JP4046752B2 - 電源回路装置及びこの電源回路装置を備えた電子機器 - Google Patents

電源回路装置及びこの電源回路装置を備えた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、直流電源からの入力電圧を昇圧又は降圧して負荷へ供給する電源回路装置及びこの電源回路装置を備えた電子機器に関するものであり、特に、PWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて負荷に供給する電力を調整する電源回路装置及びこの電源回路装置を備えた電子機器に関するものである。
近年、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ等の携帯型電子機器に搭載されている液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)の照明源(バックライトまたはフロントライト)のひとつとして、耐久性、発光効率、占有面積等の点で優れている白色発光ダイオードが用いられる傾向にある。この白色発光ダイオードは比較的高い順方向電圧が必要であるとともに、通常、照明源としては複数の白色発光ダイオードが用いられる。そして、照明源として用いられる複数の白色発光ダイオードは、各白色発光ダイオードの輝度を均一にするために直列接続される。これらのことから、照明源として白色発光ダイオードを駆動するには、携帯型電子機器に内蔵されている電池から供給される直流電圧よりも高い直流電圧が必要となる。
又、通信技術の発達による通信装置の小型化に伴い、携帯型電子機器への映像配信なども行われている。このような映像配信を受ける携帯型電子機器として、例えば、デジタルチューナを搭載するものがあるが、デジタルチューナを駆動するためには、その電圧源として30〜40Vとなる電圧が必要となる。そのため、このような機能を備えた携帯型電子機器においても、その内蔵されている電池から供給される直流電圧よりも高い直流電圧が必要となる。
よって、このような携帯型電子機器には、内蔵された電池から供給される直流電圧を昇圧するために、昇圧型の電源回路装置が用いられている。そして、このような電源回路装置の中には、スイッチング素子の損傷を防止するために、電源ONとされたときに徐々に駆動させるソフトスタート回路を備えた電源回路装置であるスイッチング電源装置が提供されている(特許文献1参照)。この特許文献1で開示されるスイッチング電源装置は、動作電源の所定電圧値以下の立ち下がりを検出して、ソフトスタート用のコンデンサを強制的に放電するものとして、瞬断や短時間で再び電源が入れられたときでもソフトスタート回路を動作させることができる構成としている。
又、上述の携帯型電子機器に用いられる電源回路装置として、PWM信号に基づいて駆動されるスイッチング素子を備えたものが使用される。このPWM信号に基づいて動作するスイッチング素子を備えた従来の電源回路装置の構成を、図18に示す。図18に示す電源回路装置は、リチウムイオン電池等の直流電源1と、直流電源1と並列に接続された入力コンデンサ2と、入力コンデンサ2の直流電源1の正極端子(電源電位側)との接続ノードに一端が接続されたコイル3と、コイル3の他端にアノードが接続された整流素子となるダイオード4と、ダイオード4のカソードに接続された出力コンデンサ5と、コイル3に1つのパッケージにIC化されコイル3に対するエネルギーの蓄積/放出を切り換えて昇圧動作を行う制御回路装置60と、を備える。尚、直流電源1、入力コンデンサ2、及び出力コンデンサ5は、電源電位と逆側(直流電源1の負極側)が接地される。
そして、この電源回路装置によって昇圧された電圧が負荷7に印加されるように、負荷7の一端がダイオード4のカソードに接続される。この負荷7の他端には、一端が接地された抵抗R1の他端が接続されるとともに、外部より入力されるPWM信号を通過させて負荷7と抵抗R1との接続ノードに現れる電圧信号に加算するRCフィルタ8が制御回路装置60の帰還信号入力端子FBに接続される。又、制御回路装置60は、直流電源1の電源電位側と接続される入力電圧入力端子Viと、コイル3とダイオード4との接続ノードに接続されてコイル3を流れる電流量の制御を行う制御端子Vswと、電源回路装置のON/OFFを制御するON/OFF制御信号が入力される制御信号入力端子CTRLと、接地される接地端子GNDと、を備える。
この制御回路装置60は、制御端子Vswとドレインが接続されるNチャネルのMOS電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)Tr1(パワートランジスタTr1)と、このパワートランジスタTr1のソースに一端が接続されるとともに他端が接地端子GNDに接続されて接地される抵抗R4と、入力電圧入力端子Viから入力される直流電源1から供給される直流電圧を制御回路装置60内の各ブロックに印加される一定の直流電圧に変圧する定電圧回路61と、電源ONとしたときに徐々に駆動させるソフトスタート回路62と、制御信号入力端子CTRLに与えられるON/OFF制御信号が入力されて電源回路装置のON/OFF動作を制御するON/OFF制御回路63と、パワートランジスタTr1のゲートに与える電圧を切り換えるドライブ回路64と、抵抗R4の両端に入力側が接続された電流検出用コンパレータ65と、PWM信号を生成するための基準波となる発振信号を出力する発振回路66と、発振回路66からの発振信号と電流検出用コンパレータ65からの出力とを加算する加算回路67と、帰還信号入力端子FBより入力される帰還信号が反転入力端子に入力されるエラーアンプ68と、エラーアンプ68からの出力が反転入力端子に入力されるとともに加算回路67から出力される発振信号が非反転入力端子に入力されるPWMコンパレータ69と、を備える。
又、制御回路装置60において、エラーアンプ68の非反転入力端子に基準電圧Vrefを与えるために、定電圧回路61から出力される電圧を分圧するために直列に接続された抵抗R2,R3が設けられ、この抵抗R2,R3の接続ノードにエラーアンプ68の非反転入力端子が接続される。更に、RCフィルタ8は、負荷7と抵抗R1との接続ノードに一端が接続されるとともに他端が帰還信号入力端子FBに接続される抵抗R5と、一端が帰還信号入力端子FBに接続される抵抗R6と、抵抗R6の他端に一端が接続されるとともに外部からのPWM信号が他端に入力される抵抗R7と、抵抗R6,R7の接続ノードに一端が接続されるとともに他端が接地されたコンデンサC1と、を備える。
このように構成される制御回路装置60を備える電源回路装置は、外部より入力されるON/OFF制御信号が入力されて電源回路装置のONが指示されると、ON/OFF制御回路63がドライブ回路64によるパワートランジスタTr1の駆動を開始する。このとき、ソフトスタート回路62によるソフトスタート機能が作用するために、ドライバ回路64からパワートランジスタTr1のゲートに与える駆動信号のデューティ比を徐々に高くしてパワートランジスタTr1のON期間が徐々に長くなり、パワートランジスタTr1が所定のON/OFF期間で駆動される。
そして、制御回路装置60が通常動作で動作しているとき、ドライブ回路64によりパワートランジスタTr1がONとされると、直流電源1からの電流がコイル3に流れ、コイル3にエネルギーが蓄積される。そして、ドライブ回路64によりパワートランジスタTr1がOFFとされると、コイル3に蓄積されたエネルギーが放出されることによってコイル3に逆起電力が発生する。
このコイル3に発生した逆起電力は直流電源1から供給される入力電圧に加算され、ダイオード4を介して出力コンデンサ5を充電する。即ち、コイル3のダイオード4側で発生する電圧が、ダイオード4と出力コンデンサ5とによって平滑化される。このような一連の動作を繰り返すことにより昇圧動作が行われ、出力コンデンサ5の両端に出力電圧が発生し、この出力電圧による出力電流が負荷7に流れる。尚、負荷7として白色発光ダイオードを用いた場合、この白色発光ダイオードに出力電流が流れ、白色発光ダイオードが発光する。
そして、負荷7を流れる出力電流が抵抗R1を流れるため、この出力電流の電流値に抵抗R1の抵抗値を乗じた電圧が帰還信号として、RCフィルタ8に与えられる。この帰還信号がRCフィルタ8の抵抗R5を通じて、制御回路装置60の帰還信号入力端子FBに入力されると、エラーアンプ68の反転入力端子に供給される。このエラーアンプ68では、抵抗R2,R3の接続ノードに現れる基準電位Vrefと帰還信号による電位との差が求められ、この差に応じた出力信号がPWMコンパレータ69の反転入力端子に入力される。
又、パワートランジスタTr1がONとなったときに流れる電流が抵抗R4に流れることにより、抵抗R4の両端に現れる電圧が電流検出用コンパレータ65に入力され、電流検出用コンパレータ65より、パワートランジスタTr1を流れる電流に比例した電圧信号が加算回路67に与えられる。加算回路67は、電流検出用コンパレータ65から出力される電圧信号と発振回路66より出力される鋸歯状波信号となる発振信号を加算して、PWMコンパレータ69の非反転入力端子に供給する。
そして、PWMコンパレータ69では、加算回路67からの発振信号とエラーアンプ68からの出力信号とを比較する。その結果、エラーアンプ68からの出力信号の電圧レベルが加算回路67からの発振信号の信号レベルより低くなる期間では、PWMコンパレータ69のPWM信号はH(High)レベルになり、エラーアンプ68からの出力信号の電圧レベルが加算回路67からの発振信号の信号レベルより高くなる期間では、PWMコンパレータ69のPWM信号はL(Low)レベルになる。
