JP3948695B2 - 物品運搬保管装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を運搬し、又はこれを保管するとき、又はその他の目的で当該物品を載置する物品運搬保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気製品などの工業製品、その部品、建築材料、家具、天然物又はその他の各種物品を運搬し、又はこれを保管する際に用いられる物品運搬保管装置は従来より周知である。従来のこの種の物品運搬保管装置は、一般に、物品を載置するパレットと、このパレットの四隅に、その物品載置面に対して垂直に立上った状態で固定された4本の支柱と、互いに隣り合う支柱間同士を固定連結する連結部材とによって構成されている。かかる物品運搬保管装置によって物品を運搬し、又は保管するには、4本の支柱の内側の空間に物品を収容してこれをパレット上に載置し、その物品を物品運搬保管装置ごと運搬し、又は保管する。
【0003】
ところが、この種の物品運搬保管装置を用いて運搬し、又は保管すべき物品は、大サイズのものから小サイズのものまであるのに対し、上述した従来の物品運搬保管装置は、物品を収容する空間の容積が一定している。このため、或る特定の大きさの物品運搬保管装置を用い、これに見合ったサイズの物品を運搬し又は保管することはできるが、その物品運搬保管装置の物品収容空間よりも大サイズの物品については、これを物品運搬保管装置に収容することができないため、その物品を当該物品運搬保管装置を用いて運搬したり保管することはできない。また物品収容空間よりも極端に小さな物品をその物品運搬保管装置を用いて運搬し、又は保管したとすれば、その運搬効率が低下し、或いはその物品運搬保管装置の設置スペースを無駄に使うことになり好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した物品運搬保管装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、複数の支柱と、少なくとも1つの支柱間間隔を調整可能に、互いに隣り合う支柱同士をそれぞれ連結する支柱連結手段と、前記複数の支柱のうちの少なくとも一部の支柱によって支持される少なくとも1つの物品載置台とを具備し、該物品載置台は、載置台保持手段を介して支柱に支持され、該載置台保持手段は、支柱に着脱可能に固定され、かつ前記物品載置台を下から支える台受け部材と、支柱に着脱可能に固定され、かつ前記物品載置台の上面を押える台押え部材とを有し、前記台受け部材と台押え部材は、これらの部材の支柱に対する固定を解除した状態で、該支柱の長手方向にスライド可能に当該支柱に形成された溝に嵌合している物品運搬保管装置を提案する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0013】
図1及び図2は、本発明に係る物品運搬保管装置の一例を示す斜視図であり、ここに示した物品運搬保管装置は、物品を運搬するとき、又は物品を一時的又は長期に亘って保管するとき、或いはその他の目的で、物品を載置しておくものであり、物品保持装置とも称せられるものである。ここに示した物品運搬保管装置は、互いに間隔をあけて配置された複数の支柱6と、これらの支柱6によって支持された少なくとも1つの物品載置台2を有している。図示した物品運搬保管装置は、上下2つの物品載置台2と4本の支柱6を有していて、これらの支柱6を上方から見たとき、四角形(例えば正方形ないしは長方形)の各コーナ部に各支柱6が位置するように、各支柱6がそれぞれ配置されている。物品載置台2は、図1に示すように、その上に載せられた物品1を支持する要素であり、本例の物品載置台2は、その平面形態がほぼ四角形の平板状に形成されている。他の形態、例えば円形又は楕円形などの物品載置台を採用することもできる。図1には、物品載置台2上に載せられた物品1の一例としてプリンタが示されているが、他の工業製品やその部品などの先に例示した各種物品、又はその他の物品を物品載置台2上に載置することができる。物品載置台2及び支柱6は、例えば金属、硬質樹脂又は木材などの剛性の大なる材料により構成されている。なお、4本の各支柱6を識別する必要のあるときは、これらを、第1の支柱6A、第2の支柱6B、第3の支柱6C及び第4の支柱6Dと称し、また2段の物品載置台2のそれぞれに符号2A,2Bを付し、必要に応じてこれらを区別することにする。
【0014】
本例の物品載置台2は、支柱6に対して着脱可能に取付けられており、図3はかかる物品載置台2を支柱6に取付ける前の状態を示している。これらの支柱6は、以下に説明する支柱連結手段によって、互いに隣り合う2本の支柱同士がそれぞれ連結されている。
【0015】
本例の支柱連結手段は、互いに隣り合う2本の支柱間のそれぞれに、互いにクロスした状態、すなわち互いに交差した状態で配置された第1及び第2の連結部材14,15と、その各連結部材14,15の各端部を各支柱6に回動可能に連結する継手とを有している。図4は、物品運搬保管装置の第4の支柱6Dとこれに設けられた継手の拡大斜視図であり、図5はその一部の分解斜視図である。これらの図において、支柱6にはその長手方向全長に亘って互いに平行に延びるガイド溝54,55が形成され、その各ガイド溝54,55の上部には、小さな部片より成る第1の継手108,208の基部がそれぞれ嵌合している。また支柱6には、その角部に、当該支柱6の全長に亘って延びる他の溝57が形成され、その溝57にはプレート状のナット58が当該溝57に沿って摺動可能に嵌合している。2つの第1の継手108,208とナット58は、その各溝54,55,57に支柱6の上端部又は下端部から挿入され、挿入された第1の継手108,208とナット58は、溝54,55,57に対して摺動可能ではあるが支柱6の半径方向に離脱することはない。
【0016】
支柱6の上部には、金属又は樹脂板などから成る固定部材56が配置され、その固定部材56に形成された貫通孔60,61に、上述の各第1の継手108,208が、それぞれがたつくことなく嵌合している。固定部材56に形成された2つの孔にねじ59がそれぞれ挿通され、そのねじ59が、溝57に嵌合したナット58のねじ孔に螺着され、これによって2つの第1の継手108,208がそれぞれ支柱6に対して不動に固定される。また、上述の各ガイド溝54,55には、小部片より成る第2の継手109,209の基部がそれぞれ摺動自在で、かつ支柱6の半径方向に離脱することなく嵌合している。支柱6の中心部には、その全長に亘って延びる中心孔62が形成されている。
【0017】
図3に示した他の支柱6A,6B,6Cも上述したところと同様に構成され、その各支柱に上述したところと実質的に同様にして2つずつの第1及び第2の継手が取付けられている。よって、他の支柱6A,6B,6Cの構造と、その各支柱に取付けられた第1及び第2の継手の構成に関する説明は省略する。
