JP3961631B2 - 屋根付き軽車両 - Google Patents

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根付き軽車両にかかる。
特に本発明は、折り畳み式とした屋根を備える軽車両で、屋根の折り畳みを容易化し、且つ折り畳んだ屋根を大幅に小型化し、更に屋根を支持するピラーをも折り畳んで小型化し、軽車両の収納ボックス内に容易に収納可能な程度に小型し得るようにした軽車両の屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スクーターのような軽車両において、雨天時の走行を円滑に行なわせるため、屋根を取り付けた形式のものが従来から提案され、実用に供されている。
従来の軽車両の屋根は、固定式のものが殆どである。
従って、晴天、降雨の如何に拘らず、屋根を備えた構造であって、屋根を取り付けてしまうと、雨天から晴天に移行したとしても、取り付けた屋根を取り外すことが困難である。
【0003】
そこで、従来の屋根付きの軽車両で、屋根を脱着し得る構造のもが提案されており、屋根を脱着し得る軽車両として、従来、例えば特公平3−52396号が知られている。
この軽車両においては、屋根を乗員上方のルーフパネル、ルーフパネル後端部から下方に垂下したリヤパネル、更にリヤパネル下方に配置したリヤサブパネルで構成する。車両の後部には、リヤパネルを支持する正面視逆U字型のタルガバーを起倒可能に備える。
これらパネルは、剛性を有する樹脂パネル材等で形成し、ルーフパネル前端部をフロントウインドスクリーンの上端部に支持し、又起立したタルガバー上端部にルーフパネル後端部を支持し、リヤパネルでタルガバー後面を覆うように構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特公平3−52396号に開示されている脱着式の屋根を備える軽車両においては、屋根の取り外しは、剛体からなるルーフパネルを、先ずフロントウインドスクリーンから取り外し、リヤパネルを取り外し、これ等を車両の後面に重ね合せ、その外側からリヤサブパネルでこれ等を覆い、車両後面にこれ等パネルを収納するようにしている。
【0005】
以上の従来の軽車両においては、先ずルーフパネル、リヤパネル、リヤサブパネルが夫々剛体のパネルで構成されている。
このため、屋根を取り外す場合には、夫々の分解作業を必要とする。そして、分解したパネルを前後に束ねて、軽車両後面に取付部材を介して組み付け、収納する作業を必要とする。
従って、屋根の取り外す際の作業性が悪く、又屋根の組付作業性も悪いこと等の不具合があり、屋根の取り外し、組み付けが面倒、煩雑である、という不都合がある。
【0006】
次に、ルーフパネルをはじめとして、屋根構成部品が全て剛体なので、各部品を折り畳むことができない。このため、屋根を取り外した場合に、小型の軽車両内に収納スペースを確保することが困難である。このため、車両の後面に前後に重ねて収納せざるを得ない。
これによると、収納した屋根構成部品の外形が大きくなり、又軽車両の後面に突出し、軽車両の前後方向の寸法が大きくなる虞がある。又外観性の点においても、軽車両の後面に収納された屋根構成部材が突出し、体裁が悪く、外観性を損ねる等の不都合がある。
【0007】
更に屋根を組み付けた状態において、屋根構成部品が、前記したように剛体のパネルで構成されるので、重量が大きくなる傾向にある。又パネル材の組み合わせ構造なので、全体として無骨な感じは否めず、外観性の点においても軽快な感じを受けることがなく、重く、重苦しい感じとなり、軽快な外観が好ましい軽車両としては最適とは言い難い。
【0008】
本発明者は、屋根付き軽車両の以上の課題に鑑み、本発明をなしたものである。
本発明の目的とする処は、先ず、ワンタッチに近い簡易な操作で折り畳みによる屋根の脱着を可能とし、且つ屋根を折り畳んでその外形を可及的に小型化し、ピラー部材を含む全体を、座席下方の収納ボックス内に収納可能とした屋根付き軽車両を提供することにある。
【0009】
又本発明の他の目的とする処は、軽車両の折り畳みによる脱着式屋根の構造を簡素化し、屋根の折り畳み操作を迅速、容易に行ない得るようにして操作性を著しく向上することができる。更に、屋根を組み付けた状態での屋根の保持、折り畳んだ状態での屋根構成部材の保持を確実に行なわせ、しかも折り畳んだ屋根自身を、幅を含んで可及的に小型化し、小容量の収納ボックスへの折り畳んだ屋根の収納を容易に可能とし、併せて、収納ボックス本来の目的であるヘルメット等の同時の収納を可能とする屋根付き軽車両をも提供することにある。
【0010】
更に又、屋根を組み付けた状態において、外観性が良好であり、屋根、これの関連部材も軽量であり、全体として軽車両に好ましい軽量で、屋根はソフトな感じを与えることができ、全体として軽快な感を呈する折り畳み構造の屋根を有する軽車両を得ることが可能であり、又屋根収納時の形態においても、軽車両の外観性を損ねることがなく、デザイン上も優れた屋根付き軽車両をも提供することにある。
【0011】
又本発明は、屋根の小型化を、その全長とともにその幅をも小型化し、更には屋根前端部の姿勢を自由として収納を容易化し、且つこの部分の小型化を図り、屋根の収納を効果的に行わせることができるようにした屋根前端部の取り付け構造を含む屋根付き軽車両を提供するをも目的とする。
【0012】
更に本発明は、屋根の後端部を支持するリヤピラー部材の折り畳み操作を迅速に行うことができ、且つその操作を著しく容易化し、屋根を起立状態で保持するピラーを、収納ボックス内に収納可能な程度に小型化すべく上下に分割し、簡単な操作で、確実にリヤピラー部材を折り畳み、又起立、折り畳み状態で確実にロックし、ロックの解除操作が容易であるリヤピラー部材の折り畳み、ロック機構を含む屋根付き軽車両をも提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として請求項1は車両の前部に設けたフロントウインドスクリーンと、車両の後部に設けたリヤピラーとの間に屋根を設けた軽車両において、屋根を、左右の線状の芯材と、該芯材間に架設され、折り畳み可能な布状部材とで構成し、リヤピラーは、中空部材からなる上部ピラーと、該上部ピラーを折り畳み可能に支持する下部ピラーとからなり、前記芯材を前記上部ピラー内に収納可能とし、上部ピラーは、下部ピラーに対して前下方に折り畳まれ、該上部ピラーは折り畳まれた屋根を付けた状態で軽車両のシート下方の収納ボックス内に収納するようにしたことを特徴とする。
【0014】
請求項1では、布状部材を芯材に沿って摺動させることで前後方向に伸張させて展開したり、或いは折り畳むことができる。又布状部材を折り畳んだ後の残余の芯材は、リヤピラーの上部ピラー内を摺動させて収納することができる。
【0015】
請求項2は、請求項1において、屋根の布状部材の前端部を芯材に固定し、布状部材のその余の部分を芯材に対し摺動可能に支持し、後端部を上部ピラーに着脱自在に係止した。