このPWMコンパレータ69のPWM信号をドライブ回路64が受けることで、そのPWM信号に応じたデューティ比でパワートランジスタTr1のON/OFF制御を、発振回路66からのクロック信号に同期して行う。即ち、ドライブ回路64は、PWMコンパレータ69のPWM信号がLレベルのときであって、発振回路66からのクロック信号の各サイクルの開始のときに、パワートランジスタTr1に所定のゲート電圧を与えてパワートランジスタTr1をONさせる。そして、PWMコンパレータ69のPWM信号がHレベルになったときに、パワートランジスタTr1へのゲート電圧の供給を停止し、パワートランジスタTr1をOFFさせる。
このようなパワートランジスタTr1のON/OFF制御を行うと、帰還信号入力端子FBに入力される帰還信号の信号レベルと基準電位Vrefとが等しくなるように昇圧動作が行われることになる。即ち、負荷7への出力電流は、基準電位Vrefを抵抗R1の抵抗値で除した電流値に安定化される。
そして、この負荷7へ流す出力電流の電流値を制御するために、外部よりRCフィルタ8に対してPWM信号が入力される。即ち、RCフィルタ8では、抵抗R5を通じて与えられる抵抗R1に現れる電圧による帰還信号と、抵抗R6,R7及びコンデンサC1とによるフィルタを通過した外部からのPWM信号とを加算し、帰還信号入力端子FBに供給する。よって、RCフィルタ8に入力される外部からのPWM信号のデューティ比により、PWMコンパレータ69から出力されるPWM信号のデューティ比が変化する。結果、パワートランジスタTr1のON/OFF期間が変更されることとなり、負荷7に与えられる出力電流の電流値が制御される。
特開平11−69793号公報
図18に示すような電源回路装置によると、外部からRCフィルタ8に入力されるPWM信号のデューティ比により負荷7への出力電流量を変化させることができる。よって、負荷7に白色発光ダイオード(白色LED:Light Emitting Diode)を用いたとき、この白色LEDに流れる電流量を変化させて輝度調整を行うことができる。即ち、外部からRCフィルタ8に入力されるPWM信号が、白色LEDの輝度調整を行うための輝度調整信号として利用される。
しかしながら、外部からのPWM信号のHレベルの値は図19に示すように一定でないため、外部からのPWM信号のHレベルの値が変化して、帰還信号入力端子FBに入力される信号値が変化することがある。このため、外部からのPWM信号からのデューティ比と負荷7への出力電流量との関係が崩れて、図20のグラフにおける実線Aで示す関係のような、外部からのPWM信号からのデューティ比による理想的な負荷7への出力電流量の調整ができなくなる。そのため、外部からのPWM信号からのデューティ比に対して、図20のグラフにおける領域Bのように、負荷7への出力電流量にバラツキが生じる。
そのため、この外部からのPWM信号のデューティ比が95%と高くなる場合、微量でとなる出力電流が負荷7に流れることが理想であるにもかかわらず、外部からのPWM信号の信号レベル値の変化に基づく負荷7への出力電流量のバラツキにより、負荷7へ出力電流が流れないことがある。よって、出力電流値に対するデューティ比を設定する必要があるが、この出力電流とデューティ比との関係については、その線形性が損なわれたものとなる。更に、負荷7への出力電流と外部からのPWM信号のデューティ比との関係を理想に近い線形性を備えるものとするためには、RCフィルタ8における抵抗R5〜R7の抵抗値の合計を1MΩとし、その抵抗値の大きな抵抗が必要となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、負荷への電流値を外部から容易に制御することのできる構成を備えた電源回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電源回路装置は、直流電源に接続された変圧回路と、該変圧回路に接続された整流回路と、前記変圧回路のスイッチングを行うことで前記整流回路に出力する電力を調整する第1スイッチング素子と、該第1スイッチング素子のON/OFF制御を行うドライブ回路と、前記整流回路に接続された負荷を流れる電流を検出する電流検出回路と、該電流検出回路で検出された電流値を示す電流検出信号の信号レベルを基準値と比較して前記ドライブ回路でのON/OFF制御を指示する第1PWM信号を生成するPWM信号生成回路と、を備え、外部から前記負荷を流れる電流値を制御する第2PWM信号が入力される電源回路装置において、外部の直流電圧より一定となる内部定電圧を生成する第1定電圧回路と、前記第2PWM信号が入力されるとともに、複数の直列に接続された素子により構成されて、所定位置の第1素子よりも前段に設けられた第2素子が前記外部の直流電圧でバイアスされ、前記第1素子を含む後段の第3素子が前記第1定電圧回路からの前記内部定電圧によってバイアスされることで、少なくとも最終段となる素子が前記第1定電圧回路からの前記内部定電圧によってバイアスされ、前記第2PWM信号を前記内部定電圧によって波形整形して出力するバッファ回路と、前記バッファ回路から出力されて波形整形された前記第2PWM信号と前記電流検出回路からの前記電流検出信号とを合成して、前記PWM信号生成回路に出力する合成回路と、を備えることを特徴とする。
このような電源回路装置において、前記合成回路を、抵抗とコンデンサによって構成されるフィルタによって構成する。
又、前記電流検出回路と前記負荷との間に接続されて、OFFとされたとき前記負荷の電気的な接続を切断する第2スイッチング素子を備え、電源回路装置をOFFとするOFF制御信号が入力されたとき、前記ドライブ回路による前記第1スイッチング素子のON/OFF制御動作を停止するとともに、前記第2スイッチング素子をOFFするものとしても構わない。
又、前記合成回路が、前記電流検出回路と前記負荷との間に接続されて、OFFとされたとき前記負荷の電気的な接続を切断する第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子を、前記第2PWM信号に従ってON/OFF制御するOFFコントロール回路と、を備えるものとしても構わない。
このとき、電源回路装置をOFFとするOFF制御信号が入力されたとき、前記ドライブ回路による前記第1スイッチング素子のON/OFF制御動作が停止されるとともに、前記OFFコントロール回路が前記第2スイッチング素子をOFFするものとしても構わない。更に、前記OFF制御信号を遅延して前記OFFコントロール回路に与える遅延回路を備え、電源回路装置をOFFとするOFF制御信号が入力されたとき、前記ドライブ回路による前記第1スイッチング素子のON/OFF制御動作が停止された後、所定時間が経過して、前記OFFコントロール回路が前記第2スイッチング素子をOFFするものとしても構わない。
これらの電源回路装置において、前記整流回路からの出力電圧に基づいて、前記OFFコントロール回路をバイアスする定電圧を生成する第2定電圧回路を備えるものとしても構わない。
上述の各電源回路装置において、前記第1定電圧回路が、外部の直流電圧を分圧して前記内部定電圧を生成するための基準電圧を生成する第1分圧回路を備え、該第1分圧回路が、制御電極と第1電極とを接続したディプレッショントランジスタ及びエンハンスメントトランジスタを直列に接続することで構成されるものとしても構わない。又、前記第1定電圧回路が、前記内部定電圧を生成するための基準電圧と生成した内部定電圧とを比較するコンパレータと、該コンパレータからの出力を増幅する増幅素子と、該増幅素子の出力側に接続された直列に抵抗が接続された第2分圧回路と、を備え、前記第2分圧回路から出力される電圧を前記内部定電圧とするものとしても構わない。このとき、前記第2分圧回路を構成する抵抗が可変抵抗であるものとしても構わない。
上述の各電源回路装置において、前記第1定電圧回路が、前記直流電源からの直流電圧に基づいて内部定電圧を生成するものとしても構わない。又、前記第1定電圧回路が、前記整流回路からの直流電圧に基づいて内部定電圧を生成するものとしても構わない。
上述の各電源回路装置において、前記PWM信号生成回路に与える基準値を切り換える基準値切換回路を備え、該基準値切換回路によって前記基準値の値を切り換えることで、前記負荷への出力電流を調整するものとしても構わない。このとき、前記基準値切換回路による前記基準値の値を切り換える際、前記第2PWM信号の入力を停止するものとしても構わない。又、フィルタで構成される前記合成回路を備える場合、前記基準値切換回路による前記基準値の値を切り換えるとき、前記合成回路を構成するフィルタの抵抗値を変化させるものとしても構わない。
又、本発明の電子機器は、上述のいずれかに記載の電源回路装置を備え、当該電源回路装置から出力される出力電圧が与えられて駆動するものであることを特徴とする。そして、前記電源回路装置から出力電圧が与えられる発光ダイオードを備えるものとしても構わない。このとき、この発光ダイオードをバックライトとして備える液晶表示装置として利用される。
