JP2003306858A - 熱収縮性不織布 - Google Patents

熱収縮性不織布

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JP2003306858A JP2002109148A JP2002109148A JP2003306858A JP 2003306858 A JP2003306858 A JP 2003306858A JP 2002109148 A JP2002109148 A JP 2002109148A JP 2002109148 A JP2002109148 A JP 2002109148A JP 2003306858 A JP2003306858 A JP 2003306858A
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渉 坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自着性が低く、ハンドリング性、及び巻回し
てロール状にした場合の繰り出し性に優れており、また
所望の工程において所望の熱収縮性を発現させることの
できる、潜在捲縮性繊維を用いた熱収縮性不織布を提供
すること。 【解決手段】 潜在捲縮性繊維を含み、該記潜在捲縮性
繊維中に、無機フィラーが1〜6重量%含有されている
熱収縮性不織布。潜在捲縮性繊維を含み、該潜在捲縮性
繊維中に無機フィラーが1〜6重量%含有されている熱
収縮性不織布の片面又は両面に、該熱収縮性不織布の収
縮開始温度以下では実質的に熱収縮しない第2繊維層を
積層し、前記熱収縮性不織布と第2繊維層とを部分的に
接合してなる立体シート形成用の熱収縮性不織布。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自着性が低く、ハ
ンドリング性、及び巻回してロール状にした場合の繰り
出し性に優れており、また所望の工程において所望の熱
収縮性を発現させることのできる、潜在捲縮性繊維を用
いた熱収縮性不織布に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】熱収縮
性繊維を含む層と非熱収縮性繊維を含む層とを積層一体
化させた後、熱収縮性繊維を含む層を収縮させて製造さ
れた不織布が知られている。例えば特開平9−1116
31号公報には、熱収縮性繊維及び該熱収縮性繊維の熱
収縮開始温度よりも融点の低い熱融着繊維を含む層と、
非熱収縮性繊維を含む層とを積層し両層を部分的に熱融
着させた後、熱収縮性繊維を含む層を熱収縮させて製造
された多皺性不織布が記載されている。
【0003】このような不織布においては、熱収縮性繊
維を含む層としてウエブ又は不織布が用いられる。しか
し、ウエブを用いる場合には、強度が弱いことからウエ
ブが切れ易くなるなど、ハンドリング性に問題がある。
また毛羽が発生し易く、該ウエブを巻回してロール状に
した場合、ウエブ同士の自着性によりウエブを繰り出す
ことが困難であるという問題がある。他方、熱収縮性繊
維を含む層として不織布を用いる場合、熱収縮性繊維と
して潜在捲縮性繊維を用いると、熱収縮させた後に潜在
捲縮性繊維がコイル状の捲縮を発現することで、伸縮性
を有する不織布が得られるので、例えば生理用ナプキン
や使い捨ておむつ等の吸収性物品の構成材料として用い
るのに都合が良い。しかし、潜在捲縮性繊維を用いた場
合には、潜在捲縮性繊維の製造工程や不織布の製造工程
においてコイル状の3次元捲縮が発現して、不織布同士
の自着性が高まり、ハンドリング性や、巻回してロール
状にした場合の繰り出し性に問題が生じることがあっ
た。また、熱収縮工程前に繊維のコイル状の3次元捲縮
が発生してしまうと、熱収縮工程後の不織布が固くなっ
て風合いが悪くなったり、または熱収縮工程で十分な熱
収縮を得られなかったり、所望の効果が得られないこと
もあった。
【0004】従って、本発明の目的は、自着性が低く、
ハンドリング性、及び巻回してロール状にした場合の繰
り出し性に優れており、また所望の工程において所望の
熱収縮性を発現させることのできる、潜在捲縮性繊維を
用いた熱収縮性不織布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、潜在捲縮性繊
