JPH1197111A - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

半嵌合防止コネクタ

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JPH1197111A
JPH1197111A JP9252245A JP25224597A JPH1197111A JP H1197111 A JPH1197111 A JP H1197111A JP 9252245 A JP9252245 A JP 9252245A JP 25224597 A JP25224597 A JP 25224597A JP H1197111 A JPH1197111 A JP H1197111A
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Masaru Fukuda
優 福田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ嵌合作業中に可動部分を把持するの
を防止して嵌合作業の効率化を図ると共に、ハウジング
の肥大化を抑えてコネクタの小型化を図ることができる
半嵌合防止コネクタを提供する。 【解決手段】 本発明の半嵌合防止コネクタ30は、一
方の雌型コネクタ31の平面部47にコネクタ嵌合方向
に直交する方向に間隙51を隔てて並設されたロック部
53及びストッパ突起55が配設されている。また、他
方の雄型コネクタ33には、コネクタ嵌合開始時にロッ
ク部53の傾斜面57に摺動してストッパ突起55側に
撓む可撓ロックアーム61と、圧縮バネ69を介してコ
ネクタ嵌合方向へ付勢されると共に撓んだ可撓ロックア
ーム61に押圧されることで撓みストッパ突起55に当
接する棒状のスライダー63とが設けられている。この
可撓ロックアーム61とスライダー63とはカバー部6
7によって覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に嵌合する1
組の雌・雄型コネクタのいずれかに装着した弾性部材の
反発力により、半嵌合時にコネクタ双方を離反させて半
嵌合を検知する半嵌合防止コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載されている電子機器や電
気部品に対してワイヤーハーネスを簡便に接続したり取
り外すことができる様々な構成の雌・雄型コネクタが使
用されている。この様々な雌・雄型コネクタの中には、
相互に嵌合するいずれかのハウジング内に圧縮バネが装
着され、半嵌合時に圧縮バネの反発力によりコネクタ双
方を離反させて、半嵌合状態を検知できるようにした半
嵌合防止コネクタがある。
【0003】図7及び図8に示した半嵌合防止コネクタ
は、圧縮バネで付勢した可動カバーを介してコネクタ双
方を離反させるものである(実開平5−81967号公
報参照)。この1組の雌・雄型コネクタの内、複数のピ
ンコンタクト1を列設した雌型コネクタ3のハウジング
5には、嵌合方向に開口したフード部7が形成されてい
る。また、複数のソケットコンタクト9を列設した雄型
コネクタ11のハウジング13には、フード部7の内側
に進入する嵌合部15が形成されている。
【0004】雌型コネクタ3のハウジング5の天板5a
上には、基端を天板5aに連設して先端を嵌合方向に突
出させた係合片17が突設されており、この係合片17
の先端には相手コネクタとの嵌合用の係合突起17aが
突設されている。また、雄型コネクタ11の嵌合部15
外周には、双方のコネクタの嵌合及び離反方向に移動可
能な可動カバー19が設けられており、この可動カバー
19の嵌合方向端部には相手コネクタのフード部7が挿
入される開口部21が形成されている。
【0005】また、嵌合部15と可動カバー19との間
には1対の圧縮バネ23が配設されており、この圧縮バ
ネ23は可動カバー19を常に嵌合方向へ付勢してい
る。嵌合方向へ付勢された可動カバー19は、嵌合部1
5上面に突設された突起25が長孔27に係止されるこ
とで、嵌合部15からの脱落が阻止されている。また、
嵌合部15上面には係合片17の係合突起17aが係止
される係合溝29が設けられており、この係合溝29は
可動カバー19が離反方向へ移動した時に露出する位置
に設けられている。
【0006】前述したように構成された1組の雌・雄型