本発明によると、外部からの第2PWM信号を波形整形するバッファ回路を備えるため、従来のように、外部からのPWM信号の信号レベルのバラツキによって、外部のPWM信号のデューティ比と負荷の出力電流との線形性の関係から大きく外れることない。そのため、従来と比べて、微少な出力電流まで外部からの第2PWM信号によって制御することが可能となる。又、負荷の電気的な接続を切断する第2スイッチング素子を設けることによって、電源回路装置をOFFとしたときに、この第2スイッチング素子をOFFとすることで、負荷へのリーク電流を防止することができる。又、この第2スイッチング素子を、第2PWM信号によって制御することで、簡単に負荷への出力電流を調整することができる。更に、PWM信号生成回路に与える基準値を切り換えることで、負荷への出力電流を調整できるものとすることで、外部からの第2PWM信号で調整不可能であった微少な出力電流を調整可能とすることができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図1において、図18の従来の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図1の電源回路装置は、図18の電源回路装置と同様、直流電源1と、入力コンデンサ2と、コイル3と、ダイオード4と、出力コンデンサ5と、抵抗R1と、を備えて、負荷7へ昇圧した出力電圧を供給するとともに、コイル3へのエネルギーの蓄積/放出を切り換える制御回路装置6を備える。そして、制御回路装置6は、図18の電源回路装置における制御回路装置60と同様、パワートランジスタTr1と、抵抗R2〜R4と、定電圧回路61と、ソフトスタート回路62と、ON/OFF制御回路63と、ドライブ回路64と、電流検出用コンパレータ65と、発振回路66と、加算回路67と、エラーアンプ68と、PWMコンパレータ69と、を備える。
又、制御回路装置6は、図18における制御回路装置60と異なり、RCフィルタ8を構成する抵抗R5〜R7を備え、そして、制御回路装置6の外部に、RCフィルタ8を構成するコンデンサC1が設置される。そして、制御回路装置6は、外部からのPWM信号が入力されるPWM入力端子PWMと、一端が接地されたコンデンサC1の他端と接続されるコンデンサ用端子Cと、ダイオード4のカソード側に現れる出力電圧が入力される出力電圧入力端子Voと、この出力電圧入力端子Voに入力された出力電圧に基づいて過電圧保護動作を行う過電圧保護回路70と、PWM入力端子PWMに入力側が接続されたバッファ回路71と、を備える。
又、抵抗R6,R7との接続ノードにコンデンサ用端子Cが接続され、一端が接地された抵抗R1の他端に接続された帰還信号入力端子FBに抵抗R5が接続され、バッファ回路71の出力側に抵抗R7が接続される。よって、図18の電源回路装置と同様、制御回路装置6内の抵抗R5〜R7と、制御回路装置6外のコンデンサC1とによって、RCフィルタ8が構成される。
このように構成される電源回路装置の各部の詳細について、以下に説明する。
(ON/OFF制御回路)
ON/OFF制御回路63は、図18の電源回路装置と同様、制御信号入力端子CTRLに入力されるON/OFF制御信号に従って、制御回路装置6内の各ブロックのON/OFF制御を行う。即ち、制御信号入力端子CTRLにOFF制御信号が入力されると、ソフトスタート回路62の初期化を行うとともに、ドライブ回路64及び発振回路66の駆動を停止させて、パワートランジスタTr1を常にOFFの状態とする。又、電流検出用コンパレータ65、エラーアンプ68、PWMコンパレータ69、及び、抵抗R2,R3による分圧回路に対する電圧供給も停止される。尚、ON制御信号が入力されたことをON/OFF制御回路63が確認するために、定電圧回路61が動作し、1nA程度となる低消費電流がON/OFF制御回路63に与えられる。
逆に、制御信号入力端子CTRLにON制御信号が入力されると、ソフトスタート回路62、ドライブ回路64、及び発振回路66の駆動を開始し、パワートランジスタTr1によるコイル3におけるエネルギーの蓄積/放出の切換動作を行うことで、昇圧動作を行う。このとき、電流検出用コンパレータ65、エラーアンプ68、PWMコンパレータ69、及び、抵抗R2,R3による分圧回路に対する電圧供給も行われる。
(ソフトスタート回路)
ソフトスタート回路62は、図18の電源回路装置と同様、制御信号入力端子CTRLに入力されるON制御信号に基づいてON/OFF制御回路63がドライブ回路64を動作開始させたときに、ドライブ回路64からの出力デューティを徐々に変化させる。これにより、ドライブ回路64からの出力でパワートランジスタTr1がON/OFF動作を行い、コイル3に対するエネルギーの蓄積/放出の切換が行われることにより、負荷7に与えられる出力電圧を緩やかに上昇させる。
このように負荷7への出力電圧を緩やかに上昇させなかった場合、出力コンデンサ5が充電されていない場合に、充電のための過大な充電電流が直流電源1から流れることになる。そのため、直流電源1がリチウムイオン電池等の電池である場合、電池に負担がかかるとともに、電池電圧がこの過大な充電電流により低下し、電池が本来の終止電圧まで使用できなくなってしまう。しかしながら、このソフトスタート回路62を設けることによって、負荷7への出力電圧を緩やかに上昇させることにより、このような問題を回避することができる。
(過電圧保護回路)
過電圧保護回路70は、出力電圧入力端子Voに入力されるダイオード4のカソード側に現れる出力電圧が所定の過電圧保護電圧を超えたことを検知したとき、ドライブ回路64の動作を停止させる。このように動作することで、所定の過電圧保護電圧を超える過電圧が負荷7や出力コンデンサ5に印加されることを防止することができるだけでなく、制御回路装置6内のパワートランジスタTr1の破壊をも防止することができる。
(電流検出用コンパレータ)
電流検出用コンパレータ65は、図18の電源回路装置と同様、抵抗R4の両端にかかる電圧を増幅して出力することで、パワートランジスタTr1がドライブ回路64によってONとされるときに流れる電流量に応じた電圧信号を、加算回路67に出力する。このように、電流検出用コンパレータ65から、パワートランジスタTr1がONとなるときにコイル3を流れる電流に応じた電圧信号が加算回路67に与えられることとなる。これにより、加算回路67からPWMコンパレータ69の非反転入力端子に与えられる発振信号にコイル3を流れる電流に応じた電圧信号が含まれる。よって、コイル3を流れるピーク電流の制限を行うことができる。
(発振回路及び加算回路)
発振回路66は、図18の電源回路装置と同様、鋸歯状波信号となる発振信号を加算回路67に出力するとともに、ドライブ回路64を駆動するためのクロック信号を出力する。そして、加算回路67では、上述の電流検出用コンパレータ65から出力されるコイル3における電流量に応じた電圧信号が、発振回路66からの発振信号に加算されて、PWMコンパレータ69の非反転入力端子に与えられる。即ち、コイル3における電流量が大きい場合、PWMコンパレータ69の非反転入力端子に与えられる発振信号の信号レベルが高くなり、又、コイル3における電流量が小さい場合、PWMコンパレータ69の非反転入力端子に与えられる発振信号の信号レベルが低くなる。これにより、PWMコンパレータ69から出力されるPWM信号のデューティ比が変更されるため、コイル3を流れる電流量が制限される。
(エラーアンプ)
エラーアンプ68では、負荷7へ流れる出力電流が抵抗R1に流れることによって発生する電圧信号となる帰還信号が、帰還信号入力端子FB及び抵抗R5を介して反転入力端子に入力される。そして、エラーアンプ68は、非反転入力端子に入力される抵抗R2,R3によって分圧される基準電位Vrefと反転入力端子に入力される帰還信号の信号レベルとを差動増幅する。よって、帰還信号の信号レベルをVfbとし、エラーアンプ68の増幅率をAとすると、エラーアンプ68の出力信号の信号レベルは、A×(Vref−Vfb)となる。そして、このように差動増幅して得られたエラーアンプ68の出力信号が、PWMコンパレータ69に与えられる。このエラーアンプ68の動作によって、負荷7に流れる出力電流が、基準電位Vrefを抵抗R1の抵抗値で除した電流値に安定化されることとなる。
(PWMコンパレータ)
PWMコンパレータ69は、図18の電源回路装置と同様、非反転入力端子に入力される加算回路67からの発振信号と、反転入力端子に入力されるエラーアンプ68からの出力信号とについて、その信号レベルの比較を行い、比較結果をPWM信号としてドライブ回路64に出力する。即ち、エラーアンプ68からの出力信号の信号レベルが加算回路567の発振信号の信号レベルよりも高い期間は、PWMコンパレータ69から出力されるPWM信号がLレベルとなり、又、エラーアンプ68からの出力信号の信号レベルが加算回路67の発振信号の信号レベルよりも低い期間は、PWMコンパレータ69から出力されるPWM信号がHレベルとなる。
(ドライブ回路とパワートランジスタ)
ドライブ回路64は、ON/OFF制御回路63によってONとされると、発振回路66から与えられるクロック信号に基づいて駆動する。このとき、ON/OFF制御回路63によってONとされた直後は、ソフトスタート回路62によって制御され、デューティ比を小さくして、パワートランジスタTr1のゲートに与える電圧をHレベルにする期間が短く設定される。そして、徐々にデューティ比が大きくなるようにソフトスタート回路62によって制御され、パワートランジスタTr1のゲートに与える電圧をHレベルにする期間が長くなり、負荷7に与える出力電圧Voutを徐々に高くする。
又、ソフトスタート回路62によるソフトスタートが終了し、通常の動作に切り替わると、ドライブ回路64は、PWMコンパレータ69から出力されるPWM信号に基づいて動作する。PWMコンパレータ69からのPWM信号がHレベルとなるとき、Lレベルとなる電圧信号をパワートランジスタTr1のゲートに出力することで、パワートランジスタTr1がOFFとされる。これにより、コイル3に蓄積されたエネルギーがダイオード4を介して出力側に放出される。逆に、PWMコンパレータ69からのPWM信号がLレベルとなるとき、発振回路66からのクロックに応じてHレベルとなる電圧信号をパワートランジスタTr1のゲートに出力することで、パワートランジスタTr1がONとされる。これにより、直流電源1からのエネルギーがコイル3に蓄積される。
