JP4031169B2 - 表題紙挿入方法および表題紙挿入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVD等の情報記録円盤(以下、光ディスクと記す)が装填される折り畳み可能なプラスチック製のケースに表題紙を挿入するための表題紙挿入方法および表題紙挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
光ディスクを装填するケースは、通常、二つ折りの箱形形状を有しており、ケースの一方の側に光ディスクが装填され、また他方の側に説明書やしおり等の所定の用紙が挿入される。また、このようなケースにおいては、一般に、表紙となる表題紙を挿入するための透明カバーがケースの表面側に設けられている。
【0003】
従来は、このようなケースに光ディスクを装填して所定の用紙や表題紙を挿入する自動機がなかったため、人手による装填作業が行われており、非常に煩雑であった。
【0004】
そこで、光ディスクをケース内に自動的に装填でき、表題紙をケースの透明カバー内に自動的に装填できる光ディスク自動装填装置が本件出願人により開発されている(特願平11−217277号参照)。
【0005】
この場合には、搬送コンベアによりケースを搬送しつつ、表題紙挿入部が表題紙の挿入を行い、また、光ディスク装填部が光ディスクの装填を行い、さらに、用紙挿入部がケースの係止爪に所定の用紙を挿入することによって、自動装填装置が実現されている。
【0006】
表題紙の挿入の際には、吸着パッドがケースを吸着保持した状態で斜め下方に移動することによって、ケース本体が偏平な逆V字状に屈曲するとともに、透明カバーが下方に略V字状に垂れ下がり、これにより、ケースに表題紙挿入空間が形成されるようになっている。
【0007】
この状態から、波形形成機構により波状に変形した表題紙が波形形成機構の上型に吸着保持されたまま、上型がケースの表題紙挿入空間に進入する。そして、表題紙挿入空間内で表題紙が上型から分離されることにより、表題紙が表題紙挿入空間に挿入される。その後、上型が表題紙挿入空間から退避する。
【0008】
このような従来装置では、表題紙の挿入の際に、表題紙を吸着保持した上型がケースの表題紙挿入空間に進入した後、一旦上型を表題紙挿入空間から退避させなければ、ケースが次の工程に進むことができず、このため、装置全体のサイクルタイムを短縮させるにも限界がある。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、装置全体のサイクルタイムを短縮させることができる表題紙挿入方法および表題紙挿入装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る表題紙挿入方法は、折り畳み可能なケース本体および透明カバーからなる光ディスク装填用のケースに表題紙を挿入するための表題紙挿入方法であって、以下の工程を備えている。すなわち
(i) 表題紙を保持し得る波形状の合わせ面をそれぞれ有する複数の上型が均等間隔で配置された回転可能なタレットの第1のステーションにおいて、前記上型の波形状の合わせ面に対応する波形状の合わせ面を有する下型が前記上型に接近して前記上型との間で表題紙を挟持することにより表題紙を波形状に変形させるとともに、波形状に変形した表題紙を前記上型で保持する工程。
(ii) 前記タレットを回転させることにより、表題紙が保持された前記上型を第2のステーションに移動させるとともに、該第2のステーションの側方において、前記ケース本体を屈曲させることにより前記ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間を形成する工程。
(iii)前記表題紙挿入空間が形成されたケースを、前記第2のステーションに配置された前記上型の側に接近させて、前記上型およびこれに保持された表題紙を前記表題紙挿入空間に挿入する工程。
(iv) 前記タレットを回転させることにより、前記ケースとともに前記上型を第3のステーションに移動させ、該第3のステーションにおいて、前記上型から表題紙を分離することにより表題紙を前記表題紙挿入空間内に配置するとともに、表題紙が挿入された前記ケースを前記上型から退避させる工程。
【0011】
請求項2の発明に係る表題紙挿入方法は、請求項1において、前記表題紙挿入空間が、前記ケース本体を偏平な逆V字状に屈曲させて前記透明カバーを略V字状に撓ませることによって形成されることを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明に係る表題紙挿入装置は、折り畳み可能なケース本体および透明カバーからなる光ディスク装填用のケースに表題紙を挿入するための表題紙挿入装置であって、表題紙を保持し得る波形状の合わせ面をそれぞれ有する複数の上型が均等間隔で配置された回転可能なタレットと、前記タレットの第1のステーションにおいて、前記上型に接近・離反可能に設けられ、前記上型の波形状の合わせ面に対応する波形状の合わせ面を有する下型と、前記タレットの第2のステーションの側方に配置され、前記ケースのケース本体を屈曲させることにより、前記ケースの前記ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間を形成する空間形成機構と、前記空間形成機構により表題紙挿入空間が形成された前記ケースを、前記第2のステーションに配置された前記上型の側に接近させることにより、前記上型およびこれに保持された表題紙を前記表題紙挿入空間に挿入するケース接近機構と、前記上型に保持された表題紙を前記上型から分離することにより、表題紙を前記表題紙挿入空間内に配置させる表題紙分離機構と、前記タレットの第3のステーションにおいて、表題紙が挿入された前記ケースを前記上型から退避させるケース退避機構とを備えている。
【0013】
当該表題紙挿入装置は、以下のように駆動制御されている。すなわち
( i ) 前記タレットの第1のステーションにおいて、前記下型を前記上型に接近させて前記下型と前記上型との間で表題紙を挟持することにより表題紙を波形状に変形させるとともに、波形状に変形した表題紙を前記上型で保持し、
(ii) 前記タレットを回転させることにより、表題紙が保持された前記上型を第2のステーションに移動させるとともに、前記空間形成機構により、前記第2のステーションの側方において、前記ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間を形成し、
(iii) 前記表題紙挿入空間が形成されたケースを、前記ケース接近機構により前記第2のステーションの前記上型の側に接近させて、前記上型およびこれに保持された表題紙を前記表題紙挿入空間に挿入し、
(iv) 前記タレットを回転させることにより、前記ケースとともに前記上型を第3のステーションに移動させ、該第3のステーションにおいて、前記表題紙分離機構により、前記上型から表題紙を分離して表題紙を前記表題紙挿入空間内に配置するとともに、表題紙が挿入された前記ケースを、前記ケース退避機構により前記上型から退避させる。
【0014】
請求項4の発明に係る表題紙挿入装置は、請求項3において、前記空間形成機構が、前記ケース本体を偏平な逆V字状に屈曲させて前記透明カバーを略V字状に撓ませることに より、前記表題紙挿入空間を形成していることを特徴としている。
【0015】
請求項1の発明においては、まず、タレットの第1のステーションにおいて、下型が上型に接近して上型との間で表題紙を挟持することにより表題紙を波形状に変形させるとともに、波形状に変形した表題紙を上型で保持する。
【0016】
次に、タレットが回転することにより、表題紙が保持された上型が第1のステーションから第2のステーションに移動するとともに、第2のステーションの側方に配置されたケースのケース本体が屈曲させられることにより、ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間が形成される。この表題紙挿入空間が形成されたケースが、第2のステーションに配置された上型の側に接近することにより、ケースが上型に進入する。すなわち、上型およびこれに保持された表題紙がケースの表題紙挿入空間に挿入される。
【0017】
ケース進入後すぐにタレットが回転し、上型がケースとともに第2のステーションから第3のステーションに移動する。そして、この第3のステーションにおいて、上型から表題紙を分離させることにより、表題紙が表題紙挿入空間内に配置され、その後、ケースが上型から退避する。
【0018】
この場合には、表題紙を保持した上型がケースの表題紙挿入空間に挿入された後、上型を表題紙挿入空間から退避させることなく上型とケースが一体となった状態でタレットが回転するので、ケースがすぐに次の工程に進むことができる。これにより、サイクルタイムを短縮させることができる。
【0019】
しかも、この場合には、複数の上型を有するタレットを回転移動させることにより配置される第1ないし第3のステーションにおいてそれぞれ所定の処理を行うようにしたので、効率よく各処理を進めることが可能になる。
【0020】
請求項2および4の発明では、ケース本体を偏平な逆V字状に屈曲させることによって、透明カバーをその自重により略V字状に撓ませるようにしたので、表題紙挿入空間の形成が容易に行える。
【0021】
請求項3の発明においては、まず、タレットの第1のステーションにおいて、下型が上型に接近して上型との間で表題紙を挟持することにより表題紙を波形状に変形させ、その後、下型が上型から離反するとともに、波形状に変形した表題紙が上型で保持される。
【0022】
次に、タレットが回転して、上型が第1のステーションから第2のステーションに移動するとともに、該第2のステーションの側方において、空間形成機構により、ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間が形成される。この状態から、ケース接近機構により、第2のステーションに配置された上型の側にケースが接近して、ケースが上型に進入する。すなわち、上型およびこれに保持された表題紙がケースの表題紙挿入空間に挿入される。
