JP2002166442A - ディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置 - Google Patents
ディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置Info
- Publication number
- JP2002166442A JP2002166442A JP2000365478A JP2000365478A JP2002166442A JP 2002166442 A JP2002166442 A JP 2002166442A JP 2000365478 A JP2000365478 A JP 2000365478A JP 2000365478 A JP2000365478 A JP 2000365478A JP 2002166442 A JP2002166442 A JP 2002166442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- injection molding
- mold
- molding machine
- molded article
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14008—Inserting articles into the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C2045/1486—Details, accessories and auxiliary operations
- B29C2045/14901—Coating a sheet-like insert smaller than the dimensions of the adjacent mould wall
- B29C2045/14918—Coating a sheet-like insert smaller than the dimensions of the adjacent mould wall in-mould-labelling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packaging For Recording Disks (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】適宜文字、図形、模様等を施してなる印刷シー
トをケース内にインモールドするディスク収納ケース
を、単位時間当たりに多量生産することを可能ならしめ
るディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置の提
供。 【解決手段】印刷シートのインモールド射出成形時にお
いては、次にインサートすべき多数枚の印刷シートを整
列状態で吸着保持せしめたシート搬入手段を、シート搬
入径路上の射出成形機近傍位置で待機させると共に、射
出成形された印刷シートインモールド成形品を機外へ搬
出する成形品搬出手段を、ケース搬出路上の射出成形機
近傍位置で待機させておき、印刷シートインモールド成
形品の射出成形後の型開きと同時に、成形品搬出手段を
成形品搬出路に沿って射出成形機内へ前進させて、射出
成形された印刷シートインモールド成形品を成形品搬出
手段に吸着保持せしめた後、該成形品搬出手段を射出成
形品と共に射出成形機外へ後退させる。
トをケース内にインモールドするディスク収納ケース
を、単位時間当たりに多量生産することを可能ならしめ
るディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置の提
供。 【解決手段】印刷シートのインモールド射出成形時にお
いては、次にインサートすべき多数枚の印刷シートを整
列状態で吸着保持せしめたシート搬入手段を、シート搬
入径路上の射出成形機近傍位置で待機させると共に、射
出成形された印刷シートインモールド成形品を機外へ搬
出する成形品搬出手段を、ケース搬出路上の射出成形機
近傍位置で待機させておき、印刷シートインモールド成
形品の射出成形後の型開きと同時に、成形品搬出手段を
成形品搬出路に沿って射出成形機内へ前進させて、射出
成形された印刷シートインモールド成形品を成形品搬出
手段に吸着保持せしめた後、該成形品搬出手段を射出成
形品と共に射出成形機外へ後退させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、DVD、F
D、MD等のディスクを収納するのに使用するディスク
収納ケースを、射出成形するためのディスク収納ケース
の製造方法であって、特に、適宜文字図形、模様等を施
し、かつ所定形状に裁断してなる印刷シートを収納ケー
ス内にインモールドするディスク収納ケースの生産性を
高めるディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置
に関するものである。
D、MD等のディスクを収納するのに使用するディスク
収納ケースを、射出成形するためのディスク収納ケース
の製造方法であって、特に、適宜文字図形、模様等を施
し、かつ所定形状に裁断してなる印刷シートを収納ケー
ス内にインモールドするディスク収納ケースの生産性を
高めるディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばCD、DVD、FD、MD等のデ
ィスクを収納(保管するために使用するディスク収納ケ
ースは周知であり、かかるディスク収納ケースの内で一
般的なCD収納ケースの構成は、例えば図15で示すよ
うに、コンパクトディスク1をトレー部材2と共に収納
する容器本体3と、該容器本体3の一辺に開閉可能に軸
支される蓋体4とからなっている。
ィスクを収納(保管するために使用するディスク収納ケ
ースは周知であり、かかるディスク収納ケースの内で一
般的なCD収納ケースの構成は、例えば図15で示すよ
うに、コンパクトディスク1をトレー部材2と共に収納
する容器本体3と、該容器本体3の一辺に開閉可能に軸
支される蓋体4とからなっている。
【0003】上記容器本体3及び蓋体4は、一般的に透
明なる樹脂で射出成形されているものであって、その容
器本体3の形態は、方形の裏板部3Aと、その各辺縁か
ら起立されるそれぞれの側壁3Bを有している。また、
上記容器本体3の側壁3Bに形成されている軸孔3Cに
よって開閉自在に軸支されている蓋体4は、方形の表板
部4Aと、その表板部4Aの3辺縁から起立される側壁
4Bを有し、互に対向する対向側壁4Bには、内側に突
出する複数の印刷シート押立爪4Cが形成されており、
これらの印刷シート押立爪4Cによって蓋体4の表板部
4A内面に沿って差し込された例えば歌詞カードあるい
はタイトル表示シート等の印刷シートが押立保持される
ように構成されている。
明なる樹脂で射出成形されているものであって、その容
器本体3の形態は、方形の裏板部3Aと、その各辺縁か
ら起立されるそれぞれの側壁3Bを有している。また、
上記容器本体3の側壁3Bに形成されている軸孔3Cに
よって開閉自在に軸支されている蓋体4は、方形の表板
部4Aと、その表板部4Aの3辺縁から起立される側壁
4Bを有し、互に対向する対向側壁4Bには、内側に突
出する複数の印刷シート押立爪4Cが形成されており、
これらの印刷シート押立爪4Cによって蓋体4の表板部
4A内面に沿って差し込された例えば歌詞カードあるい
はタイトル表示シート等の印刷シートが押立保持される
ように構成されている。
【0004】また、上記のトレー部材2は、コンパクト
ディスク1の中心部に設けられている貫通孔1Aに嵌合
されるディスク保持部2Aを有し、このトレー部材2
は、上記容器本体3の内部に嵌着保持されるものであ
る。
ディスク1の中心部に設けられている貫通孔1Aに嵌合
されるディスク保持部2Aを有し、このトレー部材2
は、上記容器本体3の内部に嵌着保持されるものであ
る。
【0005】このようにトレー部材2を介してコンパク
トディスク1を収納する容器本体3及びこの容器本体3
に対して開閉自在に軸支される蓋体4は、透明樹脂によ
り形成されており、一方の透明蓋体4の内側には、例え
ばタイトル文字及び図柄等を印刷してなるシート又はそ
れら印刷に加えて歌詞カード等を小冊子となした印刷シ
ート5を差し込み、該印刷シート5を印刷シート押立爪
4Cにより保持せしめ、他方の容器本体3の内側にはト
レー部材2を嵌着せしめ、このトレー部材2上に上記コ
ンパクトディスク1を係合保持させ、かかる容器本体3
上に軸孔3Cを軸として蓋体4を回動させてコンパクト
ディスク1及び印刷シート5を収納し、最後にコンパク
トディスク1及び印刷シート5を収容した容器本体3及
び蓋体4つまりディスク収納ケースの外側を透明なる包
装シートで包装して商品としているものである。
トディスク1を収納する容器本体3及びこの容器本体3
に対して開閉自在に軸支される蓋体4は、透明樹脂によ
り形成されており、一方の透明蓋体4の内側には、例え
ばタイトル文字及び図柄等を印刷してなるシート又はそ
れら印刷に加えて歌詞カード等を小冊子となした印刷シ