【0016】
請求項2では、布状部材の後端部をリヤピラーの上部ピラーから取り外すことで、該布状部材は芯材に沿って前端部方向に折り畳むことができる。布状部材の前端部の芯材前端部への折り畳みで、芯材のその余の部分は裸となり、リヤピラーの上部ピラー内に容易に摺動させて収納することができる。芯材の上部ピラー内への収納で、上部ピラー先端部には布状部材の折り畳まれた部分が臨み、芯材、布状部材からなる屋根は外形が可及的に小型する。
【0017】
請求項3は、下部ピラーには上部ピラーの起立状態をロックするロック機構を設けた。
【0018】
請求項3においては、上部ピラーは下部ピラーに設けたロック機構で起立状態をロックされるので、屋根を組み付けた状態で、ピラーの保持が確実に行なえつつ、ピラーを折り畳んで、ピラーの全長を短くし、屋根を含むピラーが、収納ボックス内等に収納可能となる。
【0019】
請求項4は、請求項1又は請求項2において、前記シートは前端部をヒンジとして揺動可能に支持され、かつ収納ボックスを上から塞ぐように配置され、収納ボックスには、屋根を付けた上部ピラーとともにヘルメットを収納可能としたことを特徴とする。
請求項4においては、軽車両の制約のある小さなスペースのシート下方に設ける収納ボックス内に屋根を付けた上部ピラーとヘルメットとを同時に収納することが可能となる。
【0020】
請求項5は、請求項1、又は請求項2において、屋根の布状部材の前部には、該布状部材前端部を保持する保持部材を車幅方向に備え、該保持部材は車幅方向に伸縮自在に構成した。
【0021】
請求項5においては、布状部材前端部の保持部材は車幅方向に伸縮自在なので、屋根を用いない場合には、その幅を縮小することができ、幅を小さくして折り畳んで屋根の小型化を図ることができる。
【0022】
請求項6は、請求項5において、屋根の布状部材前端部を保持する保持部材には、ウインドスクリーン取付部材を設け、該取付部材を布状部材を保持する芯材に対してヒンジ結合した。
【0023】
請求項6においては、芯材の先端部で布状部材の保持部材が揺動可能となり、収納ボックスに折り畳んだ布状部材を収納する際、保持部材を収納ボックスの底と平行にすることができる。
【0024】
請求項7は、請求項3において、下部ピラーは、車体側に基端部を軸支したアーム部材を備え、該アーム部材の先端部には上部ピラーの下端部を軸支し、且つ該アーム部材には、上部ピラーの軸部と係脱自在なロックバーを該アームの長さ方向に設け、該ロックバーを、前記アーム部材に回動軸を介して軸支した揺動ロック部材に連結し、該揺動ロック部材の係合部を、車体側に固定設置した固定ロック部材の係合部に係脱するように構成し、揺動ロック部材の回動軸を操作レバーで回動操作するように構成した。
【0025】
請求項7においては、操作レバーの操作で、揺動ロック部材を固定ロック部材から解除し、又揺動ロック部材の揺動でロックバーと上部ピラーの軸部とのロックを解除し、上部ピラーの下部ピラーに対するロックを解除することができる。一つの操作レバーの操作で、下部ピラーのロック解除と上部ピラーの解除とを同時に行うことができる。
【0026】
請求項8は、請求項7において、揺動ロック部材の係合部は爪部であり、固定ロック部材の係合部は2個の欠部であり、揺動ロック部材の揺動で、下部ピラーは、起立位置、倒れ位置の夫々で、2個の欠部の夫々に、選択的に係合するように構成した。
【0027】
請求項8においては、爪と欠部の係合なので、ロック位置での保持が確実になされ、又下部ピラーの起立位置、倒れ位置での保持が確実になされる。
(従って、屋根の展開、使用状態での保持、収納状態における保持の夫々を確実に行える。又爪が揺動し、欠部が固定なので、ロック、アンロック作動が確実になされ、且つ構造も簡素である。)
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず図面を説明すると、図1は本発明にかかる屋根付き軽車両の外観側面図で、屋根を使用した状態の図、図2は屋根の拡大平面図で、一部を破断した図、図3は屋根の拡大側面図で、一部を破断した図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5は図3の5−5線拡大断面図、屋根前端部の保持部材の正面図で、半分を破断した図、図6は屋根前端部の保持部材の正面図で、半分を破断した図、図7は保持部材の要部を拡大した破断正面図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図7の9−9線断面図、図10は図7の10−10線断面図、図11は保持部材の分解斜視図、図12は屋根後端部とリヤピラーとの係合構造を示す要部の拡大縦断面図、図13は屋根後端部をリヤピラーから取り外した状態を示す図12と同様の縦断面図である。
リヤピラーのロック機構の図面、作動説明図は、後述する。
【0029】
図1は本発明を適用した軽車両1(以下に車両と記す)の外観側面図を示し、実施の形態はスクーターである。車両1は、フレーム2の周り覆い、車両の外観を構成するボディカバー3を備え、前部に操向輪を構成する前輪4をハンドル5で操向自在に備え、又後部にはユニットスイング式のパワーユニット7を配設し、該パワーユニット7の後端部には、駆動輪を構成する後輪6を備える。
又前輪4上にはフロントカバー8を、又該フロントカバー8の上端部左右にはサイドミラー9を配設する。
【0030】
又車両1の中間部には乗員座乗用のシート10備え、シート10の下方はリヤカバー11で周囲を囲み、リヤカバー11内には、上方に開放した収納ボックス12を埋装するように設ける。
シート10は、その前端部をヒンジとして前上傾することが可能に構成し、シート10は、リヤカバー11の収納ボックス12上に配置され、シート11を前端部をヒンジとして起倒することにより、収納ボックス12を開閉するように構成する。
【0031】
以上の車両1の前部には、フロントカバー8上に突出するようにフロントウインドスクリーン13(以下ウインドスクリーンと記す)を配設し、ウインドスクリーン13は上端部が車両の後方を向くように後上傾して設ける。
ウインドスクリーン13は、後述するようにリヤピラー40の折り畳み動に連動して図1の上端部位置から下方に降下動するように構成する。
以上のウインドスクリーン13の頂部と後部のリヤピラー40との間に、屋根20を設ける。
【0032】
屋根20の詳細は図2〜図6に示す如くで、図は屋根20を展開し、屋根を使用状態とした状態を示し、先ず、屋根20を展開した状態で説明する。
屋根20は、撓曲性を有し、防水性を有する布状部材21と、前後方向に延びる左右の芯材25,25とからなる。芯材25,25は、例えば、ピアノ線の如き撓曲性を有し、復元性、弾性を有する線材で形成する。
【0033】
布状部材21の両端部21a,21aには、前後方向に所定間隔を開けて適所に短い管体22…(…は複数を表す。以下同じ)を縫着等して備える。該管体22…を、図4に示すように、左右の芯材25,25に摺動自在に嵌合する。これにより、布状部材21は、左右の芯材25,25間に張られることとなる。