維を含む熱収縮性不織布において、前記潜在捲縮性繊維
中に、無機フィラーが1〜6重量%含有されていること
を特徴とする熱収縮性不織布を提供することにより、上
記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき説明する。本発明の熱収縮性不織布には、
潜在捲縮性繊維が含まれている。潜在捲縮性繊維は、所
定温度での加熱によってコイル状の3次元捲縮が発現し
て収縮する性質を有する繊維である。なお熱処理前の状
態でも通常の繊維に見られるように、大きな山と谷の繰
返しからなる(ギザギザ状の)機械捲縮が施されてい
る。潜在捲縮性繊維を含むため、本発明の潜在収縮性不
織布は、熱収縮後においても伸縮性を発現する。潜在捲
縮性繊維は、例えば、収縮率の異なる2種類の成分から
なる偏心芯鞘型若しくは同心芯鞘型の複合繊維又はサイ
ド・バイ・サイド型の複合繊維からなる。その例として
は、特開平9−296325号公報や特許275933
1号明細書に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる
2種類の成分(熱可塑性ポリマー等)としては、(1)
エチレン−プロピレンランダム共重合体(高収縮率成
分)とポリプロピレン(低収縮率成分)との組み合わ
せ、(2)ポリエチレンテレフタレート(PET,低収
縮率成分)とポリエチレンテレフタレートとイソフタル
酸(CoPET,高収縮率成分)との組み合わせが好ま
しい例として挙げられる。熱捲縮性繊維は、ステープル
ファイバでも長繊維のフィラメントでもよい。
【0007】潜在捲縮性繊維中に含有させる無機フィラ
ーとしては、酸化チタン、炭酸カルシウム、タルク、ク
レー、カオリン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネシウム、
炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、アルミナ、マイカ、ガ
ラス粉、シラスバルーン、ゼオライト、及び珪酸白土等
が挙げられる。これらは2種類以上を組み合わせて含有
させても良い。これらの中でも、酸化チタンは、電子顕
微鏡法による測定において粒度が0.10〜0.50μ
mの狭い範囲に分布しており、粒径が小さく、粒度分布
が均一であり、特に好ましい。
【0008】無機フィラーの含有率は、潜在捲縮性繊維
中1〜6重量%、好ましくは2〜4重量%である。無機
フィラーの含有率が1重量%未満であると、潜在捲縮性
繊維の紡糸工程や不織布の製造工程で3次元の捲縮が発
現して、不織布同士の自着性が高まり、ハンドリング
性、巻回してロール状にした場合の繰り出し性に問題が
生じる。6重量%を超えると、潜在捲縮性繊維が脆くな
ってしまうことから、紡糸工程で、繊維切れなどが発生
し、紡糸することが難しくなる。また熱収縮性不織布の
製造工程においても、カーディング工程で繊維が破壊さ
れ工程上のトラブルを引き起こす。更に、潜在捲縮性繊
維の収縮率をコントロールすることが難しくなり、著し
く収縮率の低い熱収縮性不織布しか作ることができなく
なる。
【0009】無機フィラーは、潜在捲縮性繊維を構成す
る成分の高次構造を乱し、所望の工程以外での3次元捲
縮の発現を抑制することから、潜在捲縮性繊維を構成す
る成分中に万遍なく含有させても良いが、複合繊維を構
成する2種類の成分の内の収縮率の低い方にのみ含有し
ていることが、潜在捲縮性繊維の収縮性能(収縮率の高
い方に無機フィラーが入っている場合繊維の収縮阻害を
起こす)の点から好ましい。
【0010】特に好ましい潜在捲縮性繊維と無機フィラ
ーの組み合わせとしては、潜在捲縮性繊維が、収縮率の
異なる2種類の成分からなる偏心芯鞘型又はサイド・バ
イ・サイド型の複合繊維であって、その2種類の成分の
内の何れか一方がエチレン−プロピレンランダム共重合
体であり、無機フィラーが、酸化チタンである組み合わ
せを挙げることができる。この場合、酸化チタンは、エ
チレン−プロピレンランダム共重合体からなる部分と、
その他の成分からなる部分の内の、その他の成分の方に
含有させることが好ましい。
【0011】本発明の熱収縮性不織布に含まれる潜在捲
縮性繊維の量は、不織布の重量に対して50〜100重
量%、特に70〜100重量%であることが、熱収縮性
