JP2000264335A - 物品運搬保管装置 - Google Patents

物品運搬保管装置

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JP2000264335A
JP2000264335A JP11067645A JP6764599A JP2000264335A JP 2000264335 A JP2000264335 A JP 2000264335A JP 11067645 A JP11067645 A JP 11067645A JP 6764599 A JP6764599 A JP 6764599A JP 2000264335 A JP2000264335 A JP 2000264335A
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JP11067645A
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Tomoaki Arai
智昭 荒井
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Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を載せるパレットと、このパレットに立
設される4本の支柱とを有する物品運搬保管装置におい
て、いずれのサイズの物品も、それに適した大きさのパ
レット上に載置して運搬できるようにする。 【解決手段】 物品1を載置するパレット2の四隅に着
脱可能に取付けられる各支柱6の間の間隔を、自由に変
えることができるように、隣り合う2本の支柱6の間に
第1及び第2の連結部材14,15を設け、パレット2
を、脚部4と、その上に固定された台座部材3により構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業製品、その部
品、建築材料、家具又はその他の各種物品を運搬し、又
はこれを保管するために用いられる物品運搬保管装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の物品運搬保管装置としては、物
品を載置するパレットと、このパレットの四隅にその物
品載置面に対して垂直に立上った状態で取付けられた4
本の支柱と、互いに隣り合う支柱間同士を固定連結する
連結部材とによって構成された装置が広く用いられてい
る。かかる物品運搬保管装置によって物品を運搬するに
は、4本の支柱の内側の空間に物品を収容してこれをパ
レット上に載置し、その物品を物品運搬保管装置ごと運
搬する。また、物品運搬保管装置に収容した物品を倉庫
などに保管するときは、複数の物品運搬保管装置を上下
に積み重ねておくことができ、倉庫内のスペースを有効
に活用することができる。
【0003】ところが、この種の物品運搬保管装置によ
って運搬し、又は保管すべき物品は、大サイズのものか
ら小サイズのものまであるのに対し、上述した従来の物
品運搬保管装置は、物品を収容する空間の容積が一定し
ている。このため、或る特定の大きさの物品運搬保管装
置によって、これに見合ったサイズの物品については、
これを運搬し又は保管することができるが、その物品運
搬保管装置の物品収容空間よりも大サイズの物品につい
ては、これを運搬したり保管することができない。また
物品収容空間よりも極端に小さな物品をその物品運搬保
管装置によって運搬し、又は保管したとすれば、その運
搬効率が低下し、しかも倉庫内のスペースを無駄に使う
ことになり好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
の欠点を除去すべくなされたものであって、その目的と
するところは、物品を効率よく運搬し、又はこれを保管
しておくことのできる物品運搬保管装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、物品が載置される物品載置面を有するパレ
ットと、該パレットの物品載置面に載置された物品を取
り囲むように該パレットに着脱可能に取付けられる複数
の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可
能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段
とを具備し、前記パレットの物品載置面と、該物品載置
面以外の少なくとも一部のパレット部分とに段差が形成
され、該パレットを水平面上に置き、かつその物品載置
面上に物品を載せたとき、前記パレット部分とその上方
の物品との間に、物品昇降装置の物品支持部材が挿入さ
れる隙間が形成されるように、前記段差の大きさが設定
されていることを特徴とする物品運搬保管装置を提案す
る(請求項1)。
【0006】その際、前記複数の支柱と、前記連結手段
を構成する連結部材が、該支柱をパレットから外した状
態で折り畳み自在な支柱ユニットを構成しており、折り
畳んだ支柱ユニットを、前記パレット部分に収納可能に
構成すると有利である(請求項2)。
【0007】また、上記請求項2に記載の物品運搬保管
装置において、前記パレットを水平面上に置いた状態で
前記パレット部分に折り畳んだ支柱ユニットを収納した
とき、該支柱ユニットの高さが、物品載置面の高さより
も低くなるように、前記段差の大きさが設定されている
と有利である(請求項3)。
【0008】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の物品運搬保管装置において、前記物品載置面が、
