JP3741351B2 - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のワイヤハーネスの支線端部の接続に多用されているコネクタの内、中途嵌合状態を検知可能な半嵌合防止コネクタに関し、詳しくは中途嵌合状態で一方のコネクタに離反力を発生させる弾性部材を備えた半嵌合防止コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種自動車には様々な電子機器が搭載され、電子機器間の接続やワイヤハーネス同士の接続に様々なコネクタが多用されている。生産工程或いはメンテナンス時に、コネクタ同士を嵌合させて電気的な接続を図るが、完全に嵌合されていないと通電不良になるうえに、嵌合したコネクタ同士が抜け出してしまう。そこで、従来から中途嵌合状態の双方のコネクタを相対的に離反方向に押し出す機能を有し、完全嵌合時には双方のコネクタを係止して容易な抜け出しを防止する半嵌合防止コネクタが提案されている。
【0003】
以下、従来の半嵌合防止コネクタの一例を図9及び図10を参照して説明する。一方の雄型コネクタ51と、相手方の他方の雌型コネクタ52との嵌合時における中途嵌合状態を確実に防止する構成になっている。
雄型コネクタ51は、所定数の雌型端子80を嵌入する透孔である端子収容室を備え、前方に開口した端子挿入口を備えたコネクタハウジング53と、その上部に図示していない弾性部材を有するスライダー60を摺動可能に装着するための専用ハウジングとから構成されている。
【0004】
他方の雌型コネクタ52は、所定数の雄型端子を嵌入する透孔である端子収容室を備え、前方に開口したハウジング挿入口を備え、ハウジング71の上面にコネクタ嵌合時にスライダー60の当接突起64に当接する一対のストッパ突起72と、該ストッパ突起72,72間にロックアーム56を撓ませるための傾斜面を有する傾斜突起73と、該傾斜突起73の後端にハウジングロック58を係合する係合溝74が設けられている。
【0005】
図9は雌雄コネクタ51,52の完全嵌合状態を示しているが、嵌合状態を解除する場合は、スライダー60の押圧部65を手指等で押さえながら矢印F方向に引き抜く。この結果、図10に示すようにスライダー60のスライダーアーム62がロックビーク57の傾斜面に摺動し、スライダーアーム62が上方に撓む。そして、ハウジングロック58上の変位防止突起とスライダー60の変位防止部との当接が解除され、ハウジングロック58の自由端側が変位可能な状態となる。よって、両コネクタ間に離脱力を作用させることにより、係合溝74内に係止されていたロックアーム56の先端のハウジングロック58が上方に撓んで係止状態が解除される。この状態で雌型コネクタ52本体を持って後方に引き抜くことで、雌型コネクタ52を雄型コネクタ51から容易に引き抜くことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のコネクタは、雌雄コネクタ51,52の嵌合状態を解除する時は、スライダー60を上方から移動させ、ハウジングロック58を傾斜突起73から外さなければならない。このため、雌雄コネクタ51,52の嵌合解除の作業性を向上させにくいという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コネクタ同士を嵌合させる際に中途嵌合を確実に防止できると共に、解除作業を容易に行い得るようにした半嵌合防止コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる上記課題は、相互に嵌合される第1及び第2コネクタの内、前記第1コネクタが、ハウジング上部に形成したスライダー収納室内に収納され、先端に当接部を有して撓み変形する撓み部と、後方に伸縮自在に変形するバネ部とを一体的に備えたスライダーと、前記スライダー収納室の内側面に設けられ、前記スライダーの前記撓み部を撓み変形させる押し上げ突起と、前記ハウジングの一端を支点として揺動により前記撓み部前記押し上げ突起を押し上げる解除操作部とを備えると共に、前記第2コネクタが、ハウジングの一端に設けられ、前記第1コネクタとの嵌合時に前記スライダーの前記当接部に当接して前記スライダーを圧縮させ、且つ完全嵌合時に前記撓み部に形成した係止口に係止される係止部を備えていることを特徴とする半嵌合防止コネクタによって解決することができる。
【0009】
また、上記構成の半嵌合防止コネクタにおいて、好ましくは前記スライダーが、前記バネ部の伸縮に伴って移動し、前記係止口を有する基板と、該基板の両側面に形成された壁部に設けられて前記基板の移動を案内するガイド突起とを備えている半嵌合防止コネクタによって解決することができる。
【0010】