不織布の収縮のしやすさの点から好ましい。
【0012】本発明の熱収縮性不織布には、潜在捲縮性
繊維に加えて他の繊維を含有させても良い。他の繊維と
しては、熱融着繊維が挙げられる。また、レーヨン、コ
ットン、親水化アクリル系繊維などの吸水性繊維を含有
させても良い。熱融着繊維と潜在捲縮性繊維とから不織
布を構成する場合、熱融着繊維の量が、不織布の重量に
対して10〜50重量%、特に10〜30重量%であり
潜在捲縮性繊維の量が、不織布の重量に対して50〜9
0重量%、特に70〜90重量%であることが、不織布
の強度を向上させながら収縮力を維持させ得る点から好
ましい。ここでいう熱融着繊維とは、芯鞘型熱融着性複
合繊維であり、該芯鞘型熱融着性複合繊維の主に鞘部の
樹脂の熱融着により、繊維交点が熱融着される繊維のこ
とである。
【0013】芯鞘型熱融着性複合繊維の芯部に用いら
れる樹脂としては、オレフィン系重合体として、プロピ
レン単独重合体、またはプロピレンを主体とし、エチレ
ンまたは他のα−オレフィンとの共重合体、ポリエステ
ル系重合体として、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートお
よびこれらの誘導体としての他のモノマーを共重合させ
てなる共重合体エステル等が挙げられ、使用に際して
は、それぞれ単独で又は2種類以上混合して用いること
ができる。またポリアミド系重合体として、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン2、ナイロン3、ナイロン4、ナ
イロン7、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610、及び
これらの誘導体としての他のモノマーを共重合させてな
る共重合体等が挙げられ、使用に際してはそれぞれ単独
で又は2種類以上混合して用いることができる。
【0014】芯鞘型熱融着性複合繊維の鞘部に用いら
れる樹脂としては、芯部に比べて融解温度の低い樹脂が
適宜選ばれる。具体的には、高密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン1−プロピレン3
元共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチ
レンテレフタレート等ポリエステル系樹脂を主成分とす
る共重合体などが挙げられる。ここで融解温度の定義
は、JIS K7121に記載の方法を用いて定義される。
【0015】また、本発明の熱収縮性不織布は、その坪
量(目付)が10〜50g/m2、特に15〜30g/
2であることが好ましい。
【0016】本発明の熱収縮性不織布は、無機フィラー
を含有する潜在捲縮性繊維を用いる以外は、各種公知の
製法で製造することができる。例えば、繊維ウエブをエ
アースルー、ヒートエンボス、超音波エンボス、スパン
レース等で加工して不織布化する方法を挙げることがで
きる。無機フィラーを含有する潜在捲縮性繊維は、構成
成分の全体又は一部に無機フィラーを配合する以外は、
各種公知の方法と同様に紡糸(複合紡糸)することによ
り得られる。また、繊維ウエブは、カード法又エアレイ
法等により製造したものを用いることができる。上記の
製法の中でも、凹凸ロールと平滑ロールからなるヒート
エンボス装置を用いて行うヒートエンボス法は、繊維ウ
ェブの凹凸ロールの凸部と平滑ロールではさまれた部分
では、加熱され繊維同士が融着されるが、凹凸ロールの
凹部と平滑ロールではさまれた部分にある繊維ウェブ
は、潜在捲縮性繊維の捲縮が発現するほど加熱されず、
熱収縮工程で所望の収縮を発現させることができるので
好ましい。尚、繊維ウェブとは、カード法によって形成
されたウェブのことであり、不織布化される前の状態の
繊維集合体のことである。つまり、不織布を製造する際
に用いられるカードウェブに加えられる後処理、例え
ば、エアスルー法やカレンダー法による加熱融着処理が
施されていない状態にあり、繊維同士が極めて緩く絡ん
でいる状態の繊維集合体のことである。
【0017】ヒートエンボスは、例えば、一方又は双方
が所定温度に加熱可能な相対向する一対の圧着部を備え
たエンボス装置であって、各圧着部の対向部の一方が所
定の凹凸パターンで彫刻されており且つ他方が平滑とな