【0018】
図1乃至図3に示したように、互いに隣り合う支柱6間にそれぞれ設けられた第1及び第2の連結部材14,15は、例えば金属、硬質樹脂又は木材などの剛体より成り、直線状に延びた棒状ないしは細板状に形成され、両連結部材14,15は、その中間部においてピン21によって互いに回動可能に連結されている。
【0019】
ここで、図3に示したように互いに隣り合う2本の第3及び第4の支柱6C,6Dと、これらの支柱6C,6Dの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15について考えると、その第2の連結部材15の上部側の長手方向一端側15Aは、図4に示すように、第4の支柱6Dに前述の如く固定配置された2つの第1の継手108,208のうちの一方の第1の継手108にピン16を介して回動可能に連結されている。またこの第2の連結部材15の下部側の長手方向他端側15Bは、図3から判るように、第3の支柱6Cに摺動自在に取付けられた2つの第2の継手のうちの一方の第2の継手にピンを介して回動可能に連結されている。
【0020】
一方、第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1の連結部材14の上部側の長手方向一端側14Aは、第3の支柱6Cに固定配置された2つの第1の継手のうちの一方の第1の継手にピンを介して回動可能に連結されている。また第1の連結部材14の下部側の長手方向他端側14Bは、図4に示すように、第4の支柱6Dに摺動自在に取付けられた2つの第2の継手109,209のうちの一方の第2の継手109にピン17を介して回動可能に連結されている。
【0021】
全く同様に、第1及び第4の支柱6A,6D間に配置された第1の連結部材14の上部側の長手方向一端側14Aは、図4に示した他方の第1の継手208にピン18を介して回動可能に連結され、その第1の連結部材14の下部側の長手方向他端側14Bは第1の支柱6Aに摺動自在に取付けられた一方の第2の継手にピンを介して回動可能に連結されている。同じく、第2の連結部材15の上部側の長手方向端側15Aは第1の支柱6Aに固定配置された一方の第1の継手にピンを介して回動可能に連結され、その下部側の長手方向他端側15Bは、図4に示すように、第4の支柱6Dに摺動自在に取付けられた他方の第2の継手209にピン19を介して回動可能に連結されている。
【0022】
互いに隣り合う第1及び第2の支柱6A,6Bの間と、第2及び第3の支柱6B,6Cの間にそれぞれ設けられた第1及び第2の連結部材14,15も、上述したところと全く同様にして、それぞれ第1及び第2の継手を介して、各支柱に連結されており、その構成は上述したところから明らかであるため、その詳細な説明は省略する。なお、互いに交差して位置する第1及び第2の連結部材14,15は、水平方向にわずかに位置をずらして位置しているので、その2つの連結部材14,15が後述するようにピン21のまわりを回動するとき、その回動が円滑に行われるように、各連結部材14,15の各端部が連結される第1及び第2の継手を、支柱6D以外の各支柱のガイド溝55A,54Aに嵌合させるようにすることもできる。これらのガイド溝54A,55Aは、前述のガイド溝54,55に対して互いに平行に支柱6の長手方向に延びている。
【0023】
物品載置台2は、4本の支柱6に後述するようにして取付けられるが、その物品載置台2は、運搬し、又は保管すべき物品1の大きさや形態、或いはその数に対応した各種サイズのものが予め用意されていて、その物品1の大きさや形態や数に適したサイズの物品載置台2を選択し、その物品載置台を支柱6に取付ける。このとき、選択した物品載置台2のサイズに応じて、その各辺の長さD1,D2(図2)が異なるが、その長さD1,D2に対応するように、支柱6の間の間隔を次のように調整する。
【0024】
すなわち、物品載置台2の第1の辺10と、これに対向する第3の辺12のそれぞれに隣り合って取付けられる第1及び第2の2本の支柱6A,6Bと、第3及び第4の2本の支柱6C,6Dを、図3に矢印Aで示す如く互いに離間する方向、又はこれと逆の方向に押圧する。すると、これらの支柱間にそれぞれ位置する第1及び第2の連結部材14,15の下部側の長手方向他端側がそれぞれ回動可能に連結された各第2の継手109(図4)が各支柱のガイド溝に沿って上方又は下方に摺動する。これによって、第1及び第2の連結部材14,15はピン21のまわりに互いに回動し、第1及び第2の2本の支柱6A,6Bの間の間隔d1と、他の第3及び第4の2本の支柱6C,6Dの間の間隔d1が同じ割合で変化する。その際、支柱6A,6Bと6C,6Dの間の間隔を調整しただけでは、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cの間の間隔d2、及び第4の支柱6Dと第1の支柱6Aの間の間隔d2は変化しない。
【0025】
これらの間隔d2を調整するときは、第2及び第3の支柱6B,6Cと、第4及び第1の支柱6D,6Aを、図3に矢印Bで示すように互いに離間する方向、又はこれと逆の方向に押圧する。これによって、その各連結部材14,15の下部側の長手方向他端側がそれぞれ回動可能に連結された各第2の継手209(図4)が各支柱のガイド溝に沿って上方又は下方に摺動し、これによって第1及び第2の連結部材14,15がピン21のまわりに回動して第2及び第3の支柱6B,6Cの間の間隔d2と、第1及び第4の支柱6A,6Dの間の間隔d2が同じ割合で変化する。
【0026】
上述のように、2本の支柱同士をそれぞれ連結する支柱連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱6間の間隔と、その2本の支柱6に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支柱6間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている。これにより、各支柱間の間隔を自由に調整することができる。
【0027】
上述のように各辺10,11,12,13の長さD1,D2が互いに異なる複数種類の物品載置台2を予め用意しておき、その1つを選択し、その物品載置台2の各辺の長さD1,D2に合せて、互いに隣り合う2本の支柱6間の間隔を調整することができる。
【0028】
一方、選択した物品載置台2を、次に説明するように載置台保持手段を介して各支柱6に取付けることができる。
【0029】
