JP2000022935A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000022935A
JP2000022935A JP10191284A JP19128498A JP2000022935A JP 2000022935 A JP2000022935 A JP 2000022935A JP 10191284 A JP10191284 A JP 10191284A JP 19128498 A JP19128498 A JP 19128498A JP 2000022935 A JP2000022935 A JP 2000022935A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FAX機能やプリンタ機能を有するデジタル
複写機の文書の仕分けのための区切りタブが重なってし
まい、混乱を起こしてしまう。 【解決手段】 区切りタブを用紙一辺への付加が一巡し
た場合、次の区切りタブの付加位置を一巡目とはずら
す。また、区切りタブ内に文字を埋め込むことにより、
混乱した場合の仕分けを容易にする機能を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に区切りタブを用紙上に形成することで区分けを
容易にする画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置であるデジタル複写
機には、FAX機能やプリンタ機能を付加したデジタル
複合機が開発されている。このような、デジタル複合機
においては、通常のコピーに加え、FAX受信印刷や、
プリンタ印刷が可能であるため、これらの印刷物がトレ
イ上に混在して積み重ねられることになる。これらを混
在させることは、後に仕分けをしたりするといった手間
を生じることになり、またこの仕分けが困難になる場合
も多くある。そこで、従来から、これらの複数の文書の
区切りを明確にするため、文書の最初の1ページ目に印
を付ける方法や、文書の区切り毎に白紙の用紙を混入さ
せる方法、区切り毎に左右にずらして積み上げる方法等
がある。特開昭63−202763においては、識別マ
ークを画像形成した複写用紙の一部に区切りタブを付加
する方法を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この区切りタブを付加
する方法において、多くの用紙からなる1文書に同位置
に区切りタブを付加する場合は、有効的であるが、数枚
の用紙からなる文書を多数積み重ねる場合、タブを付加
する位置が重なってしまうこともあり、混同し混乱を起
こしてしまうこともある。また、単純な区切りタブで
は、瞬時にその文書がどういったものであるか、いつ印
刷されたのかといった情報を読み取ることは不可能であ
る。そこで本発明の画像形成装置は、上記の問題を解決
すべく提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、用紙上に画像を形成する画像形成手段と、用紙の一
辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一の領域分
割手段と、この領域に識別情報を付す識別情報形成手段
と、前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書
を複数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一
の領域分割手段により分割された第一の領域に前記識別
情報形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書と
は異なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の
第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制
御手段と、前記第一の領域分割手段により分割された前
記複数の領域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を
前記第一の領域分割手段により分割された複数の領域の
うち最も端部に位置する領域から少しずらした位置より
複数の領域に分割する第二の領域分割手段と、この第二
の分割手段により分割された領域のうち最も端部に近い
領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識別情報を
付す第二の制御手段とから構成されている。
【0005】本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を
形成する画像形成手段と、用紙の一辺を片方の端部から
複数の領域に分割する第一の領域分割手段と、この領域
に識別情報を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手
段により同一原稿を複数枚連続して画像形成した束を複
数部作成する際に、第一の束に対しては前記第一の領域
分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報形
成手段により識別情報を付し、前記第一の束とは異なる
第二の束に対しては前記第一の領域とは別の第二の領域
に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手段と、
前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領
域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の
領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端
部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域
に分割する第二の領域分割手段と、この第二の分割手段
により分割された領域のうち最も端部に近い領域から順
に同一の束に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の
制御手段とから構成されている。
【0006】本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を
形成する画像形成手段と、用紙の一辺を一方の端から複
数の領域に分ける領域分割手段と、この領域に付す識別
情報を作成する識別印形成手段と、この識別情報内に文
字列を組み込む組み込み手段と、この組み込み手段によ
り文字列の組み込まれた識別情報と、前記画像情報を合
成する合成手段とからなり、この合成手段により合成さ
れた前記画像情報を前記画像形成手段により用紙上に形
成することを特徴としている。
【0007】本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を
形成する画像形成手段と、複数の用紙を集合物として認
識する識別情報を形成する識別情報形成手段と、この識
別子に文字列を組み込む組み込み手段と、この組み込み
手段によって組み込まれる文字列が前記識別情報より長
い場合、識別情報をその文字列に合わせて拡大する拡大
手段と、この拡大された識別情報の長さを基に、用紙の
一辺を一方の端から複数の領域に分ける領域分割手段
と、前記識別情報と前記画像情報を合成する合成手段と
からなり、この合成手段により合成された前記画像情報
を前記画像形成手段により用紙上に形成することを特徴
としている。
【0008】本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を
形成する画像形成手段と、用紙のサイズを検知する検知
手段と、この検知手段によって検知された用紙のサイズ
をもとに、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域
に分割する第一の領域分割手段と、この領域に識別情報
を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手段により複
数枚の原稿からなる文書を複数部作成する際に、第一の
文書に対しては前記第一の領域分割手段により分割され
た第一の領域に前記識別情報形成手段により識別情報を
付し、前記第一の文書とは異なる第二の文書に対しては
前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別情報を付
すよう制御する第一の制御手段と、前記第一の領域分割
手段により分割された前記複数の領域が全て使用された
場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手段により
分割された複数の領域のうち最も端部に位置する領域か
ら少しずらした位置より複数の領域に分割する第二の領
域分割手段と、この第二の分割手段により分割された領
域のうち最も端部に近い領域から順に同一文書に対して
は同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段とから構成
されている。
【0009】本発明の画像形成装置は、用紙上に画像を
形成する画像形成手段と、用紙のサイズを検知する検知
手段と、この検知手段によって検知された用紙のサイズ
をもとに、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域
