JP4030484B2 - 不織布の嵩回復方法 - Google Patents

不織布の嵩回復方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4030484B2
JP4030484B2 JP2003309000A JP2003309000A JP4030484B2 JP 4030484 B2 JP4030484 B2 JP 4030484B2 JP 2003309000 A JP2003309000 A JP 2003309000A JP 2003309000 A JP2003309000 A JP 2003309000A JP 4030484 B2 JP4030484 B2 JP 4030484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
bulk
hot air
fabric
absorbent article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003309000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004137655A (ja
Inventor
孝信 宮本
渉 坂
康浩 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2003309000A priority Critical patent/JP4030484B2/ja
Publication of JP2004137655A publication Critical patent/JP2004137655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4030484B2 publication Critical patent/JP4030484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、不織布の嵩回復方法に関する。また本発明は、嵩高い不織布の製造方法に関する。更に本発明は、液戻りや液残りが少なく、また高粘性液の透過が良好な吸収性物品の製造方法に関する。
不織布の製造においては、所定の方法に従い製造した不織布をロール状に一旦巻回して保管し、これを別工程へ搬送することがしばしばある。そして別工程において、不織布はロールから繰り出され、所定の製品の製造原料として用いられる。巻回状態にある不織布には大きな巻回圧が加わることから、巻回圧によってその嵩が減じられてしまうという不都合がある。この不都合は不織布が嵩高であるほど顕著である。
ところで、構成繊維が繊維結合用接着剤によって結合されている不織布が、該構成繊維及び繊維結合用接着剤の何れかの溶融温度よりも低い融点をもつ仮接着剤によって圧縮状態で固定されている膨張度が5倍以上の嵩回復可能な不織布が知られている(特許文献1参照)。この不織布は、仮接着剤の溶融温度以上で且つ構成繊維と繊維結合用接着剤の何れかの溶融温度よりも低い温度で熱処理されることで嵩が回復する。また、熱処理によって厚さが増大する圧縮不織布と、シート材とが、接着剤によって一体化されている嵩増大可能な素材も知られている(特許文献2参照)。この素材における圧縮不織布としては、嵩高形状を保持している不織布を圧縮した状態で、熱溶融性繊維や低融点樹脂粉末によって固定し厚みを薄くしたものが用いられる。この圧縮不織布は、乾熱や湿熱で加熱することによって、その熱溶融性繊維や低融点樹脂粉末による固定点をゆるめ、繊維自身の復元力によって嵩を回復するものである。以上の各不織布は、縫製時の加工性等を良好にするため、仮接着剤、熱溶融性繊維や低融点樹脂粉末などによって故意にその嵩が小さくされているものである。従って、巻回圧による嵩の減少とは直接の関係がない。
また、低融点成分、高融点成分からなる熱接着性繊維を含む繊維集合体を、熱処理冷却処理により接着する不織布の製法において、風速0.2〜5m/秒、加熱時間0.1〜300秒、低融点成分融点以上の温度の熱風で熱処理加工し、その直後に風速0.1〜1m/秒、冷却時間0.1秒以上、温度−30〜45℃の風圧のかからない低温気体で冷却処理し、低融点成分を固着する不織布の製造方法が知られている(特許文献3参照)。この方法は、不織布製造時に低温気体を吹き付けるときに嵩が減少するという不都合を解消することを目的としたものであり、やはり巻回圧による嵩の減少とは直接の関係がない。
特開平3−220355号公報 特開平4−142922号公報 特開平6−158499号公報
本発明は、巻回によって嵩が減少した不織布の厚みを容易に回復させ得る不織布の嵩回復方法を提供することを目的とする。
本発明は、捲縮を有する熱可塑性繊維を含み且つロール状に巻回されている不織布原反から不織布を繰り出し、前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる不織布の嵩回復方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
また本発明は、捲縮を有する熱可塑性繊維を含む不織布を所定方法によって製造し該不織布をロール状に巻回して原反となした後、該原反から該不織布を繰り出し、次いで前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる不織布の製造方法を提供するものである。
更に本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を備えた吸収性物品の製造方法において、
