JP3974481B2 - 定着ベルト評価方法および定着ベルト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置等に用いられる定着ベルト評価方法、および定着ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真装置等の中には、定着ベルトを用いたベルト定着装置を搭載したものがある。このようなベルト定着装置としては、例えば特開平6−318001号公報を挙げることができる。この公報に示されたベルト定着装置は、定着ローラと加熱ローラを有し、両ローラ間には表面に離型層を有する無端状の定着ベルトが掛け渡され、さらに定着ローラの下方には定着ベルトを挟んで加圧ローラが配置され、定着ベルトと加圧ローラとの間のニップ部に用紙を通過させるように構成されている。また、このベルト定着装置には、加熱ローラとニップ部間においてトナーをあらかじめ予熱する予熱工程が設けられている。
【0003】
ところで、従来のベルト定着装置では、定着ローラがソリッドゴムであるため、用紙の厚みによるストレスを吸収できず、ニップ部内の圧力分布がニップ部入口およびニップ部出口で低く、ニップ部中央で最も高いといった不均一な分布状態になっている。一方、用紙は前記予熱工程通過の際に定着ベルトから熱を受けて含水分が蒸発し、部分的に凹凸が発生している可能性が高い。このように凹凸の発生した用紙が、圧力分布が不均一なニップ部を通過すると、用紙を部分的に強く拘束する箇所が生じて凹凸が助長され、用紙にシワが発生する。
【0004】
このような用紙のシワの発生を抑制する対策として、例えば、特開平10−274894号公報には、定着ローラと加圧ローラとの周速比を0.97〜1.03の範囲に設定し、加圧ローラの遅れをなくして用紙に加わるストレスを減少させ、これにより、用紙にシワが発生するのを防止する対策を講じている。
【0005】
また、例えば、特開平7−92840号公報には、定着ローラと加圧ローラとの導電性軸体上の弾性層にフッ素樹脂の被覆層を設けて、用紙にシワが発生するのを防止している。
【0006】
更に、特開2001−282033号公報では、定着ローラおよび加圧ローラの軸線方向におけるニップの通過領域内の端部側の温度を中央部側の温度よりも高くなるようにして、用紙にシワが発生するのを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のシワの発生を抑えるには、定着ベルト表面が適度な柔軟さを有していることが重要であるが、上記に開示の従来技術は、いずれも定着ベルトの表面の柔軟性に着目したものではなく、定着ベルトの表面の柔軟性については、その評価方法がなく、部品メーカ等から納入された定着ベルトに対して外観検査等を行うのみであった。
【0008】
このように、従来の技術では、定着ベルトの表面が適度な柔軟さを有しているか否かの評価方法がないため、外観検査等を通った定着ベルトは全てそのままベルト定着装置に装着されることになる。その結果、表面が適度な柔軟さを有しない定着ベルトが混入していると、各種の対策にも拘わらず、用紙にシワが発生し、ベルト定着装置の品質低下の要因となる。
【0009】
本発明は、定着ベルト表面が適度な柔軟さを有しているか否かを的確に評価し、用紙のシワ発生を防ぐことのできる定着ベルト評価方法を提供することを課題とする。
【0010】
また、本発明は、用紙のシワ発生を防ぐことのできる定着ベルトを提供することも課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、基体の上に、弾性層および離型層が積層された定着ベルトに対してユニバーサル硬さ試験を行って、前記離型層側から測ったクリープ値CHUを以下の式で定義したとき、
CHU =(h2−h1)/h1 × 100 (%)
ここで、h1:一定に保たれる試験力に達した時点における押込み深さ(mm)
h2:前記試験力を保持してからある時間が経過したときの
押込み深さ(mm)
前記クリープ値CHUが、0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入っていれば、前記定着ベルトは合格品であると評価することを特徴としている。
【0012】
定着ベルトの表面の柔軟さは主に弾性層の柔軟さによるもので、弾性層が適度な柔軟さを持っていれば、定着ベルトが定着ローラと加圧ローラとで押圧されたときに、弾性層は押し潰されるとともにベルトの面方向に沿って自由に伸張し、これによって、ニップ部には用紙を部分的に強く拘束する箇所が生じることがないので、用紙にシワが発生するのを防止することができる。