に分割する第一の領域分割手段と、この領域に識別情報
を付す識別情報形成手段と、前記画像形成手段により同
一原稿を複数枚連続して画像形成した束を複数部作成す
る際に、第一の束に対しては前記第一の領域分割手段に
より分割された第一の領域に前記識別情報形成手段によ
り識別情報を付し、前記第一の束とは異なる第二の束に
対しては前記第一の領域とは別の第二の領域に前記識別
情報を付すよう制御する第一の制御手段と、前記第一の
領域分割手段により分割された前記複数の領域が全て使
用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の領域分割手
段により分割された複数の領域のうち最も端部に位置す
る領域から少しずらした位置より複数の領域に分割する
第二の領域分割手段と、この第二の分割手段により分割
された領域のうち最も端部に近い領域から順に同一の束
に対しては同じ位置に識別情報を付す第二の制御手段と
から構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は、この発明に係る画像
形成装置としてのデジタル複写機の全体構成を概略的に
示すものである。このデジタル複写機1は、自動原稿送
り装置2(以下、ADFと言う)、スキャナ3、印刷部
4から構成されている。また、印刷部4の正面右部には
用紙を供給する給紙トレイ18、19があり、また、正
面左部には、排紙トレイ26が設置されている。
【0011】ADF2は、原稿を複数枚載置する原稿載
置台27と、原稿載置台27上の原稿の両端を規制する
ガイド板28と、原稿を原稿載置台27から送り出す給
紙コロ29、原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ30、
分離された原稿を返送する搬送ローラ31、搬送ローラ
31により送り出された原稿を後述するコンタクトガラ
ス32の所定の位置に搬送する搬送ベルト33、読み込
まれた原稿を排紙する際の積載場所である排紙トレイ3
4から構成されている。
【0012】スキャナ3は、原稿を載置するコンタクト
ガラス32、原稿に光を照射する露光ランプ35と、原
稿からの反射光を導くミラー36、37、38と、レン
ズ39、光電変換によって反射光を読み取るCCDセン
サ40からなり、これによって得られたデータをデジタ
ルに変換する(詳細は後述する)。
【0013】印刷部4は、レーザ光源であるレーザダイ
オード及びポリゴンミラー(共に図示しない)を有する
レーザ出力ユニット14と結像レンズ15、16、ミラ
ー17からなる光学ユニットにより、後述する画像形成
部にレーザを照射する仕組みになっている。前記画像形
成部は中心に回転自在に軸支された像担持体としての感
光体ドラム5があり、この感光体ドラム5は、帯電チャ
ージャ6により一様に帯電された後、不要な帯電部分を
イレーザ7により除去し、前述の光学ユニットによりレ
ーザが照射され、静電潜像が形成される。ここで形成さ
れた静電潜像は現像ユニット8によりトナーが付着さ
れ、現像される。この動作とほぼ同時に給紙ユニット1
8若しくは19内の用紙がピックアップコロ20若しく
は21によって印刷部4に送り出され、レジストローラ
22によりレジストされた後、先に現像された感光体上
の像を転写部9で搬送された用紙上に転写される。この
転写部9で像が転写された用紙は剥離チャージャ10及
び剥離爪11により感光体ドラム5より剥離された後、
搬送ベルト23により定着部24に運ばれ、熱定着され
た後、排紙ローラ25により排紙トレイ26に送られ
る。また、感光体ドラム5上で像が用紙に転写された後
は、クリーニングユニット12により感光体ドラム5上
に残ったトナーが回収され、残留電荷を除電チャージャ
13により取り除かれ、次の印刷に移る。
【0014】図2は、本発明のデジタル複写機の上面か
ら見た図である。原稿載置台27より送られた原稿は、
搬送ベルト33よってコンタクトガラス32に送られ
る。この送られた原稿のサイズは、反射型センサを必要
数組み込んだ原稿サイズ検知ユニット42が備え付けら
れている。また、デジタル複写機1の上部手前側には、
コントロールパネル50が取付けられており、ユーザが
各種設定、印刷開始等を指示することができる。
【0015】図3は、コンロールパネルの構成図であ
る。コントロールパネル50は、印刷等の開始を指示す
るコピースタートキー51と、印刷枚数や各種サイズ設
定のための入力をするテンキー52、入力された置数を
表示する表示パネル53、各種情報及びメッセージを表
示し、また、表示されたアイコンやボタンを押すことで
その設定ができるタッチパネル式LCD54を備えてい
る。
【0016】図4はデジタル複写機の内部ブロック構成
を示す。デジタル複写機1には、全体を制御するコント
ローラ60があり、制御バス62を介してスキャナ3、
印刷部4、圧縮伸張部63、画像処理部64と繋がって
おり、これらを制御することができる。スキャナ3は、
読み取った原稿を電子的なデータ(以降画像データと呼
ぶ)に変換し、ページメモリ65に書き込むことができ
る。ページメモリ65は画像データを保持でき、印刷部
4は、ページメモリ65に保持されている画像データを
取り出し紙媒体に印刷することが可能である。
【0017】ページメモリ65上の画像データを加工編
集するための画像処理部64は、コントローラ60と共
有して使用可能な共用メモリ66を持つ。画像処理部6
4は共用メモリ66に置かれた画像データをページメモ
リ65上の画像データに合成する機能を持ち、その際、
回転を施してから合成することも可能である。
【0018】圧縮伸長部63は、複数枚分の画像データ
を保存するためのデータ蓄積用メモリ67、および、ペ
ージメモリ65上の画像データを圧縮してデータ蓄積用
メモリ67に格納する機能と、データ蓄積用メモリ67
に圧縮保存されているデータを元の画像データに伸張し
てページメモリ65上に取り出すことのできる機能とを
持つ。
【0019】また、このコントローラ60には、画像デ
ータの座標系をページメモリ65の座標系に変換する際
に参照する座標変換テーブル68と、ユーザが印刷上の
設定をするコントロールパネル50が繋がっている。ユ
ーザの設定はコントローラ60に送られ、この内容はメ
モリ61保持することができる。
【0020】そしてデジタル複写機1にはオプションと
して、FAX機能部69およびプリンタ機能部70をそ
れぞれ独立に追加することが可能であり、デジタル複写
機1をFAXまたはプリンタとして動作させることも可
能である。FAX機能部69は、電話回線71を介して
受信した画像データを一時的に保持する機能を持ち、ま
た、プリンタ機能部70はコンピュータ72から送られ
てきた画像データを一時的に保持する機能を持つ。FA
X機能部69およびプリンタ機能部70に一時的に保持
された画像データは、データ転送装置73によってデー
タ蓄積用メモリ67に格納することが可能である。な
お、電話回線を通じて送られてくるFAXの画像データ
およびコンピュータから送られてくる画像データは圧縮
されており、圧縮伸張部63はこれらのデータを伸長し
た後、ページメモリ65に置くことが可能である。コン
トローラ60は制御バス62を介してFAX機能部6
9、プリンタ機能部70、データ転送部73も制御する
ことができる。
【0021】このような内部構成を持つデジタル複写機
1を用いることで、印刷すべき画像データはすべてデー
タ蓄積用メモリ67に一旦格納し、必要に応じてページ
メモリ65に取り出して画像合成などの画像処理を行っ
てから印刷することができる。
【0022】尚、データ蓄積用メモリ67への保存は一
連の画像データの集まりを単位として行う。ここでは、
この一連の画像データの集まりを1文書と定義する。複
写の場合はユーザによって原稿の終りが指定されるた
め、読み込み動作を開始してから終了指定されるまでに
取り込んだ枚数の画像データを1文書とする。FAXの
場合は回線が接続されてから切断されるまでに受信した
1枚以上の画像データを1文書とし、プリンタの場合
は、コンピュータ上から送られる際に一連の画像データ
が1文書として関連付けられている。なお、1文書を構
成する画像データはすべて同じ用紙サイズである。
【0023】図5にデジタル複写機によるコピー処理の
流れを示す。図5の左側はユーザの操作であり、右側は
デジタル複写機の動作を示している。デジタル複写機は
当初、待機状態(ST1)であり、ユーザがコピーに必
要な設定をコントロールパネル50を用いて行うと(S
T2)、コントローラ60はコントロールパネル50か
らユーザの設定を取得し、それをメモリ61上に保持す
る(ST3)。次にユーザは原稿をADF2にセット
し、コントロールパネル50上に設けられたスタートボ
タンを押すと(ST4)、コントローラ60は、これか
ら読み込まれる画像データを内部で1文書として管理す
るための管理テーブルをメモリ61上に作成し現在の設
定をそれに登録する(ST5)。管理テーブルには濃度
や倍率、部数などのコピー設定の他、原稿サイズ、原稿
枚数、用紙サイズ、画像データの保存位置を保持するこ
とができる。そしてコントローラ60の指示により、原
稿読み込み処理(ST6)が行われる。ここで、すべて
の原稿の画像データがデータ蓄積用メモリ67に保存さ
れる。全ての原稿が読み込まれると、コントローラ60
は印刷処理(ST7)を開始する。印刷処理では管理テ
ーブルに基づきデータ蓄積用メモリ67から画像データ
