JPH11185874A - コネクタのロックアーム保護構造 - Google Patents
コネクタのロックアーム保護構造Info
- Publication number
- JPH11185874A JPH11185874A JP9350741A JP35074197A JPH11185874A JP H11185874 A JPH11185874 A JP H11185874A JP 9350741 A JP9350741 A JP 9350741A JP 35074197 A JP35074197 A JP 35074197A JP H11185874 A JPH11185874 A JP H11185874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- lock arm
- lock
- connector
- free end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/627—Snap or like fastening
- H01R13/6271—Latching means integral with the housing
- H01R13/6272—Latching means integral with the housing comprising a single latching arm
Abstract
(57)【要約】
【課題】 嵌合作業時にロックアームの破損を防止し、
ロックしたか否かの感覚を伝達し易くし、更にロック解
除の作業性を向上する。 【解決手段】 ハウジング本体１１の外壁面１２に片持
ち梁状のロックアーム１５を設け、ロックにより相手方
コネクタ４０に嵌合されるコネクタにおいて、外壁面に
嵌合方向（Ｐ方向）へ延びる片持ち梁状の押えアーム２
０を設けると共に、押えアームでロックアーム１５を覆
い、ワイヤハーネス取り廻し時に押えアームがロックア
ームへのワイヤハーネスの引っ掛かりを防止する。押え
アームの自由端部２１をロックアームの自由端部１６に
接触した状態で覆い、押えアームの撓みに追従してロッ
クアームが撓む。押えアームが階段状の滑り止め部２２
を有する。押えアームがハウジング本体の端子挿入側か
ら、及びロックアームがハウジング本体の嵌合側から立
ち上げられ、各自由端部が外壁面の略中央部まで延びて
いる。
ロックしたか否かの感覚を伝達し易くし、更にロック解
除の作業性を向上する。 【解決手段】 ハウジング本体１１の外壁面１２に片持
ち梁状のロックアーム１５を設け、ロックにより相手方
コネクタ４０に嵌合されるコネクタにおいて、外壁面に
嵌合方向（Ｐ方向）へ延びる片持ち梁状の押えアーム２
０を設けると共に、押えアームでロックアーム１５を覆
い、ワイヤハーネス取り廻し時に押えアームがロックア
ームへのワイヤハーネスの引っ掛かりを防止する。押え
アームの自由端部２１をロックアームの自由端部１６に
接触した状態で覆い、押えアームの撓みに追従してロッ
クアームが撓む。押えアームが階段状の滑り止め部２２
を有する。押えアームがハウジング本体の端子挿入側か
ら、及びロックアームがハウジング本体の嵌合側から立
ち上げられ、各自由端部が外壁面の略中央部まで延びて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタのロック
アームを保護する構造に関するものである。
アームを保護する構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、コネクタと相手方コネクタとを嵌
合させるために、コネクタにはロックアームが設けら
れ、かつ相手方コネクタにはロックアームの係止突起に
対するロック孔が形成されている。しかしながら、嵌合
前に、コネクタ内に挿入された電線付き端子の電線がロ
ックアームに引っ掛かり、それが原因でロックアームが
破損される恐れがあった。
合させるために、コネクタにはロックアームが設けら
れ、かつ相手方コネクタにはロックアームの係止突起に
対するロック孔が形成されている。しかしながら、嵌合
前に、コネクタ内に挿入された電線付き端子の電線がロ
ックアームに引っ掛かり、それが原因でロックアームが
破損される恐れがあった。
【０００３】そこで、ロックアームの破損を防止するた
めに、図７のようなロックアーム保護構造が提案されて
いる（特開平２−１１２１８０号公報）。このロックア
ーム保護構造は、図７で示すように、ハウジング本体６
１の上壁面６１ａから片持ち梁状のロックアーム６２を
立ち上げ、ロックアーム６２の自由端部の両側に保護壁
６３，６３を立設した構造である。しかしながら、電線
付き端子（図示せず）の電線やワイヤハーネス（図示せ
ず）の引っ掛かりを完全に防止することができなかっ
た。
めに、図７のようなロックアーム保護構造が提案されて
いる（特開平２−１１２１８０号公報）。このロックア
ーム保護構造は、図７で示すように、ハウジング本体６
１の上壁面６１ａから片持ち梁状のロックアーム６２を
立ち上げ、ロックアーム６２の自由端部の両側に保護壁
６３，６３を立設した構造である。しかしながら、電線
付き端子（図示せず）の電線やワイヤハーネス（図示せ
ず）の引っ掛かりを完全に防止することができなかっ
た。
【０００４】そのため、他のロックアーム保護構造とし
