JP3980185B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に区切りタブを用紙上に形成することで区分けを容易にする画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置であるデジタル複写機には、FAX機能やプリンタ機能を付加したデジタル複合機が開発されている。このような、デジタル複合機においては、通常のコピーに加え、FAX受信印刷や、プリンタ印刷が可能であるため、これらの印刷物がトレイ上に混在して積み重ねられることになる。これらを混在させることは、後に仕分けをしたりするといった手間を生じることになり、またこの仕分けが困難になる場合も多くある。そこで、従来から、これらの複数の文書の区切りを明確にするため、文書の最初の1ページ目に印を付ける方法や、文書の区切り毎に白紙の用紙を混入させる方法、区切り毎に左右にずらして積み上げる方法等がある。特開昭63−202763においては、識別マークを画像形成した複写用紙の一部に区切りタブを付加する方法を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この区切りタブを付加する方法において、多くの用紙からなる1文書に同位置に区切りタブを付加する場合は、有効的であるが、数枚の用紙からなる文書を多数積み重ねる場合、タブを付加する位置が重なってしまうこともあり、混同し混乱を起こしてしまうこともある。また、単純な区切りタブでは、瞬時にその文書がどういったものであるか、いつ印刷されたのかといった情報を読み取ることは不可能である。
そこで本発明の画像形成装置は、上記の問題を解決すべく提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を形成する画像形成手段と、用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書を複数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書とは異なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段とから構成されている。
【0005】
本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を形成する画像形成手段と、用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手段により同一原稿を複数枚連続して画像形成した束を複数部作成する際に、第一の束に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の束とは異なる第二の束に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一の束に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段とから構成されている。
【0008】
本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を形成する画像形成手段と、用紙のサイズを検知する検知手段と、この検知手段によって検知された用紙のサイズをもとに、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書を複数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書とは異なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段とから構成されている。
【0009】
本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を形成する画像形成手段と、用紙のサイズを検知する検知手段と、この検知手段によって検知された用紙のサイズをもとに、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手段により同一原稿を複数枚連続して画像形成した束を複数部作成する際に、第一の束に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の束とは異なる第二の束に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一の束に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段とから構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の全体構成を概略的に示すものである。このデジタル複写機1は、自動原稿送り装置2(以下、ADFと言う)、スキャナ3、印刷部4から構成されている。また、印刷部4の正面右部には用紙を供給する給紙トレイ18、19があり、また、正面左部には、排紙トレイ26が設置されている。
【0011】
ADF2は、原稿を複数枚載置する原稿載置台27と、原稿載置台27上の原稿の両端を規制するガイド板28と、原稿を原稿載置台27から送り出す給紙コロ29、原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ30、分離された原稿を返送する搬送ローラ31、搬送ローラ31により送り出された原稿を後述するコンタクトガラス32の所定の位置に搬送する搬送ベルト33、読み込まれた原稿を排紙する際の積載場所である排紙トレイ34から構成されている。
【0012】
スキャナ3は、原稿を載置するコンタクトガラス32、原稿に光を照射する露光ランプ35と、原稿からの反射光を導くミラー36、37、38と、レンズ39、光電変換によって反射光を読み取るCCDセンサ40からなり、これによって得られたデータをデジタルに変換する(詳細は後述する)。
【0013】
印刷部4は、レーザ光源であるレーザダイオード及びポリゴンミラー(共に図示しない)を有するレーザ出力ユニット14と結像レンズ15、16、ミラー17からなる光学ユニットにより、後述する画像形成部にレーザを照射する仕組みになっている。前記画像形成部は中心に回転自在に軸支された像担持体としての感光体ドラム5があり、この感光体ドラム5は、帯電チャージャ6により一様に帯電された後、不要な帯電部分をイレーザ7により除去し、前述の光学ユニットによりレーザが照射され、静電潜像が形成される。ここで形成された静電潜像は現像ユニット8によりトナーが付着され、現像される。この動作とほぼ同時に給紙ユニット18若しくは19内の用紙がピックアップコロ20若しくは21によって印刷部4に送り出され、レジストローラ22によりレジストされた後、先に現像された感光体上の像を転写部9で搬送された用紙上に転写される。この転写部9で像が転写された用紙は剥離チャージャ10及び剥離爪11により感光体ドラム5より剥離された後、搬送ベルト23により定着部24に運ばれ、熱定着された後、排紙ローラ25により排紙トレイ26に送られる。また、感光体ドラム5上で像が用紙に転写された後は、クリーニングユニット12により感光体ドラム5上に残ったトナーが回収され、残留電荷を除電チャージャ13により取り除かれ、次の印刷に移る。
【0014】
