JP4031445B2 - アミノシラン製造方法 - Google Patents

アミノシラン製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4031445B2
JP4031445B2 JP2004008253A JP2004008253A JP4031445B2 JP 4031445 B2 JP4031445 B2 JP 4031445B2 JP 2004008253 A JP2004008253 A JP 2004008253A JP 2004008253 A JP2004008253 A JP 2004008253A JP 4031445 B2 JP4031445 B2 JP 4031445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tert
butylamine
amine
bis
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004008253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004217659A (ja
Inventor
パン ツィー イン
エルウッド ゼルナー トーマス
ケー.アガーワル ラジブ
クマー ラックスマン ラビ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Products and Chemicals Inc
Original Assignee
Air Products and Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Products and Chemicals Inc filed Critical Air Products and Chemicals Inc
Publication of JP2004217659A publication Critical patent/JP2004217659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4031445B2 publication Critical patent/JP4031445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/025Silicon compounds without C-silicon linkages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C2/00Fire prevention or containment
    • A62C2/06Physical fire-barriers
    • A62C2/08Water curtains
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C2/00Fire prevention or containment
    • A62C2/06Physical fire-barriers
    • A62C2/24Operating or controlling mechanisms
    • A62C2/246Operating or controlling mechanisms having non-mechanical actuators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、一般的に言えばアミノシランを製造するための製造方法と精製方法に関する。より詳しく言えば、本発明は、アミノシランのビス(第三ブチルアミノ)シランを製造するための製造方法と精製方法に関する。
ケイ素−窒素を基にする化合物は、半導体デバイスの製造で使用することができる窒化ケイ素、炭窒化ケイ素及び酸窒化ケイ素膜を、化学気相成長又は同様の手段により堆積するための前駆物質として使用される。例えば、窒化ケイ素には、その優れたバリア特性と耐酸化性のために、デバイス製造において多くの用途がある。典型的には、NH3とCl2SiH2の混合物を使って、化学気相成長によりおよそ800℃の温度で窒化ケイ素を堆積させる。この反応の揮発性の塩化アンモニウム(NH4Cl)とそのほかの塩化物の副生物は、粒子(パーティクル)と曇った膜をもたらしかねず、また反応管の排気装置に被着することもある。これらの被着物はウエハとポンプに損傷を与えかねない。
アミノシランのビス(第三ブチルアミノ)シランは、均一な窒化ケイ素、酸窒化ケイ素及び二酸化ケイ素膜の化学気相成長(CVD)のための液体前駆化学物質である。本発明の出願人に譲渡された米国特許第5874368号明細書及び同第5976991号明細書には、ビス(第三ブチルアミノ)シラン(BTBAS)を使用してケイ素及び酸素含有膜を作製するためのCVD方法が記載されている。ビス(第三ブチルアミノ)シランは、(t−C49NH)2SiH2という化学式を有する。BTBASを前駆物質として用いて得られた堆積膜は、比較的低い処理温度、すなわち500〜800℃において、塩化アンモニウムと塩素による汚染を免れる。更に、BTBAS前駆物質は直接のSi−C結合を含まず、結果として得られる膜は炭素を実質的に含まず、あるいは極く微量に含有する。それに対して、配位子を含む類似のアミノシラン類、例えばn−ブチルアミンやテトラキス(ジメチルアミノ)シランなどは、上記の低い処理温度範囲では炭素なしの膜を堆積せず、膜の均一性は比較的乏しい。