て、図８の如くに、ハウジング本体６１の上壁面６１ａ
にコ字状の保護枠６４を立設し、ロックアーム６２の自
由端部６２ａを囲う構造のものが提案されている（特開
平２−１１２１８０号公報）。しかしながら、保護枠６
４によってロックアーム６２の自由端部６２ａの移動
（可撓許容範囲）が規制されるために、ロックを解除す
る操作性が悪い欠点があった。
て、図８の如くに、ハウジング本体６１の上壁面６１ａ
にコ字状の保護枠６４を立設し、ロックアーム６２の自
由端部６２ａを囲う構造のものが提案されている（特開
平２−１１２１８０号公報）。しかしながら、保護枠６
４によってロックアーム６２の自由端部６２ａの移動
（可撓許容範囲）が規制されるために、ロックを解除す
る操作性が悪い欠点があった。
【０００５】別のロックアームの保護構造として、図９
に示すように、ハウジング本体６１の上壁面６１ａに一
点６５ａを嵌合側、二点６５ｂ，６５ｃを電線付き端子
（図示せず）の挿入側からそれぞれ立ち上げ、三点式の
ロックアーム６６を設けた構造がある。しかしながら、
三点６５ａ，６５ｂ，６５ｃで支持されているから、ロ
ックアーム６６の可撓性が不十分になり、そのため相手
コネクタにロックしたか否かの感覚（ロックフィーリン
グ）が作業者に伝わって来なかった。
に示すように、ハウジング本体６１の上壁面６１ａに一
点６５ａを嵌合側、二点６５ｂ，６５ｃを電線付き端子
（図示せず）の挿入側からそれぞれ立ち上げ、三点式の
ロックアーム６６を設けた構造がある。しかしながら、
三点６５ａ，６５ｂ，６５ｃで支持されているから、ロ
ックアーム６６の可撓性が不十分になり、そのため相手
コネクタにロックしたか否かの感覚（ロックフィーリン
グ）が作業者に伝わって来なかった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、嵌合作業時にロックアームの破損を防止し、ロッ
クしたか否かの感覚を伝達し易くし、更にロック解除の
作業性を向上するコネクタのロックアーム保護構造を提
供することを目的とする。
鑑み、嵌合作業時にロックアームの破損を防止し、ロッ
クしたか否かの感覚を伝達し易くし、更にロック解除の
作業性を向上するコネクタのロックアーム保護構造を提
供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ハウジング本体の外壁面に片持ち梁状の
ロックアームを設け、ロックにより相手方コネクタに嵌
合されるコネクタにおいて、前記外壁面に嵌合方向へ延
びる片持ち梁状の押えアームを設けると共に、該押えア
ームで前記ロックアームを覆い、ワイヤハーネス取り廻
し時に該押えアームが該ロックアームへのワイヤハーネ
スの引っ掛かりを防止するコネクタのロックアーム保護
構造を基本とする（請求項１）。前記押えアームの自由
端部を前記ロックアームの自由端部に接触した状態で覆
い、該押えアームの撓みに追従して該ロックアームが撓
むコネクタのロックアーム保護構造を採用する（請求項
２）。前記押えアームが階段状の滑り止め部を有するコ
ネクタのロックアーム保護構造も併せて採用する（請求
項３）。前記押えアームが前記ハウジング本体の端子挿
入側から、及び前記ロックアームが該ハウジング本体の
嵌合側から立ち上げられ、該押えアームとロックアーム
との各自由端部が前記外壁面の略中央部まで延びている
コネクタのロックアーム保護構造も有効である（請求項
４）。
に、本発明は、ハウジング本体の外壁面に片持ち梁状の
ロックアームを設け、ロックにより相手方コネクタに嵌
合されるコネクタにおいて、前記外壁面に嵌合方向へ延
びる片持ち梁状の押えアームを設けると共に、該押えア
ームで前記ロックアームを覆い、ワイヤハーネス取り廻
し時に該押えアームが該ロックアームへのワイヤハーネ
スの引っ掛かりを防止するコネクタのロックアーム保護
構造を基本とする（請求項１）。前記押えアームの自由
端部を前記ロックアームの自由端部に接触した状態で覆
い、該押えアームの撓みに追従して該ロックアームが撓
むコネクタのロックアーム保護構造を採用する（請求項
２）。前記押えアームが階段状の滑り止め部を有するコ
ネクタのロックアーム保護構造も併せて採用する（請求
項３）。前記押えアームが前記ハウジング本体の端子挿
入側から、及び前記ロックアームが該ハウジング本体の
嵌合側から立ち上げられ、該押えアームとロックアーム
との各自由端部が前記外壁面の略中央部まで延びている
コネクタのロックアーム保護構造も有効である（請求項
４）。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図１〜図６は本発明に
係るコネクタのロックアーム保護構造の一実施例を示す
ものである。図１において、このロックアーム保護構造
は、雄コネクタ１０を構成するハウジング本体１１の上
壁面１２（請求項１の外壁面に対応する）に雌雄コネク
タ１０，４０の嵌合方向（Ｐ方向）へ押えアーム２０を
設け、押えアーム２０によりロックアーム１５を保護す
る構造である。
例を、図面を参照して説明する。図１〜図６は本発明に
係るコネクタのロックアーム保護構造の一実施例を示す
ものである。図１において、このロックアーム保護構造
は、雄コネクタ１０を構成するハウジング本体１１の上
壁面１２（請求項１の外壁面に対応する）に雌雄コネク
タ１０，４０の嵌合方向（Ｐ方向）へ押えアーム２０を
