JP3978585B2 - エポキシ(メタ)アクリレート、その製造方法、活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物、硬化物及びその用途 - Google Patents

エポキシ(メタ)アクリレート、その製造方法、活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物、硬化物及びその用途 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートと酸無水物とエポキシ樹脂とを反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレート及びその製法、該エポキシ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリロイル基含有化合物からなる活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物に関し、該組成物は塗料、コーティング剤、接着剤、インキ、レジスト材料等に使われ、硬化性が良好であり、硬化物は柔軟性、強じん性、密着性などに優れる。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境汚染問題、省エネルギー化などにより有機溶剤系の塗料に代わって、紫外線や電子線などの活性エネルギー線により硬化する無溶剤系の活性エネルギー線硬化型塗料が多用されるようになった。該塗料は活性エネルギー線により硬化可能な樹脂及び硬化可能なモノマーを含有し、モノマーが溶剤の機能を兼ねていることから、塗膜形成時に溶剤を揮散させる必要がないという利点がある。上記硬化可能な樹脂及び硬化可能なモノマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレートなどの、分子末端に(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーや(メタ)アクリル系のモノマーなどが利用されている。
【0003】
この中でも、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂は、硬化性および硬化物の物性バランスが良好で、該樹脂を用いた組成物は、化粧紙コーティング、紙用ツヤニス(OPV)、木工用塗料、プラスチックス用ハードコーティング、DVD用接着剤、電子材料用接着剤、電子材料用インキ、汎用インキなどに幅広く使用されている。このようなコーティング剤、インキ、接着剤等の用途においては、形成されるコーティング塗膜や接着層などの硬化性、硬化物の柔軟性、強じん性、密着性などの性能が要求されており、これらの要求性能を満足するように、各種性能の改良が検討されている。
これらの性能を満足するために、エポキシ(メタ)アクリレートに、アクリロイル基を有するオリゴマーや(メタ)アクリル系のモノマーなどが加えられている。しかしながら、これらの系では、柔軟性、強じん性および接着性が不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、柔軟性、強じん性、接着性に優れた硬化層を形成することができて、塗料、コーティング剤、接着剤、インキ、レジスト材料等に使用可能な、活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物、その製法、該硬化物、及びそれに使用されるエポキシ(メタ)アクリレートを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題を解決するため鋭意検討した結果、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)と酸無水物(B)とエポキシ樹脂(C)とを反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレートからなる活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレートを使用することにより、上記問題を解決できることを見出し、本発明に至った。
【0006】
すなわち、本発明の第1は、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)のヒドロキシ基と、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水コハク酸、ドデセニル無水フタル酸、オクテニル無水コハク酸、オクテニル無水フタル酸及びこれらの混合物から選択された酸無水物(B)の酸無水物基を反応させてエステルを形成させた後、該酸無水物基から生じたカルボキシル基と二官能以上のエポキシ樹脂(C)のエポキシ基とを、酸価が10mgKOH/g以下、オキシラン酸素濃度が1重量%以下になるまで反応させることを特徴とするエポキシ(メタ)アクリレートの製造方法を提供する。
本発明の第2は、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)と、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水コハク酸、ドデセニル無水フタル酸、オクテニル無水コハク酸、オクテニル無水フタル酸及びこれらの混合物から選択された酸無水物(B)と二官能以上のエポキシ樹脂(C)とを、酸価が10mgKOH/g以下、オキシラン酸素濃度が1重量%以下になるまで反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレートを提供する。
本発明の第3は、本発明の第1の方法で得られたエポキシ(メタ)アクリレートを提供する。
本発明の第4は、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)が、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート、ポリアルキレン(炭素数2〜6)グリコールモノ(メタ)アクリレート;グリセロールモノもしくはジ(メタ)アクリレート、グリセロールメタクリレートアクリレート、2−(メタ)アクリロイルエチル−2−ヒドロキシエチルフタレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、これらの(メタ)アクリレートのラクトン(炭素数4〜8)変性品もしくはアルキレン(炭素数2〜6)オキサイド変性品、又はこれらの混合物である本発明の第2又は3のエポキシ(メタ)アクリレートを提供する。