パレット本体に対する位置を調整可能に、該パレット本
体に固定された台座部材に形成されていると有利である
(請求項4)。
【0009】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の物品運搬保管装置において、前記パレットの物品載
置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、該パレットに
着脱可能に取付けられる4本の支柱を有し、前記連結手
段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔
が、全て同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに
連動して調整するように構成されていると有利である
(請求項5)。
【0010】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の物品運搬保管装置において、前記パレットの物品載
置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、該パレットに
着脱可能に取付けられる4本の支柱を有し、前記連結手
段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔
と、その2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合って位
置する他の2本の支柱間の間隔とが同じ割合で変化する
ように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成
されていると有利である(請求項6)。
【0011】さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに
記載の物品運搬保管装置において、前記パレットの物品
載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、該パレット
に着脱可能に取付けられる4本の支柱を有し、前記連結
手段が、各支柱にそれぞれその長手方向に沿って取付け
られた第1及び第2の継手と、互いに隣り合って位置す
る2本の支柱をそれぞれ互いに連結する第1及び第2の
連結部材とを具備し、4本の支柱が前記パレットに取付
けられた状態で、前記第2の継手は第1の継手よりも下
方に位置し、前記4本の支柱が前記パレットに取付けら
れた状態で、前記第1及び第2の連結部材は、それぞれ
互いにクロスして位置すると共に、各第1の連結部材
は、その長手方向一端側が、互いに隣り合って位置する
2本の支柱のうちの一方の支柱に取付けられた第1の継
手に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、
互いに隣り合って位置する2本の支柱のうちの他方の支
柱に取付けられた第2の継手に回動可能に連結され、各
第2の連結部材は、その長手方向一端側が、前記他方の
支柱に取付けられた第1の継手に回動可能に連結され、
かつその長手方向他端側が、前記一方の支柱に取付られ
た第2の継手に回動可能に連結され、前記第1及び第2
の継手の少なくとも一方が、これらの取付けられた各支
柱に対して、その長手方向に移動可能に組付けられてい
ると有利である(請求項7)。
【0012】また、上記請求項1乃至4及び6のいずれ
かに記載の物品運搬保管装置において、前記パレットの
物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、該パレ
ットに着脱可能に取付けられる第1乃至第4の支柱を有
し、前記連結手段が、第1乃至第4の各支柱にそれぞれ
その長手方向に沿って取付けられた第1乃至第3の継手
と、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱、第
2及び第3の支柱、第3及び第4の支柱、並びに第4及
び第1の支柱のそれぞれを互いに連結する第1及び第2
の連結部材とを具備し、4本の支柱がパレットに取付け
られた状態で、前記第2及び第3の継手は、第1の継手
よりも下方に位置し、かつ第2の継手は第3の継手より
も下方に位置していて、前記第1乃至第4の支柱が前記
パレットに取付けられた状態で、前記各第1及び第2の
連結部材は、それぞれ互いにクロスした状態で位置する
と共に、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱
間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一
端側が、第1及び第2の支柱にそれぞれ取付けられた第
1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長
手方向他端側が、第2及び第1の支柱にそれぞれ取付け
られた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互い
に隣り合って位置する第2及び第3の支柱間に設けられ
た第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第2
及び第3の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそ
れぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側
が、第3及び第2の支柱にそれぞれ取付けられた第3の
