JP3448479B2 - ポーラスコンクリート硬化体及び植栽基盤用ポーラスコンクリート - Google Patents

ポーラスコンクリート硬化体及び植栽基盤用ポーラスコンクリート

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JP3448479B2 JP01719698A JP1719698A JP3448479B2 JP 3448479 B2 JP3448479 B2 JP 3448479B2 JP 01719698 A JP01719698 A JP 01719698A JP 1719698 A JP1719698 A JP 1719698A JP 3448479 B2 JP3448479 B2 JP 3448479B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動締め固めを行う
ことなく、バックホウ等を用いて押さえつけるだけの簡
便な方法によって成形が可能であり、一定以上の圧縮強
度を有し、しかも適切な連続空隙が権保された植栽基盤
用ポーラスコンクリート硬化体及び該硬化体を構成する
ポーラスコンクリート組成物により得られる植栽基盤用
ポーラスコンクリートに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートに直接植物を生育させるた
めの植栽基盤用ポーラスコンクリート、例えば河川堤防
め後背地斜面の護岸工事に打設されるコンクリートは、
コンクリート表土に植栽された植物がその根をコンクリ
ート内に伸長し、コンクリートの裏側の土にまで貫通す
ることが可能なコンクリートである、従って、コンクリ
ートに植物を生育させるためには、植物の根が成長する
ための必要な空間の確保と水や肥料成分の保持、さらに
アルカリの低減などの対策が必要である。特に連続空隙
の確保は重要であるが、この連続空隙率を大きくすると
コンクリート硬化体の強度が低下するために、一定の強
度を保持しながら、連続空隙率を最大限に確保する必要
がある。しかしながら、連続空隙率が20%以上となる
ようなポーラスコンクリートの製造を目的として、従来
の方法(例えば、特開平7−206537号公報、特開
平9−2882号公報等)によって、ポーラスコンクリ
ートを型枠に詰め、振動締め固めを行った場合に、粗骨
材に付着したセメーントペースト(セメント等の粉体、
水、セメント分散剤等の界面活性剤の混合物)が型枠の
底部に流れ落ち十分な強度を得ることが難しいという問
題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、連続空隙率が20〜30%であり、振動締
め固めを行うことなく、バックホウ等を用いて押さえつ
けるだけの簡便な方法によって成形が可能であって、1
0N/mm2 上の高い圧縮強度を有する植物の生育が可
能な植栽基盤用ポーラスコンクリート硬化体及び該硬化
体を構成するポーラスコンクリート組成物により得られ
植栽基盤用ポーラスコンクリートを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記の課題を解決するべく研究した結果、水、セメン
ト、粗骨材及びセメント分散剤を含有し、水/セメント
比が18〜32%、単位水量が70〜120kg/
3 、粗骨材の単位容積が450〜600L/m3 であ
り、且つ、練り混ぜ直後にJIS 5mmメッシュのふ
るいの上に採取し、JIS R 5201の方法による
試験装置を用いて、100回落差振動を与えたときのセ
メントペーストの落下率が重量比で13%以下であるポ
ーラスコンクリート組成物を、無振動又は2500rp
m以下の振動数で締め固めた後に得られるポーラスコン
クリート硬化体であって、硬化したポーラスコンクリー
トの連続空隙率が20〜30%であり、且つ、材令7日
の圧縮強度が10N/mm2 以上であることを特徴とす
る植栽基盤用ポーラスコンクリート硬化体。によって、
上記の課題を解決することが正しく好適であることを見
いだした。また、このポーラスコンクリート硬化体を形
成するのために用いるポーラスコンクリート組成物を用
いて、振動締め固めを行うことなく硬化させることによ
