JP5136122B2 - ルーバ装置 - Google Patents

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本発明は、エアコンや温風暖房器などの吹き出し口で流体の流路を変更するルーバを備えたルーバ装置に関するものである。
エアコンや温風暖房器などの吹き出し口には、長手方向の複数箇所でルーバ支持部材に支持された状態にルーバが配置され、かかるルーバについては、ステッピングモータおよび回転軸により回転駆動してその向きを切り換えるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−43024号公報
ここに、本願発明者は、エアコンなどではルーバの位置や姿勢をさらに複雑に制御して部屋全体に冷風や温風が均一に行き渡るようにすることを提案するものである。このような構成を実現するには、例えば、流体の流路を変更するルーバがルーバ支持部材を介して固定体に支持された構造とし、固定体に搭載された第1モータによりルーバ支持部材の先端側を揺動させるとともに、固定体に搭載された第2モータの回転を、ルーバ支持部材上に搭載された輪列を介して、第2モータからルーバ支持部材の先端側に支持されたルーバに伝達する構成が考えられる。
しかしながら、かかる構成を採用した場合には、固定体に搭載された第2モータからルーバ支持部材の先端部に至る長い距離にわたって多数の歯車を配置する必要があるため、多くの部品を使う必要があり、コストが増大してしまうという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、少ない部品点数でルーバの位置や姿勢を切り換えることのできるルーバ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、固定体と、該固定体に支持されたルーバ支持部材と、ルーバ支持部材の先端部に支持されたルーバとを有するルーバ装置において、前記固定体に搭載された第1モータと、該第1モータを駆動源として前記ルーバ支持部材を前記固定体に対して変位させる第1伝達機構と、前記ルーバ支持部材の先端部に搭載された第2モータと、該第2モータを駆動源として前記ルーバ支持部材の先端部を通る軸線周りに前記ルーバを揺動させる第2伝達機構と、を有し、前記ルーバは、前記固定体に対する前記ルーバ支持部材の前後移動によって、前記固定体に対して近づく又は離れるように移動可能にすることを特徴とする。
本発明では、ルーバ支持部材自身にルーバを揺動させるための第2モータを搭載しているため、固定体に対して第2モータを搭載して当該第2モータの駆動力を先端側まで伝達する場合と違って、長い距離にわたって多数の歯車を配置する必要がない。従って、本発明によれば、少ない部品点数でルーバの位置や姿勢を切り換えることができ、ルーバ支持部材の小型化、さらにはルーバ装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
本発明において、前記ルーバ支持部材は、前記ルーバの長手方向に複数配置されているとともに、前記固定体は、前記複数のルーバ支持部材の各々に対応するように分割されており、前記第1モータおよび前記第1伝達機構は、前記複数のルーバ支持部材のうち、少なくとも2つのルーバ支持部材を各々駆動するように複数組構成され、前記複数の第1モータはいずれも、ステッピングモータであることが好ましい。このように構成すると、ステッピングモータからなる複数の第1モータを同期して動作させるだけで、複数のルーバ支持部材を同期して駆動することができる。このため、複数のルーバ支持部材を同期して駆動することを目的に、複数のルーバ支持部材同士を伝達軸で機構的に接続する必要がない。このため、複数のルーバ支持部材同士を伝達軸で機構的に接続した状態でエアコン本体などにルーバ装置を組み込む必要がないので、組み立て作業が容易である。また、複数のルーバ支持部材同士を伝達軸で機構的に接続する必要がなく、かつ、固定体が複数のルーバ支持部材毎に分割されているので、エアコン本体などにルーバ装置を組み込む際、エアコン本体の前面には、複数のルーバ支持部材の基端側を各々個別に挿入できるスペースがあればよいので、エアコン本体の前面に大きなスペースを開口させる必要がない。さらに、複数のルーバ支持部材同士を伝達軸で機構的に接続する必要がないので、ルーバ支持部材で挟まれたスペースを有効に利用することができる。
本発明において、前記ルーバ支持部材は、前記ルーバの長手方向に複数配置され、前記第1モータおよび前記第1伝達機構は、前記複数のルーバ支持部材のうち、一部のルーバ支持部材に対してのみ構成され、他のルーバ支持部材と前記固定体との間には当該他のルーバ支持部材を駆動方向の一方側に向けて付勢する付勢部材が配置されていることが好ましい。このように構成すると、複数のルーバ支持部材の各々に第1モータおよび第1伝達機構を設ける必要がないので、ルーバ装置のコストを低減することができる。また、第1モータおよび第1伝達機構が搭載されていないルーバ支持部材と前記固定体との間には当該他のルーバ支持部材を駆動方向の一方側に向けて付勢する付勢部材を配置しておけば、かかる付勢力をルーバ支持部材の駆動に利用できる。それ故、第1伝達機構のバックラッシュに起因するガタつきを防止することができる。