を取り出し、指定用紙に印刷する。印刷処理が終了すれ
ばコントローラ60はデジタル複写機を待機状態に戻し
コピー処理を完了する。
【0024】図6に前述した原稿読み取り処理の詳細を
示す。スキャナ3は、原稿を1ページ読み取り、読み取
った画像データをページメモリ65に格納する(ST
8)。ユーザが原稿サイズを指定しなかった場合、最初
原稿サイズは不明であるが、スキャナ3は原稿サイズを
検知する機能を有しているため、この機能を用いて原稿
サイズを自動検知することができる。コントローラ60
は管理テーブルで原稿サイズが未定か調べ(ST9)、
未定である場合は、コントローラ60はスキャナ3から
得られた原稿サイズを管理テーブルに保存する(ST1
0)。次にコントローラ60は圧縮伸張部63に指示を
送り、圧縮伸張部63はページメモリ65上の画像デー
タをデータ蓄積用メモリ67に保存する(ST11)。
この時コントローラ60は画像データの保存位置を管理
テーブルに格納する。画像データ1枚分の保存が終了す
ると、コントローラ60は原稿が終わりに達したかどう
かを調べる(ST12)。ユーザが原稿を1枚ずつ入力
する場合は、コントロールパネル50に原稿の終了か否
かを問い合わせる表示を行い、ユーザの入力にしたがっ
て処理を続ける。ADF2を用いる場合は、原稿が給紙
トレイ上に有るかを調べて終了を判断する。この場合、
スキャナ3がコントローラ60に原稿の終了を伝える。
次の原稿が存在する場合はST8に戻る。原稿の読み込
みがすべて終了すれば、コントローラ60は原稿読み取
り処理を終了する。
【0025】図7、図8に前述した印刷処理の詳細を示
す。図7はソートモードの場合であり、図8はグループ
モードの場合である。ソートモードとは、複数枚の原稿
を複数部コピーする場合、1ページから最終ページまで
を順に印刷することを指定部数繰り返すことであり、グ
ループモードとは、複数枚の原稿を複数部コピーする場
合に1ページ毎に指定部数のコピーを作成することであ
る。
【0026】ソートモードの場合、コントローラ60が
管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧縮
伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出し
を指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データを
データ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り出
す(ST13)。次にコントローラ60は管理テーブル
において、用紙サイズが未定であるか調べ(ST1
4)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持さ
れている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ6
0が用紙サイズを自動的に決定し(ST15)、管理テ
ーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理
テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用
紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモ
リ65上の画像データに対して画像処理を加える(ST
16)。こうして得られた画像データを印刷部4はコン
トローラ60の指示に従い印刷する(ST17)。ここ
で、1枚目の印刷が終了するとコントローラ60は最終
ページまで印刷したかを判断し(ST18)、ページ終
了でなければST13に戻る。最終ページまで印刷が終
了の場合、コントローラ60は管理テーブルに保持され
ている指定部数を印刷したか判断する(ST19)。部
数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST
13に戻る。
【0027】グループモードの場合、コントローラ60
が管理テーブルに保持されている画像データの位置を圧
縮伸張部63に指定し、1ページ目の画像データの取出
しを指示する。圧縮伸張部63は指定された画像データ
をデータ蓄積用メモリ67からページメモリ65に取り
出す(ST20)。次にコントローラ60は管理テーブ
ルにおいて、用紙サイズが未定であるか調べ(ST2
1)、用紙サイズが未定の場合、管理テーブルに保持さ
れている原稿サイズとコピー設定とからコントローラ6
0が用紙サイズを自動的に決定し(ST22)、管理テ
ーブルに格納される。そしてコントローラ60は、管理
テーブルに保持されているコピー設定や原稿サイズ、用
紙サイズに応じて画像処理部64に指示し、ページメモ
リ65上の画像データに対して画像処理を加える(ST
23)。こうして得られた画像データを印刷部4はコン
トローラ60の指示に従い印刷する(ST24)。1ペ
ージの印刷が終了すると、コントローラ60は管理テー
ブル保持されている指定部数枚を印刷したか判断する
(ST25)。部数枚に達してなければST24に戻
る。指定部数枚を印刷した場合は、コントローラ60は
次に最終ページに達したか判断する(ST26)。最終
ページでなければST20に戻り、最終ページまで印刷
すれば印刷処理を終了する。以上のようにして、デジタ
ル複写機はコピー作業を行うことができる。
【0028】次にFAX受信印刷の処理を説明する。図
9はFAX受信印刷の処理の流れである。FAX受信印
刷にあたり、ユーザはあらかじめコントロールパネル5
0を介してFAXデータの印刷に対する設定を行うこと
ができる。この設定はコントローラ60によりメモリ6
1に保持される。まず、待機状態(ST27)にあるデ
ジタル複写機1が、FAX機能部69が電話に自動応答
するかユーザの指示によりFAX機能部69はFAX受
信を開始する(ST28)。FAX機能部69はメモリ
を内蔵しており、1度の通信で受信した画像データをす
べて内蔵のメモリに保存できる。FAX受信を完了する
と、コントローラ60に受信終了を伝える。このとき、
受信した画像データの用紙サイズ、枚数もコントローラ
60に伝える。コントローラ60は管理テーブルをメモ
リ61に作成し、FAX印刷設定およびFAX機能部6
9から得られた画像データの用紙サイズ、枚数を保存す
る。次にコントローラ60はデータ転送部73を制御
し、FAX機能部69の内蔵メモリからFAXデータを
取り出し、データ蓄積用メモリ67に格納する(ST3
0)。このときコントローラ60は、画像データの保存
先を管理テーブルに登録する。そして、データ蓄積用メ
モリ67に画像データがすべて格納されると、コントロ
ーラ60は印刷処理ST31を開始する。この印刷処理
は図7に示したものである。但し、FAX印刷において
は、ソートモードでの印刷処理であり、部数1の印刷に
相当する処理となる。このようにして印刷処理を終了す
ると、コントローラ60はデジタル複写機を再び待機状
態(ST27)に戻す。
【0029】次に、プリンタ印刷の処理を説明する。図
7はプリンタ印刷処理の流れである。待機状態(ST3
2)にあるデジタル複写機1は、コンピュータ72から
印刷データが送られると、プリンタ機能部70がデータ
受信を開始し、まず、印刷データのヘッダ部分を受信す
る(ST33)。印刷データのヘッダー部分には、印刷
に関する設定が格納されており、プリンタ機能部70は
これをコントローラ60に伝える。コントローラ60
は、管理テーブルをメモリ61に作成し(ST34)、
印刷設定や画像データの用紙サイズ、枚数を格納する。
そしてコントローラ60は、プリンタ機能部70を制御
し、画像データの受信を行う。プリンタ機能部70はメ
モリをある程度内蔵しており、画像データの一部を一旦
格納する(ST35)。コントローラ60はデータ転送
部73を制御し、プリンタ機能部70の内蔵メモリから
画像データの一部を順次取り出しデータ蓄積用メモリ6
7に格納していく(ST36)。このときコントローラ
60は画像データの保存先を管理テーブルに登録する。
コントローラ60は、データの終了に達したかを調べ
(ST37)、終了でない場合はST35に戻る。デー
タ蓄積用メモリ67に画像データがすべて格納される
と、コントローラ60は印刷処理(ST38)を開始す
る。この印刷処理は図7若しくは図8に示したものであ
る。ST38が終了すると、コントローラ60はデジタ
ル複写機1を再び待機状態(ST32)に戻す。
【0030】以上のように、デジタル複写機1ではこの
ようにしてFAX受信印刷およびプリンタ印刷も行うこ
とができる。本発明ではこのようなデジタル複写機に、
図11に示すような合成画像80を生成する手段を付加
し、1文書の単位でそのすべてのページにこの画像合成
を行う手段を付加するものである。画像合成はページメ
モリ65上の画像データ81の右縁に黒い矩形画像82
を付加するものであり、83に示すように矩形画像を付
加する位置は任意とすることが可能である。また、デジ
タル複写機でページ付加や画像合成等の画像編集を行う
場合は、先に従来の画像処理を行い、処理がなされた後
の画像データに対し矩形画像82を合成する。このよう
な合成画像の印刷されたものがデジタル複写機1の排紙
トレイ26上に蓄積されると、排紙トレイ26上の用紙
は矩形画像の位置により1文書単位での区別がつくよう
になる。以降ではこの黒い矩形画像82の合成処理を区
切りタブ付加処理と呼ぶ。区切りタブ付加処理は1文書