っているものを用いて行われる。この場合の熱収縮性不
織布は、その構成繊維がヒートエンボスによって部分的
に熱融着されている。また、ヒートエンボスによる部分
的な熱融着のパターンに特に制限はないが、収縮し易さ
及び収縮後の不織布の風合いの点から、独立のドット
状、例えば独立した円形、三角形、四角形、六角形など
のパターンが好ましい。
【0018】本発明の熱収縮性不織布は、熱収縮性不織
布中に特定量の無機フィラーを含有するため、その製造
工程において、所望の熱処理工程以外での潜在捲縮性繊
維の捲縮の発現が抑制される。例えば、カードにより繊
維ウエブを形成し、ヒートエンボスによりそのウエブを
不織布化して本発明の熱収縮性不織布を製造する場合に
おいては、カードによる繊維開繊時(カーディング工程
における繊維の捲縮は、繊維とカード機の間の摩擦によ
り発生する熱や繊維間の摩擦により発生する熱によって
発現する。)やエンボス処理時におけるコイル状の3次
元捲縮の発現を、無機フィラーを含有させない場合に比
べて顕著に抑制することができる。そのため、本発明の
熱収縮性不織布は、自着力(不織布同士のくっつき易
さ)が低く、ハンドリング性や、巻回してロール状にし
た場合の繰り出し性が良好である。
【0019】本発明の熱収縮性不織布の自着力は、特に
制限されるものではないが、実施例において後述する方
法により測定した自着力が1.00cN/mm以下、特
に0.01〜0.40cN/mmであることが好まし
い。当該方法により測定した自着力が0.20cN/m
m以下であると、ハンドリング性や、巻回してロール状
にした場合の繰り出し性が特に良好となる。
【0020】本発明の熱収縮性不織布は種々の用途に使
用できる。例えば、本発明の熱収縮性不織布を非熱収縮
性の繊維層と積層一体化した後、熱収縮不織布を熱収縮
させることで、表面に凹凸を有する立体シートを製造で
きる。このようにして製造した立体シートは、弾力性が
あり、また非収縮層の繊維が低密度で配されているた
め、例えば生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性
物品の構成部材、特に表面シートとして好適に用いるこ
とができる。
【0021】図1には、本発明の一実施形態としての熱
収縮性不織布1を用いて製造した立体シート形成用の熱
収縮性不織布2及び該熱収縮性不織布2を用いて製造し
た立体シート3が示されている。図1に示す立体シート
形成用の熱収縮性不織布2は、本発明に係る熱収縮性不
織布1の片面に、該熱収縮性不織布1の収縮開始温度以
下では実質的に熱収縮しない繊維ウエブ又は不織布から
なる第2繊維層4を積層し、熱収縮性不織布1と第2繊
維層4とを所定のパターンの接合部5で接合して得られ
たものである。このようにして得られた立体シート形成
用の熱収縮性不織布2によれば、例えば熱風を吹き付け
て温度120〜140℃の熱処理を施し、該熱処理によ
って、熱収縮性不織布2を、その面積収縮率が20〜7
0%となるように熱収縮させることにより、第2繊維層
の接合部5以外の部分が大きな凸状に変形するため、嵩
高で柔軟性に優れた立体シート3を製造できる。熱処理
の具体的な例としては、卓上型の恒温乾燥機や、熱接着
不織布を製造する際に用いられる熱処理機、マイクロウ
ェーブ、蒸気、赤外線、ヒートロールとの接触等が用い
られる。
【0022】尚、立体シート形成用の熱収縮性不織布2
の接合部5は、例えば熱エンボス、超音波エンボス、接
着剤による接着などの各種接合手段によって形成され
る。図1に示す熱収縮性不織布2の接合部5は、圧密化
されており、該不織布2の他の部位に比して厚みが小さ
く且つ密度が大きくなっている(立体シート3の接合部
5も同様)。熱収縮性不織布2(立体シート3)を平面
視した場合の個々の接合部5の形状は、円形、楕円形、
三角形、矩形又はこれらの組み合わせ等とすることがで
き、接合部5の配置パターンは、例えば図2の左側から
右側に順に示すように、千鳥状の配置パターン、菱形格
子状の配置パターン、縦横両方向に所定ピッチで並べた
配置パターン、向きの異なる2種類の接合部を縦横両方
向に交互に配置したパターン等とすることができる。ま
た、接合部5を、連続した形状、例えば直線や曲線など
の線状、格子状等に形成することもできる。
