方向、すなわち開口端1
bに沿って横向動自在であり、かつ、所要本数の圧縮ス
プリング4により、閉扉側の側板1gへ向けて付勢され
た状態にて収納されているスプリング保持走行体5とを
備えている。
【0011】ここで、上記の取着ケース3として例示の
ものは、図3に明示の通り前説の天板下面1e、下板上
面1e′の一方または双方に取着される補強カバープレ
ート3aと、これに内嵌される取着ケース本体3bとに
より構成されており、同上図にあって3cは、前記ビス
2のため補強カバープレート3aに穿設の取着孔、3d
は、補強カバープレート3aの端板部3eに穿設の通孔
で、3fは取着ケース本体3bの端末板部3gに刻設し
た取着螺孔を示し、補強カバープレート3aに取着ケー
ス本体3bを内嵌した状態で、図示しないビスを通孔3
dから取着螺孔3fに螺合締着することで、取着ケース
3が一体に構成されることになる。
【0012】さらに、図3にあって3hは、補強カバー
プレート3aにおける上記した端板部3eの両側端か
ら、取着背板3iに沿って立設された側板部、3jは取
着ケース本体3bの上記した端末板部3gにおける両側
端からケース表板3kに沿って立設された内側板部を示
し、かくて取着ケース本体3bには、前記のスプリング
保持走行体5が昇降動自在なるよう内嵌される収納空所
3mが画成されている。
【0013】また、上記の側板部3hに設けた一対の貫
通孔3nと、内側板部3jに穿設した内側貫通孔3pに
は、一本のスプリング押止杆3qが貫通固定され、これ
に後述する圧縮スプリング4の上端が押当するようにな
っている。
【0014】次に、前掲スプリング保持走行体5につき
説示すると、図3の実施例では、前壁5a、背壁5b、
そして左右の側壁5cとにより下端開口の箱状に形成さ
れ、一対の上記側壁5cと、これに併設された区画壁5
dによって、スプリング挿通空所5eが図3では3箇形
成され、これに収納された3本の圧縮スプリング4は、
前記の如くその下部がスプリング押止杆3qに当接され
ると共に、その上部はスプリング保持走行体5の側壁5
cに横向固設した受圧杆5fを押圧する。従って、この
スプリング保持走行体5は、収納空所3m内にあって、
その側壁5cが、取着ケース3の内側板部3jにおける
内壁面に対し摺動することにより、圧縮スプリング4を
圧縮することになる図3における下方と、当該圧縮スプ
リング4が増長状態となる上方へ、当該図3にあっては
昇降動自在となっている。
【0015】本発明では、さらに上記スプリング保持走
行体5に、軸ピン6aによって回動自在なるようリンク
アーム6のこれまた図3にあって下端部が枢着されてお
り、そして、取着ケース3の上部にはアーム軸7aによ
り回動自在であり、かつ当該アーム軸7aの周辺にあっ
て、連枢軸ピン6bにより、上記リンクアーム6の上端
部が回動アーム7における回動基部7bに連枢されてい
る。そして、この回動基部7bから延出された回動アー
ム7のアーム部7cには、その先端部に被係装部7dが
形成されており、後に詳記する通り、この被係装部7d
には、扉1cの裏面にビスなどにより取着される座金8
の係装部8aが、開閉扉の動作に際して係脱自在なるよ
う係装されるようにしてある。
【0016】ここで、図示の実施例ではアーム部7cの
被係装部7dとして、先端部から回動基部7b寄りに穿
設した長溝が採択され、これに対し、上記座金8に設け
られた係装部8aには、同上長溝に出入自在な係入ピン
が用いられているが、もちろん嵌通されていない長溝に
してもよく、また長溝を座金8に設け、係入ピンをアー
ム部7cに突設するようにしてもよい。
【0017】ここで、上記リンクアーム6を軸ピン6a
によりスプリング保持走行体5に対し枢着するため、図
3の実施例では当該スプリング保持走行体5の上端中央
部にあって、単なる通孔を穿設するのでなく、縦長溝5
gが、前壁5aと後壁5bとにあって、上端開口の状態
で穿設されており、この縦長溝5gに軸ピン6aが昇降