本例の載置台保持手段は、物品載置台2の各コーナ部を各支柱6にそれぞれ保持する台受け部材と台押え部材とを有しており、図6は、第1の支柱6Aに、物品載置台2のコーナ部を取付けるための台受け部材70と台押え部材70Aの一例を示している。図6は第1の支柱6Aを図3に示した向きと同じ向きから見たときの拡大斜視図である。ここに示した台受け部材70は、図7に示すように平坦な上面71を有する小ブロック状に形成され、その一方の側面には、支柱6Aに形成された前述の溝57(図4参照)にスライド自在で、かつ着脱自在に嵌合する上下一対の突起72が形成されている。また、支柱6Aの溝57には、図7に示したナット73がその長手方向に摺動自在に嵌合している。このナット73も支柱6Aの溝57にその上端部又は下端部から挿入され、支柱6Aの半径方向に離脱することはない。
【0030】
ここで、台受け部材70の2つの突起72を溝57に嵌合し、図7に示すように、その上下の突起72の間に、溝57に嵌合したナット73が位置するようにこれらを配置する。次いで、台受け部材70に形成された孔74にねじ75を挿入し、これをナット73のねじ孔76に螺着して該ねじ75を締め付ける。これにより、台受け部材70が支柱6Aに着脱可能に固定される。
【0031】
図8乃至図10は、第2乃至第4の支柱6B,6C,6Dを図3と同じ向きから見たときの各支柱の拡大斜視図であり、これらの図に示すように、第2乃至第4の支柱6B,6C,6Dにも、図7に示した台受け部材と全く同じく構成された台受け部材70が、上述したところと全く同様にして着脱可能に固定される。その際、4つの台受け部材70は、その上面71がほぼ同一高さレベルとなるように各支柱6に取付けられる。
【0032】
次に、選択した物品載置台2Aの各コーナ部を、図6、図8、図9及び図10に示すように、各台受け部材70の上面71に載せる。このようにして物品載置台2Aは、4つの台受け部材70によって下から支えられ、複数の支柱6の内側の空間に配置される。このとき、各台受け部材70の上面71に突設された位置決めピン77を物品載置台2Aの下面に形成された位置決め孔22に嵌合する。これによって物品載置台2は各支柱6に対して水平方向に正しく位置決めされる。かかる位置決めピン77と位置決め孔22は、台受け部材70と、該台受け部材70によって支持された物品載置台2Aとを位置決めして、物品載置台2Aと支柱6とを位置決めする位置決め手段の一例を構成しているが、台受け部材70の方に位置決め孔を形成し、物品載置台2の方に、この位置決め孔に嵌合する位置決めピンを突設し、これらの孔とピンとによって位置決め手段を構成してもよい。
【0033】
一方、図6に示した台押え部材70Aは、上述した台受け部材70と全く同じく構成され、かつこの台受け部材70と同様にして支柱6Aに取付けられる。すなわち、この台押え部材70Aは、その下面79Aが、台受け部材70により支持された物品載置台2Aの上面に当接した状態で、溝57に嵌合したナット(図示せず)とねじ75Aとによって、支柱6Aに着脱可能に固定される。他の支柱6B,6C,6Dにも、全く同様に台押え部材70Aが着脱可能に固定されるが、図8及び図10には、その台押え部材70Aが未だ各支柱6B,6Dに取付けられていないときの様子を示している。台受け部材70と台押え部材70Aは、例えば金属、樹脂、木材又はゴムなどによって構成される。
【0034】
上述のように台押え部材70Aを各支柱6に固定することにより、物品載置台2Aは、その上面をその台押え部材70Aによって押えられ、結局、物品載置台2Aは、その上下を台押え部材70Aと台受け部材70によって保持され、支柱6から離脱することなく当該支柱6に支持される。
【0035】
物品載置台2Aを各支柱6に取付けた後、図1及び図2に示すように、物品載置台2Aの上方に位置する物品載置台2Bを、物品載置台2Aの場合と全く同様にして、載置台保持手段を介して各支柱6に取付ける。物品載置台が3つ以上あるときも、そのそれぞれを、例えば、その最下方の物品載置台から順次各支柱6に取付けることができる。
【0036】
上述の如く支柱6に取付けられた各物品載置台2A,2Bの上に図1に示すように物品1を載置する。その際、各物品載置台2を支柱6に取付けた後、その上面に物品1を載せてもよいし、先ず最下方の物品載置台2Aを支柱6に取付けてその上に物品1を載せ置き、次いで上方の物品載置台2Bを支柱6に取付け、その物品載置台2Bの上に物品1を載置するようにしてもよい。
【0037】
また、物品載置台2のサイズに合せて支柱6間の間隔を前述のように調整してから各物品載置台2A,2Bを支柱6に取付けてもよいが、各台受け部材70を各支柱6に固定した後、その上面71に物品載置台2Aを載せるとき、各支柱6を動かしながら、各台受け部材70の位置決めピン77を、物品載置台2Aの各コーナ部の各位置決め孔22に嵌合すれば、それだけで自動的に各支柱間の間隔を物品載置台2Aの各辺の長さに適した大きさに調整することができる。
上述したところから了解されるように、台受け部材70と台押え部材70Aは、これらの部材の支柱に対する固定を解除した状態で、該支柱の長手方向にスライド可能に当該支柱に形成された溝57に嵌合している。
【0038】
なお、物品載置台2A,2B上に載せられた物品1は、必要に応じて、例えば物品1側に突設された図示していないピンと、物品載置台2A,2Bに形成され、物品1の側のピンが嵌合する同じく図示していない孔などから成る物品位置決め手段によって物品載置台2A,2Bに対して位置決めされ、或いは例えばボルトとナットより成る物品固定手段によって物品載置台2A,2B上に容易に取外せるように固定される。
【0039】
上述のように物品運搬保管装置が組立てられ、このとき、4本の支柱6によって囲まれた収容空間に、物品載置台2A,2B上に載せられた物品1が収容され、この状態で、荷役装置、例えばフォークリフトのフォークを最下位の物品載置台2Aの下側に差し込み、当該フォークを上昇させることにより物品運搬保管装置を持ち上げて物品1を運搬できる。また、物品1を搭載したままの物品運搬保管装置をトラックや船舶又は鉄道車輌に移し、これを輸送することができる。さらに、物品運搬保管装置に収容した物品1を倉庫などに保管することもできる。その際、物品1を第1及び第2の連結部材14,15によって保護することが可能である。
【0040】
例えば、運搬すべき物品の一例であるプリンタの製造工場から、その物品1を載せた物品運搬保管装置をユーザのところまで運搬し、ここでその物品を物品載置台2から下ろした後、その空となった物品運搬保管装置を再び製造工場に返送すれば、再びその物品運搬保管装置に物品を搭載して、これを運搬することができる。製品やその部品などの物品を工場間で輸送したり、部品メーカから組立て工場にその部品を輸送するようなときも同様である。このようにして物品運搬保管装置を何度も使用することができる。物品を収納して運搬する従来のダンボール箱の場合、そのダンボール箱を輸送先などで廃棄することが多く、これによって多量の廃棄物が発生するが、本例の物品運搬保管装置を用いれば、廃棄物をなくし、又はその量を極めて少なくすることができる。
【0041】
