JP4687225B2 - 分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
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(1)芳香族二官能エポキシ樹脂とメタクリル酸を反応させる芳香族二官能エポキシ樹脂のメタクリレート(エポキシメタクリレート樹脂)の製造に際して、窒素系触媒の存在下、必要により有機溶剤の存在下で、芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基がメタクリル酸中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させ、反応系内のメタクリル酸が消費されて、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレートと、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレートおよび/または芳香族二官能エポキシ樹脂を反応系とした後、さらに、この反応系を維持し続けると、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレートおよび/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)中の水酸基(芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基とメタクリル酸中のカルボキシル基の反応により生成した水酸基)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレートおよび/または未反応の芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基が反応し、この反応により生成した水酸基に、さらに芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレートおよび/または未反応の芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基が反応するが、芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基がメタクリル酸中のカルボキシル基に対して過剰でない場合や、芳香族二官能エポキシ樹脂の代わりに脂肪族二官能エポキシ樹脂を用いた場合では、このような反応は進行しないが、メタクリル酸の代わりにアクリル酸を用いた場合では副反応が起きて反応制御が困難となり、ゲル化すること。
即ち、本発明は、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)を含有し、さらに芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)を含有していてもよい反応系内、または、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および芳香族二官能エポキシ樹脂(C)を含有する反応系内で、窒素系触媒(D)の存在下に、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)中の水酸基と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基を反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)を高分子量化してなる分岐ポリエーテル樹脂(X)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および芳香族二官能エポキシ樹脂(C)からなる群から選ばれる1種以上の未反応樹脂成分とを含有する樹脂組成物とすることを特徴とする分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法を提供するものである。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート26.6gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂〔大日本インキ化学工業(株)製EPICLON850、エポキシ当量188g/当量〕188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1gを加えた後、メタクリル酸51.6g(0.6mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/0.6)を仕込んだ。第4級アンモニュウム塩触媒としてテトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.48g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温してビスフェノールA型エポキシ樹脂のモノメタクリレートとビスフェノールA型エポキシ樹脂のジメタクリレートの混合物を得た。この時の酸価は0.50mgKOH/gであった。さらに、反応系の温度が130℃に到達した時点を0時間として0時間後、2.5時間後、5時間後、7時間後および10時間後の5回のサンプリングを行いながら、同温度で10時間反応を続けて黄色透明の本発明の分岐ポリエーテル樹脂組成物(Z−1)を得た。なお、サンプリングした5種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表1−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、ジエチルレングリコールモノエチルエーテルアセテート24.7gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EPICLON850)188gを溶解し、ハイドロキノン1gを加えた後、メタクリル酸34.4g(0.4mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/0.4)を仕込んだ。テトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.44g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温してビスフェノールA型エポキシ樹脂のモノメタクリレートと、ビスフェノールA型エポキシ樹脂のジメタクリレートと、未反応のビスフェノールA型エポキシ樹脂の混合物を得た。この時の酸価は0.1mgKOH/gであった。さらに、反応系の温度が130℃に到達した時点を0時間として0時間後、2.0時間後および4時間後の3回のサンプリングを行いながら、同温度で4時間反応を続けて黄色透明の本発明の分岐ポリエーテル樹脂組成物(Z−2)を得た。なお、サンプリングした3種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表2−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート30.4gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EPICLON850)188gを溶解し、ハイドロキノン0.5gを加えた後、メタクリル酸86g(1mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/1)とテトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.55g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温してビスフェノールA型エポキシ樹脂のジメタクリレートを得た。さらに、反応系の温度が130℃に到達した時点を0時間として1.0時間後、3.0時間後、4.5時間後、6時間後、8時間後および10時間後に合計6回のサンプリングを行いながら、同温度で10時間反応を続けて比較用の樹脂(Z′−1)を得た。なお、サンプリングした6種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表1′−1に示す。