図2は、本発明のデジタル複写機の上面から見た図である。原稿載置台27より送られた原稿は、搬送ベルト33よってコンタクトガラス32に送られる。この送られた原稿のサイズは、反射型センサを必要数組み込んだ原稿サイズ検知ユニット42が備え付けられている。また、デジタル複写機1の上部手前側には、コントロールパネル50が取付けられており、ユーザが各種設定、印刷開始等を指示することができる。
【0015】
図3は、コンロールパネルの構成図である。コントロールパネル50は、印刷等の開始を指示するコピースタートキー51と、印刷枚数や各種サイズ設定のための入力をするテンキー52、入力された置数を表示する表示パネル53、各種情報及びメッセージを表示し、また、表示されたアイコンやボタンを押すことでその設定ができるタッチパネル式LCD54を備えている。
【0016】
図4はデジタル複写機の内部ブロック構成を示す。デジタル複写機1には、全体を制御するコントローラ60があり、制御バス62を介してスキャナ3、印刷部4、圧縮伸張部63、画像処理部64と繋がっており、これらを制御することができる。スキャナ3は、読み取った原稿を電子的なデータ(以降画像データと呼ぶ)に変換し、ページメモリ65に書き込むことができる。ページメモリ65は画像データを保持でき、印刷部4は、ページメモリ65に保持されている画像データを取り出し紙媒体に印刷することが可能である。
【0017】
ページメモリ65上の画像データを加工編集するための画像処理部64は、コントローラ60と共有して使用可能な共用メモリ66を持つ。画像処理部64は共用メモリ66に置かれた画像データをページメモリ65上の画像データに合成する機能を持ち、その際、回転を施してから合成することも可能である。
【0018】
圧縮伸長部63は、複数枚分の画像データを保存するためのデータ蓄積用メモリ67、および、ページメモリ65上の画像データを圧縮してデータ蓄積用メモリ67に格納する機能と、データ蓄積用メモリ67に圧縮保存されているデータを元の画像データに伸張してページメモリ65上に取り出すことのできる機能とを持つ。
【0019】
また、このコントローラ60には、画像データの座標系をページメモリ65の座標系に変換する際に参照する座標変換テーブル68と、ユーザが印刷上の設定をするコントロールパネル50が繋がっている。ユーザの設定はコントローラ60に送られ、この内容はメモリ61保持することができる。
【0020】
そしてデジタル複写機1にはオプションとして、FAX機能部69およびプリンタ機能部70をそれぞれ独立に追加することが可能であり、デジタル複写機1をFAXまたはプリンタとして動作させることも可能である。FAX機能部69は、電話回線71を介して受信した画像データを一時的に保持する機能を持ち、また、プリンタ機能部70はコンピュータ72から送られてきた画像データを一時的に保持する機能を持つ。FAX機能部69およびプリンタ機能部70に一時的に保持された画像データは、データ転送装置73によってデータ蓄積用メモリ67に格納することが可能である。なお、電話回線を通じて送られてくるFAXの画像データおよびコンピュータから送られてくる画像データは圧縮されており、圧縮伸張部63はこれらのデータを伸長した後、ページメモリ65に置くことが可能である。コントローラ60は制御バス62を介してFAX機能部69、プリンタ機能部70、データ転送部73も制御することができる。
【0021】
このような内部構成を持つデジタル複写機1を用いることで、印刷すべき画像データはすべてデータ蓄積用メモリ67に一旦格納し、必要に応じてページメモリ65に取り出して画像合成などの画像処理を行ってから印刷することができる。
【0022】
尚、データ蓄積用メモリ67への保存は一連の画像データの集まりを単位として行う。ここでは、この一連の画像データの集まりを1文書と定義する。複写の場合はユーザによって原稿の終りが指定されるため、読み込み動作を開始してから終了指定されるまでに取り込んだ枚数の画像データを1文書とする。FAXの場合は回線が接続されてから切断されるまでに受信した1枚以上の画像データを1文書とし、プリンタの場合は、コンピュータ上から送られる際に一連の画像データが1文書として関連付けられている。なお、1文書を構成する画像データはすべて同じ用紙サイズである。
【0023】
図5にデジタル複写機によるコピー処理の流れを示す。図5の左側はユーザの操作であり、右側はデジタル複写機の動作を示している。デジタル複写機は当初、待機状態(ST1)であり、ユーザがコピーに必要な設定をコントロールパネル50を用いて行うと(ST2)、コントローラ60はコントロールパネル50からユーザの設定を取得し、それをメモリ61上に保持する(ST3)。次にユーザは原稿をADF2にセットし、コントロールパネル50上に設けられたスタートボタンを押すと(ST4)、コントローラ60は、これから読み込まれる画像データを内部で1文書として管理するための管理テーブルをメモリ61上に作成し現在の設定をそれに登録する(ST5)。管理テーブルには濃度や倍率、部数などのコピー設定の他、原稿サイズ、原稿枚数、用紙サイズ、画像データの保存位置を保持することができる。そしてコントローラ60の指示により、原稿読み込み処理(ST6)が行われる。ここで、すべての原稿の画像データがデータ蓄積用メモリ67に保存される。全ての原稿が読み込まれると、コントローラ60は印刷処理(ST7)を開始する。印刷処理では管理テーブルに基づきデータ蓄積用メモリ67から画像データを取り出し、指定用紙に印刷する。印刷処理が終了すればコントローラ60はデジタル複写機を待機状態に戻しコピー処理を完了する。
【0024】
図6に前述した原稿読み取り処理の詳細を示す。スキャナ3は、原稿を1ページ読み取り、読み取った画像データをページメモリ65に格納する(ST8)。ユーザが原稿サイズを指定しなかった場合、最初原稿サイズは不明であるが、スキャナ3は原稿サイズを検知する機能を有しているため、この機能を用いて原稿サイズを自動検知することができる。コントローラ60は管理テーブルで原稿サイズが未定か調べ(ST9)、未定である場合は、コントローラ60はスキャナ3から得られた原稿サイズを管理テーブルに保存する(ST10)。次にコントローラ60は圧縮伸張部63に指示を送り、圧縮伸張部63はページメモリ65上の画像データをデータ蓄積用メモリ67に保存する(ST11)。この時コントローラ60は画像データの保存位置を管理テーブルに格納する。画像データ1枚分の保存が終了すると、コントローラ60は原稿が終わりに達したかどうかを調べる(ST12)。ユーザが原稿を1枚ずつ入力する場合は、コントロールパネル50に原稿の終了か否かを問い合わせる表示を行い、ユーザの入力にしたがって処理を続ける。ADF2を用いる場合は、原稿が給紙トレイ上に有るかを調べて終了を判断する。この場合、スキャナ3がコントローラ60に原稿の終了を伝える。次の原稿が存在する場合はST8に戻る。原稿の読み込みがすべて終了すれば、コントローラ60は原稿読み取り処理を終了する。
【0025】
図7、図8に前述した印刷処理の詳細を示す。図7はソートモードの場合であり、図8はグループモードの場合である。ソートモードとは、複数枚の原稿を複数部コピーする場合、1ページから最終ページまでを順に印刷することを指定部数繰り返すことであり、グループモードとは、複数枚の原稿を複数部コピーする場合に1ページ毎に指定部数のコピーを作成することである。