本発明の第は、エポキシ樹脂(C)が、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂又はこれらの混合物である本発明の第2又は3のエポキシ(メタ)アクリレートを提供する。
本発明の第は、本発明の第2〜のいずれかのエポキシ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第は、(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)が、(メタ)アクリロイル基を含有するモノマー、(メタ)アクリロイル基を含有するオリゴマー、又はそれらの混合物である本発明の第の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第は、塗料に使用されることを特徴とする本発明の第又はの活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第は、コーティング剤に使用されることを特徴とする本発明の第又はの活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第10は、接着剤に使用されることを特徴とする本発明の第又はの活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第11は、インキに使用されることを特徴とする本発明の第又はの活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第12は、レジスト材料に使用されることを特徴とする本発明の第又はの活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を提供する。
本発明の第13は、本発明の第12のいずれかの活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を活性エネルギー線により硬化してなるエポキシ(メタ)アクリレート系硬化物を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳しく説明する。
本発明に用いられるヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、フェノキシヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のアルキル基に置換基があってもよいヒドロキシアルキル(炭素数2〜12)(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のポリアルキレン(炭素数2〜6)グリコールモノ(メタ)アクリレート;グリセロールモノ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、グリセロールメタクリレートアクリレート、2−(メタ)アクリロイルエチル−2−ヒドロキシエチルフタレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、或いは上記化合物のラクトン(炭素数4〜8)変性品や、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイドなどのアルキレン(炭素数2〜6)オキサイド変性品などが挙げられる。
ラクトン変性品としては、特に、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート基のヒドロキシ基に、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトンなどのラクトンが0.3〜10モル付加したものが挙げられる。
アルキレンオキサイド変性品としては、特に、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート基のヒドロキシ基に、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイドなどが0.5〜20モル付加したものが挙げられる。
【0008】
酸無水物(B)としては、例えば、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水コハク酸、ドデセニル無水フタル酸、オクテニル無水コハク酸、オクテニル無水フタル酸などの二価のカルボン酸の無水物が挙げられる。
【0009】
エポキシ樹脂(C)は二官能以上のエポキシ樹脂であり、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂などのビスフェノール型エポキシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂などのノボラック型エポキシ樹脂;3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−シクロヘキサンカルボキシレートなどの脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0010】
本発明のエポキシ(メタ)アクリレートの製造方法としては、上記ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)のヒドロキシ基と酸無水物(B)の酸無水物基を反応させてエステルを形成させた後、該酸無水物基から生じたカルボキシル基とエポキシ樹脂(C)のエポキシ基とを反応させる方法が好ましいが、特にこれに限定されない。
【0011】
ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)、酸無水物(B)、エポキシ樹脂(C)の反応割合は、(C)1モルに対して(A)が0.1〜3モル、好ましくは0.2〜2.5モルであり、(B)が0.1〜3モル、好ましくは0.2〜2.5モルである。(A)と(B)が0.1モル未満では、得られたエポキシ(メタ)アクリレートが、十分な硬化性を発揮することができなくなる。ここで、(A)と(B)のモル比は0.95:1〜1:0.95、好ましくは1:1である。