コネクタ3、11は、嵌合を開始すると、雌型コネクタ
側のフード部7が雄型コネクタ側の開口部21へ挿入さ
れる。そして、雌型コネクタ側の係合片17の係合突起
17aが雄型コネクタ側の嵌合部15の上面に乗り上げ
て、可動カバー19が圧縮バネ23の付勢力に抗して離
反方向へ押圧される。
【0007】更に、図8に示すように両コネクタ3、1
1の嵌合が進むと、係合突起17aが係合溝29に入
り、係合片17の先端と可動カバー19との当接状態が
解除される。そして、可動カバー19が圧縮バネ23の
付勢力により嵌合方向へ移動して係合片17上部に被嵌
されることで、係合突起17aの係合溝29からの抜け
が阻止される。これにより、双方の雌・雄型コネクタ
3、11が完全嵌合状態となる。
【0008】また、双方のコネクタの嵌合方向への押圧
不足から両コネクタ3、11の嵌合状態が半嵌合状態の
場合は、係合突起17aが係合溝29に到達できないた
め、圧縮バネ23の付勢力により可動カバー19を介し
て係合片17が押し戻され、両コネクタ3、11は離反
方向へ離れて半嵌合が検知される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半嵌合防止コネクタ3、11では、嵌合部15
の外周を包囲するように可動カバー19が配設されてい
るため、双方のコネクタ3、11を嵌合する際に、可動
カバー19が作業者の手指等で把持され易い構成となっ
ている。この可動カバー19を把持してしまうと可動カ
バー19が可動しなくなり、双方のコネクタの嵌合がで
きなくなるという問題があった。
【0010】また、コネクタ3、11は、係合片17を
フード部7に対して、コネクタ外面に垂直な方向(コネ
クタの高さ方向)に可撓させて、可動カバー19及び係
合溝29との係合を行っていたため、高さ方向にこれら
部材を配設しなければならず、特に高さ方向にハウジン
グが大きくなってしまうという問題があった。また、雄
型コネクタ11は、可動カバー19を嵌合部15の外周
に配設されており、可動カバー19の平行移動を容易に
するために1組の圧縮バネ23を両側に離して配設して
いるため、ハウジングが肥大化し、コネクタが大型化し
てしまうという問題があった。
【0011】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、コネクタ嵌合作業中に可動部分を把持す
るのを防止して嵌合作業の効率化を図ると共に、ハウジ
ングの肥大化を抑えてコネクタの小型化を図ることがで
きる半嵌合防止コネクタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記課題
は、請求項1記載の半嵌合防止コネクタであって、相互
に嵌合する1組の雌・雄型コネクタのいずれかに弾性部
材を設け、該弾性部材の反発力により半嵌合時における
前記コネクタ双方を離反させて半嵌合を検知する半嵌合
防止コネクタにおいて、一方のコネクタが、ハウジング
外周の平面部にコネクタ嵌合方向に直交する方向に所定
間隙を隔てて並設されたロック部及びストッパ突起を備
え、他方のコネクタが、ハウジング外周にコネクタ嵌合
開始時に前記ロック部の傾斜面を摺動して前記ストッパ
突起側に可撓する可撓ロックアームと、前記弾性部材を
介して嵌合方向に付勢されると共に可撓した前記可撓ロ
ックアームに押圧されて前記ストッパ突起に当接するス
ライダーとを備えていることを特徴とする半嵌合防止コ
ネクタによって解決することができる。
【0013】前記構成の半嵌合防止コネクタにおいて
は、双方のコネクタの嵌合時に、他方のコネクタ側の可
撓ロックアームが、一方のコネクタ側のロック部の傾斜
面を摺動して、ストッパ突起側に撓み、同じく他方のコ
ネクタ側に設けたスライダーを押圧する。双方のコネク
タの嵌合が進むと、押圧されたスライダーは、一方のコ
ネクタ側のストッパ突起に当接し、弾性部材の付勢力に
抗して後退する。この際の反発力が、半嵌合時における
双方のコネクタの離反方向に作用する斥力となり、双方
のコネクタを離反させることで、半嵌合状態が容易に検
知することができる。双方のコネクタの嵌合がさらに進
むと、他方のコネクタ側の可撓ロックアームの先端が一
方のコネクタ側のロック部を乗り越えて係止される。こ
の時、可撓ロックアームはロック部側に弾性復帰すると