【0026】
ソートモードの場合、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST13)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST14)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST15)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加える(ST16)。こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST17)。ここで、1枚目の印刷が終了するとコントローラ60は最終ページまで印刷したかを判断し(ST18)、ページ終了でなければST13に戻る。最終ページまで印刷が終了の場合、コントローラ60は管理テーブルに保持されている指定部数を印刷したか判断する(ST19)。部数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST13に戻る。
【0027】
グループモードの場合、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST20)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST21)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST22)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加える(ST23)。こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST24)。1ページの印刷が終了すると、コントローラ60は管理テーブル保持されている指定部数枚を印刷したか判断する(ST25)。部数枚に達してなければST24に戻る。指定部数枚を印刷した場合は、コントローラ60は次に最終ページに達したか判断する(ST26)。最終ページでなければST20に戻り、最終ページまで印刷すれば印刷処理を終了する。以上のようにして、デジタル複写機はコピー作業を行うことができる。
【0028】
次にFAX受信印刷の処理を説明する。図9はFAX受信印刷の処理の流れである。FAX受信印刷にあたり、ユーザはあらかじめコントロールパネル50を介してFAXデータの印刷に対する設定を行うことができる。この設定はコントローラ60によりメモリ61に保持される。まず、待機状態(ST27)にあるデジタル複写機1が、FAX機能部69が電話に自動応答するかユーザの指示によりFAX機能部69はFAX受信を開始する(ST28)。FAX機能部69はメモリを内蔵しており、1度の通信で受信した画像データをすべて内蔵のメモリに保存できる。FAX受信を完了すると、コントローラ60に受信終了を伝える。このとき、受信した画像データの用紙サイズ、枚数もコントローラ60に伝える。コントローラ60は管理テーブルをメモリ61に作成し、FAX印刷設定およびFAX機能部69から得られた画像データの用紙サイズ、枚数を保存する。次にコントローラ60はデータ転送部73を制御し、FAX機能部69の内蔵メモリからFAXデータを取り出し、データ蓄積用メモリ67に格納する(ST30)。このときコントローラ60は、画像データの保存先を管理テーブルに登録する。そして、データ蓄積用メモリ67に画像データがすべて格納されると、コントローラ60は印刷処理ST31を開始する。この印刷処理は図7に示したものである。但し、FAX印刷においては、ソートモードでの印刷処理であり、部数1の印刷に相当する処理となる。このようにして印刷処理を終了すると、コントローラ60はデジタル複写機を再び待機状態(ST27)に戻す。
【0029】
次に、プリンタ印刷の処理を説明する。図7はプリンタ印刷処理の流れである。待機状態(ST32)にあるデジタル複写機1は、コンピュータ72から印刷データが送られると、プリンタ機能部70がデータ受信を開始し、まず、印刷データのヘッダ部分を受信する(ST33)。印刷データのヘッダー部分には、印刷に関する設定が格納されており、プリンタ機能部70はこれをコントローラ60に伝える。コントローラ60は、管理テーブルをメモリ61に作成し(ST34)、印刷設定や画像データの用紙サイズ、枚数を格納する。そしてコントローラ60は、プリンタ機能部70を制御し、画像データの受信を行う。プリンタ機能部70はメモリをある程度内蔵しており、画像データの一部を一旦格納する(ST35)。コントローラ60はデータ転送部73を制御し、プリンタ機能部70の内蔵メモリから画像データの一部を順次取り出しデータ蓄積用メモリ67に格納していく(ST36)。このときコントローラ60は画像データの保存先を管理テーブルに登録する。コントローラ60は、データの終了に達したかを調べ(ST37)、終了でない場合はST35に戻る。データ蓄積用メモリ67に画像データがすべて格納されると、コントローラ60は印刷処理(ST38)を開始する。この印刷処理は図7若しくは図8に示したものである。ST38が終了すると、コントローラ60はデジタル複写機1を再び待機状態(ST32)に戻す。
【0030】
以上のように、デジタル複写機1ではこのようにしてFAX受信印刷およびプリンタ印刷も行うことができる。
本発明ではこのようなデジタル複写機に、図11に示すような合成画像80を生成する手段を付加し、1文書の単位でそのすべてのページにこの画像合成を行う手段を付加するものである。画像合成はページメモリ65上の画像データ81の右縁に黒い矩形画像82を付加するものであり、83に示すように矩形画像を付加する位置は任意とすることが可能である。また、デジタル複写機でページ付加や画像合成等の画像編集を行う場合は、先に従来の画像処理を行い、処理がなされた後の画像データに対し矩形画像82を合成する。このような合成画像の印刷されたものがデジタル複写機1の排紙トレイ26上に蓄積されると、排紙トレイ26上の用紙は矩形画像の位置により1文書単位での区別がつくようになる。以降ではこの黒い矩形画像82の合成処理を区切りタブ付加処理と呼ぶ。区切りタブ付加処理は1文書単位で行うことができ、コピー作業時およびプリンタ印刷時はその文書に対し区切りタブ付加を行うか否かをユーザが指定することができる。FAXの印刷においては、区切りタブ付加を行う設定を行った場合、すべてのFAXデータの印刷において自動的に付加される。なお、ソートモードでは1ページから最終ページまで印刷された1部を1文書とし、グループモードでは各ページ毎の集まりを1文書とする。
【0031】
ここで、定義付けを行う。画像データの座標系は図12に示すように右上84を原点とし、縦方向をX座標(下への増加を正とする)、横方向をY座標(左への増加を正とする)とする。Y方向がスキャナ3の主走査方向であり、X方向がスキャナ3の副走査方向を示している。画像データ81が印刷されデジタル複写機1の排紙トレイ26に排出された場合、用紙はデジタル複写機1の前面から見て倒立したものとなる。したがって、排出後の用紙では手前側の左隅が座標系の原点84である。
【0032】