継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って
位置する第3及び第4の支柱間に設けられた第1及び第
2の連結部材の各長手方向一端側が、第3及び第4の支
柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可
能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第4及び
第3の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれぞ
れ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第4
及び第1の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材
の各長手方向一端側が、第4及び第1の支柱にそれぞれ
取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結さ
れ、かつその各長手方向他端側が、第1及び第4の支柱
にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能
に連結され、前記第1乃至第3の継手のうちの少なくと
も第2及び第3の継手が、これらの取付けられた各支柱
に対して、その長手方向に移動可能に組付けられている
と有利である(請求項8)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る物品運搬保管装置の
一例を示す斜視図である。ここに示した物品運搬保管装
置は、例えば複写機より成る物品1が載置される物品載
置面5を有するパレット2を具備している。図1に例示
したパレット2は互いに平行に延びる中空部材より成る
2本の脚部4と、その両脚部4に架け渡された状態で各
脚部4に固定された複数の、図の例では2つの台座部材
3と、同じく両脚部4に固定された2つの補強部材3A
とを有していて、その台座部材の上面が物品載置面5と
なっている。かかるパレット2は、スチールなどの金属
板より成るが、木材、或いは硬質の樹脂などの剛性の大
なる材料によってパレットを構成することもできる。台
座部材3及び補強部材3Aと、脚部4とを溶接や接着剤
などによって固着してもよいが、これらを容易に分解で
きるように図示していないねじなどによって固定するこ
ともできる。さらに、後述するように1又は複数の台座
部材3を脚部4を含むパレット本体に対して位置調整可
能に固定することもできる。また矩形の平板材の下面に
適数の脚部を固定して成るパレットや、その他の形態の
パレットを使用することもできる。さらに、平面形態が
四角形であるパレット以外の各種形態のパレットを用い
ることもできる。
【0015】パレット2の物品載置面5上に載せられた
物品1は、必要に応じて、図示していない位置決め手段
によってパレット2に対して位置決めされ、或いは、同
じく図示していないボルトやナットなどの固定手段によ
ってパレット2上に着脱可能な状態で不動に固定され
る。
【0016】また、物品運搬保管装置は、複数の支柱、
図1に示した例では4本の支柱を有し、これらの支柱6
は、図2に示す如く、パレット2の四隅に、当該パレッ
ト2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立上った状態
で、該パレット2に着脱可能に取付けられる。パレット
2上に四角形を仮想したとき、その四角形の各コーナ部
のパレット部分に各支柱6がそれぞれ着脱可能に立設さ
れるのである。支柱6は、金属、樹脂又は木材などによ
って構成されるが、図示した例では、各支柱6が図3及
び図4にも示すように中空な金属製のパイプより成る。
また、パレット2の物品載置面5の側の四隅に、例えば
脚部4ないしは補強部材3Aに固定されたピンより成る
突部7が突設され、その各突部7に、各支柱6の下部が
嵌着される。このように、複数の支柱6は、パレット2
の物品載置面5に載置された物品1を取り囲むように、
パレット2に着脱可能に取付けられる。本例の各支柱6
は、パレット2に対して手操作で容易に着脱できるよう
に取付けられる。
【0017】また物品運搬保管装置は、互いに隣り合う
2本の支柱間の間隔を調整可能に、その2本の支柱同士
をそれぞれ連結する連結手段を具備する。本例の連結手
段は、各支柱6にそれぞれその長手方向に沿って取付け
られた第1及び第2の継手8,9と、互いに隣り合って
位置する2本の支柱6をそれぞれ互いに連結する第1及
び第2の連結部材14,15とを有している。各第1及
び第2の連結部材14,15は、パレット2の各辺、す
なわち互いに直交する第1乃至第4の辺10,11,1
2,13において、それぞれ互いに隣り合って取付けら
れる2本の支柱6をそれぞれ連結する。また、図2から
も判るように、4本の支柱6がパレット2に取付けられ
た状態で、第2の継手9は、第1の継手8よりも下方に
位置し、同じく4本の支柱6がパレット2に取付けられ
た状態で、第1及び第2の連結部材14,15は、それ
ぞれ互いにクロスして位置する。
【0018】第1及び第2の継手8,9は、図3及び図
4に示すように、例えば、金属、合成樹脂又はゴムなど
を成形した筒状体から成り、その中心孔27,127に
各支柱6が嵌合している。また、これらの継手8,9に
は2個ずつの舌片16,18が突設され、その各舌片1
6,18に第1及び第2の連結部材14,15の各端部
が、それぞれピン17,19を介して回動可能に連結さ
れている。第1及び第2の連結部材14,15は、例え