本発明において、前記ルーバ支持部材は、基端側端部に開口部を備えた中空構造を備え、前記第2モータに対する配線部材は、前記ルーバ支持部材の先端側から当該ルーバ支持部材内を通って前記開口部から引き出されていることが好ましい。このように構成すると、ルーバ支持部材が揺動しても配線部材の変形を最小限に止めることができるので、ルーバ支持部材の先端部に第2モータを搭載しても、配線部材の断線やショートを防止でき、ルーバ装置の信頼性を向上することができる。
本発明において、前記ルーバ支持部材は、前記ルーバの長手方向に複数配置されているとともに、前記複数のルーバ支持部材のうち、一部のルーバ支持部材のみに前記第2モータおよび前記第2伝達機構が構成されていることが好ましい。このように構成すると、少ない部品点数でルーバの位置や姿勢を切り換えることができ、ルーバ装置の小型化および低コスト化を図ることができる。また、ルーバ周辺に流れを妨げる障害物の存在を最小限に止めることができる。
本発明において、前記第2伝達機構は、前記第2モータが備えるロータの回転中心軸線上に前記ルーバに回転出力を行なう出力部材を備えていることが好ましい。このように構成すると、第2モータに対して同軸状に第2伝達機構を配置できるので、ルーバ支持部材の先端側の構成を簡素化、小型化することができる。
本発明において、前記ルーバ支持部材は、前記第1モータおよび前記第1伝達機構により所定の角度範囲内で往復回転駆動され、前記ルーバ、前記第2モータおよび前記第2伝達機構を前記ルーバ支持部材に搭載した状態における当該ルーバ支持部材の重心位置は、前記角度範囲内のいずれの位置にあっても、当該ルーバ支持部材が回転駆動される際の回転中心を通る鉛直線より先端側にあることが好ましい。すなわち、本発明では、ルーバ支持部材の先端側に第2モータ、第2伝達機構およびルーバの荷重が加わるように構成したため、ルーバ支持部材に加わる荷重が大きいが、ルーバ、第2モータおよび第2伝達機構をルーバ支持部材に搭載した状態における当該ルーバ支持部材の重心位置が、前記角度範囲内のいずれの位置にあっても、当該ルーバ支持部材が回転駆動される際の回転中心を通る鉛直線より先端側にあれば、ルーバ支持部材の側から第1伝達機構および第1モータに向けて加わる力の方向が一定である。それ故、第1伝達機構でのバックラッシュなどに起因する不自然な動きを防止することができる。また、ルーバ支持部材に加わる荷重を大きくした分、ルーバに気流が当たっても、ルーバ支持部材がガタつくこともない。
本発明では、ルーバ支持部材自身にルーバを揺動させる第2モータを搭載している。このため、固定体に対して第2モータを搭載した場合と違って、長い距離にわたって多数の歯車を配置する必要がない。従って、本発明によれば、少ない部品点数でルーバの位置や姿勢を切り換えることができ、ルーバ装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したルーバ装置を説明する。なお、以下の説明において、位置や方向を示すにあたっては、ルーバが位置する先端側からみて、「右側」「左側」と称し、気流が吹き出される側を「前方」とし、その反対側を「後方」とする。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したルーバ装置の斜視図であり、図1(a)には、ルーバが後退した位置で斜め上向き姿勢にある状態を示し、図1(b)には、ルーバが前進した位置で斜め下向き姿勢にある状態を示してある。
図1(a)、(b)において、本形態のルーバ装置1は、所定の幅寸法をもって延びた板状のルーバ5と、このルーバ5の長手方向(左右方向)の3箇所でルーバ5を支持する複数のルーバ支持部材(第1ルーバ支持部材21、第2ルーバ支持部材22、および第3ルーバ支持部材23)とを有しており、これらのルーバ支持部材21、22、23の各々に対応して複数の固定体(第1の固定体31、第2の固定体32、および第3の固定体33)が設けられている。第1の固定体31、第2の固定体32、および第3の固定体33は各々、ルーバ装置1が搭載されるエアコン本体に固定される。3つのルーバ支持部材21、22、23はいずれも、風の通路を遮らないようにルーバ5の長手方向と直交する方向で薄いアーム体であり、各々の先端部は、ルーバ5の上面に形成された連結板部51、52、53を介してルーバ5を支持している。