上記構成の半嵌合防止コネクタによれば、第1及び第2のコネクタを嵌合する場合、嵌合途中において第1コネクタを構成するハウジング内に収納されたスライダーの当接部が第2コネクタを構成するハウジングに設けた係止部に当接する。スライダーは自己の弾性により伸縮する構成であるから、係止部により押されることにより反発力が発生し、第1コネクタを押し戻そうとするので、第1及び第2コネクタの中途嵌合状態を確実に検知することができる。
【0011】
また、さらに嵌合動作を続けると、係止部によりスライダーのバネ部が圧縮され、基板の位置が移動して撓み部が押し上げ突起により撓み変形し、係止部を乗り越えて、押し上げ突起と係止部が係止口に係合して完全嵌合状態となる。
また、嵌合状態を解除する場合は、解除操作部の自由端部を押し下げることで、反対側が撓み部を押し上げて撓ませる。この時、第1及び第2コネクタの双方を離反方向に引き抜くと、係止口に係合していた係止部が外れ、簡単に第1コネクタと第2コネクタを離脱させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る半嵌合防止コネクタの一実施形態を図1乃至図8を参照して説明する。図1は相互に嵌合される一組の雌雄コネクタの構成を示す断面図、図2はスライダーの構成を示す斜視図、図3はスライダーの構成を示す平面図、図4乃至図6は第1及び第2コネクタの係止作用を示す作動説明図、図7はスライダーによる係止作用を示す部分拡大斜視図、図8はスライダーによる係止解除作用を示す部分拡大斜視図である。
なお、実施形態の説明にあたっては、第1及び第2コネクタの構成と各部材について説明し、次いで係止及び係止解除作用を説明する。
【0013】
図1に示すように本実施形態の半嵌合防止コネクタ1は、第1コネクタ2と第2コネクタ3の中途嵌合を防止しながら確実に完全嵌合させるものであり、以下にその構成を説明する。
第1コネクタ2は、ハウジング4の下部に設けた嵌合部4a内に端子収容室5が形成され、その内部には電線7端部が加締められた雌型の接続端子6が収容されている。
また、ハウジング4の上部には、スライダー収納部8が設けられ、その内部に中途嵌合を防止するためのスライダー31が収納されている。また、ハウジング4のうち端子収容室5が形成されている上部と、スライダー収納部8が形成されている下部との間に解除操作部11が設けられている。
【0014】
前記解除操作部11は、ハウジング4から立設された連結部11aと、該連結部11aを支点に揺動する可動部11bと、該可動部11b前端に設けられた係止解除突起11c等より構成されている。従って、図1中左端を手指等で矢印P1方向に付勢すると、連結部11aを支点に可動部11bが想像線で示すようにシーソー運動を行い、右端に示した係止解除突起11cが矢印P2方向に移動するようになっている。
また、スライダー収納部8の底部には、嵌合時にスライダー31の一部、後述する撓み部36を押し上げるための押し上げ突起12が設けられている。なお、この押し上げ突起12や撓み部36等の構成及び作用については、後に第1及び第2コネクタ2,3の嵌合作用とともに詳細に説明する。
【0015】
次に、第2コネクタ3の構成について説明する。ハウジング16の下部に端子収容室17が形成され、その内部に電線19を加締めた接続端子18が収容されている。また、ハウジング16の前方には、嵌合時に第1コネクタ2の嵌合部4aを嵌合する嵌合口16aが形成されている。
また、ハウジング16の上部には、嵌合時に第1コネクタ2に設けた可動部11bが挿入される挿入ガイド部21と、第1コネクタ2のハウジング4内に挿入されるガイド突起22と、前記スライダー31と連動して中途嵌合を防止すると共に係止作用を行う係止部23等が設けられている。
【0016】
次に、図2及び図3に基づいてスライダー31を説明する。
図2に示すようにスライダー31は、第1及び第2コネクタ2,3を嵌合する際に、中途嵌合を防止すると共に係止機能を備えている。このスライダー31は、金属製材料から成り、帯状部材を平面内でジグザグ状に折り曲げたバネ部32と、該バネ部32と一体の基板33の両側に形成されたガイド部34と、前記基板33に形成したスリット35によって撓み変形可能になされた撓み部36とが一体的に形成されている。また、この撓み部36の先端には、当接部37が形成され、中央部には開口状に形成された係止口38が形成されている。
【0017】
また、図3に示すように前記バネ部32は、実線で示す伸長状態から想像線で示したように圧縮状態に変形すると共に、弾性的に反発して元の形状(図中、実線形状)に復帰するように構成されている。また、前記バネ部32の幅は、前記スライダー収納部8内に嵌合可能な寸法に設定されている。
また、前記ガイド部34は、基板33の両側に形成された一対の壁部34aと、各壁部34aの外側面に形成されたガイド突起34bとより構成されている。
【0018】
また、前記基板33は、バネ部32の伸長及び圧縮に対応してスライダー収納部8内を往復動するので、この往復動を円滑に行うために基板33の両側に一対の壁部34aが直立状に形成されている。しかも、壁部34aの一方はバネ部32をそのまま延長した形状であって、基板33が平板状を保持するように構成されている。