ば、木材、硬質樹脂又は金属などの剛体から成り、細板
状に形成されている。
【0019】ここで、上述した4本の支柱6を識別する
必要のあるときは、図1に示すように、これらをそれぞ
れ第1の支柱6A、第2の支柱6B、第3の支柱6C及
び第4の支柱6Dと称し、同様に、その各支柱6A乃至
6Dに取付けられた各第1及び第2の継手8,9に、そ
れぞれ8A,9A;8B,9B;8C,9C;8D,9
Dの符号を付してこれらを識別する。同じく、第1及び
第2の支柱6A,6B、第2及び第3の支柱6B,6
C、第3及び第4の支柱6C,6D、第4及び第1の支
柱6D,6Aのそれぞれを互いに連結する第1及び第2
の連結部材に、14A,15A;14B,15B;14
C,15C;14D,15Dの符号をそれぞれ付してこ
れらを識別する。これは、後述する実施形態例において
も同様とする。
【0020】第1及び第2の連結部材14,15は、継
手に対し、次のように自由に揺動できるように連結され
ている。
【0021】すなわち、図1及び図2から判るように、
パレット2の第1の辺10において互いに隣り合って取
付けられる第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられ
た第1の連結部材14Aは、その長手方向一端側が第1
の支柱6Aに取付けられた第1の継手8Aに前述のピン
を介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側
は、第2の支柱6Bに取付けられた第2の継手9Bにピ
ンを介して回動可能に連結されている。また第1及び第
2の支柱6A,6B間に設けられた第2の連結部材15
Aは、その長手方向一端側が、第2の支柱6Bに取付け
られた第1の継手8Bにピンを介して回動可能に連結さ
れ、かつその長手方向他端側が第1の支柱6Aに取付け
られた第2の継手9Aにピンを介して回動可能に連結さ
れている。
【0022】また、パレット2の第1の辺10の隣りの
第2の辺11において互いに隣り合って取付けられる第
2の支柱6B及び第3の支柱6C間に設けられた第1の
連結部材14Bは、その長手方向一端側が、第2の支柱
6Bに取付けられた第1の継手8Bにピンを介して回動
可能に連結され、かつその長手方向他端側が、第3の支
柱6Cに取付けられた第2の継手9Cにピンを介して回
動可能に連結され、第2及び第3の支柱6B,6C間に
設けられた第2の連結部材15Bは、その長手方向一端
側が第3の支柱6Cに取付けられた第1の継手8Cにピ
ンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端
側が第2の支柱6Bに取付けられた第2の継手9Bにピ
ンを介して回動可能に連結されている。
【0023】さらに、パレット2の第2の辺11の隣り
の第3の辺12において互いに隣り合って取付けられる
第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1の連
結部材14Cは、その長手方向一端側が、第3の支柱6
Cに取付けられた第1の継手8Cにピンを介して回動可
能に連結され、かつその長手方向他端側が、第4の支柱
6Dに取付けられた第2の継手9Dにピンを介して回動
可能に連結され、第3及び第4の支柱6C,6D間に設
けられた第2の連結部材15Cは、その長手方向一端側
が第4の支柱6Dに取付けられた第1の継手8Dにピン
を介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側
が第3の支柱6Cに取付けられた第2の継手9Cにピン
を介して回動可能に連結されている。
【0024】同様に、パレット2の前記第3の辺12の
隣りの第4の辺13において互いに隣り合って取付けら
れる第4及び第1の支柱6D,6A間に設けられた第1
の連結部材14Dは、その長手方向一端側が、第4の支
柱6Dに取付けられた第1の継手8Dにピンを介して回
動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、第1の
支柱6Aに取付けられた第2の継手9Aにピンを介して
回動可能に連結され、第4及び第1の支柱6D,6A間
に設けられた第2の連結部材15Dは、その長手方向一
端側が第1の支柱6Aに取付けられた第1の継手8Aに
ピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他
端側が第4の支柱6Dに取付けられた第2の継手9Dに
ピンを介して回動可能に連結されている。
【0025】上述のように、図1乃至図4に示した物品
運搬保管装置においては、各第1の連結部材14は、そ
の長手方向一端側が、パレット2の各辺10,11,1
2,13において互いに隣り合って位置する2本の支柱
6のうちの一方の支柱6に取付けられた第1の継手8に
回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、互い
に隣り合って位置する2本の支柱6のうちの他方の支柱
6に取付けられた第2の継手9に回動可能に連結され、
各第2の連結部材15は、その長手方向一端側が、上述
の他方の支柱6に取付けられた第1の継手8に回動可能
に連結され、かつその長手方向他端側が、上述の一方の
支柱6に取付られた第2の継手9に回動可能に連結され
ている。このように、各支柱6は、第1及び第2の連結
部材14,15を支える支柱としての機能を果す。
【0026】また、第1及び第2の連結部材14,15
のそれぞれに、上述の如く連結された第1及び第2の継
手8,9は、その少なくとも一方が、これらの取付けら