り、植物の生育が可能な植栽基盤用ポーラスコンクリー
トが得られることを見いだして、本発明を完成した。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るポーラスコンクリート組成物を硬化させて
得られる植栽基盤用ポーラスコンクリート硬化体の連続
空隙率は20〜30%である。連続空隙率がこの範囲よ
り小さい場合には植物の生育の条件から植栽基盤用とし
て不適であり、逆に大きい場合には強度が低下し、所望
の圧縮強度を満足することができない。このような理由
から、ここで用いるポーラスコンクリート組成物中に含
まれる単位水量は70〜120kg/m3 、好ましくは
80〜105kg/m3 であり、粗骨材の単位容積は4
50〜600L/m3 であることを要し、水/セメント
比は18〜32%の範囲で用いる。前記20%以上の連
続空隙率を確保するためには、セメントペーストの粗骨
材に対する容積比は25〜40%の範囲で用いることが
好ましい。該容積比が40%より高いと十分な連続空隙
率が得られず、逆に25%より低いと所望の圧縮強度が
得られ難いため、いずれも好ましくない。
【0006】本発明のポーラスコンクリートの圧縮強度
に与える影響は、連続空隙率が重要な要因となるが、セ
メントペーストの粗骨材表面への付着性とセメントペー
ストの強度も重要な要因となる。本発明において、セメ
ントペーストの組骨材表面への付着性の観点から、粗骨
材に付着したセメントペーストが落下によって脱落する
と、成形体上部のセメントペースト量が不足し強度が低
下する。この付着性はセメントペーストの流動性と密接
な関係があり、粗骨材表面への付着性の指標として、J
IS R 5201の方法によるセメントペーストのフ
ロー値は150〜250mmであることを見いだした。
セメントペーストのフロー値がこの範囲より小さい場合
には、ポーラスコンクリートの流動性が不足して作業性
が低下すると同時にセメントペーストと粗骨材との付着
性も低下し、所望の強度が得られない。逆にこの範囲よ
り大きい場合でもセメントペーストの落下が激しく、所
望の圧縮強度が得られない。この指標を見いだしたこと
により、種々のコンクリート組成物が大きな空隙率を有
するポーラスコンクリートの作成に適するか否かの判定
が容易になった。
【0007】ポーラスコンクリートの所望の圧縮強度を
確保するためには、水/セメント比が18〜32%の範
囲で用いることが肝要である。この範囲より低い場合で
も高い場合でも所望の圧縮強度が得られず、なかでも、
水/セメント比が23〜27%の範囲が好ましい。ま
た、練り混ぜた後のポーラスコンクリートから得られた
セメントペーストの圧縮強度は70〜130N/mm2
の範囲のものが好ましい。この圧縮強度が70N/mm
2 未満であると、ポーラスコンクリート硬化体の目標と
する10N/mm2 以上の圧縮強度が得らず、また、水
/セメント比を小さくしてこの圧縮強度を130N/m
2 を超えるようにした場合もセメントペーストの自己
収縮率が大きくなって、骨材との接着強度の低下を招く
などの理由により、目標とする圧縮強度が得られないた
め、いずれも好ましくない。
【0008】このような事実に基づいて、セメントペー
ストの落下率との相関について鋭意検討した結果、本発
明において所望の圧縮強度を得るためには、JIS 5
mmメッシュのふるいの上に採取した練り混ぜ直後のポ
ーラスコンクリートをJISR 5201の方法による
試験装置を用いて、100回落差振動を与えたときのセ
メントペ一ストの落下率が重量比で5〜15%が好まし
いことを見いだした。
【0009】本発明のポーラスコンクリート組成物に用
いるセメントとしては、普通セメント、早強セメント、
中庸熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメ
ントの他に、高炉セメント、フライアッシュセメント、
シリオフュームセメント等の各種混合セメントを使用で
きる。本発明のコンクリート組成物目的が植栽基盤の作
成であることから、植物の生育の観点からは、これらの
なかでもアルカリ分の少ないセメントの使用が望まし
く、具体的には、例えば、高炉セメントが好ましく挙げ
られ、更には高炉セメントB種が最も好ましい。また、
