JP3983214B2 - 係止要素を備えた雄コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、雌コネクタに接続するための係止要素を備えた雄コネクタに関する。該雄コネクタは、第1長手方向軸と、壁によって囲まれ且つ雌コネクタハウジングの一端面において開口されると共に該一端面に対して間隔が置かれた一端を基部によって閉塞された挿入室と、が設けられた雌コネクタハウジングを有する雌コネクタとの接続が見込まれる。前記雌コネクタハウジングには、前記第1長手方向軸に平行に前記基部から前記挿入室に突出して第1接続端子が配置されている。前記挿入室を囲む前記壁の外方面上には、係止突起が突出して設けられている。該係止突起は、前記一端面から前記基部に向けて上昇するように前記外方面から隆起された当接面と、前記当接面の前記基部側において前記外方面方向に延びる係止面とを有している。
従来から、雌コネクタに接続される雄コネクタが知られている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
欧州特許第0896396A2号明細書 独国特許出願公開第19828968A1号明細書 独国特許出願公開第10052970A1号明細書 欧州特許第1089393A1号明細書
特許文献1は雌コネクタおよび雄コネクタより構成されるコネクタを開示している。雌コネクタは雌コネクタハウジングと、壁によって囲まれた挿入室とを有している。挿入室は雌コネクタハウジングの一端面において開放され、且つ一端面に対して間隔を置かれた端部を基部によって閉ざされている。雌コネクタは接続方向を規定する第1長手方向軸を有している。雌コネクタハウジングには第1接点が配置されている。第1接点は第1長手方向軸に対して平行に整列され、且つ基部から挿入室に突出している。挿入室を囲んでいる壁の外方面上には係止突起が突出して設けられている。スライダがロック位置に配置され、それによりロックアームの無負荷位置からの変位を阻止する際に、スライダによってロックされ、且つ弾性的に変位可能な係止アームが雄コネクタに設けられている。スライダには複数の圧縮バネが配置されており、圧縮バネは、スライダではなくクロスバーにより支持される端部において互いに接続されている。ロックアームは、雄コネクタを雌コネクタに挿入する際に、係止突起に当接する傾斜面を有している。この場合、スライダは、スライダの係止面とロックアームとが接触しない位置に配置されている。このため、ロックアームは係止手段により暫定的な(予備的な)位置に保持されている。雄コネクタが雌コネクタに挿入される際に、フック状突起を備えたロックアームが係止突起に当接するだけでなく、2つの圧縮バネを互いに接続するクロスバーが雌コネクタの端面に当接するようになる。雄コネクタがさらに挿入されると、バネが負荷される。ロックアームのフック状突起は係止突起の上を摺動して通過する。これにより、ロックアームは、そのロック面が係止突起の後部と係合する位置に到達する。これにより、圧縮バネはそれらの作用(即ち、係止手段がスライダを解放すること)により解放され、その結果、バネ力によりスライダは係止突起から離間され、スライダの係止面がロックアームの上に乗り、ロックアームの変位を防止して係合位置に係止する。また、それにより係止手段は元の位置に戻され、その結果、バネはもはや負荷状態にない。解放のためには、スライダは雄コネクタの分離方向とは反対方向に動かされねばならず、それによりロックアームが解放される。圧縮バネの支持のために十分に大きな接触面を確保するために、圧縮バネの延長部の延長に配置される、即ち接続方向に互いに平行に且つ雌コネクタの端面から係止突起まで延設されるリブが、雌コネクタハウジングに設けられていれる。
取り外しのために、スライダは、先ず、ロックアームが解放される程度まで雌コネクタ方向に移動される。これによって、圧縮バネは部分的に負荷され、且つ係止手段がスライダをこの位置にロックする。この位置において、スライダの解放部分は作用され(即ちスライダは下方に付勢され)、それにより、解放部分はその下方に配置されたロックアームの突起に作用する。従って、ロックアームがシーソー状に懸架されるので、ロックアームのフック状突起は雌コネクタの係止突起との係合から解放される。雄コネクタが引っ張られると、雄コネクタは雌コネクタから分離される。この作業は厄介であり、特に安全な作業が要求される場合に、スライダに作用する圧縮バネを確実に支持するための雌コネクタ上のリブ状の追加の手段を必要とする。コネクタを解放する(即ち、雌コネクタから雄コネクタを解放する)際に、位置決めしているスライダを移動させ、雌コネクタの係止突起からロックアームを解放する方向の、ロックアームへの力の印加を該スライダの動作部分により可能とする位置にスライダを配置するために、スライダは解放方向と反対方向に最初に動かされねばならない、という取り扱いは、さらに不利である。同時に、雄コネクタを雌コネクタから分離するように雄コネクタが引っ張られねばならない。