れた各支柱6に対して、その長手方向に自由に移動でき
るように移動可能に組付けられている。図示した例で
は、各第2の継手9が、各支柱6の下部に位置し、図4
に示すようにねじ20又は溶接などによって各支柱6に
それぞれ固定され、しかも各第1の継手8は、各支柱6
に対してその長手方向に摺動自在に嵌合している。第1
の継手8を支柱6に対し固定し、第2の継手9を支柱6
に対して摺動自在に嵌合し、或いは第1及び第2の継手
8,9を共に支柱6に対して摺動自在に嵌合してもよ
い。
【0027】図1に示したパレット2は、運搬すべき物
品1の大きさに対応した各種サイズのものが予め用意さ
れている。物品1を運搬するときは、その物品1の大き
さに適したパレット2を選択し、その上面の物品載置面
5上に物品1を載せ、必要に応じて、その物品1をボル
トなどによってパレット2に固定する。このとき、選択
したパレット2のサイズに応じて、その突部7の間の間
隔D1,D2が異なるが、その間隔D1,D2に合致す
るように、パレット2に取付ける前の支柱6の間の間隔
を次のように自由に調整することができる。
【0028】すなわち、パレット2に取付ける前の支柱
6のうちの互いに隣り合う2本の支柱6A,6Bと6
C,6Dを図1に矢印Aで示す如く、互いに離間する向
きに押圧すると、各第1の継手8が各支柱6に対して下
方に摺動し、第1及び第2の支柱6A,6Bの間の間隔
と、第3及び第4の支柱6C,6Dの間の間隔が拡げら
れる。このとき、同時に第1及び第4の支柱6A,6D
と、第2及び第3の支柱6B,6Cは矢印Bで示すよう
に互いに離間する向きに移動して、これらの支柱間の間
隔も拡げられる。
【0029】逆に、各支柱6を矢印A,Bと反対の側に
加圧すれば、各第1の継手8が支柱6に沿って上方に移
動するので、互いに隣り合う支柱間の間隔が狭められ
る。このように図1に示した例では、パレット2の各辺
10,11,12,13に互いに隣り合って取付けられ
る2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、そ
の各間隔が互いに連動して調整される。すなわち、2本
の支柱同士をそれぞれ連結する前述の連結手段は、互い
に隣り合って位置する2本の支柱間の間隔が、全て同じ
割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整
するように構成されているのである。
【0030】上述のようにして、選択したパレット2の
突部7の間の間隔D1,D2に合せて、隣り合う各支柱
6の間の間隔を調整した後、物品1の載置されたパレッ
ト2の各突部7に各支柱6の下部を嵌着する。その際、
各支柱6の下部に固定された各第2の継手9の中心孔を
各突部7に嵌着することにより、4本の支柱6をパレッ
ト2の四隅に着脱可能に取付けるように構成してもよ
く、またパレットの四隅に取付孔を形成し、その各取付
孔に各支柱の下部を嵌着することにより、各支柱6をパ
レット2に着脱可能に取付けてもよい。
【0031】上述のように、突部7の間の間隔D1,D
2が異なるパレット2を複数用意しておくことによっ
て、そのいずれのパレット2にも、間隔を調整した支柱
6を取付けることができる。
【0032】また、第1及び第2の連結部材14,15
を互いに連結せずにフリー状態にしておいてもよいが、
図示した例では、互いに対をなした第1及び第2の連結
部材14,15の中間部が、枢ピン21によって、互い
に自由に回動できるように連結されており、これによっ
て各支柱6の間の間隔を調整するとき、第1及び第2の
連結部材14,15をスムーズに作動させ、各支柱間の
間隔調整作業を円滑に行うことができる。これは、後に
説明する実施形態例においても同じである。
【0033】第1及び第2の継手8,9を共に各支柱6
に対してその長手方向に摺動可能に嵌合しても、上述し
た支柱間の間隔調整作業を行うことができるが、そのい
ずれか一方の継手、例えば図1に示した例のように第2
の継手9を支柱6に対して固定し、他方の継手8を支柱
6に対して摺動可能に組付けると、支柱間の間隔調整作
業時に第1及び第2の連結部材14,15を円滑に作動
させることができ、楽にその作業を行うことが可能とな
る。
【0034】上述のように支柱6をパレット2に組付け
ることによって、図2に示す如く組立てられた物品運搬
保管装置30を構成できる。このとき、4本の支柱6
と、第1及び第2の連結部材14,15によって囲まれ
た収容空間に物品載置面5上に載せられた物品1(図2
には示さず)が収容され、この状態で、例えば図示して
いないフォークリフトのフォークをパレット2の下側に
差し込み、フォークを上昇させることにより物品運搬保
管装置30を持ち上げて物品1を運搬できる。また、物
品1を搭載したままの物品運搬保管装置をトラックや船
舶又は鉄道車輌に移し、これを輸送することができる。
また、物品運搬保管装置30に収容した物品1を倉庫な
どに保管することもできる。このように、物品1を運搬
し、又はこれを保管するとき、物品1はその四方を第1
及び第2の連結部材14,15によって取り囲まれてい
るので、その物品1を保護することができる。
【0035】一方、パレット2は、その物品載置面5と
は反対側の裏面の側に、他の物品運搬保管装置の上部が
着脱可能に連結される連結部を有しており、図1に示し
た例では、脚部4の一部を破断して示すように、パレッ
ト2の各脚部4の4個所に係合孔22より成る連結部が
形成されている。
【0036】かかる構成により、図2に示すように、物
品(図2には示さず)を搭載した物品運搬保管装置を上