ート5を差し込み、該印刷シート5を印刷シート押立爪
4Cにより保持せしめ、他方の容器本体3の内側にはト
レー部材2を嵌着せしめ、このトレー部材2上に上記コ
ンパクトディスク1を係合保持させ、かかる容器本体3
上に軸孔3Cを軸として蓋体4を回動させてコンパクト
ディスク1及び印刷シート5を収納し、最後にコンパク
トディスク1及び印刷シート5を収容した容器本体3及
び蓋体4つまりディスク収納ケースの外側を透明なる包
装シートで包装して商品としているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ディス
ク収納ケースの蓋体4の表板部4A内側面に沿ってそれ
ぞれの印刷シート5を差し込むためのシート差し込み作
業は、作業者による手作業で行っているために、印刷シ
ート5の差し込み作業に手間と時間がかかり、人件費が
大幅に嵩むという不具合が生じている。
ク収納ケースの蓋体4の表板部4A内側面に沿ってそれ
ぞれの印刷シート5を差し込むためのシート差し込み作
業は、作業者による手作業で行っているために、印刷シ
ート5の差し込み作業に手間と時間がかかり、人件費が
大幅に嵩むという不具合が生じている。
【0007】例えば、日本国内で現在生産されている容
器本体3と蓋体4との1セットとするディスク収納ケー
スの通常の射出成形速度は、1セット当たり2秒で射出
成形することが可能であるが、射出成形された1枚当た
りの蓋体4の表板部内側面に、印刷シート5を差し込む
ために要する手作業時間は、熟練者であっても数秒以上
かかるために、その蓋体4に印刷シート5を差し込む手
作業時間を、ケースの射出成形時間に追従せしめること
が不可能であり、このためにディスク収納ケースの生産
性が阻害されているものであった。
器本体3と蓋体4との1セットとするディスク収納ケー
スの通常の射出成形速度は、1セット当たり2秒で射出
成形することが可能であるが、射出成形された1枚当た
りの蓋体4の表板部内側面に、印刷シート5を差し込む
ために要する手作業時間は、熟練者であっても数秒以上
かかるために、その蓋体4に印刷シート5を差し込む手
作業時間を、ケースの射出成形時間に追従せしめること
が不可能であり、このためにディスク収納ケースの生産
性が阻害されているものであった。
【0008】また、ケースの射出成形量と蓋体4への印
刷シート5の差し込み作業量とをマッチングさせるため
にはその印刷シート差し込み作業者を増員することが考
えられるがこの場合人件費が嵩み経済性の点でも問題が
生じる。
刷シート5の差し込み作業量とをマッチングさせるため
にはその印刷シート差し込み作業者を増員することが考
えられるがこの場合人件費が嵩み経済性の点でも問題が
生じる。
【0009】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、ディスク収納ケースを射出成形する際に、
所定の形状に裁断されたそれぞれの印刷シートをそのデ
ィスク収納ケースの射出成形時にインモールドして、従
来の手作業によるディスク収納ケース内への印刷シート
の挿込み作業を省力化することを第1の目的とする。
れたもので、ディスク収納ケースを射出成形する際に、
所定の形状に裁断されたそれぞれの印刷シートをそのデ
ィスク収納ケースの射出成形時にインモールドして、従
来の手作業によるディスク収納ケース内への印刷シート
の挿込み作業を省力化することを第1の目的とする。
【0010】また、本発明では、印刷シートをインモー
ルドしてなるディスク収納ケースの射出成形サイクル
(速度を短縮せしめて、ディスク収納ケースの生産性を
高めることを第2の目的とする。
ルドしてなるディスク収納ケースの射出成形サイクル
(速度を短縮せしめて、ディスク収納ケースの生産性を
高めることを第2の目的とする。
【0011】
【課題が解決するための手段】上記第1及び第2の目的
を達成するために、本発明の請求項1では、固定型と、
該固定型に対応する可動型とを有する射出成形機を用い
るディスク収納ケースを製造する方法において、所定の
形状に裁断されている必要多数枚の印刷シートを順次射
出成形機内へ搬入するシート移送路と、射出成形機によ
り射出成形された成形品を射出成形機外へ搬出する成形
品搬出路を設け、上記固定型と可動型による上記印刷シ
ートのインモールド射出成形時においては、次にインサ
ートすべき多数枚の印刷シートを整列状態で吸着保持せ
しめたシート搬入手段を、上記シート搬入径路上の射出
成形機近傍位置で待機させると共に、射出成形機により
射出成形された印刷シートインモールド成形品を機外へ
搬出する成形品搬出手段を、上記ケース搬出路上の射出
成形機近傍位置で待機させておき、上記印刷シートイン
モールド成形品の射出成形後の型開きと同時に、上記成
形品搬出手段を、上記成形品搬出路に沿って射出成形機
内へ前進させて、射出成形された印刷シートインモール
ド成形品を成形品搬出手段に吸着保持させた後、該成形
品搬出手段を射出成形品と共に射出成形機外へ後退さ
せ、該成形品搬出手段の後退動作と同期させて、上記射
出成形近傍位置で待機されているシート搬入手段を、上
記シート移送路に沿って射出成形機内へ前進させ、該シ
ート搬入手段に吸着保持されているそれぞれの印刷シー
トを、可動型へ吸着転移させた後、該シート搬入手段を
シート移送路に沿って射出成形機外へ後退させて予め配
列用意されているそれぞれの印刷シートを再度吸着保持
させた後、上記シート搬入手段の待機位置で再度待機さ
せ、また、上記射出成形品と共に射出成形機外へ後退さ
れた成形品搬出手段は、射出成形外で成形品を放出した
後、上記成形品搬出手段の待機位置で再度待機させる移
効サイクルを繰返えさせるディスク収納ケースの製造方
法であることを特徴としている。
を達成するために、本発明の請求項1では、固定型と、
該固定型に対応する可動型とを有する射出成形機を用い
るディスク収納ケースを製造する方法において、所定の
形状に裁断されている必要多数枚の印刷シートを順次射
出成形機内へ搬入するシート移送路と、射出成形機によ
り射出成形された成形品を射出成形機外へ搬出する成形
品搬出路を設け、上記固定型と可動型による上記印刷シ
ートのインモールド射出成形時においては、次にインサ
ートすべき多数枚の印刷シートを整列状態で吸着保持せ
しめたシート搬入手段を、上記シート搬入径路上の射出
成形機近傍位置で待機させると共に、射出成形機により
射出成形された印刷シートインモールド成形品を機外へ
搬出する成形品搬出手段を、上記ケース搬出路上の射出
成形機近傍位置で待機させておき、上記印刷シートイン
モールド成形品の射出成形後の型開きと同時に、上記成
形品搬出手段を、上記成形品搬出路に沿って射出成形機
内へ前進させて、射出成形された印刷シートインモール
ド成形品を成形品搬出手段に吸着保持させた後、該成形
品搬出手段を射出成形品と共に射出成形機外へ後退さ
せ、該成形品搬出手段の後退動作と同期させて、上記射
出成形近傍位置で待機されているシート搬入手段を、上
記シート移送路に沿って射出成形機内へ前進させ、該シ
ート搬入手段に吸着保持されているそれぞれの印刷シー
トを、可動型へ吸着転移させた後、該シート搬入手段を
シート移送路に沿って射出成形機外へ後退させて予め配
列用意されているそれぞれの印刷シートを再度吸着保持
させた後、上記シート搬入手段の待機位置で再度待機さ
せ、また、上記射出成形品と共に射出成形機外へ後退さ
れた成形品搬出手段は、射出成形外で成形品を放出した
後、上記成形品搬出手段の待機位置で再度待機させる移
効サイクルを繰返えさせるディスク収納ケースの製造方
法であることを特徴としている。
【0012】また、本発明の請求項2では、固定型と該
固定型に対応する可動型とを有する射出成形機に、上記
可動型へ印刷シートをインサートするに要する印刷シー
ト供給口と、射出成形機内で射出成形された印刷シート
インモールド成形品を機外へ取り出すための取り出し口
をそれぞれ設け、上記印刷シート供給口側には、所定の
形状に裁断されている多数枚の印刷シートを整列状態で
配列する印刷シート配列手段と、該印刷シート配列手段
と上記射出成形機内との間を往復動して、上記印刷シー
ト配列手段上の各印刷シートをその整列状態を維持して
可動型へ供給する印刷シート搬入手段のそれぞれを設
け、また、上記取り出し口側には、上記印刷シートイン
モールド成形品をディスク収納ケースに組立てかつ包装
する組立包装手段と、該組立包装手段と上記射出成形機
内との間を往復動して、上記射出成形機内で射出成形さ
れた印刷シートインモールド成形品を、上記組立包装手
段へ搬送する成形品搬出手段を有し、さらに、上記射出
成形機の形閉めによる印刷シートのインモールド成形時
においては、印刷シートを吸着保持する上記シート搬入
手段を印刷シート供給口近傍で待機させると共に上記成
形品搬出手段を上記取り出し口近傍に待機させ、上記射
出成形機の型開きと同時に上記成形品搬出手段を射出成
形機内へ移動して該射出成形機内で成形された印刷シー
トインモールド成形品を吸着させ、この成形品搬出手段
の射出成形機外への移動開始と同時に、印刷シート供給
口近傍で待機しているシート搬入手段を射出成形機内へ