単位で行うことができ、コピー作業時およびプリンタ印
刷時はその文書に対し区切りタブ付加を行うか否かをユ
ーザが指定することができる。FAXの印刷において
は、区切りタブ付加を行う設定を行った場合、すべての
FAXデータの印刷において自動的に付加される。な
お、ソートモードでは1ページから最終ページまで印刷
された1部を1文書とし、グループモードでは各ページ
毎の集まりを1文書とする。
【0031】ここで、定義付けを行う。画像データの座
標系は図12に示すように右上84を原点とし、縦方向
をX座標(下への増加を正とする)、横方向をY座標
(左への増加を正とする)とする。Y方向がスキャナ3
の主走査方向であり、X方向がスキャナ3の副走査方向
を示している。画像データ81が印刷されデジタル複写
機1の排紙トレイ26に排出された場合、用紙はデジタ
ル複写機1の前面から見て倒立したものとなる。したが
って、排出後の用紙では手前側の左隅が座標系の原点8
4である。
【0032】ページメモリ65上の画像データの方向は
画像データの読み込まれ方によりその方向が決定される
ため、排出される用紙の座標系とは必ずしも一致しな
い。このため、画像データの座標系での位置をページメ
モリ65上に対応させるには座標変換が必要となる。そ
こでページメモリ65に対し画像データの原点が対応す
る位置を図13に示すようにあらかじめ定義する。この
原点位置は、入力された画像データの種類と用紙サイ
ズ、排出方向とから決定される。
【0033】モードAは縦の画像データを縦方向に印刷
する場合であり、モードBは横の画像データを横方向に
印刷する場合である。モードCは縦の画像データを横方
向に印刷する場合であり、モードDは横の画像データを
縦方向に印刷する場合である。それぞれのモードにおい
て左下の図が、画像データをスキャナ3で読み込んだ場
合を示し、右下の図が、FAXまたはプリンタからのデ
ータ転送を示している。84はそれぞれの原点を示して
おり、この関係を示したものが図14に示した座標変換
テーブル85である。
【0034】コントローラ60は、この座標変換テーブ
ルを参照して座標変換を行い、画像データの座標系で示
される位置をページメモリでの位置に変換することがで
きる。
【0035】また、図15に示した合成位置テーブル8
6はデジタル複写機の起動時にコントローラ60により
作成されるものである。コントローラ60はデジタル複
写機の起動時に、この合成位置テーブル86を作成しメ
モリ61に保持している。このテーブルは用紙サイズ毎
に矩形画像87を付加する基準位置を保持することがで
き、テーブル作成時にはあらかじめ決められた初期値が
先頭位置として用紙毎に設定される。用紙サイズは用紙
が縦方向か横方向かによっても区別される。
【0036】図16に区切りタブの付加方法の模式図を
示す。ページメモリ65には、あらかじめデータ蓄積用
メモリ67から圧縮伸張部63によって取り出される
か、またはそのような画像データに対して画像処理が施
された画像データ80が置かれているものとする。
【0037】まず、矩形画像生成処理は、コントローラ
60が共用メモリ66上に共用メモリ66の画像原点8
8から、あらかじめ定義されている縦寸法aと横寸法b
で、黒色に対応する値を用いて矩形画像87を作成する
ものである。
【0038】次に合成位置取得処理を説明する。コント
ローラ60が矩形画像87を合成すべき基準位置を、ペ
ージメモリ65上の画像データのサイズに従い、メモリ
61上にあらかじめ作成されている合成位置テーブル8
6から取得する。そして、作業種類と用紙サイズ、排出
方向とから座標変換テーブルを参照して画像データの原
点位置を求め、それに基づき座標変換を行いページメモ
リ上の合成位置89を算出する。また、コントローラ6
0は画像変換テーブルに基づき、矩形画像の合成におい
て回転が必要であればその角度を求める。次に合成位置
更新処理では、コントローラ60が基準位置のY座標の
値に横寸法bを加算し、その値で合成位置テーブル86
の値を更新する。このとき計算されたY座標の値が対応
する用紙の縦寸法よりも大きい場合は初期値を格納す
る。このような処理により、次にコントローラ60が合
成位置テーブル86から画像合成の基準位置を得た場
合、先に合成された位置とは異なる位置を得ることがで
きる。次に、区切りタブ付加処理では、コントローラ6
0は画像処理部64に画像合成を指示する。その際、矩
形画像87の縦寸法aと横寸法bおよび合成位置取得処
理で計算した矩形画像87を付加する合成位置、回転角
度を情報として付加する。画像処理部64は共用メモリ
66上の矩形画像87に必要に応じて指定角度回転し、
コントローラから与えられた合成位置89に付加する。
このようにして図11に示される合成画像データが得ら
れる。
【0039】以下、コピー作業の場合の区切りタブ付加
理を説明する。本発明のデジタル複写機におけるタッチ
パネル式LCD54上には、図17に示すように日付・
時刻付加やページ付加といった従来の画像合成を設定す
るアイコン類に加えて、区切りタブ付加アイコンが追加
されている。この画面でユーザが区切りタブ付加アイコ
ン90を押すことにより区切りタブ付加を設定できる。
図5において、区切りタブ付加90がユーザによって押
されると、コントローラ60により区切りタブ付加も含
めたコピー設定が保持され(ST3)、印刷処理におい
て作成される管理テーブルのコピー設定にこの設定が反
映される(ST5)。ここで、原稿読み込み処理(ST
6)が終了すると、印刷処理(ST7)が始まる。この
区切りタブ付加が設定された印刷処理においては、図1
8にソートモードにおける印刷処理を、図19において
はグループモードにおける印刷処理を説明する。
【0040】図18はソートモードでコピーを行う際に
区切りタブ付加処理を行うときの流れを示したものであ
り、図7の処理を拡張したものである。尚、ソートモー
ドでは区切りタブ位置は、1部毎に移動する。
【0041】印刷処理を開始すると、、前述した矩形画
像生成処理(ST39)を行い、次いで合成位置を取得
し(ST40)、合成位置更新処理を行う(ST4
1)。ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持
されている画像データの位置を圧縮伸張部63に指定
し、1ページ目の画像データの取出しを指示する。圧縮
伸張部63は指定された画像データをデータ蓄積用メモ
リ67からページメモリ65に取り出す(ST42)。
次にコントローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サ
イズが未定であるか調べ(ST43)、用紙サイズが未
定の場合、管理テーブルに保持されている原稿サイズと
コピー設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動
的に決定し(ST44)、管理テーブルに格納される。
そしてコントローラ60は、管理テーブルに保持されて
いるコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像
処理部64に指示し、ページメモリ65上の画像データ
に対して画像処理を加え(ST45)、さらに前述した
区切りタブ付加処理(ST46)を行い、画像の合成を
行う。こうして得られた画像データを印刷部4はコント
ローラ60の指示に従い印刷する(ST47)。ここ
で、1枚目の印刷が終了するとコントローラ60は最終
ページまで印刷したかを判断し(ST48)、ページ終
了でなければST42に戻る。最終ページまで印刷が終
了の場合、コントローラ60は管理テーブルに保持され
ている指定部数を印刷したか判断する(ST49)。部
数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST
40に戻る。これにより、1部印刷が終了するまで、同
じ位置に区切りタブが付加されることになり、また、複
数部の作成においては、それぞれ異なる位置にタブが付
加されることになる。
【0042】図19はグループモードでコピーを行う際
に区切りタブ付加処理を行うときの流れを示したもので
あり、図8の処理を拡張したものである。なお、グルー
プモードでは区切りタブ位置はページが変わると移動す
る。
【0043】印刷処理を開始すると、前述した矩形画像
生成処理(ST50)を行い、次いで合成位置を取得し
(ST51)、合成位置更新処理を行う(ST52)。
ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されて
いる画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ペ
ージ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部6
3は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67か
らページメモリ65に取り出す(ST53)。次にコン
トローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未
定であるか調べ(ST54)、用紙サイズが未定の場
合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー
設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決