このように動作することで、ダイオード4と出力コンデンサ5によって整流動作が行われて、昇圧された出力電圧Voutが負荷7に与えられる。このとき、負荷4に流れる出力電流が、PWMコンパレータ69から出力されるPWM信号のデューティ比によって決定される。即ち、PWMコンパレータ69からのPWM信号のデューティ比が高いと、負荷7へ流れる電流値が小さくなり、又、PWMコンパレータ69からのPWM信号のデューティ比が低いと、負荷7へ流れる電流値が大きくなる。
(定電圧回路)
定電圧回路61は、図18の電源回路装置と同様、入力電圧入力端子Viを通じて直流電源1の正極電極に接続されるとともに、接地端子GNDを通じて接地されることで、直流電源1の直流電圧が印加され、この直流電源1の直流電圧に基づいて、電源回路装置内の各回路部品に供給する安定した定電圧を発生する。この定電圧回路61の構成について、図2の回路図を参照して説明する。図2の回路図は、定電圧回路61とバッファ回路71とRCフィルタ8の構成を示す回路図である。
図2に示すように、定電圧回路61は、ドレインが入力電圧入力端子Viと接続されるとともにゲートとソースが接続されたディプレッション型のNチャネルのMOSFETであるトランジスタTr2と、ソースがグランド端子GNDに接続されるとともにトランジスタTr2のゲートとソースにゲートとドレインが接続されたエンハンスメント型のNチャネルのMOSFETであるトランジスタTr3と、トランジスタTr2のソースとトランジスタTr3のドレインとの接続ノードに現れる基準電圧が非反転入力端子に入力される差動増幅アンプ610と、差動増幅アンプ610からの出力がゲートに入力されるPチャネルのMOSFETであるトランジスタTr4と、トランジスタTr4のドレインに一端が接続される抵抗R10と、抵抗R10の他端に一端が接続されるとともに他端がグランド端子GNDに接続される抵抗R11と、を備える。そして、差動増幅アンプ610の反転入力端子に、抵抗R10,R11の接続ノードが接続されるとともに、トランジスタTr4のソースが入力電圧入力端子Viに接続される。
このように構成されることで、トランジスタTr2,Tr3が抵抗となるため、このトランジスタTr2,Tr3による抵抗値によって、直流電源1により供給される入力電圧Vinが分圧されて、このトランジスタTr2,Tr3の接続ノードに基準電位Vref1が現れ、差動増幅アンプ610の非反転入力端子に入力される。又、差動増幅アンプ610からの出力に基づいてトランジスタTr4に流れる電流が制御されて、トランジスタTr4のドレインに一定となる電位Vsが現れて、制御回路装置6内の各回路部品に供給する。
このとき、トランジスタTr4が制御されて現れる電圧が抵抗R10,R11によって分圧されて、差動アンプ610の反転入力端子に入力されるため、負帰還回路が構成される。これにより、抵抗R10,R11によって分圧されて現れる電位が基準電位Vref1に近づくように、差動アンプ610からトランジスタTr4のゲートに与える出力電圧が設定される。尚、抵抗R10,R11それぞれの抵抗値が、r10,r11となるとき、基準電位Vref1は、r11×Vs/(r10+r11)となる。この負帰還回路の構成により、一定となる電位Vsが、内部定電圧として制御回路装置6内の各回路部品に供給される。
更に、上述したように、トランジスタTr2をディプレッション型とし、トランジスタTr3をエンハンスメント型とするため、そのアスペクト比を調整することで、トランジスタTr4から出力する内部定電圧の温度特性を調整することができるとともに、温度依存性が与えられる。このように、定電圧回路61の出力電圧に温度依存性が与えられることで、後述するRCフィルタ8の抵抗R5〜R7が制御回路装置6内に設けられて温度依存性を備えるが(ポリ高抵抗を用いた場合は負の方向に、拡散抵抗を用いた場合は正の方向に温度依存性が表れる)、このRCフィルタ8の温度依存性を打ち消す方向に働くこととなる。
尚、この定電圧回路61の構成については、トランジスタTr2,Tr3のように、ディプレッション型及びエンハンスメント型のMOSFETを1つずつ直列に接続して、差動アンプ610に与える基準電位Vref1の設定を行うものとしたが、ディプレッション型及びエンハンスメント型のMOSFETを複数個ずつ直列に接続して、差動アンプ610に与える基準電位Vref1の設定を行うものとしても構わない。又、図3に示すように、図2における抵抗R10の代わりに可変抵抗R10aを設けて、トランジスタTr4のドレインに現れる電位に対し可変抵抗R10aの抵抗値を切り換えてトリミングするものとしても構わない。このように構成することで、より安定した内部定電圧を供給でき、後述する負荷7の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係において、ばらつきの少ない線形性を得られることが可能となる。
(バッファ回路とRCフィルタ)
まず、RCフィルタ8は、制御回路装置6内の抵抗R5〜R7と、制御回路装置6外のコンデンサC1とによって、図18の電源回路装置と同様の構成とされる。即ち、図2の回路図のように、一端が帰還信号入力端子FBに接続されるとともに他端がエラーアンプ68の反転入力端子に接続された抵抗R5と、抵抗R5の他端に一端が接続された抵抗R6と、抵抗R6の他端に一端が接続されるとともにバッファ回路71の出力側に他端が接続された抵抗R7と、抵抗R6,R7との接続ノードにコンデンサ用端子Cを介して一端が接続されるとともに他端が接地されたコンデンサC1とによって、RCフィルタ8が構成される。
即ち、抵抗R7の一端にバッファ回路71を介して入力されたPWM信号が、抵抗R6,R7とコンデンサC1によるフィルタを通過して、抵抗R5,R6の接続ノードに、PWM信号による信号レベルに応じた電位が与えられる。又、この抵抗R5,R6の接続ノードには、帰還信号入力端子FB及び抵抗R5を介して、抵抗R1に現れる帰還信号の信号レベルに応じた電位が与えられる。よって、抵抗R5,R6の接続ノードには、PWM信号による信号レベルに帰還信号による信号レベルを加算した値となる電位が現れる。即ち、エラーアンプ68の反転入力端子には、外部からのPWM信号が帰還信号に加算された値となる電位が入力されることなる。
又、バッファ回路71は、入力電圧入力端子Vi及び接地端子GNDと接続されることで直流電源1からの電圧Vinが印加された3つのインバータ710〜712と、トランジスタTr4のドレインと接地端子GNDと接続されることで内部定電圧Vsが印加された3つのインバータ713〜715と、を備える。このように構成されるバッファ回路71では、PWM入力端子PWMにインバータ710の入力側が接続されるとともに、インバータ715の出力側が抵抗R7の他端に接続される。又、この6つのインバータ710〜715が、インバータ710,711,712,713,714,715の順番に、直列に接続される。
このように構成されるバッファ回路71において、各部における信号レベルの時間的変遷を、図4のタイミングチャートに示す。即ち、図4に示すように、Hレベルの信号レベルにバラツキが生じているPWM信号が入力されると、電圧Vinをバイアス電圧とするインバータ710〜712によって、直流電源1からの電圧Vinに応じた波形成形が成される。そして、電圧Vinに応じた波形成形が成されたPWM信号がインバータ712より出力されてインバータ713に入力される。このため、インバータ713に入力されるPWM信号は、電圧Vinの変動に影響を受ける信号となる。尚、インバータ713に入力されるPWM信号はPWM入力端子PWMに入力されたPWM信号が反転した信号となる。
更に、電圧Vinに応じた波形成形が成されたPWM信号がインバータ713に入力されると、インバータ713〜715によって、定電圧回路61からの電圧Vsに応じた波形成形が成される。電圧Vsは、定電圧回路61において一定となるように制御されるため、インバータ715より出力されるPWM信号のHレベルは定電圧Vsで一定となる。尚、インバータ715から出力されるPWM信号は、インバータ713に入力されるPWM信号が反転した信号であるため、PWM入力端子PWMに入力されたPWM信号と同極性の信号となる。よって、RCフィルタ8の抵抗R7に与えるPWM信号を、PWM入力端子PWMに入力される前におけるHレベルの信号レベルのバラツキが除かれるとともに、直流電源1からの電圧Vinの変動による影響を受けないものとすることができる。
このようにバッファ回路71によって、外部からの入力時に存在したバラツキが除かれるとともに、直流電源1からの入力電圧Vinの影響を受けることのないPWM信号がCRフィルタ8に入力される。そして、図4に示すように、CRフィルタ8では、帰還信号入力端子FBに入力される帰還信号に対して定電圧VsによるPWM信号が重畳された電圧信号を、エラーアンプ68に出力することとなる。
このように各部を構成して動作させることによって、抵抗R5を介してエラーアンプ68の反転入力端子に入力される抵抗R1に現れる帰還信号の電圧値と、抵抗R2,R3で分圧されて得られる基準電圧Vrefとの差を表す電圧信号が、エラーアンプ68よりPWMコンパレータ69に入力される。そして、PWMコンパレータ69では、エラーアンプ68で得られた差信号となる電圧信号の信号レベルと加算回路67からの発振信号の信号レベルとを比較する。これにより、ドライブ回路64には、帰還信号の電圧値と基準電圧Vrefとの差が大きいときは、デューティ比が低くなるPWM信号がPWMコンパレータ69より入力され、帰還信号の電圧値と基準電圧Vrefとの差が小さいときは、デューティ比が高くなるPWM信号がPWMコンパレータ69より入力される。そして、負荷7には、基準電圧Vrefと抵抗R1の抵抗値で設定される出力電流が与えられる。