移動して、該シート搬入手段に吸着保持されている印刷
シートを型面に吸着転移せしめた後、該シート搬入手段
が後退させ、しかる後型閉めさせる制御手段を具備せし
めてなるディスク収納ケースの製造装置であることを特
徴としている。
固定型に対応する可動型とを有する射出成形機に、上記
可動型へ印刷シートをインサートするに要する印刷シー
ト供給口と、射出成形機内で射出成形された印刷シート
インモールド成形品を機外へ取り出すための取り出し口
をそれぞれ設け、上記印刷シート供給口側には、所定の
形状に裁断されている多数枚の印刷シートを整列状態で
配列する印刷シート配列手段と、該印刷シート配列手段
と上記射出成形機内との間を往復動して、上記印刷シー
ト配列手段上の各印刷シートをその整列状態を維持して
可動型へ供給する印刷シート搬入手段のそれぞれを設
け、また、上記取り出し口側には、上記印刷シートイン
モールド成形品をディスク収納ケースに組立てかつ包装
する組立包装手段と、該組立包装手段と上記射出成形機
内との間を往復動して、上記射出成形機内で射出成形さ
れた印刷シートインモールド成形品を、上記組立包装手
段へ搬送する成形品搬出手段を有し、さらに、上記射出
成形機の形閉めによる印刷シートのインモールド成形時
においては、印刷シートを吸着保持する上記シート搬入
手段を印刷シート供給口近傍で待機させると共に上記成
形品搬出手段を上記取り出し口近傍に待機させ、上記射
出成形機の型開きと同時に上記成形品搬出手段を射出成
形機内へ移動して該射出成形機内で成形された印刷シー
トインモールド成形品を吸着させ、この成形品搬出手段
の射出成形機外への移動開始と同時に、印刷シート供給
口近傍で待機しているシート搬入手段を射出成形機内へ
移動して、該シート搬入手段に吸着保持されている印刷
シートを型面に吸着転移せしめた後、該シート搬入手段
が後退させ、しかる後型閉めさせる制御手段を具備せし
めてなるディスク収納ケースの製造装置であることを特
徴としている。
【0013】従って、上記ディスク収納ケースの製造方
法及び装置によれば、シート搬入手段によって射出成形
機内に搬入された多数枚それぞれの印刷シートを、その
射出成形機の型面へ吸着保持せしめることができ、これ
によって印刷シートをインモールドした多量のディスク
収納ケースの射出成形が可能となり、このため従来の手
作業によるディスク収納ケース内への印刷のシート物の
差し込み作業を省くことができる。
法及び装置によれば、シート搬入手段によって射出成形
機内に搬入された多数枚それぞれの印刷シートを、その
射出成形機の型面へ吸着保持せしめることができ、これ
によって印刷シートをインモールドした多量のディスク
収納ケースの射出成形が可能となり、このため従来の手
作業によるディスク収納ケース内への印刷のシート物の
差し込み作業を省くことができる。
【0014】また、印刷シートの射出成形機内への導入
動作と、射出成形機内で成形された印刷シートインモー
ルド成形品の導出動作を同期させることができるので、
印刷シートをインモールドしたディスク収納ケースの生
産速度を大幅に早めることができ、これにより上記ディ
スク収納ケースの生産性、製作経済性を大幅に高めるこ
とができる。
動作と、射出成形機内で成形された印刷シートインモー
ルド成形品の導出動作を同期させることができるので、
印刷シートをインモールドしたディスク収納ケースの生
産速度を大幅に早めることができ、これにより上記ディ
スク収納ケースの生産性、製作経済性を大幅に高めるこ
とができる。
【0015】また本発明の請求項3では、請求項2に加
えて、可動型に、該可動型に設けられているシート吸引
口の口縁に付着した結露を、該可動型に印刷シートを吸
着させる合間に、そのシート吸引口外方へ吹き飛ばさせ
るための圧力エア吐出手段を設けたディスク収納ケース
の製造装置であることを特徴としている。
えて、可動型に、該可動型に設けられているシート吸引
口の口縁に付着した結露を、該可動型に印刷シートを吸
着させる合間に、そのシート吸引口外方へ吹き飛ばさせ
るための圧力エア吐出手段を設けたディスク収納ケース
の製造装置であることを特徴としている。
【0016】従って、これによれば、温度差及び雰囲気
湿度等の関係で可動型のシート吸引口に結露が生じて
も、その結露を有効に排除することができ、これによっ
て結露が原因となる不良成形品の発生が防止できる。
湿度等の関係で可動型のシート吸引口に結露が生じて
も、その結露を有効に排除することができ、これによっ
て結露が原因となる不良成形品の発生が防止できる。
【0017】また本発明の請求項4では、請求項2又は
3に加えて、可動型に、印刷シートインモールド成形品
にアンダーカット部を成形するためのスライド型を備
え、さらに、該スライド型のスライド位置に接近させて
シート吸引口を配置したディスク収納ケースの製造装置
であることを特徴としている。
3に加えて、可動型に、印刷シートインモールド成形品
にアンダーカット部を成形するためのスライド型を備
え、さらに、該スライド型のスライド位置に接近させて
シート吸引口を配置したディスク収納ケースの製造装置
であることを特徴としている。
【0018】従って、これによれば、印刷シートを吸着
保持する可動型において、スライド型が移動しても、該
スライド型と印刷シートの辺縁とが干渉することを有効
に回避させることができ、このために、射出成形品にイ
ンモールドされる印刷シートが折り曲げられたり、折れ
皺を生じたりするという不良インモールド成形品の発生
が防止できる。
保持する可動型において、スライド型が移動しても、該
スライド型と印刷シートの辺縁とが干渉することを有効
に回避させることができ、このために、射出成形品にイ
ンモールドされる印刷シートが折り曲げられたり、折れ
皺を生じたりするという不良インモールド成形品の発生
が防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の図面に示すコンパ
クトディスクケース射出成形機の実施の形態に基いて詳
細に説明する。図1は装置の平面概略図、図2はその左
側面図、図3は可動型の成形面を示す正面図である。
クトディスクケース射出成形機の実施の形態に基いて詳
細に説明する。図1は装置の平面概略図、図2はその左
側面図、図3は可動型の成形面を示す正面図である。
【0020】11は、固定型12と、該固定型12に対
応する可動型13と、樹脂射出ノズル14を有している
射出成形機であって、この実施形態にあっては、固定型
12及び可動型13の成形面が垂直に起立されており、
その可動型13の成形面には、図3で示すように、上下
2段で横方向へ4列のシート吸着部15が形成されてい
る。
応する可動型13と、樹脂射出ノズル14を有している
射出成形機であって、この実施形態にあっては、固定型
12及び可動型13の成形面が垂直に起立されており、
その可動型13の成形面には、図3で示すように、上下
2段で横方向へ4列のシート吸着部15が形成されてい
る。
【0021】各シート吸着部15には、後述するシート
搬入手段により射出成形機11内へ送られてきた印刷シ
ートを空気の負圧力で吸引せしめるためのシート吸引口
16が、各シート吸着面15毎の四隅部に設けられてい
る。この各吸引口16の構成については後述する。
搬入手段により射出成形機11内へ送られてきた印刷シ
ートを空気の負圧力で吸引せしめるためのシート吸引口
16が、各シート吸着面15毎の四隅部に設けられてい
る。この各吸引口16の構成については後述する。
【0022】上記固定型12の成形面には、上記可動型
13の成形面に形成されているそれぞれのシート吸着部
に対応する上下2段かつ4列の射出成形部17が形成さ
れており、上記固定型12と可動型13とを型閉めした
後、樹脂射出ノズル14よりキャビティ内に樹脂を射出
することにより、固定型12及び可動型17の上段に形
成されているシート吸着部15及び射出成形部17によ
り、コンパクトディスク収納ケース部品である蓋体が射
出成形され、また固定型12及び可動型17の下段に形
成されているシート吸着部15及び射出成形部17によ
り、コンパクトディスク収納ケース部品である容器本体
が射出成形される。従って、この実施の形態では、4セ
ットのコンパクトディスク収納ケースをワンショットの
射出で成形することができる。なおこのコンパクトディ
スク収納ケースの成形セット数は限定されるものでな
く、固定型、可動型の大きさが許される中で、その射出
成形セット数を設定することができる。
13の成形面に形成されているそれぞれのシート吸着部
に対応する上下2段かつ4列の射出成形部17が形成さ
れており、上記固定型12と可動型13とを型閉めした
後、樹脂射出ノズル14よりキャビティ内に樹脂を射出
することにより、固定型12及び可動型17の上段に形
成されているシート吸着部15及び射出成形部17によ
り、コンパクトディスク収納ケース部品である蓋体が射
出成形され、また固定型12及び可動型17の下段に形
成されているシート吸着部15及び射出成形部17によ
り、コンパクトディスク収納ケース部品である容器本体
が射出成形される。従って、この実施の形態では、4セ
ットのコンパクトディスク収納ケースをワンショットの