又布状部材21の前後方向中間部左右には、前後方向に所定間隔を開けて管体23…を縫着等して固着する。該管体23…を左右の芯材25,25に摺動自在に嵌合する。
【0034】
左右の芯材25,25に摺動自在に嵌合した管体23…の左右一対のもの間に、ピアノ線等からなる補強線材26…を横架する。補強線材26…は布状部材21の下面に配置し、布状部材21を保形する。補強線材26…は図2で示したように、実施の形態では前後方向に離間して3本設けた。
尚、図4、図5に示すように、布状部材21の両端部21aには、補強フラップ24を垂れ下がるように設け、芯材25,25、及び管体22…,23…が側方から見えないように構成した。
【0035】
以上により、所謂ソフトトップと称される屋根20を構成し、ウインドスクリーン13の頂部から後方のリヤピラー40との間に屋根20が延設され、ソフトな感じで、外観性に優れた屋根を軽車両に設けることができる。
【0036】
次に屋根20の前端部の保持構造を説明する。図6〜図11は保持構造を示し、図11は理解の便宜のため、分解斜視図として示し、説明の便宜上布状部材を外して示した。
保持部材30は、図9〜図11で明示したように、断面が略々C型の横長の基板31と、左右の側板32,32とからなる。
基板31の上下には、後方に向き、且つ対向するように下部のものは上向きに、上部のものは下向きに開放する上下の溝31a,31aを備える。又基板31の左右方向の中間部裏面には、補強板31b,31bを裏当てして備える。
【0037】
左右の側板32,32は、左右で対称形状をなし、横長の前面部32a、及び外端部から後方に屈曲した前後に短い側面部32bを備え、平面視が略々L型類似の形状をなす。
各前面部32aの内端部寄り部分には、上下に離間して端部に欠部32cを有する横長凹部32d,32dを、又この間には左右方向への長孔32eを設ける。更に各前面部32aの外端部寄り部分には、下半部に左右に離間して皿状の取付孔32f,32gを、又上部には、左右方向の長孔32hを設け、これ等は左右対称形状の各保持板32,32に対称的に設ける。
【0038】
以上の保持板32,32は、基板31の裏面に配置し、各内端部側から、これの上下端部を上下の溝31a,31a係合し、保持板32,32を基板31の裏面において、左右方向に摺動自在に係合する。
そして、左右の保持板32,32に対称的に配置した左右に離間した欠部32c,32c間に、引張、付勢部材、例えばゴムベルト33,33の両端部を係止する。該ゴムベルト33,33の弾性力で、基板31裏面に係合した左右の保持板32,32を、互いに相い寄る方向に引張、弾圧する。
【0039】
前記した基板31に設けた補強板31b,31bには、裏面からビス34,34を通し、ビス34,34の先端部を保持板32,32に設けた前記長孔32h,32hに係合し、保持板32,32の基板31に対する摺動を保障する。
一方、前記した左右の芯材25,25の先端部には、互いに向い合うように内側に略々90°屈曲した屈曲先端部25a,25aを夫々設け、該各屈曲先端部25a,25aに、ヒンジ部材27,27を回動自在に取り付ける。
【0040】
各ヒンジ部材27は、蝶番の一方の片の如き構造で、上端部の筒状部27a,27aを各芯材の屈曲先端部25aに嵌合し、回動自在に止着する。ヒンジ部材27の平板部27bの各外側寄り部には取付孔27dを設け、又内側寄り部には鋲27cを突設する。
以上の左右のヒンジ部材27,27の平板部27bを、前記した左右の保持板32,32の裏面に当てがい、鋲27cを取付孔32gに通し、カシメ付けて固定し、この状態を図9で示した。
【0041】
ところで、ヒンジ部材27の上端部の筒状部27a,27aは、ヒンジ部材27,27を保持板32に取り付けた状態で、図8に明確に示すように該保持板32の上部に設けた長孔32h内に収容され、筒状部27a,27aと保持板32との干渉を回避する。
各保持板32の、前記した各取付孔32fの正面側から、平ビス35を通し、平ビス35の先端部35aを、ヒンジ部材27の平板部27b裏側に突出するように通す。
【0042】
該先端部35aにナット部材36を螺合し、前記鋲27cとともにヒンジ部材27の平板部27bを保持板32に固着する。一方、ナット部材36に後端部には図8で示したように、係止フック37の後端部を軸37aで軸支する。
ナット部材36の後端部を二股状に形成し、これに係止フック37の先端部37bを挟み込んで軸37aで軸支し、係止フック37は軸37aを支点として揺動自在に構成する。
【0043】
一方、前記ウインドスクリーン13の上端部寄り部分で、左右両端部寄り部分には、比較的大径の係止孔14,14を設ける。又、ウインドスクリーン13の面と直角の方向に係止フック37を配置する。該ウインドスクリーン13の係止孔14,14に、該各係止フック37を通し、ウインドスクリーン13の裏面に突出した係止フック37を下方に屈曲、回動させ、保持板32,32をウインドスクリーン13に係合、固定する。
この状態を図8で示した。これにより、保持板32,32、基板31、左右の芯材25,25を含む保持部材30の全体は、ウインドスクリーン13に上端部に係合されて、固定されることとなる。
【0044】
図8において、係止フック37の実線で示した倒した状態においては、係止フック37がウインドスクリーン13の係止孔14裏面周辺部に当たり、係止孔14からの抜け出しを阻止する。
一方、係止フック37を矢印▲1▼の方向に回動させることで、想像線で37Aで示すように係止フック37は係止孔14と一致するようになる。
従って、保持板32を含む保持部材30を、図8の左方向に移動させることで、係止孔14から係止フック37を抜出すことができる。
即ち、保持部材30をウインドスクリーン13から取り外すことができる。
【0045】
尚、図10に示すように、基板31に設けた補強板31bの裏面から通したビス34,34は、その裏面側の頭部34aが、ウインドスクリーン13の前記係止孔14,14間に設けた孔13a,13aに収容され、保持板32のウインドスクリーン13表面への密着を保障する。
以上の保持部材30の前面を構成する左右の保持板32,32、及び基板31の前面に、前記した布状部材21の前端部21bを貼着する。又左右の補強フラップ24の前端部は、左右の保持板32,32の各外側の側面部32b表面に貼着する。
【0046】
ところで、保持部材30を係止フック37を図8の想像線37Aのように伸ばし、ウインドスクリーン13の係止孔14から係止フック37を抜出すことで、屋根20の前端部である保持部材30は、ウインドスクリーン13から取り外すことができる。
この際、保持部材30は、左右方向の中間部の基板31に対して摺動自在に係合された保持板32,32は、前記したようにゴムベルト33,33で相寄る方向に引張、弾圧されている。
【0047】