【0013】
したがって、上記のようにユニバーサル硬さ試験を行い、離型層側から測ったクリープ値CHUが0.40≦CHU≦3.50の範囲内に入っていれば、適度な柔軟さ(クリープ特性)を持った定着ベルトであるから、その定着ベルトを合格品であると評価することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ユニバーサル硬さ試験を行う前に、UVオゾン処理、プラズマ処理またはEB処理により前記離型層の表面改質を行うか、もしくは金属・金属酸化物を真空蒸着またはスパッタにより前記離型層の表面に薄膜コーティングすることを特徴としている。本発明は、離型層の表面改質を行ったり、離型層の表面に薄膜をコーティングしたりして、離型層表面を保護するものである。
【0017】
請求項1又は2に記載の発明は定着ベルトの評価方法についての発明であったが、請求項3に記載の発明は定着ベルトそのものの発明である。すなわち、請求項3に記載の定着ベルトは、定着ローラと加熱ローラとの間に掛け渡されて使用される定着ベルトであって、基体の上に弾性層および離型層が積層され、ユニバーサル硬さ試験で前記離型層側から測ったクリープ値CHUを以下の式で定義したとき、
CHU =(h2−h1)/h1 × 100 (%)
ここで、h1:一定に保たれる試験力に達した時点における押込み深さ(mm)
h2:前記試験力を保持してから10秒の時間が経過したときの
押込み深さ(mm)
試験力は300mN
前記クリープ値C HU が、0 . 40≦C HU ≦3 . 50(%)の範囲内に入っており、前記基体の外周が前記定着ローラの軸方向一側から他側に向けてテーパ形状となるように軸方向一側から他側に向けて、前記基体の膜厚が薄くなっており、前記基体の外周面に形成された弾性層が前記基体のテーパを相殺するように、該弾性層の膜厚が軸方向一側から他側に向けて厚くなっていることを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、請求項1の場合と同様に、弾性層が適度な柔軟さを有しているため、定着ベルトが定着ローラと加圧ローラとで押圧されたときに、弾性層は押し潰されるとともにベルトの面方向に沿って自由に伸張し、これにより、ニップ部には用紙を部分的に強く拘束する箇所が生じることがないので、用紙にシワが発生するのを防止することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記基体が耐熱性材料から形成されていることを特徴とする。
【0021】
請求項3、請求項4に記載の定着ベルトによれば、定着ベルトを定着ローラに掛け渡して使用する際、その定着ローラの回転中に、定着ベルトを定着ローラの軸方向一側に片寄らせることができるので、定着中の用紙にその幅方向一側に向けて引っ張る力が加わり、定着中に用紙にしわが生じるのをより一層避けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0023】
図1はベルト定着装置の概略構成図である。図1に示すように、定着ローラ1と加熱ローラ2とが並列に設けられ、これらの定着ローラ1と加熱ローラ2との間には無端状の定着ベルト3が掛け渡されている。加熱ローラ2にはヒータ4が内蔵されている。定着ローラ1の下方には定着ベルト3を挟んで加圧ローラ5が配置されている。
【0024】
定着ローラ1および加圧ローラ5はバネ6、7によって互いに近づくように付勢され、定着ベルト3を挟持しつつ両面を押圧している。これによって、定着ベルト3と加圧ローラ5とが互い接触する部分にニップ部8が形成される。そして、このニップ部8を後述する用紙が通過する際に、用紙上にトナー像が定着される。
【0025】
その定着ベルト3は、図2に示すように、基体3Aと、基体3A上に積層形成された弾性層3Bと、弾性層3B上に積層形成された離型層3Cとからなっている。
【0026】
その基体3Aは耐熱性材料で形成されている。耐熱性材料としては、SUS、ニッケル等の金属材料、もしくはポリイミド、ポリアミドイミド、フッ素樹脂等の耐熱性樹脂が用いられる。金属材料の場合は、定着ベルト3の撓みを考慮して、基体3Aの膜厚は100μm以下であることが望ましい。耐熱性樹脂の場合には、熱容量(立ち上がり時間短縮から、薄い方が有利である)、強度(厚い方が有利である)の点から、基体3Aの膜厚は30〜200μmであることが望ましく、100μ前後であることがより一層望ましい。
【0027】