このとき、外部からPWM信号を制御回路装置6に入力することによって、この外部かからのPWM信号の信号レベルがHレベルとなるとき、基準電圧Vrefとの差が小さくなりエラーアンプ68の出力信号が小さくなる。そのため、この外部からのPWM信号がHレベルとなる期間が長くなると、エラーアンプ68の出力信号が小さくなる期間が長くなる。よって、PWMコンパレータ68からのPWM信号のデューティ比が高くなり、負荷7に流れる電流値が小さくなる。即ち、負荷7の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係を示す図5のグラフにおいて、実線Xのような理想的な関係となる場合、外部からのPWM信号のデューティ比を高くすることで負荷7の電流値を小さくなるように制御することができる。
上述したように、本実施形態のように構成することで、バッファ回路71を設けることにより、外部から入力されるPWM信号のバラツキを除くことができ、Hレベルが一定の電圧レベルとなるPWM信号がRCフィルタ8に入力される。よって、負荷7の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係を、図5の理想関係となる実線Xに近づけることができる。尚、このバッファ回路71については、図2の回路図に示す構成に限らず、定電圧回路61などより発生する定電圧を利用して波形整形を行うことのできる回路構成であればよい。
尚、本実施形態のように、コンデンサC1を制御回路装置6の外部に設置する場合、0.1μF程度とすることで、負荷7の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係が、図5の点線Yのような関係となる。又、図6のように、コンデンサC1を制御回路装置6内部に設置するとき、そのコンデンサC1を20pF程度とすることで、負荷7の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係が、図5の一点鎖線Zのような関係となる。このように、実際の負荷7の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係を、理想値に近い関係とすることができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図7において、図1の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置は、図7に示すように、第1の実施形態における電源回路装置(図1参照)の制御回路装置6の構成が変更されたものである。即ち、図7に示す電源回路装置内の制御回路装置6aは、制御回路装置6(図1参照)における抵抗R2,R3による分圧回路の代わりに基準電位を切り換えることのできる基準電位切換回路72と、この基準電位切換回路72からの基準電位を切り換えるための切換制御信号が入力される制御信号入力端子CTRL1とを備える。そして、この制御回路装置6aは、更に、PWM入力端子PWMとバッファ回路71との間に接続されたスイッチSW1を備える。
このように構成することで、基準電位切換回路72からの基準電位を変更して、エラーアンプ68の非反転入力端子に入力される基準電位が切り換えられる。そのため、負荷7への電流値を小さくするとき、スイッチSW1をOFFとして、PWM入力端子PWMに入力される外部からのPWM信号による負荷7への電流制御を停止し、代わりに、基準電位切換回路72からの基準電位に基づく負荷7への電流制御を開始する。尚、PWM入力端子PWMに入力される外部からのPWM信号による負荷7の電流制御動作は、第1の実施形態と同様であるので、以下では、基準電位切換回路72からの基準電位に基づく負荷7の電流制御動作について説明する。
まず、基準電位切換回路72の構成について、図8の回路図を参照して説明する。図8に示すように、基準電位切換回路72は、定電圧回路61からの出力電位が一端に与えられる抵抗R3と、この抵抗R3の他端と接地端子GNDとの間に直列に接続されるN個の抵抗R2−1〜R2−Nと、抵抗R2−1〜R2−N及び抵抗R3それぞれの接続ノードに一端が接続されるとともに他端がエラーアンプ68の非反転入力端子に接続されるN個のスイッチSW−1〜SW−Nと、を備える。
このとき、スイッチSW−n(nは、1≦n<Nの整数)が、抵抗R2−nと抵抗R2−(n+1)の接続ノードに接続され、スイッチSW−Nが、抵抗R2−Nと抵抗R3の接続ノードに接続される。よって、スイッチSW−1〜SW−Nは、エラーアンプ68の非反転入力端子に対して並列に接続され、スイッチSW−1〜SW−Nのいずれか1つがONとなることで、抵抗R2−1〜R2−N及び抵抗R3それぞれの接続ノードに現れる電位が選択されて、エラーアンプ68の非反転入力端子に入力される。
このように構成される基準電位切換回路72において、抵抗R2−1が接地端子GNDに接続され、抵抗R2−2,R2−3,…,R2−Nの順に直列に接続されるものとする。このとき、スイッチSW−1〜SW−Nの1つをONとしてエラーアンプ68の非反転入力端子に入力される基準電圧は、スイッチSW−1,SW−2,…,SW−Nの順に大きくなる。そして、この基準電位切換回路72に含まれるスイッチSW−1〜SW−NのON/OFF制御は、制御信号入力端子CTRL1に入力される切換制御信号によって行われる。又、この切換制御信号によってスイッチSW1のON/OFF制御も行われる。
よって、負荷7への出力電流を微量とする場合、切換制御信号による基準電位切換回路72のスイッチSW−1〜SW−NのON/OFF制御が行われて、この基準電位切換回路72の抵抗値が変更されるとともに、スイッチSW1がOFFとされて、PWM入力端子PWMからバッファ回路71へのPWM信号の入力が禁止される。尚、スイッチSW1をONとして、外部からのPWM信号がバッファ回路71に入力されて、外部からのPWM信号のデューティ比によって負荷7への出力電流を制御するとき、スイッチSW−NがONとされて、抵抗R2−Nと抵抗R3との接続ノードに現れる基準電位Vrefが、エラーアンプ68の非反転入力端子に入力される。
この基準電位切換回路72からの基準電位を切り換えて負荷7への出力電流を制御する場合、スイッチSW−nが選択されてONとされると、直列に接続される抵抗R2−1〜R2−nの抵抗値を加算した値となる抵抗値rnと、直列に接続される抵抗R2−1〜R2−Nの抵抗値を加算した値となる抵抗値rNにより、rn/rN×Vrefとなる電位が、エラーアンプ68の非反転入力端子に入力される。即ち、選択するスイッチSW−nの「n」の値が小さいと、エラーアンプ68の非反転入力端子に与えられる電位が小さくなり、負荷7への出力電流が小さくなるように制御される。
このように動作するとき、切換制御信号をNビットの信号として、切換制御信号の各桁の値によって、スイッチSW−1〜SW−NそれぞれのON/OFF制御が成されるものとしても構わない。即ち、切換制御信号のn桁(nビット目)の値によって、スイッチSW−nのON/OFFが制御される。このとき、Nビット目の値によって、スイッチSW−NだけでなくスイッチSW1についても、ON/OFF制御が成される。又、切換制御信号をNビットよりもビット数の少ない信号とするとともに、この切換制御信号をNビットの信号に変換するデコーダを設置して、デコーダからの信号がスイッチSW−1〜SW−N及びスイッチSW1に与えられるものとしても構わない。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図9において、図7の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置における制御回路装置6bは、第2の実施形態の電源回路装置(図7参照)における制御回路装置6aと異なり、帰還信号入力端子FBを介して入力される帰還信号の値に応じて、自動的に、スイッチSW1のON/OFF制御及び基準電位切換回路72からの基準電位の切換制御を行う。この制御回路装置6bは、図9に示すように、図7の制御回路装置6aの構成に対して、帰還信号入力端子FBに反転入力端子が接続されるとともに非反転入力端子に基準電位Vref2が入力されるコンパレータ73を備え、このコンパレータ73の出力によってスイッチSW1及び基準電位切換回路72が制御される。そして、切換制御信号が入力されずに制御されるため、制御信号入力端子CTRL1が省略された構成とされる。尚、基準電位切換回路72は、第2の実施形態と同様、図8のような構成となる。
このように構成されることによって、負荷7の電流が大きく、帰還信号の信号レベルが基準電位Vref2より高く、コンパレータ73からの出力が正の値となるときは、スイッチSW1及びスイッチSW−NがONとされるとともに、スイッチSW−1〜SW−(N−1)がOFFとされる。よって、負荷7への出力電流が大きいときは、外部からのPWM信号によって、負荷7への出力電流量が制御される。
そして、帰還信号の信号レベルが基準電位Vref2より低くなると、コンパレータ73からの出力が負の値となるときは、まず、スイッチSW1がOFFとされる。そして、コンパレータ73からの出力によって現れる、帰還信号の信号レベルと基準電位Vref2との差の大きさに応じて、スイッチSW−1〜SW−NよりONとするスイッチが1つだけ選択されることで、基準電位切換回路72からの基準電位が切り換えられる。即ち、帰還信号の信号レベルの値が低くなると、基準電位切換回路72からの基準電位が低くなるように、ONとするスイッチとして、スイッチSW−1〜SW−Nから一つのスイッチが選択される。