前記表面シートが捲縮を有する熱可塑性繊維を含む不織布からなり、該不織布は前記吸収性物品の製造に際してロール状に巻回された原反の状態となっており、
前記不織布を前記吸収性物品に組み込むに先立ち、前記原反から前記不織布を繰り出し、前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる吸収性物品の製造方法を提供するものである。
更に本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、両シート間に介在配置された液保持性の吸収体、及び前記表面シートと前記吸収体との間に介在配置された液透過性のサブレイヤーシートを備えた吸収性物品の製造方法において、
前記表面シート及び/又は前記サブレイヤーシートが捲縮を有する熱可塑性繊維を含む不織布からなり、該不織布は前記吸収性物品の製造に際してロール状に巻回された原反の状態となっており、
前記不織布を前記吸収性物品に組み込むに先立ち、前記原反から前記不織布を繰り出し、前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる吸収性物品の製造方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、巻回によって嵩が減少した不織布の嵩を容易に回復させることができる。
また本発明の方法によれば、生産性良く、また小型の装置で、不織布の嵩を回復させることができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の方法の一実施形態に用いられる装置の模式図が示されている。図1に示す装置1は、ワイヤメッシュのコンベアベルト2、加熱ゾーンH及び冷却ゾーンCを備えている。コンベアベルト2は無端縁のものであり、一対の支持軸3,3に支持されて所定方向に周回するようになっている。コンベアベルト2の周回方向に関して相対的に上流側には加熱ゾーンHが設置されており、相対的に下流側には冷却ゾーンCが設置されている。コンベアベルト2は、金属やポリエチレンテレフタレート等の樹脂から形成されている。加熱ゾーンH及び冷却ゾーンCにおける放熱の効率の点からは、コンベアベルト2はポリエチレンテレフタレート等の樹脂から形成されていることが好ましい。
コンベアベルト2の上側には、コンベアベルト2に対向して第1ブロア4が設置されている。第1ブロア4からは所定温度に加熱された熱風が、コンベアベルト2に向けて吹き出すようになっている。コンベアベルト2を挟んで第1ブロア4と対向する位置には、第1ブロア4から吹き出された熱風を吸引する第1サクションボックス5が設置されている。そして、第1ブロア4と第1サクションボックス5とによって加熱ゾーンHが構成されている。第1サクションボックス5によって吸引された熱風は、ダクト(図示せず)を通じて第1ブロア4に送り込まれる。つまり熱風は第1ブロア4と第1サクションボックス5との間を循環するようになっている。
コンベアベルト2の周回方向に関して、第1ブロア4のすぐ下流側には、コンベアベルト2に対向して第2ブロア6が設置されている。第2ブロア6からは、所定温度の冷風がコンベアベルト2に向けて吹き出すようになっている。コンベアベルト2を挟んで第2ブロア6と対向する位置には、第2ブロア6から吹き出された冷風を吸引する第2サクションボックス7が設置されている。そして、第2ブロア6と第2サクションボックス7とによって冷却ゾーンCが構成されている。第2サクションボックス7によって吸引された冷風は、ダクト(図示せず)を通じて装置外へ排出される。つまり、加熱ゾーンHにおける熱風と異なり、冷風は第2ブロア6と第2サクションボックス7との間を循環させない。この理由は、循環による冷風の加熱を防止して、不織布10の冷却効率を高めるためである。
第1ブロア4と第2ブロア6との間及び第1サクションボックス5と第2サクションボックス7との間には、それぞれ仕切板8,8が設置されており、この仕切板によって熱風と冷風とが混ざり合うことが防止されている。
以上の構成を有する装置1を用いた本実施形態の方法について説明すると、本実施形態の方法の対象物である不織布10は、図2(a)及び(b)に示すように嵩高な三次元形状のものであり、第1層11及びこれに隣接する第2層12を備えている2層からなる多層構造のものである。第1層11と第2層12とは多数の接合部13において部分的に接合されている。接合部13は全体として菱形格子状のパターンを形成している。接合部13は圧密化されており、不織布10における他の部分に比べて厚みが小さく且つ密度が大きくなっている。接合部の形状には例えば矩形、線状、星形等があり、図2(a)及び(b)に示す接合部13は円形となっている。
不織布10は、前記の菱形格子状のパターンからなる接合部13によって取り囲まれて形成された閉じた領域を多数有している。この閉じた領域において、第1層11は凸状の三次元的な立体形状をなしている。この立体形状をなしている部分はドーム状の形状をしている。一方、第2層12はほぼ平坦な形状となっている。そして不織布10全体としてみると、その第2層12側の外面が平坦であり且つ第1層11側の外面に多数の凸部を有している構造となっている。