弾性層3Bは光沢ムラの無い均一な画像を得るために設けられ、この弾性層3Bを設けることにより、ベルト表面が柔軟になる。また、定着時の温度(200℃以下)での耐熱性から、弾性層3Bの材質としては、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム等が用いられる。弾性層3Bの膜厚は200μm位が望ましい。
【0028】
離型層3Cに使用される材料としては、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)、および四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体樹脂(FEP)などフッ素系樹脂、もしくはこれらの樹脂の混合物、耐熱性樹脂にこれらフッ素系樹脂を分散させたものが挙げられる。離型層3Cの膜厚は20μm位が望ましい。
【0029】
弾性層3Bを離型層3Cが被覆すると、シリコーンオイル等を使用しなくてもトナー離型性、紙粉固着防止が可能になる(オイルレス化)。しかし、これらの離型性を有する樹脂は一般的にはゴム材料のような弾性を持たないことから、弾性層3B上に厚く離型層3Cを形成させると、光沢ムラが発生する恐れがある。つまり光沢ムラ防止、トナー及び紙粉に対する離型性確保を成り立たせるためには、弾性層3Bの柔軟性を損なわないような離型層3Cの形成が必要となる。このためには、離型層3Cの材料がなるべく柔軟であること、膜厚が薄いことが必要である。
【0030】
基体3A、弾性層3Bおよび離型層3Cからなる定着ベルト3の課題としては、表面状態の適正化、および特性値化が挙げられる。定着ベルト3表面は未定着トナー画像と接触し、そのトナーに熱を与え、加圧することで用紙上へトナーを定着させる。用紙にトナーを定着させる場合、定着ベルト3−加圧ローラ5で加熱/加圧定着するが、定着ベルト3の表面側のクリープ特性が、用紙のシワ発生有無に微妙に影響している。つまり、記録紙は加熱されることで伸びるが、定着ベルト3の表面側クリープ特性の違いで、伸びがうまく吸収されればシワにならないが、伸びが吸収されない場合はシワが発生する。
【0031】
そこで、本発明者らは、定着ベルト3の表面側クリープ特性を測定して、その結果がある範囲内に入っているか否かを評価することにより、用紙のシワ発生を抑制できることを見出したのである。そして、クリープ特性の測定に際しては、ドイツ規格DIN50359−1を適用する。
【0032】
ユニバーサル試験においては、正角錘のダイヤモンド製貫入体を荷重(試験力ともいう)を加えて試験片表面に押し込んでいき、所定の荷重(300mN)に達したら、その荷重で所定時間t1だけ保持(ホールド)し、そのときの押込み深さh1と、その後、この所定の荷重を保持してから所定時間t2を経過したときの押込み深さh2とを測定し、押込み深さh1,h2を用いてクリープ特性を求める。
【0033】
本実施の形態では、基体3A、弾性層3B、離型層3Cの3層からなる定着ベルト3に対して、離型層3C側からユニバーサル試験を行って押し込み深さh1,h2を求め、以下の式を用いてクリープCHUを算出する。
【0034】
CHU =(h2−h1)/h1 × 100 (%)
そして、クリープCHUが、0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入っていれば、その定着ベルト3は合格品であると評価する。
【0035】
また、本実施の形態における定着ベルト3は、基体3A、弾性層3B、離型層3Cの3層からなっており、ユニバーサル硬さ試験での離型層3C側から測ったクリープCHUが、0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入る特性を有するものである。
【0036】
このように、ユニバーサル硬さ試験における離型層3C側から測ったクリープCHUが0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入っていれば、定着ベルト3表面が適度な柔軟さを有していることになり、特に弾性層3Bが最適な柔軟さ(クリープ特性)を持っているといえる。このように弾性層3Bが最適な柔軟さを持っていると、定着ベルト3がニップ部において定着ローラ1と加圧ローラ5とで押圧されたときに、弾性層3Bは押し潰されるとともにベルトの面方向に沿って自由に伸張し、これにより、ニップ部8には用紙を部分的に強く拘束する箇所が生じることがないので、用紙にシワが発生するのを防止することができる。
【0037】
【実施例1】
次に、本発明の実施例について説明する。
【0038】