定し(ST55)、管理テーブルに格納される。そして
コントローラ60は、管理テーブルに保持されているコ
ピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部
64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対し
て画像処理を加え(ST56)、さらに前述した区切り
タブ付加処理(ST57)を行い、画像の合成を行う。
こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ
60の指示に従い印刷する(ST58)。1ページの印
刷が終了すると、コントローラ60は管理テーブル保持
されている指定部数枚を印刷したか判断する(ST5
9)。部数枚に達してなければST58に戻る。指定部
数枚を印刷した場合は、コントローラ60は次に最終ペ
ージに達したか判断する(ST60)。最終ページでな
ければST51に戻り、区切りタブの位置を更新する。
これらの動作を最終ページまで印刷すれば印刷処理を終
了する。これにより、区切りタブ位置は、ページ毎に異
なるようになる。以上のようにして、コピー印刷におい
てタブ付加処理を行う。
【0044】次にFAX印刷の場合について述べる。受
信したFAXの画像データに対し区切りタブ付加処理を
行う場合、図9で示すFAX受信印刷処理を以下のよう
に拡張する。ユーザはあらかじめコントロールパネル5
0を介してFAX受信印刷に対する設定を行うことがで
きるが、このとき区切りタブ付加処理を設定しておくこ
とができる。
【0045】図20にFAXでの設定画面を示す。設定
画面はコントロールパネル50のタッチパネル式LCD
に表示される。図20の設定画面では従来の受信印刷設
定画面に対し、新たに区切りタブ付加の設定行91が設
けられている。ユーザは区切りタブ付加行91のONボタ
ン92を押下することで区切りタブ付加処理を設定でき
る。区切りタブ付加が指定されるとすべてのFAX印刷
において区切りタブ付加処理が行われる。また、この設
定はコントローラ60によりメモリ61に保存される。
区切りタブ付加処理が行われる場合でも図9と同様にF
AX受信を行う。始めデジタル複写機は待機状態ST2
7であるが、FAX受信を開始するとST28からST
30までを行い、データ蓄積用メモリ67に受信した画
像データを格納する。そして、コントローラ60は印刷
処理を開始するが、この印刷処理は図18に示したコピ
ー処理での印刷処理と同じ処理を行う。図18の印刷処
理を行うことでFAXデータの印刷においても区切りタ
ブ付加ができる。印刷処理を終了するとコントローラ6
0はデジタル複写機を再び待機状態ST27に戻す。
【0046】プリンタ印刷の場合は図10で示すプリン
タ印刷処理を拡張する。区切りタブ付加を行うため、印
刷データを送るコンピュータ上で動作するプリンタ設定
画面は図21に示すような画面となる。この画面では従
来のプリンタ設定に加えて区切りタブ付加設定用のチェ
ックボックス93が追加されており、ユーザが区切りタ
ブ付加を設定した場合、デジタル複写機に送られる印刷
データのヘッダー領域に従来の印刷設定に加えて区切り
タブ付加の設定が格納される。図10と同様に待機状態
ST32であったデジタル複写機は、プリンタ機能部で
ヘッダー部を受信すると(ST33)、コントローラ6
0は処理(ST34)で管理テーブルを作成するが、こ
の時の印刷設定には区切りタブ付加の有無も格納され
る。次に、処理ST35からST37の処理を行い、デ
ータ蓄積用メモリ67に画像データをすべて格納する。
そしてコントローラ60は印刷処理を開始するが、この
印刷処理はコピー処理での印刷処理と同じ処理を行う。
区切りタブ付加が設定されている場合は、図18に示す
ソートモードまたは図19に示すグループモードで印刷
を行う。これによりプリンタ印刷においても区切りタブ
付加処理を行うことができる。このようにして印刷処理
を終了すると、コントローラ60はデジタル複写機を再
び待機状態ST32に戻す。
【0047】コピー、FAX受信印刷、プリンタ印刷は
ユーザの必要に応じて混在するが、合成位置テーブル8
6は全体で1つのため、どの処理を行っても続く処理で
同サイズ、同方向の用紙を排出した場合、区切りタブ付
加位置は異なることになる。また、合成位置テーブル8
6は用紙サイズ毎に付加する位置を保持しているため、
用紙サイズやその方向毎に区切りタブ位置の自動調整が
行われることになる。
【0048】尚、デジタル複写機がフィニッシャ装置を
持ち、複数の排紙トレイを有する場合は、排紙トレイ毎
に合成位置テーブルを複数用意する。これにより、排紙
トレイ毎に独立して上記区切りタブ位置の自動調整を行
うことが可能となる。
【0049】次に、区切りタブの位置に関する実施例を
説明する。図22は、区切りタブの付加位置を示した図
である。前述したソートモード及びグループモードで印
刷した場合、区切りタブが付加され、各単位毎にその位
置をずらしていく。図に示すようにここでは、区切りタ
ブを1巡目と2巡目、3巡目でそれぞれ開始位置をずら
すことで同じ位置に区切りタブが付加されることを防い
でいる。
【0050】図23にこの発明での合成位置テーブルを
示したものである。この合成位置テーブルは、前述した
基準位置情報に加えて現在何巡目かを保持する領域持
つ。たとえば4つの先頭位置を用意した場合、1から4
の値が保持され、その値によって先頭位置に戻るときに
設定する値を順番に変える。図23の例では、用紙サイ
ズA4の場合は現在3巡目であり、A4Rでは、2巡目
であり、それ以外の用紙では1巡目であることを示して
いる。さらに、図24の先頭位置対応テーブルをデジタ
ル複写機1に用意し、これを読み出すことで、拡張され
た合成位置テーブルに格納すべき先頭位置を変えていく
ことができる。これにより、前述した2巡目以降の区切
りタブ付加位置を1巡目とは異なる位置とすることによ
って可能である。
【0051】本発明ではさらに、矩形画像生成処理を拡
張し、区切りタブ内に文字列を記述する方法を提案す
る。また、合成位置更新処理を拡張し、区切りタブの長
さを文字列の長さにあわせて任意にする方法を提案す
る。
【0052】図25に内部に文字列を持つ矩形画像を生
成する方法の模式図を示す。また、デジタル複写機は文
字の画像イメージを収めたフォントデータ94および日
付を取得するためのカレンダー機能95を装備している
ものとする。ページメモリ65には、あらかじめデータ
蓄積用メモリ67から圧縮伸張部63によって取り出さ
れるか、またはそのような画像データに対して画像処理
が施された画像データ84が置かれているものとする。
【0053】まず矩形画像生成処理では、コントローラ
60はメモリ61に用意された文字列の文字数から、そ
の文字列の横方向に必要なサイズを計算する。そして、
コントローラ60は共用メモリ66上に共用メモリ66
の画像原点88から、あらかじめ定義されている縦寸法
aと上記で計算した横寸法cで、黒色に対応する値を用
いて矩形画像を作成する。さらにコントローラ60は、
文字列の各文字の画像イメージをフォントデータ94か
ら取得し、矩形画像内に白に対応する値で重ね書きし、
内部に文字列を埋め込んだ矩形画像96を作成する。
尚、上記文字列は、カレンダー機能95から取り込まれ
たものであってもよいし、画像情報のヘッダーに組み込
まれた情報であってもよいし、前述以外のユーザによる
任意の設定でも構わない。尚、本発明では、例えば、コ
ピー作業の場合、部数またはページ番号、日付を、FA
Xの場合は日付を、プリンタ印刷の場合は、部数または
ページ番号、日付、任意の文字列等とする。
【0054】次に、合成位置更新処理が行われる。コン
トローラ60は基準位置のY 座標の値に前述した矩形画
像生成処理で得られた横寸法cを加算し、その値で合成
位置テーブル97の値を更新する。このとき計算された
Y 座標の値が対応する用紙の縦寸法よりも大きい場合は
あらかじめ決められた先頭位置を格納する。これによ
り、次にコントローラ60が合成位置テーブル97から
画像合成の基準位置を得た場合、先に合成された位置と
は異なる位置を得ることができる。次に、区切りタブ付
加処理では、コントローラ60は画像処理部64に画像
合成を指示する。その際、矩形画像87の縦寸法aと横
寸法cおよび合成位置取得処理で計算した矩形画像87
を付加する合成位置、回転角度を情報として付加する。
画像処理部64は共用メモリ66上の矩形画像87に必
要に応じて指定角度回転し、コントローラから与えられ
た合成位置89に付加する。このようにして図26に示
すような合成画像データが得られる。この例は、ページ
番号を埋め込んだ例と、日付文字列を埋め込んだ例を示
している。
【0055】これらの文字列の埋め込みを設定するた
め、LCDに表示する設定画面およびコンピュータ上の
設定画面は図27、図28、図29の通りとなる。図2
7はコピーの場合の設定画面であり、図17の画面で区
切りタブ付加アイコン90を押した場合に更に表示され
る画面である。この画面には部数/ページ付加アイコン
100、日付付加アイコン99、文字なしアイコン98
があり、ユーザが部数/ページ付加アイコン100を選
択した場合は、ソートモードでのコピーの場合は部数
が、グループモードでのコピーの場合はページ数が区切
りタブに埋め込まる。日付付加アイコン99を選択した
場合は、コピー作業を行った日の日付が埋め込まれる。
文字なしアイコン98を選択した場合は文字列の埋め込
みは行われない。
