JP2678501B2 - 発泡成形体の取り出し方法と取り出し装置付き発泡成形機 - Google Patents

発泡成形体の取り出し方法と取り出し装置付き発泡成形機

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JP2678501B2 JP1221000A JP22100089A JP2678501B2 JP 2678501 B2 JP2678501 B2 JP 2678501B2 JP 1221000 A JP1221000 A JP 1221000A JP 22100089 A JP22100089 A JP 22100089A JP 2678501 B2 JP2678501 B2 JP 2678501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、発泡成形体を上部停止位置で金型から自動
的に取り出し、下部水平停止位置で排出した時の荷姿そ
のままで移載・包装などの次工程に位相する事が出来る
発泡成形体の取り出し方法と前記方法を実施する取り出
し整列装置を備えた成形機に関する。
(従来の技術) 発泡スチロール成形機の外側に位置し、先端に真空吸
着盤などが装着された取り出し部材を型開きした金型の
型開き空間の内側に挿入して型窩から発泡成形体を真空
吸着方式で取り出す取り出し装置が提案されていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、従来提案されている事例においては、いずれ
の場合においても下記のような問題点があった。
型開き空間内に出入りする取り出し部材をガイドする
取り出し装置の強度が十分でないので、型窩の位置に正
確に真空吸着盤を装備した取り出し部材を近付ける場
合、精度の点で問題点があり、取り出しミスを伴う事が
あった。
多品種少量生産の現代にあっては、頻繁に交換される
金型に対して取り出し部材の配置変更を金型の交換後、
内側段取りで行わねばならず、全体の作業効率の点で問
題が大きかった。
そこで、前記真空吸着方式の代替として提案されたの
が特公平5−35671号の取り出し装置であるが、このも
のは発泡成形体を取り出す授受パネルが垂直にのみ移動
して取り出した発泡成形体を水平に整列させて行くもの
であったため、次工程に入る前に整列した発泡成形体全
体を90゜反転させて積み上げ状態にする必要があった。
従って発泡成形体の水平整列体を垂直積み上げ体に反転
するために新たに反転装置が必要となり、設備コストの
上昇や設備スペースが必要となるという問題もあった。
(発明の目的) 本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は発泡成形体を反転させたりせ
ず、取り出した時の荷姿そのままで移載・包装などの次
工程に発泡成形体を移送することの出来る取り出し整列
装置を備えた成形機とその発泡成形体の取り出し方法を
提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、請求項1にお
いて(第1図参照)、 横型発泡成形機(A)の金型(6)(7)を型開きし
た後、 金型(6)からエジェクトされた発泡成形体(10)を
型開き空間内で受け取り、 金型位置から積み上げ・整列位置まで曲成したガイド
レール(G)に沿って発泡成形体(10)を型開き空間外
に移動させると共に水平方向に方向転換させ、 しかる後取り出した発泡成形体(10)を積み上げ、整
列させる。
という技術的手段を採用しており、 請求項2は、請求項1の取り出し方法を実施するため
の機構で、 金型(6)(7)の型開き空間の側方にガイドレール
(G)を立設すると共に該ガイドレール(G)の下部
(15)を湾曲させて水平方向に延伸させ、 前記ガイドレール(G)に沿って移動する発泡成形体
受け渡し用の授受パネル(19)をガイドレール(G)に
配設し、 金型(6)のキャビティに合わせて授受パネル(19)
に発泡成形体嵌合用通孔(19a)を穿孔し、 授受パネル(19)を移動させるための昇降駆動装置
(C)を設け、 上部停止位置にて発泡成形体(10)をエジェクトし、