共に、スライダーも弾性復帰し、先端の当接状態が解除
されて弾性部材の付勢力により間隙内へ進入する。この
スライダー先端が間隙内に進入することで、可撓ロック
アームの撓みが阻止され、双方のコネクタが完全嵌合状
態でロックされる。
【0014】また、双方のコネクタの嵌合解除は、他方
のコネクタから突出した可撓ロックアーム後端を押圧す
ることで、可撓ロックアーム先端と61aとロック部と
の係止状態を容易に解除することができる。従って、可
撓ロックアーム及びスライダーの可動方向が同一平面内
となるので、コネクタの高さ方向への部材の配置を抑え
ることができると共に、1個の弾性部材で対応できるの
でハウジングの肥大化を抑えて、コネクタの小型化を図
ることができる。
【0015】また、上記課題は、請求項2記載の半嵌合
防止コネクタであって、前記可撓ロックアームと前記ス
ライダーが、嵌合方向に開口したカバー部で覆われてい
ることが好ましい。前記構成の半嵌合防止コネクタにお
いては、可撓ロックアームとスライダーとがカバー部で
覆われているので、双方のコネクタを嵌合する際に、可
撓ロックアーム又はスライダーの可動部分が作業者によ
って把持されるようなことはなく、双方のコネクタ嵌合
作業を効率良く行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半嵌合防止コ
ネクタの好適な一実施の形態例を図1乃至図6に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明に係る半嵌合防止コネ
クタの一部分を透視した分解斜視図、図2は図1におけ
るコネクタの一部分を切り欠いた平面図、図3は図1に
おける雄型コネクタの一部分を切り欠いた斜視図、図4
は図1における雄型コネクタの可撓ロックアーム部分の
断面図、図5は図1における雄型コネクタのスライダー
部分の断面図、図6は図1における嵌合に伴う作用状態
を示す作用説明図である。
【0017】図1に示すように本実施の形態の半嵌合防
止コネクタ30は、相互に嵌合する一方のコネクタであ
る雌型コネクタ31と、他方のコネクタである雄型コネ
クタ33とから構成されている。図1及び図2に示すよ
うに雌型コネクタ31のハウジング35の嵌合方向の前
端部には、嵌合方向に開口したフード部37が形成され
ており、フード部37の内部には複数のピンコンタクト
(図示せず)が列設されている。また、雌型コネクタ3
1のハウジング35外周の一面上には平面部47が形成
されている。この平面部47上には、コネクタ嵌合方向
に直交する方向に間隙51を隔てて配置されたロック部
53とストッパ突起55が突設されている。このロック
部53前端の内側角部には傾斜面57が形成されると共
に、後端の内側角部には係止段部59が形成されてい
る。また、ストッパ突起55は、平面部47から突設さ
れており、この前端には平面部47に垂直な当接面55
aが形成されている。
【0018】また、図1及び図3に示すように雄型コネ
クタ33のハウジング39の嵌合方向の前端部には、フ
ード部37を挿入する開口部41が形成されており、開
口部41の内部にはフード部37内に進入する嵌入部4
3が突設されている。この嵌入部43の前端部には、ピ
ンコンタクトの挿入される複数の挿入孔45が形成され
ている。また、嵌入部43の内部には挿入孔45に連通
する複数のコンタクト収容室(図示せず)が形成されて
おり、各々コンタクト収容室内にはピンコンタクトに接
続されるソケットコンタクト(図示せず)が収容されて
いる。
【0019】雄型コネクタ33のハウジング39の上面
には、雄型コネクタ33の嵌合方向に沿って延設され、
中間部分(支部61c)がハウジング39に連結支持さ
れた可撓ロックアーム61が設けられている。この可撓
ロックアーム61先端の外側には、コネクタ嵌合開始時
にロック部53の傾斜面57に摺接する係止爪61aが
突設されている。この係止爪61aがコネクタ嵌合開始
時にロック部53の傾斜面57に摺接することで、可撓
ロックアーム61が後述するスライダー63側に撓まさ
れる。また、この係止爪61aはコネクタ完全嵌合時に
ロック部53の係止段部59に係止される。また、この
可撓ロックアーム61先端の内側には、スライダー63
に当接する角部61bが設けられている。
【0020】また、図4に示すように可撓ロックアーム
61の後端には、係止解除用の押圧部65が形成されて