【0012】
ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)の(メタ)アクリル基の重合を防止するために、上記反応を、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、フェノチアジンp−t−ブチルカテコール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、モノ−t−ブチルハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ナフトキノン、2,5−ジフェニル−p−ベンゾキノン、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,5−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールなどの重合禁止剤存在下で行うことが好ましい。
これらの重合禁止剤の添加量は生成するエポキシ(メタ)アクリレートに対して1〜10000(以下、重量基準)ppm、好ましくは、100〜5000ppm、さらに好ましくは、200〜1000ppmである。重合禁止剤の量がエポキシ(メタ)アクリレートに対して1ppm未満であると十分な重合禁止効果が得られないことがあり、10000ppmを超えると生成物の諸物性に悪影響を及ぼす恐れがある。
同様の理由から、本反応は分子状酸素含有ガス雰囲気下で行うことが好ましい。酸素濃度は安全面を考慮して適宜選択される。
【0013】
上記反応は、十分な反応速度を得るために、触媒を用いて行うことが好ましい。触媒としては、トリフェニルホスフィンなどの有機ホスフィン化合物、トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミンなどの第3級アミン類、トリメチルアンモニウムクロライド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド、トリメチルアンモニウムブロマイドなどの第4級アンモニウム塩類、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾールなどのイミダゾール化合物、オクテン酸クロム、オクテン酸コバルト、ナフテン酸クロムなどの有機金属塩類が挙げられる。触媒の添加量は、エポキシ(メタ)アクリレートに対して0.01〜5.0(以下、重量基準)%である。好ましくは0.05〜2.0%である。0.01%より少ない場合には十分な反応速度が得られないことがあり、5.0%より多く加えると生成物の諸物性に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0014】
反応温度は、一般的には60〜130℃、好ましくは80〜120℃である。60℃より低いと実用上十分な反応速度が得られないことがあり、130℃より高いと熱によるラジカル重合によって二重結合部が架橋し、ゲル化物を生じることがある。
反応は、通常、酸価が10mgKOH/g以下、オキシラン酸素濃度が1%以下になるまで行う。酸価、オキシラン酸素濃度はともに滴定法等で分析しながら行う。ただし、仕込み組成により酸価、オキシラン酸素濃度が上記と異なる場合がある。
【0015】
本発明の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物は、上記エポキシ(メタ)アクリレートを硬化性成分として含有するものである。
この組成物を電子線照射により硬化させる際には、必ずしも光重合開始剤を用いる必要はないが、紫外線照射により硬化させる時は、光重合開始剤を配合することが好ましい。光重合開始剤としては、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジクロロチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフインオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、カンファーキノンなどが挙げられる。この光重合開始剤の配合量は、組成物全体に対して1〜10重量%、好ましくは、1〜5重量%、さらに好ましくは、3重量%程度である。1重量%未満では硬化速度が遅く、逆に10重量%を超える量使用しても硬化速度の向上はみられず、硬化物の物性を損なうので好ましくない。
【0016】
本発明のエポキシ(メタ)アクリレート組成物は、上記エポキシ(メタ)アクリレートに(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)を配合することが好ましい。(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)としては特に限定されず、公知の(メタ)アクリロイル基を含有するモノマーや(メタ)アクリロイル基を含有するオリゴマーが使用できる。
(メタ)アクリロイル基を含有するモノマーとしては、例えば、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルフォリン、1,6−ヘキサンジオールモノ又はジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンの3モルプロピレンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンの6モルプロピレンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレート、グリセリンプロポキシトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールのカプロラクトン変性物のヘキサ(メタ)アクリレート、これら以外でかつ前記ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)で例示したものなどの一官能ないし多官能モノマーが挙げられ、これらの二種以上の混合物でもよい。
(メタ)アクリロイル基を含有するオリゴマーとしては、代表的には、ウレタン(メタ)アクリレート、本発明の前記エポキシ(メタ)アクリレート以外のエポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、アクリル(メタ)アクリレート、不飽和ポリエステルなどが挙げられ、これらの二種以上の混合物でもよい。