設け、押えアーム２０によりロックアーム１５を保護す
る構造である。
【０００９】図１乃至図３に示すように、ハウジング本
体１１の上壁面１２には嵌合側から嵌合方向（Ｐ方向）
と逆方向（Ｑ方向）へ片持ち梁状のロックアーム１５が
立ち上げられ、かつ電線付き端子１の挿入側から嵌合方
向（Ｐ方向）へ片持ち梁状の押えアーム２０がそれぞれ
立ち上げられている。押えアーム２０とロックアーム１
５とは一直線上に並んでいる。ハウジング本体１１の内
部には複数の電線付き端子１を挿入するための複数の収
容室１３が一側壁１１ａから他側壁１１ｂに向けて形成
されている。
体１１の上壁面１２には嵌合側から嵌合方向（Ｐ方向）
と逆方向（Ｑ方向）へ片持ち梁状のロックアーム１５が
立ち上げられ、かつ電線付き端子１の挿入側から嵌合方
向（Ｐ方向）へ片持ち梁状の押えアーム２０がそれぞれ
立ち上げられている。押えアーム２０とロックアーム１
５とは一直線上に並んでいる。ハウジング本体１１の内
部には複数の電線付き端子１を挿入するための複数の収
容室１３が一側壁１１ａから他側壁１１ｂに向けて形成
されている。
【００１０】外力が作用していない自然状態の下では、
押えアーム２０の自由端部２１はロックアーム１５の自
由端部１６を上方から接触するように覆っている。即
ち、押えアーム２０の自由端部２１の下壁面２１ａがロ
ックアーム１５の自由端部１６の上壁面１６ａに接触し
ている。これにより、ロックアーム１５の撓みや復元時
に押えアーム２０の自由端部２１がロックアーム１５の
自由端部１６に干渉しない。
押えアーム２０の自由端部２１はロックアーム１５の自
由端部１６を上方から接触するように覆っている。即
ち、押えアーム２０の自由端部２１の下壁面２１ａがロ
ックアーム１５の自由端部１６の上壁面１６ａに接触し
ている。これにより、ロックアーム１５の撓みや復元時
に押えアーム２０の自由端部２１がロックアーム１５の
自由端部１６に干渉しない。
【００１１】また、押えアーム２０とロックアーム１５
との位置関係より、ロックアーム１５の自由端部１６の
移動に規制がない（つまり、ロックアーム１５の自由端
部１６側が解放されている）から、雌雄コネクタ１０，
４０間のロックが完全に行われているか否かの感覚的な
感じ（ロックフィーリング）を向上させることができ
る。更に、押えアーム２０の自由端部２１をロックアー
ム１５の自由端部１６より上方に相互に接触させた状態
で配置するから、雌雄コネクタ１０，４０の嵌合後に押
えアーム２０を下方（Ｒ方向）へ押圧すると、ロックア
ーム１５の自由端部１６が追従して下方（Ｒ方向）に変
位する。それにより、容易にロック解除を行うことがで
きる。
との位置関係より、ロックアーム１５の自由端部１６の
移動に規制がない（つまり、ロックアーム１５の自由端
部１６側が解放されている）から、雌雄コネクタ１０，
４０間のロックが完全に行われているか否かの感覚的な
感じ（ロックフィーリング）を向上させることができ
る。更に、押えアーム２０の自由端部２１をロックアー
ム１５の自由端部１６より上方に相互に接触させた状態
で配置するから、雌雄コネクタ１０，４０の嵌合後に押
えアーム２０を下方（Ｒ方向）へ押圧すると、ロックア
ーム１５の自由端部１６が追従して下方（Ｒ方向）に変
位する。それにより、容易にロック解除を行うことがで
きる。
【００１２】押えアーム２０の上壁面２０ａには階段状
の滑り止め部２２が形成されている。これにより、押え
アーム２０に簡単かつ確実に指等を引っ掛けて自由端部
２１を下方（Ｒ方向）へ押圧することができる。なお、
押えアーム２０の立ち上がり基部２３には、成形金型
（図示せず）を引き抜くための型抜き用孔２４が形成さ
れている。押えアーム２０の板幅Ｓや板厚Ｔはロックア
ーム１５と略同じである。ロックアーム１５の上壁面１
５ａには係止突起１７が設けられている。係止突起１７
は押えアーム２０に干渉しないように配置されている。
の滑り止め部２２が形成されている。これにより、押え
アーム２０に簡単かつ確実に指等を引っ掛けて自由端部
２１を下方（Ｒ方向）へ押圧することができる。なお、
押えアーム２０の立ち上がり基部２３には、成形金型
（図示せず）を引き抜くための型抜き用孔２４が形成さ
れている。押えアーム２０の板幅Ｓや板厚Ｔはロックア
ーム１５と略同じである。ロックアーム１５の上壁面１
５ａには係止突起１７が設けられている。係止突起１７
は押えアーム２０に干渉しないように配置されている。
【００１３】雌コネクタ４０は、ハウジング本体４１の
側壁より雄コネクタ１０側へフード４２を膨出形成し、
フード４２の上壁４３に係止孔４４を穿設して成る。係
止孔４４は雄コネクタ１０のロックアーム１５を挿入で
きるようなサイズに形成されている。フード４２内に雄
コネクタ１０を収容することにより、雌雄コネクタ１
０，４０が嵌合される。その時、ロックアーム１５の係
止突起１７とフード４２の係止孔４４とが係合される。
そして、雌コネクタ４０及び雄コネクタ１０内の各電線
付き端子１，５が電気的に接続される。
側壁より雄コネクタ１０側へフード４２を膨出形成し、
フード４２の上壁４３に係止孔４４を穿設して成る。係
止孔４４は雄コネクタ１０のロックアーム１５を挿入で
きるようなサイズに形成されている。フード４２内に雄
コネクタ１０を収容することにより、雌雄コネクタ１
０，４０が嵌合される。その時、ロックアーム１５の係