特許文献2は、同時に雌コネクタの接点用短絡バーとして機能する板バネ状係止要素を有する雌コネクタと、雄コネクタとを備えたコネクタに関する。係止要素は2本の係止脚部を有しており、各係止脚部は、それぞれ雄コネクタの突起と接触し、且つ接続の間中変形される。その結果、突起は、それぞれ係止脚部の鋭い屈曲を乗り越えるように摺動し、その後元に戻り、その結果雄コネクタが雌コネクタに固定される。さらに、雄コネクタと雌コネクタの接続が解除された状態において雌コネクタの接点に接触する2本の接触脚部が設けられており、これら2本の接触脚部は保持要素の一部分であり、金属から作られ、故に電気伝導性を有する。従って、分離された状態において、短絡接点が接触脚部を介して接点間に形成される。これらは、雄コネクタを挿入する際に雌コネクタの接点との接触から外される。
特許文献3は、雌コネクタおよび雄コネクタを備えるコネクタを記載しており、該雄コネクタにはスライダが配置され、このスライダは圧縮バネと一体に形成され、圧縮バネは、挿入の間に、先ず負荷され、接続状態が完了されない限り排除力を発生する。さらに、接続状態においてスライダは保持要素として機能する。圧縮バネとして形成される弾性部分は蛇状に屈曲された板バネ状部分を含んでいる。
特許文献4は、壁によって囲まれる挿入室を有し、且つ挿入室に雄コネクタを挿入される雌コネクタを記載している。水密構造を達成するために、雄コネクタは雌コネクタの挿入室に進入する部分に、挿入室の内方面に接触する密封体を有している。雌コネクタの挿入室に進入する雄コネクタ部分は、雄コネクタの後部区域に対して、断面について先細るように形成される。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一般的な雌コネクタ(即ち、少なくとも1つの係止突起が設けられた雌コネクタ)用の雄コネクタであって、取り扱いが容易であり、且つ接続が完了されない限り、雄コネクタを雌コネクタから分離する力を発生する雄コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る雄コネクタは下記の点を特徴としている。
雄コネクタハウジングと、
スライダと、
少なくとも1つの圧縮バネと、
弾性の係止要素と、を備え、
前記雄コネクタハウジングが、第2長手方向軸と、前記第1接点に嵌合して電気的に接続される複数の第2接点への到達を可能にする端面が設けられると共に2本の長手方向軸が互いに平行に配置されるときに前記挿入室に挿入可能な第1ハウジング部と、前記雌コネクタハウジングに接続しているときに前記係止突起に対向するように配置されるロック手段を設けられた弾性的に偏向可能なロックアームと、を有し、
前記スライダが、解放位置とロック位置との間を前記第2長手方向軸に沿って変位可能に前記雄コネクタハウジングに支持され、且つロック位置において前記ロックアームの偏向を防止し、
前記圧縮バネが、一方を前記雄コネクタハウジングに支持されると共に他方を前記スライダに支持され、且つ前記スライダがロック位置に位置するように前記スライダに作用し、
前記係止要素が、鋼ワイヤから形成されており、互いに間隔を置かれて接続部から延びている2本のバネ脚部と、該各バネ脚部にそれぞれ角度をもって取付けられると共に前記第2長手方向軸に対して直角に且つ互いにオフセットして平行に前記スライダに設けられた別個の挿入孔にそれぞれ係合する取付け部分と、を有し、前記雌コネクタが接続方向に移動される際に、前記接続部と前記各バネ脚部との中間部を前記雌コネクタハウジングの一端面に接触させ、スライダを前記雌コネクタに対して静止した状態に保ち該スライダを前記解放位置に移動させ、前記雌コネクタおよび前記雄コネクタが接続方向にさらに移動されるのに伴い、偏向して前記雌コネクタハウジングの一端面との接触から外れる。