従来技術では、アミノシラン化合物のビス(第三ブチルアミノ)シランの製造方法に関して言及されていない。しかし、現行のアミノシラン化合物の製造方法は一般に1種以上の溶媒を必要とする。溶媒は、使用前に、最終生成物中に不純物が混入するのを防ぐために精製する必要があり、また、新たに生じた化合物が加水分解してシロキサンとそのそれぞれのアミンになるのを防ぐために乾燥させる必要がある。K.N.Radhamaniらによる論文“High Yield Room Temperature Synthesis and Spectral Studies of Tri(amino)silanes: (R2N)3SiH”, Phosphorous, Sulfur, and Silicon, Vol.66(1992), pp.297−300(Radhamani I)、及びK.N.Radhamaniらによる論文“A Convenient High Yield Room Temperature Synthesis of Mixed Tri(amino)silanes by Transamination of Tris(cyclohexylamino)silane and Their Characterization”, Phosphorous, Sulfur, and Silicon, Vol.79(1993), pp.65−68(Radhamani II)に、それぞれトリアミノシラン類及び混合アミノシラン類の合成のための同様の反応が記載されている。Radhamani Iには、第二アミン(R2NH)をトリクロロシランと反応させて(R2N)3SiH及び3R2NH・HCl塩を作ることが記載されている。同様に、Radhamani IIには、ジシクロヘキシルアミンをトリクロロシランと反応させてトリス(ジシクロヘキシルアミノ)シランとジシクロヘキシルアミン・HCl塩を作ることが記載されている。両方の反応とも、ベンゼン/n−ヘキサン混合物を溶媒として使用し窒素雰囲気下に室温に近い温度で行われる。ベンゼン及びn−ヘキサン溶媒は、反応で使用する前に蒸留により精製され、ナトリウムワイヤにより乾燥された。
ここで言及している参考文献は全て、参照することによりそれらの全体がここに組み入れられるものである。
米国特許第5874368号明細書 米国特許第5976991号明細書 K.N.Radhamani et al., "High Yield Room Temperature Synthesis and Spectral Studies of Tri(amino)silanes: (R2N)3SiH", Phosphorous, Sulfur, and Silicon, Vol.66(1992), pp.297−300 N.Radhamani et al., "A Convenient High Yield Room Temperature Synthesis of Mixed Tri(amino)silanes by Transamination of Tris(cyclohexylamino)silane and Their Characterization", Phosphorous, Sulfur, and Silicon, Vol.79(1993), pp.65−68
というわけで、当該技術分野においては、アミノシランのビス(第三ブチルアミノ)シランの製造と精製のための方法を提供することが必要とされている。また、アミノシラン化合物のビス(第三ブチルアミノ)シランを高収率、より短いサイクル時間、より低い処理温度、より低い揮発性で、且つ単一の反応容器において製造及び精製するための安全な工業的且つコスト効率的な方法が、当該技術分野において必要とされている。従って、アミノシラン化合物であるビス(第三ブチルアミノ)シラン化合物を比較的高い収率、より低い処理温度で、且つ溶媒の必要なしに製造することは、驚くべき且つ思いもよらぬことである。
本発明は、一つには、アミノシランのビス(第三ブチルアミノ)シランの製造と精製のための方法を対象としている。具体的に言うと、本発明の一つの側面においては、式(R 1 2 NHを有する第二アミン、式 2 NH 2 を有する第一アミン及びそれらの組み合わせからなる群より選ばれる、化学量論的に過剰である少なくとも1種のアミンと、式(R 3 n SiCl 4-n を有する少なくとも1種のクロロシランとを、アミノシラン生成物及びアミン塩酸塩を含む液を生じるような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に反応させることを含み、ここにおいて 1 及び はおのおの独立に、炭素原子数1〜20の直鎖、環式又は枝分かれしたアルキル基であることができ、 3 は水素原子、アミノ基、又は炭素原子数1〜20の直鎖、環式又は枝分かれしたアルキル基であることができ、nは1〜3の範囲の数である、アミノシランの調製方法が提供される。
本発明のもう一つの側面においては、ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物とtert−ブチルアミン塩酸塩とを含む液を生成するような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に、tert−ブチルアミンをジクロロシランと反応させること、上記液フィルターを通過させてtert−ブチルアミン塩酸塩ケーキとろ液とを得ること、そして上記ろ液を精製して上記ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を得ること、を含むビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物の製造方法が提供される。
本発明の更なる側面においては、ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物とtert−ブチルアミン塩酸塩とを含む液を生成するような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に、tert−ブチルアミンをジクロロシランと反応させること、上記液フィルターを通過させてtert−ブチルアミン塩酸塩ケーキとろ液とを得ること、上記tert−ブチルアミン塩酸塩ケーキをtert−ブチルアミンで洗浄し、このtert−ブチルアミン洗浄液のうちの少なくとも一部分を上記反応工程におけるtert−ブチルアミンのうちの少なくとも一部分として使用すること、そして上記ろ液を精製して上記ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を得ること、を含む、塩化物レベル(chloride level)が15ppm以下のビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を製造するための方法が提供される。
本発明のなお別の側面においては、ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を含む液を生成するような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に、化学量論的に過剰のtert−ブチルアミンをジクロロシランと反応させることを含む、ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物の製造方法が提供される。