止突起１７とフード４２の係止孔４４とが係合される。
そして、雌コネクタ４０及び雄コネクタ１０内の各電線
付き端子１，５が電気的に接続される。
【００１４】次に、雌雄コネクタ１０，４０の嵌合作業
時における押えアーム２０の作用について説明する。図
１のように、ハウジング本体１１の収容部１３に電線付
き端子１を挿入して係止し、雄コネクタを１０形成す
る。電線付き端子１の係止後、電線付き端子１の電線２
や、電線２の源であるワイヤハーネス（図示せず）等を
取り廻しても、外力の作用が押えアーム２０によって遮
断されてロックアーム１５の自由端部１６に達しない。
即ち、ロックアーム１５の破損を完全に防止することが
きる。
時における押えアーム２０の作用について説明する。図
１のように、ハウジング本体１１の収容部１３に電線付
き端子１を挿入して係止し、雄コネクタを１０形成す
る。電線付き端子１の係止後、電線付き端子１の電線２
や、電線２の源であるワイヤハーネス（図示せず）等を
取り廻しても、外力の作用が押えアーム２０によって遮
断されてロックアーム１５の自由端部１６に達しない。
即ち、ロックアーム１５の破損を完全に防止することが
きる。
【００１５】図４に示す如くに、雄コネクタ１０を雌コ
ネクタ４０のフード４２へ向けて挿入することで雌雄コ
ネクタ１０，４０を相互に嵌合する。嵌合途中、ロック
アーム１５の上壁面１５ａがフード４２の内面４２ａを
摺動しながら、下方（Ｒ方向）へ可撓する。ロックアー
ム１５の係止突起１７がフード４２の内面４２ａを通過
して係止孔４４に進入すると、ロックアーム１５が復元
して自然状態に戻る。それと共に、雌雄コネクタ１０，
４０内の雄及び雌端子７，３が相互に電気的に接続され
る。即ち、雌雄コネクタ１０，４０の嵌合作業が終了す
る。
ネクタ４０のフード４２へ向けて挿入することで雌雄コ
ネクタ１０，４０を相互に嵌合する。嵌合途中、ロック
アーム１５の上壁面１５ａがフード４２の内面４２ａを
摺動しながら、下方（Ｒ方向）へ可撓する。ロックアー
ム１５の係止突起１７がフード４２の内面４２ａを通過
して係止孔４４に進入すると、ロックアーム１５が復元
して自然状態に戻る。それと共に、雌雄コネクタ１０，
４０内の雄及び雌端子７，３が相互に電気的に接続され
る。即ち、雌雄コネクタ１０，４０の嵌合作業が終了す
る。
【００１６】逆に、雌雄コネクタ１０，４０の嵌合状態
を解除するには、図５の如くに、押えアーム２０の滑り
止め部２２を下方（Ｒ方向）へ押圧する。押えアーム２
０の自由端部２１が下方（Ｒ方向）へ移動するにつれ
て、ロックアーム１５が追従して下方（Ｒ方向）へ撓
む。それにより、押えアーム２０を下方（Ｒ方向）へ押
圧することで、直接ロックアーム１５を押圧せずに、係
止突起１７と係止孔４４とによるロック状態の解除を行
うことができる。ロック状態を解除した後に、雌雄コネ
クタ１０，４０を相互に相反する方向（Ｐ′方向）へ引
き抜けば、容易に雌雄コネクタ１０，４０の嵌合状態を
容易に解除することができる。８は作業者の指である。
を解除するには、図５の如くに、押えアーム２０の滑り
止め部２２を下方（Ｒ方向）へ押圧する。押えアーム２
０の自由端部２１が下方（Ｒ方向）へ移動するにつれ
て、ロックアーム１５が追従して下方（Ｒ方向）へ撓
む。それにより、押えアーム２０を下方（Ｒ方向）へ押
圧することで、直接ロックアーム１５を押圧せずに、係
止突起１７と係止孔４４とによるロック状態の解除を行
うことができる。ロック状態を解除した後に、雌雄コネ
クタ１０，４０を相互に相反する方向（Ｐ′方向）へ引
き抜けば、容易に雌雄コネクタ１０，４０の嵌合状態を
容易に解除することができる。８は作業者の指である。
【００１７】変形例として、図６に示すように、押えア
ーム２０′とロックアーム１５′とが上壁面１２の略中
央部まで延びている。押えアーム２０′とロックアーム
１５′とが上壁面１２の略中央部まで延びているから、
ロックアーム１５′の可撓許容範囲（撓むことができる
距離）Ｌを従来と略同程度に維持することができる。こ
れにより、ロックアーム１５′の可撓許容範囲Ｌ′を充
分に確保するためにハウジング本体１１をわざわざ大型
化する必要がなくなる。
ーム２０′とロックアーム１５′とが上壁面１２の略中
央部まで延びている。押えアーム２０′とロックアーム
１５′とが上壁面１２の略中央部まで延びているから、
ロックアーム１５′の可撓許容範囲（撓むことができる
距離）Ｌを従来と略同程度に維持することができる。こ
れにより、ロックアーム１５′の可撓許容範囲Ｌ′を充
分に確保するためにハウジング本体１１をわざわざ大型
化する必要がなくなる。
【００１８】
【発明の効果】以上の如くに、請求項１によれば、片持
ち梁状の押えアームとロックアームとがハウジング本体
の外壁面に設けられ、押えアームが嵌合方向へ延びてロ
ックアームを覆うから、ワイヤハーネスの取り廻し時に
ロックアームへのワイヤハーネスの引っ掛かりを押えア
ームが防止する。それにより、ロックアームの破損が防
止される。
ち梁状の押えアームとロックアームとがハウジング本体
の外壁面に設けられ、押えアームが嵌合方向へ延びてロ
ックアームを覆うから、ワイヤハーネスの取り廻し時に
ロックアームへのワイヤハーネスの引っ掛かりを押えア
ームが防止する。それにより、ロックアームの破損が防
止される。
【００１９】請求項２によれば、押えアームの自由端部