【0056】図28はFAXの場合の設定であり、図2
0に示す画面の区切りタブ設定行91にさらに日付ボタ
ン101が追加されている。ユーザが日付ボタン101
を押した場合、FAX印刷が行われた日の日付が埋め込
まれる。なお、ONボタン92を押した場合は文字を埋め
込まない区切りタブ付加となる。
【0057】図29はプリンタ印刷の場合の設定であ
り、図21に示す画面にさらに日付、部数、文字列のど
れかを選択できるラジオボタン102、103、104
が追加されており、文字列を選択した場合、文字列欄1
05に文字列を書き込むことができる。日付を選択した
場合は印刷が行われた日の日付が埋め込まれ、部数/ペ
ージを選択した場合はソートモードでのコピーの場合は
部数が、グループモードでのコピーの場合はページ数が
区切りタブに埋め込まれる。文字列を選択した場合、ユ
ーザが文字列欄105に指定した文字列が区切りタブに
埋め込まれる。
【0058】以下、コピー動作の場合の印刷処理を説明
する。基本的な処理の流れは図5の通りである。図5の
処理ST2においてユーザは図17の画面で区切りタブ
付加を設定するが、この時、図27の画面が表示され、
ここでアイコン98、99、100を選択することによ
り、部数またはページ番号の埋め込みか日付の埋め込み
か文字なしを選択することができる。ユーザが設定を行
うと処理ST3ではコントローラにより設定が保存さ
れ、処理ST5において作成される管理テーブルのコピ
ー設定に反映される。そして、ST6の原稿読み込み処
理が終了すると印刷処理が始まるが、この時の処理は図
30、図31、図32、図33のどれかとなる。部数ま
たはページ番号の埋め込みが設定されている場合、ソー
トモードであれば図30の処理となり、グループモード
であれば図31の通りとなる。日付の埋め込みの場合は
ソートモードであれば図32の処理となり、グループモ
ードであれば図33の通りとなる。
【0059】図30は、ソートモードの場合の処理であ
る。印刷処理が開始されると、コントローラ60はメモ
リ61に文字列領域を確保し、そこに埋め込むべき文字
列を用意する(ST61)。1部目の場合文字列として
“1”を設定する。そして文字列を埋め込んだ矩形画像
を生成する(ST62)。次いで合成位置を取得した後
(ST63)、合成位置更新処理を行う(ST64)。
ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されて
いる画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ペ
ージ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部6
3は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67か
らページメモリ65に取り出す(ST65)。次にコン
トローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未
定であるか調べ(ST66)、用紙サイズが未定の場
合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー
設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決
定し(ST67)、管理テーブルに格納される。そして
コントローラ60は、管理テーブルに保持されているコ
ピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部
64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対し
て画像処理を加え(ST68)、さらに前述した区切り
タブ付加処理(ST69)を行い、画像の合成を行う。
こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ
60の指示に従い印刷する(ST70)。ここで、1枚
目の印刷が終了するとコントローラ60は最終ページま
で印刷したかを判断し(ST71)、ページ終了でなけ
ればST65に戻る。最終ページまで印刷が終了の場
合、コントローラ60は管理テーブルに保持されている
指定部数を印刷したか判断する(ST72)。部数終了
の場合は印刷処理を完了し、そうでなければST61に
戻る。これにより、1部印刷が終了するまで、同じ位置
に区切りタブが付加されることになり、また、複数部の
作成においては、それぞれ異なる位置に異なる文字列を
埋め込んだタブが付加されることになる。
【0060】図31は、グループモードの場合の処理で
ある。印刷処理が開始されると、コントローラ60はメ
モリ61に文字列領域を確保し、そこに埋め込むべき文
字列を用意する(ST73)。1部目の場合文字列とし
て“1”を設定する。そして文字列を埋め込んだ矩形画
像を生成する(ST74)。次いで合成位置を取得し
(ST75)、合成位置更新処理を行う(ST76)。
ここで、コントローラ60が管理テーブルに保持されて
いる画像データの位置を圧縮伸張部63に指定し、1ペ
ージ目の画像データの取出しを指示する。圧縮伸張部6
3は指定された画像データをデータ蓄積用メモリ67か
らページメモリ65に取り出す(ST77)。次にコン
トローラ60は管理テーブルにおいて、用紙サイズが未
定であるか調べ(ST78)、用紙サイズが未定の場
合、管理テーブルに保持されている原稿サイズとコピー
設定とからコントローラ60が用紙サイズを自動的に決
定し(ST79)、管理テーブルに格納される。そして
コントローラ60は、管理テーブルに保持されているコ
ピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに応じて画像処理部
64に指示し、ページメモリ65上の画像データに対し
て画像処理を加え(ST80)、さらに前述した区切り
タブ付加処理(ST81)を行い、画像の合成を行う。
こうして得られた画像データを印刷部4はコントローラ
60の指示に従い印刷する(ST82)。ここで、1ペ
ージの印刷が終了すると、コントローラ60は管理テー
ブル保持されている指定部数枚を印刷したか判断する
(ST83)。部数枚に達してなければST82に戻
る。指定部数枚を印刷した場合は、コントローラ60は
次に最終ページに達したか判断する(ST84)。最終
ページでなければST73に戻る。これにより、区切り
タブ位置は、ページ毎に異なるようになり、また、埋め
込まれる文字列もページ毎に異なることになる。
【0061】尚、日付の埋め込みの場合は、ソートモー
ドのとき図32に示す処理となり、グループモードのと
きは図33に示す処理となる。図32の処理ではコント
ローラ60はST61においてカレンダー機能95から
現在の日付を取得し、それを文字列として以下、図30
と同様の処理を行う。ただし、図30においてST72
でNOが選択された場合、ST61に戻るが、ここでは
ST63に戻る処理となる。これにより日付は変更され
ることなく、タブ付加位置のみ変更されることになる。
【0062】図33の処理ではコントローラ60はST
61においてカレンダー機能95から現在の日付を取得
し、それを文字列として以下、図31と同様の処理を行
う。ただし、図31においてST84でNOが選択され
た場合、ST73に戻るが、ここではST75に戻る処
理となる。これにより日付は変更されることなく、タブ
付加位置のみ変更されることになる。
【0063】次にFAX印刷の場合について述べる。ユ
ーザはあらかじめ図28に示すFAXでの設定画面にお
いて、区切りタブ付加設定行91の日付ボタン101を
選択することで日付埋め込みの区切りタブ付加を設定で
きる。日付埋め込みの区切りタブ付加を指定すると、す
べてのFAX印刷において日付埋め込みの区切りタブ付
加処理が行われる。日付埋め込みの場合でも、通常の区
切りタブ付加処理と同様にFAX受信した画像データの
データ蓄積用メモリ67へ格納を行う。そして、コント
ローラ60は印刷処理を開始するが、この印刷処理は図
32に示したコピー処理での印刷処理と同じ処理を行
う。図32の印刷処理を行うことで、FAXデータの印
刷においても日付埋め込みの区切りタブ付加ができる。
【0064】プリンタ印刷の場合、印刷データを送るコ
ンピュータで図29に示すプリンタ設定画面によって、
ユーザは埋め込む文字列の種類を指定できる。この設定
はコンピュータからデジタル複写機に送られる印刷デー
タのヘッダー領域に従来の印刷設定に加えて格納され
る。図29の画面でユーザが文字列欄105に文字列を
指定した場合はその文字列もヘッダー領域に格納され
る。通常の区切りタブ付加処理のときと同様にデータ蓄
積用メモリ67に画像データをすべて格納するまでが行
われ、そしてコントローラ60は印刷処理を開始する。
ユーザが区切りタブに埋め込む文字列を指定した場合
は、管理テーブルにその文字列も印刷設定の一部として
保持される。この印刷処理はコピー処理での印刷処理と
同じ処理であり、管理テーブルに保持されている印刷設
定に従い、部数またはページ番号の埋め込みが設定され
ている場合でソートモードであれば図30の処理を行
い、グループモードであれば図31の処理を行う。日付
の埋め込みの場合でソートモードであれば図32の処理
となり、グループモードであれば図33の処理を行う。
【0065】このように、図30、図31、図32、図
33に示す印刷処理を行うことによって、区切りタブ内
