JP4701686B2 - 分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
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(1)芳香族二官能エポキシ樹脂とアクリル酸を反応させる芳香族二官能エポキシ樹脂のモノおよび/またはジアクリレート(芳香族二官能エポキシアクリレート樹脂)の製造に際して、必要により有機溶剤の存在下で、芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基がアクリル酸中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させ、反応系内のアクリル酸を消費させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレートと、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレートおよび/または未反応の芳香族二官能エポキシ樹脂を含有する反応系とした後、さらに、この反応系をリン系触媒の存在下で維持し続けると、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノおよびジアクリレート中の水酸基(芳香族二官能エポキシ樹脂中のエポキシ基とアクリル酸中のカルボキシル基の反応により生成した水酸基)がアクリロイル基の有する炭素−炭素二重結合に付加する反応が繰り返し進行して高分子量化し、アクリロイル基および/またはエポキシ基が導入された新規な分岐型ポリエーテル樹脂が生成すること。
即ち、本発明は、芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレート(A2)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(B)と、リン系触媒(C)を含有する反応系内で、芳香族二官能エポキシ樹脂ジアクリレート(A2)および芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)中の水酸基とアクリロイル基を反応させて、この反応により高分子量化されてなる分岐型ポリエーテル樹脂(X)と、芳香族二官能ジアクリレート(A2)、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および芳香族エポキシ化合物(B)からなる群から選ばれる1種以上の未反応樹脂成分を含有する樹脂組成物とすることを特徴とする分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法を提供するものである。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート24.9gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量188g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLON850)188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1gを加えた後、アクリル酸36.1g(0.5mol)を仕込んだ。触媒としてトリフェニルホスフィン0.446g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温した。130℃に温度が到達した時点を0時間として、0、2、6、8および10時間後の5回のサンプリングを行いながら同温度で10時間反応を続けた後、フラスコから取り出し、淡黄色透明の樹脂状の分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−1)を得た。なお、サンプリングした5種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価(固形分)と、エポキシ当量(固形分)を測定すると共に、GPCによる分子量分布測定結果から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表1−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート26.5gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量188g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLON850)188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1gを加えた後、アクリル酸50.68g(0.7mol)を仕込んだ。触媒としてトリフェニルホスフィン0.477g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温した。130℃に温度が到達した時点を0時間として、0、2、4、6、8および10時間後の6回のサンプリングを行いながら同温度で10時間反応を続けた後、フラスコから取り出し、淡黄色透明の樹脂状の分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−2)を得た。なお、サンプリングした6種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価(固形分)と、エポキシ当量(固形分)を測定すると共に、GPCによる分子量分布測定結果から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表2−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート28.9gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量188g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLON850)188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン0.5gを加えた後、アクリル酸72g(1mol)とトリフェニルホスフィン0.52g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温した。130℃に温度が到達した時点を0時間として、1、3、4.5、6、8および10時間後の6回のサンプリングを行いながら同温度で10時間反応を続けた後、フラスコから取り出し、淡黄色透明の樹脂状の樹脂(Y−1)を得た。なお、サンプリングした6種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価(固形分)と、エポキシ当量(固形分)を測定すると共に、GPCによる分子量分布測定結果から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。GPCの分析結果から、分子量も反応開始直後と反応開始後10時間後で大きな変化が認められず、前記樹脂(Y−1)は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の末端のエポキシ基とアクリル酸とが反応したジアクリレートであることが判り、本発明の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法で得られた前記分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−2)とは異なる樹脂であった。得られた結果を下記表1′−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート27.32gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量188g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLON850)188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1gを加えた後、アクリル酸を57.92g(0.8mol)を仕込んだ。触媒としてトリフェニルホスフィン0.49g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で110℃まで昇温した。