本形態のルーバ装置1では、3つのルーバ支持部材21、22、23が、図1(a)に示す後方位置と、図1(b)に示す前方位置との間で移動し、それに伴い、ルーバ5も前進および後退する。ここで、ルーバ支持部材21、22、23は、図1(a)に示す後退位置から、図1(b)に示す前進位置に移動する際、水平軸線L1周りに回転する。従って、ルーバ支持部材21、22、23が、図1(a)に示す後退位置から、図1(b)に示す前進位置に移動するに伴って、ルーバ支持部材21、22、23の先端部が下方に位置するため、ルーバ5も下方に移動することになる。また、本形態のルーバ装置1において、ルーバ5は、3つのルーバ支持部材21、22、23の先端部を通る水平軸線L2周りに回転し、その向きを変える。このような動作を行なうことを目的に、本形態のルーバ装置1は、以下に説明する構成を有している。
(第1ルーバ支持部材21およびその周辺の構造)
図2は、本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、最も右側に位置するルーバ支持部材およびその周辺の構成を示す斜視図である。図3、図4および図5は各々、本発明を適用したルーバ装置において最も右側に位置するルーバ支持部材およびその周辺の分解斜視図、当該ルーバ支持部材の分解斜視図、および当該ルーバ支持部材の先端部に内蔵したモータに用いたロータなどの分解斜視図である。
まず、図1および図2に示すように、第1ルーバ支持部材21の基端側から中央部分に到る部分は、第1固定体31の内側に差し込まれている。
図3に示すように、第1固定体31は、ルーバ支持部材21を左右両側から挟むように配置された第1ケース311と第2ケース312とを備えており、第1ケース311と第2ケース312の間に構成された中空部分にルーバ支持部材21の基端側から中央部分に到る部分が配置されている。また、第1固定体31は、第2ケース312に対して第1ケース311とは反対側にモータカバー313を備えており、モータカバー313と第2ケース312とはネジ314により固定されている。また、第2ケース312は、ネジ315によって第1ケース311に固定されている。
第2ケース312の略中央部分には、第1モータ61の円筒状のステータ611を保持するステータ保持部312aが形成されており、このステータ保持部312aに保持されたステータ611の内側にロータ612が配置される。また、ステータ保持部312aの底部には、第1モータ61のロータ612に連動する複合歯車711のピニオン712が挿入される穴312bが形成されている。ロータ612と複合歯車711との間には、複合歯車711の円筒部714に形成した内歯715、ロータ612内部に形成された遊星キャリア612a、およびモータカバー313に形成された内歯(図示せず)によって遊星歯車機構76b(減速機構)が構成されており、ロータ612の回転は、遊星歯車機構76bにより減速されて複合歯車711に伝達される。
複合歯車711のピニオン712は、第2ケース312に形成された穴312bを通って第2ケース312と第1ケース311との間に形成された空間内まで一部が突出しており、第1ルーバ支持部材21の基端側から中央部分にかけて形成された円弧状の歯部211に噛合している。また、第1ルーバ支持部材21の基端側から中央部分にかけては、歯部211に対して半径方向外側に、歯部211と同心状の円弧部213が形成されており、かかる円弧部213は、第2ケース312の内側の面に形成された円弧状のガイド面に沿って摺動するガイド機構76aを構成している。このため、第1モータ61の回転が減速されて複合歯車711に伝達されると、かかる複合歯車711の回転は、複合歯車711のピニオン712を介して、第1ルーバ支持部材21の歯部211に伝達される。従って、第1ルーバ支持部材21は、この第1ルーバ支持部材21自身に形成された円弧部213と、第2ケース312に形成された円弧状のガイド溝とにより構成されたガイド機構76aに案内されながら、歯部211、円弧部213、および円弧状のガイド面において共通の中心を通る水平軸線L1周りに回転し、図1(a)に示す後退位置と図1(b)に示す前進位置との間で往復移動する。
このようにして、本形態では、ステータ611およびロータ612を備えたステッピングモータからなる第1モータ61が第1固定体31に搭載されているとともに、ロータ612と複合歯車711との間に構成された遊星歯車機構76b、複合歯車711のピニオン712、および第1ルーバ支持部材21の側でピニオン712と噛合する円弧状の歯部211によって、第1モータ61を駆動源として第1ルーバ支持部材21を第1固定体31に対して水平軸線L1周りに駆動する第1伝達機構76が構成されている。
図4に示すように、第1ルーバ支持部材21は、アーム状のケース本体216と、同じくアーム状の蓋体217とを備えており、ケース本体216と蓋体217とはビスなどにより止められて中空体を形成している。ケース本体216および蓋体217は、基端側から先端側に向けて延びた腕部216a、217aと、円形部216b、217bとを有しており、ケース本体216と蓋体217とを重ねて固定した状態で、ケース本体216の円形部216bと蓋体217の円形部217bは、ステッピングモータからなる第2モータ81や、この第2モータ81のロータ812の回転が伝達される円板状の出力部材913などを収納する空間を形成する。出力部材913は、円板部911の一方の面に突起913が形成されており、突起913は、図1(a)、(b)を参照して説明した水平軸線L2上に位置する。かかる突起913は、図1(a)、(b)に示す連結板部51に連結されてルーバ5を水平軸線L2周りに駆動する。ここで、第2モータ81から出力部材913との間には2段の遊星歯車機構91a、91b(減速機構)が構成されており、第2モータ81の回転出力は、遊星歯車機構91a、91bによって2段階に減速されて出力部材913に伝達される。