【0023】
ケース進入後すぐにタレットが回転し、上型がケースとともに第2のステーションから第3のステーションに移動する。そして、この第3のステーションにおいて、表題紙が、表題紙分離機構により上型から分離されて、表題紙挿入空間に配置される。その後、ケース退避機構により、ケースが上型から退避する。
【0024】
この場合には、請求項1の発明と同様に、表題紙を保持した上型がケースの表題紙挿入空間に挿入された後、上型を表題紙挿入空間から退避させることなく上型とケースが一体となった状態でタレットが回転するので、ケースがすぐに次の工程に進むことができる。これにより、装置全体のサイクルタイムを短縮させることができる。また、複数の上型を有するタレットを回転移動させることにより配置される第1ないし第3のステーションにおいてそれぞれ所定の処理を行うようにしたので、効率よく各処理を進めることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図8は本発明の一実施態様による表題紙挿入方法および表題紙挿入装置を説明するための図であって、図1は表題紙挿入装置の平面概略図、図2は表題紙挿入装置の正面概略図(図1の II-II線矢視図)、図3は表題紙挿入装置の側面概略図(図1の III-III線矢視図)、図4は表題紙が挿入されるケースの展開状態の平面図、図5はケースの展開状態の側面図、図6は表題紙を波形状に変形させる工程を説明するための図、図7はケースに表題紙挿入空間が形成された状態を示す図、図8はケースの表題紙挿入空間に表題紙を挿入させる工程を説明するための図である。
【0026】
図1および図2に示すように、この表題紙挿入装置1は、表題紙Pが挿入されるケース10を矢印a方向に搬送する搬送コンベア2と、表題紙Pが挿入されたケース10を矢印b方向に搬送する搬送コンベア3との間に配置されている。
【0027】
ケース10は、図4および図5に示すように、二つ折り可能な箱形ケースであって、ケース本体11と、その表面側に装着された透明カバー12とを有している。ケース本体11の一方の本体部11aには、円周方向に延びる複数の突起部13が形成されている。これらの突起部13の内周面により、光ディスク装填穴が形成されている。ケース本体11の他方の本体部11bには、説明書など比較的大形の冊子状の用紙やクーポンなど比較的小形の単葉の用紙を係止するための一対の係止爪14が設けられている。透明カバー12の両端12a,12bは、ケース本体11の本体部11a,11bの各端部に熱溶着されている。
【0028】
図1、図2および図7に示すように、搬送コンベア2の搬送方向aに沿って、左右一対のベース板4が配設されている。ベース板4の上方には、ベース板4上に載置されたケース10のケース本体11を吸着保持する昇降可能な吸着パッド(図示せず)が設けられている。この吸着パッドがケース本体11を吸着保持して上方に移動することにより、ケース本体11が偏平な逆V字状に屈曲しつつ透明カバー12が自重により略V字状に撓み、これにより、ケース本体11および透明カバー12間に略菱形状の表題紙挿入空間Sが容易に形成されるようになっている。
【0029】
また各ベース板4の中間位置には、表題紙挿入空間Sが形成されたケース10の透明カバー12を下方から吸着保持することにより、表題紙挿入空間Sを維持するための吸着パッド6が設けられている。
【0030】
図1および図2に示すように、搬送コンベア2と表題紙挿入装置1との間には、搬送コンベア2側のケース10を表題紙挿入装置1側に導入するためのプッシャー(ケース接近機構)7が移動可能に設けられている。
【0031】
表題紙挿入装置1は、図1ないし図3に示すように、回転軸20の回りを回転可能なタレットTを備えており、該タレットTは、90度間隔で放射状に延びる4本のアーム21を有している。各アーム21には、上型22がそれぞれ取り付けられている。
【0032】
各上型22については、搬送コンベア2と対向配置される位置がタレットTのステーションB(第2のステーション)であり、搬送コンベア3と対向配置される位置がタレットTのステーションD(第3のステーション)である。また、これらのステーションB,D間には、表題紙Pが導入されるステーションA(第1のステーション)と、これに対向配置されたステーションC(待機ステーション)とが配置されている。これらのステーションA,B,C,Dは、円周上に均等間隔で配置されている。
【0033】
上型22は、図6に示すような波形状の合わせ面22aをその下面に有している。上型22の合わせ面22aには、表題紙Pの着脱のための吸引用または圧搾空気噴出用の複数の孔(表題紙分離機構)22bが形成されている。これらの吸引孔22bは、図示しない真空ポンプまたは圧搾空気源に切換え接続されている。
【0034】
ステーションAには、図3に示すように、下型23がアクチュエータ24により昇降可能に設けられており、該下型23は、ステーションAに配置された上型22に対向配置されている。下型23は、図6に示すように、上型22の合わせ面22aに対応する波形状の合わせ面23aをその上面に有している。