本発明のこれら及びそのほかの側面は、以下の詳しい説明から明らかになろう。
本発明は、アミノシラン化合物、特にビス(第三ブチルアミノ)シラン(BTBAS)の製造と精製のための方法を対象としている。溶媒を使用してアミノシラン化合物を製造する従来の方法と違って、本発明は反応物のうちの一つ、アミンを、反応のための溶媒として使用する。更に、本発明の一部の側面は、アミノシラン含有の粗製液から反応副生物のアミン塩酸塩を後の処理工程でのこの塩の昇華が最小限になるように除去するのを促進することができる。これは、これまでに達成できたよりも高い純度レベルのアミノシラン化合物を可能にする。その上に、本発明は、その後の反応においてアミン反応物をリサイクル、回収、及び再使用することによるアミノシラン化合物のためのより効率的な方法を提供することもできる。
理論に拘束されることを意図するわけではないが、本発明は少なくとも1種のアミン反応物と当該アミンを含有する反応混合物中に分散した少なくとも1種のクロロシラン反応物との反応を必要とするものと考えられる。アミン源は、第二アミン 1 2 NHあるいは第一アミン 2 NH 2 であることができ、これらの式中の 1 及び 2 は炭素原子数1〜20、あるいは好ましくは1〜10の、直鎖、環式又は枝分かれしたアルキル基であることができる。使用されるアミンは、好ましくは、反応温度と圧力において液体のままであって、且つ液体反応生成物に不溶性であるアミン塩酸塩を生成するものである。代表的な第二アミンには、ジアルキルアミン、ジアリールアミン、及びアリールアルキルアミンが含まれる。代表的な第一アミンは、第三ブチルアミン(TBA(tert−ブチルアミン))である。クロロシラン反応物は式(R 3 n SiCl 4-n を有する化合物であることができ、式中の 3 は水素原子、アミノ基、又は炭素原子数1〜20、あるいは好ましくは1〜10の、直鎖、環式又は枝分かれしたアルキル基であることができ、nは1〜3の範囲の数である。より好ましいクロロシラン反応物はジクロロシラン(DCS)である。
一部の態様では、アミン及び/又はクロロシラン反応物におけるR1、R2及び/又はR3置換基のうちの少なくとも一つは立体障害がより少ないのが好ましかろう。ここで使用する「立体障害」という用語は、その大きさののために別の分子との所定の反応を阻害することができる基(radical group)に関連して用いられる。立体障害のあるアルキル基の一部の非限定の例には、大きな第一(1°)アルキル基、例えばオクタデシル又はノナデシル基の如きものや、第二(2°)アルキル基、例えばイソプロピル、イソブチル又はイソペンチル基の如きものや、あるいは第三(3°)アルキル基、例えばtert−ブチル(t−ブチル)又はtert−ペンチル(t−ペンチル)基の如きものが含まれる。
アミンは、反応混合物中に化学量論的量を超える量で存在し、そして反応中は反応物及び溶媒の両方として働くことができる。アミンを溶媒と反応物の両方として二元的に利用することから、溶媒を必要とする従来の方法を凌ぐ多くの利点が得られる。第一に、アミンを二元的に利用することは反応を推進し完了させるのを確実にする。これは、反応完了後の溶媒中にいくらかの未反応クロロシラン反応物が残存する可能性を回避する。第二に、液体反応生成物又はその後の処理工程から除去されるアミンを反応工程において反応物として再利用することができる。
アミンとクロロシランとの反応の生成物は、とりわけアミノシラン化合物、アミン、及びアミン塩酸塩を含有している、粗製液である。反応は急速に起こり、発熱性であり、且つアミノシラン化合物の生成に関し選択的である。本発明の好ましい態様では、反応物のTBAとDCSが反応してBTBASを含有する液を生じさせる。ここで「BTBAS粗製液(又は粗製物)」と称されるこの液は、特に、BTBAS、TBA、及びtert−ブチルアミン塩酸塩(TBA・HCl)を含有する。このBTBAS粗製物中のBTBASの予想される収量は、理論的収量の80%以上、より好ましくは90%以上の範囲に及ぶ。BTBAS粗製物は、好ましくは、例えば化学気相成長用の前駆物質として使用する前に、精製などのような更なる処理にかけられる。前駆物質として使用する場合には、精製したBTBAS中に存在する塩化物の量は、CVDで堆積した膜に塩化物の汚染物質が混入するのを避けるために、15ppm以下であるのが望ましい。
本発明の一つの特定の態様についてのプロセス化学反応の例を下式でもって提示する。
Figure 0004031445
上の式について言えば、第三ブチルアミン(TBA)とジクロロシラン(DCS)との反応によりBTBAS粗製液が作られる。反応する各1モルのDCS当たりに4モルのTBAが消費される。化学量論的量を超える量のTBAを溶媒として利用する。BTBAS粗製液は、反応した各1モルのジクロロシラン(DCS)当たりに生成される2モルのtert−ブチルアミン塩酸塩(TBA・HCl)を含有する。
先に述べたように、少なくとも1種のアミン反応物と少なくとも1種のクロロシラン反応物との反応によってアミノシラン化合物が生成され、その際少なくとも1種のアミン反応物は反応混合物中に化学量論的量を超える量でもって存在する。本発明の一つの側面では、反応器に投入されるアミンのうちの少なくとも一部分は事前の反応からリサイクルされ、例えば、事前の反応からの塩ケーキを洗浄するのに使われたアミン洗浄液や粗製液から分離したアミンなどからリサイクルされる。一部の好ましい態様では、反応物、特にクロロシラン反応物は、結果としてアミノシラン含有粗製物をもたらすことができる不純物の量を最小限にするため、より高い純度のものであることができ、好ましくは98%以上の純度であることができる。クロロシラン反応物がDCSである態様では、このDSC反応物は、それぞれ1質量%以下の量で存在する不純物のモノクロロシランとトリクロロシランを含有してもよい。
反応混合物を撹拌して、アミン反応物とクロロシラン反応物との接触を増進してもよい。撹拌は、例えば、超音波エネルギー又は機械式の撹拌により行うことができる。混合物を機械式に撹拌する態様では、反応器の撹拌機にタービン又はガスエントレインメント翼(gas entrainment impeller)を装備してもよい。