必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、これら
のセメントに、高炉スラグ微粉末、硅石粉、石灰石粉、
シリカヒューム微粉末等の無機質粉体を添加して用いる
こともできる。
【0010】本発明で用いられる粗骨材としては、粒径
が10〜30mmのものであればよく、公知の粗骨材、
例えば、川砂利、砕石、軽量骨材等を目的に応じて適宜
使用できる。
【0011】得られる植栽基盤の強度の観点から、コン
クリート組成物にはセメント分散剤を併用することが好
ましい。セメント分散剤は、特に限定するものではな
く、a)(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共重合体や
マレイン酸系水溶性ビニル共重合体等のポリカルボン酸
系水溶性ビニル共重合体、b)ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合
物、アミノスルホン酸フェノールホルマリン縮合物等の
ホルマリン縮合物及びこれらの塩類、c)フェノキシポ
リエチレングルコールと芳香族カルボン酸とのホルマリ
ン共縮合物及びこれらの塩類、d)リグニンスルホン
酸、変性リグニン等のリグニン誘導体、等の公知のセメ
ント分散剤を適宜、選択して使用できるが、本発明にお
いては、強度発現性と作業性が優れる点で、分子中にポ
リオキシエチレン基とカルボン酸塩基とを有するa)の
グループに属する(メタ)アクリル酸系水溶性ビニル共
重合体又は分子中にポリオキシエチレン基とジカルボン
酸無水物基とを有するマレイン酸系水溶性ビニル共重合
体が好ましい。
【0012】分子中にポリオキシエチレン基とカルボン
酸塩基とを有する公知の水溶性ビニル共重合体として
は、特公昭59−18338号公報、特公平5−110
57号公報、特許公報第2628486号などに記載の
ものが挙げられるが、中でも、下記式(1)〜(4)で
示される構成単位からなり、式(1)で示される構成単
位をA、式(2)で示される構成単位をB、式(3)で
示される構成単位をC、式(4)で示される構成単位を
Dとしたときに、それぞれの構成単位A/B/C/D=
40〜65/15〜35/2〜20/5〜20(モル
%)の割合からなるものであって、且つ、数平均分子量
が1500〜50000の水溶性ビニル共重合体を成分
とするセメント分散剤を用いるのが好ましい。
【0013】
【化3】
【0014】式中、R1 、R2 、R4 はそれぞれ独立に
水素原子又は、メチル基(CH3 )を表し、R3 は炭素
数1〜3のアルキル基を表す。M1 、M2 はそれぞれ独
立にアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又
は有機アミンを表す。nは5〜70の整数である。
【0015】前記の水溶性ビニル共重合体を構成する成
分は、前記した式(1) で示される構成単位A、式(2) で
示される構成単位B、式(3) で示される構成単位C及び
式(4) で示される構成単位Dで構成されたものである。
構成単位A〜Dはそれぞれ相当するビニル単量体を共重
合することによって形成される。
【0016】式(1) で示される構成単位Aを形成するこ
ととなるビニル単量体としては、1)メタクリル酸のア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及び有機アミン塩、
2)アベクリル酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩及び有機アミン塩などがある。
【0017】式(2) で示される構成単位Bを形成するこ
ととなるビニル単量体としては、オキシエチレン単位の
繰り返し数が5〜70であるメトキシポリエトキシエチ
ルメタクリレートがある。
【0018】式(3) で示される構成単位Cを形成するこ
ととなるビニル単量体としては、メタリルスルホン酸の
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及び有機アミン塩
などがある。
【0019】式(4) で示される構成単位Dを形成するこ
ととなるビニル単量体としては、メチルアクリレートや