第1層11は、捲縮を有する熱可塑性繊維(以下、単に捲縮繊維という)を含む層である。捲縮繊維としては、機械捲縮によって二次元的にジグザグ状に捲縮した繊維や、螺旋状に三次元捲縮した繊維などを用いることができる。第1層11は、捲縮繊維100%から構成されていてもよく、或いは捲縮繊維に加えて熱融着性繊維、例えば芯鞘型複合繊維やサイド・バイ・サイド型複合繊維を含むこともできる。どのような繊維を用いる場合にも、実質的に熱収縮性を有しないか、又は後述する第2層12に含まれる熱収縮性繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しないものが用いられる。捲縮繊維はその繊度が1〜11dtex、特に1.5〜7dtexであることが、肌触り、感触及び液透過性の点から好ましい。一方、第2層12は熱収縮性繊維を含む層である。熱収縮性繊維はその繊度が1〜11dtex、特に2〜7dtexであることが、収縮性と液透過性の点から好ましい。
不織布10の製造方法及びその構成繊維等の詳細については、本出願人の先の出願に係る特開2002−187228号公報に記載されている。製造方法について簡単に述べると、先ず捲縮繊維を含む繊維原料を用いて第1層のカードウエブを製造する。これとは別に、熱収縮性繊維を含む繊維原料を用いて第2層のカードウエブを製造する。第2層のカードウエブ上に第1層のカードウエブを重ね合わせ、両者を所定パターンからなる接合部において部分的に接合する。接合には例えば超音波エンボスやヒートエンボスが用いられる。次いで、第2層のカードウエブに含まれている熱収縮性繊維の熱収縮開始温度以上で、エアスルー方式によって熱風を吹き付ける熱処理を行い、第2層を熱収縮させると共に接合部によって取り囲まれた閉じた領域に位置する第1層を凸状に突出させ三次元立体形状を形成する。更に、構成繊維の交点を熱融着させる。これによって不織布が10が得られる。斯かる製造方法で製造された不織布10は、一旦ロール状に巻回され原反となされて保管される。
次に図1に示すように、原反9は装置1における第1ブロア4よりも上流の位置に配置され、該原反9から不織布10が繰り出される。ロール状に巻回された状態にある不織布10は、巻回圧によってその嵩が減じられている。特に、前述の通り不織布10は嵩高な三次元形状を有していることから、巻回圧による嵩の減少は著しい。この状態の不織布10を、装置1に通すことによってその嵩を回復させる。
先ず、原反9から繰り出された不織布10をコンベアベルト2と共に搬送する。搬送された不織布10は、加熱ゾーンHに送られる。加熱ゾーンHにおいては、第1ブロア4からコンベアベルト2に向けて所定温度に加熱された熱風が吹き出ている。加熱ゾーンHにおいて不織布10にはエアスルー方式で熱風が吹き付けられる。つまり、不織布10には熱風が吹き付けられ、吹き付けられた熱風は該不織布10を貫通する。意外にも、この熱風の吹き付け操作によって、嵩が減じられた状態にある不織布10の嵩が増加して、巻回前の嵩と同程度にまで回復することが、本発明者らの検討によって判明した。巻回圧による不織布10の嵩の減少は、捲縮繊維が含まれている第1層11において顕著であるが、前記の熱風の吹き付け操作によって、第1層11の嵩が非常に回復することが判明した。このことは、不織布10の嵩の回復は、第1層11に含まれている捲縮繊維の嵩の回復が主たる要因であることを意味する。この観点から、不織布10に吹き付ける熱風は、捲縮繊維の融点(以下mpという)未満で且つmp−50℃以上とする。熱風の温度が捲縮繊維のmp−50℃未満であると、熱風を吹き付けることによる効果が十分に発現されず、不織布10の嵩が回復しない。一方、捲縮繊維のmp以上の熱風を吹き付けると捲縮繊維が溶融してしまい、やはり不織布10の嵩が回復しない。不織布10の嵩を一層効果的に回復させる観点から、熱風の温度はmp−50℃以上で且つmp−3℃以下、特にmp−30℃以上で且つmp−5℃以下であることが好ましい。
熱風の吹き付け時間は短時間で十分であることが本発明者らの検討によって判明した。具体的には0.05〜3秒、好ましくは0.05〜1秒、更に好ましくは0.05〜0.5秒程度という極めて短時間の熱風の吹き付けによって不織布10の嵩が回復する。このことは生産効率の向上及び装置1の小型化に大きく寄与する。吹き付け時間が短時間で済む理由としては、エアスルー方式の寄与が大であると考えられる。不織布の10への熱の付与には、エアスルー方式による熱風の吹き付けの他に、恒温乾燥機やドライヤーを用いた熱の付与が考えられるが、これらの吹き付け方法では短時間での嵩回復は達成できない。
先に述べた通り、熱風の吹き付け操作によって、不織布10の層のうち、捲縮繊維が含まれている第1層11の嵩が非常に回復する。これを更に確実なものとするために、不織布10への熱風の吹き付けを、捲縮繊維が含まれている第1層11の側から行うことが好ましい。第1層11の側から熱風を吹き付けるということは、不織布10におけるコンベアベルト2と当接していない側から熱風を吹き付けること、つまり、嵩を回復するのに妨げとなる制約を何ら受けない側から熱風を吹き付けることを意味するので、嵩の回復が起こりやすくなる。
熱風の風速は、その温度や不織布10の坪量及び搬送速度にもよるが、0.5〜10m/秒、特に1〜5m/秒であることが、熱風のコスト及び装置の小型化の点から好ましい。
以上の操作によって、不織布10の嵩は熱風の吹き付け前の嵩の約3〜10倍にまで回復する。また、不織布10の厚さは、ロール状に巻回する前の厚さの約50〜100%にまで回復する。