【0023】本発明の熱収縮性不織布1,2は、用いる
潜在捲縮性繊維の種類や、熱融着の面積率にもよるが、
その最大熱収縮率が20〜90%、特に40〜80%程
度となっている。最大熱収縮率は、自由な状態下で不織
布を最適温度に加熱した時、(収縮前面積−収縮後面
積)/収縮前面積×100で定義される。尚、実際に収
縮させる時には、必ずしも最大収縮率で収縮させる必要
は無く、適当な熱処理条件で収縮させれば良いことは言
うまでもない。
【0024】また、本発明の熱収縮性不織布を用いて製
造された立体シートは、料理用のシート、各種薬液や洗
浄液を保持するためのシート(例えば、対人用のメイク
落としシートや清掃用ワイパー)などとして用いること
もできる。尚、本発明の熱収縮性不織布は、他のシート
材等と接合せずに、単独で立体シート等の製造に用いる
こともできる。
【0025】本発明の熱収縮性不織布は、熱収縮後にお
ける不織布の伸縮性の程度は、50%伸張時の伸張回復
率を尺度としたとき、その値が20%以上、特に40%
以上、更には60〜95%であることが、十分に高いエ
ラストマー的挙動を発現させる観点から好ましい。伸張
回復率は、本発明の不織布の流れ方向及び幅方向におい
て値が異なる場合があるが、少なくとも何れかの方向に
おいて測定された伸張回復率の値が前記範囲内であれ
ば、十分なエラストマー的挙動が発現する。
【0026】伸張回復率は、以下の方法で測定される。
ORIENTEC社製の引張圧縮試験機TENSILON「RTA-100」を
用い引張モードで測定する。先ず、不織布を50mm×
50mmの大きさに裁断し測定片を採取する。測定片を
引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試
料長(チャック間距離)30mmでセットし、引張圧縮
試験機のロードセル(定格出力5kg)に取り付けられ
たチャックを100mm/分の速度で上昇させて、測定
片を伸張させる。測定片が初期試料長の50%、つまり
15mm伸びた時点で、チャックの移動方向を逆転さ
せ、チャックを100mm/分の速度で下降させ、初期
試料長の位置まで戻す。この間の操作でロードセルで検
出される荷重と、測定片の伸びとの関係をチャートに記
録し、このチャートに基づき下記式(1)から伸張回復
率を求める。 伸張回復率=回復伸び/最大伸び長さ(=15mm) (1) ここで、回復伸びは、最大伸び長さ(=15mm)から
チャックを下降させて、初めて荷重ゼロを記録したとき
の、最大伸び長さからのチャック移動距離で定義され
る。
【0027】前記エラストマー的挙動が発現すると、、
生理用ナプキンやおむつなどの吸収性物品の構成部材と
して用いられた場合には装着者への身体への追従性が得
られて漏れ防止や装着感が向上し、また、掃除用及び対
人用ワイパーとして用いられた場合には使用者や被清浄
面への追従性が得られて作業性や清浄性が向上する観点
から、好ましい。
【0028】本発明の熱収縮性不織布は、その両面に、
該熱収縮性不織布の収縮開始温度以下では実質的に熱収
縮しない繊維ウエブ又は不織布からなる第2繊維層を積
層して、立体シート形成用の熱収縮性不織布として用い
ることもできる。
【0029】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。しかし、本発明の範囲は斯かる実施例に制限されな
い。
【0030】〔実施例1〕 〔潜在捲縮性繊維〕非収縮成分と熱収縮成分が繊維の全
長にわたって相互に偏芯型で配置、密着してなる複合繊
維である潜在捲縮性繊維〔2.2dtex×51mm〕を用いた。
該潜在捲縮性繊維は、非収縮成分としてプロピレン単独
重合体であるポリプロピレン(PP)を用い、熱収縮成
分としてエチレン−プロピレンランダム共重合体(E
P)を用い、非収縮成分のポリプロピレンに3.0wt
%(繊維重量に対して)の酸化チタンを配合して製造し
た。 〔熱収縮性不織布の製造〕前記潜在捲縮性繊維を繊維開
繊用のカード機を用いて、繊維ウェブを製造した。ウェ
ブの目付は20g/m2であった。凹凸ロールと平滑ロ
ールからなるヒートエンボス装置を用い、この繊維ウェ
ブに対して、表1に示す加工速度でヒートエンボス加工
をした。各ロールの温度及びエンボス面積率は表1に示
す通りであった。エンボスパターンは、一辺0.7mm