まず、基体3A、弾性層3B、および離型層3Cからなる3層構造の定着ベルト3を複数種類製作し、各定着ベルト3に対してクリープ値を測定するとともに、各定着ベルト3をベルト定着装置に装着して用紙にシワが発生するか否かの実験を行った。
【0039】
例えば定着ベルト3の一つとして、径60mm、長さ315mm、膜厚50μmのポリイミド樹脂の基体3Aを用意し、その基体3Aの上に弾性体3Bとしてシリコーンゴム(硬度(JIS K 6301):25度)を膜厚200μm形成し、さらにその上に離型層3CとしてFEP樹脂を膜厚8μm形成したものを製作した。この定着ベルトの表面のクリープ値は1.38(%)であった。
【0040】
また、定着ベルト3の一つとして、径60mm、長さ315mm、膜厚100μmのポリイミド樹脂の基体3Aを用意し、その基体3Aの上に弾性体3Bとしてシリコーンゴムを膜厚50μm形成し、さらにその上に離型層3CとしてFEP樹脂を膜厚3μm形成したものを製作した。この定着ベルト3の表面のクリープ値は0.35(%)であった。
【0041】
その他、基体3Aについては、ステンレスシームレスベルト(膜厚;30μm、40μm、60μm)、Niシームレスベルト(膜厚;30μm、40μm、60μm)、ポリイミドシームレスベルト(膜厚;30μm、50μm、100μm、200μm)、ポリアミドイミドシームレスベルト(膜厚;50μm、100μm、200μm)、およびこれらの継ぎ目有りベルトを用意した。
【0042】
弾性層3Bについては、シリコーンゴム以外にフッ素ゴムで形成した。また、膜厚は、50μm、100μm、150μm、200μm、400μm、500μmとし、硬度(JIS K 6301)は、5度、15度、25度、35度、45度のものを形成した。
【0043】
離型層3Cについては、PTFE、PFA、FEP、ETFEの各樹脂を用い、膜厚は3μm、10μm、20μm、50μmとした。
【0044】
なお、各層の間は、必要に応じてプライマを塗布した。
【0045】
また、測定条件としては、測定荷重を300mNに設定するとともに、押込み深さh1におけるホールド時間t1を5秒、この測定荷重を保持してから時間t 2 (10秒)経過後の押込み深さh 2 を測定した。測定機としては、フィッシャー・インストルメンツ(株)社の超微小硬さ試験機 H−100を使用した。また、定着ベルト3は腰が弱いので、シート状に切り出したのち、補強するためにBK7ガラスに接着・硬化させてからクリープ値等を測定した。
【0046】
製作した定着ベルトの各々について、用紙にシワが発生したか否かを観察し、その結果を集計すると、クリープ値とシワ発生との関連は図3に示すような傾向となった。
【0047】
図3から判断して、クリープ値CHUが0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲A内に入っていれば、用紙にシワが発生しないことが分かった。
【0048】
【実施例2】
次に、基体に弾性層を形成するとともに、その弾性層3Bのクリープ値を測定し、そのクリープ値と用紙に発生するシワとの関連を観察した。なお、基体3Aや弾性層3Bは実施例1で述べたものと同様である。
【0049】
集計した結果、クリープ値とシワ発生との関連は図4に示すような傾向となった。
【0050】
図4から判断して、弾性層3Bのクリープ値CHUが0.05≦CHU≦0.80(%)の範囲B内に入っていれば、用紙にシワが発生しないことが分かった。
【0051】
【実施例3】
次に、基体3Aに離型層3Cを形成するとともに、その離型層3Cのクリープ値を測定し、そのクリープ値と用紙に発生するシワとの関連を観察した。なお、基体3Aや離型層3Cは実施例1で述べたものと同様である。
【0052】
集計した結果、クリープ値とシワ発生との関連は図5に示すような傾向となった。
【0053】
図5から判断して、離型層3Cのクリープ値CHUが3.0≦CHU≦6.0(%)の範囲C内に入っていれば、用紙にシワが発生しないことが分かった。
【0054】
【実施例4】
次に、離型層3Cの上に表面改質層または薄膜をコーティングした定着ベルト3を用い、実施例1と同様にしてクリープ値とシワ発生との関連を観察した。
【0055】
表面改質処理方法としてUVオゾン処理、プラズマ処理またはEB処理を行い、また薄膜は真空蒸着またはスパッタによりコーティングした。薄膜コーティングでは、アルミニウム、銀、金、クロム等の金属またはAl2O3等の金属酸化物をコーティングした。
【0056】