メチルメタクリレートがある。
【0020】かかる水溶性ビニル共重合体の合成方法
は、例えばラジカル開始剤の存在下に、各構成単位を形
成することとなる前記した各ビニル共重合体を所定の共
重合比率となるよう水系溶液にてラジカル共重合する方
法が挙げられ、得られる水溶性ビニル共重合体の数平均
分子量は2000〜50000(GPC法、プルラン換
算、以下同じ)の範囲のものが使用できる。
【0021】又、分子中にポリオキシエチレン基とジカ
ルボン酸無水物基とを有する水溶性ビニル共重合体とし
ては、例えば、特開昭63−285140号公報、特開
平2−163108号公報、特開平5−306152号
公報などが公知であるが、中でも、式(5) で示される構
成単位E/無水マレイン酸:40〜60/60〜40
(モル%)の割合からなり、且つ数平均分子量1500
〜20000の水溶性ビニル共重合体を成分とするセメ
ント分散剤を用いるのが好ましい。
【0022】
【化4】
【0023】式中、mは5〜50の整数を示す。式(5)
で示される構成単位Eを形成することとなるビニル単量
体としては、オキシエチレン単位の繰り返し数が5〜5
0であるメトキシポリエトキシエチルアリルエーテルが
挙げられる。
【0024】これらのアルケニルエーテルと無水マレイ
ン酸の共重合体からなるセメント分散剤の合成方法につ
いては特に制限するものではなく、例えば過酸酸塩等の
ラジカル開始剤用いて有機溶剤中でラジカル重合させる
ことによって容易に得ることができる。また、共重合体
のモル比は40〜60/60〜40(モル%)の割合か
ら選ばれるが、その際、スチレン、酢酸ビニル、α−オ
レフィン等の共重合可能な成分を20モル%の範囲内で
混合して共重合させたものも使用できる。
【0025】本発明において、以上説明した水溶性ビニ
ル共重合体を成分とするセメント分散剤の使用量は、セ
メント100重量郡に対して0.05〜1.5重量部と
するが、特に0.1〜1.0重量部とするのが好まし
い。使用量がこれより少ないと所望の流動性が付与され
ず、所望の強度が得られない。またこれより多すぎても
ぺ一ストの材料分離を引き起こし、所望の強度が得られ
ない。
【0026】本発明において、このコンクリート組成物
の練り混ぜに用いるミキサーとしては、パン型強制練り
ミキサー、2軸型強制練りミキサー、オムニ型ミキサ
ー、可傾式ミキサーなど公知のミキサーが使用できる。
また、練り混ぜ方法は特に限定されるものではなく、こ
れらのミキサーにセメント、水、セメント分散剤を投入
して、セメントペーストを先に練り混ぜた後に粗骨材を
投入して練り混ぜる方法、或いは、セメント、粗骨材を
ミキサーに投入して均一に混合した後に練り混ぜ水とセ
メント分散剤を投入して練り混ぜる方法のいずれでも良
い。
【0027】本発明のコンクリート組成物を用いれば、
このようにして練り混ぜたポーラスコンクリートを型枠
の中に流し込み、バックホウで表面を簡便にならして抑
え付けるだけで成形することができ、バイブレータ等に
よる振動締め固めを行う必要はない。例えば、厚み10
〜40cmのポーラスコンクリートを打設して植栽基盤
を形成する場合において、混練後のポーラスコンクリー
トを打設し、無振動下で、締め固めの面圧を0.6〜
2.0ton/m2 で5秒以上とすることによって、目
的とする植栽基盤用ポーラスコンクリートを得ることが
できる。
【0028】発明の理解の一助として、本発明のポーラ
スコンクリート組成物の好ましい具体的な配合例(a)
〜(f)及び硬化成形物である植採基盤用ポーラスコン
クリートの例(g)、(h)を以下に挙げるが、本発明
はこれらに制限されるものではない。 (a)高炉セメ
ントB種(三菱マテリアル社製、比重=3.04、粉末
度=4120)9.03kg及び粗骨材(青梅産5号砕
石、比重=2.63、実績率=61%)45.51kg
を50リットルの強制2軸ミキサーに順次投入して10
秒間空練りした後、セメント分散剤P−1(後述する実
施例で詳細に説明する)の30重量%水溶液81g及び
練り混ぜ水2.163kgを加え練り混ぜる。
【0029】(b)高炉セメントB種(三菱マテリアル
社製、比重=3.04、粉末度=4120)9.03k