遊星歯車機構91aの構成については、図6および図7を参照して詳述するが、図5に示すように、ロータ812は、遊星歯車用支軸812sを介して遊星歯車812tを支持する円筒状の遊星キャリア812aと、円筒状のロータマグネット812bとを備えており、ロータマグネット812bは、遊星キャリア812aの外周面に固着されている。遊星歯車812tは、図4に示す蓋体217の円形部217bに形成された円筒部217dの内周面に形成された内歯217eを太陽歯車などとともに遊星歯車機構91aを構成しており、ロータ812の回転は、遊星歯車機構91aによって減速されて、図4に示す出力部材912から出力される。このような構成の遊星歯車機構91aにおいて、各部材はロータ812に対して同軸状に配置されている。
また、図4に示すように、出力部材912に対しては遊星歯車機構91bが構成されている。かかる遊星歯車機構91bを構成するにあたっては、出力部材912に形成された歯車912bからなる太陽歯車と、3つの遊星歯車915を保持する円環状の遊星キャリア914とが用いられており、ロータ812の回転は、十分に減速して出力部材913に伝達される。
このようにして、本形態では、ステータ811およびロータ812を備えたステッピングモータからなる第2モータ81が第1ルーバ支持部材21の先端部に搭載されているとともに、ロータ812とルーバ5の連結板部51との間に構成された遊星歯車機構91a、91bによって、第2モータ81を駆動源としてルーバ5を水平軸線L2周りに回転させる第2伝達機構91が構成されている。
ここで、第1ルーバ支持部材21では、蓋体217の基端側端部に切り欠き状の開口部217xが形成されており、ステータ811から延びたフレキシブル配線基板814(配線部材)は、ステータ811が配置された第1ルーバ支持部材21の先端部から、第1ルーバ支持部材21の内部を通って開口部217xから外部に引き出され、エアコン本体に形成された駆動回路(図示せず)に接続される。
(遊星歯車機構91aの構成)
図6および図7は、本発明に係るルーバ装置に用いた遊星歯車機構91aの構成を模式的に示す縦断面図、および分解斜視図である。
図6および図7に示すように、遊星歯車機構91aでは、蓋体217に構成された円筒部217d(第1の内歯歯車体)の内周面には内歯217eが形成されており、円筒部217dの中央、すなわち、内歯217eの中央では遊星キャリア用支軸217tが起立している。ロータ812において、ロータマグネット812bの内側に配置された遊星キャリア812aでは、モータ軸線方向に延びた軸穴812gが形成された筒部812h、この筒部812hの下端部に形成された第1の遊星歯車支持部812i、および筒部812hの上端部に固着された第2の遊星歯車支持部812jを備えており、円弧状板部812kは、筒部812hと円筒部812mとの連結部になっている。筒部712hに形成された軸穴812gには、遊星キャリア用支軸217tが嵌っており、ロータ812は、遊星キャリア用支軸217tにより回転可能に支持されている。
遊星キャリア812aでは、第1の遊星歯車支持部812iに2つの軸穴812nが形成されている一方、第2の遊星歯車支持部812jにも2つの軸穴812pが形成されており、軸穴812n、812pには、2本の遊星歯車用支軸812sの両端部が嵌め込み固定されている。遊星キャリア812aでは、遊星歯車用支軸812sによって2つの遊星歯車812tが各々、回転可能に支持されている。遊星歯車812tの外周面には外歯が形成されており、かかる外歯のうち、軸線方向の下半部によって第1の外歯歯車部分が構成され、上半部によって第2の外歯歯車部分が構成されている。
遊星キャリア用支軸217tには出力部材912(第2の内歯歯車体)が回転可能に支持されている。出力部材912は、肉厚の円筒部から下方に延びた肉薄の円筒部を備えており、円筒部の内周面には第2の内歯912a(第2の内歯)が形成されている。出力部材912では、円筒部の外周面に外歯912bが形成されており、外歯912bは出力歯車(出力部)として構成されている。出力部材912は、モータ軸線方向における下方側(円筒部217dの側)に向けて付勢されている。