の菱形を、各菱形間1.05mmで千鳥に配列した。こ
のようにして熱収縮性不織布を得た。
【0031】〔実施例2,3〕実施例1において、繊維
重量に対する酸化チタンの配合量を、表1に示す量に代
えた以外は、それぞれ実施例1と同様にして熱収縮性不
織布を製造した。但し、実施例1,2は酸化チタンを非
収縮成分に配合し、実施例3は酸化チタンを非収縮成分
及び収縮成分の両成分に配合した。
【0032】〔比較例1〕実施例1において、繊維重量
に対する酸化チタンの配合量を、表1に示す量に代えた
以外は、それぞれ実施例1と同様にして熱収縮性不織布
を製造した。
【0033】〔性能評価〕実施例及び比較例の熱収縮性
不織布について、以下の方法で、用いた潜在捲縮性繊維
の140℃における乾熱収縮率、及び不織布としての最
大面積収縮率及び自着力を測定した。結果を表1に示
す。
【0034】〔繊維の乾熱収縮率〕熱応力測定装置(カ
ネボウエンジニアリング株式会社製、KE−2LS)を
用いて測定を行った。試料長50mm、試料重量110
dtexの試料を取付用フックにセットする。初荷重
3.3gf/110dtexを試料に加え、40℃から
170℃まで昇温速度1.25℃/sec(240秒で
300℃まで昇温するように昇温する)で装置を加熱
し、140℃になったときのフックの変位を変位検知で
検知する。初期試料長と140℃時の変位から繊維乾熱
収縮率を下式(2)より求める。 繊維乾熱収縮率(%)=(初期試料長−変位)/初期試料長×100 (2)
【0035】〔最大面積収縮率〕最大面積収縮率の測定
は、熱収縮処理前の熱収縮性不織布のMD、CD方向そ
れぞれに、一定間隔で点状のマーキングを一対施し、6
0sec間マーキングした熱収縮性不織布を熱収縮処理
し、こららのマーキング間距離の変化を測定し、その測
定値(収縮後寸法)及び収縮前のマーキング間距離(収
縮前寸法)から、次式により面積収縮率を算出し、それ
を最大面積収縮率とした。 面積収縮率=[(MD収縮前寸法×CD収縮前寸法)−
(MD収縮後寸法×CD収縮後寸法)]/(MD収縮前
寸法×CD収縮前寸法) ここで、前記熱収縮処理は130℃±10℃の熱風を通
過させる熱処理である。ここで130℃±10℃の熱風
とは、熱収縮性不織布に当たる前の熱風の初期温度のこ
とであり、具体的には熱収縮性不織布よりも熱風の吹き
出し部に近い側に設置された温度センサーが検知する初
期温度のことである。初期温度とは、該熱処理を行った
熱処理装置に、熱収縮性不織布を入れる直前の熱風温度
のことである。
【0036】〔不織布の自着力〕各熱収縮性不織布から
MD100mm×CD50mmに切り出した2枚の試験
片を、MD方向を一致させ、MD方向に70mmの重な
り部を設けて重ねる。その重なり部を、1kgのローラ
ー(外径95mm)で加重し貼り合せサンプルを作製す
る。作製した貼り合せサンプルを、株式会社東洋ボール
ドウイン製の引張・圧縮試験機(型番:RTM−10
0)に、その長手方向の両端をチャックに固定してセッ
トし、引張りモードの引張り速度100mm/minで
チャック間距離を拡大させる。ロードセルで検知した最
大荷重を単位幅(1mm)当たりに換算し、自着力とす
る。尚、最大荷重は、上部チャックの下端から2枚の試
験片の内の下部チャックに固定された方の試験片の上端
縁までの距離が、引張り開始時の該距離に対して10m
m拡大した時点から40mm拡大した時点までの間にお
ける最大荷重で定義している。2枚の試験片を重ね合わ
せる際には、それらを切り出した熱収縮性不織布におけ
る一面と他面を面接させる。
【0037】
【表1】
【0038】実施例で用いた酸化チタンを所定量以上配
合した潜在捲縮性繊維は、不織布化工程において、コイ
ル状の3次元捲縮の発現が顕著に抑制されることから、
実施例の不織布は比較例のものに比べて自着力が小さ
い。また、酸化チタンを配合した潜在捲縮性繊維は、乾
熱収縮率が小さく不織布製造工程でのコイル状の3次元
捲縮の発現が抑制されていることが明らかである。最大
面積収縮率を測定した熱収縮後の本発明の実施例の不織
布は、伸縮性があり、吸収性物品の構成部材、清掃用ワ
イパーや対人用ワイパーなどに用いた場合に追従性が良
く、また表面が滑らかで風合いが良好であった。一方、
最大面積収縮率を測定した熱収縮後の比較例の不織布