このように構成されるとき、コンパレータ73から出力される信号が負の値となるとき、Nビットのデジタル信号に切り換えて、各桁の値に応じてスイッチSW−1〜SW−NがON/OFF制御されるようにしても構わない。又、第2の実施形態と同様、制御信号入力端子CTRL1を備えて、切換制御信号が入力されることで、基準電位切換回路72からの基準電位を制御されるものとしても構わない。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。図10は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図10において、図7の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置における制御回路装置6cは、第2の実施形態の電源回路装置(図7参照)における制御回路装置6aと異なり、基準電位切換回路72からの基準電位の値に応じてRCフィルタ8の抵抗値を切り換えるものである。この制御回路装置6cは、図10に示すように、図7の制御回路装置6aの構成に対して、抵抗R5〜R7の代わりに、抵抗値が切り換えられる可変抵抗R5a〜R7aを備えるとともに、反転入力端子に基準電位切換回路72からの基準電位が入力されるとともに非反転入力端子に基準電位Vref3が入力されるコンパレータ74を備える。又、スイッチSW1が削除された構成となる。そして、コンパレータ74の出力によって、RCフィルタ8を構成する可変抵抗R5a〜R7aの抵抗値が切り換えられる。尚、基準電位切換回路72は、第2の実施形態と同様、図8のような構成となる。
このように構成されるとき、基準電位切換回路72による基準電位は、第2の実施形態の電源回路装置と同様、制御信号入力端子CTRL1に入力される切換制御信号に基づいて切り換えられる。そして、負荷7への出力電流を小さくするために、基準電位切換回路72からの基準電位が低くなるように設定されると、コンパレータ74からの出力によって可変抵抗R5a〜R7aの抵抗値が切り換えられる。
このとき、バッファ回路71からRCフィルタ8に入力されるPWM信号の信号レベルが、帰還信号入力端子FBに入力される帰還信号の信号レベルに応じて小さくなるように、可変抵抗R5a〜R7aの抵抗値が変更される。よって、RCフィルタ8からエラーアンプ68の反転入力端子に入力される、帰還信号とPWM信号とが加算された信号の信号レベルが、基準電位切換回路72からの基準電位に応じた信号レベルとなる。これにより、負荷7への出力電流を微少なものとする場合においても、制御可能とすることができる。
尚、本実施形態では、コンパレータ74からの出力によって、RCフィルタ8を構成する可変抵抗R5a〜R7aの抵抗値が切り換えられるものとしたが、切換制御信号によって、可変抵抗R5a〜R7aの抵抗値が切り換えられるものとしても構わない。又、第3の実施形態の電源回路装置と同様、図11に示すように、帰還信号入力端子FBに反転入力端子が接続されたコンパレータ73を備え、このコンパレータ73の出力によって基準電位切換回路72からの基準電位及び抵抗R5a〜R7aの抵抗値が切り換えられるものとしても構わない。
この第2〜第4の実施形態において、負荷7への出力電流の制御が、外部からのPWM信号のデューティ比によるものから、基準電位切換回路72からの基準電位によるものに切り換える指標として、外部からのPWM信号のデューティ比が80〜90%のところで切り換えると良い。このように、外部からのPWM信号のデューティ比が80〜90%になったときに、基準電位切換回路72からの基準電位による負荷7への出力電流の制御が行われるようにすることで、その制御動作をより効果的に行うことができる。又、第2〜第4の実施形態において、基準電位切換回路72を図8の回路図のような構成としたが、図1における分圧回路を構成する抵抗R2,R3を可変抵抗として、その抵抗値を切り換えることによって基準電位を切り換えることができるものとしても構わない。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について、図面を参照して説明する。図12は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図12において、図1の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置は、図12に示すように、第1の実施形態における電源回路装置(図1参照)の制御回路装置6の構成が変更されたものである。即ち、図12に示す電源回路装置内の制御回路装置6dは、制御回路装置6における構成に、負荷7と抵抗R1との間に接続されるNチャネルのMOSFETとなるトランジスタTr5と、トランジスタTr5のゲートに信号を与えるOFFコントロール回路75と、負荷7とトランジスタTr5のドレインとの間に設置される端子TRと、を備える。又、トランジスタTr5のソースが帰還信号入力端子FBを介して抵抗R1と接続される。更に、OFFコントロール回路75は、制御信号入力端子CTRLより入力されるON/OFF制御信号が入力される。
このような構成と制御回路装置6dを備えた電源回路装置は、制御信号入力端子CTRLよりON制御信号が入力されると、OFFコントロール回路75によってトランジスタTr5がONとなるように制御される。このとき、第1の実施形態における制御回路装置6を備えた電源回路装置と同様の動作を行い、外部からのPWM信号に基づいて、負荷7への出力電流量が制御される。よって、このON制御信号が入力されるときの動作については、第1の実施形態を参照するものとして、その説明を省略する。
それに対して、制御信号入力端子CTRLよりOFF制御信号が入力されると、OFFコントロール回路75によってトランジスタTr5がOFFとなるように制御される。こように、トランジスタTr5がOFFとされるため、負荷7と接地電位との間の電気的接続が切断された状態となる。これにより、電源回路装置をOFFとしたときに、負荷7への電流リークを防ぐことができるため、電源回路装置をOFFとしたときの負荷7への消費電力を抑制することができる。尚、第1の実施形態の電源回路装置における制御回路装置6と同様、ソフトスタート回路62の初期化を行うとともに、ドライブ回路64及び発振回路66の駆動を停止させて、パワートランジスタTr1を常にOFFの状態とする。
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態について、図面を参照して説明する。図13は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図13において、図12の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置は、図13に示すように、第5の実施形態における電源回路装置(図12参照)の制御回路装置6dの構成が変更されたものである。即ち、図13に示す電源回路装置内の制御回路装置6eは、制御回路装置6dにおける構成より、RCフィルタ8の一部である抵抗R6,R7と、コンデンサ用端子Cとが除かれた構成であるとともに、PWM入力端子PWM及びバッファ回路71を介して入力されるPWM信号がOFFコントロール回路75に入力される。又、出力電圧入力端子Voより入力される出力電圧に基づいて定電圧を生成する定電圧回路76を備える。又、OFFコントロール回路75には、ON/OFF制御信号の入力がない。
そして、定電圧回路76は、ダイオード4のカソード側に現れる出力電圧が入力されることで、定電圧回路61よりも高い電圧を生成して、バッファ回路71及びOFFコントロール回路75に与える。このとき、定電圧回路61と同様の構成(図2参照)とし、入力電圧入力端子Viの代わりに出力電圧出力端子Voと接続されるものとしても構わない。又、バッファ回路71は、第1の実施形態で説明した図2の構成のものとされるが、インバータ713〜715には、定電圧回路61からの内部定電圧Vsの代わりに、定電圧回路76からの定電圧Vs1が与えられる。
よって、バッファ回路71を通じてOFFコントロール回路75に与えられるPWM信号は、接地電位をLレベルとするとともに電位Vs1をHレベルとして切り替わる信号となる。そして、OFFコントロール回路75では、このバッファ回路71からのPWM信号を反転してトランジスタTr5のゲートに与えて、トランジスタTr5のON/OFF制御を行う。このとき、OFFコントロール回路75には、定電圧回路76からの定電圧Vs1が与えられるため、トランジスタTr5をONとするときのゲート電位を高くすることができる。これにより、トランジスタTr5のゲート耐圧を小さくすることができ、トランジスタTr1のサイズを小さくすることができる。
このように構成される電源回路装置によると、OFFコントロール回路75が、外部からのPWM信号に基づいて、トランジスタTr5のON/OFFを行う。即ち、外部からのPWM信号がHレベルのとき、トランジスタTr5をOFFとし、外部からのPWM信号がLレベルのとき、トランジスタTr1をONとする。これにより、外部からのPWM信号のデューティ比が高くなるほど、トランジスタTr5をOFFする期間が長くなり、周期毎に負荷7を流れる出力電流量が小さくなる。よって、負荷7をLEDで構成したとき、外部からのPWM信号の周期を短くして(即ち、PWM信号の周波数を高くする)、人の目に追随できない周期とすることで、PWM信号のデューティ比を高くしたときに負荷7を構成するLEDの光を暗いものとすることができる。
又、エラーアンプ68の反転入力端子に接続された抵抗R5には、帰還信号入力端子FBを介して抵抗R1が接続されるのみであるため、エラーアンプ68の非反転入力端子に入力される基準電圧Vrefに基づく電流が負荷7に流れるように、PWMコンパレータ69及びドライブ回路64及びトランジスタTr1が動作する。このときのドライブ回路64、発振回路66、加算回路67、エラーアンプ68、PWMコンパレータ69、及びトランジスタTr1による動作については、第1の実施形態と同様の動作であるため、その詳細な説明については省略する。