g及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63、実績
率=61%)45.51kgを50リットルの強制2軸
ミキサーに順次投入して10秒間空練りした後、セメン
ト分散剤P−1の30重量%水溶液117g及び練り混
ぜ水2.138kgを加え練り混ぜる。
【0030】(c)高炉セメントB種(三菱マテリアル
社製、比重=3.04、粉末度=4120)10.11
kg及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63、実
績率=61%)43.83kgを50リットルの強制2
軸ミキサーに順次投入して10秒間空練りした後、セメ
ント分散剤P−1の30重量%水溶液84g及び練り混
ぜ水2.431kgを加え練り混ぜる。
【0031】(d)高炉セメントB種(三菱マテリアル
社製、比重=3.04、粉末度=4120)10.11
kg及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63、実
績率=61%)43.83kgを50リットルの強制2
軸ミキサーに順次投入して10秒間空練りした後、セメ
ント分散剤P−2の30重量%水溶液142g及び練り
混ぜ水2.391kgを加え練り混ぜる。
【0032】(e)高炉セメントB種(三菱マテリアル
社製、比重=3.04、粉末度=4120)10.95
kg及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63、実
績率=61%)43.83kgを50リットルの強捌2
軸ミキサーに順次投入して10秒間空練りした後、セメ
ント分散剤P−1の30重量%水溶液274g及び練り
混ぜ水2.058kgを加え練り混ぜる。
【0033】(f)高炉セメントB種(三菱マテリアル
社製、比重=3.04、粉末度=4120)9.39k
g及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63、実績
率=61%)43.83kgを50リットルの強制2軸
ミキサーに順次投入して10秒間空練りした後、セメン
ト分散剤P−2の30重量%水溶液88g及び練り混ぜ
水2.698kgを加え練り混ぜる。
【0034】(g)普通セメント(三菱マテリアル社
製、比重=3.16、粉末度=3250)9.76kg
及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63、実績率
=61%)47.3kgを50リットルの強制2軸ミキ
サーに順次投入して10秒間空練りした後、詳しくは実
施例で後述するセメント分散剤P−1の30重量%水溶
液140g及び練り混ぜ水2.244kgを加え、練り
混ぜ、ダンプで運搬し、型枠に流し込んだ後、バックホ
ウにて面圧1.0ton/m2 で無振動下に締め固めて
植栽基盤用ポーラスコンクリートを得る。
【0035】(h)高炉セメントB種(三菱マテリアル
社製、比重=3.04、粉末度=3730)320kg
及び粗骨材(青梅産5号砕石、比重=2.63)148
6kg、詳しくは実施例で後述するセメント分散剤P−
1の30重量%水溶液4.8kg及び練り混ぜ水76.
64kgを強制2軸ミキサーで練り混ぜ、ダンプで運搬
し、型枠に流し込んだ後、バックホウにて面圧1.0t
on/m2 で無振動下に締め固めて植栽基盤用ポーラス
コンクリートを得る。
【0036】
【実施例】以下、本発明の構成及び効果をより具体的に
するため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限
定されるというものではない。なお、以下の実施例等に
おいて、部は重量部を、また%は空隙率又は空隙量を除
き重量%を意味する。
【0037】(実施例1〜7) [セメント分散剤の合成等] (1) セメント分散剤P−1(分子中にポリオキシエチレ
ン基とカルボン酸塩基とを有する水溶性ビニル共重合
体)の合成 メタクリル酸100部(1.16モル)、メトキシポリ
エトキシエチル(オキシエチレン単位の繰り返し数が2
3、以下n=23という)メタクリレート545部
(0.49モル)、メタリルスルホン酸ナトリウム40
部(0.25モル)、メチルアクリレート25部(0.