反応は、クロロシラン反応物とアミノシラン生成物の加水分解を回避するために無水の条件下で行われる。これに関連して、反応装置は、反応を行う前に加熱、減圧、又はそのほかの手段により完全に乾燥される。反応は−10〜50℃、好ましくは0〜35℃の範囲の温度で行われる。反応は発熱であるため、反応器ジャケット又は同様の手段を用いて反応器を冷却することにより温度を維持してもよい。
本発明の好ましい態様では、クロロシラン反応物は反応混合物へ液又は蒸気として導入することができる。クロロシラン反応物を蒸気として加える態様においては、窒素又は不活性ガスなどの非反応性ガスをキャリヤガスとして用いて蒸気を反応混合物へ送給してもよい。クロロシラン反応物は、アミノシラン生成物を含有する液、あるいは粗製液へのアミンの所望の転化がなされるまで、反応混合物に供給される。一部の態様では、この転化は副生物のアミン塩酸塩を粗製液中に十分懸濁させることができる能力により制限される。別の態様では、反応は、クロロシラン及び/又はアミン反応物を補給しそして反応器から副生物の塩や粗製液等の反応生成物を取り除くことにより連続式に行うことができる。
本発明の一つの側面では、反応器の内容物に少なくとも一つのフィルターを通過させて粗製液から副生物の塩を実質的に除去する。好適なろ過媒体は、粗製物、あるいはそれに含まれる成分のいずれかと反応しない材料、例えばセラミック、ガラスフリット、あるいはある種の金属などから構成される。副生塩がろ液中に残る可能性を最小限にするのに、より細かいメッシュフィルター、例えば0.2〜0.5μmのメッシュフィルターが好ましいとされることがある。ろ過工程は、粗製液から塩を取り出すのを助けるために減圧下で行うことができる。粗製液中で塩が昇華するのを防ぐため0〜30℃の範囲の温度でろ過処理を行うのが好ましい。フィルターの表面に形成される塩のケーキをTBAなどのアミン反応物で洗浄して、粗製物中に含まれるBTBASなどのアミノシラン生成物を更に回収することができる。このアミン洗浄液をその後の反応のための原料として使用してもよい。態様によっては、ろ過後に粗製物中に残存しているアミン塩酸塩の量は、より高い処理温度、すなわち100〜180℃の範囲の温度を必要とする精製処理を可能にするのに十分なだけ少ない。
上述のとおり、粗製液は一定量のアミンを含有していてもよい。このアミンは、例えば蒸発あるいはそのほかの手段により、粗製液から除去又は分離してもよい。一つの態様では、アミンの気化温度又はそれより高い温度まで粗製液を加熱する。アミン反応物を気化させ、そして収集容器へ凝縮させる。収集容器内のアミンは反応工程におけるアミン反応物として使用してもよい。粗製液からアミンを除去するのを助けるのに、真空を利用してもよい。蒸発及び/又はそのほかの除去処理後に粗製液中に残存するアミンの量は、好ましくは10質量%以下である。粗製液は、粗製液からアミンを除去する前及び/又は除去後にろ過にかけてもよい。一つの特定の態様においては、ろ過の前にBTBAS粗製液からTBAを蒸発させてTBA・HCl副生塩を除去する。
アミノシランを含有している粗製液を1以上の処理により精製して、それに含まれるアミノシラン生成物を実質的に取り出す。粗製液の精製のための温度と圧力の条件は、使用する精製処理によって様々である。好適な精製処理の例には、蒸留、蒸発、膜分離、抽出、及びそれらの組み合わせが含まれるが、処理の例はこれらに限定されない。一つの特定の態様では、BTBAS粗製液を蒸留により精製してそれに含まれるBTBASを取り出す。これらの態様では、圧力は大気圧から完全真空(full vacuum)に至るまでの範囲にわたっていろいろでよく、温度は0℃から180℃に至るまで、あるいは好ましくは70℃から90℃に至るまでの範囲にわたっていろいろでよい。本発明の一つの態様において、蒸留は40〜100torr(5.3〜13.3kPa)、好ましくは40〜60torr(5.3〜8.0kPa)の範囲の圧力と、70〜90℃の範囲の温度で行われる。
図1は、本発明の方法の一つの態様により反応物としてTBAとDCSを使ってBTBASを合成するのに用いられる装置10を説明するものである。装置10は、反応容器20、受け器(受け用の容器)30、及びフラッシュ容器40を有する。容器10、20、及び30は、流体を介して互いに連通しており、そしておのおの、それぞれの機械式撹拌機22、32、及び42とそれぞれの加熱/冷却用ジャケット24、34、及び44を装備している。容器20と40は、浸漬管26と容器40を窒素パージするのを可能にするよう、窒素ガス源に連通している。反応容器20には、図示の供給タンク60から化学量論的に過剰量の液体TBAが投入される。このTBA反応物のうちの少なくとも一部分は、容器30と40から供給することもできる。反応物のDCSは、1対のガスボンベ50に収容されていて、反応容器20へ浸漬管26を通し蒸気として供給される。DSC反応物の導入の始めに、浸漬管26を窒素又は別の非反応性ガスでパージして、浸漬管及びプラグゲージ内の反応物の反応するのを防止するのが好ましい。反応を行った後、反応容器20内に含まれる粗製液にフィルター70を通過させ、そこでTBA・HCl副生塩をフィルターの表面に集めて塩ケーキ(図示せず)を形成して、BTBASとTBSを含むろ過された粗製液をフラッシュ容器40へ集めることができる。真空ポンプ90を使用して、フィルターベッドからろ過された粗製液を除去するのを促進することができる。タンク60から供給されるTBA洗浄液を使って塩ケーキから残留BTBASを更に洗浄してもよい。容器40内のろ過された粗製液を加熱/冷却用ジャケット44によりTBAの気化温度又は45℃、あるいはそれよりわずかに高い温度に加熱して、そこに入っているTBAを気化させることができる。気化したTBAは受けタンク30に集めて、そして加熱/冷却用ジャケット34により冷却して液体のTBAを得ることができる。ろ過された粗製物からの気化したTBAの除去を、真空ポンプ100で補助する。受けタンク30内のTBAは、反応容器20のための供給源として使用してもよい。気化したTBAを除去後の容器40に残っているろ過された粗製物は、フィルター80を通過させて集めることができる。このろ過されたBTBAS粗製物は、ここに記載した方法のいずれかによりその後精製してBTBASを取り出すことができる。
以下の例を参照して本発明をより詳しく説明することにするが、本発明はそれらに限定されるものとは見なされないことを理解すべきである。ガスクロマトグラフ(GC)分析は、質量選択検出器インタフェースを備えたJ&W Scientific製の30mのXT−5カラムで行った。