下に複数個安定した状態で積み重ねることができる。す
なわち、図1に示すように物品運搬保管装置の各支柱6
の上部に、先端が尖ったキャップ23を脱着可能に嵌合
しておき、その物品運搬保管装置30を図2に示すよう
に例えば倉庫内に載置する。そして、その物品運搬保管
装置30の上方に、当該物品運搬保管装置30と全く同
じく構成された他の物品運搬保管装置30Aを例えばフ
ォークリフトによって持ち上げて載置する。このとき、
下方の物品運搬保管装置30の4本の支柱6の上部に嵌
着したキャップ23(図1)を、上方の物品運搬保管装
置30Aのパレットに形成された係合孔22(図1)に
それぞれ嵌着する。これにより、複数の物品運搬保管装
置30,30Aを互いに上下に位置決めして積み重ねる
ことができ、倉庫内のスペースを有効に利用して、物品
1を保管しておくことができる。また、複数の物品運搬
保管装置を上下に重ねた状態で、これらを一緒に運搬す
ることもできる。
【0037】各支柱6の上部に嵌着するキャップ23
は、各支柱6を係合孔22に係合させやすくするもので
あり、かかるキャップ23を用いずに、直に各支柱6の
先端を係合孔22に係合するように構成してもよい。そ
の際、各支柱6の先端をキャップ23と同様に先細り状
に形成すれば、その各支柱6を容易に係合孔22に係合
させることができる。
【0038】また、物品運搬保管装置の非使用時には、
そのパレット2から4本の支柱6を抜き取り、その各支
柱6を互いに接近する向きに近づけると、第1及び第2
の連結部材14,15が畳まれ、これらの全体を図5に
示すようにコンパクトに折り畳むことができ、これを極
めて小さなスペースに格納することができる。このよう
に、複数の支柱6と、前述の連結手段を構成する連結部
材14,15は、その複数の支柱6をパレット2から外
した状態で折り畳み自在な支柱ユニット32を構成して
いる。パレット2上の物品1を下ろすときは、例えば、
支柱ユニット32をパレット2から取外し、次いでパレ
ット2上の物品1を床面などに下ろすようにすればよ
い。
【0039】一方、支柱6を取り除かれたパレット2
は、図6に示すように上下に重ねて格納することができ
る。このとき、パレット2に突設された突部7を、その
上方のパレット2の係合孔22(図1)にそれぞれ係合
することによって、各パレット2を正しく上下に位置決
めして積み重ねておくことができる。このように、支柱
ユニット32とパレット2を何度も使用することがで
き、従来のダンボールなどから成る物品運搬保管装置の
ように、運搬先で廃棄しなければならぬものをなくし、
或いは少なくすることができる。
【0040】上述のように、図1乃至図6に示した物品
運搬保管装置によれば、運搬し、又は保管すべき物品1
の大きさが実質的にいかなるときも、これに応じたパレ
ット2を選択し、その突部7の間隔D1,D2に対応さ
せて支柱6の間隔を調整することにより、その物品を容
易に運搬し、ないしは保管することができる。
【0041】図7乃至図12に示した実施形態例の物品
運搬保管装置も、例えば複写機などの物品1(図8及び
図12参照)が載置される物品載置面5を有するパレッ
ト2と、そのパレット2の物品載置面5に載置された物
品を取り囲むように該パレット2に着脱可能に取付けら
れる複数の支柱6と、互いに隣り合う2本の支柱間の間
隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結す
る連結手段とを具備している。この例においても、パレ
ット2の四隅に、当該パレット2の物品載置面5に対し
てほぼ垂直に立上った状態で、該パレット2に着脱可能
に取付けられる第1乃至第4の4本の支柱6A,6B,
6C,6Dを有していて、パレット2上に四角形を仮想
したとき、その四角形の各コーナ部に各支柱6がそれぞ
れ着脱可能に立設される。図7の例においても、中空パ
イプより成る各支柱6の下部を、パレット2の四隅に突
設された各突部7に嵌合することによって、各支柱6を
手操作で容易にパレット2に取付け、又は取外すことが
できるように構成されている。また、図7に示したパレ
ット2の構成は、図1に示したパレット2と変りはな
い。
【0042】図7に示した例では、2本の支柱6同士を
それぞれ連結する連結手段が、第1及び第2の連結部材
14,15と、第1及び第2の継手8,9のほかに、第
3の継手26を有している。この第3の継手26につい
ても、その個々の継手に対して符号26A,26B,2
6C,26Dを付して、そのそれぞれを識別する。以
下、その連結手段の詳細を明らかにする。
【0043】上述のように、図7に示した物品運搬保管
装置の連結手段は、第1乃至第4の各支柱6A乃至6D
にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1乃至
第3の継手8,9,26を有しており、しかも図1の物
品運搬保管装置の連結手段と同様に、支柱6がパレット
2に取付けられたとき、そのパレット2の各辺10乃至
13において互いに隣り合って位置する第1及び第2の
支柱6A,6B、第2及び第3の支柱6B,6C、第3
及び第4の支柱6C,6D、並びに第4及び第1の支柱
6D,6Aのそれぞれを互いに連結する第1及び第2の
連結部材14,15を具備している。
【0044】また、4本の支柱6がパレット2に取付け
られた状態で、第2及び第3の継手9,26は、第1の
継手8よりも下方に位置し、かつ第2の継手9は第3の
継手26よりも下方に位置していて、第1乃至第4の支
柱6A乃至6Dがパレット2に取付けられた状態で、各
第1及び第2の連結部材14,15は、それぞれ互いに