このため、保持板32,32のウインドスクリーン13に対する拘束の解除で、基板31の係合状態のまま、ゴムベルト33,33の引張、弾圧作用で相寄る方向に摺動し、保持部材30全体の左右方向の長さが小さくなる。
この際、布状部材21は前記したように可撓性を有するので、幅方向に折り畳まれる。
又、左右の芯材25,25間に架設された補強線材26…は、ピアノ線の如く撓曲性、弾性を有するので、布状部材21の折り畳みに追従して復元可能に変形する。
【0048】
従って、ウインドスクリーン13から屋根20前端部の保持部材30を取り外すことで、自動的に保持部材30は、布状部材21、芯材25,25、補強線材26…を含んで幅が小さくなるように変形し、収納ボックス12内への収納し得るようにその幅を縮小する。
保持部材30は、これの左右の部分を構成する保持板32,32を介して、芯材25,25の前端部にヒンジ部材27,27で回動自在に軸支されており、従って、ウインドスクリーン13から保持部材30を取り外した状態においては、芯材25,25の屈曲先端部25a,25aを支点として回動させることができる。
このため、保持部材30は、芯材25,25の延長方向に対して直角に配置させる等、自由にその姿勢を変更することができる。
【0049】
従って、屋根20を収納ボックス12内に収納する際、屋根20の前端部である保持部材30を、収納ボックス12の底面12aと平行にして収納することができる。これを図27、図28で示し、これについては後述する。
【0050】
次に屋根20の後端部の支持構造を説明する。
フレーム2の後上傾した後部2aに、リヤピラー40の基台15を起立するように設け、基台15上に支持枠16を延出し、支持枠16上に図14〜図17で示したリヤピラー40の下部ピラー46を起倒自在、且つ起立位置、倒れ位置をロックするロック機構を介して設置する。
リヤピラー40を支持する基台15、及び支持枠16の上端部を除く部分は、リヤカバー11の後部で覆われ、リヤピラー40はリヤカバー11の後部上に上方に起立する。
【0051】
屋根20の後端部には、前端部の保持部材30と同様に左右方向に幅を有する後端板28を設ける。具体的は、布状部材21の後端部に左右方向の板状芯材28aを配置し、これを布状部材21の後端部21cで抱持し、後端板28を設けた。
後端板28は、図12に示すように前上傾するように配置されており、内面(車両前方の面)の左右に、側面U型の凹状フック29をビス29aで固着する。
【0052】
リヤピラー40の上部ピラー41は左右一対備える。図2に示すように平面視が左右対称のL型をなすように、中空パイプ材を屈曲して形成する。
上部ピラー41,41の下部41aは、対称的に内側に屈曲し、下部41aから上方に上部ピラー41は起立し、上方に所定長さを有し、図1、図3に示すように、前上方に弯曲して形成されている。
【0053】
以上のリヤピラー40の上部ピラー41,41の上端部の外周上側には、前記凹状フック29と係脱自在に係合する爪片42,42を夫々設ける。
又中空の上部ピラー41,41の先端には、摩擦係数が小さい樹脂等で形成した筒状ガイド43を同心にビス43a等で固着する。前述の左右の芯材25,25の各後端部25bを、筒状ガイド43介して、中空の上部ピラー41内に摺動自在に挿入する。
芯材25の後端部25bにはバネ受け44を固定する。バネ受け44と筒状ガイド43の上部ピラー41上端部内の下端部43bとの間には、芯材後端部25b周を囲むようにコイルバネ45を巻装する。
【0054】
以上において、図13に示すように屋根20の後端部の後端板28を後方に抜出し、これにより上部ピラー41の上端部の爪片42から後端板28の凹状フック29は抜け出す。
これにより、図13のように屋根20の後端部は、上部リヤピラー41から外れて自由となる。
この状態で、屋根20を折り畳むべく、後端板28を掴んで屋根20を前方に移動させると、屋根20は可撓性を有する布状部材21で構成されているので、前方に折り畳まれる。布状部材21の折り畳みは、左右の芯材25,25と布状部材21の管体22…との摺動で円滑になされる。
【0055】
又左右の芯材25,25間に架設した補強線材26…は、管体23…の芯材に対する摺動で布状部材21と一緒に折り畳み方向に移動し、一緒に折り畳まれることとなる。
折り畳まれた布状部材21は、先端部の保持部材30と重なるように縮小、折り畳まれ、芯材25の前端部に折り畳まれて集合する。この状態は図23に示す如くである。又前記したように屋根20は折り畳んだ状態で左右方向の幅が小さくなる。
この結果、芯材25,25は、先端部の折り畳んだ布状部材21を除いた大半が線状材として図23に示すように露出し、爾後、先端部の保持部材30を掴んだりして芯材25,25を後方に押圧する。
【0056】
これにより、芯材25,25は、上部ピラー41,41が中空なので、該ピラー41,41内に摺動しつつ収納される。
芯材25,25の収納、摺動は、筒状ガイド43で円滑になされ、又バネ45の弾圧力で、芯材25,25の挿入の初期の押し込み力を得、芯材25,25の該ピラー41,41内への挿入は円滑に、容易になされる。
【0057】
上部ピラー41,41への芯材25,25の挿入は、前端部の保持部材30、布状部材21の折り畳んだ厚さ、後端板28を除いた部分でなされ、後端板28が上部ピラー41,41の先端部である筒状ガイド43の先端部に当接した状態で終了する。
この状態は図24に示す如くで、上部ピラー41,41の先端部間に屋根20は折り畳まれた状態で配置される。
【0058】
次に、リヤピラー40の下部ピラー46の構造、及び下部ピラー46の起倒、ロック、ロック解除操作機構、並びに、下部ピラー46に対する上部ピラー41の連結、保持、ロック機構を説明する。
図14はリヤピラー40の下部ピラー46を詳細に説明する図で、下部ピラー46の前面カバーを外した状態の正面図、図15は下部ピラーの縦断側面図、図16は図15の16−16線断面図、図17は図15の17−17線断面図、図18〜図21は下部ピラー46の折り畳みの作動説明図で、図18はロック解除操作の説明図、図19は下部ピラーを後倒しする状態の説明図、図20は下部ピラーを後倒し位置でロック操作する説明図、図21は後倒しした下部ピラーのロック状態の説明図、図22は下部ピラーの後倒し位置におけるロック状態の縦断面図である。
【0059】
図14において、47は、前後方向の幅が小さく、薄い箱状をなす本体であり、下部ピラー46を構成する。
本体47は、後面板48と、これの前面を覆う前面カバー49とからなり、図14に示すように正面視は縦長矩形で、その内部には、左右にアーム部材(以下にアームと記す)50,50を一体的に縦設、内装する。
アーム50,50を含む本体47は、車体側に設けた後述する支軸54を支点として揺動自在である。
【0060】
内装された左右の上記のアーム50,50の上端部50a,50a間には、支持パイプ51を横架、固着する。
該支持パイプ51内に、上部ピラー41,41を支持する支軸52を回動可能に嵌挿する。
該支軸52の両端部52a,52aを、支持パイプ51の両端部から突出させ、前記した上部ピラー41,41の屈曲した下部41a,41aを嵌合して固定する。