〔比較例〕
溶媒としてTHFを使用するビス(第三ブチルアミノ)シランの合成を説明する。
溶媒のテトラヒドロフラン(THF)を150ml及びTBAを50ml含む反応混合物を、電磁撹拌機を備えた米国イリノイ州MolineのParr Instrument Co.製の300mlのステンレス鋼反応器に入れた。反応器を、二つの300cm3のステンレス鋼バラスト、圧力計、ソーダ石灰のトラップ、及び真空ポンプを装備したステンレス鋼の真空配管に接続した。反応器を窒素でパージし、反応の間ずっと24℃の温度に冷却して保持した。連続量の高純度(例えば99.8%)ジクロロシラン(DCS)を蒸気として、液面下の浸漬管を通し反応混合物中に供給した。反応中に消費されたDCSの総量は10.1gであった。反応器を密閉して、撹拌しながら室温まで温まらせた。反応完了後、反応器の通気口をあけ、そしてN2でパージした。
反応器の内容物をAce Glass社製の0.45μmのガラスフリットフィルターを通して流し、BTBASを含有する液からTBA・HCl塩を除去した。回転式の蒸発によりBTBAS含有液から溶媒を除去して濃縮した最終生成物を得た。この濃縮した生成物をGC分析により分析して、0.40%のTBA、88.78%のBTBAS、0.45%の3−アザ−2,2,8,8−テトラメチル−5−オキサ−4,6−ジシラン、0.50%のトリス(tert−ブチルアミノ)シラン、0.94%のビス(((tert−ブチル)アミノ)シラメチル)(tert−ブチル)アミン、1.8%のその他の不純物を含有していることが分かり、残りはTHFであると想定した。
〔例1〕
TBA反応物を溶媒として使用するビス(第三ブチルアミノ)シラン(BTBAS)の合成を説明する。
250mlの量の無水の液体tert−ブチルアミン(TBA)を、電磁撹拌機を備えた米国イリノイ州MolineのParr Instrument Co.製の300mlのステンレス鋼反応器に入れた。反応器はTBA反応物を導入する前に窒素でパージした。反応器を、二つの300cm3のステンレス鋼バラスト、圧力計、ソーダ石灰のトラップ、及び真空ポンプを装備したステンレス鋼の真空配管に接続した。反応器をドライアイス/アセトン浴で−5℃に冷却した。連続量の高純度DCS(例えば99.8%)を蒸気として、液面下の浸漬管を通しTBA液中に供給して反応混合物を得た。反応中に消費されたDCSの総量は8.2gであった。反応の間ずっと反応混合物を撹拌した。反応器は密閉して、発熱反応による熱を反応器の壁を通して除去した。反応完了後、反応器の通気口をあけ、そしてN2でパージした。
反応の生成物は、TBA・HCl塩が含まれている、BTBAS含有粗製液であった。この液をGC分析により分析して、91.90%のTBA、7.34%のBTBAS、0.13%の3−アザ−2,2,8,8−テトラメチル−5−オキサ−4,6−ジシラン、0.012%のトリス(tert−ブチルアミノ)シラン、0.028%のビス(((tert−ブチル)アミノ)シラメチル)(tert−ブチル)アミン、及び0.064%のその他の微量不純物を含有していることが分かった。
例1は、過剰量のTBAを溶媒として使用してBTBASを合成できることを証明する。外部からの別の溶媒は必要なく、これにより溶媒の精製と乾燥に関連する処理工程がなくなる。更に、反応後に未反応DCSが溶媒中に残存する可能性が回避される。
〔例2〕
ここではBTBAS粗製物の蒸留を説明する。
例1で説明した方法により粗BTBASを調製した。この粗BTBASを、ステンレス鋼の0.16インチ(約4mm)のPROPACK(商標)を充填したおよそ7段の、1インチ(25mm)×7インチ(178mm)の蒸留塔でもって100℃未満の温度と100torr(13.3kPa)未満の圧力で蒸留して、粗製液から純粋なBTBASを得た。蒸留温度と圧力において、粗製物中に含まれるTBA・HCl塩が解離して蒸留装置の様々な部分に被着し、それにより運転上の問題を引き起こすことが分かった。留出物のいろいろな画分が多量の、又は1,500ppmを超える塩化物を含むことが分かった。このように、この蒸留処理はTBA・HCl塩の存在によって悪影響を受け、得られたBTBAS生成物には好ましくないレベルの塩化物不純物が残存していた。
〔例3〕
ここではろ過したBTBAS粗製物の蒸留を説明する。
例1で説明した方法により粗BTBASを調製した。この粗BTBASにAce Glass社製の0.45μmのガラスフリットフィルターを通過させて液からTBA・HCl塩を除去した。TBA洗浄液を使ってTBA・HClフィルターケーキから残留粗製物を除去した。TBA洗浄液はその後の反応で使用するために回収した。
ろ過後に、粗BTBASを例2で説明したのと同じように蒸留した。蒸留塔のコンデンサーでごく少量のTBA・HCl塩が認められ、少量の析出塩化物が0.45μmのフィルターをすり抜けた可能性が示唆された。とは言え、この多量の塩は運転上の問題を引き起こさず、得られた生成物の塩素レベルは15ppm未満であった。例2と比較して、例3は粗BTBAS中に含まれるTBA・HCl塩の大部分を除去する粗製物の効果的なろ過が粗BTBASをより効果的に精製するのを可能にすることを証明する。
〔例4〕
ここでは圧力50torr(6.7kPa)でのBTBAS粗製物の蒸留を説明する。
例1で説明した方法により調製し0.45μmのフリットガラスフィルターを通過させた250mlのBTBAS粗製物を使ってバッチ蒸留を行った。蒸留は、例2及び3と同じ蒸留装置で行った。蒸留塔を全還流で運転して均一条件を確立後、還流比を0.5にした。この蒸留塔を50torr(6.7kPa)の圧力で運転した。リボイラーの温度は蒸留の終わりまでに30℃から86℃に上昇した。全ての生成物留分がGC分析により測定して99.3質量%を超えるBTBASを含んでいた。熱分解は認められなかった。
例4は、より低い処理温度と真空条件下での蒸留での精製により、最終生成物の純度に影響を及ぼすことなく且つBTBAS生成物の熱分解を最小限にして粗BTBASを精製することが可能になることを証明する。
〔例5〕
ここでは事前の反応からのTBAのリサイクルを説明する。