上記のように構成された雄コネクタにおける利点は、該雄コネクタを少なくとも1つの係止突起を有する一般的な雌コネクタとの接続に用いることができ、結果、雌コネクタを変更することなく、雄コネクタが雌コネクタとのロック完了位置に達しない限り、雄コネクタを雌コネクタから分離し得ることが保証されるということである。さらに、接続の際に雄コネクタハウジングのみを操作するだけでよく、即ち、雌コネクタハウジングに対して(言い換えれば、雌コネクタハウジングの基部に向けて)雄コネクタハウジングを動かすだけでよく、取り扱いが簡素化される。板バネ状の係止要素が雌コネクタハウジングの端面との有効な係合から外れることにより、雄コネクタハウジングとスライダとの間に圧縮バネの力が作用するようになるので、ロックアームの係止を完了するためのスライダの解放が、雌コネクタに対する雄コネクタの位置に応じて自動的に達成される。スライダは、ロックアームを固定して解放位置への変位を防止するように、雌コネクタハウジングおよび雄コネクタハウジングに対して変位される。この位置は、雌コネクタから雄コネクタを分離すために分離方向にのみスライダが作用されることにより、容易に解除される。さらに、重要な利点は、係止要素が別個の構成要素、即ち実質的に磨耗または硬化を示さない材料から作られるスライダと分離された構成要素であるということである。スライダのオフセット挿入孔に係合する取付け部の配置とともに、係止要素の上記の構成によれば、スライダへの係止要素の取付けが小スペースで済み、そして必要とされるバネ軌道を用意することに対して好適なので、コンパクトな設計が達成される。
好ましくは、各バネ脚部が、接続部と交差して該接続部から離間するように、巻回部分を介して接続部から連続する。また、各取付け部分が互いにオフセットして平行となるように、各バネ脚部が接続部分から延設されることが組立時に好適である。好ましくは、係止要素は円形のワイヤから形成される。また、係止要素がステンレス鋼から製造されることが好適である。
雌コネクタと雄コネクタとのロック完了状態において、鋼から作られた係止要素は通常位置から弾性的に変位させられる(即ち、雌コネクタハウジングが雄コネクタに接続されている限り応力負荷されている)ので、好ましくは、係止要素はステンレス鋼から製造される。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は雌コネクタの斜視図、図2は接続される前の雄コネクタと雌コネクタの斜視図、図3は接続される途中の雄コネクタと雌コネクタの斜視図、図4は接続を完了された雄コネクタと雌コネクタの斜視図、そして、図5は係止要素の斜視図である。
図1には従来技術による雌コネクタ1が示されている。雌コネクタ1は第1長手方向軸3を有する雌コネクタハウジング2を備えている。雌コネクタハウジング2は、さらに、その開口断面において角丸めされた矩形の挿入室5を囲む壁4を有している。挿入室5は端面6において開口されており、且つ端面6と間隔を置かれた端部を基部8により閉塞されている。端面6は、好ましくは、挿入室5に向かって面取りをされている。ピン型の第1接点7が基部8から突出している。第1接点7は第1長手方向軸3に対して平行に整列されている。壁4の外方面9上には係止突起10が設けられており、係止突起10は当接面11を有し、当接面11は端面6側の端部から基部8に向けて上昇するように外方面9から隆起されている。係止面12は係止突起10に続いて外方面9の方向に(詳細には、好ましくは外方面9に垂直に、また必要に応じてアンダーカットを有して)延びている。
図2において雄コネクタ13が雌コネクタ1から分離して示されており、該雄コネクタ13は雄コネクタハウジング14を有している。雄コネクタハウジング14は第2長手方向軸15を有している。雄コネクタハウジング14は、雌コネクタ1に接続される際に図1に示す挿入室5に挿入される第1ハウジング部分16を有している。このために、第1長手方向軸3と第2長手方向軸15は互いに一直線に整列される。第1ハウジング部分16は端面17から延設されており、端面17には挿入室に連通する開口が設けられており、該挿入室には雌接続端子型の第2接点が挿入されており、該第2接点は固定要素18により固定されている。