下部ピラー41,41は、支軸52と一体に支持パイプ51に対して回動可能である。
【0061】
支持パイプ51内に臨む支軸52の外周には、図15に明示したように、円周方向に所定角度で溝52bを設け、且つ図15の溝端部には、径方向への係止孔52cを設ける。
一方、前記した車両1のフレーム2の後部2a上に起設した基台15上に設けた支持枠16の先端部には、図15、図16に示すように左右に離間したスティ16a,16aを備える。
【0062】
スティ16a,16aに、図14、図17で示す図15、図16、図17で示すように左右の離間した支持スティ17,17を連結する。
該支持スティ17,17の外側に、正面視凹型のブラケット53の起立した側片部53a,53aを臨ませ、該側片部53a,53aの外側に、前記したアーム50,50の下端部50b,50bを配置し、アーム50,50とブラケット53とを一体的に回動するように構成する。
【0063】
ブラケット53の左右の側片53a,53aの外側間に、前記したアーム50,50の下部50b,50bを臨ませ、側片53a,53a、アーム50,50の下端部間に支軸54を架設する。該支軸54を支点として、前記アーム50,50を含む下部ピラー46全体を、回動自在に支承する。
又支軸54周で、アーム50,50の内側には、該支軸54と直角の方向に広がるロックピース55を、左右に固設する。
かかるロックピース55で固定ロック部材を構成する。
該ロックピース55には、後下傾する第1のロック用の欠部55aを、又前下傾する第2のロック用の欠部55bを設ける。
【0064】
又アーム50,50の下部で、前記支軸54の上方であって、後方位置には支軸56を架設する。該支軸56には、図15に示すように、図では略々逆C型のロック爪57の屈曲中点部分を固着する。
かかるロック爪57で、揺動ロック部材を構成する。
ロック爪57の先端部には、逆L型の爪部57aを備え、図15の下部ピラー46が図の起立状態にあっては、ロックピース55の第1の欠部55aに係合し、ロックピース55が固定であることから、該ロック位置、即ち、下部ピラー46の起立位置をロックして保持する。
【0065】
前記した左右のアーム50,50の内側には、左右に離間したロックバー58,58を平行に縦設する。一方、前記した各アーム50の上端部間に架設した支持パイプ51の左右の下面には、縦通孔51a,51aを設ける。左右のロックバー58の先端部58aを、支持パイプ51の各縦通孔51aに下方から嵌合する。各縦通孔51aの下面には、ガイド51bを夫々設けた。
以上の左右のロックバー58の先端部58aは、縦通孔51aを下から通って内装した支軸52の溝52bを通り、径方向へ設けた前記の係止孔52cに係合する。
ロックバー58の先端部58aの支軸52の係止孔52cへの係脱で、上部ピラー41のロック機構を構成する。
【0066】
ロックバー58,58は、その先端部58aを、支軸52の係止孔52cに係合することで、支軸53の回動を規制するストッパーとして機能する。支軸52は回動し得ないことから、これの両端部に連結された上部ピラーー41,41の回動は、ロックされて規制されることとなる。従って、図1のように上部ピラー41,41は、下部ピラー46上に起立した状態を、ロック状態で保持されることとなる。
従って、屋根20を展開して張った状態で保持することが可能となる。
【0067】
又ロック爪57の基端部57bには、回動軸受け57cを設る。該回動軸受け57cを介して、ロックバー58下部を、軸方向動(図15では上下方向)に摺動自在に支承する。
ロックバー58の中間部には、バネ受け58bを設け、軸受け57cとの間にコイルバネ59を巻装する。ロックバー58の下端部58cは、ロック爪57の基端部57bに設けた回動軸受け57cの下方に延出させ、下端部58cにストッパー57dを設け、ストッパー57dは図ではアジャストネジとし、ストッパー位置を調節可能に構成した。
【0068】
ロック爪57を回動自在に支承する支軸56の一端部、図14、図16では右側の端部に操作レバー60の基端部を同軸に連結、固着する。
操作レバー60は、本体47の一側部から外側方に突出し、図14で、又図15で想像線で示すように本体47の一側外方にあって上方に延び、上端部には内側に弯曲した把持部60aを備える。
【0069】
操作レバー60の基部60bは、支軸56の一端部に設けた筒状継手部56aに嵌合して接合され、操作レバー60の揺動操作で、支軸56は回動する。
又ロック爪57の支軸56よりも回動軸受け57cに寄った部位には、コイルバネ等で構成した復帰バネ61の一端部61aを係止する。該コイルバネ61の他端部61bを、アーム50,50の長さ方向中間部に設けた係止ピン62に係止する。
尚図14、図15において63は、アーム50,50間に架設した補強杆である。
【0070】
次に下部ピラー46の格納に伴う折り畳み作動を説明する。
図14、図15は、何れも下部ピラー46が起立状態にあり、又上部ピラー41も起立状態にあって、図1に示すように屋根20を展開し、張った状態にある。
下部ピラー46の格納に伴う折り畳みに際し、これに先たち、先ず、屋根20の後端板28を、左右の上部ピラー41,41から取り外し、屋根20を構成する布状部材21を、図23の矢印▲2▼で示すように芯材25,25に案内させて前方に移動させ、屋根を折り畳む。
【0071】
屋根20は芯材25,25の先端部に折り畳まれて位置し、前後方向の長さが大きく縮小する。
次に、屋根20の前端部の保持部材30を、ウインドスクリーン13から取り外し、次に前端部の保持部材30を掴んで後方に押圧する。これにより、図24の矢印▲3▼に示すように、芯材25,25は、上部ピラー41,41内に挿入されることとなり、最終的には、折り畳んで前後方向長が短くなった屋根20、及び前端部の保持部材30は、上部ピラー41,41の先端部間に、架設状態で臨むこととなる。
【0072】
ところで、車両1のシート10は、図23、図24に示すように、シート10のロックを解除しておき、前端部をヒンジとして前方に起立、揺動させ、、屋根20の収納を行なわせるべく収納ボックス12を開放しておく。
次に上下のピラー41,46の折り畳み作動を、図18〜図21を参照して説明する。又操作手順を図25で説明する。
【0073】
先ず、図18、図25に示すように、操作レバー60を矢印▲4▼の方向(図18の左方向、車両の前方向)に揺動する。
これにより支軸56は回動し、支軸56に固着されたロック爪57は、該支軸56を支点とし、図18中において反時計方向に回動する。
操作レバー60の揺動はバネ61に抗してなされる。
【0074】
ロック爪57の回動で、図19に示すように、先端部の爪部57aは、ロックピース55の第1の欠部55aから外れる。又ロック爪57の基端部57bは下がる方向に移動し、これに連結されたロックバー58をバネ59に抗して引き下げる。