このように構成した遊星歯車機構91aにおいて、遊星歯車812tは、内歯217eと噛合する第1の外歯歯車部分と、内歯912aと噛合する第2の外歯歯車部分とでは、歯数およびモジュールが等しいのに対して、内歯217eの歯数は、内歯912aの歯数より、例えば2枚多い。また、ロータ812が回転すると、遊星キャリア812a(入力要素)がロータ812と一体に回転するので、内歯217e、912aに噛合する遊星歯車812tは自転しながら公転する。ここで、内歯217eは固定要素であり、内歯912aは、モータ軸線周りに回転可能に配置された出力要素であり、内歯912aの歯数と第1の外歯歯車部分の歯数に対応する減速比をもって回転し、その回転出力は、出力部材912に構成された外歯912bから出力される。従って、かかる構造の遊星歯車機構91aでは大きなトルクを得ることができる。
なお、かかる構成は、図3を参照して説明した第1伝達機構76の遊星歯車機構76bでも採用されている。
(第2ルーバ支持部材22およびその周辺の構造)
図8は、本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、最も左側に位置するルーバ支持部材周辺の構成を示す説明図であり、図8(a)は当該ルーバ支持部材およびその周辺の斜視図、およびモータカバーを外した状態における斜視図である。図9(a)、(b)は、本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、最も左側に位置するルーバ支持部材およびその周辺の分解斜視図、およびルーバ支持部材の斜視図である。
図1および図8(a)、(b)に示すように、第2ルーバ支持部材22も、第1ルーバ支持部材21と同様、基端側から中央部分に到る部分は、第2固定体32の内側に差し込まれている。
図8(a)、(b)および図9(a)に示すように、第2固定体32も、第1固定体31と同様、第2ルーバ支持部材22を左右両側から挟むように配置された第1ケース321と第2ケース322とを備えており、第1ケース321と第2ケース322の間に構成された中空部分に第2ルーバ支持部材22の基端側から中央に到る部分が挿入されている。また、第2固定体32は、第2ケース322に対して第1ケース321とは反対側にモータカバー323を備えており、モータカバー323と第2ケース322とはネジにより固定されている。また、第2ケース322は、ネジによって第1ケース321に固定されている。
図8(b)に示すように、第2ケース322の略中央部分には、第1固定体32と同様、第1モータ62(ステッピングモータ)の円筒状のステータ621を保持するステータ保持部322aが形成されており、ステータ621の内側にロータ622が配置される。また、ステータ保持部322aの底部には、第1モータ62のロータ622に連動する複合歯車のピニオンが挿入される穴が形成されている。ロータ622と複合歯車との間には、複合歯車の円筒部に形成した内歯、ロータ622内部に形成された遊星キャリア622a、およびモータカバー323に形成された内歯323a(図9(a)参照)からなる遊星歯車機構77b(減速機構)が構成されており、ロータ622の回転は、遊星歯車機構77bにより減速されて複合歯車に伝達される。複合歯車のピニオンは、第2ケース322に形成された穴を通って第2ケース322と第1ケース321との間に形成された空間内まで突出しており、第2ルーバ支持部材22の基端側から中央部分にかけて形成された円弧状の歯部221(図9(b)参照)に噛合している。また、第2ルーバ支持部材22の基端側から中央部分にかけては、歯部221に対して半径方向外側に、歯部221と同心状の円弧部223が形成されており、かかる円弧部223は、第2ケース322の内側の面に形成された円弧状のガイド面322e(図9(a)参照)に沿って摺動するガイド機構77aを構成している。このため、第1モータ62の回転出力が減速されて複合歯車が回転すると、かかる回転は、複合歯車のピニオンを介して、第2ルーバ支持部材22の歯部221に伝達される。その結果、第2ルーバ支持部材22は、この第2ルーバ支持部材22自身に形成された円弧部223と、第2ケース322に形成された円弧状のガイド面322eとにより構成されたガイド機構77aに案内されながら、歯部221、円弧部223、および円弧状のガイド面322eで共通の中心を通る水平軸線L1周りに回転し、図1(a)に示す後退位置と図1(b)に示す前進位置との間で往復移動する。
このようにして、本形態では、ステータ621およびロータ622を備えたステッピングモータからなる第1モータ62が第2固定体32に搭載されているとともに、ロータ622と複合歯車との間に構成された遊星歯車機構77b、複合歯車のピニオン、および第2ルーバ支持部材22の側でピニオンと噛合する円弧状の歯部221によって、第1モータ62を駆動源として第2ルーバ支持部材22を第2固定体32に対して水平軸線L1周りに駆動する第1伝達機構77が構成されている。
なお、図9(a)に示すように、第2ルーバ支持部材22は、第1ルーバ支持部材21と同様、アーム状のケース本体226と、同じくアーム状の蓋体227とを備えており、ケース本体226と蓋体227とはビスなどにより止められて中空体を形成している。但し、第2ルーバ支持部材22の先端部には、ルーバ5を水平軸線L2周りに回転させる第2モータや第1伝達機構が構成されておらず、第2ルーバ支持部材22の先端部には、ルーバ5の連結板部52を回転可能に支持する支持片923のみが形成されている。