UVオゾン処理の例としては、センエンジニアリング(株)社製低圧水銀灯SUV−90S光源を50mmの距離から5分間照射しサンプルを試作した。被処理体としては、実施例1で示したポリイミド樹脂を径60mm、長さ315mm、膜厚50μmに形成した。そして、その上に弾性層としてシリコーンゴム(硬度(JIS K 6301);25度)を膜厚200μm形成し、さらにその上に、FEP樹脂を膜厚8μm形成した。
【0057】
本実施例でも、クリープ値CHUが0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入っていれば、用紙にシワが発生しないことが分かった。
【0058】
【実施例5】
次に、バラエティに富んだ層構成の定着ベルト3について、クリープとシワ発生との関連を解析するために、基体3Aと離型層3Cからなる単層品を2種類(単層品1および単層品2)、基体3Aと弾性層3Bからなる2層品を1種類(2層品1)、基体3Aと弾性層3Bと離型層3Cからなる3層品を5種類(3層品1、3層品2、3層品3、3層品4および3層品5)選んだ。
【0059】
そして、上記単層品、2層品、3層品の各々に対して、実施例1と同様にして、ユニバーサル硬さ試験を行い、各々のクリープ値を測定した。
【0060】
以下にその測定結果を示す。なお、単位%は省略する。
(単層品の測定結果)
単層品1:4.33 3.82 3.94 3.69
単層品2:4.26 3.87 4.23 4.23 4.32 4.96 4.67 4.40
3.57 3.62 4.30 4.30 4.39 4.45 4.40 4.40
4.29 3.98 4.59 3.76 4.68 4.37
(2層品の測定結果)
2層品1:0.30 0.39 0.33
(3層品の測定結果)
3層品1:1.12 0.70 1.61 0.80 0.66 0.69
0.94 0.77 1.38 1.33 1.00 1.06
2.01 0.93 1.08 0.80 1.20 3.13
3層品2:1.049 1.012
3層片3:0.42 0.44 0.49 0.52 0.56
0.59 0.47 0.61 0.59
3層品4:0.883 0.758 1.06 0.839 0.87 0.934
3層品5:1.77 1.75 1.74 2.28 3.16
以上の測定結果をまとめると、表1のようになる。
【0061】
【表1】
表1の内容を略図で示せば、図6のようになる。3層品のクリープ値は2層品と単層品の間にあり、しかも2層品や単層品のクリープ値とラップしていないことが分かる。このため、例えば2層品と単層品のクリープ値を測定して、それらのクリープ値の範囲が定まれば、3層品のクリープ値をわざわざ測定しなくとも、3層品のクリープ値を推定することができる。
【0062】
【実施例6】
ここでは、図7に示すように、基体3Aの外周面3aが定着ローラ1の軸方向一側から他側に向けてテーパ形状となるように軸方向一側から他側に向けて、基体3Aの膜厚tが薄くなるように形成されている。
【0063】
この膜厚tmは、例えば、軸方向一側の膜厚tm1が例えば105μmであり、軸方向他側の膜厚tm2が例えば95μmとされ、その平均膜厚tmは例えば100μmである。
【0064】
その基体3Aを例えば耐熱性材料としてのポリイミド樹脂により作成する場合にはディッピング法を採用し、図8に示すように、ポリイミド樹脂溶液9に円柱形心棒10を浸漬する。そして、この円柱形心棒10にポリイミド樹脂溶液9を付着させつつ引き上げる際のその円柱形心棒10の引き上げ速度を制御する。これにより、その円柱形心棒10に付着するポリイミド樹脂の付着量が制御され、軸方向一側から軸方向他側に向けて外周面3aの形状がテーパ形状の基体3Aが得られる。
【0065】
このようにして形成された基体3Aの外周面3Aには、同様にして弾性層3Bが形成され、その弾性層3Bの表面には離型層3Cが形成され、この弾性層3Bの膜厚tm’は軸方向一側から軸方向他側に向けて均一とされる。
【0066】
このようにして製作された定着ベルト3によれば、図9に示すように、定着ベルト3を定着ローラ1と加熱ローラ2とに掛け渡して使用するとき、その定着ローラ2の回転による矢印P1方向への定着ベルト3の回動中に、定着ローラ1と加圧ローラ5とが定着ローラ3を押圧する押圧力が基体3Aのテーパ(傾斜)により、定着ベルト3を定着ローラ1の軸方向一側(図9に示す矢印P2方向)に片寄らせる分力と定着ローラ3を挟持する挟持分力とに分解されるので、定着中の用紙11をその幅方向一側に向けて引っ張る力がその用紙11に加わり、用紙11へのトナーの定着中にその用紙11に一方向への緊張力を加え続けることができるので、定着中に用紙11にしわが生じるのをより一層避けることができる。