動自在となるよう係嵌されている。また、回動アーム7
にあって、その厚さ方向に形成した間隙7eに、リンク
アーム6は、その上端部が挿入され、この状態にて連枢
軸ピン6bにより回動基部7bに枢着されている。
【0018】さらに、前記した回動アーム7とアーム軸
7aとの関係は、回動アーム7の回動がアーム軸7aに
伝達されるように、図示例では、アーム軸7aに形成の
係止突部7fが、回動基部7bにあって穿設した軸孔7
gの係止凹部7g′に係嵌するよう構成されており、請
求項2との関係において、上記のアーム軸7aは、取着
ケース3の上部に設けられているダンパー機構9の回動
軸9aと同軸に連結されている。従って、図示例にあっ
ては後に詳記する通り回動アーム7が回動することによ
り、ダンパー機構9内の図示されていない粘性流体に基
づく制動力により、扉1cの閉成方向または開成方向あ
るいは開閉各方向に対する緩衝作用を発揮し得ることに
なる。
【0019】図3に示されたダンパー機構9自体は、従
来のものと同じであり、同図にあって9bは取着ケース
本体3bの下部に設けられたダンパー軸承部、9cは回
動軸9aに係嵌されて回動自在な可動ディスク、9dは
可動ディスク9cに隣接されて、回動が阻止されている
固定ディスク、9e、9fはOリング、9gはダンパー
機構9の蓋体であって、図示されていない止螺子によ
り、補強カバープレート3aの止孔3rを介して固定さ
れる。
【0020】そこで、上記のように構成されたものにつ
き、図1と図2により、これを、さらに詳記すると、扉
1cの開扉状態にあっては、開扉側の側板1f寄りに配
装されている上記の圧縮スプリング4が押縮状態にあ
り、しかも、閉扉側の側板1g寄りである連枢軸ピン6
bによるリンクアーム6と回動アーム7の回動基部7b
との枢着点P位置が、図1(A)により理解される如
く、側板1f寄りである軸ピン6aと、側板1g寄りで
あるアーム軸7aとを結ぶ開口端1bと平行状態にある
軸心横向先Lよりも、扉1c、すなわち開口端1bから
離れた反開口端寄りに存するよう選定されている。
【0021】従って、当該開扉状態にあっては、圧縮ス
プリング4の強い復元力が、スプリング保持走行体5を
介してリンクアーム6に伝達され、当該リンクアーム6
が連枢軸ピン6bによって、回動アーム7の回動基部7
bに対し、矢印R1 方向への回動力を付与することにな
り、この結果、アーム部7cは取着ケース3に衝当する
まで回動し、この際アーム部7cにおける前記の長溝で
ある被係装部7dが、側板1f方向へ開成の状態となっ
ている。
【0022】そこで、扉1cを矢印S1 方向へ閉動して
行くと、扉1cに取着されている座金8の、図示例では
係装部8aとしての係入ピンが、上記アーム部7cの被
係装部7dである長溝に進入して行き、この際当該長溝
は、その開口7hから終端部7iへ向けて取着ケース3
寄りとなるよう傾設されていることから、図示の如き閉
扉直前状態から扉1cの閉動を進めて行くと回動アーム
7は矢印R1 と逆方向である矢印R2 の方向へ回動力を
受けることになる。
【0023】従って、この扉1cが図1(B)の如く閉
扉の完了状態となる以前である図2の如き閉扉寸前状態
にあって、前記した枢着点Pの位置が、軸心横向線L上
まで回動変移することになり、このときが所謂思案点の
状態となるから、回動基部7bに対する回動力は、何れ
の方向にも作用しない。次に当該思案点を過ぎることに
より、図1(B)に示す如く回動基部7bには、矢印R
2 方向への回動力が伝達されることになり、この際、圧
縮スプリング4は、次第に増長状態となって行くことか
ら、同図(B)の閉扉完了状態にあっては、前記の枢着
点が軸心横向線Lの開口端1b寄りに回動変移し、従っ
て、アーム部7cの被係装部7dは、座金8の被係装部
8aを、閉扉方向である矢印S1 方向へ押動させること
になるから、その押動力は、圧縮スプリング4が増長状