【0035】
ステーションDと搬送コンベア3との間には、図2に示すように、表題紙Pが挿入されたケース10を搬送コンベア3側に搬出するプッシャー(ケース退避機構)8が設けられている。
【0036】
次に、表題紙挿入装置1による表題紙Pの挿入動作について説明する。
表題紙Pをケース10に挿入する際には、まず、タレットTの第1のステーションAにおいて、挿入すべき表題紙Pを上型22および下型23の間に導入する(図1一点鎖線および図6二点鎖線参照)。この状態から、アクチュエータ24の駆動により下型23を上昇させ、上型22および下型23間で表題紙Pを挟持する(図1破線および図6一点鎖線参照)。
【0037】
このとき、上型22および下型23の波形状の各合わせ面22a,23aは互いに密着しており、表題紙Pは、上型22および下型23の各合わせ面22a,23aの波形状に沿った形状になっている。また、上型22の合わせ面22aに形成された複数の孔22bから空気が吸引されており、表題紙Pは上型22の合わせ面22aに吸着保持されている。
【0038】
次に、アクチュエータ24の駆動により下型23を上型22から離反させる。このとき、上型22の合わせ面22aの各孔22bから空気が吸引されていることにより、下型23の離反後においても表題紙Pは上型22の合わせ面22aに吸着保持されたままである。この状態から、タレットTを90度回転させ、表題紙Pを吸着保持した上型22をステーションBに移動させる。
【0039】
一方、タレットTの第2のステーションBの側方において搬送コンベア2側では、矢印a方向(図1)に搬送されてきた展開状態のケース10が、ベース板4上に載置されるとともに、図示しない吸着パッドにより、ケース本体11が偏平な逆V字状に屈曲しつつ透明カバー12が略V字状に屈曲して、ケース本体11および透明カバー12間に略菱形状の表題紙挿入空間Sが形成される(図7参照)。この表題紙挿入空間Sは、吸着パッド6により維持される。
【0040】
次に、このように表題紙挿入空間Sが形成されたケース10を、プッシャー7の駆動により、タレットTの第2のステーションBの側に移動させる(図1および図2参照)。すると、ケース10の表題紙挿入空間Sの中に、第2のステーションB側の上型22およびこれに吸着保持された表題紙Pが挿入される(図8参照)。
【0041】
この場合には、表題紙Pを保持した上型22がケース10の表題紙挿入空間Sに挿入された後、上型22が表題紙挿入空間Sから退避することなく、上型22とケース10とが一体となった状態でタレットTが回転するので、ケース10がすぐに次の工程に進むことができる。これにより、装置全体のサイクルタイムを短縮させることができる。
【0042】
次に、上型22が挿入されたケース10を、タレットTの回転により、ステーションCを介してステーションDに移動させる。このステーションDでは、上型22の合わせ面22aに形成された複数の孔22bから圧搾空気を噴出させる。この圧搾空気の圧力により、上型22の合わせ面22aに吸着保持されていた表題紙Pが合わせ面22aから分離して、表題紙挿入空間S内に配置される。
【0043】
この状態から、プッシャー8の駆動により、ケース10をステーションDから搬送コンベア3の側に移動させる(図1および図2参照)。これにより、ケース10は上型22から離反して搬送コンベア3に搬入される。搬送コンベア3側では、ケース10が屈曲状態から展開状態に戻され、展開状態のケース10は矢印b方向に搬送される。
【0044】
なお、前記実施態様では、ステーションCを待機ステーションとして用い、表題紙Pが挿入されたケース10をステーションDにおいて搬出するようにした例を示したが、表題紙Pのケース10からの分離およびケース10の搬出は、ステーションCにおいて行うようにしてもよい。この場合には、図1のステーションCにおいて搬送コンベア2と直交する方向に、搬送コンベア3が配置されることになり、これにより、ケース10の搬送方向および装置のレイアウトを変更できるとともに、装置全体の処理速度を一層向上できる。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、表題紙を保持した上型がケースの表題紙挿入空間に挿入された後、上型を表題紙挿入空間から退避させることなく上型とケースが一体となった状態でタレットが回転するので、ケースがすぐに次の工程に進むことができる。これにより、装置全体のサイクルタイムを短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による表題紙挿入装置の平面概略図。
【図2】本発明の一実施態様による表題紙挿入装置の正面概略図(図1の II-II線矢視図)。
【図3】本発明の一実施態様による表題紙挿入装置の側面概略図(図1の III-III線矢視図)。
【図4】表題紙が挿入されるケースの展開状態の平面図。
【図5】ケースの展開状態の側面図。
【図6】表題紙を波形状に変形させる工程を説明するための図。