熱風の吹き付けによって嵩が回復した不織布10を直ちに加工工程に搬送して該不織布10に諸加工(例えばニップロールによる挟圧加工)を施すと、せっかく回復した不織布10の嵩が再び減じてしまう場合のあることが本発明者らの検討によって判明した。そして、これを防止するためには、熱風の吹き付けによる不織布10の嵩の回復後ただちに該不織布に冷風をエアスルー方式で吹き付けることが効果的であることが判明した。冷風の吹き付けによって、嵩高い状態の不織布10が冷却されてその嵩高さが維持され、その後にニップロールによる挟圧加工などを施しても嵩が減じることが防止される。そこで、図1に示す装置1においては、不織布10の搬送方向に関し加熱ゾーンHのすぐ下流側に、該加熱ゾーンHに隣接して冷却ゾーンCが設置されている。「熱風の吹き付けによる不織布10の嵩の回復後ただちに該不織布に冷風を吹き付ける」とは、不織布10に熱風を吹き付ける工程とその後に冷風を吹き付ける工程との間に、何らの操作も行わないことを意味し、熱風の吹き付けと冷風の吹き付けとの間に時間差がないことを必ずしも意味するものではない。
冷却ゾーンCにおいては、第2ブロア6からコンベアベルト2に向けて所定温度の冷風が吹き出ている。冷却ゾーンCにおいて不織布10にはエアスルー方式で冷風が吹き付けらる。つまり、冷却ゾーンCにおいては、不織布10に冷風が吹き付けられ、吹き付けられた冷風は該不織布10を貫通する。
冷風の温度は、不織布を構成する繊維の種類にもよるが50℃以下、特に30℃以下であれば十分な冷却効果が得られる。冷風の温度の下限値に特に制限はないが、エネルギーコストや装置1の簡素化の点からは、20〜25℃程度の室温であることが適切である。
熱風が吹き付けられて高温となっている不織布10を十分に冷却させる観点から、冷風の風速は1〜10m/秒、特に1〜5m/秒、とりわけ1〜3m/秒であることが好ましい。この範囲の風速であれば、十分な冷却効果が発現する。また風速が高くなることに起因して不織布10の安定な搬送が妨げられるおそれが低減する。
熱風の吹き付け時間と同様に、冷風の吹き付け時間も短時間で十分であることが本発明者らの検討によって判明した。具体的には0.01秒以上、特に0.02〜1秒、とりわけ0.05〜0.5秒程度という極めて短時間の冷風の吹き付けによって、不織布10が十分に冷却される。吹き付け時間が短時間で済む理由としては、エアスルー方式の寄与が大であると考えられる。
本実施形態のように、不織布10に熱収縮性繊維が含まれている場合、加熱ゾーンHにおける熱風の吹き付けによって、不織布10が収縮する場合がある。特に不織布10の幅方向、つまり不織布10の搬送方向と直交する方向の収縮が起こりやすい。これを防止するため、熱風を吹き付ける前における不織布10の幅(つまり加熱ゾーンHに入る前の不織布10の幅)に対する、冷風を吹き付けた後における不織布10の幅(つまり、冷却ゾーンCを出た後の不織布10の幅)が95%以上、特に97%以上となるように、不織布における幅方向の収縮を抑えることが好ましい。収縮を抑える方法としては、例えば、不織布10の搬送方向両側部を所定の把持手段によって把持して不織布10の幅が変化しないようにした状態下に不織布10を加熱ゾーンH及び冷却ゾーンCに導入する方法が挙げられる。特に簡便な方法は、加熱ゾーンH及び冷却ゾーンCにおいてそれぞれ熱風及び冷風を不織布10に吹き付けるときに、熱風及び冷風の風速を調整して不織布10をコンベアベルト2上に押さえつけ、不織布10の幅が変化しないようにした状態下に搬送する方法が挙げられる。熱風及び冷風の風速は前述した通りであり、その範囲内で不織布10の坪量や搬送速度に応じて風速を決定する。
以上の操作によって、巻回圧によって嵩が減じられていた不織布10はその嵩が回復する。嵩が回復した不織布10は、引き続き次工程である各種加工工程に付される。この加工工程へ付す場合には、不織布10を巻き取らずに、厚みが回復した状態のままで搬送することが好ましい。加工工程としては、不織布10の用途に応じて様々な工程があるが、その典型的な一例として本実施形態では生理用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品の製造工程を例にとり説明する。
生理用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を有している。更に、表面シートと吸収体との間に液透過性のサブレイヤーシートが介在配置された吸収性物品も知られている。このような構成を有する吸収性物品においては、先に説明した図2(a)及び(b)に示す構造の嵩高な不織布10を表面シート又はサブレイヤーシートとして用いると、その嵩高さの故に、液戻り量が少なく、また液の横方向への拡散が少なくスポット吸収が可能となる。更に液残りが少なく、そのうえ高粘性液の透過が良好となる。特に本実施形態の不織布10は、図2(a)及び図2(b)に示すように三次元的な立体形状をなし、嵩高のものであるから、嵩の回復によって該不織布10が本来有している嵩高感を感触的にも視覚的にもアピールすることができる。このような吸収性物品を製造するには、不織布10を吸収性物品に組み込むに先立ち、先ずロール状に巻回された原反の状態となっている不織布10を該原反から繰り出す。繰り出された不織布10を図1に示す装置1に導入し、熱風の吹き付け及びそれに引き続く冷風の吹き付けを行い不織布10の嵩を回復させる。引き続き、不織布10を、装置1の下流に設置されている吸収性物品の加工機(図示せず)に導入し、公知の方法に従い吸収性物品を製造する。加工機においては、例えばニップロールによる挟圧加工など、不織布10の嵩が減じられる可能性のある加工が施される場合が多いが、前述の方法に従って嵩が回復した不織布10は、そのような挟圧加工等に付されても嵩が大きく減じることはない。また吸収性物品の完成後に、該吸収性物品を圧縮状態でパッケージ詰めすることが通常行われるが、この圧縮状態下においても不織布の嵩が大きく減じることはない。冷却が完了する前に吸収性物品をパッケージ詰めすると、不織布の嵩が大きく減じてしまう。