態であるため、それ程大きくはないが、適度に当該扉1
cに対して閉扉状態を保持する力を付与し得ることにな
る。
【0024】この結果、閉扉操作者が、図1(A)の閉
扉直前状態から、図2の閉扉寸前状態まで閉扉させて行
けば、その後は自動的に閉扉動が進んで行き、図1
(B)の閉扉完了状態にあって、当該状態が圧縮スプリ
ング4の復元力により保持されるから、扉1cが閉扉未
完了で静止してしまったり、外力により不本意に開扉方
向へ変動開扉してしまったりすることがない。
【0025】従って、図1(B)の状態から扉1cを矢
印S2 方向へ開動させれば、図2の状態まで開扉するに
は、多少の開扉操作力を必要とするものの、これを過ぎ
るまで開扉させれば、思案点を通過し、これにより連枢
軸ピン6bが、軸心横向線Lよりも反扉側すなわち反開
口端寄りまで回動変移し、このため、開扉操作が助勢さ
れて比較的容易に開扉操作を行うことができ、この結
果、係装部8aが被係装部7dから離脱して、通常の開
扉操作を続行することで、開扉を完了させ得ることにな
る。
【0026】次に請求項2に係る引き戸開閉用ダンパー
につき説示すると、この場合には、上記請求項の構成
に、図3によって明示されている通り、前記の如くアー
ム軸7aが取着ケース3に設けられて、扉1cの閉成ま
たは開閉各方向へ粘性流体による制動力をもったダンパ
ー機構9の回転軸9aを、上記のアーム軸7aに連結す
る構成を付加したものである。
【0027】この際、図示しないワンウエイクラッチな
どにより、閉扉動に際してだけ、ダンパー機構9が制動
力を発揮するようにすれば、閉扉状態にあって作用する
当該制動力により、請求項1の場合よりも、さらに緩徐
かつ円滑な閉扉を行うことができる。もちろん、ダンパ
ー機構9の制動力が閉扉時にも、また開扉時にも発揮さ
れるようにしてもよく、このようにすれば閉扉時に、こ
れを助勢する圧縮スプリング4の復元力が、上記の制動
力により抑制されることになるが、全体として開扉の助
勢力が大となるように調整しておけばよく、もちろん、
この場合には、前記の如きワンウエイクラッチは不要と
なる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成されるも
のであるから、請求項1によるときは、取着ケースの天
板下面、下板上面の一方または双方に取着し、扉には係
装部を有する座金を取り付けておくだけの簡易、迅速な
作業で、引き戸として使用することができ、圧縮スプリ
ングなども露呈しないので外観がよく、また指先を挟ん
でしまうといった危険性もなく、この種扉の開閉を適切
な制動力の利用により使い勝手よく、円滑に行い得るこ
とになる。そして請求項2によるときは請求項1にダン
パー機構を適切に組み込むようにしたので、扉の開閉動
を、より円滑なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1と請求項2に係る引き戸開閉
用ダンパーの(A)は閉扉直前状態、(B)は閉扉完了
状態の夫々一部を除去して示した各横断平面略示図であ
る。
【図2】図1の(A)と(B)との中間的な閉扉状態で
ある閉扉寸前状態の一部を除去して示した横断平面略示
図である。
【図3】本発明に係る引き戸開閉用ダンパーの一実施例
を示した分解斜視図である。
【図4】本発明に係る引き戸開閉用ダンパーの使用状態
を示した開扉状態を示す要部の略示斜視図である。
【符号の説明】
1a 扉取付体 1b 開口端 1c 扉 1e 天板下面 1e′ 下板上面 1f 開扉側の側板 1g 閉扉側の側板 3 取着ケース 4 圧縮スプリング 5 スプリング保持走行体 6 リンクアーム 6a 軸ピン 6b 連枢軸ピン 7 回動アーム 7a アーム軸 7b 回動基部 7c アーム軸 7d 被係装部 8 座金 8a 係装部 9 ダンパー機構 9a 回動軸 D 引き戸 L 軸心横向線 P 枢着点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸の扉取付体にあって、その天板下