温度計、攪拌機、および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート27.6gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EPICLON850)188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1gを加えた後、メタクリル酸60.2g(0.7mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/0.7)を仕込んだ。触媒としてN,N−ジメチルベンジルアミン0.49g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で110℃まで昇温してビスフェノールA型エポキシ樹脂のモノメタクリレートとビスフェノールA型エポキシ樹脂のジメタクリレートの混合物を得た。この時の酸価は0.5mgKOH/gであった。さらに、反応系の温度が110℃に到達した時点を0時間として0時間後、2.5時間後および5時間後の3回のサンプリングを行いながら、同温度で5時間反応を続けて黄色透明の本発明の分岐ポリエーテル樹脂組成物(Z−3)を得た。なお、サンプリングした3種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表3−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート46.5gを入れ、1,6−ジヒドロキシナフタレンのジグリシジルエーテル〔大日本インキ化学工業(株)製EPICLON HP4032D、エポキシ当量143g/当量、以下「ナフタレン型エポキシ樹脂」と略記する。〕143gを溶解し、ハイドロキノン1gを加えた後、メタクリル酸43g(0.5mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/0.5)を仕込んだ。テトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.186g(樹脂分100重量部に対して0.1%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で140℃まで昇温してナフタレン型エポキシ樹脂のモノメタクリレートと、ナフタレン型エポキシ樹脂のジメタクリレートと、未反応のナフタレン型エポキシ樹脂の混合物を得た。この時の酸価は0.3mgKOH/gであった。さらに、反応系の温度が140℃に到達した時点を0時間として0時間後、2.0時間後および5時間後の3回のサンプリングを行いながら、同温度で5時間反応を続けて黄色透明の本発明の分岐ポリエーテル樹脂組成物(Z−4)を得た。なお、サンプリングした3種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表4−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート85.9gを入れ、ナフタレン型エポキシ樹脂(EPICLON HP4032D)228.8gとイソフタル酸66.4gを混合し、ハイドロキノン1gを加えた後、メタクリル酸48.2g(0.56mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/0.56)を仕込んだ。テトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.344g(樹脂分100重量部に対して0.1%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温してナフタレン型エポキシ樹脂のモノメタクリレートとナフタレン型エポキシ樹脂のジメタクリレートの混合物を得た。この時の酸価は0.1mgKOH/gであった。さらに、反応系の温度が130℃に到達した時点を0時間として0.5時間後、1.5時間後および5.0時間後の3回のサンプリングを行いながら、同温度で5時間反応を続けて黄色透明の本発明の分岐ポリエーテル樹脂組成物(Z−5)を得た。なお、サンプリングした3種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表5−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート428gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EPICLON850)188gを溶解し、ハイドロキノン0.5gを加えた後、アクリル酸144g(2mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/2)とテトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.52g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温し、その後1時間で激しい発熱とともにゲル化した。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート30.4gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EPICLON850)188gを溶解し、ハイドロキノン0.5gを加えた後、メタクリル酸86g(1mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/1)とテトラメチルアンモニュウムハイドロオキサイド0.55g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温してビスフェノールA型エポキシ樹脂のジメタクリレートを得た。さらに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EPICLON850)188gを添加し、130℃まで30分間で昇温した。反応系の温度が130℃に到達した時点を0時間として0時間後、2.5時間後、5時間後のサンプリングを行いながら、同温度で反応を続けて黄色透明の本発明の分岐ポリエーテル樹脂組成物(Z−6)を得た。なお、サンプリングした3種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価と、エポキシ当量(固形分換算)を測定すると共に、GPCによる分子量分布から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表6−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート72gを入れ、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂〔大日本インキ化学工業(株)製EPICLON N−673、エポキシ当量215〕215gを溶解し、ハイドロキノン0.5gを加えた後、アクリル酸72g(1mol、エポキシ基/カルボキシル基の当量比=1/1)とトリフェニルホスフィン0.52g(樹脂分100重量部に対して0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で120℃まで昇温し、その後同温度で15時間反応させて、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のアクリレート(Y−1)を得た。