第1ハウジング部分16には、断面において縮小された密封体用着座部を有する中間部19、および第2ハウジング部分20が連設されている。第1ハウジング部分16の断面は雌コネクタ1の雌コネクタハウジング2の挿入室5の断面に略適合させられており、即ち、角丸めされた略矩形状とされている。雄コネクタハウジング14の幅広な面上にはロックアーム21が配置されている。ロックアーム21は、互いに間隔を置いて平行に配置され且つ端面17から間隔が置かれた端部において雌コネクタハウジング14と一体に形成された2本の長手方向支柱22を備えて枠状に形成されている。端面17に近接した2本の長手方向支柱22の各端部は、横架するように延びるロック支柱23によって互いに接続されており、ロック支柱23は雌コネクタ1の係止突起10と係合してロックするロック手段として機能する。
ロック支柱23に近接した長手方向支柱22の端部にはロック突起24が設けられている。ロック突起24が設けられている長手方向支柱22の端部に対して他端側の領域には、端面17から離れて第2長手方向軸15から離間する少なくとも1つの解放面25が2本の長手方向支柱22に隣接して設けられている。さらに、ロックアーム21の長手方向支柱22の側部領域には、圧縮バネ27の一端を支持する2つの第1バネ支持体26が配置されている。ロック支柱23は、その下方側に、第1バネ支持体26から離れて第2長手方向軸15から離間する調整面28を有している。
雄コネクタハウジング14は筒状のスライダ29によって囲まれている。スライダ29は、その内方室に、一端を支持された圧縮バネ27の他端面に対向して接触する2つのバネ支持体30を有している。第2バネ支持体30に対向する面には、不図示の調整凹部が設けられており、スライダ29が雄コネクタハウジング14上に取付けられた状態において、前記調整凹部は雄コネクタハウジング14の不図示の作動当接部と協働して、雄コネクタハウジング14に対して第2長手方向軸15に沿うスライダ29の運動を制限する。さらに、スライダ29には図示されないロック当接部が設けられており、雄コネクタ13と雌コネクタ1とが完全に接続された状態において、前記ロック当接部は雌コネクタハウジング2上にロックアーム21を係止して、その変位を防止する。即ち前記ロック当接部はロック突起24に対向して配置されている。
スライダ29の第2バネ支持体30を設けられた端部には、2つの解放突起31が設けられており、雄コネクタ13を雌コネクタ1から分離する際に、解放突起31がロックアーム21を解放するように機能する。スライダ29を引っ張ると、ロックアーム21は第2長手方向軸15から離間するように無負荷位置から弾性的に変位させられ、そして雄コネクタハウジング14が雌コネクタハウジング2から引き抜かれる前に、雌コネクタ1の係止突起10に方向に移動される。さらに、スライダ29は、第2長手方向軸15に対して横方向に伸び且つ互いに平行にオフセットした挿入孔33,34を設けられた耳片32を有している。
図5に示されるように、係止要素35はスライダ29に配置されている。係止要素35はステンレス鋼から作られる円形のワイヤからなっている。
2本のバネ脚部37は接続部分36から横方向に突出している。バネ脚部37は巻回部分38を介して接続部分36の端部と連続しており、その結果バネ脚部37は接続部分36から横方向に出発している。接続部分36から間隔が置かれた各バネ脚部37の端部には、取付け部分39が、バネ脚部37に対して角度をもって連接されている。各取付け部分39は接続部分36と平行に且つ互いに向かい合う方向に延長されている。また、各取付け部分39は互いに平行に延長されている。各取付け部分39は図2に示されるスライダ29の係止耳片32の互いにオフセットされた挿入孔33,34にそれぞれ受容されている。これにより、旋回運動を開始するとき、巻回部分38および接続部分36には、それぞれ対向モーメントが発生する。
圧縮バネ27は、スライダ29が雄コネクタハウジング14上で図2に示す位置を取るように、スライダ29に作用する。第1ハウジング部分16は、第1長手方向軸3および第2長手方向軸15を互いに整列させて、雌コネクタハウジング2の挿入室5に挿入される。これにより、巻回部分38および接続部分36と共に係止要素35は、端面6または雌コネクタ1の挿入室5に向かって端面6に続いている前記面取りに対して静止するようになる。係止要素35は無負荷状態にある。雌コネクタ1および雄コネクタ13がさらに接続方向に移動されると(図3参照)、第1ハウジング部分16は挿入室5内により深く挿入されるが、一方でスライダ29は雌コネクタ1に対して静止した状態を保たれる。同時に、ロックアーム21は解放され、且つ弾性的に変位させられてロック支柱23と共に係止突起10の当接面11上を摺動して通過し、そして係止面12の後部に係合する。