尚、バッファ回路71については、第1の実施形態と同様、定電圧回路61からの内部定電圧が与えられるものとし、接地電位をLレベルとするとともに電位VsをHレベルとして切り替わるPWM信号がOFFコントロール回路75に出力されるものとしても構わない。又、バッファ回路71を省き、OFFコントロール回路75において、PWM入力端子PWMを通じて入力される外部からのPWM信号を、接地電位をLレベルとするとともに電位Vs1をHレベルとして切り替わる信号に波形整形し、この波形整形された信号に基づいてトランジスタTr5をON/OFF制御するものとしても構わない。
<第7の実施形態>
本発明の第7の実施形態について、図面を参照して説明する。図14は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図14において、図13の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置は、図14に示すように、第6の実施形態における電源回路装置(図13参照)の制御回路装置6eの構成が変更されたものである。即ち、図14に示す電源回路装置内の制御回路装置6fは、制御回路装置6eにおける構成に、バッファ回路71からのPWM信号と制御信号入力端子CTRLからのON/OFF制御信号とが入力されるOR回路77が追加された構成となる。尚、本実施形態において、第6の実施形態と異なり、バッファ回路71には、定電圧回路61からの内部定電圧Vsが入力されるものとする。
このように構成されるとき、OR回路77からの出力がOFFコントロール回路75に与えられるとともに、ON/OFF制御信号において、HレベルがOFF制御信号となり、LレベルがOFF制御信号となる。即ち、HレベルとなるOFF制御信号又はHレベルのPWM信号がOR回路77を通過して、OFFコントロール回路75に与えられることとなる。そして、OFFコントロール回路75において、OR回路77からの出力を反転するとともに、接地電位をLレベルとするとともに電位Vs1をHレベルとする信号に変換して、トランジスタTr5のゲートに与える。
これにより、外部からのPWM信号がHレベルのとき、又は、HレベルとなるOFF制御信号が与えられたとき、Lレベルとなる信号がOFFコントロール回路75より与えられて、トランジスタTr5がOFFとなる。又、外部からのPWM信号がLレベルで且つLレベルとなるON制御信号が与えられるときは、Hレベルとなる信号がOFFコントロール回路75より与えられて、トランジスタTr5がONとなる。
このように、本実施形態の電源回路装置は、第5の実施形態における電源回路装置に、第4の実施形態における電源回路装置の停止時にトランジスタTr5をOFFにする機能を追加した構成とされる。その他の動作については、第5の実施形態における電源回路装置と同様となるため、その詳細な説明は省略する。
<第8の実施形態>
本発明の第8の実施形態について、図面を参照して説明する。図15は、本実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。図15において、図14の電源回路装置と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の電源回路装置は、図15に示すように、第7の実施形態における電源回路装置(図14参照)の制御回路装置6fの構成が変更されたものである。即ち、図15に示す電源回路装置内の制御回路装置6gは、制御回路装置6fにおける構成に、制御信号入力端子CTRLからのON/OFF制御信号を遅延してOR回路77に与える遅延回路78が追加された構成となる。
この遅延回路78の構成について、図16の回路図を参照して説明する。尚、第7の実施形態と同様、ON/OFF制御信号において、LレベルがON制御信号となり、HレベルがOFF制御信号となるものとする。このとき、遅延回路78は、図16に示すように、ON/OFF制御信号が入力されるインバータ81と、インバータ81からの出力が入力されるインバータ82と、インバータ82からの出力が入力されるインバータ83と、インバータ82の出力側に一端が接続されたコンデンサC2と、コンデンサC2の一端に入力側が接続されたインバータ84と、インバータ84の出力が入力されるインバータ85と、インバータ84の入力側にドレインが接続されるとともにゲート及びソースが接地されるNチャネルのMOSFETであるトランジスタTr6と、インバータ83,85の出力が入力されるNOR回路86と、を備える。
このような構成の遅延回路78の動作について、図17のタイミングチャートを参照して説明する。このような構成としたとき、トランジスタTr6をディプレッション型のMOSFETとして、コンデンサC2に接続された定電流源が構成されるため、コンデンサC2における蓄放電が行われる。これにより、インバータ84の入力側の電位が、コンデンサC2とトランジスタTr6とによって決定する時定数に応じて、変化する。
即ち、図17に示すように、インバータ82からの出力がLレベルからHレベルに切り替わると、インバータ84の入力側の電位がHレベルに近い値になる。その後、コンデンサC2に蓄電されて、コンデンサC2の電圧が大きくなるため、インバータ84の入力側の電位がLレベルに下がる。又、インバータ82からの出力がHレベルからLレベルに切り替わると、インバータ84の入力側の電位が−Hレベルに近い値になる。その後、コンデンサC2が放電されて、コンデンサC2の電圧が小さくなるため、インバータ84の入力側の電位がLレベルに上がる。尚、インバータ82の出力の信号レベルは、ON/OFF制御信号と同様の値に切り替わる。
又、インバータ82からの出力がインバータ83で反転されるため、インバータ83の出力は、ON/OFF制御信号を反転した信号となる。即ち、ON制御信号が入力されたとき、インバータ83の出力がHレベルとなり、OFF制御信号が入力されたとき、インバータ83の出力がLレベルとなる。
更に、インバータ84では、コンデンサC2とトランジスタTr6との接続ノードに現れる電位が所定の信号レベルVthより大きくなるとき、Lレベルとなる出力をインバータ85に与え、逆に、コンデンサC2とトランジスタTr6との接続ノードに現れる電位が所定の信号レベルVthより小さくなるとき、Hレベルとなる出力をインバータ85に与える。そして、インバータ85では、インバータ84からの出力を反転する。
よって、インバータ84の入力側の電位がHレベルとなるとき、インバータ85よりHレベルが出力され、それ以外のときは、インバータ85よりLレベルが出力される。即ち、図17に示すように、インバータ82からの出力がLレベルからHレベルに切り替わると、インバータ85からの出力が、コンデンサC2とトランジスタTr6の時定数による時間だけ、Hレベルとなり、それ以外は、インバータ85からの出力がLレベルとなる。
そして、インバータ83,85の出力が入力されるNOR回路86の出力は、インバータ83,85の出力のいずれかがHレベルであるとき、Lレベルとなり、又、インバータ83,85の出力がともにLレベルであるとき、Hレベルとなる。よって、LレベルとなるON制御信号が入力されるとき、インバータ83の出力がHレベルとなるため、NOR回路86の出力がLレベルとなる。そして、HレベルとなるOFF制御信号に切り替わったとき、所定期間だけインバータ85の出力がHレベルとなり、この間、NOR回路86の出力がLレベルとなる。その後、インバータ85の出力がLレベルとなるため、NOR回路86の出力がHレベルに切り替わる。
このように、遅延回路78を設けることによって、OR回路77を通じてOFFコントロール74に入力するOFF制御信号の入力タイミングを、コンデンサC2とトランジスタTr6の時定数による時間だけ遅延させることができる。よって、OFF制御信号が与えられたとき、ドライブ回路64をOFFとしてトランジスタTr1のスイッチング制御動作を停止した後、所定時間経過して、トランジスタTr5をOFFとする。これにより、この遅延させた時間の間、トランジスタTr5がONとなるため、出力コンデンサ5を放電して初期化することができる。その他の構成については、第7の実施形態の電源回路装置と同一なので、その詳細な説明については省略する。
尚、本実施形態において、遅延回路78を、図16に示すような回路構成としたが、ON/OFF制御信号によって電源回路装置の動作を停止させた後、出力コンデンサ5を放電させることができるように、暫くの間、トランジスタTr5をONさせるように、OFF制御信号を遅延させて与える動作を行うものであれば、他の回路構成としても構わない。
又、第7及び第8の実施形態において、OR回路77に対して、定電圧回路61の内部定電圧Vs又は定電圧回路76の内部定電圧Vs1のいずれかがバイアス電圧として使用されるものとしても構わない。更に、第8の実施形態では、遅延回路78内の各素子に対して、定電圧回路61の内部定電圧Vs又は内部定電圧Vs1のいずれかがバイアス電圧として使用されるものとしても構わない。又、バッファ回路71について、第5の実施形態と同様、定電圧回路76の内部定電圧Vs1が印加されるものとしても構わない。このとき、ON/OFF制御信号が電位Vs1と接地電位との間で切り替わる信号に変換される。
又、第7及び第8の実施形態において、OR回路77を設置し、後段のOFFコントロール回路75で、OR回路77で信号を反転するものとしたが、トランジスタTr5を、PWM信号のデューティによってON/OFF制御できるとともに、ON/OFF制御信号によってもON/OFF制御できるような回路構成であれば、OR回路77及びOFFコントロール回路75を他の構成としても構わない。又、ON/OFF制御信号において、ON制御信号のときHレベルとなり、OFF制御信号のときLレベルとなるものとしても構わない。