実施例1、2、4、6で得たポリエーテル樹脂組成物(Z−1)、(Z−2)、(Z−4)、(Z−6)、比較例1で得た樹脂(Z′−1)、または、合成例1で重合したクレゾールノボラック型エポキシ樹脂のアクリレート(Y−1)を、イルガキュア184(チバガイギー社製光開始剤)、他の多官能アクリレートとしてのジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(以下、「DPHA」と略記する。)と共に、下記表7−1に示す組成で配合して活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
ガラス基板に塗膜の乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて各活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を塗装し、80℃で30分間乾燥させ、25℃に冷却後の塗膜の指触時のタック性を以下の基準により評価した。
評価基準 ○:タックなし。
△:タック若干あり。
×:タック性あり。
ガラス基板に塗膜の乾燥膜厚ガ40μmになるようにアプリケーターにて各活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を塗装し、80℃で30分間乾燥させ、25℃に冷却後、感度評価用のステップタブレット(コダック社製ステップタブレットNo.2)を乾燥塗膜面上に置き、この状態で紫外線照射を行った。紫外線照射は、メタルハライドランプ搭載の露光装置HTE106−M07〔(株)ハイテック社製〕にて真空減圧下で行い、積算光量800mJ/cm2の紫外線照射後に常圧に戻し、ステップタブレットを塗膜面から剥離する時に発生するタック性を下記の基準により評価した。
評価基準 ○:タック感なくステップタブレットが容易に剥離可能。
△:タック感若干あり、ステップタブレットが引っかかるが剥離可能。
×:タック性ありステップタブレットにインキが付着し剥離し難い。
ガラス基板上に乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて各活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を塗装し、80℃で30分間乾燥させ、25℃に冷却後、高圧水銀ランプにて紫外線を照射し、100mJ/cm2、200mJ/cm2、300mJ/cm2照射での硬化性を調べた。硬化性は、指触とネールスクラッチにて行い、表面の状態を以下の基準により評価した。
評価基準 ◎:ネールスクラッチで傷がまったくつかない。
○:タック感はないがネールスクラッチで傷がつく。
×:ややタック感がある。
××:べたべたする。
厚さ100μmのポリエステル樹脂(PET)基板に乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて各活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を塗装し、80℃で30分間乾燥させ、25℃に冷却後、高圧水銀ランプにて紫外線を500mJ/cm2照射して硬化させた。次いで、この硬化塗膜の塗装面を上にして180°折り曲げたときの状態を観察し、以下の基準により評価した。
評価基準 ○:割れないで折り曲げられる。
×:折り曲げると割れる。
Claims (9)
- 芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)を含有し、さらに芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)を含有していてもよい反応系内、または、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および芳香族二官能エポキシ樹脂(C)を含有する反応系内で、窒素系触媒(D)の存在下に、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)中の水酸基と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基を反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)を高分子量化してなる分岐ポリエーテル樹脂(X)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および芳香族二官能エポキシ樹脂(C)からなる群から選ばれる1種以上の未反応樹脂成分とを含有する樹脂組成物とすることを特徴とする分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(C)とメタクリル酸(m)とを、芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基がメタクリル酸(m)中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)を含有する反応系とし、次いで窒素系触媒(D)の存在下で、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)中の水酸基と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基を反応させる請求項1に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(C)とメタクリル酸(m)とを、窒素系触媒(D)の存在下、芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基がメタクリル酸(m)中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)を含有する反応系とし、次いで芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂のジメタクリレート(B)中の水酸基と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノメタクリレート(A)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基を反応させる請求項1に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(C)がエポキシ当量135〜500g/当量の芳香族二官能エポキシ樹脂(C1)である請求項3に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(C1)がビスフェノール型エポキシ樹脂である請求項4に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(C)とメタクリル酸(m)とを、芳香族二官能エポキシ樹脂(C)中のエポキシ基とメタクリル酸(m)中のカルボキシル基の当量比(C/m)が1.1〜5.5となる範囲で用いる請求項3に項記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 窒素系触媒(D)が第3級アミン類および/または第4級アンモニウム塩である請求項1〜6のいずれか一項に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 樹脂成分の重量平均分子量が2,000〜100,000となるまで反応させる請求項1〜6のいずれか一項に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 分岐ポリエーテル樹脂(X)の重量平均分子量が3,000〜100,000となるまで反応させる請求項1〜6のいずれか一項に記載の分岐ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
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