がロックアームの自由端部に接触した状態で覆うから、
押えアームを外壁面へ向けて押圧して撓ませれば、それ
に追従してロックアームが撓む。これにより、ロック後
に押えアームを撓ませることで、自動的にロックアーム
のロックを解除することができる。また、押えアームが
ロックアームの自由端部を接触した状態で覆っているか
ら、ロックアームの可撓方向が押えアームにより規制さ
れてない。それにより、ロック作業時に、コネクタと相
手方コネクタとが相互にロックしているか否かのロック
状態の感覚（フィーリング）が従来よりも確実に作業者
に伝わる。
がロックアームの自由端部に接触した状態で覆うから、
押えアームを外壁面へ向けて押圧して撓ませれば、それ
に追従してロックアームが撓む。これにより、ロック後
に押えアームを撓ませることで、自動的にロックアーム
のロックを解除することができる。また、押えアームが
ロックアームの自由端部を接触した状態で覆っているか
ら、ロックアームの可撓方向が押えアームにより規制さ
れてない。それにより、ロック作業時に、コネクタと相
手方コネクタとが相互にロックしているか否かのロック
状態の感覚（フィーリング）が従来よりも確実に作業者
に伝わる。
【００２０】請求項３によれば、押えアームが階段状の
滑り止め部を有するから、容易かつ確実に押えアームに
作業者の指を添えることができる。これにより、常に、
押えアームの同じ場所に指からの外力を作用させること
ができる。請求項４によれば、押えアームをハウジング
本体の端子挿入側から、及びロックアームをハウジング
本体の嵌合側から立ち上げられ、そして押えアームとロ
ックアームとの自由端部が外壁面の略中央部まで延びて
いる。これにより、押えアームとロックアームとの可撓
可能な範囲を従来のロックアームの可撓範囲と略同程度
にすることができ、そのためロックアームの可撓範囲を
確保しようとしてハウジング本体のサイズを大型化する
必要がなくなる。
滑り止め部を有するから、容易かつ確実に押えアームに
作業者の指を添えることができる。これにより、常に、
押えアームの同じ場所に指からの外力を作用させること
ができる。請求項４によれば、押えアームをハウジング
本体の端子挿入側から、及びロックアームをハウジング
本体の嵌合側から立ち上げられ、そして押えアームとロ
ックアームとの自由端部が外壁面の略中央部まで延びて
いる。これにより、押えアームとロックアームとの可撓
可能な範囲を従来のロックアームの可撓範囲と略同程度
にすることができ、そのためロックアームの可撓範囲を
確保しようとしてハウジング本体のサイズを大型化する
必要がなくなる。
【図１】本発明に係るコネクタのロックアーム保護構造
の一実施例を示す全体斜視図である。
の一実施例を示す全体斜視図である。
【図２】図１のコネクタを逆方向から見た斜視図であ
る。
る。
【図３】図１のＡ−Ａ方向の断面図である。
【図４】図１の雌雄コネクタを嵌合する前の状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図５】図４の嵌合後の状態を示す断面図である。
【図６】本発明に係るコネクタのロックアーム保護構造
の変形例を示す断面図である。
の変形例を示す断面図である。
【図７】従来のコネクタを示す斜視図である。
【図８】従来の他のコネクタを示す斜視図である。
【図９】従来の別のコネクタを示す斜視図である。
１０ コネクタ １１ ハウジング本体 １２ 外壁面 １５ ロックアーム １６ 自由端部 ２０ 押えアーム ２１ 自由端部 ４０ 相手方コネクタ Ｐ 嵌合方向
Claims (4)
- 【請求項１】 ハウジング本体の外壁面に片持ち梁状の
ロックアームを設け、ロックにより相手方コネクタに嵌
合されるコネクタにおいて、 前記外壁面に嵌合方向へ延びる片持ち梁状の押えアーム
を設けると共に、該押えアームで前記ロックアームを覆
い、ワイヤハーネス取り廻し時に該押えアームが該ロッ
クアームへのワイヤハーネスの引っ掛かりを防止するこ
とを特徴とするコネクタのロックアーム保護構造。 - 【請求項２】 前記押えアームの自由端部を前記ロック
アームの自由端部に接触した状態で覆い、該押えアーム
の撓みに追従して該ロックアームが撓むことを特徴とす
る請求項１記載のコネクタのロックアーム保護構造。 - 【請求項３】 前記押えアームが階段状の滑り止め部を
有することを特徴とする請求項１又は２記載のコネクタ
のロックアーム保護構造。 - 【請求項４】 前記押えアームが前記ハウジング本体の
端子挿入側から、及び前記ロックアームが該ハウジング
本体の嵌合側から立ち上げられ、該押えアームとロック
アームとの各自由端部が前記外壁面の略中央部まで延び
ていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか記載
のコネクタのロックアーム保護構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9350741A JPH11185874A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | コネクタのロックアーム保護構造 |
| US09/213,408 US6132233A (en) | 1997-12-19 | 1998-12-17 | Lock arm protection structure for connectors |