この結果、支軸52の係止孔52cから、ロックバー58の先端部58aを引き抜き、上端部の支軸52は、下部ピラー46上端部に設けた支持パイプ51内において回動が許容される状態となる。
【0075】
即ち、ロックバー58の下降により、支軸52、従って上部ピラー41はロックが解除された状態となり、支軸52の両端部に、下部41a,41aを連結した上部ピラー41,41は、下部ピラー46に対しロックが解除され、上部ピラー41を、図19の矢印▲5▼の方向、図25の矢印▲5▼の方向に回動させることができることとなる。
【0076】
従って、折り畳んだ屋根20を先端部に臨ませた上部ピラー41は、収納ボックス12の方向に折り畳む操作を行うことができる。
又、ロック爪57の爪部57aが、固定側のロックピース55の第1の欠部55aから外れることで、下部ピラー46全体は自ロック解除状態となって、自由となり、下部ピラー46を図19、図25の矢印▲6▼で示す時計方向に、下端部の支軸54を中心として回動可能となる。
【0077】
これにより、上部ピラー46を後方に倒す折り畳み動を行い、上部ピラー46を図20、図26に示すように後方に倒して折り畳み、一方、上部ピラー41は前記したように下部ピラー46に対してロックが解除された状態にあるので、前倒し作動させることができる。
図26に示すように、下部ピラー46の左右に配置した上部ピラー41,41は、後方に略々水平に倒した下部ピラー46に対し、前方に倒して折り畳み、且つ下部ピラー46のレベルよりも下方まで倒すことができ、上部ピラー41,41の先端部に位置する折り畳んだ屋根20を、収納ボックス12内に臨ませることができる。
【0078】
下部ピラー46が後方に倒れ、上部ピラー41が前倒しするように倒れた、折り畳まれる状態を図21で示し、ロック爪57の爪部57aは、ロックピース55の第2の欠部55bの下方に臨む。
爾後、ロック爪57の爪部57aはロックピース55の第2の欠部55bに係合し、この状態を図21で示した。これにより、下部ピラー46は、後方に倒れて折り畳んだ状態でロックされることとなる。
【0079】
尚、図21の矢印▲8▼のように、操作レバー60を図の略々水平位置から、上方に揺動させることで、ロック爪57は回動し、ロックピース55の第2の欠部55bから爪部57aは離脱し、折り畳み、倒れ状態のロックを解除し、下部ピラー46を起立させ、又上部ピラー41を起立させ、屋根を展開して張ることが可能となる。
下部ピラー46の起立、ロック、上部ピラー41の起立、ロック、屋根の展開、張り作動は、前記した説明と逆転順となるので、前記した説明で充分に理解することができるであろう。
尚、下部ピラー46を倒した状態を図22で詳細に示した。
【0080】
図26に示すように、上部ピラー41を前方、且つ下方に倒し、屋根20を収納ボックス12内に臨ませ、収納ボックス12内の底部には、屋根収納凹部12aを設けておく。
収納凹部12aの上方に臨む屋根20は、図示ではこれの上方にあるので、屋根20を引き下げ、収納凹部12a内に屋根20を臨ませる。屋根20は芯材25が上部ピラー41に対して挿入状態にあり、摺動自在ので、容易に引き下げが可能である。
【0081】
図27は、屋根20を収納凹部12a内に収納した状態を示す。
前記したように、屋根20の前端部の保持部材30は、ヒンジ部材27で回動自在に芯材25に取り付けられているので、収納凹部12aの底面と平行に配置することができる。従って、保持部材30が剛性を有していても、収納凹部12a内で立つようなことが無く、高さを減じることができ、高さ方向をコンパクト化し、屋根20全体をコンパクト化して収納凹部12a内に収納することができる。
爾後、内蓋12bを図27の矢印▲9▼のように後端部のヒンジを支点として前倒しし、図27のように収納凹部12aを閉じる。
【0082】
最後に、シート10を図26、図27の矢印のように後方に倒し、収納ボックス12を上から塞ぎ、屋根20をシート10下方の収納ボックス12内に収納する。
ところで、シート10の下面左右には、図示しなかったが、左右の上部ピラー41,41を受容する凹部をシートバック部10a背部に設けておき、前倒しした上部ピラー41,41、及びヘルメットHを収納ボックス12の後部内に収容し得るようにした。
この状態を図28で示した。
【0083】
ところで、図示した実施の形態においては、前記のように屋根20の折り畳み、収納に連動して、車両前面に起設したウインドスクリーン13を、所定位置まで引き下げるように構成した。
その理由は、屋根20を使用する状態では、前方からの雨水を避けるため、ウインドスクリーン13の上端部は、屋根20の高さに応じて乗員の頭部よりも若干高い方が好ましい。
しかしながら、屋根を外して走行する図28のような状態では、ウインドスクリーン13は目線よりも下方が好ましい。
【0084】
図29は、ウインドスクリーン13の昇降機構を70示し、ウインドスクリーン13の下端部左右に支持部13b,13bを設け、一方、車体のフロントカバー8内には基板71を固設し、又これの左右には、ウインドスクリーン13の両側端部13c,13cをガイドするガイド部材72,72を縦設する。
基板71の前面左右には、送りネジ73,73を縦設し、これにナット部材74,74を螺合し、ナット部材74,74を、前記したウインドスクリーン13の下端部左右の支持部13b,13bに固定する。
【0085】
基板71の下端部には昇降用モータ75を固設し、これの左右の出力軸に駆動ギヤ76,76を固着し、該ギヤ76,76を前記した送りネジ73,73下端部に設けた被動ギヤ77,77に噛合する。
従って、モータ75の駆動で、ギヤ76,77を介して送りネジ73,73は正逆に回転する。この結果、送りネジ73,73に螺合したナット部材74,74は昇降することとなり、ナット部材74,74に結合したウインドスクリーン13は昇降する。
【0086】
ウインドスクリーン13の昇降は、以下のようになされる。
図15において78はマイクロスイッチの如きスイッチで構成した起動スイッチである。スイッチ78を、アーム50,50の一方に固設しておき、図15はスイッチ78の操作子78aが開放状態にある。
前記に従い、上部ピラー46を後方に倒して折り畳み作動を行うと、上部ピラー46内に内装したスイッチ78も、アーム50と一体に後方に回動し、図15のように上部ピラー46の倒れ、ロック位置で、スイッチ78の操作子78aは支軸56に設けたカム79に接触する。
【0087】
この結果、スイッチ78の操作子78aは押圧され、スイッチオンの状態となり、前記したモータ75をウインドスクリーン13を引き下げる方向に駆動させ、前記した送りネジ73,73の作動でウインドスクリーン13を所定高さまで、引き下げる。
この関係を26、図27においても示し、下部ピラー46を倒し、折り畳むことで、折り畳み作動と連動してウインドスクリーン13は、図26、図27に矢印aで示すように所定の高さまで下動する。