射出で成形することができる。なおこのコンパクトディ
スク収納ケースの成形セット数は限定されるものでな
く、固定型、可動型の大きさが許される中で、その射出
成形セット数を設定することができる。
【0023】18は、コンパクトディスク収納ケース部
品内へインモールドすべき多数の印刷シート19を配列
保持する印刷シート配列手段であって、この印刷シート
配列手段は、上記固定型12及び可動型13に設けられ
ているシート吸着部15及び射出成形部17の配列パタ
ーンと等しい間隔で配置されている印刷シート積重ね保
持枠20を有するシート載置台21と、このシート載置
台21の上部で、上下方向及び水平方向へ移動可能に設
けられており、さらに上記の各印刷シート積重ね保持枠
20内に積重ねられている各保持枠20内毎の最上位に
ある一枚ずつの印刷シートを吸盤22で吸引し次いで引
き上げる印刷シート搬送体23と、上記シート載置台2
1と隣接されて、上記印刷シート搬送体23により運ば
れてきた各1枚ずつの印刷シート19の配列を崩さない
ようにして載置するそれぞれの印刷シート受け凹部24
を有する印刷シート受け台25とからなっている。
品内へインモールドすべき多数の印刷シート19を配列
保持する印刷シート配列手段であって、この印刷シート
配列手段は、上記固定型12及び可動型13に設けられ
ているシート吸着部15及び射出成形部17の配列パタ
ーンと等しい間隔で配置されている印刷シート積重ね保
持枠20を有するシート載置台21と、このシート載置
台21の上部で、上下方向及び水平方向へ移動可能に設
けられており、さらに上記の各印刷シート積重ね保持枠
20内に積重ねられている各保持枠20内毎の最上位に
ある一枚ずつの印刷シートを吸盤22で吸引し次いで引
き上げる印刷シート搬送体23と、上記シート載置台2
1と隣接されて、上記印刷シート搬送体23により運ば
れてきた各1枚ずつの印刷シート19の配列を崩さない
ようにして載置するそれぞれの印刷シート受け凹部24
を有する印刷シート受け台25とからなっている。
【0024】26は、上記の各印刷シート受け凹部24
内に、一枚ずつ載置されている印刷シート19のそれぞ
れを吸着し、この吸着したままで上記の射出成形機11
内へ送り込むためのシート搬入手段であって、該シート
搬入手段26は、図2で示すようにシート搬送移動板2
7と、該シート搬送移動板27の下面に、上記各印刷シ
ート受け凹部24内に載置されているそれぞれの印刷シ
ート19を吸着するための吸盤28を配設してなり、該
吸盤28の配列個数は、印刷シート受け凹部24毎に4
個宛の多数個を同一平面上に配設しており、さらにこの
シート搬送移動板27は、その水平位置を保ちながら、
印刷シート受け台25上で上下往復動すると共に、その
上動位置で水平位置から垂直位置に向きを変え、さらに
垂直位置に変向した移動台27は、図1に示すシート移
送路Aに沿って印刷シート受け台25と、射出成形機1
1の内部との間を往復移動し得るようになっている。
内に、一枚ずつ載置されている印刷シート19のそれぞ
れを吸着し、この吸着したままで上記の射出成形機11
内へ送り込むためのシート搬入手段であって、該シート
搬入手段26は、図2で示すようにシート搬送移動板2
7と、該シート搬送移動板27の下面に、上記各印刷シ
ート受け凹部24内に載置されているそれぞれの印刷シ
ート19を吸着するための吸盤28を配設してなり、該
吸盤28の配列個数は、印刷シート受け凹部24毎に4
個宛の多数個を同一平面上に配設しており、さらにこの
シート搬送移動板27は、その水平位置を保ちながら、
印刷シート受け台25上で上下往復動すると共に、その
上動位置で水平位置から垂直位置に向きを変え、さらに
垂直位置に変向した移動台27は、図1に示すシート移
送路Aに沿って印刷シート受け台25と、射出成形機1
1の内部との間を往復移動し得るようになっている。
【0025】29は、射出成形機11により射出成形さ
れた成形品(コンパクトディスク収納ケース部品)を、
その射出成形機11から取り出して、ケースの組立包装
手段30へ搬送するための成形品搬出手段であって、こ
の成形品搬出手段29は、図1で示す成形品搬送路Bに
沿って射出成形機11と組立包装手段との間を往復動す
る。
れた成形品(コンパクトディスク収納ケース部品)を、
その射出成形機11から取り出して、ケースの組立包装
手段30へ搬送するための成形品搬出手段であって、こ
の成形品搬出手段29は、図1で示す成形品搬送路Bに
沿って射出成形機11と組立包装手段との間を往復動す
る。
【0026】この成形品搬出手段29は、移動板31の
片側面に、上記可動型及び固定型により成形された印刷
シートインモールドのディスク収納ケース部品以下これ
を印刷シートインモールド成形品というの、それぞれに
対応して、型面より各印刷シートインモールド成形品を
吸着する多数個の吸盤32が配設されており、さらに、
その移動板31は、上記成形品搬出路B上を往復動する
とき、吸盤配設面が垂直を保ち、そしてその移動板31
が射出成形機11側より組立包装手段30上に到達する
と、その移動板の各吸盤32が組立包装手段30のテー
ブル33上に接近するように移動板31が90度倒さ
れ、この時吸盤32による吸引力が解放されて各印刷シ
ートインモールド成形品が組立包装段30のテーブル3
3上へ移される。
片側面に、上記可動型及び固定型により成形された印刷
シートインモールドのディスク収納ケース部品以下これ
を印刷シートインモールド成形品というの、それぞれに
対応して、型面より各印刷シートインモールド成形品を
吸着する多数個の吸盤32が配設されており、さらに、
その移動板31は、上記成形品搬出路B上を往復動する
とき、吸盤配設面が垂直を保ち、そしてその移動板31
が射出成形機11側より組立包装手段30上に到達する
と、その移動板の各吸盤32が組立包装手段30のテー
ブル33上に接近するように移動板31が90度倒さ
れ、この時吸盤32による吸引力が解放されて各印刷シ
ートインモールド成形品が組立包装段30のテーブル3
3上へ移される。
【0027】組立包装手段30上に移された印刷シート
インモールド成形品は、その組立包装手段30上で移送
されながら対の容器本体と蓋体とが組付けられ、さらに
所定のCDが収納包装されるものである。34はシート
搬入手段26及び成形品搬出手段29を、上記シート移
送路A及び成形品搬出路Bに沿って往復動せしめるため
のガイドレールを示す。
インモールド成形品は、その組立包装手段30上で移送
されながら対の容器本体と蓋体とが組付けられ、さらに
所定のCDが収納包装されるものである。34はシート
搬入手段26及び成形品搬出手段29を、上記シート移
送路A及び成形品搬出路Bに沿って往復動せしめるため
のガイドレールを示す。
【0028】次に上記可動型13の成形面に設けられて
いる印刷シート吸着部15について、図4乃至図6に基
いて説明すると、その可動型13の型面には、既に述べ
ているように、上下2段で横方向へ4列の8個所のシー
ト吸着部15が形成されているが、各シート吸着部15
は、略正方形にしてそれらシート吸着部15の四隅部に
はシート吸引口16が設けられている。
いる印刷シート吸着部15について、図4乃至図6に基
いて説明すると、その可動型13の型面には、既に述べ
ているように、上下2段で横方向へ4列の8個所のシー
ト吸着部15が形成されているが、各シート吸着部15
は、略正方形にしてそれらシート吸着部15の四隅部に
はシート吸引口16が設けられている。
【0029】それらシート吸引口16は、例えば直径3
mm程度の小径であって、それらの各シート吸引口16
は不図示のバキューム機構に通じる吸引路34に連通さ
れている。さらに各シート吸引口16の内部には、該シ
ート吸引口16の内部で、そのシート吸引口16の軸方
向へ往復動される。吸引口開閉ピン35が内装されてお
り、樹脂の射出時には、該吸引口開閉ピン35によりシ
ート吸引口16が閉塞されて、該吸引口開閉ピン35と
先端面35Aとシート吸着部15の表面15Aとが面一
となるようになっている。
mm程度の小径であって、それらの各シート吸引口16
は不図示のバキューム機構に通じる吸引路34に連通さ
れている。さらに各シート吸引口16の内部には、該シ
ート吸引口16の内部で、そのシート吸引口16の軸方
向へ往復動される。吸引口開閉ピン35が内装されてお
り、樹脂の射出時には、該吸引口開閉ピン35によりシ
ート吸引口16が閉塞されて、該吸引口開閉ピン35と
先端面35Aとシート吸着部15の表面15Aとが面一
となるようになっている。
【0030】またシート吸引口16の内周面と、吸引口
開閉ピン35の外周面との間には、0.02mm程度の
隙間(クリアランス)が生じるように吸引口開閉ピン3
5の外径を設定して、樹脂の射出成形時においてその成
形品にシート吸引口16の形状跡が生じないようにする
と共に、その吸引口開閉ピン35によるシート吸引口1
6の閉塞時であっても、シート吸着部15に位置されて
いる各印刷シートに対し若干の負圧力(吸引力)を作用
して、各印刷シートの位置決めを保持できる構造となし
ている。
開閉ピン35の外周面との間には、0.02mm程度の