また、一対の壁部34aの外側にガイド突起34bを設け、基板33が一層円滑に移動し得るように構成されている。この一対のガイド突起34bは、スライダー31をスライダー収納部8内に収納した場合、スライダー収納部8の内側面の両側に形成されたガイド溝(図示省略)内に嵌合される。
この構成によれば、バネ部32が伸長及び圧縮した場合、基板33全体が円滑に往復動するようになると共に、基板33の一端を基準にして撓み部36のみが撓み変形する。
【0019】
前記撓み部36は、コネクタ嵌合時に中途嵌合を防止すると共に相手コネクタを嵌合係止するものであり、基板33と一体に往復動するものの、スリット35を形成することにより、基板33とは独立して撓み変形するようになっている。
また、この撓み部36の先端に形成された当接部37は、コネクタ嵌合時に相手コネクタの係止部23に当接することでバネ部32を圧縮させるものである。また、係止口38は、第1及び第2のコネクタ2,3が嵌合された時、押し上げ突起12と係止部23とを係合して、第1及び第2のコネクタ2,3を係止するものである。
【0020】
次に、第1及び第2コネクタ2,3の嵌合及び係止作用を説明する。
図1に示すように第1コネクタ2については、ハウジング4に形成したスライダー収容部8内にスライダー31を組付け、端子収容室5内に接続端子6を収納する。また、第2コネクタ3については、端子収容室17内に接続端子18を収納する。このようにして、第1及び第2のコネクタ2,3の組付けを行った後、両者を対向配置し、第1コネクタ2を矢印aで示す方向から第2コネクタ3内に差し込む。
【0021】
次に、図4に示すように第1コネクタ2のハウジング4の嵌合部4aが第2コネクタ3の嵌合口16a内に嵌合され、第2コネクタ3の上部に形成した係止部23がスライダー31の先端に設けた当接部37に当接する。
また、ガイド突起22が可動部11bの上部に、可動部11bが挿入ガイド部21内に相互に挿入される。この段階では、スライダー31のバネ部32は伸長状態にあり、係止口38内には押し上げ突起12のみが挿入されている。
【0022】
次に、図5に示すようにさらに差し込み続けると、嵌合部4aが嵌合口16a内に深く差し込まれ、接続端子6,18が接続される。この時、当接部37が係止部23により押され、バネ部32が圧縮して基板33全体がスライダー収納部8内に押し込まれ、押し上げ突起12の前面側にテーパ面12aが形成されているので、当接部37が押し上げ突起12上に乗り上げる。これは、撓み部36の先端部分が撓み変形可能であり、前記基板33がガイド部34の作用によって撓み変形せず、スライダー31の押動が円滑に行われるためである。
【0023】
次に、図5に示した状態から、さらに嵌合を進めることによって、当接部37がテーパ面12aに沿ってさらに上方に移動し、係止部23が当接部37の下側に入り込む。そして、図6に示すように、さらに嵌合を進めると、当接部37が係止部23の上部に乗り上がり、バネ部32を付勢していた押圧力が解除されて、バネ部32が圧縮状態から伸長状態に復帰する。即ち、係止部23の上面には緩いテーパ面23aが形成されているので、当接部37はバネ部32の伸長に伴い元の位置に向かって復動する。
【0024】
そして、係止部23の後端まで復動した時点で、撓み部36が自己の弾性により復帰するので、図7に示すように係止口38内で押し上げ突起12と係止部23とが係合状態となる。この状態では、係止口38の一端が押し上げ突起12に係止されているので、基板33全体が移動できない状態となり、基板33の係止口38の一端に係止部23が係止されていることになる。
従って、第1コネクタ2に第2コネクタ3の係止部23が係止されたことになり、第1及び第2のコネクタ2,3が完全嵌合状態となる。
因みに、図5及び図6に示した段階で嵌合完了と誤認して、第1及び第2のコネクタ2,3の押し込みを停止すると、バネ部32の伸長によって係止部23が押されることで、第2コネクタ3が第1コネクタ2から押し出される。よって、中途嵌合状態を検知することができる。
【0025】
次に、完全嵌合状態の第1及び第2のコネクタ2,3の係止解除作用について説明する。
第1及び第2のコネクタ2,3の係止解除を行う場合は、図1に示した矢印P1方向に手指等で押すと、可動部11bと共に係止解除突起11cが矢印P2方向に押し上がる。ところが、ガイド部34の外側に設けたガイド突起34bがハウジング4に設けたガイド溝(図示省略)に係合しているので、基板33の上下方向への動きは規制されている。
【0026】
従って、図1及び図8に示すように係止解除突起11cが矢印P2方向に押し上げられると、撓み部36の前端が押し上げられ、第2コネクタ3に設けられた係止部23が係止口38から外れる。よって、矢印P1方向に押した状態で、第1コネクタ2から第2コネクタ3を引き抜くと、第1及び第2のコネクタ2,3の嵌合状態が解除され、双方のコネクタを容易に離反させることができる。