部に文字列を埋め込む処理を行うことができる。さらに
本発明では、デジタル複写機が図示しない両面装置を装
備している場合は、画像データを印刷する面の裏に矩形
画像を合成する方法を提案する。ただし印刷の設定にお
いて両面印刷が指定されている場合は裏面の画像データ
に区切りタブを合成する。これを実現するため、コピ
ー、FAX、プリンタの設定画面は図34、図35、図
36に示すアイコンまたはボタンを追加する。
【0066】図34はコピー時の設定画面であり、図2
7の設定画面を拡張したものである。106は部数/ペ
ージ埋め込みの区切りタブを裏面に付加する設定アイコ
ンであり、107は日付埋め込み区切りタブを裏面に付
加する設定アイコンであり、108は文字の埋め込みが
ない区切りタブを裏面に付加する設定アイコンである。
【0067】図35はFAXの設定画面であり、図28
に示す画面の区切りタブ設定行91にさらに表面ボタン
109と裏面ボタン110が追加されており、どちらか
のボタンが選択できる。ユーザが裏面ボタン110を選
択した場合は画像データが印刷された面の裏側に区切り
タブが印刷される。表面ボタン109の場合は通常通り
表側に区切りタブが印刷される。
【0068】図36はプリンタ印刷の場合の設定画面で
あり、図29に示す画面にさらに裏面付加チェックボッ
クス111が追加されている。111のチェックボック
スを設定すると区切りタブは裏面に印刷される。
【0069】図37に裏面に区切りタブを印刷するとき
のフローチャート図を示す。印刷処理を開始すると、前
述した矩形画像生成処理(ST90)を行い、次いで合
成位置を取得し(ST91)、合成位置更新処理を行う
(ST92)。ここで、コントローラ60が管理テーブ
ルに保持されている画像データの位置を圧縮伸張部63
に指定し、1ページ目の画像データの取出しを指示す
る。圧縮伸張部63は指定された画像データをデータ蓄
積用メモリ67からページメモリ65に取り出す(ST
93)。次にコントローラ60は管理テーブルにおい
て、用紙サイズが未定であるか調べ(ST94)、用紙
サイズが未定の場合、管理テーブルに保持されている原
稿サイズとコピー設定とからコントローラ60が用紙サ
イズを自動的に決定し(ST95)、管理テーブルに格
納される。そしてコントローラ60は、管理テーブルに
保持されているコピー設定や原稿サイズ、用紙サイズに
応じて画像処理部64に指示し、ページメモリ65上の
画像データに対して画像処理を加え(ST96)、印刷
部4はコントローラ60の指示に従い印刷する(ST9
7)。ここで、図示しない両面装置によって印刷された
用紙を反転させる(ST98)。そして、両面印刷の設
定がなされているかを判断し(ST99)、両面印刷の
設定がなされている場合は、次に印刷する画像データを
ページメモリ65より取り出し(ST101)、所定の
画像処理を行って(ST102)、さらに前述した区切
りタブ付加処理(ST103)を行い、画像の合成を行
う。こうして得られた画像データを印刷する(ST10
4)。ここで、1枚目/1ページ目の印刷が終了すると
コントローラ60は最終ページ/最終枚数まで印刷した
かを判断し(ST105)、ページ終了/枚数終了でな
ければST93に戻る。最終ページまで印刷が終了の場
合、コントローラ60は管理テーブルに保持されている
指定部数/指定ページ数を印刷したか判断する(ST1
06)。部数終了の場合は印刷処理を完了し、そうでな
ければST91に戻る。ST99において両面印刷が設
定されていないときは管理テーブルから用紙サイズを得
てそのサイズの白紙画像をページメモリ65上に用意す
る(ST100)。その後ST104より前述した処理
を行う。
【0070】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明の実施の
形態によれば、区切りタブの印刷場所を1巡した後、少
しずらすことによって、先の印刷で先頭位置に区切りタ
ブが印刷された用紙が排紙トレイに残っていると、前の
印刷物と新しく印刷されたものとので区切りタブの位置
が一致し、区別がつかなくなるという不具合を回避する
ことができる。また、区切りタブ内に文字を埋め込むこ
とによって様々な情報を付加することができる。更に、
埋め込む文字列の長さによって区切りタブの長さを変化
させる方法を提案した。また、両面印刷装置を持つ場
合、本来不要である区切りタブを裏面に付加するシステ
ムを提案した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置に係るデジタル複写機の
断面図。
【図2】この発明のデジタル複写機の上面図。
【図3】コントロールパネルの構成を示す図。
【図4】デジタル複写機の構成図。
【図5】デジタル複写機によるコピー処理の流れを示し
たフローチャート図。
【図6】原稿読み込み処理の流れを示したフローチャー
ト図。
【図7】ソートモードでの印刷処理の流れを示したフロ
ーチャート図。
【図8】グループモードでの印刷処理の流れを示したフ
ローチャート図。
【図9】FAX受信印刷の処理の流れを示したフローチ
ャート図。
【図10】プリンタ印刷の処理の流れを示したフローチ
ャート図。
【図11】合成画像生成を示した模式図。
【図12】画像データの原点位置を示した図。
【図13】画像データの原点決定方法を示した図。
【図14】座標変換テーブルを示した図。
【図15】合成位置テーブルを示した図。
【図16】区切りタブの付加方法を示した模式図。
【図17】LCD表示例を示した図。
【図18】区切りタブ付加の場合のソートモードでの印
刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図19】区切りタブ付加の場合のグループモードでの
印刷処理の流れを示したフローチャート図。
【図20】FAXの設定画面を示した図。
【図21】プリンタ印刷の設定画面を示した図。
【図22】区切りタブ付加位置を示した図。
【図23】区切りタブ位置をずらす場合の合成位置テー
ブルを示した図。
【図24】区切りタブ位置をずらす場合の先頭位置対応
テーブルを示した図。
【図25】内部文字形成時の矩形画像生成方法を示した
模式図。
【図26】文字列埋め込み例を示した図。
【図27】文字列埋め込み設定機能を搭載した複写機の
LCD表示例を示した図。
【図28】文字列埋め込み設定機能を搭載したFAXの
設定画面を示した図。
【図29】文字列埋め込み設定機能を搭載したプリンタ
の設定画面を示した図。
【図30】文字列埋め込み設定機能を搭載した複写機の
ソートモードでの印刷処理の流れを示したフローチャー
ト図。
【図31】文字列埋め込み設定機能を搭載した複写機の
グループモードでの印刷処理の流れを示したフローチャ
ート図。
【図32】文字列埋め込み設定機能を搭載したFAX受
信印刷の流れを示したフローチャート図。
【図33】文字列埋め込み設定機能を搭載したプリンタ
印刷の流れを示したフローチャート図。
【図34】用紙裏面に区切りタブを付加する機能を持つ
複写機のLCD表示例。
【図35】用紙裏面に区切りタブを付加する機能を持つ
FAXの設定画面を示した図。
【図36】用紙裏面に区切りタブを付加する機能を持つ
プリンタの設定画面を示した図。
【図37】裏面に区切りタブを印刷する時の流れを示す
フローチャート図。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 自動原稿送り装置 3 スキャナ 4 印刷部 50 コントロールパネル 54 タッチパネル式LCD 60 コントローラ 61 メモリ 62 制御バス 63 圧縮伸長部 64 画像形成部 65 ページメモリ 66 共用メモリ 67 データ蓄積用メモリ 68 座標変換テーブル 69 FAX機能部 70 プリンタ機能部 71 電話回線 72 コンピュータ 73 データ転送部 80 合成画像 82 矩形画像 84 原点 85 座標変換テーブル 86 合成位置テーブル 90 区切りタブ付加アイコン 91 区切りタブ付加の設定行 93 区切りタブ付加設定用チェックボックス 95 カレンダ機能 97 合成位置テーブル 98 文字なしアイコン 99 日付付加アイコン 100 部数/ページ付加アイコン 101 日付ボタン 105 文字列欄
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 P 5C062 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108L 5C076 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AP07 BB10 HK05 HN05 HN15 JJ02 JJ11 2H027 FD10 GA42 ZA07 2H072 FB08 2H078 AA40 EE13 EE21 FF04 FF14 5B021 AA05 AA19 KK00 KK02 LL07 5C062 AA05 AB08 AB20 AB23 AB41 AC04 AC07 AC60 AC67 AC71 AF07 AF11 AF12 BA00 5C076 AA12 AA14 AA21 AA36 BA02 BB13 CA02 CA06 CB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上に画像を形成する画像形成手段
    と、 用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一