(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)は、(メタ)アクリロイル基を含有するモノマーと(メタ)アクリロイル基を含有するオリゴマーの混合物でもよい。
【0017】
(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)の配合量は前記のエポキシ(メタ)アクリレート100重量部に対して1〜1000重量部、好ましくは1〜500重量部、さらに好ましくは1〜100重量部である。1重量部より少ないと溶剤としても添加する意味がなく、1000重量部より多くなると前記のエポキシ(メタ)アクリレートを用いることによる特徴が出なくなる。
【0018】
本発明においては、必要に応じて粘度調整などのために、有機溶剤などを添加することも可能である。このような有機溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシエチルなどのエステル系溶剤;ジエチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル系溶剤;トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤;ペンタン、ヘキサンなどの脂肪族系溶剤;塩化メチレン、クロロベンゼン、クロロホルムなどのハロゲン系溶剤;イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール系溶剤などが挙げられる。この有機溶剤の配合量は、組成物全体に対して0〜70重量%が好ましい。
【0019】
また、このエポキシ(メタ)アクリレート組成物には、このほかの種々の添加剤を配合することができる。この様な添加剤としては、例えば、フィラー、染顔料、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、消泡剤、分散剤、チクソトロピー性付与剤などが挙げられる。これらの添加物の添加量は樹脂組成物に対して0〜10重量部、好ましくは0.05〜5重量部である。
なお、必要に応じて、前記二官能以上のエポキシ樹脂(C)や一官能のエポキシ樹脂を添加することができる。
【0020】
上記エポキシ(メタ)アクリレート組成物は、これを被塗布物に塗布などにより適用した後、紫外線または電子線等の活性エネルギー線を照射することにより硬化させる。
紫外線照射を行う時の光源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライド灯などが用いられる。照射時間は、光源の種類、光源と塗布面との距離、その他の条件により異なるが、長くとも数十秒であり、通常は数秒である。紫外線照射後は、必要に応じて加熱を行って硬化の完全を図ることもできる。
電子線照射の場合は、50〜1,000KeVの範囲のエネルギーを持つ電子線を用い、2〜5Mradの照射量とすることが好ましい。通常、ランプ出力80〜300W/cm程度の照射源が用いられる。
硬化塗膜の厚さは通常、50〜300μm程度である。
【0021】
被塗布物としては、特に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメタクリレート、ポリカーボネート、塩化ビニル樹脂などのプラスチックスおよび前記プラスチックスに金属蒸着を行ったもの、木材、金属板、紙等が挙げられる。
【0022】
本発明のエポキシ(メタ)アクリレート樹脂組成物の用途としては、塗料、コーティング剤、接着剤、インキ、レジスト材料等が挙げられ、各種建築材料、家具、印刷紙、缶製品、家庭用電気製品、DVD用途、電子材料等の分野において使用される。
本発明のエポキシ(メタ)アクリレート組成物の硬化層は、特に柔軟性、強じん性および接着性に優れている。
【0023】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
合成用原料として用いたものの製品名、分析値などを下記に示す。
エピコート828:ジャパンエポキシレジン製、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(エポキシ当量184〜194)
プラクセルFA1:ダイセル化学工業製、カプロラクトン1モル変性2−ヒドロキシエチルアクリレート(OH価約244mgKOH/g)
プラクセルFA2D:ダイセル化学工業製、カプロラクトン2モル変性2−ヒドロキシエチルアクリレート(OH価約163mgKOH/g)
プラクセルFA3:ダイセル化学工業製、カプロラクトン3モル変性2−ヒドロキシエチルアクリレート(OH価約122mgKOH/g)
プラクセルFM1:ダイセル化学工業製、カプロラクトン1モル変性2−ヒドロキシエチルメタクリレート(OH価約230mgKOH/g)
AP−800:日本油脂製、ポリプロピレングリコールモノアクリレート(OH価約67mgKOH/g)
なお、反応時の触媒や重合禁止剤の添加量は、エポキシ(メタ)アクリレートに対する添加量である。
【0024】
(実施例1)
攪拌機、温度計およびコンデンサーを備えた2Lフラスコに2−ヒドロキシエチルアクリレート232g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、トリフェニルホスフィン1.8g(2000ppm)、ハイドロキノン0.68g(750ppm)を加え、110℃に昇温して反応させ、酸価が212mgKOH/gとなった時点でエピコート828を374g(1モル)加え、酸価が2mgKOH/g以下かつオキシラン酸素濃度が0.25%(重量%、以下同じ)以下になるまで反応を行ない、エポキシアクリレート(EA1)を得た。
【0025】
(実施例2)
主原料成分として、4−ヒドロキシブチルアクリレート288g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA2)を得た。
【0026】
(実施例3)
主原料成分として、2−ヒドロキシエチルメタクリレート260g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシメタクリレート(EA3)を得た。
【0027】
(実施例4)