ページメモリ65上の画像データの方向は画像データの読み込まれ方によりその方向が決定されるため、排出される用紙の座標系とは必ずしも一致しない。このため、画像データの座標系での位置をページメモリ65上に対応させるには座標変換が必要となる。そこでページメモリ65に対し画像データの原点が対応する位置を図13に示すようにあらかじめ定義する。この原点位置は、入力された画像データの種類と用紙サイズ、排出方向とから決定される。
【0033】
モードAは縦の画像データを縦方向に印刷する場合であり、モードBは横の画像データを横方向に印刷する場合である。モードCは縦の画像データを横方向に印刷する場合であり、モードDは横の画像データを縦方向に印刷する場合である。それぞれのモードにおいて左下の図が、画像データをスキャナ3で読み込んだ場合を示し、右下の図が、FAXまたはプリンタからのデータ転送を示している。84はそれぞれの原点を示しており、この関係を示したものが図14に示した座標変換テーブル85である。
【0034】
コントローラ60は、この座標変換テーブルを参照して座標変換を行い、画像データの座標系で示される位置をページメモリでの位置に変換することができる。
【0035】
また、図15に示した合成位置テーブル86はデジタル複写機の起動時にコントローラ60により作成されるものである。コントローラ60はデジタル複写機の起動時に、この合成位置テーブル86を作成しメモリ61に保持している。このテーブルは用紙サイズ毎に矩形画像87を付加する基準位置を保持することができ、テーブル作成時にはあらかじめ決められた初期値が先頭位置として用紙毎に設定される。用紙サイズは用紙が縦方向か横方向かによっても区別される。
【0036】
図16に区切りタブの付加方法の模式図を示す。ページメモリ65には、あらかじめデータ蓄積用メモリ67から圧縮伸張部63によって取り出されるか、またはそのような画像データに対して画像処理が施された画像データ80が置かれているものとする。
【0037】
まず、矩形画像生成処理は、コントローラ60が共用メモリ66上に共用メモリ66の画像原点88から、あらかじめ定義されている縦寸法aと横寸法bで、黒色に対応する値を用いて矩形画像87を作成するものである。
【0038】
次に合成位置取得処理を説明する。コントローラ60が矩形画像87を合成すべき基準位置を、ページメモリ65上の画像データのサイズに従い、メモリ61上にあらかじめ作成されている合成位置テーブル86から取得する。そして、作業種類と用紙サイズ、排出方向とから座標変換テーブルを参照して画像データの原点位置を求め、それに基づき座標変換を行いページメモリ上の合成位置89を算出する。また、コントローラ60は画像変換テーブルに基づき、矩形画像の合成において回転が必要であればその角度を求める。次に合成位置更新処理では、コントローラ60が基準位置のY座標の値に横寸法bを加算し、その値で合成位置テーブル86の値を更新する。このとき計算されたY座標の値が対応する用紙の縦寸法よりも大きい場合は初期値を格納する。このような処理により、次にコントローラ60が合成位置テーブル86から画像合成の基準位置を得た場合、先に合成された位置とは異なる位置を得ることができる。次に、区切りタブ付加処理では、コントローラ60は画像処理部64に画像合成を指示する。その際、矩形画像87の縦寸法aと横寸法bおよび合成位置取得処理で計算した矩形画像87を付加する合成位置、回転角度を情報として付加する。画像処理部64は共用メモリ66上の矩形画像87に必要に応じて指定角度回転し、コントローラから与えられた合成位置89に付加する。このようにして図11に示される合成画像データが得られる。
【0039】
以下、コピー作業の場合の区切りタブ付加理を説明する。本発明のデジタル複写機におけるタッチパネル式LCD54上には、図17に示すように日付・時刻付加やページ付加といった従来の画像合成を設定するアイコン類に加えて、区切りタブ付加アイコンが追加されている。この画面でユーザが区切りタブ付加アイコン90を押すことにより区切りタブ付加を設定できる。図5において、区切りタブ付加90がユーザによって押されると、コントローラ60により区切りタブ付加も含めたコピー設定が保持され(ST3)、印刷処理において作成される管理テーブルのコピー設定にこの設定が反映される(ST5)。ここで、原稿読み込み処理(ST6)が終了すると、印刷処理(ST7)が始まる。この区切りタブ付加が設定された印刷処理においては、図18にソートモードにおける印刷処理を、図19においてはグループモードにおける印刷処理を説明する。
【0040】
図18はソートモードでコピーを行う際に区切りタブ付加処理を行うときの流れを示したものであり、図7の処理を拡張したものである。尚、ソートモードでは区切りタブ位置は、1部毎に移動する。
【0041】
印刷処理を開始すると、、前述した矩形画像生成処理(ST39)を行い、次いで合成位置を取得し(ST40)、合成位置更新処理を行う(ST41)。ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST42)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST43)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST44)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加え(ST45)、さらに前述した区切りタブ付加処理(ST46)を行い、画像の合成を行う。こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST47)。ここで、1枚目の印刷が終了するとコントローラ60は最終ページまで印刷したかを判断し(ST48)、ページ終了でなければST42に戻る。最終ページまで印刷が終了の場合、コントローラ60は管理テーブルに保持されている指定部数を印刷したか判断する(ST49)。部数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST40に戻る。これにより、1部印刷が終了するまで、同じ位置に区切りタブが付加されることになり、また、複数部の作成においては、それぞれ異なる位置にタブが付加されることになる。
【0042】
図19はグループモードでコピーを行う際に区切りタブ付加処理を行うときの流れを示したものであり、図8の処理を拡張したものである。なお、グループモードでは区切りタブ位置はページが変わると移動する。
【0043】
印刷処理を開始すると、前述した矩形画像生成処理(ST50)を行い、次いで合成位置を取得し(ST51)、合成位置更新処理を行う(ST52)。ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST53)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST54)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST55)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加え(ST56)、さらに前述した区切りタブ付加処理(ST57)を行い、画像の合成を行う。こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST58)。1ページの印刷が終了すると、コントローラ60は管理テーブル保持されている指定部数枚を印刷したか判断する(ST59)。部数枚に達してなければST58に戻る。指定部数枚を印刷した場合は、コントローラ60は次に最終ページに達したか判断する(ST60)。最終ページでなければST51に戻り、区切りタブの位置を更新する。これらの動作を最終ページまで印刷すれば印刷処理を終了する。これにより、区切りタブ位置は、ページ毎に異なるようになる。以上のようにして、コピー印刷においてタブ付加処理を行う。