又、第5〜第8の実施形態においても、第2又は第3の実施形態の構成を備えるものとして、負荷7への出力電流量を微少とするとき、外部からのPWM信号による負荷7への出力電流量の制御を停止して、基準電位切換回路72からの基準電位の切換制御によって、負荷7への出力電流量を制御するものとしても構わない。更に、ドライブ回路64の動作に伴うトランジスタTr1周辺の過熱を検知してドライブ回路64の動作を停止させる過熱保護回路を設けることで、電源回路装置の過熱による故障や破壊を防止するものとしても構わない。
本発明は、出力電圧を昇圧又は降圧する直流電圧チョッパ回路装置となる電源回路装置に利用可能である。又、電圧出力する負荷をLEDとして、LEDの調光を行うことのできる電源回路装置に適応可能である。更に、負荷をLEDとする場合、LEDを、白色LEDとして、液晶表示装置の照明源として用いられるものとしても利用可能である。
は、第1の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、定電圧回路、バッファ回路、及びRCフィルタの構成を示す回路図である。 は、定電圧回路を図2の構成と異なる構成としたときの構成を示す回路図である。 は、バッファ回路内の各部における信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、負荷の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係を示すグラフである。 は、RCフィルタを構成するコンデンサを制御回路装置内部に設置したときの構成を示すブロック図である。 は、第2の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、基準電位切換回路の構成を示す回路図である。 は、第3の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第4の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第4の実施形態の電源回路装置の別の構成を示すブロック図である。 は、第5の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第6の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第7の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第8の実施形態の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、遅延回路の構成を示す回路図である。 は、遅延回路内の各部の信号の状態を示すタイミングチャートである。 は、従来の電源回路装置の内部構成を示すブロック図である。 は、外部から入力されるPWM信号の状態を示す図である。 は、負荷の電流値と外部からのPWM信号のデューティ比の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 直流電源
2 入力コンデンサ
3 コイル
4 ダイオード
5 出力コンデンサ
6,6a〜6g,60 制御回路装置
7 負荷
8 RCフィルタ
61 定電圧回路
62 ソフトスタート回路
63 ON/OFF制御回路
64 ドライブ回路
65 電流検出用コンパレータ
66 発振回路
67 加算回路
68 エラーアンプ
69 PWMコンパレータ
70 過電圧保護回路
71 バッファ回路
72 基準電位切換回路
73,74 コンパレータ
75 OFFコントロール回路
76 定電圧回路
77 OR回路
78 遅延回路

Claims (14)

  1. 直流電源に接続された変圧回路と、該変圧回路に接続された整流回路と、前記変圧回路のスイッチングを行うことで前記整流回路に出力する電力を調整する第1スイッチング素子と、該第1スイッチング素子のON/OFF制御を行うドライブ回路と、前記整流回路に接続された負荷を流れる電流を検出する電流検出回路と、該電流検出回路で検出された電流値を示す電流検出信号の信号レベルを基準値と比較して前記ドライブ回路でのON/OFF制御を指示する第1PWM信号を生成するPWM信号生成回路と、を備え、外部から前記負荷を流れる電流値を制御する第2PWM信号が入力される電源回路装置において、
    外部の直流電圧より一定となる内部定電圧を生成する第1定電圧回路と、
    前記第2PWM信号が入力されるとともに、複数の直列に接続された素子により構成されて、所定位置の第1素子よりも前段に設けられた第2素子が前記外部の直流電圧でバイアスされ、前記第1素子を含む後段の第3素子が前記第1定電圧回路からの前記内部定電圧によってバイアスされることで、少なくとも最終段となる素子が前記第1定電圧回路からの前記内部定電圧によってバイアスされ、前記第2PWM信号を前記内部定電圧によって波形整形して出力するバッファ回路と、
    前記バッファ回路から出力されて波形整形された前記第2PWM信号と前記電流検出回路からの前記電流検出信号とを合成して、前記PWM信号生成回路に出力する合成回路と、
    を備えることを特徴とする電源回路装置。
  2. 前記合成回路が、抵抗とコンデンサによって構成されるフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の電源回路装置。
  3. 前記電流検出回路と前記負荷との間に接続されて、OFFとされたとき前記負荷の電気的な接続を切断する第2スイッチング素子を備え、
    電源回路装置をOFFとするOFF制御信号が入力されたとき、前記ドライブ回路による前記第1スイッチング素子のON/OFF制御動作を停止するとともに、前記第2スイッチング素子をOFFすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源回路装置。
  4. 前記合成回路が、
    前記電流検出回路と前記負荷との間に接続されて、OFFとされたとき前記負荷の電気的な接続を切断する第2スイッチング素子と、
    前記第2スイッチング素子を、前記第2PWM信号に従ってON/OFF制御するOFFコントロール回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源回路装置。
  5. 電源回路装置をOFFとするOFF制御信号が入力されたとき、前記ドライブ回路による前記第1スイッチング素子のON/OFF制御動作が停止されるとともに、前記OFFコントロール回路が前記第2スイッチング素子をOFFすることを特徴とする請求項4に記載の電源回路装置。
  6. 前記OFF制御信号を遅延して前記OFFコントロール回路に与える遅延回路を備え、
    電源回路装置をOFFとするOFF制御信号が入力されたとき、前記ドライブ回路による前記第1スイッチング素子のON/OFF制御動作が停止された後、所定時間が経過して、前記OFFコントロール回路が前記第2スイッチング素子をOFFすることを特徴とする請求項5に記載の電源回路装置。
  7. 前記整流回路からの出力電圧に基づいて、前記OFFコントロール回路をバイアスする定電圧を生成する第2定電圧回路を備えることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の電源回路装置。
  8. 前記第1定電圧回路が、外部の直流電圧を分圧して前記内部定電圧を生成するための基準電圧を生成する第1分圧回路を備え、
    該第1分圧回路が、制御電極と第1電極とを接続したディプレッショントランジスタ及びエンハンスメントトランジスタを直列に接続することで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電源回路装置。
  9. 前記第1定電圧回路が、
    前記内部定電圧を生成するための基準電圧と生成した内部定電圧とを比較するコンパレータと、
    該コンパレータからの出力を増幅する増幅素子と、
    該増幅素子の出力側に接続された直列に抵抗が接続された第2分圧回路と、
    を備え、
    前記第2分圧回路から出力される電圧を前記内部定電圧とすることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の電源回路装置。
  10. 前記第2分圧回路を構成する抵抗が可変抵抗であることを特徴とする請求項9に記載の電源回路装置。
  11. 前記第1定電圧回路が、前記直流電源からの直流電圧に基づいて内部定電圧を生成することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の電源回路装置。
  12. 前記PWM信号生成回路に与える基準値を切り換える基準値切換回路を備え、
    該基準値切換回路によって前記基準値の値を切り換えることで、前記負荷への出力電流を調整することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の電源回路装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の電源回路装置を備え、当該電源回路装置から出力される出力電圧が与えられて駆動することを特徴とする電子機器。
  14. 前記電源回路装置から出力電圧が与えられる発光ダイオードを備えることを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
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