かつ、エジェクトした発泡成形体(10)を授受パネル
(19)の発泡成形体嵌合用通孔(19a)に嵌入するため
のエジェクトピン(9)を製品側金型(6)に設け、 下部停止位置において発泡成形体嵌合用通孔(19a)
に嵌入された発泡成形体(10)を押し出て積み上げ整列
させるための取り出し整列装置(B)を発泡成形機
(A)に設ける。;という技術的手段を採用しており、 請求項3は、請求項2の授受枠(18)に移動シリンダ
(35)を介して装着した授受パネル(19)部分の構造に
関し、 請求項2に記載の取り出し装置(B)付き発泡成形機
(A)において、 授受パネル(19)が該パネル(19)とは別体の授受枠
(18)に保持されると共に、該授受枠(18)が前記ガイ
ドレール(G)に沿って移動するように構成し、上記授
受枠(18)が上部停止位置に位置した時、授受パネル
(19)を製品側金型(6)に対して近接・離間させるた
めの移動シリンダ(35)を授受枠(18)に設置し、製品
側金型(6)に近接した時にエジェクトされた発泡成形
体(10)を受け取るための授受パネル(19)を前記移動
シリンダ(35)に取着する。
;という技術手段を採用している。
(作用) 発泡成形機(A)の金型(6)(7)を型開きする。
昇降駆動装置(C)を作動させてガイドレール(G)
に沿って授受パネル(19)を上昇させ、金型(6)
(7)間に挿入する。
授受枠(18)が上部停止位置で停止すると移動シリン
ダ(35)を作動させて授受パネル(19)を製品側金型
(6)に向かって突き出す。
次に発泡成形体(10)をエジェクトして製品側金型
(6)から取り出す。
取り出した発泡成形体(10)を授受パネル(19)の発
泡成形体嵌合用通孔(19a)に嵌入して受け取りを完了
する。
受け取り完了後、移動シリンダ(35)を戻して発泡成
形体(10)と共に授受パネル(19)を製品側金型(6)
から離間させる。
昇降駆動装置(C)を逆方向に作動させて授受パネル
(19)を下降させ、水平方向に湾曲して且つ延伸してい
るガイドレール(G)の下部(15)にて授受パネル(1
9)を方向転換させて水平状態にし、下部停止位置であ
る型開き空間外の取り出し位置まで移動させる。
最後に、下部停止位置にて発泡成形体嵌合用通孔(19
a)に嵌入された発泡成形体(10)を取り出し整列位置
(B)にて押し出して積み上げ整列させ、そのままの荷
姿で次工程に搬送する。積み上げ方法は後述するよう
に、第1図のように2対の発泡成形体(10)を二列で積
み上げる場合と、授受パネル(19)を移動させて1対の
発泡成形体(10)を一列で積み上げる場合とがある。
(実施例) 以下、本発明を図示実施例に従って説明する。発泡成
形機(A)は機台(1)上に固設された固定ダイプレー
ト(2)とシリンダプレート(3)を4本のタイバー
(4)で挿通、固定した構造となっている。移動ダイプ
レート(5)は、タイバー(4)に挿通され、シリンダ
プレート(3)に装着した油圧シリンダ(3a)により左
右に摺動する。キャビティ金型(6)は固定ダイプレー
ト(2)に、コア金型(7)は移動ダイプレート(5)
にそれぞれ搭載され、金型(6)(7)は、移動ダイプ
レート(5)の左右摺動運動により開閉接離を行う。エ
ジェクタ枠(8)は型開きの時、移動ダイプレート
(5)の右方への運動によって引っ張られ、エジェクト
ピン(9)を作動させて、発泡成形体(10)をキャビテ
ィ金型(6)《本実施例ではキャビティ金型(6)側に
発泡成形体(10)が残る。》から右方にエジェクトす
る。
ガイドレール(G)は垂直状のガイドレールA(14)
とガイドレール(G)の下部を構成する水平状のガイド
レールB(15)並びに大きいアールで垂直から水平に曲
がっており、両者(14)(15)を接続するガイドレール
C(46)とで構成されている。ガイドレールA(14)
は、金型(6)(7)の型開き空間の側方に配設され、
ガイドレール固定装置(16)によって発泡成形機(A)
の4本のタイバー(4)の内側面に接して垂直に保持さ
れている。
授受パネル(19)を保持している授受枠(18)は、常
時はガイドレール(G)にローラA(20)で支承されて
発泡成形機(A)の金型(6)(7)の下方にてガイド