    の領域分割手段と、 この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、 前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書を複
    数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一の領
    域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報
    形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書とは異
    なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の第二
    の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手
    段と、 前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領
    域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の
    領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端
    部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域
    に分割する第二の領域分割手段と、 この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端
    部に近い領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識
    別情報を付す第二の制御手段と、を具備したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 用紙上に画像を形成する画像形成手段
    と、 用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割する第一
    の領域分割手段と、 この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、 前記画像形成手段により同一原稿を複数枚連続して画像
    形成した束を複数部作成する際に、第一の束に対しては
    前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に
    前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一
    の束とは異なる第二の束に対しては前記第一の領域とは
    別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一
    の制御手段と、 前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領
    域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の
    領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端
    部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域
    に分割する第二の領域分割手段と、 この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端
    部に近い領域から順に同一の束に対しては同じ位置に識
    別情報を付す第二の制御手段と、を具備したことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 用紙を反転させる反転手段を持ち、前記
    識別情報を用紙を反転させた後に付すことを特徴とする
    請求項1及び2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 用紙上に画像を形成する画像形成手段
    と、 用紙の一辺を一方の端から複数の領域に分ける領域分割
    手段と、 この領域に付す識別情報を作成する識別印形成手段と、 この識別情報内に文字列を組み込む組み込み手段と、 この組み込み手段により文字列の組み込まれた識別情報
    と、前記画像情報を合成する合成手段と、からなり、こ
    の合成手段により合成された前記画像情報を前記画像形
    成手段により用紙上に形成することを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 用紙上に画像を形成する画像形成手段
    と、 複数の用紙を集合物として認識する識別情報を形成する
    識別情報形成手段と、 この識別子に文字列を組み込む組み込み手段と、 この組み込み手段によって組み込まれる文字列が前記識
    別情報より長い場合、識別情報をその文字列に合わせて
    拡大する拡大手段と、 この拡大された識別情報の長さを基に、用紙の一辺を一
    方の端から複数の領域に分ける領域分割手段と、 前記識別情報と前記画像情報を合成する合成手段と、か
    らなり、この合成手段により合成された前記画像情報を
    前記画像形成手段により用紙上に形成することを特徴と
    する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 用紙を反転させる反転手段と、 用紙上に白紙を形成する画像情報を作成する作成手段
    と、からなり、この画像情報と前記識別印を前記合成手
    段によって合成し、この合成された画像情報を前記反転
    手段によって用紙が反転させた後、前記画像形成手段に
    よって画像形成することを特徴とする請求項4及び5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 用紙上に画像を形成する画像形成手段
    と、用紙のサイズを検知する検知手段と、 この検知手段によって検知された用紙のサイズをもと
    に、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割
    する第一の領域分割手段と、 この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、 前記画像形成手段により複数枚の原稿からなる文書を複
    数部作成する際に、第一の文書に対しては前記第一の領
    域分割手段により分割された第一の領域に前記識別情報
    形成手段により識別情報を付し、前記第一の文書とは異
    なる第二の文書に対しては前記第一の領域とは別の第二
    の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一の制御手
    段と、 前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領
    域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の
    領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端
    部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域
    に分割する第二の領域分割手段と、 この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端
    部に近い領域から順に同一文書に対しては同じ位置に識
    別情報を付す第二の制御手段と、を具備したことを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 用紙上に画像を形成する画像形成手段
    と、 用紙のサイズを検知する検知手段と、 この検知手段によって検知された用紙のサイズをもと
    に、この用紙の一辺を片方の端部から複数の領域に分割
    する第一の領域分割手段と、 この領域に識別情報を付す識別情報形成手段と、 前記画像形成手段により同一原稿を複数枚連続して画像
    形成した束を複数部作成する際に、第一の束に対しては
    前記第一の領域分割手段により分割された第一の領域に
    前記識別情報形成手段により識別情報を付し、前記第一
    の束とは異なる第二の束に対しては前記第一の領域とは
    別の第二の領域に前記識別情報を付すよう制御する第一
    の制御手段と、 前記第一の領域分割手段により分割された前記複数の領
    域が全て使用された場合、前記用紙の一辺を前記第一の
    領域分割手段により分割された複数の領域のうち最も端
    部に位置する領域から少しずらした位置より複数の領域
    に分割する第二の領域分割手段と、 この第二の分割手段により分割された領域のうち最も端
    部に近い領域から順に同一の束に対しては同じ位置に識
    別情報を付す第二の制御手段と、を具備したことを特徴
    とする画像形成装置。
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