スライダ29の雌コネクタ1側の端面は、もはや、ハウジング部分16の端面17と同一平面上に位置しておらず、すでにロック支柱23に近接している。
上記の動作の間に、第1接点7は、係止要素35の巻回部分38または接続部分37それぞれの下で、雄コネクタハウジング14のハウジング部分16内により深く移動され、その結果、同時にまたは雄コネクタハウジング14が挿入室5へさらに挿入される際に、端面17が雌コネクタ1の基部8に向かって接近する間に、係止要素35は偏向され、それにより、係止要素35の巻回部分38は雌コネクタ1の端面6との接触から外れる。雄コネクタ14が雌コネクタ1への挿入される間に負荷された圧縮バネ27が伸張し、スライダ29を雄コネクタハウジング14に対して基部8の方向に移動させ、それによって係止要素35は雌コネクタ1の外方面9上を摺動する。この状態において、圧縮バネ27は弛緩され、スライダ29は雄コネクタハウジング14に対して図2および図4に示す位置に復帰し、その位置においてロックアーム21は固定され、第2長手方向軸15から離間する変位を防止される。
無負荷状態への係止要素35の移動はスライダ29の耳片32上の当接部によって制限される。
雄コネクタ13を雌コネクタ1から分離するために、スライダ29は基部8から離間する方向に移動され、それにより解放突起31がロックアーム21の調整面28の下に進入し、そしてロックアーム21を持ち上げて、ロックアーム21は係止突起10との係合から解放される。
上述した本発明の特徴を以下第1項〜第4項に簡潔に纏めて列記する。
1.雌コネクタ(1)に接続するための雄コネクタ(13)であって、
前記雌コネクタ(1)が雌コネクタハウジング(2)を備えており、
前記雌コネクタハウジング(2)が、
第1長手方向軸(3)と、
壁(4)によって囲まれ、且つ前記雌コネクタハウジング(2)の一端面(6)において開口されると共に該一端面(6)に対して間隔が置かれた一端を基部(8)によって閉塞された挿入室(5)と、を有しており、
複数の第1接点(7)が、前記第1長手方向軸(3)に対して平行に、且つ前記基部(8)から前記挿入室(5)に突出して前記雌コネクタハウジング(2)に配置され、
少なくとも1つの係止突起(10)が、前記挿入室(5)を囲む前記壁(4)の外方面(9)上に突出して配置され、
前記雄コネクタ(13)が、
雄コネクタハウジング(14)と、
スライダ(29)と、
少なくとも1つの圧縮バネ(27)と、
弾性の係止要素(35)と、を備え、
前記雄コネクタハウジング(14)が、第2長手方向軸(15)と、前記第1接点(7)に嵌合して電気的に接続される複数の第2接点への到達を可能にする端面(17)が設けられると共に2本の長手方向軸(3,15)が互いに平行に配置されるときに前記挿入室(5)に挿入可能な第1ハウジング部(16)と、前記雌コネクタハウジング(2)に接続しているときに前記係止突起(10)に対向するように配置されるロック手段(23)を設けられた弾性的に偏向可能なロックアーム(21)と、を有し、
前記スライダ(29)が、解放位置とロック位置との間を前記第2長手方向軸(15)に沿って変位可能に前記雄コネクタハウジング(14)に支持され、且つロック位置において前記ロックアーム(21)の偏向を防止し、
前記圧縮バネ(27)が、一方を前記雄コネクタハウジング(14)に支持されると共に他方を前記スライダ(29)に支持され、且つ前記スライダ(29)がロック位置に位置するように前記スライダ(29)に作用し、
前記係止要素(35)が、鋼ワイヤから形成されており、互いに間隔を置かれて接続部(36)から延びている2本のバネ脚部(37)と、該各バネ脚部(37)にそれぞれ角度をもって取付けられると共に前記第2長手方向軸(15)に対して直角に且つ互いにオフセットして平行に前記スライダ(29)に設けられた別個の挿入孔(33,34)にそれぞれ係合する取付け部分(39)と、を有する
ことを特徴とする雄コネクタ。
2.上記第1項に記載された雄コネクタにおいて、各バネ脚部(37)が、前記接続部分(36)と交差して該接続部分(36)から離れるように、巻回部分(38)を介して前記接続部分(36)から連続していることを特徴とする雄コネクタ。