主原料成分として、ラクトン変性2−ヒドロキシエチルアクリレート(プラクセルFA1)460g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA4)を得た。
【0028】
(実施例5)
主原料成分として、ラクトン変性2−ヒドロキシエチルアクリレート(プラクセルFA2D)688g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA5)を得た。
【0029】
(実施例6)
主原料成分として、ラクトン変性2−ヒドロキシエチルメタクリレート(プラクセルFM1)488g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシメタクリレート(EA6)を得た。
【0030】
(実施例7)
主原料成分として、2−ヒドロキシエチルアクリレート232g(2モル)、無水コハク酸200g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA7)を得た。
【0031】
(実施例8)
主原料成分として、2−ヒドロキシエチルアクリレート232g(2モル)、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸336g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA8)を得た。
【0032】
(実施例9)
主原料成分として、ポリプロピレングリコールモノアクリレート(AP−800)1684g(2モル)、無水フタル酸296g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)を用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA9)を得た。
【0033】
(比較例1)
主原料成分として、アクリル酸144g(2モル)、エピコート828を374g(1モル)用いた以外は、合成例1と同様に行って、エポキシアクリレート(EA10)を得た。
【0034】
上記実施例1〜9および比較例1で得られたエポキシ(メタ)アクリレートEA1〜EA10を用い、硬化性樹脂組成物を作成した。
硬化性樹脂組成物用原料として用いたものの略号などを下記に示す。
イルガキュア184(Irg184と略す):光開始剤、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製
EB350:シリコンアクリレート、ダイセル・ユーシービー製
OTA480:グリセリンプロポキシトリアクリレート、ダイセル・ユーシービー製
EB525:特殊ポリエステル樹脂、ダイセル・ユーシービー製
EB168:リン酸変性メタクリレート、ダイセル・ユーシービー製
上記硬化性樹脂組成物を使用して、下記の要領で硬化塗膜の柔軟性、接着性、強じん性を調べた。
[柔軟性]
アルミ製標準試験板(日本テストパネル大阪製 JIS H4000A5052 φ0.8×50×150m/m)に膜厚10〜15μm(但し、実施例14のレジスト材料用では30〜35μm)になるように塗布、硬化させた試験片を作成した。硬化条件は、120W/cmの高圧水銀灯を用いて、コンベアスピード10m/minで1回照射である。
該試験片を用い、JIS(1990)K 5400 8.1に準じ、耐屈曲性試験((0T(何も挟まずに180度折り曲げる)または2mmT(直径2mmの棒を挟んで180度折り曲げる)の試験条件))により柔軟性の評価を行なった。
柔軟性の評価は、○:極めて良好、△:良好、×:問題あり、で示した。
[接着性]
各基材に膜厚10〜15μm(但し、実施例14のレジスト材料用では30〜35μm)になるように塗布、硬化させた試験片を作成した。硬化条件は、120W/cmの高圧水銀灯を用いて、コンベアスピード10m/minで1回照射である。
該試験片を用い、JIS(1990)K 5400 8.5.2に準じ、碁盤目セロテープ剥離試験により接着性の評価を行なった。
接着性の評価は、○:極めて良好、△:良好、×:問題あり、で示した。
[強じん性]
以下の条件で作成したサンプル片の引張り試験による破断伸度、破断強度、弾性率で評価した。
膜厚100ミクロンとなるようにガラス板上に塗布した後、ランプ出力120W/cmの高圧水銀灯を用いて、コンベアスピード10m/minで1回照射して、硬化塗膜を得た。硬化塗膜をガラス板から剥離し、試験片とした。
評価結果は以下のように示した。
破断伸度について、○:40%超、△:10〜40%、×:10%未満。
破断強度について、○:600kgf/cm超、△:300〜600kgf/cm、×:300kgf/cm未満。
弾性率について、○:20000kgf/cm超、△:500〜20000kgf/cm、×:500kgf/cm未満。
【0035】
(実施例10、比較例2)
エポキシ(メタ)アクリレート(EA1〜EA10)100重量部およびイルガキュア184を3重量部配合し、基材に塗布し、硬化させ、塗膜を得た。評価結果を表1に示す。なお、柔軟性は、耐屈曲性試験(0Tの試験条件)で行なった。
【0036】
(実施例11、比較例3)塗料、コーティング用途
エポキシ(メタ)アクリレート(EA1〜EA10)30重量部、トリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)50重量部、フェノキシエチルアクリレート(PEA)20重量部、シリコンアクリレート(EB350)0.5重量部およびイルガキュア184を3重量部配合し、基材に塗布し、硬化させ、塗膜を得た。柔軟性は、耐屈曲性試験(2mmTの試験条件)で行なった。評価結果を表2に示す。
【0037】
(実施例12、比較例4)インキ用途
エポキシ(メタ)アクリレート(EA1〜EA10)30重量部、グリセリンプロポキシトリアクリレート(OTA480)30重量部、特殊ポリエステル樹脂(EB525)20重量部、顔料15重量部、分散剤5重量部およびイルガキュア184を3重量部配合し、基材に塗布し、硬化させ、塗膜を得た。柔軟性は、耐屈曲性試験(0Tの試験条件)で行なった。評価結果を表3に示す。
【0038】
(実施例13、比較例5)接着剤用途