レール(B)(15)の水平下部停止位置に待機してい
る。発泡成形機(A)の金型(6)(7)が型開きし、
一定の型開き間隔となると、昇降駆動装置(C)の作用
にて授受パネル(19)を保持している授受枠(18)は、
ガイドレールB(15)、ガイドレールC(46)、ガイド
レールA(14)に沿って上部停止位置まで上昇して待機
する。この上部停止位置の待機位置でエジェクトされた
発泡成形体(10)を、授受パネル(19)に穿孔された発
泡成形体嵌合用通孔(19a)に嵌合させて受け取った
後、昇降駆動装置(C)を逆方向に作用させてガイドレ
ールA(14)、ガイドレールC(46)、ガイドレールB
(15)に沿って下降させ、取り出し整列装置(B)を構
成する押出シリンダ(47)によって発泡成形体(10)を
授受パネル(19)から押し出して昇降テーブル(48)に
積み上げて並べる。
授受パネル(19)を保持している授受枠(18)の昇降
駆動装置(C)の構成を説明する。モータ(23)はブレ
ーキ付きギヤモータで、その軸に固設したスプロケット
ホイール(24)の回転により、ローラーチェーン(2
5)、下部スプロケットホイール(26)、羽根つきロー
ラーチェーン(27)を介して、(27)に固着しているブ
ラケット(28)を駆動する。この構成により、モータ
(23)の正転、逆転にて、基台(11)の手前及び裏側の
2個のブラケット(28)を上昇、下降並びに水平往復移
動させることができる。このブラケット(28)には第
4、5図に示されているようにガイドレールB(15)を
両側から挟持して転動するローラA(20)を持った手前
及び裏側の2個の駆動板(30)に固着されている。更に
該駆動板(30)は昇降基板(31)を挟持固定してしてい
るので、結局モータ(23)によって昇降基板(31)が上
昇、下降並びに水平往復移動することになる。第2図に
昇降基板(31)の下降途中位置、第3図に上部停止位置
が示されている。
次に授受枠(18)及び授受パネル(19)自在の構成を
説明する。授受枠(18)は額縁状に構成されており、そ
の左右上下の4隅部に、ローラB(32)がガイドレール
A、(14)、ガイドレールC(46)及びガイドレールB
(15)に対して内側から転動自在に装着してある。授受
パネル(19)は後述するように授受枠(18)の四周額縁
に対して着脱が簡単に行え、且つ移動シリンダ(35)の
作用にて授受枠(18)の面からキャビティ金型(6)の
方へ小ストロークではあるが前進できる構造となってい
る。そして授受パネル(19)は、キャビティ金型(6)
の縦横寸法とほぼ等しい寸法を持ち、例えば厚さ10mm程
度のベニヤ板などの簡単に加工できる材料で製作し、且
つ授受パネル(19)の面には、キャビティ金型(6)に
おける発泡成形体(10)のレイアウトに等しく発泡成形
体嵌合用通孔(19a)が穿孔されている。この授受パネ
ル(19)は、発泡成形機(A)の金型交換の都度、新金
型のキャビティ金型(6)の面に合わせて上記のように
製造するものであり、本発明における発泡成形体(10)
授受のための治具的な部材である。
授受枠(18)に対して授受パネル(19)を着脱させる
ための授受パネル脱着装置(34)を第6図(a)、
(b)、(c)によって説明する。授受枠(18)の左右
両側縁に固設された2本のシリンダ(33)の内側に2個
の授受パネル着脱装置(34)が装着されているが、各授
受パネル着脱装置(34)には、その上下2箇所に植え込
みボルト(38)が取付座(37)を挟持して装着されてい
るので、それに対応する授受パネル(19)取付孔を植え
込みボルト(38)に合わせて挿入しナット(39)で締め
つければよい。
またこの授受パネル脱着装置(34)は、授受パネル
(19)だけを授受枠(18)の面から若干ストロークだけ
キャビティ金型(6)の面に向かって前進させるための
移動シリンダ(35)と、そのストロークをキャビティ金
型(6)の厚さに応じて調節するためのストッパガイド
(36)が装備されている。以上の構成により、発泡成形
体(10)をエジェクトする時に授受パネル(19)をキャ
ビティ金型(6)の面に近づけて発泡成形体(10)を確