次に本発明の別の実施形態について説明する。本実施形態においては、不織布10に熱風を吹き付けてその嵩を回復させた後、自然冷却によって該不織布を冷却させる。この方法を、先に述べた吸収性物品の製造方法を例にとり説明すると、ロール状に巻回された原反の状態となっている不織布を該原反から繰り出し、これに熱風を吹き付けてその嵩を回復させる。引き続き、不織布を吸収性物品の加工機に導入し、該加工機の搬送中に自然冷却によって該不織布を冷却しつつ、該不織布を吸収性物品に組み込む。そして吸収性物品の完成後、これをパッケージ詰めする前までに不織布の冷却を完了させる。一般に不織布が20〜35℃程度の温度になれば冷却が完了したといえる。最後に、冷却が完了した不織布を備えた吸収性物品を、圧縮状態でパッケージ詰めする。この圧縮状態下においても不織布の嵩が大きく減じることはない。
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば本発明の対象となる不織布は、図2(a)及び(b)に示すものに限られず、例えば捲縮繊維を含む単層、多層構造のものや、捲縮繊維及び熱収縮性繊維を含む単層、多層構造のものであってもよい。また、図2(a)及び(b)に示す不織布は、2層構造からなり、その一方の最外層に捲縮繊維が含まれ且つ他方の最外層に熱収縮性繊維が含まれていたが、これに代えて3層以上の多層構造からなり、その一方又は双方の最外層に捲縮繊維が含まれており且つ最外層間の内層に熱収縮性繊維が含まれている不織布であってもよい。
また本発明の対象となる不織布としては、嵩高い不織布が得られ且つ嵩の回復率の高い製造方法であるエアスルー方式で製造されたものが特に好ましいが、これ以外の方法で製造された不織布を用いてもよい。
また、本発明の方法に用いられる装置としては、図1に示すものに限られず、例えば図3及び図4に示すものを用いることもできる。図3に示す装置は、図1に示す装置と類似のものであり、図1に示す装置と異なる点は、図1に示す装置におけるコンベアベルト2が、図3に示す装置においては、第1のコンベアベルト2aと第2のコンベアベルト2bとに分かれている点である。第1のコンベアベルト2aは加熱ゾーンHを周回しており、第2のコンベアベルト2bは冷却ゾーンCを周回している。図1に示す装置では、加熱ゾーンHで加熱されたコンベアベルト2が冷却ゾーンCに導入されるので、冷却ゾーンCにおける不織布10の冷却効率を高められないおそれがあるが、本装置では、各ゾーンそれぞれにコンベアベルトが取り付けられているので、不織布10の冷却効率が一層高くなるという利点がある。また、図1に示す装置で用いられていた仕切り板も、本装置では不要になる。
図4に示す装置はドラム型のものである。不織布10はドラムの周面に抱かれて搬送される。ドラム13の周面はパンチングメタルやワイヤーメッシュなどの通気性材料で構成されている。ドラム13には加熱ゾーンH及び冷却ゾーンCが設けられている。加熱ゾーンHは、ドラム13の回転方向に関して上流側に位置している。冷却ゾーンCは下流側に位置している。加熱ゾーンHは、ドラム周面の面積の約1/2を占めており、冷却ゾーンCは約1/8を占めている。ドラム13はその上部がフード14で覆われている。ドラム13におけるフード14で覆われている部分は、加熱ゾーンHに相当する。フード14からは、ドラム13へ向けて熱風が吹き付けられている。吹き付けられた熱風は、ドラム13内に吸引される。冷却ゾーンCにおいては、ドラム外からドラム内へ向けて外気(空気)が吸引されている。本装置によれば、図1及び図3に示す装置に比べて、装置を小型化できるという利点がある。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。実施例及び比較例に先立ち、不織布の製造について説明する。特に断らない限り「%」は「重量%」を意味する。
〔不織布Aの製造〕
(1)第1層の製造
チッソ製の熱可塑性複合繊維ESC(商品名)を原料として、カード法によって坪量10g/m2 のカードウエブを製造し、これを第1層として用いた。この繊維は芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレンからなり、三次元捲縮したものであった。繊度は3.3dtex、繊維長は51mmであった。鞘の融点は131±2℃(DSC法)であった。
(2)第2層の製造
宇部日東化成製の熱可塑性複合繊維HR(商品名)70%と、チッソ製の熱可塑性複合繊維ESC(商品名)30%とを原料として、カード法によって坪量15g/m2 のカードウエブを製造し、これを第2層として用いた。HRは芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレンからなり、二次元捲縮したものであった。繊度は2.2dtex、繊維長は51mmであった。鞘の融点は130±2℃(DSC法)であった。
(3)不織布の製造
第1層と第2層とを重ね合わせ、エアースルー法によって坪量25g/m2 の不織布を得た。得られた不織布をロール状に巻回して原反とした。
〔不織布Bの製造〕
(1)第1層の製造
大和紡績製の熱可塑性複合繊維SH(商品名)を原料として、カード法によって坪量12g/m2 のカードウエブを製造し、これを第1層として用いた。この繊維は芯がポリエチレンテレフタレート、鞘がポリエチレンからなり、二次元捲縮したものであった。繊度は2.2dtex、繊維長は51mmであった。鞘の融点は132±2℃(DSC法)であった。
(2)第2層の製造