また、図1乃至図3に示すように、各支柱6の下部にはキャスタ80が取付けられ、これによって物品運搬保管装置を床面や地面上で楽に移動させることができる。各キャスタ80は、その上部の支柱軸(図示せず)が、各支柱の中心孔62(図4)の下部に嵌合することによって各支柱6に取付けられている。
【0042】
上述のように、各種サイズの物品載置台2を用意しておくことにより、個数やサイズや形態の異なる各種の物品を物品運搬保管装置によって効率よく運搬し、又は保管することができる。
【0043】
また、本例の物品運搬保管装置においては、前述のように、物品載置台2が載置台保持手段を介して支柱6に支持され、その載置台保持手段は、支柱6に着脱可能に固定され、かつ物品載置台2を下から支える台受け部材70を有しているので、物品載置台2を安定した状態で支柱6に支持することができる。かかる台受け部材70だけで物品載置台2を支柱6に対して保持することも可能であるが、本例の載置台保持手段は、さらに、支柱6に着脱可能に固定され、かつ物品載置台2の上面を押える台押え部材70Aを有しているので、より一層確実に物品載置台を支柱に対して保持することができる。
【0044】
また、台受け部材70と台押え部材70Aは、各支柱6の長手方向に形成された溝57に沿って移動可能に嵌合しているので、ねじ75,75Aを緩めることによって、台受け部材70と台押え部材70Aを支柱6に沿って動かし、これらを各支柱の長手方向における任意の高さ位置にもたらすことができる。そして、その位置で台受け部材70と台押え部材70Aを支柱6に対して固定できるので、物品載置台2をその高さ位置に保持することができる。このように載置台保持手段は、支柱6の長手方向における異なった位置にて物品載置台2を保持できるように構成されている。しかも、その載置台保持手段の数を増やすことにより、複数の物品載置台2を支柱6に取付けることができ、物品1の高さやその数に応じて、物品載置台2の数を適宜選択できるのである。図11は、物品載置台を上下に3段設け、その各物品載置台2A,2B,2Cを前述のようにして各支柱6に着脱可能に固定し、各物品載置台2上に、図1に示したプリンタよりも高さの低いプリンタより成る物品1を載置した状態を示している。
【0045】
また、物品載置台2の数を適宜選択することによって、物品1を収納する空間の上下方向の間隔を調整できるので、運搬すべき物品1が工業製品の完成品、半完成品又はその部品などであるとき、その各物品の形態やサイズやその個数に応じた数の物品載置台2を使用することにより、各物品を効率よく運搬し、又は保管することができる。
【0046】
さらに、支柱6に複数の物品載置台2を固定した場合、その最上位の物品載置台を天板として用いることもできる。図12は上下3段の物品載置台2A,2B,2Cを各支柱6に固定し、その最上位の物品載置台2Cを天板として用いた場合の例を示している。このようにすれば、物品運搬保管装置に収納された各物品1の上方を各物品載置台2B,2Cによって覆うことができるので、物品運搬中、又はその保管中に、当該物品を保護する機能が高められる。
【0047】
また図6に示したねじ75,75Aを緩めることによって、台受け部材70と台押え部材70Aを各支柱6から外しながら、図12に鎖線で示すように、各物品載置台2を支柱6から容易に取外すことができる。物品載置台2は、支柱6に対して着脱可能に取付けられているのである。このように構成することによって、物品運搬保管装置の非使用時に物品載置台2を支柱6から取外し、その物品載置台2を上下に重ねて保管しておくこともできる。
【0048】
ところで、台受け部材70と台押え部材70Aと物品載置台2を支柱6から外した後、支柱を手で掴んでその4本の支柱6を互いに接近する向きに押圧すると、図4に示した第2の継手109,209は支柱6の下方に摺動し、各支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15はピン21のまわりに回動して折り畳まれ、その全体を図13に示したようにコンパクトに折り畳むことができる。このように、支柱6とその支柱を連結する支柱連結手段は、折り畳み可能な支柱ユニット32を構成している。例えばユーザなどの輸送先で物品載置台2から物品1を下ろした後、その支柱ユニット32を上述のように折り畳むことによって、これを効率よく製造工場などの元の場所に運搬することができる。
【0049】
その際、多数の物品運搬保管装置のそれぞれに物品1を載せ、その物品運搬保管装置を一括して輸送先に運び、ここでその物品運搬保管装置から物品1を下ろし、次いで空となった物品運搬保管装置を輸送元に戻すとき、図14に示すように、1つの物品運搬保管装置の4本の支柱6の下部に、1つの物品載置台2を前述の方法によって固定しておくと共に、他の物品運搬保管装置の支柱ユニットから物品載置台を外し、その支柱ユニット32を図13に示したように折り畳み、次いでその折り畳んだ多数の支柱ユニット32を、図14に示した物品載置台2の上に、立てた状態で収納し、これらをまとめて輸送元に戻すことができる。しかも、図15に示すように、別の1つの物品運搬保管装置の支柱6の下部に1つの物品載置台2Dを固定し、その上に、他の物品運搬保管装置の支柱ユニット32から外した多数の物品載置台2Eを上下に積み重ねて載置し、これを輸送元に戻すことができる。また、図14及び図15に示した状態で物品運搬保管装置を保管しておくこともできる。このように、多数の物品運搬保管装置をコンパクトにまとめて輸送元に戻し、またこれらを小さなスペースに保管しておくができるる。
【0050】
ところで、図示した物品運搬保管装置においては、図4に示すように、各支柱6に、その長手方向に延びる取手68が形成されていて、その各取手68は、支柱ユニット32を図13に示すように折り畳んだとき、その外側を向く位置に設けられている。各支柱6に、その全長に亘って長手方向に延びる2つの溝69,69が形成され、その溝69,69の間の部分が取手68として構成されている。
【0051】
支柱6間の間隔を調整するときや、その支柱6に物品載置台を取付け、又は取外すとき、或いは支柱ユニット32を図13に示すように縮めるとき、通常、作業者は支柱6を掴んで作業を行うが、このとき上述の取手68を掴めば、その作業を容易に行うことができる。特に、支柱同士を近づけて、支柱ユニット32を図13のように折り畳むとき、作業者が支柱6の全体をわし掴みにし、或いは連結部材14,15を掴んでその作業を行うと、支柱6の間、又は連結部材14,15の間に指を挟んでしまうおそれがあるが、上述の取手68を掴んで、支柱ユニット32の折り畳み作業を行えばこのような不具合は発生しない。
【0052】