【0044】
次にFAX印刷の場合について述べる。受信したFAXの画像データに対し区切りタブ付加処理を行う場合、図9で示すFAX受信印刷処理を以下のように拡張する。ユーザはあらかじめコントロールパネル50を介してFAX受信印刷に対する設定を行うことができるが、このとき区切りタブ付加処理を設定しておくことができる。
【0045】
図20にFAXでの設定画面を示す。設定画面はコントロールパネル50のタッチパネル式LCDに表示される。図20の設定画面では従来の受信印刷設定画面に対し、新たに区切りタブ付加の設定行91が設けられている。ユーザは区切りタブ付加行91のONボタン92を押下することで区切りタブ付加処理を設定できる。区切りタブ付加が指定されるとすべてのFAX印刷において区切りタブ付加処理が行われる。また、この設定はコントローラ60によりメモリ61に保存される。区切りタブ付加処理が行われる場合でも図9と同様にFAX受信を行う。始めデジタル複写機は待機状態ST27であるが、FAX受信を開始するとST28からST30までを行い、データ蓄積用メモリ67に受信した画像データを格納する。そして、コントローラ60は印刷処理を開始するが、この印刷処理は図18に示したコピー処理での印刷処理と同じ処理を行う。図18の印刷処理を行うことでFAXデータの印刷においても区切りタブ付加ができる。印刷処理を終了するとコントローラ60はデジタル複写機を再び待機状態ST27に戻す。
【0046】
プリンタ印刷の場合は図10で示すプリンタ印刷処理を拡張する。区切りタブ付加を行うため、印刷データを送るコンピュータ上で動作するプリンタ設定画面は図21に示すような画面となる。この画面では従来のプリンタ設定に加えて区切りタブ付加設定用のチェックボックス93が追加されており、ユーザが区切りタブ付加を設定した場合、デジタル複写機に送られる印刷データのヘッダー領域に従来の印刷設定に加えて区切りタブ付加の設定が格納される。図10と同様に待機状態ST32であったデジタル複写機は、プリンタ機能部でヘッダー部を受信すると(ST33)、コントローラ60は処理(ST34)で管理テーブルを作成するが、この時の印刷設定には区切りタブ付加の有無も格納される。次に、処理ST35からST37の処理を行い、データ蓄積用メモリ67に画像データをすべて格納する。そしてコントローラ60は印刷処理を開始するが、この印刷処理はコピー処理での印刷処理と同じ処理を行う。区切りタブ付加が設定されている場合は、図18に示すソートモードまたは図19に示すグループモードで印刷を行う。これによりプリンタ印刷においても区切りタブ付加処理を行うことができる。このようにして印刷処理を終了すると、コントローラ60はデジタル複写機を再び待機状態ST32に戻す。
【0047】
コピー、FAX受信印刷、プリンタ印刷はユーザの必要に応じて混在するが、合成位置テーブル86は全体で1つのため、どの処理を行っても続く処理で同サイズ、同方向の用紙を排出した場合、区切りタブ付加位置は異なることになる。また、合成位置テーブル86は用紙サイズ毎に付加する位置を保持しているため、用紙サイズやその方向毎に区切りタブ位置の自動調整が行われることになる。
【0048】
尚、デジタル複写機がフィニッシャ装置を持ち、複数の排紙トレイを有する場合は、排紙トレイ毎に合成位置テーブルを複数用意する。これにより、排紙トレイ毎に独立して上記区切りタブ位置の自動調整を行うことが可能となる。
【0049】
次に、区切りタブの位置に関する実施例を説明する。図22は、区切りタブの付加位置を示した図である。前述したソートモード及びグループモードで印刷した場合、区切りタブが付加され、各単位毎にその位置をずらしていく。図に示すようにここでは、区切りタブを1巡目と2巡目、3巡目でそれぞれ開始位置をずらすことで同じ位置に区切りタブが付加されることを防いでいる。
【0050】
図23にこの発明での合成位置テーブルを示したものである。この合成位置テーブルは、前述した基準位置情報に加えて現在何巡目かを保持する領域持つ。たとえば4つの先頭位置を用意した場合、1から4の値が保持され、その値によって先頭位置に戻るときに設定する値を順番に変える。図23の例では、用紙サイズA4の場合は現在3巡目であり、A4Rでは、2巡目であり、それ以外の用紙では1巡目であることを示している。さらに、図24の先頭位置対応テーブルをデジタル複写機1に用意し、これを読み出すことで、拡張された合成位置テーブルに格納すべき先頭位置を変えていくことができる。これにより、前述した2巡目以降の区切りタブ付加位置を1巡目とは異なる位置とすることによって可能である。
【0051】
本発明ではさらに、矩形画像生成処理を拡張し、区切りタブ内に文字列を記述する方法を提案する。また、合成位置更新処理を拡張し、区切りタブの長さを文字列の長さにあわせて任意にする方法を提案する。
【0052】
図25に内部に文字列を持つ矩形画像を生成する方法の模式図を示す。また、デジタル複写機は文字の画像イメージを収めたフォントデータ94および日付を取得するためのカレンダー機能95を装備しているものとする。ページメモリ65には、あらかじめデータ蓄積用メモリ67から圧縮伸張部63によって取り出されるか、またはそのような画像データに対して画像処理が施された画像データ84が置かれているものとする。
【0053】
まず矩形画像生成処理では、コントローラ60はメモリ61に用意された文字列の文字数から、その文字列の横方向に必要なサイズを計算する。そして、コントローラ60は共用メモリ66上に共用メモリ66の画像原点88から、あらかじめ定義されている縦寸法aと上記で計算した横寸法cで、黒色に対応する値を用いて矩形画像を作成する。さらにコントローラ60は、文字列の各文字の画像イメージをフォントデータ94から取得し、矩形画像内に白に対応する値で重ね書きし、内部に文字列を埋め込んだ矩形画像96を作成する。尚、上記文字列は、カレンダー機能95から取り込まれたものであってもよいし、画像情報のヘッダーに組み込まれた情報であってもよいし、前述以外のユーザによる任意の設定でも構わない。尚、本発明では、例えば、コピー作業の場合、部数またはページ番号、日付を、FAXの場合は日付を、プリンタ印刷の場合は、部数またはページ番号、日付、任意の文字列等とする。
【0054】
次に、合成位置更新処理が行われる。コントローラ60は基準位置のY 座標の値に前述した矩形画像生成処理で得られた横寸法cを加算し、その値で合成位置テーブル97の値を更新する。このとき計算されたY 座標の値が対応する用紙の縦寸法よりも大きい場合はあらかじめ決められた先頭位置を格納する。これにより、次にコントローラ60が合成位置テーブル97から画像合成の基準位置を得た場合、先に合成された位置とは異なる位置を得ることができる。次に、区切りタブ付加処理では、コントローラ60は画像処理部64に画像合成を指示する。その際、矩形画像87の縦寸法aと横寸法cおよび合成位置取得処理で計算した矩形画像87を付加する合成位置、回転角度を情報として付加する。画像処理部64は共用メモリ66上の矩形画像87に必要に応じて指定角度回転し、コントローラから与えられた合成位置89に付加する。このようにして図26に示すような合成画像データが得られる。この例は、ページ番号を埋め込んだ例と、日付文字列を埋め込んだ例を示している。