110℃に温度が到達した時点を0時間として、2、4、6および8時間後の4回のサンプリングを行いながら同温度で8時間反応を続けた後、フラスコから取り出し、淡黄色透明の樹脂状の分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−3)を得た。なお、サンプリングした4種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価(固形分)と、エポキシ当量(固形分)を測定すると共に、GPCによる分子量分布測定結果から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表3−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート58.5gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量476g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLON1050)476gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1gを加えた後、アクリル酸50.68g(0.7mol)を仕込んだ。触媒としてトリフェニルホスフィン1.05g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温した。130℃に温度が到達した時点を0時間として、0、2、4、6および8時間後の5回のサンプリングを行いながら同温度で8時間反応を続けた後、フラスコから取り出し、淡黄色透明の樹脂状の分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−4)を得た。なお、サンプリングした5種のサンプルは、それぞれ酸価(固形分)と、エポキシ当量(固形分)を測定すると共に、GPCによる分子量分布測定結果から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表4−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート26.3gを入れ、テトラメチルビフェニル型エポキシ樹脂(エポキシ当量186g/当量;ジャパンエポキシレジン社製YX−4000)186gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン1部を加えた後、アクリル酸50.4g(0.7mol)を仕込んだ。触媒としてトリフェニルホスフィン0.236g(樹脂分の0.1%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温し、130℃に温度が到達してから4時間後と7時間後に、さらにトリフェニルホスフィン0.236gをそれぞれ添加した。なお、サンプリングは130℃に温度が到達した時点を0時間として、0、1、5、8および10時間後の5回のサンプリングを行いながら同温度で10時間反応を続けた後、フラスコから取り出し、淡黄色透明の樹脂状の分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−5)を得た。なお、サンプリングした5種のサンプルは、それぞれ粘度〔E型粘度計(25℃)〕と、酸価(固形分)と、エポキシ当量(固形分)を測定すると共に、GPCによる分子量分布測定結果から数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を求めた。得られた結果を下記表5−1に示す。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート428gを入れ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量188g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLON850)188gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン0.5gを加えた後、アクリル酸144g(2mol)とトリフェニルホスフィン0.52g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で130℃まで昇温した。130℃に温度が到達した後約1時間で激しい発熱とともにゲル化した。
温度計、攪拌機および環流冷却器を備えたフラスコに、エチルカルビトールアセテート72gを入れ、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量215g/当量;大日本インキ化学工業株式会社製EPICLONN−673)215gを溶解し、重合禁止剤としてハイドロキノン0.5gを加えた後、アクリル酸72g(1mol)とトリフェニルホスフィン0.52g(樹脂分の0.2%)を添加し、攪拌を行いながら2時間で120℃まで昇温した。120℃に温度が到達した後約15時間反応させ、次いで100℃まで温度を下げてからテトラヒドロ無水フタル酸91.2g(0.6mol)を添加し、この温度で10時間反応を行った。赤外スペクトルで無水物の吸収が消失したことを確認した後取り出し、酸ペンダント型エポキシアクリレート樹脂(Z−1)を得た。尚、酸価は固形分換算で91mgKOH/gであった。
応用例1〜3および比較応用例1〜3
実施例2、4、5で得た分岐型ポリエーテル樹脂組成物(X−2)、(X−4)、(X−5)、比較例1で得た樹脂(Y−1)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂〔EPICLON2055:エポキシ当量640g/当量(以下、EP20と略す。)〕、ビスフェノールA型エポキシ樹脂〔EPICLON850:エポキシ当量188g/当量(以下、EP8と略す。)〕、エポキシアクリレートとして合成例1で重合した酸ペンダント型エポキシアクリレート樹脂(Z−1)、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(以下、DPHAと略す。)、および、イルガキュア907(チバガイギー社製光重合開始剤)を用いて、下記表6に示す配合のレジストインキ組成物を調製した。
ガラスエポキシ基板に塗膜の乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて各レジストインキ組成物を塗装し、80℃で30分間乾燥させ、室温(23℃)に冷却後の塗膜を指触時のタック性を以下の基準にて評価した。
評価基準 ○:タックなし。
△:タック若干あり。
×:タック性あり。
ガラスエポキシ基板に塗膜の乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて各レジストインキ組成物を塗装し、80℃で30分間乾燥させ、室温(23℃)に冷却後、感度評価用のステップタブレット(コダック社製ステップタブレットNo.2)を乾燥塗膜面上に置き、この状態で紫外線照射を行った。紫外線照射は、7KWのメタルハライドランプ(株式会社ハイテック社製HTE−106−M07)にて真空減圧下で行い、積算光量800mJ/cm2の紫外線照射後に常圧に戻し、ステップタブレットを塗膜面から剥離する時に発生するタック性を下記の基準にて評価した。
評価基準 ○:タック感なくステップタブレットが容易に剥離可能。
△:タック感若干あり、ステップタブレットが引っかかるが剥離可能。
×:タック性あり、ステップタブレットにインキが付着し剥離し難い。
ブリキ基板に乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて各レジストインキ組成物を塗装した各試料を80℃の乾燥器中に30分間放置して溶剤を揮散させ、常温に放置した後、30℃の1%炭酸ソーダ水溶液に120秒間浸漬し、基板上に残存する度合いを下記の基準により評価した。
評価基準 ○:基板上の塗膜が全く残っていない。
△:基板上の塗膜が一部残存する。
×:基板上の塗膜が溶解せず、ほとんど残存する。
ガラスエポキシ基板上に各レジストインキ組成物をスクリーン印刷した試料を80℃の乾燥器中に30分間放置して溶剤を揮散させ、塗膜上にステップタブレット(コダック株式会社製ステップタブレットNo.2)を乗せ、7KWのメタルハライドランプ(株式会社ハイテック社製HTE−106−M07)を用い、400mJ/cm2、600mJ/cm2、800mJ/cm2の紫外線を照射した後、ステップタブレットを試料表面から取り外し、試料を30℃の1%炭酸ソーダ水溶液に120秒間浸漬し、ステップタブレット法で評価を行った。表中の数字はステップタブレットの段数を示し、数字が大きい程硬化性(感度)が優れていることを示す。