(第3ルーバ支持部材23およびその周辺の構造)
図10は、本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、中央に位置するルーバ支持部材およびその周辺の構成を示す説明図であり、図10(a)は当該ルーバ支持部材およびその周辺の斜視図、および第2カバーを外した状態における斜視図である。図11は、本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、中央に位置するルーバ支持部材およびその周辺の分解斜視図である。
図1(a)、(b)および図10(a)、(b)に示すように、第3ルーバ支持部材23も、第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材22と同様、基端側から中央に到る部分は、第3固定体33の内側に差し込まれている。
図10(a)、(b)および図11に示すように、第3固定体33は、第1固定体31および第2固定体32と同様、第3ルーバ支持部材23を左右両側から挟むように配置された第1ケース331と第2ケース332とを備えており、第1ケース331と第2ケース332の間に構成された中空部分に第3ルーバ支持部材23の基端側から中央に到る部分が挿入されている。
ここで、第3固定体33にはモータが搭載されておらず、第3固定体32と第3ルーバ支持部材23との間にはモータからの伝達機構も構成されていない。その代わり、第3固定体33と第3ルーバ支持部材23との間には、第3ルーバ支持部材23を駆動方向の一方側に付勢するコイルバネ36(付勢部材)が配置されている。本形態では、第1ケース331の内面に、水平軸線L1を中心とする円弧状の溝331aが形成されており、その前側端部331bは閉鎖されている。これに対して、溝331aの後側端部331cには、第3ルーバ支持部材23の後端側に形成された突起23aが位置しており、溝331aの内部において、コイルバネ36は、圧縮された状態で、両端が前側端部331b(第1ケース331側)と第3ルーバ支持部材23の突起23aとによって位置規制されている。このため、第3ルーバ支持部材23は、コイルバネ36によって後方に付勢されている。
また、第3ルーバ支持部材23の基端側から中央部分にかけては、溝331aと同心状の円弧部233が形成されており、かかる円弧部223は、第2ケース332の内面に形成された円弧状のガイド面(図示せず)に沿って摺動しガイド機構78aを構成している。このため、第3ルーバ支持部材23は、コイルバネ36によって後方に付勢される結果、第3ルーバ支持部材23は、水平軸線L1周りにおいて、反時計周りCCWの方向、すなわち、第3ルーバ支持部材23の先端部が上昇する側に付勢されている。
なお、第3ルーバ支持部材23は、第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材22と同様、アーム形状を有しているが、第3ルーバ支持部材23の先端部には、ルーバ5を水平軸線L2周りに回転させるモータや伝達機構が構成されておらず、第3ルーバ支持部材23の先端部には、ルーバ5の連結板部53を回転可能に支持する支持片933のみが形成されている。
(動作)
このように構成したルーバ装置1において、図1(a)に示す状態で、第1モータ61、62(図3および図8(b)参照)を同期させながら動作させると、その回転が第1伝達機構76、77を介して減速されて第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材22に伝達される結果、第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材22は、水平軸線L1を中心に時計周りCWに回転する。その結果、ルーバ5は、図1(a)に示す後退位置から図1(b)に示す前進位置まで移動する。また、図1(b)に示す状態で、第1モータ61、62を同期させながら動作させると、その回転が第1伝達機構76、77を介して減速されて第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材22に伝達される結果、第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材22は、水平軸線L1を中心に反時計周りCCWに回転する。その結果、ルーバ5は、図1(b)に示す前進位置から図1(a)に示す後退位置まで移動する。かかる動作の間、第3ルーバ支持部材23は、ルーバ5の動きに追従して、図1(a)に示す後退位置と図1(b)に示す前進位置との間で移動する。また、第3ルーバ支持部材23は、内蔵のコイルバネ36(図10(b)お