【0027】
上述したように本実施形態における半嵌合防止コネクタ1は、スライダー31と係止部23とにより第1及び第2コネクタ2,3を係止させる構成であって、係止解除は解除操作部11を押動させる簡単な操作で確実且つ容易に行うことができる。従って、生産時やアフターサービス時に中途嵌合を未然に防止することができると共に、係止解除も簡単に行うことができるので作業性の向上を図ることができる。
また、係止口38から係止部23を外さない限り係止解除できないので、使用環境の厳しい自動車等に適用しても使用中に接続不良になるようなことはなく、半嵌合防止コネクタを使用した機器等の信頼性を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の半嵌合防止コネクタにおいては、第1及び第2のコネクタを嵌合する場合、第1コネクタ内に収納したスライダーの当接部を第2コネクタに設けた係止部で押動し、スライダーのバネ部を圧縮させ、スライダーに設けた撓み部が押し上げ突起により撓み変形し、スライダーに設けた係止口に押し上げ突起と係止部が係合して、第1及び第2のコネクタの嵌合と係止が行われる。
また、嵌合状態を解除する場合は、解除操作部を操作して撓み部を押し上げて撓ませ、係止口に係合していた係止部を外すことで、第1及び第2コネクタの係止状態が解除され、双方のコネクタを離脱させることができる。
【0029】
従って、第1及び第2コネクタに嵌合する際は、嵌合途中において第1コネクタを構成するハウジング内に収納されたスライダーの当接部が第2コネクタを構成するハウジングに設けた係止部に当接し、スライダーに設けたバネ部の反発力によって第2コネクタを押し戻そうとして中途嵌合が防止され、中途嵌合による不良発生等を未然に防止することができる。
また、嵌合操作を続けて正規の位置まで嵌合させると、スライダーに設けた係止口に係止部が係止され、第1及び第2コネクタは完全嵌合状態で確実に係止されるので、信頼性の高い半嵌合防止コネクタを得ることができる。
また、嵌合解除は第1コネクタに設けた解除操作部を操作することにより簡単に行われるので、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半嵌合防止コネクタの一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるスライダーの構成を示す斜視図である。
【図3】図2における平面図である。
【図4】図1における第1及び第2コネクタの嵌合初期状態を示す作動説明図である。
【図5】図4における嵌合途中状態を示す作動説明図である。
【図6】図5における完全嵌合状態を示す作動説明図である。
【図7】図6におけるスライダーと押し上げ突起及び係止部の係合状態を示す部分拡大斜視図である。
【図8】図6における解除操作部を操作した場合の係合解除状態を示す部分拡大斜視図である。
【図9】従来の半嵌合防止コネクタの完全嵌合状態を示す断面図である。
【図10】図9における係合解除状態を示す作動説明図である。
【符号の説明】
1 半嵌合防止コネクタ
2 第1コネクタ
3 第2コネクタ
4、16 ハウジング
5、17 端子収容室
6、18 接続端子
11 解除操作部
11a 連結部
11b 可動部
11c 係止解除突起
12 押し上げ突起
23 係止部
31 スライダー
32 バネ部
33 基板
34 ガイド部
34b ガイド突起
36 撓み部
37 当接部
38 係止口

Claims (2)

  1. 相互に嵌合される第1及び第2コネクタの内、前記第1コネクタが、ハウジング上部に形成したスライダー収納室内に収納され、先端に当接部を有して撓み変形する撓み部と、後方に伸縮自在に変形するバネ部とを一体的に備えたスライダーと、前記スライダー収納室の内側面に設けられ、前記スライダーの前記撓み部を撓み変形させる押し上げ突起と、前記ハウジングの一端を支点として揺動により前記撓み部を押し上げる解除操作部とを備えると共に、前記第2コネクタが、ハウジングの一端に設けられ、前記第1コネクタとの嵌合時に前記スライダーの前記当接部に当接して前記スライダーを圧縮させ、且つ完全嵌合時に前記撓み部に形成した係止口に係止される係止部を備えていることを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 前記スライダーが、前記バネ部の伸縮に伴って移動し、前記係止口を有する基板と、該基板の両側面に形成された壁部に設けられて前記基板の移動を案内するガイド突起とを備えていることを特徴とする請求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
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