実に受け取ることができる。
更に授受パネル(19)の、キャビティ金型(6)と反
対側の発泡成形体嵌合用通孔(19a)の周縁に、例えば
合成樹脂やステンレスの薄板で作成した発泡成形体固定
片(19c)が装着されている。以上の授受枠(18)及び
授受パネル(19)が組になって、ガイドレールA(1
4)、ガイドレールC(46),ガイドレールB(15)に
沿って昇降並びに水平往復移動する。
次に、授受枠(18)と昇降基板(31)との関係を説明
する。授受枠(18)の左右両側縁に固設された2本のシ
リンダ(33)のロッド先端(33a)が、昇降基板(31)
の左右上面に固定されている。各ロッドの長さは若干調
整することができる。従ってシリンダ(33)のロッドが
伸びると昇降基板(31)に対して授受枠(18)は上死点
に在り、シリンダ(33)のロッドが引き込むと昇降基板
(31)に対して授受枠(18)は下死点に在るようにする
ことが出来る。
次に下降した後、水平移動してガイドレールB(15)
の水平停止位置にきた授受枠(18)の授受パネル(19)
に保持している発泡成形体(10)を昇降テーブル(48)
に押し出して積み上げ整列させる取り出し整列位置
(B)を説明する。ガイドレールB(15)の下部水平停
止位置に一致して押出シリンダ(47)が垂直に設置され
ており、更にその直下に昇降テーブル(48)が設置され
ている。ローラB(32)でガイドレールC(46)からガ
イドレールB(15)に沿って転動し、最終的に下部停止
位置に水平に授受枠(18)の授受パネル(19)が保持さ
れる。そして授受パネル(19)に嵌合された発泡成形体
(10)を、その上部に垂直に装備された押出シリンダ
(47)で下方に押し出し、これを昇降テーブル(48)で
受け積層して行く。該昇降テーブル(48)は、発泡成形
体(10)の積層につれて発泡成形体(10)の上部高さが
一定になるように次第に降下して行くものである。垂直
スタックの場合は、第1図に示すように発泡成形機
(A)は床面より高い架台上に設置することが多い。
次に以上の構成の取り出し装置(B)付き発泡成形機
(A)の作用について説明する。発泡成形機(A)の金
型(6)(7)を閉鎖した状態で、型窩内に充填された
発泡スチロール予備発泡原料が加熱融着され、次いで冷
却されて発泡成形体(10)となった時点で金型(6)
(7)を開き始める。型開き間隔が授受枠(18)が挿入
できるだけの大きさとなった時点で、いったん型開きを
停止させる。同時にモータ(23)が正転しブラケット
(28)、駆動板(30)を介して、昇降基板(31)が上昇
する。そのときシリンダ(33)はそのロッドを出限まで
伸ばされていて、授受枠(18)及び授受パネル(19)
は、昇降基板(31)に対して最遠位置(=上死点)にあ
る。昇降基板(31)の上昇に際して駆動板(30)のロー
ラA(20)、及び授受枠(18)のローラB(32)がガイ
ドレールB(15)、ガイドレールC(46)及びガイドレ
ールA(14)に沿って転動し、昇降基板(31)と授受枠
(18)が一体となってスムーズに上昇する。
授受枠(18)が上部停止位置に達すると、キャビティ
金型(6)の型窩に付着している発泡成形体(10)を受
け取るために、授受枠(18)に装着されている移動シリ
ンダ(35)がそのロッドを伸ばし、これにより授受パネ
ル(19)が水平に左に動いて発泡成形体(10)に近づ
く。
授受パネル(19)の出限を確認した後、再び型開きを
始めると、移動ダイプレート(5)が右方へ運動すると
ともにエジェクタ枠(8)を引っ張り、発泡成形体(1
0)がキャビティ金型(6)の型窩から右方にエジェク
トされる。
この授受パネル(19)には、該授受パネル(19)と対
になったキャビティ金型(6)の発泡成形体(10)の外
郭線に等しく穿孔した発泡成形体嵌合用通孔(19a)が
あるので、エジェクトされた発泡成形体(10)は該嵌合
用通孔(19a)にスムーズに受け取られる。このとき接
合用通孔(19a)の周縁の発泡成形体固定片(19c)によ
って、発泡成形体(10)の受け取り姿勢が、嵌合用通孔
(19a)に対してほぼ直角になるように整合され、確実
に発泡成形体(10)を受け取ることができる。発泡成形