隙間(クリアランス)が生じるように吸引口開閉ピン3
5の外径を設定して、樹脂の射出成形時においてその成
形品にシート吸引口16の形状跡が生じないようにする
と共に、その吸引口開閉ピン35によるシート吸引口1
6の閉塞時であっても、シート吸着部15に位置されて
いる各印刷シートに対し若干の負圧力(吸引力)を作用
して、各印刷シートの位置決めを保持できる構造となし
ている。
【0031】なお図4に示す実施の形態において示され
ている上段4個のシート吸着部15は、ディスク収納ケ
ース部品である蓋体を射出成形するためのものである。
従って、この蓋体を射出成形する当り歌詞集等の小冊子
を蓋体に添付することが要求されるときは、図15で示
した印刷シート押立爪4Cと同様のリップ36を蓋体と
一体に形成する必要がある(図11参照)。
ている上段4個のシート吸着部15は、ディスク収納ケ
ース部品である蓋体を射出成形するためのものである。
従って、この蓋体を射出成形する当り歌詞集等の小冊子
を蓋体に添付することが要求されるときは、図15で示
した印刷シート押立爪4Cと同様のリップ36を蓋体と
一体に形成する必要がある(図11参照)。
【0032】そこでこのリップ36を、射出成形時に一
体成形するには、スライド型37を設備することが必要
となり、図4においては、各スライド型37の配置を示
し、図12イ、ロではその動作説明を行なう説明図であ
るが、スライド型37を用いてリップ36を蓋体と一体
に射出成形することは、従来周知であることからこのス
ライド型37及びリップ成形手順についての詳細説明は
省略する。
体成形するには、スライド型37を設備することが必要
となり、図4においては、各スライド型37の配置を示
し、図12イ、ロではその動作説明を行なう説明図であ
るが、スライド型37を用いてリップ36を蓋体と一体
に射出成形することは、従来周知であることからこのス
ライド型37及びリップ成形手順についての詳細説明は
省略する。
【0033】次に上記説明のディスク収納ケース製造装
置を用いるディスク収納ケースの製造について説明す
る。なお本実施の形態では、コンパクトディスク収納ケ
ースを製造することについて説明するが、本発明は、コ
ンパクトディスク収納ケースのみならず、DVD、FD
等の収納ケースも同様にして射出成形することが可能で
ある。
置を用いるディスク収納ケースの製造について説明す
る。なお本実施の形態では、コンパクトディスク収納ケ
ースを製造することについて説明するが、本発明は、コ
ンパクトディスク収納ケースのみならず、DVD、FD
等の収納ケースも同様にして射出成形することが可能で
ある。
【0034】先ずは、ディスク収納ケースの内部にイン
モールドすべき多数枚の印刷シート19を用意しかつ種
別毎に区分して、8区分されているそれぞれの印刷シー
ト積重ね保持枠20内に積重ねておく。この実施の形態
では、8区分されている各印刷シート積重保持枠20の
全てに印刷シート19を積重ねて、射出成形される容器
本体及び蓋体の双方に印刷シートをインモールドするこ
とにしているが、これに限られるものではなく、例えば
蓋体のみに印刷シートをインモールドに容器本体にはイ
ンモールドしない場合には、図1において上段列、図2
において左列の印刷シート積重ね保持枠20内のみに印
刷シート19を積重ねておき、他の印刷シート積重ね保
持枠20は空にしておけばよい。また印刷シート19
は、成形後に熱収縮及び変色を生じない素材及び着色剤
を選定し、厚さは約100〜200μmのものが望まし
い。
モールドすべき多数枚の印刷シート19を用意しかつ種
別毎に区分して、8区分されているそれぞれの印刷シー
ト積重ね保持枠20内に積重ねておく。この実施の形態
では、8区分されている各印刷シート積重保持枠20の
全てに印刷シート19を積重ねて、射出成形される容器
本体及び蓋体の双方に印刷シートをインモールドするこ
とにしているが、これに限られるものではなく、例えば
蓋体のみに印刷シートをインモールドに容器本体にはイ
ンモールドしない場合には、図1において上段列、図2
において左列の印刷シート積重ね保持枠20内のみに印
刷シート19を積重ねておき、他の印刷シート積重ね保
持枠20は空にしておけばよい。また印刷シート19
は、成形後に熱収縮及び変色を生じない素材及び着色剤
を選定し、厚さは約100〜200μmのものが望まし
い。
【0035】そこで図2において、印刷シート積重ね保
持枠20上に位置されている印刷シート搬送体23を降
下させて、その印刷シート搬送体23に設けられている
各吸盤22を、各印刷シート積重ね保持枠20内の最上
位の印刷シート19に接圧させ、不図示のバキューム装
置による負圧力で、一枚ずつの印刷シートを吸盤に吸着
させる。本実施の形態では、8枚の印刷シートの四隅
を、8x4=32個の吸盤で吸着する。
持枠20上に位置されている印刷シート搬送体23を降
下させて、その印刷シート搬送体23に設けられている
各吸盤22を、各印刷シート積重ね保持枠20内の最上
位の印刷シート19に接圧させ、不図示のバキューム装
置による負圧力で、一枚ずつの印刷シートを吸盤に吸着
させる。本実施の形態では、8枚の印刷シートの四隅
を、8x4=32個の吸盤で吸着する。
【0036】印刷シート19を吸着した印刷シート搬送
体23は、上昇した後、印刷シート受台25上に降下
し、吸盤22により吸着されていた各印刷シート19の
一枚ずつが、印刷シート受け台25上の各印刷シート受
け凹部24内に落され、従って8個の各印刷シート受け
凹部24内には、一枚ずつの印刷シート19が収納待機
される。
体23は、上昇した後、印刷シート受台25上に降下
し、吸盤22により吸着されていた各印刷シート19の
一枚ずつが、印刷シート受け台25上の各印刷シート受
け凹部24内に落され、従って8個の各印刷シート受け
凹部24内には、一枚ずつの印刷シート19が収納待機
される。
【0037】印刷シート19をシート載置台21上から
印刷シート受け台25上へ運んできた印刷シート搬送体
23は、シート載置台21方向へ戻り、再度シート載置
台21上の印刷シート19を吸着する。
印刷シート受け台25上へ運んできた印刷シート搬送体
23は、シート載置台21方向へ戻り、再度シート載置
台21上の印刷シート19を吸着する。
【0038】そこでシート搬送移動板27が降下し、こ
のシート搬送移動板27の下面に設けられている各吸盤
28に、印刷シート受け台25の各印刷シート受け凹部
24内に収められているそれぞれの印刷シートが吸着さ
れ、シート搬送移動板27の上昇に伴ない、吸盤28に
吸着されている印刷シートは引き上げられる。
のシート搬送移動板27の下面に設けられている各吸盤
28に、印刷シート受け台25の各印刷シート受け凹部
24内に収められているそれぞれの印刷シートが吸着さ
れ、シート搬送移動板27の上昇に伴ない、吸盤28に
吸着されている印刷シートは引き上げられる。
【0039】このシート搬送移動板27が半ば上昇する
と、該シート搬送移動板27は印刷シートを吸着保持し
たまま、水平状態から垂直状態となり、この垂直状態の
ままで、図1に示すシート移送路Aに沿って射出成形機
11の印刷シート供給口11A方向へ移動し、射出成形
機11の印刷シート供給口11Aの近 位置で一旦待機
する。
と、該シート搬送移動板27は印刷シートを吸着保持し
たまま、水平状態から垂直状態となり、この垂直状態の
ままで、図1に示すシート移送路Aに沿って射出成形機
11の印刷シート供給口11A方向へ移動し、射出成形
機11の印刷シート供給口11Aの近 位置で一旦待機
する。
【0040】そこで射出成形機11の固定型12と可動
型13による先行の射出成形が路立て型開きすると、成
形品搬出手29が、成形品搬出路Bに沿って成形品搬出
口11Bより射出成形機11内に移動し、その移動板3
1に保持されている各吸盤32が可動型13の各成形面
と対向する。これに次いで移動板31が可動板13と接
近する方向へ移動し、可動板13の各シート吸着部15
で、印刷シート19をインモールド成形しているそれぞ
れの印刷シートインモールド成形品38を移動板31の
各吸盤32に吸着させた後、その移動板31を有する成
形品搬出手段29を、印刷シートインモールド成形品3
8と共に成形品搬出路Bに沿って、後退、つまり組立包
装手段30方向へ移動する。
型13による先行の射出成形が路立て型開きすると、成
形品搬出手29が、成形品搬出路Bに沿って成形品搬出
口11Bより射出成形機11内に移動し、その移動板3
1に保持されている各吸盤32が可動型13の各成形面
と対向する。これに次いで移動板31が可動板13と接
近する方向へ移動し、可動板13の各シート吸着部15
で、印刷シート19をインモールド成形しているそれぞ
れの印刷シートインモールド成形品38を移動板31の
各吸盤32に吸着させた後、その移動板31を有する成
形品搬出手段29を、印刷シートインモールド成形品3
8と共に成形品搬出路Bに沿って、後退、つまり組立包
装手段30方向へ移動する。
【0041】この成形品搬出手段29の後退動作と同時
に、射出成形機11の印刷シート供給口11A近傍で待
機している上記のシート搬入手段26を、印刷シート供