おり、この押圧部65が押圧されることによって支部6
1cを支点として可撓ロックアーム61前方が上方に変
位する。これにより、係止段部59に係止されていた係
止爪61aが係止解除される。よって、この押圧部65
は、後述するカバー部67に覆われることなく押圧操作
が可能なように外部に露出している。
【0021】また、図5に示すように可撓ロックアーム
61に隣接したハウジング39内には嵌合及び離反方向
に移動可能な棒状のスライダー63が設けられている。
このスライダー63の後方内には弾性部材である圧縮バ
ネ69が挿着されており、この圧縮バネ69はスライダ
ー63を常に嵌合方向へ付勢している。また、このスラ
イダー63の前方には、可撓性を有するロッド部71が
突設されており、このロッド部71は可撓ロックアーム
61の内側側面に形成された角部61bに常時当接した
状態で、しかも嵌合開始時に間隙51へ進入可能な位置
に配設されている。
【0022】また、雄型コネクタ33のハウジング39
には、可撓ロックアーム61及びスライダー63を覆
い、先端側を開口させたカバー部67(図1中、想像線
で示す)が形成されている。
【0023】次に、上述した構成の半嵌合防止コネクタ
の嵌合時の作用を図6(A)乃至(C)に基づいて説明
する。先ず、図6(A)に示すように双方のコネクタ3
1、33が嵌合開始位置に位置決めされる。この時、ス
ライダー63は圧縮バネ69によって前方へ付勢されて
いると共に、スライダー先端のロッド部71は雌型コネ
クタ31側の間隙51へ向けられている。
【0024】次に、双方のコネクタ31、33の嵌合が
開始されると、雌型コネクタ31側のフード部37が雄
型コネクタ33側の開口部41内に挿入される。そし
て、フード部37内に嵌入部43が挿入されると、図6
(B)に示すように可撓ロックアーム61先端の係止爪
61aがロック部53の傾斜面57に乗り上げ、可撓ロ
ックアーム61がストッパ突起55側へ撓むことにな
る。この可撓ロックアーム61の撓みにより、可撓ロッ
クアーム61の角部61bがスライダー63のロッド部
71を同方向に撓ませる。この撓みにより、ロッド部7
1の先端がストッパ突起55の当接面55aに当接す
る。この状態で双方のコネクタ31、33の嵌合を進め
ると、スライダー63はストッパ突起55に押圧され
て、圧縮バネ69の付勢力に抗して後方へ後退する。
【0025】更に、双方のコネクタ31、33の嵌合を
進めると、可撓ロックアーム61の係止爪61aがロッ
ク部53の係止段部59に到達すると、図6(C)に示
すように係止爪61aが係止段部59に係止され、可撓
ロックアーム61はロック部53側に弾性復帰して撓み
状態が解除される。これにより、スライダー63のロッ
ド部71も弾性復帰して撓み状態が解除され、当接面5
5aとの当接状態が解除されて間隙51へ進入可能とな
る。従って、スライダー63は、圧縮バネ69の付勢力
により再び嵌合方向である前方へ移動して間隙51間に
進入する。よって、ロッド部71が間隙51に進入する
ことで撓み空間がなくなり、可撓ロックアーム61の撓
みが間隙51内で阻止され、双方のコネクタ31、33
は完全嵌合状態でロックされる。
【0026】次に、双方のコネクタ31、33の嵌合解
除は、雄型コネクタ33のカバー部67から突出した可
撓ロックアーム61の押圧部65が上方から押圧され
る。この押圧により、支部61cを支点として可撓ロッ
クアーム61先端の係止爪61aが上方に変位すること
で、係止爪61aと係止段部59との係止状態が解除さ
れる。
【0027】また、双方のコネクタ31、33が完全嵌
合に至る前の半嵌合状態の場合、図6(B)に示すよう
にスライダー63のロッド部71がストッパ突起55の
当接面55aに当接して、圧縮バネ69の付勢力が双方
のコネクタ31、33を離反させる方向に作用する。従
って、嵌合方向の力を緩めると、双方のコネクタ31、
33が離反して、半嵌合状態が容易に検知される。
【0028】上述した本実施の形態の半嵌合防止コネク
タ30によれば、可撓ロックアーム61及びスライダー
63がカバー部67で覆われているので、双方のコネク
タ31、33を嵌合する際に、可動部分である可撓ロッ
クアーム61及びスライダー63を把持してしまうよう
なことはない。従って、双方のコネクタの嵌合作業を確
実かつ容易に行うことができ、嵌合作業を効率良く行う