以上説明した物品運搬保管装置においては、図4及び図5に関連して先に説明したように、各支柱6に取付けられた2つの第1の継手108,208が支柱6に対して固定され、また各支柱6に取付けられた2つの第2の継手109,209が支柱に形成されたガイド溝54,55に摺動可能に嵌合しているが、これとは逆に、各支柱6の上側に位置する第1の継手108,208の方をその支柱の長手方向に形成したガイド溝に摺動自在に嵌合し、下側の第2の継手109,209を支柱に対して不動に固定しても、互いに隣り合う2本の支柱を接近又は離隔させたとき、可動な第1の継手108,208が支柱6の長手方向に摺動するので、両支柱間の第1及び第2の連結部材14,15を、その中間のピン21のまわりに回動させ、両支柱間の間隔を調整することができる。第1の継手と第2の継手のうちの一方を支柱6に対して固定し、その他方を、支柱6の長手方向に形成されたガイド溝に摺動可能に嵌合させればよいのである。
【0053】
また各支柱に対して、その長手方向に摺動可能に組付けられた継手、図4に示した例では、2つの第2の継手109,209が、支柱6に形成されたガイド溝54,55に嵌合して、そのガイド溝に案内されながら摺動するように構成され、しかも図4に示した例では、第1の継手108,208も、支柱6に形成されたガイド溝54,55に嵌合しているので、これらの継手を、例えば金属や樹脂などから成る小さな部片によって構成することができる。このため、支柱ユニット32を図13に示したように折り畳んだとき、その各継手を支柱間に隠すことができ、これらの継手が支柱ユニット32の外側に大きく突出することはない。これにより、折り畳んだ支柱ユニット32を運びやすくなり、しかも図14に示した如く、複数の支柱ユニット32を立てて並べたとき、これらの支柱ユニット32の占めるスペースを小さくすることができる。
【0054】
ところで、上述した物品運搬保管装置の支柱連結手段は、全ての互いに隣り合う2本の支柱6間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15と、その各連結部材14,15を各支柱6に連結する第1及び第2の継手とを有し、各支柱6に、2つの第1の継手108,208と、2つの第2の継手109,209が設けられている。これにより、全ての互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整することが可能となる。これに対し、互いに隣り合う2本の支柱の間隔と、その2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合う2本の支柱の間隔だけを調整できるように支柱連結手段を構成することもできる。
【0055】
例えば、図3に示した第2及び第3の支柱6B,6Cの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15と、第1及び第4の支柱6A,6Dの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15を省き、図16に示すように、第2及び第3の支柱6B,6Cを固定連結部材45Aを介して強固に固定し、かつ第1及び第4の支柱6A,6Dを他の固定連結部材45Bによって強固に固定連結する。このように構成すると、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cの間の間隔d2と、第1の支柱6Aと第4の支柱6Dの間の間隔d2を調整することはできないが、第1の支柱6Aと第2の支柱6Bの間の間隔d1と、第3の支柱6Cと第4の支柱6Dの間の間隔d1は調整できるので、この場合も、所望するサイズの物品載置台2に対応して、第1及び第2の支柱6A,6Bと、第3及び第4の支柱6C,6Dとの間の間隔d1を調整し、その各支柱に物品載置台2を取付けることができる。このようにして、物品のサイズ、形態又はその数に合せて、物品運搬保管装置の大きさを調整して、当該物品を効率よく運搬し、又は保管することができる。第1の支柱6Aと第2の支柱6Bを固定連結し、かつ第3の支柱6Cと第4の支柱6Dを固定連結した場合も同様である。
【0056】
図16に示した例の場合には、第1及び第2の支柱6A,6Bの間と、第3及び第4の支柱4C,4Dの間にそれぞれ設けられた第1及び第2の連結部材14,15の各端部が枢着された1つの第1の継手と1つの第2の継手が各支柱6に取付けられる。また、互いに固定連結された第2及び第3の支柱6B,6Cと、同じく互いに固定連結された第1及び第4の支柱6A,6Dとを互いに接近させることにより、支柱ユニット32を折り畳むことができる。
【0057】
上述した各例の支柱連結手段は、互いに隣り合う2本の支柱の間の間隔と、該2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合う他の2本の支柱の間の間隔の少なくとも2つの間隔を調整可能に、互いに隣り合う2本の支柱同士をそれぞれ連結するように構成されているが、さらに支柱連結手段を次のように構成することもできる。
【0058】
図17乃至図22は、支柱ユニットを上方から見たときの概略平面図であり、図17に示した例では、第1乃至第3の支柱6A,6B,6Cを有し、その支柱連結手段は、第1及び第2の支柱6A,6Bの間に設けられた互いにクロスした第1及び第2の連結部材14,15と、第2及び第3の支柱6B,6Cを互いに固定連結する固定連結部材45Cと、第3及び第1支柱6C,6Aを互いに固定連結する固定連結部材45Dと、第1及び第2の連結部材14,15の各端部が回動可能に連結された第1及び第2の継手(図17には示さず)とを有し、これらの継手は、図4に示した第1及び第2の継手108,109と同じく構成されている。第1及び第2の連結部材14,15も先の例の連結部材と変りはない。また固定連結部材45Cは、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cに対してそれぞれ回動可能に連結され、同じく、もう一方の固定連結部材45Dも第3及び第1の支柱6C,6Aにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0059】
上述のように、図17に示した例では、第1及び第2の支柱6A,6Bの間の間隔だけが調整可能となっている。すなわち、第1及び第2の支柱6A,6Bを互いに離間する向きに押圧すると、これらの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15と、その各支柱6A,6Bに設けられた第1及び第2の継手の作用により、両支柱6A,6Bの間の間隔が大きくなる。これに伴って両固定連結部材45C,45Dが各支柱に対してそれぞれ相対的に回動し、支柱ユニットの平面形態は図18に示すようになる。物品載置台の形態に合せて、支柱間の間隔をこのように変化させるのである。
【0060】