撹拌機を備えた100ガロン(380リットル)のステンレス鋼のタンク反応器に600ポンド(272kg)のtert−ブチルアミン(TBA)を投入した。投入物のうちのおよそ半分は事前の合成反応から回収したリサイクルt−ブチルアミンであり、残りは新しい原料であった。反応器を5〜10℃に冷却した。気体のジクロロシランを液面下の浸漬管を通し5.25時間にわたり反応器へ供給した。全部で45ポンド(20.4kg)のジクロロシランが反応した。生成物をRosenmundフィルター/ドライヤーを使ってろ過した。次の反応のために、t−ブチルアミンの投入物を利用してフィルターケーキを洗浄した。フィルターケーキを減圧下で乾燥させて、その結果得られた凝縮液を集めた。生成物をフラッシュ容器で集め、そこで過剰のt−ブチルアミンを真空ストリッピングした。1μmのポリプロピレンバッグフィルターとこの後の0.45μmのポリプロピレンフィルターカートリッジにより、生成物をろ過した。最終的なBTBASの分析ではt−ブチルアミンを含まないとして99.5%の数値が示され、TBA含有量は10%未満であった。この生成物は最終的な精製の蒸留を受ける準備ができていた。
本発明を詳しく、またその具体的な例を参照して説明してはいるが、それにはその精神と範囲から逸脱することなしに様々な変更や改変を行うことができることは当業者にとって明らかであろう。
本発明の方法の一つの態様において使用する装置を説明する図である。
符号の説明
10…合成装置
20…反応容器
30…受け器
40…フラッシュ容器
50…DCSボンベ
60…TBA供給タンク
70、80…フィルター

Claims (16)

  1. (R 1 2 NHを有する第二アミン、式 2 NH 2 を有する第一アミン及びそれらの組み合わせからなる群より選ばれる、化学量論的に過剰である少なくとも1種のアミンと、式(R 3 n SiCl 4-n を有する少なくとも1種のクロロシランとを、アミノシラン生成物及びアミン塩酸塩を含む液を生じるような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に反応させることを含み、上式中の 1 及び 2 はおのおの独立に、炭素原子数1〜20の直鎖、環式又は枝分かれしたアルキル基であり 3 は水素原子、アミノ基、又は炭素原子数1〜20の直鎖、環式又は枝分かれしたアルキル基であり、nは1〜3の範囲の数である、アミノシラン製造方法。
  2. 前記液フィルターを通過させてアミン塩酸塩ケーキとろ液とを得ること、及び当該ろ液を精製して前記アミノシラン生成物を得ることを更に含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記アミン塩酸塩ケーキをアミン洗浄液で洗浄することを更に含む、請求項2記載の方法。
  4. 前記反応工程における前記アミンのうちの少なくとも一部分が前記アミン洗浄液である、請求項3記載の方法。
  5. 前記アミンが第二アミンである、請求項1記載の方法。
  6. 前記アミンが第一アミンである、請求項1記載の方法。
  7. 前記アミンがtert−ブチルアミンである、請求項6記載の方法。
  8. ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物とtert−ブチルアミン塩酸塩とを含む液を生成するような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に、tert−ブチルアミンをジクロロシランと反応させること、
    上記液フィルターを通過させてtert−ブチルアミン塩酸塩ケーキとろ液とを得ること、及び
    上記ろ液を精製して上記ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を得ること、
    を含む、ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物製造方法。
  9. ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物とtert−ブチルアミン塩酸塩とを含む液を生成するような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に、tert−ブチルアミンをジクロロシランと反応させること、
    上記液フィルターを通過させてtert−ブチルアミン塩酸塩ケーキとろ液とを得ること、
    上記tert−ブチルアミン塩酸塩ケーキをtert−ブチルアミンで洗浄し、このtert−ブチルアミン洗浄液のうちの少なくとも一部分を上記反応工程におけるtert−ブチルアミンのうちの少なくとも一部分として使用すること、及び
    上記ろ液を精製して上記ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を得ること、
    を含む、塩化物レベルが15ppm以下のビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物製造方法。
  10. 前記精製工程が、蒸留、蒸発、膜分離、抽出、及びそれらの組み合わせからなる群より選ばれる少なくとも一つの処理工程である、請求項2又は9記載の方法。
  11. 前記精製処理が蒸留である、請求項10記載の方法。
  12. 前記蒸留を40〜100torr(5.3〜13.3kPa)の範囲の圧力で行う、請求項11記載の方法。
  13. 前記蒸留を70〜90℃の範囲の温度で行う、請求項12記載の方法。
  14. 前記反応工程における液がtert−ブチルアミンを更に含む、請求項9記載の方法。
  15. 前記tert−ブチルアミンを前記液から蒸発により除去する、請求項14記載の方法。
  16. ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物を含む液を生成するような十分な無水条件下で有機溶媒の不存在下に、化学量論的に過剰のtert−ブチルアミンをジクロロシランと反応させることを含む、ビス(第三ブチルアミノ)シラン生成物製造方法。
JP2004008253A 2003-01-15 2004-01-15 アミノシラン製造方法 Expired - Fee Related JP4031445B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/342,930 US6963006B2 (en) 2003-01-15 2003-01-15 Process for the production and purification of bis(tertiary-butylamino)silane