【0055】
これらの文字列の埋め込みを設定するため、LCDに表示する設定画面およびコンピュータ上の設定画面は図27、図28、図29の通りとなる。
図27はコピーの場合の設定画面であり、図17の画面で区切りタブ付加アイコン90を押した場合に更に表示される画面である。この画面には部数/ページ付加アイコン100、日付付加アイコン99、文字なしアイコン98があり、ユーザが部数/ページ付加アイコン100を選択した場合は、ソートモードでのコピーの場合は部数が、グループモードでのコピーの場合はページ数が区切りタブに埋め込まる。日付付加アイコン99を選択した場合は、コピー作業を行った日の日付が埋め込まれる。文字なしアイコン98を選択した場合は文字列の埋め込みは行われない。
【0056】
図28はFAXの場合の設定であり、図20に示す画面の区切りタブ設定行91にさらに日付ボタン101が追加されている。ユーザが日付ボタン101を押した場合、FAX印刷が行われた日の日付が埋め込まれる。なお、ONボタン92を押した場合は文字を埋め込まない区切りタブ付加となる。
【0057】
図29はプリンタ印刷の場合の設定であり、図21に示す画面にさらに日付、部数、文字列のどれかを選択できるラジオボタン102、103、104が追加されており、文字列を選択した場合、文字列欄105に文字列を書き込むことができる。日付を選択した場合は印刷が行われた日の日付が埋め込まれ、部数/ページを選択した場合はソートモードでのコピーの場合は部数が、グループモードでのコピーの場合はページ数が区切りタブに埋め込まれる。文字列を選択した場合、ユーザが文字列欄105に指定した文字列が区切りタブに埋め込まれる。
【0058】
以下、コピー動作の場合の印刷処理を説明する。基本的な処理の流れは図5の通りである。図5の処理ST2においてユーザは図17の画面で区切りタブ付加を設定するが、この時、図27の画面が表示され、ここでアイコン98、99、100を選択することにより、部数またはページ番号の埋め込みか日付の埋め込みか文字なしを選択することができる。ユーザが設定を行うと処理ST3ではコントローラにより設定が保存され、処理ST5において作成される管理テーブルのコピー設定に反映される。そして、ST6の原稿読み込み処理が終了すると印刷処理が始まるが、この時の処理は図30、図31、図32、図33のどれかとなる。部数またはページ番号の埋め込みが設定されている場合、ソートモードであれば図30の処理となり、グループモードであれば図31の通りとなる。日付の埋め込みの場合はソートモードであれば図32の処理となり、グループモードであれば図33の通りとなる。
【0059】
図30は、ソートモードの場合の処理である。印刷処理が開始されると、コントローラ60はメモリ61に文字列領域を確保し、そこに埋め込むべき文字列を用意する(ST61)。1部目の場合文字列として“1”を設定する。そして文字列を埋め込んだ矩形画像を生成する(ST62)。次いで合成位置を取得した後(ST63)、合成位置更新処理を行う(ST64)。ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST65)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST66)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST67)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加え(ST68)、さらに前述した区切りタブ付加処理(ST69)を行い、画像の合成を行う。こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST70)。ここで、1枚目の印刷が終了するとコントローラ60は最終ページまで印刷したかを判断し(ST71)、ページ終了でなければST65に戻る。最終ページまで印刷が終了の場合、コントローラ60は管理テーブルに保持されている指定部数を印刷したか判断する(ST72)。部数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST61に戻る。これにより、1部印刷が終了するまで、同じ位置に区切りタブが付加されることになり、また、複数部の作成においては、それぞれ異なる位置に異なる文字列を埋め込んだタブが付加されることになる。
【0060】
図31は、グループモードの場合の処理である。印刷処理が開始されると、コントローラ60はメモリ61に文字列領域を確保し、そこに埋め込むべき文字列を用意する(ST73)。1部目の場合文字列として“1”を設定する。そして文字列を埋め込んだ矩形画像を生成する(ST74)。次いで合成位置を取得し(ST75)、合成位置更新処理を行う(ST76)。ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST77)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST78)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST79)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加え(ST80)、さらに前述した区切りタブ付加処理(ST81)を行い、画像の合成を行う。こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST82)。ここで、1ページの印刷が終了すると、コントローラ60は管理テーブル保持されている指定部数枚を印刷したか判断する(ST83)。部数枚に達してなければST82に戻る。指定部数枚を印刷した場合は、コントローラ60は次に最終ページに達したか判断する(ST84)。最終ページでなければST73に戻る。これにより、区切りタブ位置は、ページ毎に異なるようになり、また、埋め込まれる文字列もページ毎に異なることになる。
【0061】
尚、日付の埋め込みの場合は、ソートモードのとき図32に示す処理となり、グループモードのときは図33に示す処理となる。
図32の処理ではコントローラ60はST61においてカレンダー機能95から現在の日付を取得し、それを文字列として以下、図30と同様の処理を行う。ただし、図30においてST72でNOが選択された場合、ST61に戻るが、ここではST63に戻る処理となる。これにより日付は変更されることなく、タブ付加位置のみ変更されることになる。
【0062】
図33の処理ではコントローラ60はST61においてカレンダー機能95から現在の日付を取得し、それを文字列として以下、図31と同様の処理を行う。ただし、図31においてST84でNOが選択された場合、ST73に戻るが、ここではST75に戻る処理となる。これにより日付は変更されることなく、タブ付加位置のみ変更されることになる。