29モル)及び水850部を反応容器に仕込み、水酸化
ナトリウムの30%水溶液155部を投入して中和し、
均一に溶解した後、雰囲気を窒素置換した。反応系の温
度を温水浴にて60℃に保ち、過硫酸アンモニウムの1
5%水溶液75部を投入して重合を開始し、6時間重合
反応を継続して重合を完結した。その後、酸性分解物の
中和のために30%水酸化ナトリウム水溶液5部を投入
し、生成物を得た。得られた生成物の一部を精製して元
素分析、滴定分析、ゲルバーミエイションクロマトグラ
フィー(GPC)測定等で分析したところ、各ビニル単
量体の共重合比率が、メタクリル酸ナトリウム/メタリ
ルスルホン酸ナトリウム/メチルアクリレート/メトキ
シポリエトキシ(n=23)メタクリレート=53/1
0/13/24(モル%比)、数平均分子量6000
(GPCブルラン換算)の水溶性ビニル共重合体を成分
とするセメント分散剤P−1を得た。なお、メタクリル
酸ナトリウムは前記式(1)に、メタリルスルホン酸ナ
トリウムは前記式(2)に、メチルアクリレートは前記
式(3)に、メトキシポリエトキシメタクリレートは前
記式(4)にそれぞれ該当する。
【0038】(2) セメント分散剤P−2( 分子中にポリ
オキシエチレン基とジカルボン酸無水物基とを有する水
溶性ビニル共重合体) の合成 無水マレイン酸102.0部(1.02モル)、メトキ
シポリエトキシ(m=30)エチルモノアリルエーテル
1392部(1.0モル)及びトルエン500部、ベン
ゾイルパーオキシド8部をフラスコに仕込み、室温でフ
ラスコ内の雰囲気を窒素置換した。次いで反応系の温度
を昇温して90℃に保ち、攪拌しながら8時間重合反応
を続けた。反応終了後、減圧下にてトルエンを留去し、
共重合比率が、メトキシポリエトキシ(m=30)エチ
ルモノアリルエーテル/無水マレイン酸=50/50
(モル%比)、数平均分子量16000の水溶性ビニル
共重合体を成分とするセメント分散剤P−2を得た。な
お、メトキシポリエトキシエチルモノアリルエーテルは
前記式(5)に該当する。
【0039】[コンクリートの調製及び評価] (1) コンクリート組成物の調製 下記表1に記載の調合条件で、ポーラスコンクリート組
成物を次のように調製した。50リットルの強制練りミ
キサーに高炉セメントB種(三菱マテリアル社製、比重
=3.04、粉末度=4120)及び粗骨材(青梅産5
号砕石、比重=2.63、実績率=61%)を順次投入
して10秒間空練りをした。次いでセメント分散剤を表
2に示す所定量、練り混ぜ水とともに添加して2分間練
り混ぜた。なお、セメント分散剤の添加量はセメント1
00部に対する固形分換算値で示した。
【0040】
【表1】
【0041】調製したポーラスコンクリート組成物につ
いて、得られたセメントペーストの物性及び所定の条件
で硬化させたポーラスコンクリートを下記の基準で評価
した。
【0042】1)セメントペーストのフロー値:受け皿
をセットした。JIS 5mmメッシュのふるいの上に
練り混ぜ直後のコンクリートを採取し、バイブレータに
て強制的に分離させたセメントペーストを用いて、JI
S R 5201の方法による試験に準拠して試験し
た。 2)セメントペーストの落下率:受け皿をセットしたJ
IS 5mmメッシュのふるいの上に試料として練り混
ぜ直後のコンクリート1500gを秤量し、JIS R
5201のフローテーブルにて100回落差振動を加
える。受け皿に落下したセメントペーストの重量を測定
し、試料重量で除して落下率を算出した。
【0043】3)連続空隙率:JIS−A 1128の
空気量測定用容器にポーラスコンクリートを詰めて重量
を測定し、注水後の重量との差を空隙量として7000
mLで除した比率を連続空隙率として算出した。 4)セメントペーストの圧縮強度:JIS−A1108
に準拠し、セメントペ一ストを用いて作成した内径5c
m×10cmの円柱型供試体を用いて測定した。 5)ポーラスコンクリートの圧縮強度:JIS−A11
08に準拠し、底部にあらかじめセメントペーストを敷
いた内径10cm×20cmの型枠にポーラスコンクリ
ートを詰め、上面を硬練りのセメントペーストでキャッ
ピングして脱型した円柱型供試体を用いて測定した。得
られた結果を表2に示した。
【0044】
【表2】
【0045】表2に明らかなように、本発明のコンクリ
ート組成物より得られるコンクリートは十分な空隙率と
圧縮強度を示すことが分かった。
【0046】(比較例1〜9)コンクリート組成物の配
合を表3に示すものに変え、セメント分散剤の添加量を
表4に示すものに変えた他は、実施例1と同様にしてセ
メントペーストを調製し、同様の評価を行った。結果を
表4に示す。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】表4に明らかなように、本発明の範囲外の
コンクリート組成物は、所望の空隙率を達成したものは
強度に問題があることがわかった。また、セメント分散
剤を添加しなかった比較例7はスラリーを形成せず、ま
た、水/セメント比が小さいため、セメント分散剤の添
加量を多くした比較例8においても同様にスラリーを形
成せず、いずれもセメントペーストの物性を測定できな
かった。
【0050】(実施例8) [植栽用ポーラスコンクリートの施工]表5に記載の調
合条件下、生コン工場で高炉セメントB種(比重=3.