給口11Aより射出成形機11内へ移動し、そのシート
搬入手段26の吸盤に吸着保持されている各印刷シート
19を可動型13の各シート吸着部15と対向位置させ
る。
に、射出成形機11の印刷シート供給口11A近傍で待
機している上記のシート搬入手段26を、印刷シート供
給口11Aより射出成形機11内へ移動し、そのシート
搬入手段26の吸盤に吸着保持されている各印刷シート
19を可動型13の各シート吸着部15と対向位置させ
る。
【0042】次いで印刷シート19を吸着している吸盤
28は、印刷シート19と共に可動型13のシート吸着
部15方向へ移動し、各印刷シート19が各シート吸着
部15に接近すると、各シート吸着部15の四隅部に形
成されているシート吸引口16は、図7で示すように吸
引口開閉ピン35の後退動作により吸引路34と連通し
て、シート吸引口16が負圧となるために印刷シート1
9は、シート吸着部15の所定位置で位置ずれすること
なく吸着保持される(図7参照)。
28は、印刷シート19と共に可動型13のシート吸着
部15方向へ移動し、各印刷シート19が各シート吸着
部15に接近すると、各シート吸着部15の四隅部に形
成されているシート吸引口16は、図7で示すように吸
引口開閉ピン35の後退動作により吸引路34と連通し
て、シート吸引口16が負圧となるために印刷シート1
9は、シート吸着部15の所定位置で位置ずれすること
なく吸着保持される(図7参照)。
【0043】かくして各印刷シート19が各シート吸着
部15に吸着されると、その各印刷シート19を運んで
きたシート搬入手段26は復元し、次にインモールドす
べき印刷シート19を吸着する動作を繰返すことになる
が、そのシート搬入手段26が復元した直後に可動型1
3と固定型12との型閉めがなされて、樹脂射出ノズル
14からの樹脂射出がなされ、上記印刷シート19をイ
ンモールドした成形品38が形成される(図8参照)。
部15に吸着されると、その各印刷シート19を運んで
きたシート搬入手段26は復元し、次にインモールドす
べき印刷シート19を吸着する動作を繰返すことになる
が、そのシート搬入手段26が復元した直後に可動型1
3と固定型12との型閉めがなされて、樹脂射出ノズル
14からの樹脂射出がなされ、上記印刷シート19をイ
ンモールドした成形品38が形成される(図8参照)。
【0044】かくして印刷シートインモールド成形品3
8が成形されると、可動型13が型開きし、この型開き
と同時に、成形品搬出手段29が、成形品搬出路Bに沿
って射出成形機11内へ移動し、この成形品搬出路Bに
配列されているそれぞれの吸盤32が印刷シートインモ
ールド成形品38に当接し、それらの成形品38の吸引
が開始される。
8が成形されると、可動型13が型開きし、この型開き
と同時に、成形品搬出手段29が、成形品搬出路Bに沿
って射出成形機11内へ移動し、この成形品搬出路Bに
配列されているそれぞれの吸盤32が印刷シートインモ
ールド成形品38に当接し、それらの成形品38の吸引
が開始される。
【0045】この吸盤32による印刷シートインモール
ド成形品38の吸引と同時に、可動型13内の吸引口開
閉ピン35が、シート吸引口16を開口する方向へ後退
すると共にそのシート吸引口16には、吸引路34から
圧送されてきたエア圧が作用し、このエア圧力により固
定型12に付着していた印刷シートインモールド成形品
38が上記吸盤32へ吸着される(図9参照)。
ド成形品38の吸引と同時に、可動型13内の吸引口開
閉ピン35が、シート吸引口16を開口する方向へ後退
すると共にそのシート吸引口16には、吸引路34から
圧送されてきたエア圧が作用し、このエア圧力により固
定型12に付着していた印刷シートインモールド成形品
38が上記吸盤32へ吸着される(図9参照)。
【0046】このようにして、各印刷シートインモール
ド成形品38を吸着保持した成形品搬送手段29は成形
品搬出路B沿って組立包装手段30方向へ前進させる
が、この成形品搬送手段29の前進と同時に、射出成形
機11の印刷シート供給口11A近傍で、印刷シート1
9を吸着保持して待機してたシート搬入手段26がシー
ト移送路Aに沿って射出成形機11内へ移動し、以後上
記動作を繰返えすものである。
ド成形品38を吸着保持した成形品搬送手段29は成形
品搬出路B沿って組立包装手段30方向へ前進させる
が、この成形品搬送手段29の前進と同時に、射出成形
機11の印刷シート供給口11A近傍で、印刷シート1
9を吸着保持して待機してたシート搬入手段26がシー
ト移送路Aに沿って射出成形機11内へ移動し、以後上
記動作を繰返えすものである。
【0047】また組立包装手段30のテーブル33上に
達した成形品搬送手段29の移動板31は、垂直状態か
ら水平状態に倒され、その移動板31に吸盤32を介し
て吸着されていた各印刷シートインモールド成形品は、
組立包装手段30のテーブル33上に落された以後、こ
の組立包装手段30による組付け、ディスクの収納及び
包装が順次なされて製品(商品)となる。
達した成形品搬送手段29の移動板31は、垂直状態か
ら水平状態に倒され、その移動板31に吸盤32を介し
て吸着されていた各印刷シートインモールド成形品は、
組立包装手段30のテーブル33上に落された以後、こ
の組立包装手段30による組付け、ディスクの収納及び
包装が順次なされて製品(商品)となる。
【0048】上記射出成形機11の固定型12及び可動
型13においては、強力な冷却がなされているために雰
囲気湿度が高くなると、例えば図10で示すように、シ
ート吸引口16の口縁に結露39が生じる恐れがあるの
で、この結露39を除去する対策として、上記シート吸
引口16に通じる圧力エア吐出手段(図示せず)を設け
て、そのシート吸引口16へ印刷シートを吸着させる合
間に、上記シート吸引口16から可動型外部へ向けて圧
力エアを吐出させその圧力エアで結露39を吐き飛ばす
ようにする。
型13においては、強力な冷却がなされているために雰
囲気湿度が高くなると、例えば図10で示すように、シ
ート吸引口16の口縁に結露39が生じる恐れがあるの
で、この結露39を除去する対策として、上記シート吸
引口16に通じる圧力エア吐出手段(図示せず)を設け
て、そのシート吸引口16へ印刷シートを吸着させる合
間に、上記シート吸引口16から可動型外部へ向けて圧
力エアを吐出させその圧力エアで結露39を吐き飛ばす
ようにする。
【0049】また、上記した蓋体に図11で示す如き、
小冊子係止用のリップ36を一体成形するためには、ス
ライド型37の設備が必要となるが、このスライド型3
7を設けた場合に、そのスライド型37の摺動時に、既
に可動型13に吸着保持されている印刷シート19の辺
縁と干渉に該辺縁を折り曲げてしまう、又は折り曲げ皺
を生ぜしめてしまう等の不具体が生じるので、このスラ
イド型37と印刷シート19との干渉を防ぐ必要があ
る。
小冊子係止用のリップ36を一体成形するためには、ス
ライド型37の設備が必要となるが、このスライド型3
7を設けた場合に、そのスライド型37の摺動時に、既
に可動型13に吸着保持されている印刷シート19の辺
縁と干渉に該辺縁を折り曲げてしまう、又は折り曲げ皺
を生ぜしめてしまう等の不具体が生じるので、このスラ
イド型37と印刷シート19との干渉を防ぐ必要があ
る。
【0050】本実施例では、図11、及び図12で示す
ように、可動型13において設けるシート吸引口16の
開口位置を、スライド型37の設備位置近傍に設けたも
のである。このようにスライド型37の設備位置と、シ
ート吸引口16の開口位置を接近させることにより、そ
の吸引口16に作用する負圧力で印刷シート19を吸着
するとき、その印刷シート19の吸引口対応位置が、僅
かであるがその吸引口16の内部へ吸引される湾曲(歪
み)が生じ、このために、印刷シート19の辺縁が可動
型13の型面より若干浮上がるので、この印刷シートの
浮上りによりスライド型37と印刷シート19の辺縁と
の干渉が未然に防止できるものである。
ように、可動型13において設けるシート吸引口16の
開口位置を、スライド型37の設備位置近傍に設けたも
のである。このようにスライド型37の設備位置と、シ
ート吸引口16の開口位置を接近させることにより、そ
の吸引口16に作用する負圧力で印刷シート19を吸着
するとき、その印刷シート19の吸引口対応位置が、僅
かであるがその吸引口16の内部へ吸引される湾曲(歪
み)が生じ、このために、印刷シート19の辺縁が可動
型13の型面より若干浮上がるので、この印刷シートの
浮上りによりスライド型37と印刷シート19の辺縁と
の干渉が未然に防止できるものである。
【0051】また上記引刷シート19のインモールド
は、例えばディスク収納ケースを構成する蓋体の内面又
は容器本体の内面のいずれか一方又は双方、又は蓋体の
外面又は容器本体の外面のいずれか一方又は双方に施す
ことができるが、この印刷シート19の上記容器本体及
び/又は蓋体へのインモールド位置は、例えば図13で
示すように、容器本体及び/又は蓋体の平面部分のみに
インモールドするようにしてもよく、また図14で示す
ように、容器本体及び/又は蓋体の平面部分から側面部
にかけてインモールドさせることもできる。この場合、