【0067】
実施例6では、弾性層3Bの表面も軸方向にテーパを持たせる構成としたが、図10に示すように、弾性層3Bの外周面3bが基体3Aのテーパを相殺するように、弾性層3Bの膜厚tm’を軸方向一側から軸方向他側に向けて厚くする構成としても良い。
【0068】
この場合にも、定着ベルト3の回転中の外形状は、硬さの固い基体3Aの外形状で定まるので、定着中の用紙に一定方向の引っ張り力を加えることができ、用紙11のしわの発生をより一層防止できる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、定着ベルト表面が適度な柔軟さを有しているか否かを的確に評価することにより、用紙のシワ発生を防ぐことができる。
【0072】
請求項2の発明によれば、離型層の表面を保護することができる。
【0073】
請求項3の発明によれば、用紙のシワ発生を防止する定着ベルトを実現できる。
【0074】
特に、請求項3、請求項4に記載の発明によれば、定着ローラの回転中にその用紙に軸方向一側から他側に向かう張力を加えることができるので、しわの発生をより一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベルト定着装置の概略構成図である。
【図2】 定着ベルトの層構造を示した断面図である。
【図3】 3層の定着ベルトのクリープ値と用紙のシワ発生との関係を示した図である。
【図4】 弾性層のクリープ値と用紙のシワ発生との関係を示した図である。
【図5】 離型層のクリープ値と用紙のシワ発生との関係を示した図である。
【図6】 単層品、2層品、3層品のクリープ値の分布状態を示した図である。
【図7】 定着ベルトの基体の外周面に定着ローラの軸方向一側から他側に向けてテーパを設けた定着ベルトの断面図を示した図である。
【図8】 図7に示す定着ベルトの基体の製造方法の一例を示す説明図である。
【図9】 図7に示す定着ベルトを定着ローラと加熱ローラとの間に掛け渡して定着を行った際に、定着ベルトを定着ローラの軸方向一側に片寄らせる力が発生する理由を説明するための図である。
【図10】 図7に示す定着ベルトの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ
2 加熱ローラ
3 定着ベルト
3A 基体
3B 弾性層
3C 離型層
5 加圧ローラ
8 ニップ部
Claims (4)
- 基体の上に、弾性層および離型層が積層された定着ベルトに対してユニバーサル硬さ試験を行って、前記離型層側から測ったクリープ値CHUを以下の式で定義したとき、
CHU =(h2−h1)/h1 × 100 (%)
ここで、h1:一定に保たれる試験力に達した時点における押込み深さ(mm)
h2:前記試験力を保持してからある時間が経過したときの 押込み深さ(mm)
前記クリープ値CHUが、0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入っていれば、前記定着ベルトは合格品であると評価することを特徴とする定着ベルト評価方法。 - 請求項1に記載の定着ベルト評価方法において、
前記ユニバーサル硬さ試験を行う前に、UVオゾン処理、プラズマ処理またはEB処理により前記離型層の表面改質を行うか、もしくは金属・金属酸化物を真空蒸着またはスパッタにより前記離型層の表面に薄膜コーティングすることを特徴とする定着ベルト評価方法。 - 定着ローラと加熱ローラとの間に掛け渡されて使用される定着ベルトであって、基体の上に弾性層および離型層が積層され、ユニバーサル硬さ試験で前記離型層側から測ったクリープ値CHUを以下の式で定義したとき、
CHU =(h2−h1)/h1 × 100 (%)
ここで、h1:一定に保たれる試験力に達した時点における押込み深さ(mm)
h2:前記試験力を保持してから10秒の時間が経過したときの
押込み深さ(mm)
試験力は300mN
前記クリープ値CHUが、0.40≦CHU≦3.50(%)の範囲内に入っており、前記基体の外周が前記定着ローラの軸方向一側から他側に向けてテーパ形状となるように軸方向一側から他側に向けて、前記基体の膜厚が薄くなっており、前記基体の外周面に形成された弾性層が前記基体のテーパを相殺するように、該弾性層の膜厚が軸方向一側から他側に向けて厚くなっていることを特徴とする定着ベルト。 - 請求項3に記載の定着ベルトにおいて、前記基体が耐熱性材料から形成されていることを特徴とする定着ベルト。
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