04、粉末度=3730)320kg及び粗骨材(青梅
産5号砕石、比重=2.63)1486kg、セメント
分散剤P−1の30重量%水溶液4.8kg及び練り混
ぜ水76.64kgを強制2軸ミキサーで練り混ぜてポ
ーラスコンクリート組成物を調製した。これを4トンダ
ンプカーで運搬し、面積4m2 ×厚み20cmの型枠に
撒き出し、バックホウにて面圧1.0ton/m2 で無
振動下に締め固めて打設した。
【0051】
【表5】
【0052】打設後は養生シートを使用し、一週間散水
養生をおこなった。なお、荷卸し時に測定したセメント
ペーストのフロー値は210mm、落下率は7.1%で
あった。硬化後、直径10cmでコアボーリングを行っ
て測定したポーラスコンクリートの連続空隙率は25.
1%、7日圧縮強度は12.8N/mm2 であった。ま
た、同時に作成した内径10cm×20cmの円柱型供
試体の7日圧縮強度は13.5N/mm2 であり、無振
動下の締め固めのみの打設によっても、植栽基盤として
十分な空隙率と強度とを有するポーラスコンクリートが
得られることが確認された。
【0053】(比較例9)実施例8において使用した、
打設する前のポーラスコンクリートで、荷卸し時に測定
したセメントペーストのフロー値が210mmであった
ものを、面積4m 2 ×厚み20cmの型枠に撒き出し、
バックホウにて面圧0.5ton/m2 で無振動下に締
め固めて打設した。
【0054】打設後、一週間散水養生し、その後、直径
10cmでコアボーリングを行って測定したポーラスコ
ンクリートの連続空隙率は28.5%、7日圧縮強度は
8.2N/mm2 、7日圧縮強度は8.2N/mm2
あり、実施例8との対比において、締め固め圧が不足す
ると、空隙率が高くなり、圧縮強度が低下することが確
認された。
【0055】(比較例10)実施例8において使用し
た、打設する前のポーラスコンクリートで、荷卸し時に
測定したセメントペーストのフロー値が210mmであ
ったものを、内径10cm×20cmの円柱型供試体に
詰めた後、3000rpmのバイブレーターで振動締め
固めを行った。得られた円柱型供試体の7日圧縮強度は
3.8N/mm 2 であり、実施例8との対比において、
振動締め固めを行うと、むしろ圧縮強度が低下すること
が確認された。
【0056】
【発明の効果】本発明のポーラスコンクリート組成物
は、20〜30%の高い連続空隙率と高い圧縮強度を同
時に満足し、さらに、これを用いて振動締め固めを行う
ことなく押さえつけるだけの簡便な方法によって成形さ
れた植栽基盤用ポーラスコンクリートは、施工性に優
れ、植栽基盤として好適な物性を有するという効果を奏
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E02D 29/02 311 E02D 29/02 311 (72)発明者 米澤 敏男 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)発明者 山田 敏昭 東京都中央区銀座8丁目21番地1号 株 式会社竹中土木内 (72)発明者 田原 嘉和 東京都中央区銀座8丁目21番地1号 株 式会社竹中土木内 (72)発明者 佐久間 護 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)発明者 木之下 光男 愛知県豊川市為当町椎木308番地 (72)発明者 高橋 智雄 愛知県豊橋市上野町字新上野29番地1 (72)発明者 稲垣 順司 愛知県豊橋市石巻中山町古見通33番地 (56)参考文献 特開 平10−182266(JP,A) 特開 平5−306152(JP,A) 特許2628486(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 38/00 - 38/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、セメント、粗骨材及びセメント分散
    剤を含有し、水/セメント比が18〜32%、単位水量
    が70〜120kg/m3 、粗骨材の単位容積が450
    〜600L/m3 であり、且つ、セメント分散剤をセメ
    ント100重量部当たり0.05〜1.5重量部の割合