【図7】ケースに表題紙挿入空間を形成させる工程を説明するための図。
【図8】ケースの表題紙挿入空間に表題紙を挿入させる工程を説明するための図。
【符号の説明】
1 表題紙挿入装置
7 プッシャー(ケース接近機構)
8 プッシャー(ケース退避機構)
22 上型
22a 合わせ面
22b 孔(表題紙分離機構)
23 下型
23a 合わせ面
10 ケース
11 ケース本体
12 透明カバー
P 表題紙
S 表題紙挿入空間
T タレット
A (第1の)ステーション
B (第2の)ステーション
C (待機)ステーション
D (第3の)ステーション
Claims (4)
- 折り畳み可能なケース本体および透明カバーからなる光ディスク装填用のケースに表題紙を挿入するための表題紙挿入方法であって、
表題紙を保持し得る波形状の合わせ面をそれぞれ有する複数の上型が均等間隔で配置された回転可能なタレットの第1のステーションにおいて、前記上型の波形状の合わせ面に対応する波形状の合わせ面を有する下型が前記上型に接近して前記上型との間で表題紙を挟持することにより表題紙を波形状に変形させるとともに、波形状に変形した表題紙を前記上型で保持し、
前記タレットを回転させることにより、表題紙が保持された前記上型を第2のステーションに移動させるとともに、該第2のステーションの側方において、前記ケースのケース本体を屈曲させることにより前記ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間を形成し、
前記表題紙挿入空間が形成されたケースを、前記第2のステーションに配置された前記上型の側に接近させて、前記上型およびこれに保持された表題紙を前記表題紙挿入空間に挿入し、
前記タレットを回転させることにより、前記ケースとともに前記上型を第3のステーションに移動させ、該第3のステーションにおいて、前記上型から表題紙を分離することにより表題紙を前記表題紙挿入空間内に配置するとともに、表題紙が挿入された前記ケースを前記上型から退避させるようにした、
ことを特徴とする表題紙挿入方法。 - 請求項1に記載の表題紙挿入方法において、
前記表題紙挿入空間は、前記ケース本体を偏平な逆V字状に屈曲させて前記透明カバーを略V字状に撓ませることにより、形成される、
ことを特徴とする表題紙挿入方法。 - 折り畳み可能なケース本体および透明カバーからなる光ディスク装填用のケースに表題紙を挿入するための表題紙挿入装置であって、
表題紙を保持し得る波形状の合わせ面をそれぞれ有する複数の上型が均等間隔で配置された回転可能なタレットと、
前記タレットの第1のステーションにおいて、前記上型に接近・離反可能に設けられ、前記上型の波形状の合わせ面に対応する波形状の合わせ面を有する下型と、
前記タレットの第2のステーションの側方に配置され、前記ケースのケース本体を屈曲させることにより、前記ケースの前記ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間を形成する空間形成機構と、
前記空間形成機構により表題紙挿入空間が形成された前記ケースを、前記第2のステーションに配置された前記上型の側に接近させることにより、前記上型およびこれに保持された表題紙を前記表題紙挿入空間に挿入するケース接近機構と、
前記上型に保持された表題紙を前記上型から分離することにより、表題紙を前記表題紙挿入空間に配置させる表題紙分離機構と、
前記タレットの第3のステーションにおいて、表題紙が挿入された前記ケースを前記上型から退避させるケース退避機構とを備え、
当該表題紙挿入装置が、
前記タレットの第1のステーションにおいて、前記下型を前記上型に接近させて前記下型と前記上型との間で表題紙を挟持することにより表題紙を波形状に変形させるとともに、波形状に変形した表題紙を前記上型で保持し、
前記タレットを回転させることにより、表題紙が保持された前記上型を第2のステーションに移動させるとともに、前記空間形成機構により、前記第2のステーションの側方において、前記ケース本体および透明カバー間に表題紙挿入空間を形成し、
前記表題紙挿入空間が形成されたケースを、前記ケース接近機構により前記第2のステーションの前記上型の側に接近させて、前記上型およびこれに保持された表題紙を前記表題紙挿入空間に挿入し、
前記タレットを回転させることにより、前記ケースとともに前記上型を第3のステーションに移動させ、該第3のステーションにおいて、前記表題紙分離機構により、前記上型から表題紙を分離して表題紙を前記表題紙挿入空間内に配置するとともに、表題紙が挿入された前記ケースを、前記ケース退避機構により前記上型から退避させるように駆動制御されている、
ことを特徴とする表題紙挿入装置。 - 請求項3に記載の表題紙挿入装置において、
前記空間形成機構が、
前記ケース本体を偏平な逆V字状に屈曲させて前記透明カバーを略V字状に撓ませることにより、前記表題紙挿入空間を形成している、
ことを特徴とする表題紙挿入装置。
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