よび図11参照)によって、図1(a)に示す後退位置に向けて付勢されており、かかる方向は、第3ルーバ支持部材23を上方に持ち上げる方向の力である。それ故、第1モータ61、62による駆動を補助するため、第1モータ61、62に加わる負荷を軽減することができる。また、第1伝達機構76、77のバックラッシュに起因するガタつきを防止することができる。
また、上記の動作とは独立して、第2モータ81(図4参照)を動作させると、その回転が第2伝達機構91を介して減速されてルーバ5に伝達される結果、ルーバ5は、水平軸線L2を中心に回転し、その姿勢が切り換わる。
かかる動作を行なう間、ルーバ5、第2モータ81および第2伝達機構91を第1ルーバ支持部材21に搭載した状態における第1ルーバ支持部材21の重心位置は、第1ルーバ支持部材21の角度範囲内のいずれの位置にあっても、第1ルーバ支持部材21が回転駆動される際の回転中心(水平軸線L1)を通る鉛直線より先端側にある。すなわち、本形態では、第1ルーバ支持部材21の先端側に第2モータ81、第2伝達機構91およびルーバ5の荷重が加わるように構成したため、第1ルーバ支持部材21に加わる荷重が大きいが、第1ルーバ支持部材21の側から第1伝達機構76および第1モータ61に向けて加わる力の方向が一定である。それ故、第1伝達機構76でのバックラッシュなどに起因する不自然な動きを防止することができる。また、第1ルーバ支持部材21に加わる荷重を大きくした分、ルーバ5に気流が当たっても、第1ルーバ支持部材21がガタつくこともない。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のルーバ装置1では、第1ルーバ支持部材21自身にルーバ5を揺動させるための第2モータ81を搭載しているため、固定体31に対して第2モータを搭載して第2モータの駆動力を第1ルーバ支持部材21の先端側まで伝達する場合と違って、長い距離にわたって多数の歯車を配置する必要がない。従って、本形態によれば、少ない部品点数でルーバ5の位置や姿勢を切り換えることができ、ルーバ装置1の小型化および低コスト化を図ることができる。
また、第1モータ61、62はいずれも、ステッピングモータであり、ステッピングモータによれば同期して動作させることができる。このため、3つのルーバ支持部材21、22、23を伝達軸で機構的に接続する必要がない。また、複数のルーバ支持部材同士を伝達3つのルーバ支持部材21、22、23の各々に対応するように3つに分割された固定体31、32、33を用いている。このため、エアコン本体などにルーバ装置1を組み込む際、エアコン本体に固定体31、32、33を独立して設置すればよいので、組み立て作業が容易である。また、複数のルーバ支持部材同士を伝達軸で機構的に接続する必要がなく、かつ、分割された固定体31、32、33を備えているので、エアコン本体などにルーバ装置1を組み込む際、エアコン本体の前面には、ルーバ支持部材21、22、23の基端側を各々個別に挿入できるスペースがあればよいので、エアコン本体の前面に大きなスペースを開口させる必要がない。さらに、複数のルーバ支持部材同士を伝達軸で機構的に接続する必要がないので、エアコン本体ではルーバ支持部材21、22、23で挟まれたスペースを有効に利用することができる。
さらに、第2モータ81に対する配線814は、第1ルーバ支持部材21の先端側から第1ルーバ支持部材21内を通って開口部217xから引き出されているため、第1ルーバ支持部材21が揺動しても配線814の変形を最小限に止めることができる。従って、第1ルーバ支持部材21の先端部に第2モータ81を搭載しても、配線814の断線を防止でき、ルーバ装置1の信頼性を向上することができる。
また、第2モータ81が備えるロータ812の回転中心軸線上にルーバ5に回転出力を行なう突起913(出力部材)が配置されているため、第2モータ81に対して同軸状に第2伝達機構91を配置できる。それ故、第1ルーバ支持部材21の先端側の構成を簡素化、小型化することができる。
[その他の実施の形態]
上記形態では、複数のルーバ支持部材の一部(第1ルーバ支持部材21および第2ルーバ支持部材)に対してのみ第1モータおよび第1伝達機構を設けたが、全てのルーバ支持部材に第1モータおよび第1伝達機構を設けてもよい。また、上記形態では、1つのルーバ支持部材(第1ルーバ支持部材21)に対してのみ第2モータおよび第2伝達機構を設けたが、2つあるいは全てのルーバ支持部材に第2モータおよび第2伝達機構を設けてもよい。
また、上記形態では、ルーバ支持部材21,22,23を水平軸線L1周りに回転させるにあたって、円弧状の歯部211、221を備えた内歯歯車−ピニオンを用いたが、円弧状のカムを用いてもよい。また、固定体31,32,33に対するルーバ支持部材21,22,23の変位は、上記形態のような回転でもよいが、回転中に回転中心が移動する楕円運動などの動きや、直線移動であってもよい。