【0063】
次にFAX印刷の場合について述べる。ユーザはあらかじめ図28に示すFAXでの設定画面において、区切りタブ付加設定行91の日付ボタン101を選択することで日付埋め込みの区切りタブ付加を設定できる。日付埋め込みの区切りタブ付加を指定すると、すべてのFAX印刷において日付埋め込みの区切りタブ付加処理が行われる。日付埋め込みの場合でも、通常の区切りタブ付加処理と同様にFAX受信した画像データのデータ蓄積用メモリ67へ格納を行う。そして、コントローラ60は印刷処理を開始するが、この印刷処理は図32に示したコピー処理での印刷処理と同じ処理を行う。図32の印刷処理を行うことで、FAXデータの印刷においても日付埋め込みの区切りタブ付加ができる。
【0064】
プリンタ印刷の場合、印刷データを送るコンピュータで図29に示すプリンタ設定画面によって、ユーザは埋め込む文字列の種類を指定できる。この設定はコンピュータからデジタル複写機に送られる印刷データのヘッダー領域に従来の印刷設定に加えて格納される。図29の画面でユーザが文字列欄105に文字列を指定した場合はその文字列もヘッダー領域に格納される。通常の区切りタブ付加処理のときと同様にデータ蓄積用メモリ67に画像データをすべて格納するまでが行われ、そしてコントローラ60は印刷処理を開始する。ユーザが区切りタブに埋め込む文字列を指定した場合は、管理テーブルにその文字列も印刷設定の一部として保持される。この印刷処理はコピー処理での印刷処理と同じ処理であり、管理テーブルに保持されている印刷設定に従い、部数またはページ番号の埋め込みが設定されている場合でソートモードであれば図30の処理を行い、グループモードであれば図31の処理を行う。日付の埋め込みの場合でソートモードであれば図32の処理となり、グループモードであれば図33の処理を行う。
【0065】
このように、図30、図31、図32、図33に示す印刷処理を行うことによって、区切りタブ内部に文字列を埋め込む処理を行うことができる。
さらに本発明では、デジタル複写機が図示しない両面装置を装備している場合は、画像データを印刷する面の裏に矩形画像を合成する方法を提案する。ただし印刷の設定において両面印刷が指定されている場合は裏面の画像データに区切りタブを合成する。これを実現するため、コピー、FAX、プリンタの設定画面は図34、図35、図36に示すアイコンまたはボタンを追加する。
【0066】
図34はコピー時の設定画面であり、図27の設定画面を拡張したものである。106は部数/ページ埋め込みの区切りタブを裏面に付加する設定アイコンであり、107は日付埋め込み区切りタブを裏面に付加する設定アイコンであり、108は文字の埋め込みがない区切りタブを裏面に付加する設定アイコンである。
【0067】
図35はFAXの設定画面であり、図28に示す画面の区切りタブ設定行91にさらに表面ボタン109と裏面ボタン110が追加されており、どちらかのボタンが選択できる。ユーザが裏面ボタン110を選択した場合は画像データが印刷された面の裏側に区切りタブが印刷される。表面ボタン109の場合は通常通り表側に区切りタブが印刷される。
【0068】
図36はプリンタ印刷の場合の設定画面であり、図29に示す画面にさらに裏面付加チェックボックス111が追加されている。111のチェックボックスを設定すると区切りタブは裏面に印刷される。
【0069】
図37に裏面に区切りタブを印刷するときのフローチャート図を示す。印刷処理を開始すると、前述した矩形画像生成処理(ST90)を行い、次いで合成位置を取得し(ST91)、合成位置更新処理を行う(ST92)。ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST93)。次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST94)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決定し(ST95)、管理テーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対して画像処理を加え(ST96)、印刷部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST97)。ここで、図示しない両面装置によって印刷された用紙を反転させる(ST98)。そして、両面印刷の設定がなされているかを判断し(ST99)、両面印刷の設定がなされている場合は、次に印刷する画像データをページメモリ65より取り出し(ST101)、所定の画像処理を行って(ST102)、さらに前述した区切りタブ付加処理(ST103)を行い、画像の合成を行う。こうして得られた画像データを印刷する(ST104)。ここで、1枚目/1ページ目の印刷が終了するとコントローラ60は最終ページ/最終枚数まで印刷したかを判断し(ST105)、ページ終了/枚数終了でなければST93に戻る。最終ページまで印刷が終了の場合、コントローラ60は管理テーブルに保持されている指定部数/指定ページ数を印刷したか判断する(ST106)。部数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST91に戻る。ST99において両面印刷が設定されていないときは管理テーブルから用紙サイズを得てそのサイズの白紙画像をページメモリ65上に用意する(ST100)。その後ST104より前述した処理を行う。
【0070】
【発明の効果】
以上、詳述したようにこの発明の実施の形態によれば、区切りタブの印刷場所を1巡した後、少しずらすことによって、先の印刷で先頭位置に区切りタブが印刷された用紙が排紙トレイに残っていると、前の印刷物と新しく印刷されたものとので区切りタブの位置が一致し、区別がつかなくなるという不具合を回避することができる。また、区切りタブ内に文字を埋め込むことによって様々な情報を付加することができる。更に、埋め込む文字列の長さによって区切りタブの長さを変化させる方法を提案した。また、両面印刷装置を持つ場合、本来不要である区切りタブを裏面に付加するシステムを提案した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置に係るデジタル複写機の断面図。
【図2】この発明のデジタル複写機の上面図。
【図3】コントロールパネルの構成を示す図。
【図4】デジタル複写機の構成図。
【図5】デジタル複写機によるコピー処理の流れを示したフローチャート図。
【図6】原稿読み込み処理の流れを示したフローチャート図。
【図7】ソートモードでの印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図8】グループモードでの印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図9】FAX受信印刷の処理の流れを示したフローチャート図。
【図10】プリンタ印刷の処理の流れを示したフローチャート図。
【図11】合成画像生成を示した模式図。
【図12】画像データの原点位置を示した図。
【図13】画像データの原点決定方法を示した図。
【図14】座標変換テーブルを示した図。
【図15】合成位置テーブルを示した図。
【図16】区切りタブの付加方法を示した模式図。