大和紡績製の潜在螺旋状捲縮繊維〔CPP繊維(商品名)、2.2dtex×51mm〕を原料として、カード法によって坪量17g/m2 のカードウエブを製造し、これを第2層として用いた。この繊維は芯がポリプロピレン、鞘がエチレン−プロピレンランダム共重合体からなるものであった。鞘の融点をDSCで測定したが、明確なピークは観察されなかった。
(3)不織布の製造
第1層と第2層とを重ね合わせ、ヒートエンボスによって部分的に接合した。接合部は円形であり、全体として図2(a)に示す菱形格子状のパターンを形成していた。両者を接合後、ピンテンター熱収縮装置により、130℃±10℃の熱風を不織布の上下から約12秒間吹き付けた。これにより、第2層の潜在捲縮繊維を三次元状に捲縮させ第2層を収縮させると共に接合部間の第1層を凸状に突出させ、図2(b)に示す多数の凸部を有する坪量58g/m2 の不織布を製造した。第1層が凸状に突出した部分の内部は図2(b)に示すように繊維で満たされていた。得られた不織布をロール状に巻回して原反とした。
〔実施例1〜7及び比較例1〜4〕
ロール状に巻回された不織布A及び不織布Bを表1に示す速度で繰り出し、同表に示す条件で該不織布に熱風を吹き付けた。実施例1〜5比較例1及び2は、図4(冷却ゾーンCなし。)の装置で実施した。実施例6及び7は、卓上型の恒温乾燥機内で熱風を吹き付け、熱風は不織布を貫通(エアースルー)している。比較例3及び4は、ヘアドライヤーで熱風を吹き付けたが、熱風は貫通させていない。実施例1〜7及び比較例1〜4は、熱風吹き付け後は自然冷却を行った。吹き付け前後での不織布の厚みを以下の方法で測定した。結果を以下の表1に示す。尚、ロール状に巻回された不織布A及び不織布Bの原反を、常温(約23℃)で2ヶ月以上保管しておいた。繰り出された際の不織布Aの坪量は23g/m2 で、不織布Bの坪量は42g/m2 であった。
〔不織布の厚みの測定〕
熱風の吹き付け前の厚みは、ロールから繰り出した不織布を1分〜1時間経過後に測定した。吹き付け後の厚みは、熱風の吹き付けから1分〜1時間経過後に測定した。何れの測定も次の方法で行った。
先ず、不織布を100mm×100mmの大きさに裁断し測定片を採取する。測定台上に、この測定片よりも小さなサイズ(直径56.4mm)の12.5gのプレートを載置する。この状態でのプレートの上面の位置を測定の基準点Aとする。次にプレートを取り除き、測定台上に測定片を載置し、その上にプレートを再び載置する。この状態でのプレート上面の位置をBとする。AとBの差から0.5cN/cm2圧力下での不織布の厚みを求める。測定機器にはレーザー変位計〔(株)キーエンス製、CCDレーザ変位センサ LK−080〕を用いるが、ダイヤルゲージ式の厚み計を用いてもよい。但し厚み計を用いる場合は測定機器の測定力とプレートの重さを、0.5cN/cm2圧力下に調節する。
Figure 0004030484
表1に示す結果から明らかなように、実施例の方法に従い処理された不織布は厚みが大きく回復しているのに対して、比較例の方法に従い処理された不織布では厚みの回復は小さいものであることが判る。
図1は、本発明の方法に用いられる装置を示す模式図である。 図2(a)は本発明の方法の適用対象となる不織布を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)におけるb−b線断面図である。 図3は、本発明の方法に用いられる別の装置を示す模式図である。 図4は、本発明の方法に用いられる更に別の装置を示す模式図である。
符号の説明
1 装置
2 コンベアベルト
4 第1ブロア
5 第1サクションボックス5
6 第2ブロア
7 第2サクションボックス
9 原反
10 不織布
11 第1層
12 第2層

Claims (13)

  1. 捲縮を有する熱可塑性繊維を含み且つロール状に巻回されている不織布原反から不織布を繰り出し、前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる不織布の嵩回復方法。
  2. 前記熱風の吹き付け後ただちに前記不織布に50℃以下の冷風を風速1〜10m/秒の条件下にエアスルー方式で0.01秒以上吹き付けて該不織布を冷却させるか、又は前記熱風の吹き付け後、自然冷却によって該不織布を冷却させる請求項1記載の不織布の嵩回復方法。
  3. 前記不織布をエアスルー方式によって製造する請求項1又は2記載の不織布の嵩回復方法。
  4. 前記不織布が2層以上の多層構造からなり、その最外層に前記捲縮を有する熱可塑性繊維が含まれている請求項1〜3の何れかに記載の不織布の嵩回復方法。
  5. 前記不織布は、前記捲縮を有する熱可塑性繊維を含む前記最外層以外の層に、熱収縮性繊維を含むものである請求項4記載の不織布の嵩回復方法。
  6. 前記熱風を吹き付ける前における前記不織布の幅に対する、前記冷風を吹き付けた後における該不織布の幅が95%以上となるように、該不織布における幅方向の収縮を抑える請求項2記載の不織布の嵩回復方法。
  7. 前記捲縮を有する熱可塑性繊維の繊度が1.1〜11dtexである請求項1〜6の何れかに記載の不織布の嵩回復方法。
  8. 捲縮を有する熱可塑性繊維を含む不織布を所定方法によって製造し該不織布をロール状に巻回して原反となし、然る後に該原反から該不織布を繰り出し、次いで前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる不織布の製造方法。
  9. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を備えた吸収性物品の製造方法において、
    前記表面シートが捲縮を有する熱可塑性繊維を含む不織布からなり、該不織布は前記吸収性物品の製造に際してロール状に巻回された原反の状態となっており、