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004217659A JP2004217659A (ja) 2004-08-05
JP4031445B2 true JP4031445B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=32594858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004008253A Expired - Fee Related JP4031445B2 (ja) 2003-01-15 2004-01-15 アミノシラン製造方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6963006B2 (ja)
EP (1) EP1439180B1 (ja)
JP (1) JP4031445B2 (ja)
KR (1) KR100582878B1 (ja)
CN (1) CN100384858C (ja)
AT (1) ATE358133T1 (ja)
DE (1) DE602004005505T2 (ja)
IL (1) IL159769A (ja)
SG (1) SG113493A1 (ja)
TW (1) TWI260326B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7875556B2 (en) 2005-05-16 2011-01-25 Air Products And Chemicals, Inc. Precursors for CVD silicon carbo-nitride and silicon nitride films
US8530361B2 (en) 2006-05-23 2013-09-10 Air Products And Chemicals, Inc. Process for producing silicon and oxide films from organoaminosilane precursors
US7875312B2 (en) * 2006-05-23 2011-01-25 Air Products And Chemicals, Inc. Process for producing silicon oxide films for organoaminosilane precursors
US8318966B2 (en) * 2006-06-23 2012-11-27 Praxair Technology, Inc. Organometallic compounds
US20080044572A1 (en) * 2006-08-15 2008-02-21 Loeffler Stephen D Right-sized vacuum precursor (rsvp) distillation system
US7442822B2 (en) 2006-09-01 2008-10-28 Air Products And Chemicals, Inc. Stabilization of nitrogen-containing and oxygen-containing organosilanes using weakly basic ion-exchange resins
US20080145978A1 (en) * 2006-12-18 2008-06-19 Air Liquide Electronics U.S. Lp Deposition of silicon germanium nitrogen precursors for strain engineering
DE102008002183A1 (de) * 2008-06-03 2009-12-10 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Aufarbeitung salzhaltiger Rückstände aus der Herstellung von aminofunktionellen Organosilanen
DE102008002181A1 (de) * 2008-06-03 2009-12-10 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur wässrigen Aufarbeitung eines Ammoniumhalogenide und/oder organische Aminhydrohalogenide enthaltenden aminofunktionellen Organosilans
KR101040325B1 (ko) 2009-08-25 2011-06-10 (주)디엔에프 알킬아미노실란의 제조방법
CN102442672B (zh) * 2011-09-28 2013-07-24 洛阳晶辉新能源科技有限公司 一种将含杂质的氯硅烷净化回收的方法及其在多晶硅生产中的应用
JP6094994B2 (ja) * 2013-02-04 2017-03-15 大陽日酸株式会社 原料ガス生成供給方法
JP6086250B2 (ja) * 2014-04-25 2017-03-01 大陽日酸株式会社 気液反応方法及びアミノシランの製造方法
KR101525174B1 (ko) * 2014-06-30 2015-06-02 주식회사 유피케미칼 디클로로실란을 이용한 알킬아미노실란의 제조 방법
JP6812855B2 (ja) * 2017-03-10 2021-01-13 Jnc株式会社 ジアルキルアミノシランの製造方法
CN112110948B (zh) * 2020-09-29 2023-07-14 合肥安德科铭半导体科技有限公司 一种液态双氨基取代的乙硅烷制备方法及其产物的应用
CN112661781A (zh) * 2020-12-26 2021-04-16 浙江博瑞电子科技有限公司 一种双(叔丁基氨基)硅烷的制备方法
CN112812134A (zh) * 2020-12-26 2021-05-18 浙江博瑞电子科技有限公司 一种双(叔丁基氨基)硅烷的精制方法
CN114573628A (zh) * 2022-04-13 2022-06-03 洛阳中硅高科技有限公司 胺基硅烷的制备系统和方法