    で含有するポーラスコンクリート組成物であって、JI
    S R 5201の方法による該組成物より調製された
    セメントペーストのフロー値が150〜250mmであ
    り、且つ、練り混ぜ直後にJIS 5mmメッシュのふ
    るいの上に採取し、JIS R 5201の方法による
    試験装置を用いて、100回落差振動を与えたときのセ
    メントペーストの落下率が重量比で13%以下であるポ
    ーラスコンクリート組成物を、無振動で締め固めた後に
    得られるポーラスコンクリート硬化体であって、 硬化したポーラスコンクリートの連続空隙率が20〜3
    0%であり、且つ、材令7日の圧縮強度が10N/mm
    2 以上であることを特徴とする植栽基盤用ポーラスコン
    クリート硬化体
  2. 【請求項2】 前記コンクリート組成物の水/セメント
    比が23〜27%である請求項1記載の植栽基盤用ポー
    ラスコンクリート硬化体。
  3. 【請求項3】 前記コンクリート組成物より調製された
    セメントペーストの圧縮強度が70〜130N/mm2
    である請求項1又は請求項2に記載の植栽基盤用ポーラ
    スコンクリート硬化体。
  4. 【請求項4】 前記コンクリート組成物に含まれるセメ
    ントが高炉セメントB種である請求項1乃至のいずれ
    か1項に記載の植栽基盤用ポーラスコンクリート硬化
  5. 【請求項5】 前記コンクリート組成物に含まれるセメ
    ント分散剤が分子中にポリオキシエチレン基とカルボン
    酸塩基とを有する水溶性ビニル共重合体又は分子中にポ
    リオキシエチレン基とジカルボン酸無水物基とを有する
    水溶性ビニル共重合体を含有する請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の植栽基盤用ポーラスコンクリート硬化
  6. 【請求項6】 前記コンクリート組成物に含まれるセメ
    ント分散剤が分子中にポリオキシエチレン基とカルボン
    酸塩基とを有する水溶性ビニル共重合体を含有し、且
    つ、該水溶性ビニル共重合体が下記の式(1)〜(4)
    で示される構成単位からなり、式(1)で示される構成
    単位/式(2)で示される構成単位/式(3)で示され
    る構成単位/式(4)で示される構成単位が40〜65
    /15〜35/2〜20/5〜20(モル%)の割合で
    含まれ、数平均分子量が1500〜50000である請
    求項1乃至のいずれか1項に記載の植栽基盤用ポーラ
    スコンクリート硬化体。 【化1】 式中、R1 、R2 、R4 はそれぞれ独立に水素原子又
    は、メチル基(CH3 )を表し、R3 は炭素数1〜3の
    アルキル基を表す。M1 、M2 はそれぞれ独立にアルカ
    リ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アミ
    ンを表す。nは5〜70の整数である。
  7. 【請求項7】 前記コンクリート組成物に含まれるセメ
    ント分散剤が分子中にポリオキシエチレン基とジカルボ
    ン酸無水物基とを有する水溶性ビニル共重合体であっ
    て、該水溶性ビニル共重合体が下記式(5)で示される
    構成単位及び無水マレイン酸からなり、下記式(5)で
    示される構成単位/無水マレイン酸が、40〜60/6
    0〜40(モル%)の割合で含まれ、数平均分子量が1
    500〜20000である請求項1乃至のいずれか1
    項に記載の植栽基盤用ポーラスコンクリート硬化体。 【化2】 式中、mは5〜50の整数を示す。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至のいずれか1項に記
    載のポーラスコンクリート組成物を用い、打設時の締め
    固めを面圧0.6〜5.0ton/m2 で5秒以上、無
    振動で行って得られ、連続空隙率が20〜30%である
    ことを特徴とする厚み10〜40cmの植栽基盤用ポー
    ラスコンクリート。
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