    前記不織布を前記吸収性物品に組み込むに先立ち、前記原反から前記不織布を繰り出し、前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる吸収性物品の製造方法。
  10. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、両シート間に介在配置された液保持性の吸収体、及び前記表面シートと前記吸収体との間に介在配置された液透過性のサブレイヤーシートを備えた吸収性物品の製造方法において、
    前記表面シート及び/又は前記サブレイヤーシートが捲縮を有する熱可塑性繊維を含む不織布からなり、該不織布は前記吸収性物品の製造に際してロール状に巻回された原反の状態となっており、
    前記不織布を前記吸収性物品に組み込むに先立ち、前記原反から前記不織布を繰り出し、前記熱可塑性繊維の融点未満で且つ該融点−50℃以上の温度の熱風を前記不織布にエアスルー方式で0.05〜3秒間吹き付けて該不織布の嵩を増加させる吸収性物品の製造方法。
  11. 前記熱風の吹き付け後ただちに前記不織布に50℃以下の冷風を風速1〜10m/秒の条件下にエアスルー方式で0.01秒以上吹き付けて該不織布を冷却させるか、又は前記熱風の吹き付け後、自然冷却によって該不織布を冷却させ、冷却後に前記吸収性物品をパッケージ詰めする請求項9又は10記載の吸収性物品の製造方法。
  12. 前記不織布に対向して設置されたブロアから前記熱風を吹き付け、吹き付けられた前記熱風を、該不織布を挟んで該ブロアと対向する位置に設置されたサクションボックスで吸引して、該熱風を該ブロアと該サクションボックスとの間で循環させる請求項1ないし7の何れかに記載の不織布の嵩回復方法。
  13. 前記熱風を、捲縮を有する熱可塑性繊維が含まれている前記最外層の側から吹き付ける請求項4記載の不織布の嵩回復方法。
JP2003309000A 2002-09-25 2003-09-01 不織布の嵩回復方法 Expired - Lifetime JP4030484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309000A JP4030484B2 (ja) 2002-09-25 2003-09-01 不織布の嵩回復方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002280081 2002-09-25
JP2003309000A JP4030484B2 (ja) 2002-09-25 2003-09-01 不織布の嵩回復方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004137655A JP2004137655A (ja) 2004-05-13
JP4030484B2 true JP4030484B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=32473113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003309000A Expired - Lifetime JP4030484B2 (ja) 2002-09-25 2003-09-01 不織布の嵩回復方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4030484B2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4744920B2 (ja) * 2005-04-22 2011-08-10 花王株式会社 繊維シートの加工方法
JP5080753B2 (ja) * 2005-06-28 2012-11-21 日本バイリーン株式会社 フィルタエレメント、その製造方法及び使用方法
JP4749320B2 (ja) * 2006-12-25 2011-08-17 花王株式会社 複合不織布の製造方法
JP4905973B2 (ja) * 2007-03-20 2012-03-28 花王株式会社 吸引装置、シートの搬送方法、吸収体の製造方法及び不織布の嵩回復方法
MY150983A (en) * 2008-05-27 2014-03-31 Kao Corp Process for producing cleaning sheet
WO2010047292A1 (ja) 2008-10-20 2010-04-29 ユニ・チャーム株式会社 不織布の厚さを増加させる方法およびそのための装置
JP5368082B2 (ja) * 2008-12-26 2013-12-18 花王株式会社 不織布の嵩増加方法
JP5213695B2 (ja) * 2008-12-26 2013-06-19 花王株式会社 不織布の嵩増加方法
JP5315229B2 (ja) * 2009-12-25 2013-10-16 花王株式会社 不織布の製造方法
JP2012063060A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Kao Corp 熱風温度制御方法及び熱風温度制御装置
JP5948214B2 (ja) * 2011-11-07 2016-07-06 花王株式会社 熱伸長性繊維及びそれを用いた不織布
JP5498474B2 (ja) * 2011-12-14 2014-05-21 花王株式会社 積層不織布の製造方法