3.上記第1項に記載された雄コネクタにおいて、前記取付け部分(39)が互いに平行にズレるように、前記各バネ脚部(37)が前記接続部分(36)から延設されていることを特徴とする雄コネクタ。
4.上記第1項に記載された雄コネクタにおいて、前記係止要素(35)が円形のワイヤから作られていることを特徴とする雄コネクタ。
雌コネクタを示す斜視図である。 雄コネクタおよびこれを接続する前の雌コネクタを示す斜視図である。 部分的に接続された状態における雄コネクタと雌コネクタを示す斜視図である。 接続を完了された状態における雌コネクタと雄コネクタを示す斜視図である。 係止要素を示す斜視図である。
符号の説明
1 雌コネクタ
2 雌コネクタハウジング
3 第1長手方向軸
4 壁
5 挿入室
6 端面
7 第1接点
8 基部
9 外方面
10 係止突起
11 当接面
12 係止面
13 雄コネクタ
14 雄コネクタハウジング
15 第2長手方向軸
16 第1ハウジング部分
17 端面
18 固定要素
19 中間部
20 第2ハウジング部分
21 ロックアーム
22 長手方向支柱
23 ロック支柱
24 ロック突起
25 解放面
26 第1バネ支持体
27 圧縮バネ
28 調整面
29 スライダ
30 第2バネ支持体
31 解放突起
32 耳片
33 挿入孔
34 挿入孔
35 係止要素
36 接続部分
37 バネ脚部
38 巻回部分
39 取付け部分

Claims (1)

  1. 雌コネクタ(1)に接続するための雄コネクタ(13)であって、
    前記雌コネクタ(1)が雌コネクタハウジング(2)を備えており、
    前記雌コネクタハウジング(2)が、第1長手方向軸(3)と、壁(4)によって囲まれ、且つ前記雌コネクタハウジング(2)の一端面(6)において開口されると共に該一端面(6)に対して間隔が置かれた一端を基部(8)によって閉塞された挿入室(5)と、を有し、複数の第1接点(7)が、前記第1長手方向軸(3)に対して平行に、且つ前記基部(8)から前記挿入室(5)に突出して前記雌コネクタハウジング(2)に配置され、少なくとも1つの係止突起(10)が、前記挿入室(5)を囲む前記壁(4)の外方面(9)上に突出して配置されており、
    前記雄コネクタ(13)が、雄コネクタハウジング(14)と、スライダ(29)と、少なくとも1つの圧縮バネ(27)と、弾性の係止要素(35)と、を備え、
    前記雄コネクタハウジング(14)が、第2長手方向軸(15)と、前記第1接点(7)に嵌合して電気的に接続される複数の第2接点への到達を可能にする端面(17)が設けられると共に2本の長手方向軸(3,15)が互いに平行に配置されるときに前記挿入室(5)に挿入可能な第1ハウジング部(16)と、前記雌コネクタハウジング(2)に接続しているときに前記係止突起(10)に対向するように配置されるロック手段(23)を設けられた弾性的に偏向可能なロックアーム(21)と、を有し、
    前記スライダ(29)が、解放位置とロック位置との間を前記第2長手方向軸(15)に沿って変位可能に前記雄コネクタハウジング(14)に支持され、且つロック位置において前記ロックアーム(21)の偏向を防止し、
    前記圧縮バネ(27)が、一方を前記雄コネクタハウジング(14)に支持されると共に他方を前記スライダ(29)に支持され、且つ前記スライダ(29)がロック位置に位置するように前記スライダ(29)に作用し、
    前記係止要素(35)が、鋼ワイヤから形成されており、互いに間隔を置かれて接続部(36)から延びている2本のバネ脚部(37)と、該各バネ脚部(37)にそれぞれ角度をもって取付けられると共に前記第2長手方向軸(15)に対して直角に且つ互いにオフセットして平行に前記スライダ(29)に設けられた別個の挿入孔(33,34)にそれぞれ係合する取付け部分(39)と、を有し、前記雌コネクタ(1)が接続方向に移動される際に、前記接続部(36)と前記各バネ脚部(37)との中間部を前記雌コネクタハウジング(2)の一端面(6)に接触させ、スライダ(29)を前記雌コネクタ(1)に対して静止した状態に保ち該スライダ(29)を前記解放位置に移動させ、前記雌コネクタ(1)および前記雄コネクタ(13)が接続方向にさらに移動されるのに伴い、偏向して前記雌コネクタハウジング(2)の一端面(6)との接触から外れることを特徴とする雄コネクタ。
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