    面、下板上面の一方または双方に固定される取着ケース
    と、この取着ケースにあって、扉取付体の開口端に沿っ
    て横向動自在であり、圧縮スプリングによって、扉取付
    体の閉扉側である側板方向への付勢状態で収納されてい
    るスプリング保持走行体と、このスプリング保持走行体
    に、軸ピンにより回動自在なるよう開扉側である側板寄
    りの端部が枢着されているリンクアームと、前記の取着
    ケースにおける閉扉側の側板寄りに、アーム軸により回
    動自在であり、かつ、当該アーム軸の周辺にあって、連
    枢軸ピンにより上記リンクアームの閉扉側である側板寄
    りの端部が枢着されている回動基部および当該回動基部
    から延出され、被係装部が形成されていると共に、当該
    被係装部に引き戸における扉の座金に設けられた係装部
    が、係装自在であるアーム部とからなる回動アームとを
    具備し、上記連枢軸ピンによるリンクアームと回動アー
    ムの回動基部との枢着点位置が、前記の圧縮スプリング
    が押縮状態にある引き戸の閉扉直前状態までは、前記軸
    ピンとアーム軸とを結ぶ軸心横向線よりも、扉取付体の
    反開口端寄りにあり、前記座金の係装部が、回動アーム
    のアーム部における被係装部との係当により回動して、
    扉取付体の開口部を扉が閉扉する以前にあって、前記の
    枢着点位置が軸心横向線上に存在し、さらに、これ以降
    押圧スプリングの増長に伴う扉の閉扉完了状態へ向け
    て、前記の枢着点が軸心横向線よりも、扉取付体の開口
    端寄りに向けて変移するように選定されていることを特
    徴とする引き戸開閉用ダンパー。
  2. 【請求項2】 引き戸の扉取付体にあって、その天板下
    面、下板上面の一方または双方に固定される取着ケース
    と、この取着ケースにあって、扉取付体の開口端に沿っ
    て横向動自在であり、圧縮スプリングによって、扉取付
    体の閉扉側である側板方向への付勢状態で収納されてい
    るスプリング保持走行体と、このスプリング保持走行体
    に、軸ピンにより回動自在なるよう開扉側である側板寄
    りの端部が枢着されているリンクアームと、前記の取着
    ケースにおける閉扉側の側板寄りに、アーム軸により回
    動自在であり、かつ、当該アーム軸の周辺にあって、連
    枢軸ピンにより上記リンクアームの閉扉側である側板寄
    りの端部が枢着されている回動基部および当該回動基部
    から延出され、被係装部が形成されていると共に、当該
    被係装部に引き戸における扉の座金に設けられた係装部
    が、係装自在であるアーム部とからなる回動アームとを
    具備し、上記連枢軸ピンによるリンクアームと回動アー
    ムの回動基部との枢着点位置が、前記の圧縮スプリング
    が圧縮状態にある引き戸の閉扉直前状態までは、前記軸
    ピンとアーム軸とを結ぶ軸心横向線よりも、扉取付体の
    反開口端寄りにあり、前記座金の係装部が、回動アーム
    のアーム部における被係装部との係当により回動して、
    扉取付体の開口部を扉が閉扉する以前にあって、前記の
    枢着点位置が軸心横向線上に存在し、さらに、これ以降
    押圧スプリングの増長に伴う扉の閉扉完了状態へ向け
    て、前記の枢着点が軸心横向線よりも、扉取付体の開口
    端寄りに向けて変移するように選定され、前記アーム軸
    は、取着ケースに設けられて、扉の閉成または開閉各方
    向へ粘性流体による制動力をもったダンパー機構の回転
    軸に連結されていることを特徴とする引き戸開閉用ダン
    パー。
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