その側面部における印刷シート19の折り曲げ部19A
の位置決めのため、その折り曲げ部19Aの位置決め手
段(吸着手段)を設備することも考慮する。
は、例えばディスク収納ケースを構成する蓋体の内面又
は容器本体の内面のいずれか一方又は双方、又は蓋体の
外面又は容器本体の外面のいずれか一方又は双方に施す
ことができるが、この印刷シート19の上記容器本体及
び/又は蓋体へのインモールド位置は、例えば図13で
示すように、容器本体及び/又は蓋体の平面部分のみに
インモールドするようにしてもよく、また図14で示す
ように、容器本体及び/又は蓋体の平面部分から側面部
にかけてインモールドさせることもできる。この場合、
その側面部における印刷シート19の折り曲げ部19A
の位置決めのため、その折り曲げ部19Aの位置決め手
段(吸着手段)を設備することも考慮する。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1及
び請求項2に記載のディスク収納ケースの製造方法及び
装置によれば、印刷シートをインモールドしたディスク
収納ケースの射出成形が可能となり、このため、従来の
手作業によりディスク収納ケース内への印刷シートの手
作業による差し込み作業を省くことができる。また印刷
シートの射出成形機内への導入動作と射出成形機内で成
形された印刷シートインモールド成形品の導出動作と同
期させることができるので、印刷シートをインモールド
したディスク収納ケースの生産性と製作経済性が大幅に
高められる。
び請求項2に記載のディスク収納ケースの製造方法及び
装置によれば、印刷シートをインモールドしたディスク
収納ケースの射出成形が可能となり、このため、従来の
手作業によりディスク収納ケース内への印刷シートの手
作業による差し込み作業を省くことができる。また印刷
シートの射出成形機内への導入動作と射出成形機内で成
形された印刷シートインモールド成形品の導出動作と同
期させることができるので、印刷シートをインモールド
したディスク収納ケースの生産性と製作経済性が大幅に
高められる。
【0053】また本発明の請求項3に記載されるディス
ク収納ケースの製造装置によれば、射出成形機の内部に
発生する結露によって成形品の品質が劣化されることが
なく成形品の品質向上に有効である。
ク収納ケースの製造装置によれば、射出成形機の内部に
発生する結露によって成形品の品質が劣化されることが
なく成形品の品質向上に有効である。
【0054】また本発明の請求項4では、可動型に吸着
保持されている印刷シートが、スライド動作するスライ
ド型と干渉されることがなく、このために印刷シートの
インモールドに不良を生じることがなく品質良好な印刷
シートインモールド成形品を量産することができる。
保持されている印刷シートが、スライド動作するスライ
ド型と干渉されることがなく、このために印刷シートの
インモールドに不良を生じることがなく品質良好な印刷
シートインモールド成形品を量産することができる。
【図1】本発明よりなるディスク収納ケース製造装置の
概略平面図である。
概略平面図である。
【図2】本発明よりなるディスク収納ケース製造装置の
概略側面図である。
概略側面図である。
【図3】本発明よりなるディスク収納ケース製造装置の
要部概略正面図である。
要部概略正面図である。
【図4】本発明よりなる収納ケース製造装置の可動型型
面を示す正面図である。
面を示す正面図である。
【図5】可動型型面の単位当たりの型面を示す正面図で
ある。
ある。
【図6】可動型に形成されているシート吸引口の断面説
明図である。
明図である。
【図7】可動型に形成されているシート吸引口のシート
吸引時の説明図である。
吸引時の説明図である。
【図8】印刷シートのインモールド成形時のシート吸引
口の動作説明図である。
口の動作説明図である。
【図9】印刷シートインモールド成形直後のシート吸引
口の動作説明図である。
口の動作説明図である。
【図10】可動型に形成されているシート吸引口に結露
が生じた場合の説明図であるであって、(イ)は結露付
着図である、(ロ)は結露を吹き飛ばしている説明図で
ある。
が生じた場合の説明図であるであって、(イ)は結露付
着図である、(ロ)は結露を吹き飛ばしている説明図で
ある。
【図11】印刷シートインモールド成形品に設けるリッ
プとシート吸引口との位置関係を示した説明図である。
プとシート吸引口との位置関係を示した説明図である。
【図12】本発明による装置のスライド型とシート吸引
用の吸着させた印刷シートとの位置関係を示し、(イ)
はスライド型のスライド時、(ロ)はスライド型を可動
型内にセットしインモールド成形時を示す説明図であ
る。
用の吸着させた印刷シートとの位置関係を示し、(イ)
はスライド型のスライド時、(ロ)はスライド型を可動
型内にセットしインモールド成形時を示す説明図であ
る。
【図13】本発明のシートインモールド成形に使用され
る印刷シートのセット時を示す説明図である。
る印刷シートのセット時を示す説明図である。
【図14】本発明によるシートインモールド成形に使用
される印刷シートの他の実施例を示し、(イ)はその印
刷シートの吸着セット時、(ロ)はそのインモールド成
形時を示す説明図である。
される印刷シートの他の実施例を示し、(イ)はその印
刷シートの吸着セット時、(ロ)はそのインモールド成
形時を示す説明図である。
【図15】従来のCD収納ケースの構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 11 射出成形機 12 固定型 13 可動型 14 樹脂射出ノズル 15 シート吸着部 16 シート吸引口 17 射出成形部 18 印刷シート配列手
段 19 印刷シート 20 印刷シート積重ね
保持枠 21 シート載置台 22 吸盤 23 印刷シート搬送体 24 印刷シート受け凹
部 25 印刷シート受け台 26 シート搬入手段 27 シート搬送移動板 28 吸盤 29 成形品搬出手段 30 組立包装手段 31 移動板 32 吸盤 33 テーブル 34 吸引路 35 吸引口開閉ピン 36 リップ 37 スライド型 38 印刷シートインモ
ールド成形品 39 結露
段 19 印刷シート 20 印刷シート積重ね
保持枠 21 シート載置台 22 吸盤 23 印刷シート搬送体 24 印刷シート受け凹
部 25 印刷シート受け台 26 シート搬入手段 27 シート搬送移動板 28 吸盤 29 成形品搬出手段 30 組立包装手段 31 移動板 32 吸盤 33 テーブル 34 吸引路 35 吸引口開閉ピン 36 リップ 37 スライド型 38 印刷シートインモ
ールド成形品 39 結露
フロントページの続き (72)発明者 本多 衛 岐阜県恵那市武並町新竹折85番地 東山フ ィルム株式会社内 Fターム(参考) 3E036 AA05 BA01 CA02 FA01 FB01 4F202 AD09 AD35 AH38 CA11 CB01 CB19 CB20 CK06 CM21 CQ01 CQ05 4F206 AD09 AD35 AH38 JA07 JB19 JB20 JF05 JL02 JN25 JN32 JQ81 JQ83 JT06 JW00
Claims (4)
- 【請求項1】固定型と、該固定型に対応する可動型を有
する射出成形機を用いて、ディスク収納ケースを製造す
る方法において、所定の形状に裁断されている必要多数
枚の印刷シートを順次射出成形機内へ搬入するシート移
送路と、射出成形機により射出成形された成形品を射出
成形機外へ搬出する成形品搬出路を設け、上記固形型と
可動型による上記印刷シートのインモールド射出成形時
においては、次にインサートすべき多数枚の印刷シート
を整列状態で吸着保持せしめたシート搬入手段を、上記
シート搬入径路上の射出成形機近傍位置で待機させると
共に、射出成形機により射出成形された印刷シートイン
モールド成形品を機外へ搬出する成形品搬出手段を、上
記ケース搬出路上の射出成形機近傍位置で待機させてお
き、上記印刷シートインモールド成形品の射出成形後の
型開きと同時に、上記成形品搬出手段を、上記成形品搬
出路に沿って射出成形機内へ前進させて、射出成形され
た印刷シートインモールド成形品を成形品搬出手段に吸
着保持せしめた後、該成形品搬出手段を射出成形品と共
に射出成形機外へ後退させ、該成形品搬出手段の後退動
作と同期させて、上記射出成形機近傍位置で待機されて
いるシート搬入手段を、上記シート移送路に沿って射出
成形機内へ前進させ、該シート搬入手段に吸着保持され
ているそれぞれの印刷シートを、可動型へ吸着転移させ
た後、該シート搬入手段をシート移送路に沿って射出成
形機外へ後退させて予め配列用意されているそれぞれの
印刷シートを再度吸着保持させた後、上記シート搬入手
段の待機位置で再度待機させ、また、上記射出成形品と
共に射出成形機外へ後退された成形品搬出手段は、射出
成形機外で成形品を放出した後、上記成形品搬出手段の
待機位置で再度待機させる移効サイクルを繰返えし行な
うことを特徴とするディスク収納ケースの製造方法。 - 【請求項2】固定型と、該固定型に対応する可動型を有
する射出成形機に、上記可動型へ印刷シートをインサー