【図17】LCD表示例を示した図。
【図18】区切りタブ付加の場合のソートモードでの印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図19】区切りタブ付加の場合のグループモードでの印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図20】FAXの設定画面を示した図。
【図21】プリンタ印刷の設定画面を示した図。
【図22】区切りタブ付加位置を示した図。
【図23】区切りタブ位置をずらす場合の合成位置テーブルを示した図。
【図24】区切りタブ位置をずらす場合の先頭位置対応テーブルを示した図。
【図25】内部文字形成時の矩形画像生成方法を示した模式図。
【図26】文字列埋め込み例を示した図。
【図27】文字列埋め込み設定機能を搭載した複写機のLCD表示例を示した図。
【図28】文字列埋め込み設定機能を搭載したFAXの設定画面を示した図。
【図29】文字列埋め込み設定機能を搭載したプリンタの設定画面を示した図。
【図30】文字列埋め込み設定機能を搭載した複写機のソートモードでの印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図31】文字列埋め込み設定機能を搭載した複写機のグループモードでの印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図32】文字列埋め込み設定機能を搭載したFAX受信印刷の流れを示したフローチャート図。
【図33】文字列埋め込み設定機能を搭載したプリンタ印刷の流れを示したフローチャート図。
【図34】用紙裏面に区切りタブを付加する機能を持つ複写機のLCD表示例。
【図35】用紙裏面に区切りタブを付加する機能を持つFAXの設定画面を示した図。
【図36】用紙裏面に区切りタブを付加する機能を持つプリンタの設定画面を示した図。
【図37】裏面に区切りタブを印刷する時の流れを示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 デジタル複写機
2 自動原稿送り装置
3 スキャナ
4 印刷部
50 コントロールパネル
54 タッチパネル式LCD
60 コントローラ
61 メモリ
62 制御バス
63 圧縮伸長部
64 画像形成部
65 ページメモリ
66 共用メモリ
67 データ蓄積用メモリ
68 座標変換テーブル
69 FAX機能部
70 プリンタ機能部
71 電話回線
72 コンピュータ
73 データ転送部
80 合成画像
82 矩形画像
84 原点
85 座標変換テーブル
86 合成位置テーブル
90 区切りタブ付加アイコン
91 区切りタブ付加の設定行
93 区切りタブ付加設定用チェックボックス
95 カレンダ機能
97 合成位置テーブル
98 文字なしアイコン
99 日付付加アイコン
100 部数/ページ付加アイコン
101 日付ボタン
105 文字列欄

Claims (5)

  1. 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
    用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、
    この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、
    前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書を複数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書とは異なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、
    この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
    用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、
    この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、
    前記画像形成手段により同一原稿を複数枚連続して画像形成した束を複数部作成する際に、第一の束に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の束とは異なる第二の束に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、
    この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一の束に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 用紙を反転させる反転手段を持ち、前記識別情報を用紙を反転させた後に付すことを特徴とする請求項1及び2記載の画像形成装置。
  4. 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
    用紙のサイズを検知する検知手段と、
    この検知手段によって検知された用紙のサイズをもとに、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、
    この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、
    前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書を複数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書とは異なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、
    この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
    用紙のサイズを検知する検知手段と、
    この検知手段によって検知された用紙のサイズをもとに、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、
    この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、
    前記画像形成手段により同一原稿を複数枚連続して画像形成した束を複数部作成する際に、第一の束に対しては前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の束とは異なる第二の束に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、
    前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、
    この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一の束に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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