ことができる。また、可撓ロックアーム61の撓み方
向、スライダー63の移動方向及びロッド部71の撓み
方向を同一平面上で行うように構成されているので、コ
ネクタのハウジング外形寸法を小さく抑えることができ
る。また、従来の可動カバーに代えて、棒状のスライダ
ー63を可動部材とするので、コネクタのハウジング外
形寸法の小型化を図ることができると共に、棒状のスラ
イダー63を付勢するための圧縮バネ69は1個で良
く、部品点数の削減を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の半嵌合防止コネクタによれば、一方のコネクタがハ
ウジング外周の平面部にコネクタ嵌合方向に直交する方
向に所定間隙を隔てて並設されたロック部及びストッパ
突起を備え、他方のコネクタがハウジング外周にコネク
タ嵌合開始時にロック部の傾斜面を摺動してストッパ突
起側に可撓する可撓ロックアームと、弾性部材を介して
嵌合方向に付勢されると共に可撓した可撓ロックアーム
に押圧されてストッパ突起に当接するスライダーとを備
えている。従って、可撓ロックアームの撓み方向、スラ
イダーの移動及び撓み方向を全て同一平面上で行うよう
にしたので、コネクタのハウジング外形寸法の肥大化を
抑えることができ、コネクタの小型化を図ることができ
る。
【0030】また、請求項2記載の半嵌合防止コネクタ
によれば、可撓ロックアームとスライダーが嵌合方向に
開口したカバー部で覆われているので、双方のコネクタ
を嵌合する際に、可撓ロックアーム又はスライダーの可
動部分が作業者によって把持されるようなことはなく、
双方のコネクタ嵌合作業を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半嵌合防止コネクタの一部を透視
した分解斜視図である。
【図2】図1におけるコネクタの一部を切り欠いた平面
図である。
【図3】図1における雄型コネクタの一部を切り欠いた
斜視図である。
【図4】図1における雄型コネクタの可撓ロックアーム
部分を示す断面図である。
【図5】図1における雄型コネクタのスライダー部分を
示す断面図である。
【図6】本発明に係る半嵌合防止コネクタの嵌合過程の
要部を示す作用説明図であり、(A)図は嵌合開始状態
を示し、(B)図は嵌合途中状態を示し、(C)図は嵌
合完了状態を示す。
【図7】従来の半嵌合防止コネクタの斜視図である。
【図8】図7における嵌合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
30 半嵌合防止コネクタ 31 雌型コネクタ(一方のコネクタ) 33 雄型コネクタ(他方のコネクタ) 35、39 ハウジング 37 フード部 41 開口部 43 嵌入部 45 挿入孔 47 平面部 53 ロック部 51 間隙 55 ストッパ突起 57 傾斜面 61 可撓ロックアーム 61a 係止爪 61b 角部 61c 支部 63 スライダー 65 押圧部 67 カバー部 69 圧縮バネ(弾性部材) 71 ロッド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合する1組の雌・雄型コネクタ
    のいずれかに弾性部材を設け、該弾性部材の反発力によ
    り半嵌合時における前記コネクタ双方を離反させて半嵌
    合を検知する半嵌合防止コネクタにおいて、 一方のコネクタが、ハウジング外周の平面部にコネクタ
    嵌合方向に直交する方向に所定間隙を隔てて並設された
    ロック部及びストッパ突起を備え、 他方のコネクタが、ハウジング外周にコネクタ嵌合開始
    時に前記ロック部の傾斜面を摺動して前記ストッパ突起
    側に可撓する可撓ロックアームと、前記弾性部材を介し
    て嵌合方向に付勢されると共に可撓した前記可撓ロック
    アームに押圧されて前記ストッパ突起に当接するスライ
    ダーとを備えていることを特徴とする半嵌合防止コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記可撓ロックアームと前記スライダー
    が、嵌合方向に開口したカバー部で覆われていることを
    特徴とする請求項1記載の半嵌合防止コネクタ。
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