体(10)の受け取りが完了すると、移動シリンダ(35)
の戻り作用により、授受パネル(19)を授受枠(18)に
近い位置まで引きこむ。
次いでモータ(23)が逆転し、ブラケット(28)、駆
動板(30)を介して昇降基板(31)が下降する。そのと
きシリンダ(33)のロッドは伸ばされたままである。
昇降基板(31)の下降の際も、ローラA(20)、ロー
ラB(32)がガイドレールA(14)、ガイドレールC
(46)、ガイドレールB(15)に沿って転動し昇降基板
(31)と授受枠(18)が一体となって下降した後水平方
向に移動する。
第1図の実施例の場合は、左右2対の押出シリンダ
(47)が前後2列平行に設置されているが、勿論これに
限られず前後1列の場合でもよく、その場合は以下の手
順により前後1列(図示せず)に発泡成形体(10)が積
み上げられる事になる。即ち、昇降基板(31)が下部停
止位置に達した時に、シリンダ(33)のロッドは伸ばさ
れたままである。この時発泡成形体嵌合用通孔(19a)
の下段の中心が、図中右側の押出シリンダ(47)に一致
するようにシリンダ(33)のロッドの長さを予め調整し
ておく。その位置で押出シリンダ(47)が作動して発泡
成形体嵌合用通孔(19a)の下段に受け取られている発
泡成形体(10)を押出シリンダ(47)の先端に装着され
ている成形品押出部材(44)が押し出し、昇降テーブル
(48)の上面に整列させる。一定時限経過後、押出シリ
ンダ(47)は後退し、次いで昇降基板(31)は下部停止
位置に位置したまま、シリンダ(33)がそのロッドを引
き込むと、発泡成形体嵌合用通孔(19a)の上段の中心
が昇降テーブル(48)上の前回に押し出された発泡成形
体(10)に一致する。そして下段の場合と同様にして、
押出シリンダ(47)を作動させて発泡成形体嵌合用通孔
(19a)上段に受け取られている発泡成形体(10)を昇
降テーブル(48)の上面に押出し、前回に押し出された
発泡成形体(10)の上に積層して整列させる。
最後にシリンダ(33)がそのロッドを伸ばして最初の
状態に戻る。
第1図のように左右2対の押出シリンダ(47)が前後
2列平行に設置されている場合は、昇降基板(31)が水
平停止位置で停止した後に、その位置で2列4本の押出
シリンダ(47)を作動させて発泡成形体嵌合用通孔(19
a)の上・下段に受け取られている発泡成形体(10)を
押出シリンダ(47)の先端に装着されている成形品押出
部材(44)が押し出し、昇降テーブル(48)の上面に整
列させる。一定時限経過後、全押出シリンダ(47)は後
退し、次いで昇降駆動装置(C)を作動させて昇降基板
(31)を上昇させる。このような動作を繰り返して昇降
テーブル(48)上に左右2対の発泡成形体(10)を前後
2列で積層して整列させる。
(効果) 本発明方法は、発泡成形機の金型を型開きした後、発
泡成形体をエジェクトして金型から取り出し、取り出し
た発泡成形体を受け取った後、型開き空間外に移動さ
せ、しかる後取り出した発泡成形体を方向転換させて積
み上げ、整列させて行くので、下部停止位置で発泡成形
体を取り出すとその状態で次工程に搬送出来るという利
点がある。
また、金型の型開き空間の側方に、下部が湾曲して水
平方向に延伸しているガイドレールが立設されているの
で、前述の本発明方法による積み上げ整列を実施する事
が出来るものである。そして取り出し整列装置の一体化
による発泡成形機全体のコンパクト化と高精度化も達成
する事が出来る。特に、金型の型開き空間の側方に、下
部が湾曲して水平方向に延伸しているガイドレールが立
設され、このガイドレールに沿って昇降する発泡成形体
受け渡し用の授受パネルを配設する事により、ガイド部
分の強度が改善されて取り出し精度が向上するものであ
り、これに加えて金型のキャビティに合わせて授受パネ
ルに発泡成形体嵌合用通孔を穿孔してあるために、エジ
ェクトされた発泡成形体をこの発泡成形体嵌合用通孔に
嵌入して取り出すものであるから真空吸着のような不安
定さを解消する事が出来て発泡成形体の取り出しミスを
ほぼ解消する事が出来たという利点がある。又、発泡成
形体の授受は授受パネルの交換だけでよいので、交換金