図19に示した例では、6本の支柱6A乃至6Fが設けられ、そのうちの支柱6B,6Cの間と、これに対向する支柱6E,6Fの間に互いにクロスした連結部材14,15が設けられ、これらの連結部材14,15と前述の第1及び第2の継手の作用により、これら支柱間の間隔を調整できる。これに対し、一対の支柱6Fと6A、6Aと6B、6Cと6D及び6Dと6Eの間には、固定連結部材45がそれぞれ設けられている。図20は、支柱6Bと6Cの間の間隔と、支柱6Eと6Fの間の間隔を拡げたときの様子を示している。
【0061】
図21は、5本の支柱6A乃至6Eを有し、そのうちの2本の支柱6A,6B間に連結部材14,15が設けられ、他の支柱間は固定連結部材45によって固定連結された例を示し、図22は、支柱6A,6B間の間隔を拡げたときの様子を示している。
【0062】
上述した各例から判るように、得ようとする支柱ユニットの形態に応じて、支柱6の数やその配置状態を適宜選択し、連結部材14,15の配置状態を適宜決めることができる。支柱連結手段は、少なくとも1つの支柱間間隔を調整可能に、互いに隣り合う支柱同士をそれぞれ連結するように構成されるものである。
【0063】
また、いずれの例の支柱連結手段も、間隔調整可能な2本の支柱の間に互いにクロスした状態で配置された第1及び第2の連結部材と、該第1及び第2の連結部材の上部側の長手方向一端側にそれぞれ回動可能に連結され、かつ当該間隔調整可能な2本の支柱のそれぞれに取付けられた第1の継手と、第1及び第2の連結部材の下部側の長手方向他端側にそれぞれ回動可能に連結され、かつ当該間隔調整可能な2本の支柱のそれぞれに取付けられた第2の継手とを有していて、第1及び第2の継手のうちの一方は、これらがそれぞれ取付けられた各支柱に対して固定され、その他方は、これらがそれぞれ取付けられた各支柱の長手方向に形成されたガイド溝に摺動可能に嵌合している。
【0064】
また、少なくとも1つの支柱間間隔を調整不能に構成した場合には、支柱連結手段はその間隔調整不能な互いに隣り合う2本の支柱同士を連結する固定連結部材を有しており、また図16に例示したように、互いに隣り合う2本の支柱を固定連結し、かつこれに対向する2本の支柱を固定連結した場合には、支柱連結手段は、間隔調整不能な互いに隣り合う2本の支柱6B,6C同士を固定連結する固定連結部材45Aと、該2本の支柱6B,6Cに対向し、かつ互いに隣り合う間隔調整不能な2本の支柱6A,6D同士を固定連結する固定連結部材45Bとを有している。その際、固定連結部材を棒状の部材などによって構成することもできるが、その固定連結部材45A,45Bが、図16に例示したように、大きな面積のパネルより成ると、そのパネルによって、物品載置台2上に載せられた物品をより一層確実に保護することができる。
【0065】
さらに、例えば、全ての互いに隣り合う2本の支柱間の間隔が調整可能となっていて、全ての互いに隣り合う2本の支柱間に第1及び第2の連結部材14,15が配置されるような場合には、各支柱6には、図4に示したように、2つの第1の継手108,208と2つの第2の継手109,209がそれぞれ取付けられる。図4に示した例では、その第2の継手109,209が支柱6に対してその長手方向に摺動可能に組付けられている。その際、摺動可能な2つの第2の継手109,209を、支柱6に形成した1つのガイド溝に摺動可能に嵌合しても、支柱間の間隔を調整できるが、図4に示したように、その各第2の継手109,209を、支柱6に別々に形成したガイド溝54,55にそれぞれ摺動自在に嵌合すると、各第2の継手109,209が、支柱6の長手方向にそれぞれ独立して自由に移動でき、各支柱6間の間隔の大きさに応じて、一方の第2の継手109が、他方の第2の継手209よりも下方に位置することも、また同じ高さに位置することも、さらにはその他方の第2の継手209よりも上方に位置することもある。これにより、支柱間の間隔を広範囲に亘って調整することが可能となる。2つの第2の継手109,209を同じガイド溝に摺動可能に嵌合すると、その一方は他方に対して必ず上方側に位置することになるため、場合によっては、両継手109,209が互いに当接して、支柱間の間隔が調整範囲が限定されるが、図4に示した例ではこのような不具合は発生しない。
【0066】
図4に例示した上述の構成は、第2の継手の方を支柱に固定した場合にも適用でき、要は、各支柱の長手方向に摺動可能に当該支柱に取付けられた2つの第1の継手又は2つの第2の継手を、該支柱に別々に形成されたガイド溝にそれぞれ摺動可能に嵌合させればよい。
【0067】
以上の説明から判るように、支柱6には、その長手方向全長に延びる多数の溝54,54A,55,55A,57,69,69と、中心孔62が形成されているが、かかる支柱6を、樹脂又は金属の押出し材により構成すると、多数の溝や中心孔62を有する支柱を低コストで製造することができる。また、このように溝や中心孔を有する支柱は、その曲げ剛性とねじり剛性が高く、これによって物品運搬保管装置全体の剛性を高めることができる。このように、各支柱6は、その横断面形状が長手方向全長に亘ってほぼ一定な金属又は樹脂の押出し材により構成されていることが望ましい。
【0068】
また、以上説明した例では、互いに間隔をあけて配置される複数の支柱の全ての支柱6によって、物品載置台2を支持するように構成されているが、一部の支柱だけで物品載置台2を支持するように構成することもできる。例えば、図23に示すように、上側の物品載置台2Bをほぼ三角形状に形成し、その各コーナ部を、第1乃至第3の支柱6A,6B,6Cに、前述したところと同様に支持するのである。このようにすれば、上下の物品載置台2A,2Bの間の間隔よりも高さの高い物品(図示せず)を、下側の物品載置台2Aに載せたときも、その物品と上側の物品載置台2Bとの干渉を防止することができる。
【0069】
上述のように、物品載置台は、複数の支柱のうちの少なくとも一部の支柱によって支持されるものである。但し、物品載置台の支持安定性を高めるため、その物品載置台を2本以上、特に3本以上の支柱によって支柱することが好ましい。
【0070】
ところで、先に説明した実施形態例においては、各辺の長さが互いに異なる複数種類の物品載置台2を用意しておき、運搬すべき物品1のサイズや形態などに合せて物品載置台を選択し、そのサイズに合せて支柱6間の間隔を調整するように構成されている。このように、各種サイズ又は形態の物品を運搬できるようにするには、各種大きさの物品載置台を予め用意しておく必要がある。これに対し、物品載置台2を、その外形輪郭形態が変化するように、その形態を調整可能に構成すれば、1つの物品載置台2の形態を調整することにより、その物品載置台2に異なったサイズや形態や個数の物品を載置することができ、予め用意しておく物品載置台の数を減らし、又は1つの物品載置台だけで多数種類の物品を運搬し又はこれを保管することが可能となる。以下、かかる物品載置台の具体例を説明する。
【0071】