トするに要する印刷シート供給口と、射出成形機内で射
出成形された印刷シートインモールド成形品を機外へ取
り出すための取り出し口をそれぞれ設け、上記印刷シー
ト供給口側には、所定の形状に裁断されている多数板の
印刷シートを整列状態で配列する印刷シート配列手段
と、該印刷シート配列手段と上記射出成形機内との間を
往復動して、上記印刷シート配列手段上の各印刷シート
をその整列状態を維持して可動型へ供給する印刷シート
搬入手段のそれぞれを設け、また上記取り出し口側に
は、上記印刷シートインモールド成形品をディスク収納
ケースに組立てかつ包装する組立包装手段と、該組立包
装手段と上記射出成形機内との間を往復動して、上記射
出成形機内で射出形成された印刷シートインモールド成
形品を、上記組立包装手段へ搬送する成形品搬出手段を
有し、さらに上記射出成形機の型閉めによる印刷シート
のインモールド成形時においては、印刷シートを吸着保
持する上記シート搬入手段を印刷シート供給口近傍で待
機させると共に上記成形品搬出手段を上記取り出し口近
傍に待機させ、上記射出成形機の型開きと同時に上記成
形品搬出手段を射出成形機内へ移動して該射出成形機内
で成形された印刷シートインモールド成形品を吸着さ
せ、この成形品搬出手段の射出成形機外への移動開始と
同時に、印刷シート供給口迄傍で待機しているシート搬
入手段を射出成形機内へ移動して、該シート搬入手段に
吸着保持されている印刷シートを型面に吸着転移せしめ
た後、該シート搬入手段を後退させ、しかる後型閉めさ
せる制御手段を具備せしめてなることを特徴とするディ
スク収納ケースの製造装置。 - 【請求項3】可動型に、該可動型に設けられているシー
ト吸引口の口縁に付着した結露を、該可動型に印刷シー
トを吸着させる合間に、そのシート吸引口外方へ吹き飛
ばさせるための圧力エア吐出手段を設けたことを特徴と
する、請求項2に記載のディスク収納ケースの製造装
置。 - 【請求項4】可動型に、印刷シートインモールド成形品
にアンダーカット部を成形するためのスライド型を備
え、さらに、該スライド型のスライド位置に接近させて
シート吸引口を配置したことを特徴とする請求項2又は
3に記載のディスク収納ケースの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365478A JP2002166442A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365478A JP2002166442A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002166442A true JP2002166442A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18836242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000365478A Withdrawn JP2002166442A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002166442A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1914059A2 (en) * | 2006-10-20 | 2008-04-23 | Petrus Antonius Johannes Alberts | Method, device and unit for positioning labels |
EP2133188A1 (en) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Injection molding apparatus and injection molding method |
KR101027597B1 (ko) | 2003-08-07 | 2011-04-06 | 가부시기가이샤스타아세이끼 | 인서트성형용 금형내에 장착하는 시트 공급방법 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000365478A patent/JP2002166442A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101027597B1 (ko) | 2003-08-07 | 2011-04-06 | 가부시기가이샤스타아세이끼 | 인서트성형용 금형내에 장착하는 시트 공급방법 |
EP1914059A2 (en) * | 2006-10-20 | 2008-04-23 | Petrus Antonius Johannes Alberts | Method, device and unit for positioning labels |
EP1914059A3 (en) * | 2006-10-20 | 2009-02-25 | Petrus Antonius Johannes Alberts | Method, device and unit for positioning labels |
EP2133188A1 (en) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Injection molding apparatus and injection molding method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2516480C (en) | Platen mounted post mold cooling apparatus | |
EP0103712B1 (en) | Two-material injection molding method | |
EP1745911B1 (en) | Method and apparatus for supplying label to pseudo-core in in-mold labeling system | |
US4976603A (en) | Pivoting workpiece removal device | |
JP2006504557A (ja) | 射出成形機用のサイド・シャットル装置及び方法 | |
US4983348A (en) | In-mold labeling of injection blow molded products | |
JPS6325012A (ja) | 成形プラスチック製品の製造方法および装置 | |
US20110012292A1 (en) | Method and device for the high-speed production of plastic material bodies having an outer surface provided with a label | |
EP0212994A2 (en) | Method and apparatus for packaging semiconductor device and the like | |
EP0352385A1 (en) | Method for applying labels to blow molded articles | |
JP2002166442A (ja) | ディスク収納ケースの製造方法及びその製造装置 | |
WO2014194414A1 (en) | Injection molding of articles with incorporated inserts | |
JP2010162763A (ja) | インモールドラベル容器の製造方法及びその製造装置 | |
JPH04296520A (ja) | 複合射出成形方法 | |
JPH10503726A (ja) | ブランクが組み込まれた成形プラスチック製品の製造 | |
JP3749236B2 (ja) | インサート射出成形品の製造方法、及びその装置 | |
JP3149317B2 (ja) | 自動搬出入インサート成形機 | |
CN113365794A (zh) | 用于模内贴标的系统和方法 | |
JPH09164555A (ja) | 射出成形品組立方法及び装置 | |
JP2000102947A (ja) | インサート成形品の製造装置とインサート成形品の製造方法 | |
JP3530100B2 (ja) | 射出成形品取出装置及び射出成形品の取出方法 | |
JP2003117948A (ja) | 射出成形機及び成形方法 | |
JP2000271954A (ja) | 回転式プラスチック成形機の金型保持機構 | |
JP2678501B2 (ja) | 発泡成形体の取り出し方法と取り出し装置付き発泡成形機 | |
JPH1029295A (ja) | 射出成形品の内面転写方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050912 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |