JP3817118B2 - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半嵌合防止コネクタに関し、特に、嵌合接続される一組のコネクタハウジング相互間に発生させた離反力により中途嵌合状態を確実に防止することができる半嵌合防止コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車等の車両には、様々な電子機器が搭載されており、当然のことながらワイヤハーネス等を構成する各種電線の接続端部には様々な構成の雌雄コネクタが使用されている。
一般に、嵌合接続される雌雄コネクタは、それぞれのコネクタハウジング相互の嵌合量が所定値に達すると、互いのコネクタハウジング相互が嵌合状態にロックされるロック機構を備えている。
【0003】
そして、このような雌雄コネクタは、それぞれのコネクタハウジング相互がロック機構により結合された状態では、それぞれのコネクタハウジング内に装備された接続端子同士の電気的接続が、必要十分な接触圧及び接触面積で実現されるように設定されている。
【0004】
しかしながら、コネクタハウジング相互の嵌合操作力の不足、或いはコネクタハウジングやその内部に収容された接続端子の不良等によって、コネクタハウジング相互の嵌合量が所定値に達していない中途嵌合状態で、コネクタハウジング相互の嵌合操作を終えてしまう場合がある。
そして、そのような中途嵌合状態のまま使用されると、使用中に作用する振動やハーネスの張力によってコネクタ相互が離脱し、給電の遮断等の不具合を招く虞がある。また、例えコネクタ相互が離脱しなくとも、中途嵌合状態では接続端子同士の電気的接続状態が不十分の可能性があり、必要な電気的特性が得られないために、電気部品の誤作動等の不都合を招く虞もある。
【0005】
そこで、このようなコネクタ相互の中途嵌合の見落としによる事故を防止するため、コネクタハウジング相互が中途嵌合状態の場合には、コネクタハウジング相互を離脱させる半嵌合防止コネクタが種々提案されている。
【0006】
例えば、図14乃至図16に示した半嵌合防止コネクタは、特開平10−50408号公報等に開示された半嵌合防止コネクタの従来例を示したものであり、雌雄嵌合する1組のコネクタ1,2の内、一方のコネクタ1のコネクタハウジング3に、コネクタ嵌合方向に沿って延出して先端の下部に係合突起8を設けた可撓性のロックアーム6と、該ロックアーム6の基端側に設定される非ロック位置と前記ロックアーム6の先端側に設定されるロック位置との間を移動可能なスライダー10と、該スライダー10を前記ロック位置側に付勢する左右一対のバネ部材9,9と、前記ロックアーム6上に突設されて前記ロック位置に復帰したスライダー10に当接してスライダー10の前記バネ部材9,9による変位を規制するロック用突起7とを設けている。
【0007】
また、他方のコネクタ2のコネクタハウジング11には、図15に示すように、一対のコネクタ1,2の嵌合初期に前記スライダー10に当接して一対のコネクタ1,2の嵌合量が所定値に達するまで前記バネ部材9,9の付勢力に抗して前記スライダー10を前記非ロック位置側に押し戻すストッパ突起14と、図16に示すように、一対のコネクタ1,2の嵌合量が所定値に達した時に前記係合突起8を係止してコネクタ相互を嵌合状態にロックする係合部13とを設けた構成である。
【0008】
上述した半嵌合防止コネクタでは、1組のコネクタ1,2相互が適正に嵌合した場合には、図16に示したように、一方のコネクタ1に装備したロックアーム6の係合状態を一対のバネ部材9,9で付勢したスライダー10の復帰動作によりロックする。一方、一対のコネクタ1,2相互が中途嵌合の場合には、図15に示したように、スライダー10を介して伝達される前記バネ部材9,9の反発力によってコネクタ相互を離脱させて、中途嵌合の見落としを防止することができる。
【0009】
又、例えば図17及び図18に示した半嵌合防止コネクタは、特開平9−55261号公報等に開示されたものであり、雌雄嵌合する1組のコネクタ21,22の内、一方のコネクタ21のコネクタハウジング23に、コネクタ21,22の嵌合方向に沿って延出するロックアーム26と、このロックアーム26上面に突設された係合突起26aと、ロックアーム26の幅方向に延出した一対のガイド突起26b,26bとを装備し、他方のコネクタ22のコネクタハウジング28には、コネクタ相互の嵌入時に前記係合突起26aによって押圧されることによりコネクタ相互を離脱させる離反力を発生する単一の押し戻しバネ30と、前記ハウジング23,28相互の嵌合操作時及び離脱操作時に前記ガイド突起26bに係合することにより前記ロックアーム26を所定の傾動状態とするガイド壁32とを装備した構成である。
【0010】
即ち、図18(a)に示す状態から前記コネクタ22のコネクタハウジング28内に前記コネクタ21のコネクタハウジング23を挿入していくと、嵌合開始時には図18(b)に示すように、前記ガイド壁32は、その先端に設けた斜面により、進入してくる前記ロックアーム26のガイド突起26bをガイド壁32上に乗り上げさせることで、ロックアーム26上の係合突起26aを前記押し戻しバネ30の先端に当接させる。
【0011】
これにより、嵌合操作中、即ちハウジング23,28相互間の嵌合量が所定量に達するまでは、前記係合突起26aが前記押し戻しバネ30を圧縮して離反力を生じさせるので、万一嵌合途中で嵌合操作が終了すると、押し戻しバネ30のバネ反発力で発生している離反力によってコネクタ相互が離脱状態に戻され、中途嵌合の見落としを防止する。
【0012】
そして、前記ガイド壁32は、図18(c)に示すようにコネクタ相互の嵌合量が所定量に達すると、係合突起26aを押し戻しバネ30から離脱させ、押し戻しバネ30による離反力を解放する。また、前記ガイド壁32は、コネクタ21,22相互の引き抜き操作中は、前記ガイド突起26bを当該ガイド壁32の下側にくぐり抜けさせて、押し戻しバネ30と係合突起26aとの干渉を回避するようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図14乃至図16に示した従来の半嵌合防止コネクタでは、一対のバネ部材9,9やスライダー10など、コネクタハウジングに組み込む別体部品が多く、部品点数の増加や、組立工程数の増加によって、コストの軽減が難しいという問題があった。
【0014】
一方、図17及び図18示した従来の半嵌合防止コネクタの場合は、コネクタハウジングとは別体のスライダーを使用せず、また、離反力を得るためのバネ部材も単一で済むため、図14乃至図16に示したロック機構と比較すると、部品点数の削減や組立工程数の低減により、コストの低減が可能である。
しかしながら、コネクタハウジング相互の嵌合操作時には、他方のコネクタ22のハウジング28内に装備したガイド壁32の上にロックアーム26の係合突起26aを乗り上げさせ、また、コネクタハウジング相互の離脱時には、前記ロックアーム26を前記ガイド壁32の下をくぐり抜けさせる必要がある。
【0015】
そこで、前記ロックアーム26は相手ハウジング内での弾性変形量が大きくなり、その変位スペースの確保のために、コネクタが大型化するという問題がある。また、ロックアーム26の弾性変形量が大きいため、コネクタハウジング相互の係脱操作時にロックアーム26に無理がかかり、ロックアーム26の破損を招く虞もあった。
【0016】
従って、本発明の目的は上記課題を解消することにあり、部品点数の増加を招くことなく、嵌合接続される一組のコネクタハウジング相互間に発生させた離反力により中途嵌合状態を確実に防止し、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行うことができるコンパクトで安価な半嵌合防止コネクタを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、雌雄嵌合する一組のコネクタの一方のコネクタハウジングには、コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って延出し、先端側が他方のコネクタハウジングに進入し、先端側の反対の基端側で片持ち支持されている可撓性のロックアームと、前記ロックアームの長手方向に沿って伸縮自在に当該ロックアームに保持され、その一端が前記ロックアームの基端側で位置決めされている押し戻しバネとが設けられると共に、
他方のコネクタハウジングには、コネクタハウジング相互が中途嵌合状態の時に前記ロックアームをハウジング外面に接近する方向へ撓ませるアーム案内部と、前記ロックアームがハウジング外面に接近する方向に撓んだ状態でコネクタ相互が嵌合される際に前記押し戻しバネの他端に当接することによって、該押し戻しバネに弾性変形を生じさせてコネクタ相互を離脱方向に付勢する離反力を発生させるバネ当接部と、コネクタハウジング相互が完全嵌合状態となって前記アーム案内部によるロックアームの撓み変形が解除された時に該ロックアームの係合突起部を係止してコネクタハウジング相互を嵌合状態にロックするアーム係止部とが設けられ、前記バネ当接部が、前記押し戻しバネを介してコネクタ嵌合方向と直交するハウジング内方へ押圧付勢された際には弾性変位可能な可撓部に突設されていることを特徴とする半嵌合防止コネクタにより達成される。
【0018】
上記構成によれば、コネクタ相互の嵌合初期には、一方のコネクタハウジングに設けられた可撓性のロックアームが、他方のコネクタハウジングに設けられたアーム案内部によりハウジング外面に接近する方向へ撓ませられる。
そして、前記ロックアームがハウジング外面に接近する方向に撓んだ状態でコネクタ相互が嵌合される際には、当該ロックアームに保持された押し戻しバネの一端が、他方のコネクタハウジングに設けられたバネ当接部に当接し、押し戻しバネは弾性変形させられるので、コネクタ相互は該押し戻しバネの反発力に抗して嵌合方向へ押し込まれる。
【0019】
そこで、この中途嵌合状態で押し込み動作を停止すると、コネクタ相互を離脱方向に付勢する前記押し戻しバネの反発力により、嵌合方向とは逆の離脱方向に双方のコネクタが押し戻され、中途嵌合状態を容易に検知することができる。
そして、コネクタ相互の嵌合量が所定値に達して完全嵌合状態となると、前記アーム案内部によるロックアームの撓み変形が解除され、該ロックアームはハウジング外面から離間する初期位置に復帰する。
【0020】
すると、当該ロックアームに保持された押し戻しバネも一緒にハウジング外面から離間し、押し戻しバネの一端がバネ当接部から外れる。同時に、前記ロックアームの係合突起部が他方のコネクタハウジングに設けられたアーム係止部に係止されるので、コネクタハウジング相互は嵌合状態にロックされる。
【0021】
即ち、コネクタハウジングと別体のスライダーを使用せず、また、離反力を得るためのバネ部材も単一で済むため、部品点数の削減や組立工程数の低減により、コストの低減が可能である。
更に、コネクタハウジング相互の嵌合及び離脱操作時におけるロックアームの弾性変位方向は、アーム案内部に対して一定方向のみであり、弾性変形量を小さく抑えることができる。そこで、過度の変形によるロックアームの破損防止に適すると同時に、ロックアームの変位スペースを確保する為にコネクタが大型化することもない。
【0022】
また、アーム係止部に係止された係合突起部を解除してコネクタハウジング相互の嵌合を解除する為に、ロックアームをハウジング外面に接近する方向に撓ませた際、該ロックアームに保持された押し戻しバネが前記バネ当接部に当接してしまっても、前記可撓部に突設されたバネ当接部は押し戻しバネの退出挙動を制限しないようにハウジング内方へ弾性変位できるので、コネクタハウジング相互の引き離し操作時に押し戻しバネがバネ当接部に引っかかって、引き抜き時の操作力の増大を招くことがない。従って、容易にコネクタハウジング相互を離脱状態に戻すことができる。
【0023】
又、好ましくは前記押し戻しバネが、圧縮コイルバネからなると共に、前記ロックアームに巻装される。
上記構成によれば、安価な圧縮コイルバネをロックアームに巻装するだけで、該圧縮コイルバネをロックアームの長手方向に沿って伸縮自在に当該ロックアームに容易に保持させることができるので、組立が簡単になって更なるコスト削減が可能となる。
【0024】
又、好ましくは前記ロックアームの基端側には、コネクタ嵌合方向と直交する方向へ前記押し戻しバネが偏寄するのを規制するバネ固定部が設けられる。
上記構成によれば、ロックアームに保持された押し戻しバネが外部の振動等でガタつくことを防止できる。また、例えばコネクタハウジング相互の嵌合をどのような姿勢で行っても、相手コネクタハウジングのバネ当接部との係合代が低減する方向に、押し戻しバネが偏寄するのを防止できるので、より確実な離反力を確保することができる。
【0025】
更に、好ましくは前記ロックアームの先端側には、前記バネ当接部によってコネクタ嵌合方向と直交するハウジング外方へ押圧付勢された前記押し戻しバネの撓みを許容するバネ逃げ部が設けられる。
上記構成によれば、アーム係止部に係止された係合突起部を解除してコネクタハウジング相互の嵌合を解除する為に、ロックアームをハウジング外面に接近する方向に撓ませた際、該ロックアームに保持された押し戻しバネが前記バネ当接部に当接してしまっても、該押し戻しバネは自身の退出挙動を制限しないようにハウジング外方へ撓むことができるので、コネクタハウジング相互の引き離し操作時に押し戻しバネがバネ当接部に引っかかって、引き抜き時の操作力の増大を招くことがない。従って、容易にコネクタハウジング相互を離脱状態に戻すことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る半嵌合防止コネクタを詳細に説明する。
図1乃至図7は本発明の第1実施形態に係る半嵌合防止コネクタを示したものであり、図1は本発明の第1実施形態に係る半嵌合防止コネクタの分解斜視図、図2は図1に示した雌コネクタハウジングの正面図、図3は図2におけるIII-III 断面矢視図、図4は図1に示した雌雄コネクタハウジングの嵌合時の各部の動作を説明する縦断面図、図5は図4(a)におけるV−V断面矢視図、図6は図4(c)におけるVI-VI 断面矢視図、図7は図1に示した雌雄コネクタハウジングの離脱時の各部の動作を説明する縦断面図である。
【0027】
本第1実施形態の半嵌合防止コネクタ40は、図1に示すように、嵌合接続される一組の雌雄コネクタハウジング41,42相互間に発生させた離反力により中途嵌合状態を確実に防止するものである。
前記雄コネクタハウジング41には、雌雄コネクタハウジング41,42相互の嵌合方向に沿って延出する可撓性のロックアーム44と、該ロックアーム44の長手方向に沿って伸縮自在に当該ロックアーム44に保持される押し戻しバネ46とが設けられている。
【0028】
一方、雌コネクタハウジング42には、雌雄コネクタハウジング41,42相互が中途嵌合状態の時に前記ロックアーム44をそのハウジング外面に接近する方向へ撓ませるアーム案内部48と、前記ロックアーム44がハウジング外面に接近する方向に撓んだ状態でコネクタ相互が嵌合される際に前記押し戻しバネ46の一端に当接することによって、該押し戻しバネ46に弾性変形を生じさせてコネクタ相互を離脱方向に付勢する離反力を発生させるバネ当接部50と、雌雄コネクタハウジング41,42相互が完全嵌合状態となって前記アーム案内部48によるロックアーム44の撓み変形が解除された時に該ロックアーム44の係合突起部44bを係止してコネクタハウジング相互を嵌合状態にロックするアーム係止部52とが設けられている。
【0029】
前記雄コネクタハウジング41は、図1に示したようにハウジングに貫通形成された端子収容室41aに雌形の接続端子(図示せず)を収容保持しており、前記雌コネクタハウジング42は、図2に示したようにハウジングに貫通形成された端子収容室42aに雄形の接続端子(図示せず)を収容保持している。
【0030】
前記ロックアーム44は、図1に示すように、雄コネクタハウジング41の基端側から立ち上がって、そのハウジング外面に沿って先端側に延出している可撓アーム44aと、該可撓アーム44aの先端で上方に突出している係合突起部44bと、前記可撓アーム44aの中央空隙部に設けられたバネ装着部44cとを備えている(図4、参照)。
【0031】
このバネ装着部44cは、可撓アーム44aの基端側から先端側に沿って延びる片持ち梁状の部分であり、可撓アーム44aの可撓変形時には、該可撓アーム44aと一体に変位する。尚、バネ装着部44cの先端には、巻装された押し戻しバネ46の抜けを防止する抜け防止突起44dが設けられている。
【0032】
本実施形態の押し戻しバネ46は、圧縮コイルバネから成ると共に、前記ロックアーム44のバネ装着部44cに巻装されることで、ロックアーム44の長手方向に沿って伸縮自在に当該ロックアーム44に保持されており、ロックアーム44の可撓変位に伴って一緒に変位する。
尚、安価な圧縮コイルバネから成る押し戻しバネ46をバネ装着部44cに巻装するだけで、該押し戻しバネ46をロックアーム44の長手方向に沿って伸縮自在に当該ロックアーム44に容易に保持させることができるので、組立が簡単になってコスト削減が可能となる。
【0033】
前記アーム案内部48は、ハウジング相互の嵌合初期から、嵌合量が所定値に達して完全嵌合状態となるまで、前記係合突起部44bに当接することによって前記可撓アーム44a及び前記バネ装着部44cをハウジング外面に接近する方向へ撓ませる。このアーム案内部48の先端側下縁には、係合突起部44bの進入を容易にする誘い込みテーパが形成されている。
【0034】
前記バネ当接部50は、図1乃至図3に示すように、コネクタ嵌合方向に沿ってハウジング上壁の先端部に延設された可撓部50aの先端に、3つの突起50b,50c,50dを突設したものである。そして、これら3つの突起50b,50c,50dの内、外側の2つの突起50b,50dは、内側の突起50cよりも高さが高く設定されている。これは、圧縮コイルバネである押し戻しバネ46の外周形状に合わせたものである。
【0035】
前記バネ当接部50が突設された可撓部50aは、図2及び図3に示すように、一対のスリット54,54により周囲から切り離されることで、ハウジング上壁の板厚方向に弾性変位可能とされている。そして、前記ロックアーム44がハウジング外面に接近する方向へ撓ませられることによって、バネ当接部50の上方に位置する押し戻しバネ46を介してコネクタ嵌合方向と直交するハウジング内方へ押圧付勢された際には、可撓部50aがハウジング内方へ撓む。
【0036】
そこで、上述の雌雄コネクタハウジング41,42相互の嵌合操作を開始すると、図4(a),(b)に示すようにコネクタ相互の嵌合初期には、雄コネクタハウジング41に設けられたロックアーム44の係合突起部44bが、雌コネクタハウジング42に設けられたアーム案内部48によりハウジング外面に接近する方向(図中下方)に押し下げられ、可撓アーム44aがハウジング外面に接近する方向に撓ませられる。尚、雌雄コネクタハウジング41,42相互が離脱状態或いは完全嵌合状態で、可撓アーム44aが弾性変形していない場合は、押し戻しバネ46は、図5に示すように、バネ当接部50と干渉しない上方位置に位置している。
【0037】
そして、前記ロックアーム44がハウジング外面に接近する方向に撓んだ状態でコネクタ相互が嵌合される際には、可撓アーム44aと一体のバネ装着部44cに巻装されて保持された押し戻しバネ46の一端が、雌コネクタハウジング42に設けられたバネ当接部50に当接する。
そこで、図4(c)及び図6に示すように、雌雄コネクタハウジング41,42相互の嵌合量に応じて、押し戻しバネ46が可撓アーム44aの基部側内壁のバネ受け座45とバネ当接部50との間で圧縮され、該押し戻しバネ46の復元力がコネクタハウジング相互の嵌合を離脱させる離反力として作用するので、雄コネクタハウジング41は押し戻しバネ46の反発力に抗して雌コネクタハウジング42内に押し込まれる。
【0038】
従って、この中途嵌合状態で雌雄コネクタハウジング41,42相互の押し込み動作を停止すると、これらコネクタ相互を離脱方向に付勢する前記押し戻しバネ46の反発力により、嵌合方向とは逆の離脱方向に双方の雌雄コネクタハウジング41,42が押し戻され、中途嵌合状態を容易に検知することができる。
【0039】
そして、更に雌雄コネクタハウジング41,42相互の嵌合が進み、雌雄コネクタハウジング41,42相互の嵌合量が所定値に達して完全嵌合状態となると、図4(d)に示すように、ロックアーム44の係合突起部44bがアーム案内部48から外れるため、可撓アーム44aの撓み変形が解除され、ロックアーム44はハウジング外面から離間する初期位置に復帰する。
【0040】
すると、前記ロックアーム44の可撓アーム44aに保持された押し戻しバネ46も一緒にハウジング外面から離間し、押し戻しバネ46の一端がバネ当接部50から外れるので、バネ受け座45とバネ当接部50との間の圧縮によって生じていた押し戻しバネ46の離反力が解消される。
同時に、前記ロックアーム44の係合突起部44bが、前記アーム案内部48の後端に形成された垂直面であるアーム係止部52により係止されるので、雌雄コネクタハウジング41,42相互は嵌合状態にロックされる。
【0041】
一方、雌雄コネクタハウジング41,42の嵌合状態を解除する際には、先ず、図7(a)に示すように、手指等で押圧することにより前記ロックアーム44をハウジング外面に接近する方向(矢印(A)方向)に撓ませて、係合突起部44bとアーム係止部52との係合を外す。
【0042】
そして、図7(b)に示すように、雌コネクタハウジング42から雄コネクタハウジング41を引き抜くが、その際、押し戻しバネ46の外周部がバネ当接部50の上端に当接すると、図7(c)に示すように、前記可撓部50aに突設されたバネ当接部50は押し戻しバネ46の退出挙動を制限しないようにハウジング内方へ適宜距離Lだけ弾性変位できるので、押し戻しバネ46の通過スペースは確保できる。尚、前記可撓部50aに対応する雄コネクタハウジング41の上壁面には、該可撓部50aが弾性変位する際の逃げ空間となる切欠き部47が形成されている。
【0043】
そこで、雌雄コネクタハウジング41,42相互の引き離し操作時に押し戻しバネ46がバネ当接部50に引っかかって、引き抜き時の操作力の増大を招くことがなく、円滑に雄コネクタハウジング41を雌コネクタハウジング42から抜き出すことができるので、容易に雌雄コネクタハウジング41,42相互を離脱状態に戻すことができる。
【0044】
但し、本実施形態における押し戻しバネ46のように、押し戻しバネとして圧縮コイルバネを用いた場合には、押し戻しバネ46自体が巻き径方向に潰れることができるので、バネ当接部50が弾性変位しない構造でも雌雄コネクタハウジング41,42相互の離脱を妨げることはなく、本発明の半嵌合防止コネクタはこれに限定されるものではない。一方、図17に示した押し戻しバネ30のようにジグザクに屈曲されたバネを押し戻しバネとして用いた場合には、押し戻しバネ30自体が前記弾性変位方向に潰れることができないので、弾性変位するバネ当接部50や後述するバネ逃げ部66を形成する必要がある。
【0045】
即ち、本実施形態の半嵌合防止コネクタ40は、図14に示した従来の半嵌合防止コネクタのように、コネクタハウジングと別体のスライダーを使用せず、また、離反力を得るためのバネ部材も単一で済むため、部品点数の削減や組立工程数の低減により、コストの低減が可能である。
【0046】
更に、雌雄コネクタハウジング41,42相互の嵌合及び離脱操作時におけるロックアーム44の弾性変位方向は、アーム案内部48に対して一定方向(ハウジング外面に接近する方向)のみであり、図17に示した従来の半嵌合防止コネクタに比べて相手ハウジング内でのロックアーム44の弾性変形量を小さく抑えることができる。
そこで、過度の変形によるロックアーム44の破損防止に適すると同時に、ロックアーム44の変位スペースを確保する為にコネクタが大型化することもない。
【0047】
図8乃至図13は本発明の第2実施形態に係る半嵌合防止コネクタを示したものであり、図8は本発明の第2実施形態に係る半嵌合防止コネクタの分解斜視図、図9は図8に示した半嵌合防止コネクタの縦断面図、図10は図8に示した雄コネクタハウジングの平面図、図11は図9のXI−XI断面矢視図、図12は図8に示した半嵌合防止コネクタを天地逆の状態で嵌合させた時の右側面図、図13は図8に示した雌雄コネクタハウジングの離脱時の各部の動作を説明する縦断面図である。
【0048】
本第2実施形態の半嵌合防止コネクタ60は、図8に示すように、嵌合接続される一組の雌雄コネクタハウジング61,62相互間に発生させた離反力により中途嵌合状態を確実に防止するものである。
尚、前記雌雄コネクタハウジング61,62は、上記第1実施形態の雌雄コネクタハウジング41,42の一部をそれぞれ変更したものであるので、上記第1実施の形態の雌雄コネクタハウジング41,42と共通する構成に付いては、同一符号を付して詳細な説明を省略し、変更点のみを詳述する。
【0049】
本第2実施形態の半嵌合防止コネクタ60における雄コネクタハウジング61は、図9に示すように、雌雄コネクタハウジング61,62相互の嵌合方向に沿って延出する可撓性のロックアーム44の基端側に、コネクタ嵌合方向と直交する方向へ圧縮コイルバネによる前記押し戻しバネ46が偏寄するのを規制するバネ固定部44eが設けられている。
【0050】
前記バネ固定部44eは、図11にも示したように、圧縮コイルバネである前記押し戻しバネ46が巻装される片持ち梁状のバネ装着部44cの基端側を、押し戻しバネ46の内径に近い太さに拡径したものである。尚、前記バネ装着部44cの先端側は、上記第1実施形態のものと同様に押し戻しバネ46が変位可能な細さに設定されている。これは、コネクタのロック解除時において、押し戻しバネ46の先端部の前記バネ逃げ部66への撓み変形を可能にするためでもある。
【0051】
又、前記ロックアーム44の先端側には、前記バネ当接部50によってコネクタ嵌合方向と直交するハウジング外方へ押圧付勢された前記押し戻しバネ46の撓みを許容するバネ逃げ部66が設けられている。
前記バネ逃げ部66は、図10にも示したように、前記バネ装着部44cの両側に装備されているロックアーム44の一対の可撓アーム44a,44aの先端側の内側部分を、前記押し戻しバネ46が挿通できる程度に切り欠くことで形成されている。
【0052】
更に、前記雌コネクタハウジング62のバネ当接部50は、図8に示したように、ハウジング上壁の先端に、雌コネクタハウジング62の幅方向中央に向かって谷を形成する一連の湾曲面68を備えた厚肉部を設けたものであり、上記第1実施形態のように弾性変位することはない。
【0053】
即ち、上述の如き前記ロックアーム44の基端側にバネ固定部44eを設けた構成では、ロックアーム44に巻装された押し戻しバネ46が外部の振動等でガタつくことを防止できる。
又、例えば図12に示したように、雌雄コネクタハウジング61,62相互の嵌合を天地逆の状態で行った場合でも、押し戻しバネ46が自重でバネ装着部44cから垂れ下がり、雌コネクタハウジング62のバネ当接部50との係合代が低減する方向に押し戻しバネ46の一端が偏寄するのを防止でき、押し戻しバネ46の一端は適正な係合代Lでバネ当接部50に当接することができる。
【0054】
そこで、本第2実施形態の半嵌合防止コネクタ60は、雌雄コネクタハウジング61,62相互の嵌合姿勢に関わらず、中途嵌合時には前記バネ当接部50による押し戻しバネ46の圧縮が確実に行われ、より確実な離反力を確保することができる。
【0055】
更に、上述の如き前記ロックアーム44の先端側にバネ逃げ部66を設けた構成であれば、前記アーム係止部52に係止された係合突起部44bを解除して雌雄コネクタハウジング61,62相互の嵌合を解除する為に、ロックアーム44をハウジング外面に接近する方向に撓ませた際、該ロックアーム44に保持された押し戻しバネ46が前記バネ当接部50に当接してしまっても、図13に示すように、該押し戻しバネ46の先端側は自身の退出挙動を制限しないようにハウジング外方(図中、上方)へ撓み、ロックアーム44の先端部に対して前記バネ逃げ部66内に逃げる相対変位を起こすことができる。
【0056】
そこで、雌雄コネクタハウジング61,62相互の引き離し操作時に押し戻しバネ46がバネ当接部50に引っかかって、引き抜き時の操作力の増大を招くことがない。従って、容易に雌雄コネクタハウジング61,62相互を離脱状態に戻すことができる。
【0057】
尚、前記押し戻しバネ46の先端部がバネ逃げ部66内に逃げる撓み変形は、ロック解除のための手指等によるロックアーム44の先端部の押圧時に、押し戻しバネ46の外周が雌コネクタハウジング62のハウジング上壁に当接した結果生じるものであり、雌雄コネクタハウジング61,62相互の嵌合開始時には、このような撓み変形は生じない。従って、前記バネ逃げ部66が、雌雄コネクタハウジング61,62相互の嵌合時に押し戻しバネ46の一端と前記バネ当接部50との係合代を低減する要因となることはない。
【0058】
尚、本発明の半嵌合防止コネクタにおけるコネクタハウジング、ロックアーム、押し戻しバネ、アーム案内部、バネ当接部及びアーム係止部等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもない。
例えば、押し戻しバネは、上記実施形態における押し戻しバネ46のような圧縮コイルバネに限定されるものではなく、ロックアームへの取付構造を工夫することにより、図17に示した押し戻しバネ30のようにジグザクに屈曲されたバネを使用したり、その他の公知のばねを使用することができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明の半嵌合防止コネクタによれば、コネクタ相互の嵌合初期には、一方のコネクタハウジングに設けられた可撓性のロックアームが、他方のコネクタハウジングに設けられたアーム案内部によりハウジング外面に接近する方向へ撓ませられる。
そして、前記ロックアームがハウジング外面に接近する方向に撓んだ状態でコネクタ相互が嵌合される際には、当該ロックアームに保持された押し戻しバネの一端が、他方のコネクタハウジングに設けられたバネ当接部に当接し、押し戻しバネは弾性変形させられるので、コネクタ相互は該押し戻しバネの反発力に抗して嵌合方向へ押し込まれる。
【0060】
そこで、この中途嵌合状態で押し込み動作を停止すると、コネクタ相互を離脱方向に付勢する前記押し戻しバネの反発力により、嵌合方向とは逆の離脱方向に双方のコネクタが押し戻され、中途嵌合状態を容易に検知することができる。
そして、コネクタ相互の嵌合量が所定値に達して完全嵌合状態となると、前記アーム案内部によるロックアームの撓み変形が解除され、該ロックアームはハウジング外面から離間する初期位置に復帰する。
【0061】
すると、当該ロックアームに保持された押し戻しバネも一緒にハウジング外面から離間し、押し戻しバネの一端がバネ当接部から外れる。同時に、前記ロックアームの係合突起部が他方のコネクタハウジングに設けられたアーム係止部に係止されるので、コネクタハウジング相互は嵌合状態にロックされる。
【0062】
即ち、コネクタハウジングと別体のスライダーを使用せず、また、離反力を得るためのバネ部材も単一で済むため、部品点数の削減や組立工程数の低減により、コストの低減が可能である。
更に、コネクタハウジング相互の嵌合及び離脱操作時におけるロックアームの弾性変位方向は、アーム案内部に対して一定方向のみであり、弾性変形量を小さく抑えることができる。そこで、過度の変形によるロックアームの破損防止に適すると同時に、ロックアームの変位スペースを確保する為にコネクタが大型化することもない。
【0063】
従って、部品点数の増加を招くことなく、嵌合接続される一組のコネクタハウジング相互間に発生させた離反力により中途嵌合状態を確実に防止し、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行うことができるコンパクトで安価な半嵌合防止コネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半嵌合防止コネクタの分解斜視図である。
【図2】図1に示した雌コネクタハウジングの正面図である。
【図3】図2におけるIII-III 断面矢視図である。
【図4】図1に示した雌雄コネクタハウジングの嵌合時の各部の動作を説明する縦断面図である。
【図5】図4(a)におけるV−V断面矢視図である。
【図6】図4(c)におけるVI-VI 断面矢視図である。
【図7】図1に示した雌雄コネクタハウジングの離脱時の各部の動作を説明する縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る半嵌合防止コネクタの分解斜視図である。
【図9】図8に示した半嵌合防止コネクタの縦断面図である。
【図10】図8に示した雄コネクタハウジングの平面図である。
【図11】図9のXI−XI断面矢視図である。
【図12】図8に示した半嵌合防止コネクタを天地逆の状態で嵌合させた時の右側面図である。
【図13】図8に示した雌雄コネクタハウジングの離脱時の各部の動作を説明する縦断面図である。
【図14】従来の半嵌合防止コネクタの分解斜視図である。
【図15】図14に示した半嵌合防止コネクタの中途嵌合状態を示す縦断面図である。
【図16】図14に示した半嵌合防止コネクタの完全嵌合状態を示す縦断面図である。
【図17】従来の他の半嵌合防止コネクタの分解斜視図である。
【図18】図17に示した半嵌合防止コネクタの嵌合時の各部の動作を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
41 雄コネクタハウジング
42 雌コネクタハウジング
44 ロックアーム
44a 可撓アーム
44b 係合突起部
44c バネ装着部
44d 抜け防止突起
46 押し戻しバネ
48 アーム案内部
50 バネ当接部
52 アーム係止部

Claims (4)

  1. 雌雄嵌合する一組のコネクタの一方のコネクタハウジングには、コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って延出し、先端側が他方のコネクタハウジングに進入し、先端側の反対の基端側で片持ち支持されている可撓性のロックアームと、前記ロックアームの長手方向に沿って伸縮自在に当該ロックアームに保持され、その一端が前記ロックアームの基端側で位置決めされている押し戻しバネとが設けられると共に、
    他方のコネクタハウジングには、コネクタハウジング相互が中途嵌合状態の時に前記ロックアームをハウジング外面に接近する方向へ撓ませるアーム案内部と、前記ロックアームがハウジング外面に接近する方向に撓んだ状態でコネクタ相互が嵌合される際に前記押し戻しバネの他端に当接することによって、該押し戻しバネに弾性変形を生じさせてコネクタ相互を離脱方向に付勢する離反力を発生させるバネ当接部と、コネクタハウジング相互が完全嵌合状態となって前記アーム案内部によるロックアームの撓み変形が解除された時に該ロックアームの係合突起部を係止してコネクタハウジング相互を嵌合状態にロックするアーム係止部とが設けられ、前記バネ当接部が、前記押し戻しバネを介してコネクタ嵌合方向と直交するハウジング内方へ押圧付勢された際には弾性変位可能な可撓部に突設されていることを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 前記押し戻しバネが、圧縮コイルバネからなると共に、前記ロックアームに巻装されていることを特徴とする請求項に記載の半嵌合防止コネクタ。
  3. 前記ロックアームの基端側には、コネクタ嵌合方向と直交する方向へ前記押し戻しバネが偏寄するのを規制するバネ固定部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の半嵌合防止コネクタ。
  4. 前記ロックアームの先端側には、前記バネ当接部によってコネクタ嵌合方向と直交するハウジング外方へ押圧付勢された前記押し戻しバネの撓みを許容するバネ逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の半嵌合防止コネクタ。
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