図24に例示した物品載置台2は、第1乃至第4の4個の載置台部材103A,103B,103C,103Dと、これらを後述するように連結するガイド棒24A,25A,24B,25B,24C,25C,24D,25Dとを有し、これらの載置台部材とガイド棒は、例えば金属、硬質樹脂又は木材などの剛性の大なる材料によって構成されている。かかる載置台部材の上面が物品1(図1)を載せる物品載置面5となっていて、各載置台部材は2つずつの脚部4A,4B,4C,4Dを有し、その下部に位置決め孔22が形成されている。
【0072】
互いに隣り合って位置する第1及び第2の載置台部材103A,103Bは、互いに平行に延びる一対のガイド棒24A,25Aを介して連結され、その一方のガイド棒24Aの基端側29Aは、第2の載置台部材103Bに固定され、その自由端側28Aは、第1の載置台部材103Aに形成された孔に摺動可能に嵌合している。また、他方のガイド棒25Aの基端側37Aは第1の載置台部材103Aに固定され、その自由端側31Aは第2の載置台部材103Bに形成された孔に摺動可能に嵌合している。
【0073】
同様に、互いに隣り合う第2の載置台部材103Bと第3の載置台部材103Cも、互いに平行に延びる一対のガイド棒24B,25Bを介して連結され、その一方のガイド棒24Bの基端側29Bと他方のガイド棒25Bの基端側37Bは第2及び第3の載置台部材103B,103Cにそれぞれ固定され、その各自由端側28B,31Bは、第3及び第2の載置台部材103C,103Bに形成された孔にそれぞれ摺動可能に嵌合している。これらのガイド棒24B,25Bは、前述のガイド棒24A,25Aに対して直交する向きに延びている。
【0074】
さらに、互いに隣り合う第3及び第4の載置台部材103C,103Dも、互いに平行に延びる一対のガイド棒24C,25Cを介して連結され、その各ガイド棒24C,25Cの基端側29C,37Cは、第4及び第3の載置台部材103D,103Cにそれぞれ固定され、各ガイド棒24C,25Cの自由端側28C,31Cは、第3及び第4の載置台部材103C,103Dに形成された孔にそれぞれ摺動可能に嵌合している。これらのガイド棒24C,25Cは、前述のガイド棒24A,25Aに対して平行に延びている。
【0075】
同様に、互いに隣り合う第4及び第1の載置台部材103D,103Aも、互いに平行に延びる一対のガイド棒24D,25Dを介して連結され、その各ガイド棒24D,25Dの基端側29D,37Dは、第4及び第1の載置台部材103D,103Aにそれぞれ固定され、当該ガイド棒24D,25Dの自由端側28D,31Dは、第1及び第4の載置台部材103A,103Dに形成された孔にそれぞれ摺動可能に嵌合している。これらのガイド棒24D,25Dは、前述のガイド棒24B,25Bに対して平行に延び、かつ前述のガイド棒24A,25A,24C,25Cに対しては、直交する向きに延びている。
【0076】
上述のように、4個の載置台部材103A,103B,103C,103Dは互いに隣り合って位置し、その各上面はほぼ面一状態となっていて、これらの載置台部材を床面などの水平面に設置したとき、各載置台部材の上面もほぼ水平となり、これらの上面が物品載置面5を構成している。各載置台部材の外縁によって、図25に模式的に示すように四角形状の外形輪郭134が形成される。
【0077】
ここで、互いに隣り合う載置台部材同士を互いに近づく向きに押圧すると、これらの載置台部材は、上述の各ガイド棒に案内されながら、互いに接近し、図26に示すように互いに隣り合う載置台部材同士が当接し合う。このとき、各載置台部材の外縁により形成される物品載置台2の外形輪郭134(図25)の大きさは図24に示した状態よりも小さくなる。逆に、互いに隣り合う載置台部材同士を互いに離れる向きに加圧すると、これらの載置台部材は各ガイド棒に案内されながら、図24に示したように互いに大きく離間し、このときの外形輪郭134の大きさは、図26の状態よりも大きくなる。
【0078】
また図27に示すように、互いに当接した第1及び第2の載置台部材103A,103Bと、同じく互いに当接した第3及び第4の載置台部材103C,103Dとを互いに離間させることもでき、さらに図には示していないが、互いに当接した第1及び第4の載置台部材103A,103Dと、互いに当接した第2及び第3の載置台部材103B,103Cを互いに離間させることもできる。
【0079】
ガイド棒は、各載置台部材を相対移動可能に連結する載置台部材連結手段の一例を構成している。
【0080】
上述のように、物品載置台2は、その外形輪郭134の大きさを調整可能に構成されており、これによって、大きな物品1或いは多数の物品1を物品載置台2に載せるときは、図24に示すように物品載置台2の外形輪郭134を大きくでき、逆に小さな物品を載せるときは、物品載置台2の外形輪郭134を、図26又は図27に示すように小さくすることができる。運搬し、又は保管しようとする物品1のサイズや形態などに合せて物品載置台2の大きさを自由に変更し、その各辺の長さD1,D2に合せて、前述のように互いに隣り合う支柱6の間の間隔を調整し、その各支柱6に物品載置台2を取付ける。このようにして、1つの物品載置台2に、各種サイズ又は各種形態の物品1を載せ、これを運搬し又は保管することができ、物品のサイズ又は形態、或いはその数に対応した各種サイズの物品載置台を多数用意しなくともよい。
【0081】
また、物品載置台2は、その辺の長さを調整した後、複数の載置台部材が相対的に移動しないように、複数の載置台部材を固定する固定手段を有している。図28にその固定手段の一例を示す。図28において、第1及び第2の載置台部材103A,103Bには、ガイド棒24A,25Aの自由端側28A,31Aがそれぞれ摺動自在に嵌合する孔に通じる複数のねじ孔38A,38B,38C;39A,39B,39Cがそれぞれ形成され、各ガイド棒24A,25Aには、複数のロック孔40A,40B,40C;41A,41B,41Cがそれぞれ形成されている。
【0082】
図24に示したように、第1及び第2の載置台部材103A,103Bを互いに大きく離間させたとき、第1の載置台部材103Aのねじ孔38Aとガイド棒28Aのロック孔40Aが整合し、かつ第2の載置台部材3Bのねじ孔39Aとガイド棒25Aのロック孔41Aが整合する。この状態で、各ねじ孔38A,39Aにねじ43A,44Aをそれぞれねじ込み、その各ねじの先端部をロック孔40A,41Aにそれぞれ嵌合させる。これにより、第1及び第2の載置台部材103A,103Bは、図24に示した位置で互いに強固に固定される。
【0083】