クロスした状態で位置する。
【0045】さらに、各第1及び第2の連結部材14,
15の長手方向各端部は、図3及び図4に示した場合と
同様に、ピンを介して各継手に次のように自由に揺動で
きるように連結されている。
【0046】第1乃至第4の支柱6A乃至6Dがパレッ
ト2に取付けられた状態で、パレット2の第1の辺10
において互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱
6A,6B間に設けられた第1及び第2の連結部材14
A,15Aの各長手方向一端側が、第1及び第2の支柱
6A,6Bにそれぞれ取付けられた第1の継手8A,8
Bにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向
他端側が、第2及び第1の支柱6B,6Aにそれぞれ取
付けられた第2の継手9B,9Aにそれぞれ回動可能に
連結されている。
【0047】同様に、パレット2の第1の辺10の隣り
の第2の辺11において互いに隣り合って位置する第2
及び第3の支柱6B,6C間に設けられた第1及び第2
の連結部材14B,15Bの各長手方向一端側が、第2
及び第3の支柱6B,6Cにそれぞれ取付けられた第1
の継手8B,8Cにそれぞれ回動可能に連結され、かつ
その各長手方向他端側が、第3及び第2の支柱6C,6
Bにそれぞれ取付けられた第3の継手26C,26Bに
それぞれ回動可能に連結されている。
【0048】さらに、パレット2の第2の辺11の隣り
の第3の辺12において互いに隣り合って位置する第3
及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1及び第2
の連結部材14C,15Cの各長手方向一端側が、第3
及び第4の支柱6C,6Dにそれぞれ取付けられた第1
の継手8C,8Dにそれぞれ回動可能に連結され、かつ
その各長手方向他端側が、第4及び第3の支柱6D,6
Cにそれぞれ取付けられた第2の継手9D,9Cにそれ
ぞれ回動可能に連結されている。
【0049】また、パレット2の第3の辺12の隣りの
第4の辺13において互いに隣り合って位置する第4及
び第1の支柱6D,6A間に設けられた第1及び第2の
連結部材14D,15Dの各長手方向一端側が、第4及
び第1の支柱6D,6Aにそれぞれ取付けられた第1の
継手8D,8Aにそれぞれ回動可能に連結され、かつそ
の各長手方向他端側が、第1及び第4の支柱6A,6D
にそれぞれ取付けられた第3の継手26A,26Dにそ
れぞれ回動可能に連結されている。
【0050】上述の如く第1及び第2の連結部材14,
15のそれぞれに連結された第1乃至第3の継手8,
9,26のうちの少なくとも第2及び第3の継手9,2
6が、これらの取付けられた各支柱6に対して、その長
手方向に自由に移動できるように、移動可能に組付けら
れている。図示した例では、各支柱6の上部に位置する
各第1の継手8が各支柱6に、例えば圧入又はねじ、或
いは溶接などによって固定され、第2及び第3の継手
9,26が支柱6に対してその長手方向に摺動自在に嵌
合している。第1の継手8も、これの取付けられた各支
柱6に対して、その長手方向に摺動自在に取付けるよう
にしてもよい。
【0051】図7に示した物品運搬保管装置によって物
品を運搬するときも、その物品の大きさに合ったパレッ
ト2を選択し、図12に示すように、そのパレット2の
上に物品1を載置し、必要に応じて、その物品1をパレ
ット2に着脱可能に固定する。一方、選択したパレット
2の突部7の間の間隔D1,D2に合うように、パレッ
ト2に取付ける前の各支柱6の間の間隔を次のように調
整する。
【0052】すなわち、パレット2の第1の辺10と、
これに対向する第3の辺12のそれぞれに互いに隣り合
って取付けられる第1及び第2の2本の支柱6A,6B
と、第3及び第4の2本の支柱6C,6Dを図7に矢印
Aで示す方向、又はこれと逆の方向に押圧する。する
と、これらの支柱に取付けられた第2の継手9が各支柱
6に沿って上方又は下方に摺動する。これによって、第
1及び第2の2本の支柱6A,6Bの間の間隔と、他の
第3及び第4の2本の支柱6C,6Dの間の間隔が同じ
割合で変化する。その際、この例では、支柱6A,6
B;6C,6Dの間隔を調整しただけでは、第2の支柱
6Bと第3の支柱6Cの間隔、及び第4の支柱6Dと第
1の支柱6Aの間隔は変化しない。
【0053】これらの間隔を調整するときは、第2及び
第3の支柱6B,6Cと、第4及び第1の支柱6D,6
Aを図7に矢印Bで示す方向、又はこれと逆の方向に押
圧する。これによって、各支柱に嵌合した第3の継手2
6がその各支柱6に沿って上下又は下方に移動し、第2
及び第3の支柱6B,6Cの間の間隔と、第4及び第1
の支柱6D,6Aの間の間隔が同じ割合で変化する。
【0054】上述のように、この例の物品運搬保管装置
においては、パレット2の一辺と、これに対向する一辺
のそれぞれに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間
隔が同じ割合で変化するように、その間隔が互いに連動
して調整され、しかもパレット2の互いに対向する他の
2辺のそれぞれに互いに隣り合って取付けられる2本の
支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その間隔が
互いに連動して調整される。すなわち、2本の支柱同士
をそれぞれ連結する前述の連結手段が、互いに隣り合っ
て位置する2本の支柱6間の間隔と、その2本の支柱6