CN115073507A (zh) * 2022-07-04 2022-09-20 浙江博瑞电子科技有限公司 一种无溶剂参与制备二(二乙基氨基)硅烷的方法
CN116036630A (zh) * 2023-01-10 2023-05-02 贵州威顿晶磷电子材料股份有限公司 一种电子级双-二乙氨基-硅烷的制造装置及制造方法
CN116036633B (zh) * 2023-02-13 2024-04-26 贵州威顿晶磷电子材料股份有限公司 一种电子级硼酸三乙酯的环保节能制备方法及配套设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4304805A (en) * 1978-12-04 1981-12-08 Joseph J. Packo Sealing leaks by polymerization of volatilized aminosilane monomers
JPS61287930A (ja) * 1985-06-17 1986-12-18 Chisso Corp ポリシラザンの製造方法
US5874368A (en) 1997-10-02 1999-02-23 Air Products And Chemicals, Inc. Silicon nitride from bis(tertiarybutylamino)silane
DE69928185T2 (de) * 1998-01-30 2006-07-20 Boulder Scientific Co., Mead Synthese von n-silylierten verbindungen
US5976991A (en) 1998-06-11 1999-11-02 Air Products And Chemicals, Inc. Deposition of silicon dioxide and silicon oxynitride using bis(tertiarybutylamino) silane
US7084080B2 (en) 2001-03-30 2006-08-01 Advanced Technology Materials, Inc. Silicon source reagent compositions, and method of making and using same for microelectronic device structure

Also Published As

Publication number Publication date
US20040138491A1 (en) 2004-07-15
IL159769A0 (en) 2004-06-20
DE602004005505D1 (de) 2007-05-10
EP1439180A1 (en) 2004-07-21
TWI260326B (en) 2006-08-21
KR100582878B1 (ko) 2006-05-24
CN1517352A (zh) 2004-08-04
EP1439180B1 (en) 2007-03-28
JP2004217659A (ja) 2004-08-05
TW200412348A (en) 2004-07-16
CN100384858C (zh) 2008-04-30
IL159769A (en) 2008-03-20
KR20040065165A (ko) 2004-07-21
US6963006B2 (en) 2005-11-08
ATE358133T1 (de) 2007-04-15
DE602004005505T2 (de) 2007-12-13
SG113493A1 (en) 2005-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4031445B2 (ja) アミノシラン製造方法
KR101362903B1 (ko) 아미노실란 및 이를 제조하는 방법
WO2017106615A1 (en) Synthesis of disilanylamines and polysilanylamines
EP3275886B1 (en) Method for producing dialkylaminosilane
US20230287015A1 (en) 1,1,1-tris(organoamino)disilane compounds and method of preparing same
US20120165564A1 (en) Method for preparing purified aminosilane
WO2024109453A1 (zh) 一种烷氧基硅烷组合物的纯化方法
WO2019188103A1 (ja) アミノシラン化合物、前記アミノシラン化合物を含むシリコン含有膜形成用の組成物
JP6906424B2 (ja) アミノシラン類の製造方法
US7030260B2 (en) Preparation of mixed-halogen halo-silanes
KR100371312B1 (ko) 알킬(아미노)디알콕시실란의 제조 방법
CN1417212A (zh) 在3-位官能化的丙基硅烷的制备方法
JP2008522947A (ja) 連続的シラザン分解法
JP3419153B2 (ja) 1,3−ジメトキシ−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの製造方法
US5550269A (en) Method for redistribution of trichlorosilane
KR20170005305A (ko) 트리스(알킬아미노)실란의 제조 방법
JPH05194550A (ja) 3−[n−(2−アミノエチル)アミノプロピルアルコキシシランの製造方法とその製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070521

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070524

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070620

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4031445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees