JP2003272768A - カバー付コネクタ - Google Patents

カバー付コネクタ

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JP2003272768A
JP2003272768A JP2002073880A JP2002073880A JP2003272768A JP 2003272768 A JP2003272768 A JP 2003272768A JP 2002073880 A JP2002073880 A JP 2002073880A JP 2002073880 A JP2002073880 A JP 2002073880A JP 2003272768 A JP2003272768 A JP 2003272768A
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connector housing
cover
connector
lock arm
rear cover
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JP2002073880A
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Seiji Kozono
誠二 小園
Takashi Kimura
貴士 木村
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/56Means for preventing chafing or fracture of flexible leads at outlet from coupling part
    • H01R13/567Traverse cable outlet or wire connection
    • HELECTRICITY
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
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    • HELECTRICITY
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタにカバーが装着される際に、コネク
タに備えられた係止部に電線などの線状体やカバーが当
接されて、係止部に過大な力が加えられることを防止す
る。 【解決手段】 コネクタハウジング10内に導入される
線状体60と、線状体60を案内しつつ導出させるカバ
ー30とを備え、コネクタハウジング10に係止部17
が設けられ、係止部17に対応してカバー30に係合部
37が設けられ、係止部17と、係合部37とが係り止
めされることで、カバー30がコネクタハウジング10
に装着され、係止部17の過大変形を防止する保護部1
2pがコネクタハウジング10に設けられた。前記係止
部17はロックアーム17を備え、前記保護部12pは
保護壁12pを備え、ロックアーム17の周辺近傍に保
護壁12pが位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば低挿入力コ
ネクタに関するものであり、コネクタにカバーが装着さ
れる際に、コネクタに備えられた係止部に電線などの線
状体やカバーが当接されて、係止部に過大な力が加えら
れることを防止するカバー付コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10〜図14は、従来の電気コネクタ
の一形態(特開平10−275650号公報)を示すも
のである。図10に示されるコネクタ102は、複数の
端子キャビティ134,136に端子が挿入されると共
にラッチ肩156を有するコネクタハウジング104
と、夫々その両面に取付けられる端子アライメント板1
10と、コネクタカバー108とを備えるものである。
また、このコネクタ102は、リセプタクル型コネクタ
ハウジング104と、プラグ型コネクタハウジング10
6との2個の主ハウジング半体を含むものである。
【0003】図10および図11の如く、コネクタカバ
ー108は弾性ラッチアーム120を備え、これがコネ
クタハウジング104のラッチ肩156とラッチ係合さ
れると、端子アライメント板110のビーム128がバ
ックアップして、その撓みを規制することにより、不意
のラッチ解除が阻止されるものである。
【0004】また、リセプタクル型コネクタハウジング
104の側面にスロット1381 が形成され、このスロ
ット1381 の内部に対応して、端子ロック板1121
がスロット1381 内に挿入可能に形成されている。ま
た、プラグ型コネクタハウジング106の側面にスロッ
ト1382 が形成され、このスロット1382 の内部に
対応して、端子ロック板1122 がスロット1382
に挿入可能に形成されている。ボルト副組立体114に
より電気コネクタは一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気コネクタにあっては、コネクタ102が組立て
られる際に「こじり」などが発生されると、図12およ
び図13の如く、前記ビーム128によって、弾性ラッ
チアーム120いわゆるロックアーム部に大きな荷重が
加えられ、このことから、図12の如く、弾性ラッチア
ーム120が撓み方向に沿って大きく塑性変形されてし
まうことや、図13の如く、弾性ラッチアーム120が
大きく捻じられて塑性変形されてしまうことが懸念され
ていた。
【0006】また、図14の如く、コネクタが組立てら
れる際に、弾性ラッチアーム120と、前記ビーム12
8との間に、不用意に電線160が挟み込まれ、このこ
とから、電線160に傷が付けられるといった不具合の
発生が心配されていた。
【0007】本発明は、上記した点に鑑み、コネクタに
カバーが装着される際に、コネクタに備えられた係止部
に電線などの線状体やカバーが当接されて、係止部に過
大な力が加えられることを防止するカバー付コネクタを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るカバー付コネクタは、コネ
クタハウジング内に導入される線状体と、該線状体を案
内しつつ導出させるカバーとを備え、該コネクタハウジ
ングに係止部が設けられ、該係止部に対応して該カバー
に係合部が設けられ、該係止部と、該係合部とが係り止
めされることで、該カバーが該コネクタハウジングに装
着され、該係止部の過大変形を防止する保護部が該コネ
クタハウジングに設けられたことを特徴とする。上記構
成により、コネクタハウジングの係止部の過大変形を防
止する保護部がコネクタハウジングに設けられているか
ら、コネクタハウジングの係止部と、カバーの係合部と
が係り止めされて、カバーがコネクタハウジングに装着
される際に、コネクタハウジングの係止部は、コネクタ
ハウジングに設けられた保護部によって守られることと
なる。従って、カバーがコネクタハウジングに装着され
る際に、コネクタハウジングの係止部に過大な力が加え
られ、このことから、コネクタハウジングの係止部が過
大変形されてしまうといった不具合の発生は、未然に防
止されることとなる。
【0009】請求項2に係るカバー付コネクタは、請求
項1に係るカバー付コネクタにおいて、前記係止部はロ
ックアームを備え、前記保護部は保護壁を備え、該ロッ
クアームの周辺近傍に該保護壁が位置することを特徴と
する。上記構成により、係止部としてのロックアームの
周辺近傍に保護部としての保護壁が位置するから、ロッ
クアームは確実に保護壁によって守られることとなる。
従って、カバーがコネクタハウジングに装着される際
に、コネクタハウジングのロックアームに過大な力が加
えられ、このことから、コネクタハウジングのロックア
ームが過大変形されてしまうといった不具合の発生は、
未然に防止されることとなる。
【0010】請求項3に係るカバー付コネクタは、請求
項1又は2に係るカバー付コネクタにおいて、前記係止
部はロックアームを備え、前記保護部は該ロックアーム
の横に位置する保護側壁を備え、前記カバーを形成する
周壁の厚さに対応して、前記コネクタハウジングを形成
する周壁に対し該保護側壁が隙間をもって位置し、該保
護側壁に該カバーの該周壁が当接されることで、該ロッ
クアームの過大変形が防止されることを特徴とする。上
記構成により、カバーがコネクタハウジングに装着され
る際に、カバーを形成する周壁は、コネクタハウジング
を形成する周壁と、コネクタハウジングに設けられた保
護側壁との間に入り込むこととなる。また、カバーを形
成する周壁が、コネクタハウジングの保護側壁と当接さ
れるから、コネクタハウジングの係止部として設けられ
たロックアームは、ロックアームの横に位置する保護側
壁によって守られ、これにより、ロックアームが大きく
変形されることは、未然に防止されることとなる。
【0011】請求項4に係るカバー付コネクタは、請求
項1〜3の何れか1項に係るカバー付コネクタにおい
て、前記カバーを前記コネクタハウジングに装着し易く
する傾斜案内面が、該コネクタハウジングを形成する周
壁と、前記保護部を形成する保護側壁とに設けられたこ
とを特徴とする。上記構成により、カバーがコネクタハ
ウジングに装着される際に、カバーは、コネクタハウジ
ングにスムーズに装着されることとなる。
【0012】請求項5に係るカバー付コネクタは、請求
項1〜4の何れか1項に係るカバー付コネクタにおい
て、前記係止部は可撓性のロックアームを備え、前記保
護部は該ロックアームの撓み方向に位置する保護基壁を
備え、該ロックアームが撓まされたときに、該保護基壁
に該ロックアームが当接されることで、該ロックアーム
の過大変形が規制されることを特徴とする。上記構成に
より、コネクタハウジングに設けられた保護部としての
保護基壁に、係止部としての可撓性ロックアームが当接
されるから、ロックアームが大きく撓まされるというこ
とはない。従って、ロックアームの過大変形は未然に防
止されることとなる。
【0013】請求項6に係るカバー付コネクタは、請求
項1〜5の何れか1項に係るカバー付コネクタにおい
て、前記カバーが前記コネクタハウジングから取外され
る際に、該コネクタハウジングの前記係止部と、該カバ
ーの前記係合部との係止状態を解除させるための操作窓
が、該カバーの周壁に設けられたことを特徴とする。上
記構成により、コネクタハウジングからカバーが取外さ
れる場合には、カバーの周壁に設けられた操作窓に治具
が挿入されて治具が操作されることにより、コネクタハ
ウジングの係止部と、カバーの係合部との係止状態は、
容易で迅速に解除されることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るカバー付コネ
クタの一実施形態について図面を用いて詳細に説明す
る。図1は、本発明に係るカバー付コネクタの一実施形
態を示す分解斜視図、図2は、コネクタハウジングに設
けられた係止部と保護部とを示す拡大斜視図、図3は、
他の実施形態の保護部を示す拡大斜視図、図4(a)
は、コネクタハウジングにカバーが取付けられる状態を
示す縦断面図、図4(b)は、係止部が撓まされた状態
を示す説明図である。
【0015】図5は、レバーが取付けられたコネクタハ
ウジングを示す斜視図、図6は、同じく図5のコネクタ
ハウジングの内部を示すA−A断面図である。図7は、
カバーを示す斜視図、図8は、同じくカバーを示す図7
のB−B断面図、図9は、電線に取付けられた端子と防
水栓とを示す説明図である。
【0016】次に、図1を基にカバー付コネクタの各方
向について説明する。まず「上下」の定義については、
図1においてコネクタハウジング10に対し軸部18が
目視可能な側を上側とし、これと反対側を下側とする。
この明細書中の「上下」とは、図1に示される水平に配
置されたカバー付コネクタ1の高さ方向を意味する。
【0017】また「前後」の定義は、図6の如く、コネ
クタハウジング10を形成する周壁12に対し、フロン
トホルダ20がコネクタハウジング10のハウジング主
体部14に装着される側を前側とし、図1の如く、コネ
クタハウジング10から電線60が導出される側を後側
とする。また、カバー30を形成する周壁32に対し、
ロックアーム39が設けられてある側を後側とし、これ
と反対側を前側とする。
【0018】コネクタに関する表面視および裏面視につ
いて説明すると、対象とするコネクタにおいて、表面視
は相手側コネクタと嵌め合される面側から見た状態をい
い、裏面視は対象のコネクタを端子挿入側すなわち電線
導出側もしくは電線導入側から見た状態をいう。また、
この明細書中の「左右」とは、水平に配置されたカバー
付コネクタ1の最も横長な幅方向を意味する。
【0019】また、図1に示される矢示Sは、便宜上、
リアカバー30がコネクタハウジング10に装着される
取付方向Sと、図9に示される電線60および防水栓7
0が取付けられた端子50が、コネクタハウジング10
内に装着される端子挿入方向Sとを兼ねたものとして示
されたものである。
【0020】なお、この明細書における「上下」、「前
後」、「左右」の定義は便宜上のものであり、必ずしも
カバー付コネクタの実使用時における方向と一致するも
のではない。本発明のカバー付コネクタは、例えば図示
された状態に対して上下逆さまの状態や、縦置きとされ
る状態で使用されてもよく、本発明のカバー付コネクタ
は、あらゆる姿勢で使用可能とされるものである。
【0021】この明細書でいうコネクタとは、コネクタ
ハウジングに端子すなわちターミナルなどの電気接続用
部品を備えたものを指し、電気的接続を目的とした部品
をいう。また、本発明に関するコネクタは、前記の電気
接続用部品と、コネクタハウジングに装着されるリアカ
バーなどのカバーに加えて、シール、ゴム栓、防水栓、
防水パッキンなどの密封部材が備えられて防水性などが
向上されたものでもよく、また、フロントホルダ、リア
ホルダ、スペーサなどの付加部品が組付けられたもので
あってもよい。また、溶接可能なコネクタに適用された
ものであってもよい。
【0022】図1,図5,図6に示されるコネクタハウ
ジング10について説明する。このコネクタハウジング
10は、周壁12と、周壁12の後部開口13d(図
5)から周壁12の前部開口13b(図6)に向けて、
周壁12の内側空間13a(図6)内に形成されたハウ
ジング主体部14(図1,図5,図6)と、リアカバー
30の係合部37(図1,図4(a),図7)に対応し
た係止部17(図1〜図5)と、図1に示されるカバー
付コネクタ1が相手側コネクタ(図示せず)と確実に結
合されるための係合部15(図1,図5)と、レバー4
0に設けられた一対の軸孔部48と回動可能に嵌り合う
一対の軸部18とを備えるものである。コネクタハウジ
ング10の形状などにより、周壁12はフード部と呼ば
れてもよい。
【0023】図5および図6の如く、コネクタハウジン
グ10を形成する周壁12は、天壁12aと、底壁12
bと、前記天壁12aと前記底壁12bとを結ぶ両側壁
12c1 ,12c2 とを備え、コネクタハウジング10
は略矩形箱状に形成されたものである。
【0024】また、相手側コネクタ(図示せず)が、図
6に示されるカバー付コネクタ1の前部開口13b側か
ら容易で速やかにコネクタに取付可能とされるために、
コネクタハウジング10を形成する周壁12の一方の側
壁12c1 に、一つのガイド用突出部12fが設けられ
ると共に、一方の側壁12c1 の内側に、一本のガイド
溝12gが形成されている。
【0025】また、同じく相手側コネクタ(図示せず)
が、図6に示されるカバー付コネクタ1の前部開口13
b(図6)側から容易で速やかにコネクタに取付可能と
されるために、図5の如く、コネクタハウジング10を
形成する周壁12の他方の側壁12c2 に、一対のガイ
ド用突出部12dが設けられると共に、他方の側壁12
2 の内側に、一対のガイド溝12eが形成されてい
る。
【0026】コネクタハウジング10を形成する周壁1
2の両側壁12c1 ,12c2 に、非対称に位置するガ
イド用突出部12d,12fと、ガイド溝12e,12
gとが形成されることにより、図1に示されるカバー付
コネクタ1と、これと結合される相手側コネクタ(図示
せず)とは、例えば上下逆向きといった誤った向きで接
続されることなく、所定の通りに接続されることとな
る。
【0027】また、相手側コネクタ(図示せず)が、図
6に示されるカバー付コネクタ1の前部開口13b側か
ら容易で迅速にカバー付コネクタ1に取付けられるため
に、コネクタハウジング10を形成する周壁12の前部
開口13bの周縁部に、ガイド傾斜面13cが形成され
ている。
【0028】また、電線60および防水栓70が取付け
られた雌端子50(図9)が、図1に示される端子挿入
方向Sに沿って、容易で迅速にコネクタハウジング10
の後側から内部に至るまで挿入可能とされるために、図
5の如く、コネクタハウジング10に4つの端子挿入部
14pを形成する周壁14qにおいて、この周壁14q
内の端子挿入孔14rの後部開口周縁にテーパガイド面
14sが設けられている。
【0029】また、図9に示される雌端子50がコネク
タハウジング10に確実に取付けられるために、図6の
如く、コネクタハウジング10を形成する周壁12の内
側空間13a内すなわち収容室内に、雌端子50が挿着
されるためのハウジング主体部14が形成されている。
ハウジング主体部14は、ホルダ20が装着される前半
部14aと、防水パッキン80が嵌着される後半部14
bとを備えるものである。
【0030】コネクタハウジング10を形成する周壁1
2と、ハウジング主体部14とは、隔壁14hによって
一体となるように結ばれており、この隔壁14hによ
り、コネクタハウジング10の前部開口13b側の内側
空間13a(図6)と、後部開口13d側(図5)と
は、区切られたものとされている。
【0031】図6に示されるフロントホルダ20につい
て説明する。フロントホルダ20は、前壁21と、上壁
22と、下壁23と、上側の隔壁24と、下側の隔壁2
5とを備えるものである。
【0032】前記フロントホルダ20がコネクタハウジ
ング10のハウジング主体部14を形成する前半部14
aに仮係止され、前記雌端子がコネクタハウジング10
のハウジング主体部14の収容室内に後側から挿入され
て、前記雌端子がハウジング主体部14内に設けられた
係止ランス(図示せず)によって仮係止され、その後、
前記フロントホルダ20が、前側から後側に押圧されて
前記ハウジング主体部14を形成する前半部14aに本
係止されることで、前記雌端子は、確実にハウジング主
体部14に固定されることとなる。「ランス」とは
「槍」を意味するが、係止ランスは槍状のものに限ら
ず、アーム状のものなど、種々の形態のものであっても
よい。
【0033】図1,図4(a),図7,図8に示される
リアカバー30について説明する。図1および図7の如
く、このリアカバー30は、リアカバー30を形成する
周壁32と、この周壁32を補強する複数のリブ3
1 ,362 と、リアカバー30が、図1,図4
(a),図5に示されるコネクタハウジング10に取付
けられる際に、コネクタハウジング10の係止部17と
確実に係り止めされて取付けられるための係合部37
と、コネクタハウジング10に回動可能に取付けられた
レバー40の係合部49(図1,図5)と確実に係り止
めされるための係止部39とを備えるものである。な
お、コネクタハウジングに対するリアカバーの取付けと
して、例えば、ねじ等の止具が用いられてもよい。
【0034】図7および図8の如く、リアカバー30を
形成する周壁32は、天壁32aと、底壁32bと、前
記天壁32aと前記底壁32bとを結ぶ湾曲側壁32c
と、後部側壁32dとを備えるものである。湾曲側壁3
2cは、コネクタから導出された線状体を側部開口33
cへ向けて緩やかに折曲げる役目を果し、後部側壁32
dは、前記湾曲側壁32cに沿って延長される線状体を
側部開口33cへと案内する役目を果す。周壁32で囲
まれた内側空間33aに電線60などの各種線状体が収
納される。
【0035】また、リアカバー30の前部開口33b
は、コネクタハウジング10の後部開口13d(図5)
に対応したものである。図1の如く、コネクタハウジン
グ10の後部側にリアカバー30が装着され易くするた
めに、リアカバー30を形成する周壁32の前部開口3
3b(図8)の周縁に、傾斜案内面32e,32j(図
4(a),図8)が形成されている。
【0036】図7の如く、リアカバー30の後部側壁3
2dに設けられたロックアーム39は、根元部39g
と、この根元部39gから延設された真直部39fと、
この真直部39fの先端部39eに形成された係止突起
390 とを備えるものである。ロックアーム39を形成
する真直部39fの長さが長いほど、ロックアーム39
の可撓性は向上されることとなる。ロックアーム39に
設けられた係止突起39 0 は、係止面39aと、摺接面
39bと、傾斜摺接面39cと、一対の側面39dとを
備えるものとして形成されている。
【0037】図1,図5,図6に示されるレバー40に
ついて説明する。図1の如く、このレバー40は、レバ
ー40を形成する枠部42と、コネクタハウジング10
に設けられた一対の軸部18を中心として、コネクタハ
ウジング10に対し、レバー40が回動可能に取付けら
れるための一対の軸孔部48と、リアカバー30の係止
部39と確実に係り止めされるための係合部49とを備
えるものである。
【0038】図5および図6の如く、レバー40を形成
する枠部42は、天板42aと、底板42bと、前記天
板42aと前記底板42bとを結ぶ側板42cとを備え
るものである。図1から分かるように、レバー40を形
成する枠部42で囲まれた空間に、リアカバー30が位
置することとなる。
【0039】レバー40が射出成形法に基づいて形成さ
れる際に、成形歪などが発生され難いものとされて、成
形後のレバー40の寸法精度が維持されるために、図5
から分かるように、レバー40を形成する枠部42の天
板42aから側板42cを経て底板42bに至るまで、
一対の溝46が設けられている。
【0040】また、レバー40の枠部42に設けられた
軸孔部48の周辺近傍に、各種異形状をした肉盗み部4
7a,47b,47cが設けられている。また、図5お
よび図6の如く、レバー40を形成する天板42aと、
底板42bとに、複数の段差部44a,44bが設けら
れている。
【0041】回動レバー40がコネクタハウジング10
に取付けられる際に、レバー40を形成する枠部42
は、図5および図6に示される天板42aと、底板42
bとが、共に開き方向に沿って撓まされることとなる。
レバー40を形成する枠部42に一対の溝46が設けら
れてあるから、レバー40を形成する天板42aと、底
板42bとは、容易に開き方向に沿って可撓変形されつ
つ、レバー40を形成する枠部42の強度は保たれるこ
ととなる。
【0042】前記レバー40を形成する枠部42が開き
方向に沿って広げられて可撓変形された状態において、
レバー40に設けられた一対の軸孔部48に、コネクタ
ハウジング10に設けられた一対の軸部18が嵌め込ま
れることで、コネクタハウジング10に対し、レバー4
0は回動可能に組付けられる。
【0043】また、図1に示されるリアカバー30がコ
ネクタハウジング10に取付けられた後に、コネクタハ
ウジング10に対し、レバー40が回動方向Rに沿っ
て、コネクタハウジング10の後側に向けて回動される
ことで、カバー付コネクタ1と、不図示の相手側コネク
タとが、小さい力で確実に通電可能に接続されると共
に、レバー40の係合部49と、リアカバー30の係止
部39とが係り止めされて、リアカバー30は、コネク
タハウジング10から不用意に外されることなく、コネ
クタハウジング10に確実に固定される。このように、
図1に示されるカバー付コネクタ1は、回動レバーを備
えるカバー付低挿入力コネクタとして用いられるもので
ある。
【0044】図5の如く、レバー40を形成する側板4
2cの内側に設けられた係合突起49は、係合面49a
と、摺接面49bと、傾斜摺接面49cと、一対の側面
49dとを備えるものとして形成されたものである。
【0045】図9に示される雌端子50などの端子類に
ついて説明する。雌端子は、内部に雄端子を受入れて電
気的な接続を行うもので雄端子の相手端子を指し、接触
荷重を発生させるばねなどの弾性接触片を備えるものな
どがある。この発明の一実施形態として例示された雌端
子50は、相手側コネクタ(図示せず)に取付けられる
雄端子(図示せず)に対応した矩形の箱型形状をしたも
ので、内部に弾性接触片56が備えられた雌端子50で
ある。
【0046】このような矩形の箱型形状をした雌端子の
他に、タブタイプ、角ピンタイプ、丸ピンタイプなどの
各種形状をした雄端子に対応して、略矩形筒状もしくは
略円筒形状をした雌端子などが挙げられる。各種端子に
は、係止ランスが設けられてあってもよい。本発明のカ
バー付コネクタに用いられる端子として、雌端子もしく
は雄端子など、あらゆる形態の端子が使用可能とされる
ものである。
【0047】雌端子50は、まず、金属製板材に打抜き
加工が施されて端子金具素材が形成され、次に、この端
子金具素材に折曲げ加工が施されることにより、所定の
形状をした雌端子50が形成される。このようにして各
プレス加工が施されて形成された雌端子50は、電線6
0が取付けられる後側の電線接続部51と、相手側の雄
端子(図示せず)と通電可能に接続されるための前側の
電気接触部54とを備えるものとして形成されている。
また、雌端子50を形成する前記電線接続部51と、前
記電気接触部54とは、連接部52によって結ばれてい
る。
【0048】雌端子50の電線接続部51は、一対の導
体圧着片51aと、一対の被覆圧着片51bとを備える
ものである。ケーブル等の電線60のうち、軟銅線など
の銅系材料で形成された導体61が雌端子50に設けら
れた導体圧着片51aによって加締められ、これにより
雌端子50とケーブルとは通電可能に接続されている。
又、ケーブルを構成し、軟質樹脂材、ゴム材、又はこれ
らの混合材などから形成された絶縁被覆体62が、雌端
子50の後側に設けられた一対の被覆圧着片51bによ
って加締められている。
【0049】雌端子50の電気接触部54は、略矩形筒
状をした箱型のものとされ、内部に端子収容室55aを
備えるものである。雌端子50の電気接触部54の端子
収容室55aに、不図示の相手側雄端子のタブが挿入さ
れる。
【0050】雌端子50の電気接触部54について詳し
く説明すると、雌端子50の電気接触部54は、基壁5
5cと、この基壁55cに略平行に対向して位置する他
の壁55dと、前記基壁55cの両側と前記他の壁55
dの両側を結ぶ一対の側壁55eとを備え、略矩形筒状
をした箱型のものとされている。
【0051】雌端子50の電気接触部54を形成する一
側壁55eから加締め部53a,53bが延設され、こ
の加締め部53a,53bが雌端子50の電気接触部5
4を形成する他の壁55d上に向けて折重なるようにし
て折曲げ加工されることで、雌端子50の端子収容室5
5aは略矩形箱状のものとして形成される。
【0052】このようにして、雌端子50の電気接触部
54は、不図示の相手側雄端子のタブが挿入される開口
55bと、この相手側雄端子のタブが位置する端子収容
室55aとを備えるものとして形成されたものである。
【0053】基壁55cに略平行に対向して位置する他
の壁55dが、プレス加工によって端子収容室55a側
に向けて突出されることで、基壁55cに略平行に対向
して位置する他の壁55dに一対の突部55fが形成さ
れる。このような一対の突部55fは、雌端子50が雄
端子のタブ(図示せず)と通電可能に接続されるための
一対の接点55fとしての機能を果すものである。
【0054】また、雌端子50の電気接触部54の基壁
55cが、雌端子50の開口55bの近傍から端子収容
室55a内に向けて折返されて弾性接触片56が形成さ
れている。この弾性接触片56は、雌端子50の開口5
5bの近傍に位置する折返し曲げ部56aから、端子収
容室55aの内部側に向けて緩やかに傾斜されながら延
長され、頂部56bを経て再び緩やかに傾斜されながら
延長されつつ形成され、弾性接触片56の自由端56d
近傍の曲げ部56cにて、弾性接触片56は基壁55c
と接触されている。弾性接触片56に設けられた頂部5
6bは、雌端子50が雄端子のタブ(図示せず)と通電
可能に接続されるための接点としての機能を果すもので
ある。
【0055】弾性接触片56の頂部56bから次第に基
壁55cに近づいて曲げ部56cにて基壁55cと当接
した弾性接触片56が、再び基壁55cから離反する方
向に僅かに折曲げられて、弾性接触片56の自由端56
dが形成されている。このようにして形成された曲面
が、端子収容室55aを形成する基壁55cの内面と摺
接可能に接触される。
【0056】このような曲面をした曲げ部56cが弾性
接触片56の自由端56dに設けられてあれば、弾性接
触片56の自由端56dによって、雌端子50の基壁5
5cに傷がつけられ難くなり、弾性接触片56の自由端
56dの動きはスムーズなものとなる。
【0057】他の壁55dに設けられた一対の接点55
fと、弾性接触片56に設けられた頂部56bすなわち
他の接点56bとによって、不図示の雄端子の電気接触
部すなわち雄タブの本体が挟持されて、雌端子50と、
不図示の雄端子とは、確実に通電可能な状態に接触維持
されることとなる。これにより、カバー付コネクタ1か
ら不図示の相手側コネクタにかけて、雌端子50と、不
図示の雄端子とを介して通電可能に接続される。
【0058】雌端子50の基壁55cに略平行に対向し
て位置する他の壁55dに設けられた一対の接点55f
と、弾性接触片56に設けられた他の接点56bとの3
点によって、雄端子の電気接触部が挟持される。このよ
うにして、雌端子50と、不図示の雄端子とが接続され
るものとされてあれば、雌端子50と、不図示の雄端子
とが雄雌結合される際の摺動抵抗が低下され、これによ
り、例えば、多極コネクタの雄雌嵌合が行われる際に、
嵌合力は少しでも軽減され、少しでもフィーリングのよ
い雄雌嵌合を行うことが可能なカバー付低挿入力コネク
タを提供することができることとなる。
【0059】なお、図9に示される雌端子50は、一実
施形態として示されたものであり、本発明のホルダ付コ
ネクタに用いられる雌端子は、あらゆる形態の端子が使
用可能とされるものである。例えば、コネクタハウジン
グに挿着される雌端子として、雌端子の電気接触部54
を形成する基壁55cに2つの接点が設けられ、他の壁
55dに1つの接点を有する弾性接触片が設けられた形
状のものであってもよく、また、雌端子50の端子収容
室55aに別の部品の弾性接触片が組付けられて構成さ
れる雌端子いわゆる2部品端子であってもよい。
【0060】上述した雌端子50、雄端子などの端子類
の材質として、例えば、青銅、銅合金などの銅系材料、
アルミニウム合金などが挙げられる。本発明に用いられ
る雌端子50、雄端子などの端子類として、通電機能を
有する金属材料、その他に電気を良好に通すことのでき
る導体であれば、あらゆる材質が適用可能とされるもの
である。
【0061】また、端子類が防水コネクタに適用される
場合、例えば、端子類の耐食性が向上されるために、前
記材質にメッキなどの表面保護処理が施されたものであ
ってもよい。コネクタが通常の環境下で使用されるもの
であり、十分にその性能を維持することのできるもので
あれば、生産性、価格低減化の観点から、端子類に対す
る表面保護処理は省略されたものであることが好まし
い。
【0062】図1および図9に示されるケーブルなどの
電線60について説明する。この明細書でいう電線と
は、絶縁被覆体やエナメル材などで保護された導体や、
導体だけで他に被覆されていない状態のものを含め、こ
れらを総称して指す。ケーブルについて簡単に説明する
と、ケーブルは芯線とも呼ばれ、ケーブルは、絶縁被覆
体やエナメル材などで保護された1本の導体、又は、絶
縁被覆体やエナメル材などで保護された複数の導体から
なるものである。
【0063】ワイヤハーネスといったいわゆる組電線も
しくは組配線は、導体61と絶縁被覆体62とを備える
電線60(図9)いわゆるケーブルと、複数のケーブル
を束ねるテープと、コネクタと、グロメットなどを備
え、自動車などに取付けられる際に必要な部位が折曲げ
られて使用されるものである。
【0064】そのため導体61の材質は、通電性が良好
であるばかりでなく繰返しの折曲げにも耐えうるように
可撓性を備えたものが好ましく、そのような金属線とし
て軟銅線などの銅系電線などが挙げられる。また、ケー
ブルは複数の導体が束ねられると共に適度にねじられ
て、強度などに優れた芯線のものとされている。さら
に、細いサイズが維持されつつ銅線などの金属線からな
る導体の表面の絶縁性をより高くするために、エナメル
材の被覆された導体が、ケーブルなどの電線に用いられ
てもよい。
【0065】ケーブルなどの電線60を構成する絶縁被
覆体62の材質として、例えば軟質樹脂、ゴム、又はこ
れらの混合材などが挙げられる。導体61を保護する絶
縁被覆体62も、上で説明したように繰返しの折曲げに
耐えうる性質を有する絶縁材料で形成されることが好ま
しく、例えば可撓性の絶縁材料であることが望ましい。
そのような材質として、例えば、塩化ビニル系ポリマ
ー、ポリエチレン系ポリマーなどの熱可塑性樹脂材もし
くは軟質樹脂材、ゴム材、又はこれらの混合材などが挙
げられる。また必要に応じて絶縁材料に各種の充填材が
添加されてあってもよい。
【0066】これらの絶縁被覆材が例えば押出成形され
る際に、これと共にダイの押出孔の部分に銅線などの前
記導体が通されることにより、絶縁被覆体62と導体6
1とが複合化されてケーブルなどの電線60が構成され
る。
【0067】図9の如く、前記電線60を上記雌端子5
0の電線接続部51に取付けると共に、シリコーンゴム
製の防水栓70が、前記電線60と共に上記雌端子50
の被覆圧着片51bの加締めにより、上記雌端子50の
後部側に取付けられている。
【0068】防水栓70は、前記電線60が圧入されつ
つ引き通される挿通部71と、上記雌端子50の被覆圧
着片51bに対応した加締め部73と、この加締め部7
3の先に位置し複数のリップ部72よりも外周径が小さ
い小径端部74と、コネクタハウジング10に設けられ
た端子挿入部14p(図1,図5)の端子挿入孔14r
(図5)の内側壁面と密着される3山のリップ部72
(図9)とを備えるものである。
【0069】図1に示されるカバー付コネクタ1は、大
きい雌端子50と、小さい他の雌端子(図示せず)とが
装着されるコネクタハウジング10と、コネクタハウジ
ング10内に導入される電線60と、前記電線60を案
内しつつ導出させるリアカバー30とを備えるものであ
る。例えば、光ケーブル(図示せず)や、ウインドウオ
ッシャ液などが通る流動体挿通管(図示せず)などとい
った線状体がコネクタハウジングに装着され、そのよう
な線状体がリアカバーから導出されてもよい。
【0070】図1および図2の如く、コネクタハウジン
グ10に係止部17が設けられ、この係止部17に対応
して、図1の如く、リアカバー30に係合部37が設け
られている。前記コネクタハウジング10に設けられた
係止部17と、前記リアカバー30に設けられた係合部
37とが係り止めされることで、リアカバー30がコネ
クタハウジング10に装着される。その際に、係止部1
7の過大変形を防止する保護部12p(図2),12p
1 (図3)が、コネクタハウジング10に設けられたも
のである。
【0071】図1および図5に示されるコネクタハウジ
ング10の下側に設けられた係止部17と、この係止部
17の周囲に設けられた保護部12pとは、図2に示さ
れる係止部17と、保護部12pとが、上下逆さまに設
けられたものである。図3に示される他の実施形態にお
ける係止部17と、保護部12p1 とに関しても、前記
と同様なものとされる。また、図4(a)に示されるリ
アカバー30の天壁32aに設けられた係合部37と、
図7に示されるリアカバー30の底壁32bに設けられ
た係合部37とは、それぞれ上下の向きが異なるものと
して示されているが、何れの係合部37とも同じもので
ある。
【0072】コネクタハウジング10の係止部17の過
大変形を防止する保護部12p,12p1 がコネクタハ
ウジング10に設けられているから、コネクタハウジン
グ10の係止部17と、リアカバー30の係合部37と
が係り止めされて、リアカバー30がコネクタハウジン
グ10に装着される際に、コネクタハウジング10の係
止部17は、コネクタハウジング10に設けられた保護
部12p,12p1 によって守られることとなる。
【0073】従って、リアカバー30がコネクタハウジ
ング10に装着される際に、コネクタハウジング10の
係止部17に過大な力が加えられ、このことから、コネ
クタハウジング10の係止部17が過大変形されてしま
うといった不具合の発生は、未然に防止されることとな
る。
【0074】図1〜図4(a),図5の如く、コネクタ
ハウジング10に設けられた係止部17は、ロックアー
ム17を備えるものとして形成されたものである。ま
た、コネクタハウジング10に設けられた保護部12
p,12p1 は、保護壁12p,12p1 を備えるもの
として形成されたものである。
【0075】また、図2および図3の如く、保護壁12
p,12p1 は、保護基壁12s,12s1 と、一対の
保護側壁12q,12q1 とを備えるものとして形成さ
れている。図2に示された保護壁12pは、保護基壁1
2sと、一対の保護側壁12qとが、一体となるように
繋げられて一つの保護壁12pとして形成されたもので
あるが、図2に示される保護部12pに代えて、例え
ば、図3の如く、保護基壁12s1 と、一対の保護側壁
12q1 とが、全て分割された保護部12p1 とされて
あってもよい。図1〜図4(a),図5の如く、ロック
アーム17の周辺近傍に保護壁12p,12p1 が位置
するものとされている。
【0076】係止部17としてのロックアーム17の周
辺近傍に保護部12p,12p1 としての保護壁12
p,12p1 が位置するから、ロックアーム17は確実
に保護壁12p,12p1 によって守られることとな
る。従って、リアカバー30がコネクタハウジング10
に装着される際に、コネクタハウジング10のロックア
ーム17に過大な力が加えられ、このことから、コネク
タハウジング10のロックアーム17が過大変形されて
しまうといった不具合の発生は、未然に防止されること
となる。
【0077】コネクタハウジング10の後部開口13d
(図5)に設けられたロックアーム17は、図2〜図4
(b)の如く、隔壁14hに設けられた根元部17g
と、この根元部17gから延設された真直部17fと、
この真直部17fの先端部17eに形成された係止突起
170 とを備えるものである。ロックアーム17を形成
する真直部17fの長さが長いほど、ロックアーム17
の可撓性は向上されることとなる。図2および図3の如
く、ロックアーム17に設けられた係止突起17 0 は、
係止面17aと、摺接面17bと、傾斜摺接面17c
と、一対の側面17dとを備えるものとして形成されて
いる。
【0078】係止突起170 に係止面17aが設けられ
たロックアーム17を備えるコネクタハウジング10
が、射出成形法に基づいて形成される際に、射出成形用
金型の構造から、図2〜図4(a)の如く、ロックアー
ム17の根元部17gの周辺近傍において、隔壁14h
に貫通孔14jが設けられている。
【0079】図2〜図4(b)の如く、コネクタハウジ
ング10に設けられた係止部17は、ロックアーム17
と、これの撓み空間17hとを備えるものである。ま
た、図2および図3の如く、コネクタハウジング10に
設けられた保護部12p,12p1 は、ロックアーム1
7を中心として、ロックアーム17の両横に位置する一
対の保護側壁12q,12q1 を備えるものとして形成
されたものである。
【0080】図示された如く、リアカバー30を形成す
る周壁32の厚さに対応して、コネクタハウジング10
を形成する周壁12の端縁部12hに対し、一対の保護
側壁12q,12q1 が、隙間をもってコネクタハウジ
ング10の内側に位置するものとされている。図2〜図
4(a)から分かるように、コネクタハウジング10に
設けられた保護側壁12q,12q1 の端面12rに、
リアカバー30を形成する周壁32の薄肉面32f(図
4(a))が当接されることで、ロックアーム17の過
大変形が防止されることとなる。リアカバー30を形成
する周壁32の薄肉面32fは、リアカバー30を形成
する周壁32の内側面32rに含まれるものとされる。
【0081】このようなものとして為されたものであれ
ば、リアカバー30がコネクタハウジング10に装着さ
れる際に、リアカバー30を形成する周壁32は、コネ
クタハウジング10を形成する周壁12と、コネクタハ
ウジング10に設けられた保護側壁12q,12q1
の間に入り込むこととなる。
【0082】また、リアカバー30を形成する周壁32
の薄肉面32f(図4(a))が、コネクタハウジング
10の保護側壁12q,12q1 の端面12rと当接さ
れるから、コネクタハウジング10の係止部17として
設けられたロックアーム17は、ロックアーム17の横
に位置する保護側壁12q,12q1 によって守られ、
これにより、ロックアーム17が大きく塑性変形される
ことは、未然に防止されることとなる。
【0083】また、図1の如く、所定の形状に対して変
形されたリアカバー30がコネクタハウジング10に嵌
合装着される際に、リアカバー30の変形を矯正し吸収
する矯正部11が、コネクタハウジング10に設けられ
ている。
【0084】このようにすれば、リアカバー30がコネ
クタハウジング10に嵌合装着される際に、所定の形状
に対して変形されたリアカバー30がコネクタハウジン
グ10に嵌合装着されることがあっても、リアカバー3
0の変形を矯正し吸収する矯正部11がコネクタハウジ
ング10に設けられてあるから、リアカバー30はコネ
クタハウジング10にスムーズに取付けられることとな
る。
【0085】また、コネクタハウジング10内に導入さ
れる電線60などの線状体は、矯正部11によってコネ
クタハウジング10の外側に向けてはみ出され難いもの
とされるから、電線60などの線状体に阻害されること
なく、リアカバー30はコネクタハウジング10に容易
で迅速に嵌合装着されることとなる。従って、コネクタ
ハウジング10に対するリアカバー30の結合不良は、
未然に防止されることとなる。
【0086】図1,図5,図6の如く、横長のコネクタ
ハウジング10に設けられた矯正部11は、コネクタハ
ウジング10を形成する周壁12と、コネクタハウジン
グ10内の隔壁14h(図5,図6)から後側に向けて
延設された横長の一対の補強壁11hとを備えるもので
ある。図5および図6に示されるコネクタハウジング1
0を形成する周壁12の横長をした端縁部12hと、横
長の補強部11hとの間に、図7および図8に示される
リアカバー30を形成する周壁32の横長をした端縁部
32hが挿着されて、リアカバー30の変形が矯正され
る。
【0087】このようにすれば、図1から分かるよう
に、コネクタハウジング10を形成する周壁12の横長
をした端縁部12hと、コネクタハウジング10内に設
けられた横長の補強壁11hとの間に、リアカバー30
を形成する周壁32の横長をした端縁部32hが挿着さ
れるから、リアカバー30の変形は確実に矯正されるこ
ととなる。補強壁11hは、内側に向けて大きく変形さ
れたリアカバー30の周壁32を、リアカバー30の外
側に向けて矯正する規制案内壁としての役割を果すもの
である。
【0088】図8の如く、リアカバー30を形成する周
壁32の前部開口33b側において、前記周壁32の端
縁部32hの内側に保持部31が設けられてあってもよ
い。この保持部31は、接触面積を少なくさせて、図6
に示されるコネクタハウジング10の補強壁11hと確
実に当接される突部31とされたものである。保持部3
1は、コネクタハウジング10に設けられた横長の補強
壁11hに対応して、横長をした突条としてリアカバー
30に形成されてあってもよい。
【0089】リアカバー30を形成する周壁32の端縁
部32hの内側に設けられた突部31(図8)もしくは
突条が、図6に示されるコネクタハウジング10の補強
壁11hと当接されることで、リアカバー30の変形
は、より確実に矯正されるものと期待される。なお、こ
のような保持部31がリアカバー30に設けられずに省
略されたものも使用可能とされる。
【0090】また、リアカバー30を形成する周壁32
の前部開口33b側の端面36a(図4(a),図8)
が、コネクタハウジング10の隔壁14h(図2〜図4
(a),図6)の後側面と当接されて、コネクタハウジ
ング10に対するリアカバー30の押圧が停止される。
【0091】図1に示されるリアカバー30がコネクタ
ハウジング10に装着され易いものとされるために、図
1,図7,図8の如く、リアカバー30を形成する周壁
32の端縁部32hにおいて、複数のリブ361 ,36
2 は薄肉部36fとして形成されている。
【0092】また、図1に示されるリアカバー30がコ
ネクタハウジング10に装着され易いものとされるため
に、図2〜図4(a),図6から分かるように、コネク
タハウジング10を形成する周壁12の後側の端縁部1
2hに、傾斜案内面12jが設けられている。また、同
じく図1に示されるリアカバー30がコネクタハウジン
グ10に装着され易いものとされるために、図2および
図3に示される如く、保護部12p,12p1 を形成す
る保護側壁12q,12q1 に、傾斜案内面12uが設
けられている。また、図1の如く、リアカバー30の端
縁部32hをコネクタハウジング10の矯正部11に挿
入し易くする傾斜案内面11j(図6)が、前記補強壁
11hの先端部に設けられている。
【0093】このような傾斜案内面11j,12j,1
2uがコネクタハウジング10に設けられてあれば、図
1に示されるリアカバー30がコネクタハウジング10
に装着される際に、リアカバー30は、コネクタハウジ
ング10にスムーズに装着されることとなる。
【0094】また、図1に示されるリアカバー30がコ
ネクタハウジング10に装着され易いものとされるため
に、図4(a)および図8の如く、リアカバー30を形
成する周壁32の端縁部32hに、傾斜案内面32e,
32jが設けられている。
【0095】このような傾斜案内面32e,32jがリ
アカバー30に設けられてあれば、図1に示されるリア
カバー30がコネクタハウジング10に装着される際
に、リアカバー30は、コネクタハウジング10にスム
ーズに装着されることとなる。
【0096】図1および図5に示される符号16は、図
6に示される防水パッキン80の本体から延設された係
止部16であり、この係止部16により、防水パッキン
80はコネクタハウジング10に確実に取付けられてい
る。図5の如く、防水パッキンに設けられた係止部16
は、先端部16aに略二分割されたパッキン抜け防止用
の円錐状山部16bを備えるものである。
【0097】図7の如く、リアカバー30を形成する天
壁32aの前部開口33b側の端縁に、略矩形状をした
切欠き部32uが設けられている。このような切欠き部
32uは、コネクタハウジングに突設されたリブ(図示
せず)に対応して形成されたものであるが、このような
切欠き部32uや前記リブ(図示せず)は、形成されず
に省略されてあってもよい。
【0098】図7の如く、リアカバー30を形成する周
壁32の前部開口33b側において、前記周壁32の端
縁部32hの内側に設けられた係合突起37は、図4
(a)および図7の如く、係合面37aと、摺接面37
bと、傾斜摺接面37cと、一対の側面37d(図7)
とを備えるものである。
【0099】また、図1に示されるコネクタハウジング
10に設けられた係止部17と、リアカバー30に設け
られた係合部37とが係止される際に、リアカバー30
の係合部37の可撓性を向上させるために、図4(a)
および図7の如く、係合突起37の周辺近傍のリアカバ
ー30を形成する周壁32は、薄肉部32fとして形成
されている。リアカバー30を形成する周壁32の端縁
部32hに設けられた薄肉部32fは、図1〜図4
(a),図5に示されるコネクタハウジング10の後部
開口13d内(図2,図3,図5)に設けられた保護部
12p,12p1 に対応する案内部である。
【0100】図1〜図4(a),図5に示されるコネク
タハウジング10に設けられた上下複数のロックアーム
17と、図1,図4(a),図7に示されるリアカバー
30に設けられた上下複数の係合突起37とが係止され
る過程において、コネクタハウジング10に形成された
上下複数のロックアーム17(図1〜図4(a),図
5)は、何れもコネクタハウジング10の内側へ向けて
撓み、これと共に、リアカバー30を形成する周壁32
は、図7および図8に示される天壁32aと、底壁32
bとが、共に開き方向に沿ってやや撓まされることとな
る。図8の如く、リアカバー30を形成する周壁32に
一対の薄肉曲り部32gが設けられてあるから、リアカ
バー30を形成する天壁32aと、底壁32bとは、容
易に開き方向に沿って広げられて可撓変形されることと
なる。
【0101】また、図7および図8の如く、リアカバー
30を形成する周壁32の外側に複数の補強用リブ36
1 ,362 が設けられてあるから、リアカバー30の機
械的強度は向上されることとなる。
【0102】図7および図8の如く、一方の補強用リブ
361 の本体36b1 は、リアカバー30の前部開口3
3bからリアカバー30を形成する天壁32a上に延設
され、さらに上側の薄肉曲り部32gを経て後部側壁3
2d上に延設され、さらに下側の薄肉曲り部32gを経
て底壁32b上に延設され、リアカバー30の前部開口
33bまで続いている。このように、リアカバー30に
設けられた一方の補強用リブ361 は、略環状をした1
本のリブ361 として形成されている。
【0103】図7の如く、一対の他方の補強用リブ36
2 を形成する本体36b2 は、リアカバー30の前部開
口33bからリアカバー30を形成する天壁32a上に
延設され、薄肉曲り部32gを経て後部側壁32d上に
延設され、略直角に屈曲形成された折れ曲り部36kを
経て、レバー40に設けられた係合突起49(図1)を
案内する突出部36hとして延長形成されたものであ
る。
【0104】図1の如く、取付方向Sに沿ってリアカバ
ー30をコネクタハウジング10に押圧させることで、
リアカバー30がコネクタハウジング10に嵌め合され
て、リアカバー30の係合部37と、コネクタハウジン
グ10の係止部17とが係り止めされる。
【0105】その際に、まず、図4(a)および図7に
示されるリアカバー30に設けられた係合突起37の傾
斜摺接面37cと、図2〜図4(a)に示されるコネク
タハウジング10に設けられた係止突起170 の傾斜摺
接面17cとが擦れ合される。
【0106】次に、図4(a)および図7に示されるリ
アカバー30に設けられた係合突起37の摺接面37b
と、図2〜図4(a)に示されるコネクタハウジング1
0に設けられた係止突起170 の摺接面17bとが擦れ
合される。このようにして、図4(a)および図7に示
されるリアカバー30に設けられた係合突起37は、図
2〜図4(a)に示されるコネクタハウジング10に設
けられた係止突起17 0 を乗越える。
【0107】その際に、図4(a)の如く、リアカバー
30を形成する周壁32の厚さに対応して、図2〜図4
(a)の如く、コネクタハウジング10を形成する周壁
12の端縁部12hに対し、保護部12p,12p1
形成する一対の保護側壁12q,12q1 が、隙間をも
ってコネクタハウジング10の内側に位置するものとさ
れているから、リアカバー30を形成する周壁32の薄
肉面32f(図4(a))が、コネクタハウジング10
の保護側壁12q,12q1 の端面12rと摺接されつ
つ、リアカバー30は、コネクタハウジング10に取付
けられることとなる。保護側壁12q,12q1 は、リ
アカバー30を案内するガイド壁としての役割を果す。
【0108】リアカバー30に設けられた係合突起37
は、図2〜図4(a)に示されるコネクタハウジング1
0に設けられたロックアーム17を撓ませつつ、ロック
アーム17に設けられた係止突起170 を容易で確実に
乗越えることとなる。
【0109】その後、図4(a)および図7に示される
リアカバー30に設けられた係合突起37の係合面37
aと、図2〜図4(a)に示されるコネクタハウジング
10に設けられた係止突起170 の係止面17aとが当
接されることで、リアカバー30と、コネクタハウジン
グ10とは、確実に係り止めされた状態となる。また、
前述した逆の操作が行われることで、コネクタハウジン
グ10と、リアカバー30との係止状態は解除される。
【0110】図1および図7の如く、リアカバー30の
係合部37に係合面37aが設けられ、この係合面37
aに対応して、図1〜図4(a)の如く、コネクタハウ
ジング10の係止部17を形成する可撓性ロックアーム
17に係止面17aが設けられている。コネクタハウジ
ング10に設けられた保護部12p,12p1 は、可撓
性ロックアーム17の撓み方向に位置する保護基壁12
s,12s1 を備えるものとして形成されている。
【0111】可撓性ロックアーム17の撓み方向に対
し、これの過大変位を規制する保護基壁12s,12s
1 が設けられてあれば、リアカバー30がコネクタハウ
ジング10に挿着されるときに、不用意にリアカバー3
0や電線などが可撓性ロックアーム17に押付けられ、
このことから、可撓性ロックアーム17が大きく撓まさ
れて、ロックアーム17に塑性変形が生じるといった不
具合の発生は、未然に防止されることとなる。
【0112】また、図4(b)の如く、例えば、治具棒
90が用いられて、可撓性ロックアーム17が保護壁1
2p,12p1 を形成する保護基壁12s,12s1
向けて十分に撓まされることにより、コネクタハウジン
グ10に設けられた可撓性ロックアーム17の係止面1
7a(図2〜図4(b))と、リアカバー30の係合部
37に設けられた係合面37a(図1,図4(a),図
7)との係止状態が解除されて、図1の如く、コネクタ
ハウジング10からリアカバー30が取外し可能なもの
とされる。そのときに、図4(b)の如く、保護基壁1
2s,12s1の停止面12t,12t1 に、可撓性ロ
ックアーム17の先端部17eが当接されることで、可
撓性ロックアーム17の過大変位による過大変形は規制
されることとなる。
【0113】リアカバー30がコネクタハウジング10
に取付けられる際や、コネクタハウジング10の係止部
17と、リアカバー30の係合部37との係止状態が解
除されて、コネクタハウジング10からリアカバー30
が取外される際に、コネクタハウジング10に設けられ
た保護部12p,12p1 としての保護基壁12s,1
2s1 の停止面12t,12t1 に、係止部17として
の可撓性ロックアーム17が当接されるから、可撓性ロ
ックアーム17が必要以上に大きく撓まされるというこ
とはない。従って、可撓性ロックアーム17の過大変形
は未然に防止されることとなる。
【0114】図1および図7の如く、リアカバー30が
コネクタハウジング10から取外される際に、コネクタ
ハウジング10の係止部17と、リアカバー30の係合
部37との係止状態を解除させるための複数の縦長をし
た操作窓37hが、リアカバー30の周壁32に設けら
れている。リアカバー30の周壁32に設けられた操作
窓37hに、図4(b)と共に説明した治具棒90など
の治工具が挿入される。
【0115】コネクタハウジング10からリアカバー3
0が取外される場合には、リアカバー30の周壁32に
設けられた操作窓37hに、図4(b)に示される治具
棒90が挿入されて、上述した如く、治具棒90が適度
に操作されることにより、コネクタハウジング10の係
止部17と、リアカバー30の係合部37との係止状態
が、容易で迅速に解除されることとなる。
【0116】図1に示されるコネクタハウジング10の
4つの端子挿入部14pに導入される4本の線状体60
として、図9に示される如く、端部に雌端子50を取付
けた電線60が用いられた。
【0117】コネクタハウジング10に装着される雌端
子50が電線60の端部に取付けられ、この電線60は
コネクタハウジング10(図1)から導出され、さらに
電線60はリアカバー30に案内されて所望の方向へと
導出されることとなる。従って、コネクタに接続された
複数の電線60は、所定の方向へ導き出されることとな
る。
【0118】コネクタハウジング10のハウジング主体
部14に設けられた多数の開口部14m(図5)内に、
多くの小さい他の雌端子(図示せず)が挿着される。不
図示の他の雌端子は、多数の小径サイズの電線(図示せ
ず)の端部に小さい防水栓(図示せず)と共に取付けら
れている。また、コネクタハウジング10のハウジング
主体部14の後側中央部に設けられた肉盗み穴14n
(図5,図6)は、ハウジング主体部14内で行止まり
とされている。
【0119】また、コネクタハウジング10の後部開口
13d側(図5)から前部開口13b側(図6)にかけ
て、コネクタハウジング10の内側空間13aにハウジ
ング主体部14が形成されている。ハウジング主体部1
4の後半部14bに、緩やかな曲面と平面部分とで形成
された周壁14c(図6)が設けられている。
【0120】コネクタハウジング10のハウジング主体
部14の後半部14bに形成された緩やかな曲面と平面
部分とからなる周壁14cの外周部14dに、シリコー
ンゴム製の防水パッキン80が嵌着されている。防水パ
ッキン80は、外周部に3山のリップ部82と、内周部
に前記周壁14cに対応した挿通部81とを備えるもの
である。
【0121】不図示の相手側コネクタを構成するコネク
タハウジングの内周部に、防水パッキン80の外周部に
設けられた複数のリップ部82が密着され、防水パッキ
ン80に設けられた複数のリップ部82が押し潰される
ことで、両者の間は確実に密封される。
【0122】また、図9の如く、雌端子50の後部側に
電線60が圧着されて接続されると共に、シリコーンゴ
ム製の防水栓70が、前記電線60と共に前記雌端子5
0の後部側に取付けられている。
【0123】前記防水パッキン80と、前記電線60お
よび前記防水栓70付の雌端子50とが、コネクタハウ
ジング10内に取付けられることで、カバー付コネクタ
1としてカバー付防水コネクタ1が構成される。
【0124】このように、前記カバー付コネクタ1のコ
ネクタハウジング10内に、防水パッキン80と、電線
60および防水栓70付の雌端子50とが備えられて、
カバー付防水コネクタ1が構成されてあれば、相手側コ
ネクタ(図示せず)と接続されたカバー付コネクタ1
が、雨水などの水に曝されたり水中で使用されたりする
ことがあっても、カバー付コネクタ1に備えられた雌端
子50は水分から守られる。これにより、雌端子50に
電気的な接触不良が生じてしまうことや、水を伝わった
漏電などといった不具合の発生は、未然に防止されるこ
ととなる。
【0125】防水栓70(図9)や防水パッキン80
(図6)などの密封部材は、これに対応する相手部材の
シール面と確実に密着されてコネクタの内部に水が浸入
されないようにするために、シール部位に押し潰し可能
な複数のリップ部72,82を備える形状のものとされ
ている。また、防水栓70または防水パッキン80は略
筒状をしたゴム弾性体であり、防水栓70または防水パ
ッキン80の内周部および外周部ともに「つぶし代」が
設けられている。この「つぶし代」が押し潰されること
により、密封部材に適度な緊迫力が発生されて対象物の
密封が良好に行われる。
【0126】防水栓70もしくは防水パッキン80など
の密封部材は、例えば、シリコーンゴム、ニトリルゴム
などのゴム材もしくはエラストマー材に代表されるよう
な潜在的に復元弾性力を備えた材質が用いられて成形さ
れ、このような材質が選択されることによって確実に封
止可能な密封部材が形成されることとなる。
【0127】前記防水栓70と、上記雌端子50とを端
部に取付けた電線60などの線状体が、図1に示される
コネクタハウジング10に挿着され、その後、レバー4
0が回動方向Rに沿って操作されることで、レバー40
の係合部49と、リアカバー30の係止部39とが係り
止めされる。
【0128】その際に、まず、図5に示される回動レバ
ー40に設けられた係合突起49の傾斜摺接面49c
と、図7に示されるリアカバー30に設けられた係止突
起39 0 の傾斜摺接面39cとが擦れ合される。
【0129】次に、図5に示される回動レバー40に設
けられた係合突起49の摺接面49bと、図7に示され
るリアカバー30に設けられた係止突起390 の摺接面
39bとが擦れ合される。このようにして、図5に示さ
れる回動レバー40の内側に設けられた係合突起49
は、図7に示されるリアカバー30に設けられたロック
アーム39を撓ませつつ、ロックアーム39に設けられ
た係止突起390 を乗越える。
【0130】その後、図5に示される回動レバー40に
設けられた係合突起49の係合面49aと、図7に示さ
れるリアカバー30に設けられた係止突起390 の係止
面39aとが当接されることで、回動レバー40と、リ
アカバー30とは、確実に係り止めされた状態となる。
また、前述した逆の操作が行われることで、リアカバー
30と、回動レバー40との係止状態は解除される。
【0131】図1〜図8の如く、コネクタハウジング1
0、フロントホルダ20、リアカバー30、回動レバー
40は、複雑な形状をしたものである。このような複雑
な形状をしたコネクタハウジング10、フロントホルダ
20、リアカバー30、回動レバー40であっても、効
率よくコネクタハウジング10、フロントホルダ20、
リアカバー30、回動レバー40が製造されるために、
コネクタハウジング10、フロントホルダ20、リアカ
バー30、回動レバー40は、大量生産に適した材料が
用いられて成形されることが好ましい。
【0132】また、コネクタハウジング10、フロント
ホルダ20、リアカバー30、回動レバー40は、それ
自体の本体の撓み特性や、それぞれに設けられた係止部
もしくは係合部の撓み特性が利用されて、互いに取付け
られたり取外されたりされるものであるから、コネクタ
ハウジング10、フロントホルダ20、リアカバー3
0、回動レバー40は、可撓性を備えた合成樹脂で形成
されることが好ましい。
【0133】このようなことから、コネクタハウジング
10、フロントホルダ20、リアカバー30、回動レバ
ー40は、射出成形が可能な合成樹脂であって熱可塑性
的な性質を有する合成樹脂であり、且つ、可撓性を備え
た合成樹脂で形成されるとよい。そのような射出成形が
可能な合成樹脂であって、熱可塑性的な性質を有する合
成樹脂であり、さらに可撓性を備えた合成樹脂として、
例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBTと略
称する)などが挙げられる。必要に応じて、合成樹脂に
炭素繊維などの強化用繊維といった各種の充填材が添加
されてあってもよい。
【0134】本発明の実施形態の一例で用いられるコネ
クタハウジング10、フロントホルダ20、リアカバー
30、回動レバー40は、ポリブチレンテレフタレート
樹脂(PBT)から形成され、寸法安定性、強度の安定
性、絶縁特性などの点で優れたものとされている。ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂(PBT)として、例えば
PBT−H01などが挙げられる。
【0135】本発明のカバー付コネクタについて、防水
機能を備えたカバー付低挿入力コネクタを一例に挙げて
説明したが、カバー付コネクタとして、非防水コネクタ
に適用されてもよく、また、低挿入力コネクタ以外の他
の形態をしたコネクタに適用されてもよく、本発明のカ
バー付コネクタは、あらゆるタイプのカバー付コネクタ
に展開可能とされるものである。
【0136】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、コネクタハウジングの係止部の過大変形を防止する
保護部がコネクタハウジングに設けられているから、コ
ネクタハウジングの係止部と、カバーの係合部とが係り
止めされて、カバーがコネクタハウジングに装着される
際に、コネクタハウジングの係止部は、コネクタハウジ
ングに設けられた保護部によって守られることとなる。
従って、カバーがコネクタハウジングに装着される際
に、コネクタハウジングの係止部に過大な力が加えら
れ、このことから、コネクタハウジングの係止部が過大
変形されてしまうといった不具合の発生を、未然に防止
することが可能となる。
【0137】請求項2記載の発明によれば、係止部とし
てのロックアームの周辺近傍に保護部としての保護壁が
位置するから、ロックアームは確実に保護壁によって守
られることとなる。従って、カバーがコネクタハウジン
グに装着される際に、コネクタハウジングのロックアー
ムに過大な力が加えられ、このことから、コネクタハウ
ジングのロックアームが過大変形されてしまうといった
不具合の発生を、未然に防止することが可能となる。
【0138】請求項3記載の発明によれば、カバーがコ
ネクタハウジングに装着される際に、カバーを形成する
周壁は、コネクタハウジングを形成する周壁と、コネク
タハウジングに設けられた保護側壁との間に入り込むこ
ととなる。また、カバーを形成する周壁が、コネクタハ
ウジングの保護側壁と当接されるから、コネクタハウジ
ングの係止部として設けられたロックアームは、ロック
アームの横に位置する保護側壁によって守られ、これに
より、ロックアームが大きく変形されることは、未然に
防止させることができる。
【0139】請求項4記載の発明によれば、カバーがコ
ネクタハウジングに装着される際に、カバーは、コネク
タハウジングにスムーズに装着可能なものとされる。
【0140】請求項5記載の発明によれば、コネクタハ
ウジングに設けられた保護部としての保護基壁に、係止
部としての可撓性ロックアームが当接されるから、ロッ
クアームが大きく撓まされるということはない。従っ
て、ロックアームの過大変形を未然に防止することがで
きる。
【0141】請求項6記載の発明によれば、コネクタハ
ウジングからカバーが取外される場合には、カバーの周
壁に設けられた操作窓に治具が挿入されて治具が操作さ
れることにより、コネクタハウジングの係止部と、カバ
ーの係合部との係止状態は、容易で迅速に解除されるこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバー付コネクタの一実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】コネクタハウジングに設けられた係止部と保護
部とを示す拡大斜視図である。
【図3】他の実施形態の保護部を示す拡大斜視図であ
る。
【図4】(a)はコネクタハウジングにカバーが取付け
られる状態を示す縦断面図、(b)は係止部が撓まされ
た状態を示す説明図である。
【図5】レバーが取付けられたコネクタハウジングを示
す斜視図である。
【図6】同じく図5のコネクタハウジングの内部を示す
A−A断面図である。
【図7】カバーを示す斜視図である。
【図8】同じくカバーを示す図7のB−B断面図であ
る。
【図9】電線に取付けられた端子と防水栓とを示す説明
図である。
【図10】従来の電気コネクタの一形態を示す分解斜視
図である。
【図11】従来のコネクタカバーが端子アライメント板
とコネクタハウジングとに組付けられる状態を示す縦断
面図である。
【図12】従来の弾性ラッチアームが変形させられた状
態を示す説明図である。
【図13】同じく従来の弾性ラッチアームが変形させら
れた状態を示す説明図である。
【図14】従来の弾性ラッチアームとビームとに電線が
挟み込まれた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カバー付防水コネクタ(カバー付コネクタ) 10 コネクタハウジング 12 周壁 12j,12u 傾斜案内面 12p,12p1 保護壁(保護部) 12q,12q1 保護側壁 12s,12s1 保護基壁 17 ロックアーム(係止部) 30 リアカバー(カバー) 32 周壁 37 係合突起(係合部) 37h 操作窓 60 電線(線状体)
フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FC02 FC09 HB20 HC07 HC31 KA05 5E087 EE14 LL03 LL17 RR11 RR49

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング内に導入される線状
    体と、該線状体を案内しつつ導出させるカバーとを備
    え、該コネクタハウジングに係止部が設けられ、該係止
    部に対応して該カバーに係合部が設けられ、該係止部
    と、該係合部とが係り止めされることで、該カバーが該
    コネクタハウジングに装着され、該係止部の過大変形を
    防止する保護部が該コネクタハウジングに設けられたこ
    とを特徴とするカバー付コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記係止部はロックアームを備え、前記
    保護部は保護壁を備え、該ロックアームの周辺近傍に該
    保護壁が位置することを特徴とする請求項1記載のカバ
    ー付コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記係止部はロックアームを備え、前記
    保護部は該ロックアームの横に位置する保護側壁を備
    え、前記カバーを形成する周壁の厚さに対応して、前記
    コネクタハウジングを形成する周壁に対し該保護側壁が
    隙間をもって位置し、該保護側壁に該カバーの該周壁が
    当接されることで、該ロックアームの過大変形が防止さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載のカバー付コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 前記カバーを前記コネクタハウジングに
    装着し易くする傾斜案内面が、該コネクタハウジングを
    形成する周壁と、前記保護部を形成する保護側壁とに設
    けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載のカバー付コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記係止部は可撓性のロックアームを備
    え、前記保護部は該ロックアームの撓み方向に位置する
    保護基壁を備え、該ロックアームが撓まされたときに、
    該保護基壁に該ロックアームが当接されることで、該ロ
    ックアームの過大変形が規制されることを特徴とする請
    求項1〜4の何れか1項に記載のカバー付コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記カバーが前記コネクタハウジングか
    ら取外される際に、該コネクタハウジングの前記係止部
    と、該カバーの前記係合部との係止状態を解除させるた
    めの操作窓が、該カバーの周壁に設けられたことを特徴
    とする請求項1〜5の何れか1項に記載のカバー付コネ
    クタ。
JP2002073880A 2002-03-18 2002-03-18 カバー付コネクタ Pending JP2003272768A (ja)

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