【0088】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、軽車両において、フロントウインドスクリーンと、リヤピラーの中空部材からなる上部ピラーとの間に屋根を設け、屋根を、左右の線状の芯材と、芯材間に架設された折り畳み可能な布状部材とで構成し、芯材を上部ピラー内に収納可能としたので、屋根を構成する布状部材を、芯材に沿って摺動させることで前後方向に伸張させて展開したり、或いは折り畳むことができる。布状部材を折り畳んだ後の残余の芯材を、上部ピラー内を摺動させて収納することができる。
【0089】
従って、屋根付きの軽車両において、屋根の不使用時においては、屋根を折り畳むことができ、且つ屋根の支持部材である芯材をリヤピラーの上部ピラー内に収納するので、折り畳んだ屋根は、上部ピラー部から折り畳んで保持することができ、屋根を軽車両の収納ボックス内に、収納可能となるように小型化して折り畳むことができる。
従って、小型の軽車両において、折り畳んで軽車両の収納ボックス内に収納可能とする折り畳み形式の屋根を得ることができる。
【0090】
又屋根をリヤピラーの上部ピラー内に収納可能な芯材と、該芯材に対して摺動可能な布状部材で構成したので、屋根の折り畳みは芯材に布状部材を摺動させて行えるので、屋根の折り畳み操作は極めて容易であり、又屋根の引き出し、展開、張り操作も逆の手順なので、操作が極めて容易である。
【0091】
又屋根を布状部材で構成し、屋根を展張する骨材を、リヤピラーの上部ピラー内に摺動させて収納し得る芯材、従ってピアノ線等で構成することとなるので、軽量化することができ、軽車両に最適の軽量な折り畳み形式の屋根を得ることができる。
更に屋根は、布状部材と左右の芯材とで構成するので、構造が簡易であり、コストの点においても有利である。
【0092】
又本発明は、折り畳み形式で、不使用時には除去する形式の屋根は、ウインドスクリー
ンとリヤピラーの上部ピラーとの間に設けられ、屋根を布状部材で構成したので、所謂ソフトトップ形式の屋根を構成することとなり、重量的には極めて軽量であって、又外観性の点においても優れ、軽車両の屋根として、軽車両の外観性を損ねることなく、外観性の向上、機能性の向上が図れ、軽快な感じで、軽車両の外観性とマッチした折り畳み形式の屋根を得ることができる。
【0093】
請求項2は、請求項1において、屋根の布状部材の前端部を芯材に固定し、布状部材の他の部分を芯材に対し摺動可能に支持し、後端部を上部ピラーに着脱自在に係止したので、布状部材の後端部を上部ピラーから取り外すことで、該布状部材を、芯材に沿って前端部方向に折り畳むことがで可能である。
【0094】
従って、布状部材の前端部の芯材前端部方向への摺動で、布状部材は折り畳まれ、芯材のその余の部分は裸となり、上部ピラー内に容易に摺動させて収納することができる。
従って、屋根の折り畳み操作は、布状部材の後端部を上部ピラーから外し、爾後布状部材を芯材前端部方向に移動するだけで行え、屋根の折り畳み操作が極めて容易であり、パネル状の屋根を取外したりする面倒、煩雑な操作を一切必要とすることが無い。
【0095】
又芯材の上部ピラー内への収納で、上部ピラー先端部には、布状部材の折り畳まれた部分が臨むだけとなる。この結果、芯材、布状部材からなる屋根は、その外形、特に前後方向長が極めて小さくなり、外形が大幅に小型化し、軽車両の収納ボックス内への収納を、容易に実現可能とすることができる。
【0096】
請求項3は、請求項1、又は請求項2において、下部ピラーには上部ピラーの起立状態をロックするロック機構を設けたので、上部ピラーは下部ピラーに設けたロック機構で起立状態をロックすることができる。
【0097】
従って、軽車両において、折り畳み形式の屋根を展開し、組み付けた状態で、ピラーの起立保持を確実に行うことができるとともに、上部ピラーを折り畳んで、ピラー全体の全長を短くすることができる。
従って、屋根を折り畳み、屋根後端部を支持する屋根を含むピラーを、収納ボックス内等に容易に収納可能とすることができる。
【0098】
請求項4は、請求項1、又は請求項2において、シートは前端部をヒンジとして揺動可能に支持され、かつ収納ボックスを上から塞ぐように配置され、収納ボックスには、屋根を付けた上部ピラーとともにヘルメットを収納可能としたので、スペース的に制約の大きい軽車両のシート下方に設ける小さなスペースの収納ボックス内に、容易に収納可能な程度にピラーを含む屋根及びヘルメットに大幅に小型化することができる。
【0099】
又上部ピラーを下部ピラーに対して前下方に折り畳み可能なので、上下方向に長い、従って折り畳んだ状態で前後方向の長さを有する上部ピラーは、折り畳んだ状態で軽車両後方に突出することが無く、屋根の後部保持部材としての上部ピラーを折り畳んでも、軽車両の全体の長さが大きくなることが無く、軽車両の前後寸法内で折り畳んだピラーを収めることができる。
【0100】
請求項5は、請求項1、又は請求項2において、布状部材の前部に布状部材前端部保持用の保持部材を車幅方向に設け、保持部材を車幅方向に伸縮自在に構成したので、布状部材前端部の保持部材は、車幅方向に伸縮自在となり、屋根を取外した状態で、屋根を用いない場合には、屋根前端部の幅を縮小することができる。
【0101】
屋根は布状部材と左右の芯材で構成したので、屋根の前端部は容易にその幅を小さくして折り畳むことができ、屋根の前端部を含む全体の幅を小さくすることが可能で、前述のように屋根の前後長の折り畳みによる小型化と併せ、屋根の幅方向も小さくすることが可能となり、トータルとして屋根の小型化を図ることができる。
従って、軽車両のシート下方に設ける収納ボックス内への折り畳んだ屋根の収納を容易に実現可能とすることができる。
【0102】
請求項6は、請求項5において、屋根の布状部材前端部を保持する保持部材に、ウインドスクリーンへの取付部材を設け、取付部材を布状部材を保持する芯材に対してヒンジ結合したので、芯材の先端部で布状部材前端部の保持部材が揺動可能となり、軽車両のシート下方に設けた収納ボックスに折り畳んだ布状部材を収納する際、保持部材を収納ボックスの底と平行にすることができる。
【0103】
従って、屋根前端部の保持部材の高さを減じて収納ボックスの底と平行に収納できる結果、折り畳んだ屋根を収納ボックス底に小型化して収納することができ、屋根を収納しつつ、ヘルメット等をも併せて収納ボックスに収納することが可能となり、折り畳んだ屋根を収納しつつ、収納ボックスの本来の機能性をも確保することが可能である。
【0104】
請求項7は、請求項3におけるリヤピラーの下部ピラーには、車体側に基端部を軸支したアーム部材を設け、アーム部材の先端部には上部ピラーの下端部を軸支し、且つアーム部材に上部ピラーの軸部と係脱自在なロックバーをアームの長さ方向に設け、ロックバーをアーム部材に回動軸を介して軸支した揺動ロック部材に連結し、揺動ロック部材の係合部を、車体側に固定設置した固定ロック部材の係合部に係脱するように構成し、揺動ロック部材の回動軸を操作レバーで回動操作するように構成したので、操作レバーの操作で、揺動ロック部材を固定ロック部材から解除し、又揺動ロック部材の揺動でロックバーと上部ピラーの軸部とのロックを解除し、上部ピラーの下部ピラーに対するロックを解除することができる。