| DE19858467A DE19858467B4 (de) | 1997-12-19 | 1998-12-17 | Steckverbinderanordnung mit einem geschützten Verriegelungsarm |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9350741A JPH11185874A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | コネクタのロックアーム保護構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11185874A true JPH11185874A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18412550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9350741A Pending JPH11185874A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | コネクタのロックアーム保護構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6132233A (ja) |
| JP (1) | JPH11185874A (ja) |
| DE (1) | DE19858467B4 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100493332B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2005-06-07 | 니혼앗짜쿠단시세이소 가부시키가이샤 | 압접 커넥터 |
| JP2009037986A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Smk Corp | コネクタ |
| KR101941073B1 (ko) * | 2017-12-04 | 2019-01-22 | 한국단자공업 주식회사 | 커넥터 |
| WO2023223828A1 (ja) * | 2022-05-20 | 2023-11-23 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Families Citing this family (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4127938B2 (ja) * | 1999-08-31 | 2008-07-30 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| TW461615U (en) * | 2000-02-22 | 2001-10-21 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Electrical connector |
| US6398576B1 (en) * | 2001-04-13 | 2002-06-04 | Hon Hai Precision Ind. Co. Ltd. | Electrical connector having bracket-covered latch |
| US6943661B2 (en) | 2001-10-16 | 2005-09-13 | General Electric Company | Quick-connect positive temperature coefficient of resistance resistor/overload assembly and method |
| JP2003272768A (ja) * | 2002-03-18 | 2003-09-26 | Yazaki Corp | カバー付コネクタ |
| US7029286B2 (en) * | 2003-02-07 | 2006-04-18 | Tyco Electronics Corporation | Plastic housings for jack assemblies |
| JP4107230B2 (ja) * | 2003-12-05 | 2008-06-25 | 住友電装株式会社 | コネクタのロック構造 |
| US7070438B2 (en) | 2004-03-31 | 2006-07-04 | Jst Corporation | Connector lever lock |
| US7527509B1 (en) * | 2005-06-21 | 2009-05-05 | Ideal Industries, Inc. | Electrical disconnect with push-in connectors |
| EP1737084A3 (en) * | 2005-06-21 | 2007-02-21 | Ideal Industries Inc. | Electrical disconnect with push-in connectors |