型に合わせて予め用意していた授受パネルに取り換える
だけで多品種少量生産に素早く対応する事が出来ると言
う利点もある。
また、移動シリンダを授受枠に設置し、この移動シリ
ンダに授受パネルを取着しているので、移動シリンダを
作動させる事により授受パネルを発泡成形体側の金型に
近接・離間させる事が出来、発泡成形体の受け取りを容
易且つ確実にする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図…本発明に係る取り出し装置付き発泡成形機の正
面図 第2図…本発明にかかる授受パネルが下降途中に存在す
る場合の第1図のX−X矢視図 第3図…本発明にかかる授受パネルが上部停止位置に存
在する場合の第1図のX−X矢視図 第4図…本発明におけるガイドレールと昇降用のローラ
との関係を示す拡大断面図 第5図…本発明にかかる授受パネルの一実施例の斜視図 第6図(a)(b)(c)…本発明の授受枠と授受パネ
ルの取り付け関係を示す拡大断面図 (A)……発泡成形機 (B)……取り出し整列装置 (C)……昇降駆動装置 (1)……機台、(2)……固定ダイプレート (3)……シリンダプレート、(4)……タイバー (5)……移動ダイプレート、(6)……キャビティ金
型 (7)……コア金型、(8)……エジェクタ枠 (9)……エジェクトピン、(10)……発泡成形体 (11)……基台、(14)……ガイドレールA (15)……ガイドレールB、(16)……ガイドレール固
定装置 (18)……授受枠、(19)……授受パネル (19a)……発泡成形体嵌合用通孔、(20)……ローラ
A (23)……モータ、(25)……ローラーチェーン (27)……羽根つきローラーチェーン、(30)……駆動
板 (31)……昇降基板、(32)……ローラB (33)……シリンダ、(35)……移動シリンダ (46)……ガイドレールC、(47)……押出シリンダ (48)……昇降テーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横型発泡成形機の金型を型開きした後、金
    型からエジェクトされた発泡成形体を型開き空間内で受
    け取り、金型位置から積み上げ・整列位置まで曲成した
    ガイドレールに沿って発泡成形体を型開き空間外に移動
    させると共に水平方向に方向転換させ、しかる後取り出
    した発泡成形体を積み上げ、整列させる事を特徴とした
    発泡成形体の取り出し方法。
  2. 【請求項2】金型の型開き空間の側方にガイドレールを
    立設すると共に該ガイドレールの下部を湾曲させて水平
    方向に延伸させ、前記ガイドレールに沿って移動する発
    泡成形体受け渡し用の授受パネルをガイドレールに配設
    し、金型のキャビティに合わせて授受パネルに発泡成形
    体嵌合用通孔を穿孔し、授受パネルを移動させるための
    昇降駆動装置を設け、上部停止位置にて発泡成形体をエ
    ジェクトし、かつ、エジェクトした発泡成形体を授受パ
    ネルの発泡成形体嵌合用通孔に嵌入するためのエジェク
    トピンを金型に設け、下部停止位置において発泡成形体
    嵌合用通孔に嵌入された発泡成形体を押し出して積み上
    げ整列させるための取り出し整列装置を設けてなる事を
    特徴とする取り出し装置付き発泡成形機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の取り出し装置付は発泡成
    形機において、 授受パネルが該パネルとは別体の授受枠に保持されると
    共に、該授受枠が前記ガイドレールに沿って移動するよ
    うに構成し、上記授受枠が上部停止位置に位置した時、
    授受パネルを製品側金型に対して近接・離間させるため
    の移動シリンダを授受枠に設置し、製品側金型に近接し
    た時にエジェクトされた発泡成形体を受け取るための授
    受パネルを前記移動シリンダに取着した事を特徴とする
    取り出し装置付き発泡成形機。
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