エポキシ(メタ)アクリレート(EA1〜EA10)60重量部、フェノキシエチルアクリレート(PEA)30重量部、イソボルニルアクリレート(IBOA)10重量部、リン酸変性メタクリレート(EB168)0.5重量部およびイルガキュア184を3重量部配合し、基材に塗布し、硬化させ、塗膜を得た。柔軟性は、耐屈曲性試験(0Tの試験条件)で行なった。評価結果を表4に示す。
【0039】
(実施例14、比較例6)レジスト材料用途
エポキシ(メタ)アクリレート(EA1〜EA10)40重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)15重量部、エピコート828を15重量部、顔料1重量部、硫酸バリウム25重量部、イルガキュア184を3重量部および1−ベンジル−2−メチルイミダゾール1重量部を配合し、各基材に塗布し、硬化させた後、150℃で30分間オーブンに入れて塗膜を得た。柔軟性は、耐屈曲性試験(0Tの試験条件)で行なった。評価結果を表5に示す。
【0040】
表1〜5において、略号は下記のとおりであり、配合量は重量部である。
EA:エポキシ(メタ)アクリレート
Irg184:イルガキュア184
BzMeIm:1−ベンジル−2−メチルイミダゾール
PC板:ポリカーボネート板
処理PET:コロナ放電処理したポリエチレンテレフタレート製の板
【0041】
【表1】
Figure 0003978585
【0042】
【表2】
Figure 0003978585
【0043】
【表3】
Figure 0003978585
【0044】
【表4】
Figure 0003978585
【0045】
【表5】
Figure 0003978585
【0046】
【発明の効果】
本発明の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレートおよびその組成物を使用して得られる硬化塗膜や接着層は、柔軟性、強じん性、接着性に優れる。

Claims (13)

  1. ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)のヒドロキシ基と、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水コハク酸、ドデセニル無水フタル酸、オクテニル無水コハク酸、オクテニル無水フタル酸及びこれらの混合物から選択された酸無水物(B)の酸無水物基を反応させてエステルを形成させた後、該酸無水物基から生じたカルボキシル基と二官能以上のエポキシ樹脂(C)のエポキシ基とを、酸価が10mgKOH/g以下、オキシラン酸素濃度が1重量%以下になるまで反応させることを特徴とするエポキシ(メタ)アクリレートの製造方法。
  2. ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)と、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ドデセニル無水コハク酸、ドデセニル無水フタル酸、オクテニル無水コハク酸、オクテニル無水フタル酸及びこれらの混合物から選択された酸無水物(B)と二官能以上のエポキシ樹脂(C)とを、酸価が10mgKOH/g以下、オキシラン酸素濃度が1重量%以下になるまで反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレート。
  3. 請求項1記載の方法で得られたエポキシ(メタ)アクリレート。
  4. ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(A)が、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート、ポリアルキレン(炭素数2〜6)グリコールモノ(メタ)アクリレート;グリセロールモノもしくはジ(メタ)アクリレート、グリセロールメタクリレートアクリレート、2−(メタ)アクリロイルエチル−2−ヒドロキシエチルフタレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、これらの(メタ)アクリレートのラクトン(炭素数4〜8)変性品もしくはアルキレン(炭素数2〜6)オキサイド変性品、又はこれらの混合物である請求項2又は3に記載のエポキシ(メタ)アクリレート。
  5. エポキシ樹脂(C)が、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂又はこれらの混合物である請求項2又は3に記載のエポキシ(メタ)アクリレート。
  6. 請求項2〜のいずれかに記載のエポキシ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリロイル基含有化合物(D)を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  7. (メタ)アクリロイル基含有化合物(D)が、(メタ)アクリロイル基を含有するモノマー、(メタ)アクリロイル基を含有するオリゴマー、又はそれらの混合物である請求項に記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  8. 塗料に使用されることを特徴とする請求項又はに記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  9. コーティング剤に使用されることを特徴とする請求項又はに記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  10. 接着剤に使用されることを特徴とする請求項又はに記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  11. インキに使用されることを特徴とする請求項又はに記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  12. レジスト材料に使用されることを特徴とする請求項又はに記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物。
  13. 請求項12のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型エポキシ(メタ)アクリレート組成物を活性エネルギー線により硬化してなるエポキシ(メタ)アクリレート系硬化物。
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