| US7727002B2 (en) * | 2006-06-21 | 2010-06-01 | Ideal Industries, Inc. | Electrical disconnect with adjacent wire receptacle boxes |
| JP4679458B2 (ja) * | 2006-07-19 | 2011-04-27 | モレックス インコーポレイテド | レバー付コネクタ |
| DE102006043574A1 (de) * | 2006-09-16 | 2008-03-27 | Hirschmann Automation And Control Gmbh | Solarsteckverbinder mit verbesserten Rastmitteln |
| US8109883B2 (en) | 2006-09-28 | 2012-02-07 | Tyco Healthcare Group Lp | Cable monitoring apparatus |
| US8668651B2 (en) | 2006-12-05 | 2014-03-11 | Covidien Lp | ECG lead set and ECG adapter system |
| DE102007004065B4 (de) * | 2007-01-26 | 2010-01-28 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Stecker |
| US8038484B2 (en) | 2007-12-11 | 2011-10-18 | Tyco Healthcare Group Lp | ECG electrode connector |
| USD737979S1 (en) | 2008-12-09 | 2015-09-01 | Covidien Lp | ECG electrode connector |
| US8694080B2 (en) | 2009-10-21 | 2014-04-08 | Covidien Lp | ECG lead system |
| TWM395946U (en) * | 2010-05-24 | 2011-01-01 | Ks Terminals Inc | Latched connector assembly |
| CA2746944C (en) | 2010-07-29 | 2018-09-25 | Tyco Healthcare Group Lp | Ecg adapter system and method |
| EP2734106B1 (en) | 2011-07-22 | 2019-09-18 | Kpr U.S., Llc | Ecg electrode connector |
| US8634901B2 (en) | 2011-09-30 | 2014-01-21 | Covidien Lp | ECG leadwire system with noise suppression and related methods |
| US9408546B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-08-09 | Covidien Lp | Radiolucent ECG electrode system |
| USD771818S1 (en) | 2013-03-15 | 2016-11-15 | Covidien Lp | ECG electrode connector |
| CN105120742B (zh) | 2013-03-15 | 2017-07-28 | 柯惠有限合伙公司 | 具有导电部件的电极连接器 |
| CN103633490B (zh) * | 2013-11-28 | 2015-09-30 | 四川航天计量测试研究所 | 一种无锁紧组件的连接器可靠插接机构及其装配方法和对接方法 |
| US10498074B2 (en) * | 2017-09-18 | 2019-12-03 | Boston Warehouse | Electro-mechanical coupler for artificial tree sections |
| JP6787943B2 (ja) * | 2018-04-11 | 2020-11-18 | ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | 接続構造及びコネクタ |
| KR102234247B1 (ko) * | 2018-08-29 | 2021-04-02 | 앱티브 테크놀러지스 리미티드 | 커넥터 및 이를 포함하는 커넥터 조립체 |
| CN111525338B (zh) * | 2020-04-29 | 2021-09-21 | 番禺得意精密电子工业有限公司 | 插头连接器及具有该插头连接器的连接器组合 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3526353A1 (de) * | 1985-07-23 | 1987-02-05 | Siemens Ag | Kabelstecker mit einer schnappeinrichtung |
| JPH02112180A (ja) * | 1988-08-17 | 1990-04-24 | Molex Inc | 掛合片を有する電気コネクタ |