各レジストインキ組成物を乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて塗布したブリキ板(テストピース)を90℃の乾燥器中に30分間、40分間、50分間放置して溶剤を揮散させ、30℃の1%炭酸ソーダ水溶液に120秒間浸積して現像し、乾燥管理幅(溶剤乾燥時の安定性)を下記の基準で目視にて下記の基準で評価した。
評価基準 ○:基板上の塗膜が全く残っていない。
△:基板上の塗膜が一部残存する。
×:基板上の塗膜が溶解せず、ほとんど残存する。
各レジストインキ組成物を乾燥膜厚が40μmになるようにアプリケーターにて塗布したブリキ板(テストピース)を90℃の乾燥器中で30分間乾燥した後、7KWのメタルハライドランプ(株式会社ハイテック社製 HTE−106−M07)で紫外線を800mJ/cm2照射し、さらに150℃で1時間加熱硬化を行った。この試料を5cm角の大きさにブリキ基板ごと切断し、上島製作所製の自動エリクセンにて23℃の条件下でエリクセン試験を行った。評価は、塗膜がポンチにて押し出されブリキ基板から浮きや剥がれ、あるいは、割れが生じたところでポンチの上昇を停止し、ポンチの上昇高さを機器より読み取り4回の平均値を結果として得た。
モデル物質としてフェニルグリシジルエーテルとアクリル酸との反応を行った結果を以下に示す。
比較対照として、同様にフェニルグリシジルエーテル150g(1モル)とアクリル酸72.4g(1モル)と重合禁止剤としてBHT(2,6−ジターシャリィブチルー4−メチルフェノール)0.667gを加え攪拌しながら130℃まで昇温した。130℃に温度が到達してから3時間後に酸価は0.35mgKOH/gとなり、アクリル酸は消失した。さらに反応を続行しても粘度は上昇しなかった。
Claims (11)
- 芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレート(A2)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(B)とを、リン系触媒(C)を含有する反応系内で、芳香族二官能エポキシ樹脂ジアクリレート(A2)および芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)中の水酸基とアクリロイル基を反応させて、この反応により高分子量化されてなる分岐型ポリエーテル樹脂(X)と、芳香族二官能ジアクリレート(A2)、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および芳香族エポキシ化合物(B)からなる群から選ばれる1種以上の未反応樹脂成分を含有する樹脂組成物とすることを特徴とする分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B)とアクリル酸(a)とを、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)中のエポキシ基がアクリル酸(a)中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレート(A2)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(B)を含有する反応系とし、次いでリン系触媒(C)の存在下で芳香族二官能エポキシ樹脂ジアクリレート(A2)および芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)中の水酸基とアクリロイル基を反応させる請求項1に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B)とアクリル酸(a)とを、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)中のエポキシ基がアクリル酸(a)中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレート(A2)と芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)を含有する反応系〔ただし、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)を含有していてよい。〕とし、次いでリン系触媒(C)の存在下で芳香族二官能エポキシ樹脂ジアクリレート(A2)および芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)中の水酸基とアクリロイル基を反応させる請求項1に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B)とアクリル酸(a)とを、リン系触媒(C)の存在下、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)中のエポキシ基がアクリル酸(a)中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレート(A2)と、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および/または芳香族二官能エポキシ樹脂(B)を含有する反応系とし、続いて芳香族二官能エポキシ樹脂ジアクリレート(A2)および芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)中の水酸基とアクリロイル基を反応させる請求項1に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B)とアクリル酸(a)とを、リン系触媒(C)の存在下、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)中のエポキシ基がアクリル酸(a)中のカルボキシル基に対して過剰となる条件で反応させて、芳香族二官能エポキシ樹脂のジアクリレート(A2)と芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)を含有する反応系〔ただし、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)を含有していてよい。〕とし、続いて芳香族二官能エポキシ樹脂ジアクリレート(A2)および芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)中の水酸基とアクリロイル基を反応させる請求項1に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B)がエポキシ当量135〜500g/当量の芳香族二官能エポキシ樹脂(B1)である請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B1)がジヒドロキシナフタレン型エポキシ樹脂またはビスフェノール型エポキシ樹脂である請求項6に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 芳香族二官能エポキシ樹脂(B)とアクリル酸(a)とを、芳香族二官能エポキシ樹脂(B)中のエポキシ基とアクリル酸(a)中のカルボキシル基の当量比(B1/a)が1.1〜5.0となる範囲で用いる請求項6に項記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- リン系触媒(C)がホスフィン類である請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- 分岐型ポリエーテル樹脂(X)と、芳香族二官能ジアクリレート(A2)、芳香族二官能エポキシ樹脂のモノアクリレート(A1)および芳香族エポキシ化合物(B)からなる群から選ばれる1種以上の未反応樹脂成分からなる樹脂成分の重量平均分子量が1,000〜50,000で、かつ、エポキシ当量が250〜10,000となるまで反応させる請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
- ポリエーテル樹脂(X)の重量平均分子量が3,000〜100,000で、かつ、エポキシ当量が500〜10,000となるまで反応させる請求項1〜5のいずれか1項に記載の分岐型ポリエーテル樹脂組成物の製造方法。
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