第1及び第2の載置台部材103A,103Bを図26に示したように最も接近させると、全てのねじ孔38A,38B,38Cと39A,39B,39Cが、ロック孔40A,40B,40Cと41A,41B,41Cとにそれぞれ整合する。この状態で、ねじ43A,43B,43Cの少なくとも1つと、ねじ44A,44B,44Cの少なくとも1つを、ねじ孔にねじ込み、そのねじの先端をロック孔に係合させる。これにより、第1及び第2の載置台部材103A,103Bは図26に示した状態で互いに固定連結される。第1及び第2の載置台部材103A,103Bを、図24と図26の位置の間にもたらし、このとき整合したねじ孔38A,38B;39A,39Bにねじ43A,43B;44A,44Bをねじ込むことにより、両載置台部材3A,3Bをこの位置に固定することもできる。互いに隣り合う他の載置台部材も、上述したところと同様にして、互いに不動に固定することができる。ねじを緩めることにより、再び各載置台部材を相対的に動かすことができる。
【0084】
また、図29に示すように、物品載置台2が、2つの載置台部材103E,103Fと、その2つの載置台部材103E,103Fが互いに接近又は離間する向きに相対的に移動できるように、これらの載置台部材103E,103Fを連結する載置台部材連結手段の一例である複数のガイド棒24B,24Dとを具備するように構成することもできる。これらのガイド棒24B,24Dは、図24に示したガイド棒24B,24Dと全く同じく構成されている。
【0085】
この構成によっても、2つの載置台部材103E,103Fを接近又は離間させることによって、物品載置台2の辺の長さD2を調整することができる。
【0086】
上述のように図24乃至図29に例示した物品載置台2は、その1つの辺とその辺に対向する辺の長さの少なくとも2つの辺の長さを調整可能に構成されている。
【0087】
物品載置台の辺の長さを調整できるように当該物品載置台を構成した場合には、物品載置台を各支柱6に対して通常の状態では取外せないように固定してもよく、このように構成した場合、支柱間の間隔と物品載置台の辺の長さは同時に調整される。
【0088】
また、上述した物品運搬保管装置の各支柱をその長手方向に伸縮可能に構成し、運搬する物品の高さに応じて各支柱の長さを調整できるようにしてもよい。例えば、各支柱をテレスコープ状に嵌合した複数の支柱部材で構成し、その長さを調整した後、ねじなどの固定手段により、支柱部材同士を互いに固定する。
【0089】
以上、本発明の代表的な実施形態例を説明したが、本発明は、これらの実施形態例の構成に限定されず、各種改変して構成することができ、また前述の各構成を適宜組合せることができる。また、本発明は、プリンタ以外の各種製品又は天然物など、実質的にいかなるものを運搬し又は保管する装置に広く適用できるものである。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、異なるサイズや異なる形態、或いは異なる数の物品を効率よく運搬し、又は保管することができる。しかも、物品載置台を載置台保持手段を介して確実に支柱に支持することができるので、各種物品をより一層確実に物品載置台に載せ置くことができる。さらに、物品載置台を台受け部材によって下から支えることにより、当該物品載置台を安定状態で保持することができ、その物品載置台の上面を台押え部材により押えることができるので、物品載置台をより一層安定した状態で保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。
【図2】物品載置台に物品を載せていなときの物品運搬保管装置の斜視図である。
【図3】支柱に物品載置台を取付ける前の様子を示す斜視図である。
【図4】1本の支柱と、これに取付けられた継手を明らかにする拡大斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】台受け部材と台押え部材によって物品載置台を支柱に支持した状態を示す斜視図である。
【図7】台受け部材の斜視図である。
【図8】台受け部材によって物品載置台を支柱に支持した状態を示す斜視図である。
【図9】台受け部材によって物品載置台を支柱に支持した状態を示す斜視図である。
【図10】台受け部材によって物品載置台を支柱に支持した状態を示す斜視図である。
【図11】3個の物品載置台を支柱に取付けた物品運搬保管装置を示す斜視図である。
【図12】最上位の物品載置台を天板として用いた物品運搬保管装置を示す斜視図である。
【図13】支柱ユニットを折り畳んだときの斜視図である。
【図14】多数の支柱ユニットを物品載置台に載せたときの様子を示す斜視図である。
【図15】多数の物品載置台を最下位の1つの物品載置台によって支持したときの様子を示す斜視図である。
【図16】2本の支柱と、これに対向する2本の支柱のそれぞれをパネルによって固定した支柱ユニットを示す斜視図である。
【図17】3本の支柱を有する支柱ユニットの概略平面図である。
【図18】図17に示した支柱ユニットの支柱間の間隔を拡げたときの平面図である。
【図19】6本の支柱を有する支柱ユニットの概略平面図である。
【図20】図19に示した支柱ユニットの支柱間の間隔を拡げたときの平面図である。
【図21】5本の支柱を有する支柱ユニットの概略平面図である。
【図22】図21に示した支柱ユニットの支柱間の間隔を拡げたときの平面図である。
【図23】3本の支柱で物品載置台を支持した物品運搬保管装置の斜視図である。
【図24】外形輪郭を伸縮できる物品載置台の一例を示す斜視図である。
【図25】物品載置台の外形輪郭を説明する平面図である。
【図26】図24に示した物品載置台を一番縮めたときの斜視図である。
【図27】2つの載置台部材と他の2つの載置台部材を離したときの様子を示す斜視図である。
【図28】載置台部材同士を固定する固定手段の一例を示す斜視図である。
【図29】伸縮可能な物品載置台の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 物品
2 物品載置台
2A 物品載置台
2B 物品載置台
2C 物品載置台
2D 物品載置台
2E 物品載置台
6 支柱
6A 支柱
6B 支柱
6C 支柱
6D 支柱
6E 支柱
6F 支柱
57 溝
70 台受け部材
70A 台押え部材
d1 間隔
d2 間隔
Claims (1)
- 複数の支柱と、少なくとも1つの支柱間間隔を調整可能に、互いに隣り合う支柱同士をそれぞれ連結する支柱連結手段と、前記複数の支柱のうちの少なくとも一部の支柱によって支持される少なくとも1つの物品載置台とを具備し、該物品載置台は、載置台保持手段を介して支柱に支持され、該載置台保持手段は、支柱に着脱可能に固定され、かつ前記物品載置台を下から支える台受け部材と、支柱に着脱可能に固定され、かつ前記物品載置台の上面を押える台押え部材とを有し、前記台受け部材と台押え部材は、これらの部材の支柱に対する固定を解除した状態で、該支柱の長手方向にスライド可能に当該支柱に形成された溝に嵌合している物品運搬保管装置。
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