【0105】
従って、一つの操作レバーの操作で、下部ピラーのロック解除と、上部ピラーの解除とを同時に行うことができるので、操作性に極めて優れ、折り畳んだ屋根を支持する上部ピラーの折り畳み動、下部ピラーの折り畳み動は連動してなされることとなり、操作が簡単で、折り畳み動も確実になされる。
又リヤピラーの折り畳み作動を行わせる操作レバーも一個で足り、双方の連動機構を設けるので、構造的にも簡素化することができる。
【0106】
請求項8は、請求項7において、揺動ロック部材の係合部を爪部で構成し、固定ロック部材の係合部を2個の欠部で構成し、揺動ロック部材の揺動で、下部ピラーをその起立位置、倒れ位置の夫々で、2個の欠部の夫々に選択的に係合するように構成したので、揺動ロック部材と固定ロック部材との係合は、爪と欠部の係合となり、下部ピラーの起立位置、倒れ位置でのロックが確実に行うことができる。
【0107】
従って、リヤピラーは、屋根を展開し、張った状態での起立位置での保持が、車両が走行し、風を受けても確実になされ、又屋根の収納を行った後のリヤピラーの倒れ位置での保持が確実に行うことができる。
又爪が揺動し、欠部が固定なので、ロック、アンロック作動が確実になされ、且つロック構造も簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる屋根付き軽車両の外観側面図で、屋根を使用した状態の図
【図2】屋根の拡大平面図で、一部を破断した図
【図3】屋根の拡大側面図で、一部を破断した図
【図4】図3の4−4線拡大断面図
【図5】図3の5−5線拡大断面図
【図6】屋根前端部の保持部材の正面図で、半分を破断した図
【図7】保持部材の要部を拡大した破断正面図、
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】図7の10−10線断面図
【図11】保持部材の分解斜視図
【図12】屋根後端部とリヤピラーとの係合構造を示す要部の拡大縦断面図
【図13】屋根後端部をリヤピラーから取り外した状態を示す図12と同様の縦断面図
【図14】リヤピラーの下部ピラーを詳細に説明する図で、下部ピラーの前面カバーを外した状態の正面図
【図15】下部ピラーの縦断側面図で起立ロック状態の図
【図16】図15の16−16線断面図
【図17】図15の17−17線断面図
【図18】図18〜図21は下部ピラー46の折り畳みの作動説明図で、図18は操作レバーを前方に揺動させてロックを解除する操作を示す説明図
【図19】下部ピラーを後倒し操作する状態の説明図
【図20】下部ピラーを後倒した状態で、ロック操作する説明図
【図21】後倒しした下部ピラーのロック状態の説明図
【図22】下部ピラーの図15と同様の縦断面図で、下部ピラーの後倒し位置におけるロック状態の縦断面図
【図23】屋根を前方に摺動させて折り畳む操作を示す説明図
【図24】折り畳んだ屋根を後方に移動させ、芯材を上部ピラー内に収納する操作を示す説明図
【図25】上下のピラーを折り畳む操作を示す説明図
【図26】上下のピラーを折り畳んだ状態を示す説明図
【図27】屋根を収納ボックス内に収納した状態の説明図屋根を収納ボックス内に収納し、収納凹部の蓋を閉じた状態の図
【図28】屋根を収納した車両の側面図
【図29】ウインドスクリーンの昇降機構を示す説明的斜視図
【符号の説明】
1…軽車両、 12…収納ボックス、 13…ウインドスクリーン、 17…車体側部材、 20…屋根、 21…布状部材、 25…芯材、 27…布状部材の前端保持部材を芯材に回動自在に支持するヒンジ部材、 30…布状部材の前端保持部材、 31,32,33…保持部材幅縮小機構、 37…保持部材のウインドスクリーンへの取付部材、 40…リヤピラー、 41…上部ピラー、46…下部ピラー、 50…アーム部材、 52…上部ピラーの支軸、52c…上部ピラーのロック部、 54…支軸、 55…固定ロック部材、 55a,55b…欠部、 56…支軸、 57…揺動ロック部材、 57a…爪部、 58…ロックバー、 58a…上部ピラーのロック部分、 60…操作レバー。

Claims (8)

  1. 車両の前部に設けたフロントウインドスクリーンと、車両の後部に設けたリヤピラーとの間に屋根を設けた軽車両において、
    前記屋根を、左右の線状の芯材と、該芯材間に架設され、折り畳み可能な布状部材とで構成し、
    前記リヤピラーは、中空部材からなる上部ピラーと、該上部ピラーを折り畳み可能に支持する下部ピラーとからなり、前記芯材を前記上部ピラー内に収納可能とし、
    前記上部ピラーは、下部ピラーに対して前下方に折り畳まれ、該上部ピラーは折り畳まれた屋根を付けた状態で軽車両のシート下方の収納ボックス内に収納するようにした、
    ことを特徴とする屋根付き軽車両。
  2. 前記屋根の布状部材は、前端部を芯材に固定し、その余の部分を芯材に対し摺動可能に支持し、後端部を前記上部ピラーに着脱自在に係止したことを特徴とする請求項1記載の屋根付き軽車両。
  3. 前記下部ピラーには上部ピラーの起立状態をロックするロック機構を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2記載の屋根付き軽車両。
  4. 前記シートは前端部をヒンジとして揺動可能に支持され、かつ収納ボックスを上から塞ぐように配置され、前記収納ボックスには、屋根を付けた前記上部ピラーとともにヘルメットを収納可能としたことを特徴とする請求項1、又は請求項2記載の屋根付き軽車両。
  5. 前記屋根の布状部材の前部には、該布状部材前端部を保持する保持部材を車幅方向に備え、該保持部材は車幅方向に伸縮自在に構成したことを特徴とする請求項1、又は請求項2記載の屋根付き軽車両。
  6. 前記屋根の布状部材前端部を保持する保持部材には、前記ウインドスクリーン取付部材を設け、該取付部材を前記芯材に対してヒンジ結合したことを特徴とする請求項5記載の屋根付き軽車両。
  7. 前記下部ピラーは、車体側に基端部を軸支したアーム部材を備え、該アーム部材の先端部には上部ピラーの下端部を軸支し、且つ該アーム部材には、上部ピラーの軸部と係脱自在なロックバーを該アームの長さ方向に設け、
    該ロックバーを、前記アーム部材に回動軸を介して軸支した揺動ロック部材に連結し、該揺動ロック部材の係合部を、車体側に固定設置した固定ロック部材の係合部に係脱するように構成し、揺動ロック部材の回動軸を操作レバーで回動操作するように構成した請求項3記載の屋根付き軽車両。
  8. 前記ロック部材の係合部は爪部であり、前記係止部材の係合部は2個の欠部であり、ロック部材の回動で、前記下部ピラーは、起立位置、倒れ位置の夫々で、前記2個の欠部の夫々に、選択的に係合するように構成した請求項7記載の屋根付き軽車両。
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