JP5777558B2 (ja) 2012-04-20 2015-09-09 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩を回復させる方法及び装置
JP5840100B2 (ja) 2012-09-28 2016-01-06 ユニ・チャーム株式会社 不織布
JP5748818B2 (ja) * 2013-09-28 2015-07-15 大王製紙株式会社 使い捨ておむつの製造方法
JP5728553B2 (ja) * 2013-10-18 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩回復装置、及び不織布の嵩回復方法
JP5707467B2 (ja) 2013-10-18 2015-04-30 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造装置、及び製造装置の改造方法
JP6126968B2 (ja) * 2013-10-18 2017-05-10 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩回復装置、及び嵩回復方法
JP5728552B2 (ja) * 2013-10-18 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩回復装置、及び不織布の嵩回復方法
JP5753884B2 (ja) 2013-10-18 2015-07-22 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造装置、及び製造方法
JP5728555B2 (ja) 2013-10-18 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩回復装置、及び嵩回復方法
JP5728556B2 (ja) * 2013-10-18 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩回復装置
JP5753883B2 (ja) * 2013-10-18 2015-07-22 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係るシート状部材の製造装置、及び製造方法
JP5728554B2 (ja) * 2013-10-18 2015-06-03 ユニ・チャーム株式会社 不織布の嵩回復装置、及び、不織布の嵩回復方法
JP5838285B1 (ja) * 2014-09-30 2016-01-06 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造方法、及び、吸収性物品の製造装置
WO2016051506A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造方法、及び、吸収性物品の製造装置
JP6220811B2 (ja) * 2015-05-01 2017-10-25 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係るシート状部材の製造装置、及び製造方法
WO2017212969A1 (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社瑞光 複合シートの製造装置および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004137655A (ja) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4030484B2 (ja) 不織布の嵩回復方法
US7131171B2 (en) Method for restoring bulkiness of nonwoven fabric
JP3625804B2 (ja) 立体シート材料
JP3983202B2 (ja) 不織布の嵩回復方法
US9701095B2 (en) Bulky nonwoven fabric
JP4744920B2 (ja) 繊維シートの加工方法
JP2001315268A (ja) 通気不透液性複合シート
KR0134905B1 (ko) 분말 접착된 단층 랩을 갖는 탐폰
JP2003175990A (ja) 吸収性物品の個別包装体
JP2002065736A (ja) 連続フィラメントを有する表面層を用いた吸収性物品およびその製造方法
JP2010156076A (ja) 不織布の嵩増加方法
JP5213695B2 (ja) 不織布の嵩増加方法
JP2523268B2 (ja) 不織布の製造方法および製造装置
JP4471925B2 (ja) 不織布の製造方法
JP2008106375A (ja) 伸縮性不織布
JP4526470B2 (ja) 吸収性物品
JP2011135985A (ja) 使い捨ておむつ
JP2008144321A (ja) 不織布
JP4212526B2 (ja) 立体シート材料
JP2003306858A (ja) 熱収縮性不織布
JP2003286642A (ja) 立体シート
JP5315229B2 (ja) 不織布の製造方法
JP7096110B2 (ja) 吸収性物品用凹凸不織布の製造方法
JP4749320B2 (ja) 複合不織布の製造方法
JP6538410B2 (ja) 不織布及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4030484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term