| US4986766A (en) * | 1988-08-17 | 1991-01-22 | Molex Incorporated | Electrical connector having anti-overstress latch |
| US5624271A (en) * | 1994-10-26 | 1997-04-29 | United Technologies Automotive, Inc. | Connector latch interlock plate |
| US5638474A (en) * | 1995-08-30 | 1997-06-10 | Lucent Technologies Inc. | Anti-snag latch assembly for a connector |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9350741A patent/JPH11185874A/ja active Pending
-
1998
- 1998-12-17 DE DE19858467A patent/DE19858467B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-12-17 US US09/213,408 patent/US6132233A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100493332B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2005-06-07 | 니혼앗짜쿠단시세이소 가부시키가이샤 | 압접 커넥터 |
| JP2009037986A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Smk Corp | コネクタ |
| KR101941073B1 (ko) * | 2017-12-04 | 2019-01-22 | 한국단자공업 주식회사 | 커넥터 |
| WO2023223828A1 (ja) * | 2022-05-20 | 2023-11-23 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6132233A (en) | 2000-10-17 |
| DE19858467A1 (de) | 1999-07-01 |
| DE19858467B4 (de) | 2004-03-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11185874A (ja) | コネクタのロックアーム保護構造 | |
| KR100198774B1 (ko) | 전기 커넥터용 부유식 패널 장착 장치 | |
| JP3841352B2 (ja) | コネクタ | |
| JP3158035B2 (ja) | 圧接コネクタ | |
| US6383011B2 (en) | Structure for interlocking connectors | |
| EP1215772B1 (en) | Connector assembly having an interlocking system | |
| US6962504B2 (en) | Protecting device for connector and connector assembly with the same | |
| JP3755654B2 (ja) | 電気コネクタ組立体および電線保護具 | |
| KR101179796B1 (ko) | 커넥터 | |
| JPH0636245U (ja) | コネクタ | |
| US20100323550A1 (en) | Connectors for electric cords | |
| JPH10289756A (ja) | コネクタ嵌合構造 | |
| EP1146605B1 (en) | Connector | |
| US5707248A (en) | Device for preventing a wrong coupling of a connector | |
| US5295874A (en) | Weak mating force female terminal | |
| JPH04233176A (ja) | プラグコネクタ | |
| KR100787357B1 (ko) | 수형 콘택트 | |
| US20060009067A1 (en) | Connector with wire cover and wire cover therefor | |
| JP2004319196A (ja) | シールド接続構造 | |
| US5690517A (en) | Receptacle contact | |
| JP3763438B2 (ja) | コネクタ用保護カバー | |
| JP3341820B2 (ja) | 合体式コネクタ | |
| KR100585939B1 (ko) | 로킹기구가 보호되는 커넥터 | |
| JP3319581B2 (ja) | コネクタ | |
| JP4954863B2 (ja) | ケーブル側電気コネクタ |