本発明を適用したルーバ装置の斜視図である。 本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、最も右側に位置するルーバ支持部材およびその周辺の構成を示す斜視図である。 本発明を適用したルーバ装置において最も右側に位置するルーバ支持部材およびその周辺の分解斜視図である。 本発明を適用したルーバ装置において最も右側に位置するルーバ支持部材の分解斜視図である。 本発明を適用したルーバ装置において最も右側に位置するルーバ支持部材の先端部に内蔵したモータに用いたロータなどの分解斜視図である。 本発明に係るルーバ装置に用いた遊星歯車機構の構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明に係るルーバ装置に用いた遊星歯車機構の分解斜視図である。 本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、最も左側に位置するルーバ支持部材周辺の構成を示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、最も左側に位置するルーバ支持部材およびその周辺の分解斜視図、およびルーバ支持部材の斜視図である。 本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、中央に位置するルーバ支持部材およびその周辺の構成を示す説明図である。 本発明を適用したルーバ装置に配置した3つのルーバ支持部材のうち、中央に位置するルーバ支持部材およびその周辺の分解斜視図である。
符号の説明
1 ルーバ装置
5 ルーバ
21 第1ルーバ支持部材
22 第2ルーバ支持部材
23 第3ルーバ支持部材
31 第1の固定体
32 第2の固定体
33 第3の固定体
61、62 第1モータ
76、77 第1伝達機構
81 第2モータ
91 第2伝達機構

Claims (7)

  1. 固定体と、該固定体に支持されたルーバ支持部材と、ルーバ支持部材の先端部に支持されたルーバとを有するルーバ装置において、
    前記固定体に搭載された第1モータと、
    該第1モータを駆動源として前記ルーバ支持部材を前記固定体に対して変位させる第1伝達機構と、
    前記ルーバ支持部材の先端部に搭載された第2モータと、
    該第2モータを駆動源として前記ルーバ支持部材の先端部を通る軸線周りに前記ルーバを揺動させる第2伝達機構と、
    を有し、前記ルーバは、前記固定体に対する前記ルーバ支持部材の前後移動によって、前記固定体に対して近づく又は離れるように移動可能にすることを特徴とするルーバ装置。
  2. 前記ルーバ支持部材は、前記ルーバの長手方向に複数配置され、
    前記第1モータおよび前記第1伝達機構は、前記複数のルーバ支持部材のうち、少なくとも2つのルーバ支持部材を各々駆動するように複数組構成され、
    前記複数の第1モータはいずれも、ステッピングモータであることを特徴とする請求項1に記載のルーバ装置。
  3. 前記ルーバ支持部材は、前記ルーバの長手方向に複数配置されているとともに、前記固定体は、前記複数のルーバ支持部材の各々に対応するように分割されており、
    前記第1モータおよび前記第1伝達機構は、前記複数のルーバ支持部材のうち、一部のルーバ支持部材に対してのみ構成され、他のルーバ支持部材と前記固定体との間には当該他のルーバ支持部材の駆動方向の一方側に付勢する付勢部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のルーバ装置。
  4. 前記ルーバ支持部材は、基端側端部に開口部を備えた中空構造を備え、
    前記第2モータに対する配線部材は、前記ルーバ支持部材の先端側から当該ルーバ支持部材内を通って前記開口部から引き出されていることを特徴とする請求項1に記載のルーバ装置。
  5. 前記ルーバ支持部材は、前記ルーバの長手方向に複数配置されているとともに、
    前記複数のルーバ支持部材のうち、一部のルーバ支持部材のみに前記第2モータおよび前記第2伝達機構が構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のルーバ装置。
  6. 前記第2伝達機構は、前記第2モータが備えるロータの回転中心軸線上に前記ルーバに回転出力を行なう出力部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のルーバ装置。
  7. 前記ルーバ支持部材は、前記第1モータおよび前記第1伝達機構により所定の角度範囲内で往復回転駆動され、
    前記ルーバ、前記第2モータおよび前記第2伝達機構を前記ルーバ支持部材に搭載した状態における当該ルーバ支持部材の重心位置は、前記角度範囲内のいずれの位置にあっても、当該ルーバ支持部材が回転駆動される際の回転中心を通る鉛直線より先端側にあることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のルーバ装置。
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