は、伸縮性はあるものの、表面が固く風合いがやや劣る
ものであった。
【0039】
【発明の効果】本発明の熱収縮性不織布は、自着力が低
く、ハンドリング性及び巻回してロール状にした場合の
繰り出し性に優れており、また所望の工程において所望
の熱収縮性を発現させることのできるものである。本発
明の熱収縮性不織布(及び立体シート形成用の熱収縮性
不織布)は、潜在捲縮性繊維を含んでおり、熱収縮後に
おいても弾力性を有しているため、生理用ナプキン、オ
ムツなどの吸収性物品の構成部材、特に肌と接する面に
用いられるシート(特に立体シート)の製造に好適であ
る。また、清掃用ワイパーやメイク落としなどの対人用
ワイパー用のシート(特に立体シート)の製造にも好適
に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱収縮性不織布の使用方法の一例を示
す模式図である。
【図2】本発明の立体シート形成用の熱収縮性不織布の
接合部の形状及び配置パターンの例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱収縮性不織布 2 立体シート形成用の熱収縮性不織布 3 立体シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 5/26 A61F 13/18 307G D04H 1/54 (72)発明者 宮本 孝信 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 浅野 浩司 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B074 AA02 AA08 AB01 BB01 4C003 AA19 4F100 AA00A AA21 AK07 AK64 AL01 AL03 BA02 BA32 CA23A DD03B DG15A DG15B EC03 EJ42 GB71 GB72 JA03A JA03B YY00B 4L047 AA27 AA29 AB09 BA08 BA23 CA05 CA12 CB10 DA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜在捲縮性繊維を含む熱収縮性不織布に
    おいて、前記潜在捲縮性繊維中に、無機フィラーが1〜
    6重量%含有されていることを特徴とする熱収縮性不織
    布。
  2. 【請求項2】 前記潜在捲縮性繊維は、収縮率の異なる
    2種類の成分からなる複合繊維であり、前記無機フィラ
    ーは、収縮率が低い方の成分中に含有されている請求項
    1記載の熱収縮性不織布。
  3. 【請求項3】 前記複合繊維は、偏心芯鞘型又はサイド
    ・バイ・サイド型の複合繊維であり、前記2種類の成分
    の内の何れか一方がエチレン−プロピレンランダム共重
    合体であり、前記無機フィラーが酸化チタンである請求
    項2記載の熱収縮性不織布。
  4. 【請求項4】 自着力が1.00cN/mm以下である
    請求項1〜3の何れか記載の熱収縮性不織布。
  5. 【請求項5】 潜在捲縮性繊維を含み、該潜在捲縮性繊
    維中に無機フィラーが1〜6重量%含有されている熱収
    縮性不織布の片面又は両面に、該熱収縮性不織布の収縮
    開始温度以下では実質的に熱収縮しない第2繊維層を積
    層し、前記熱収縮性不織布と第2繊維層とを部分的に接
    合してなる、立体シート形成用の熱収縮性不織布。
  6. 【請求項6】 潜在捲縮性繊維を含み、該潜在捲縮性繊
    維中に無機フィラーが1〜6重量%含有されている熱収
    縮性不織布の片面又は両面に、該熱収縮性不織布の収縮
    開始温度以下では実質的に熱収縮しない第2繊維層を積
    層し、前記熱収縮性不織布と第2繊維層とを部分的に接
    合してなる、立体シート形成用の熱収縮性不織布に、温
    度120〜140℃の熱処理を施し、該熱収縮性不織布
    を、面積収縮率が20〜70%となるように熱収縮させ
    ることを特徴とする立体シートの製造方法。
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