に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支
柱6間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔
を互いに連動して調整するように構成されているのであ
る。これにより、各支柱間の間隔の調整を、図1に示し
た例の場合よりも一層自由に調整することができる。間
隔を調整した支柱6を、物品1が載せられたパレット2
に、前述のようにして取付ける。
【0055】このように間隔が調整される支柱6を取付
けることのできる突部7の間の間隔D1,D2を有する
パレット2を予め用意しておくことにより、そのいずれ
のパレット2にも、間隔調整後の支柱6を取り付けるこ
とができる。
【0056】上述のようにして、先に説明した実施形態
例の場合と全く同様にして、パレット2の物品載置面5
上に載せた物品を運搬し、又はこれを保管することがで
きる。また図7に示した物品運搬保管装置も、図8に示
すように上下に積み重ねることができ、その際、上側の
物品運搬保管装置30Aのパレット2の物品載置面5と
は反対側の裏面の側に形成された4個の係合孔22(図
7)のそれぞれに、下側の物品運搬保管装置30の各支
柱6の上部を直接、又はこれに取付けられたキャップ
(図示せず)を介して嵌合する。このとき、図8に示す
ように、上側の物品運搬保管装置30Aのパレット2
を、下側の物品運搬保管装置30の第1の継手8によっ
て支持するように構成することもできる。このようにし
て、物品運搬保管装置30,30Aを上下に積み重ね、
物品を小さなスペースに保管し、又は運搬することがで
きる。
【0057】しかも、図7に示した物品運搬保管装置の
場合も、図1に示した物品運搬保管装置と同様に、支柱
6をパレット2から抜き出せば、その支柱6と第1及び
第2の連結部材14,15を図9に示すようにコンパク
トに折り畳むことができる。すなわち、図7に示した物
品運搬保管装置においても、複数の支柱6と、前述の連
結手段を構成する連結部材14,15とが、その支柱6
をパレット2から外した状態で折り畳み自在な支柱ユニ
ット32Aを構成している。この場合も、パレット2か
ら物品1を下ろすとき、例えば、支柱ユニット32Aを
パレット2から外し、次いでパレット2上の物品1をそ
のパレット2から床面などに下ろせばよい。支柱ユニッ
ト32Aを折り畳むときは、図10に鎖線で示すよう
に、支柱6を手で掴み、支柱6を近づけて図11に示す
ようにその支柱ユニット32Aを折り畳むことができ
る。図1に示した支柱ユニット32も同様にして折り畳
むことができる。なお、図10及び図11に符号18A
で示すものは、各継手8に連結部材14,15を連結す
るための舌片であり、これらは、図3及び図4に示した
各舌片16,18に相当するものである。
【0058】また図7は、パレット2の上に物品を載
せ、その物品をパレット2に着脱可能に固定し、次いで
支柱ユニット32Aをパレット2の上方から下げて支柱
6の下部をパレット2の突部7に嵌合して、その支柱ユ
ニット32Aをパレット2に取付け、又はその支柱ユニ
ット32Aを上方に持ち上げてパレット2から外すとき
の様子を示しており、図1乃至図6に示した物品運搬保
管装置も、この方法で支柱ユニット32をパレット2に
着脱することができる。
【0059】一方、図12は図7に示した支柱ユニット
32Aの第3の継手26を上方にスライドさせ、第1及
び第2の連結部材14B,15Bと、これに対向する第
1及び第2の連結部材14D,15Dを上方に持ち上
げ、第2の継手9を下方にスライドさせて他の第1及び
第2の連結部材14A,15Aと14C,15Cのそれ
ぞれを折り畳み、その支柱ユニット32Aを水平方向に
移動させ、該支柱ユニット32Aをパレット2に取付
け、又は取外す使用方法を示している。この方法による
と、支柱ユニット32Aを上下に動かす必要がないた
め、その作業を大変楽に行うことができ、しかも支柱6
を物品1から大きく離して、その支柱ユニット32Aを
水平方向に移動させるので、支柱6や第1及び第2の連
結部材14,15を物品に接触させずに、パレット2に
対する支柱ユニット32Aの取付けと取外しを行うこと
ができ、物品1に傷を付けることなく作業を遂行するこ
とができる。
【0060】図7に示したパレット2も、これから支柱
ユニット32Aを取外すことにより、図6に示したよう
に、積み重ねることができる。
【0061】以上説明したいずれの実施形態例において
も複写機などの物品1は、通常、フォークリフトや、工
場内などに設置されたロボットチャック装置などによっ
てパレット2の物品載置面5上に載せられ、又は下ろさ
れる。図23の(a),(b)は、ロボットチャック装
置のチャック33、すなわち物品支持部材によって、複
写機より成る物品1を支持し、そのチャック33を下降
させて、パレット2の物品載置面5上に、その物品1を
載せるときの様子を示している。この図の例の場合、そ
の(b)に示すように、チャック33がパレット2の上
面に当ったとき、その物品1の最下部、この例では複写
機の脚足34が、パレット2の上面よりも上方に浮いて
いる。このため、この状態でチャック33を無理矢理に
矢印方向に抜き出すと、物品1がパレット2の上面に落
下し、当該物品1に大きな衝撃を与えるおそれがある。
【0062】図13は、図1及び図7に示したパレット
2の単体の斜視図であるが、このパレット2は、上述の
不具合が生じないように構成されている。パレット2
は、前述のように、2本の脚部4と、その上に固定され
た台座部材3を有し、その台座部材3の上面が物品載置
面5となっている。この構成により、パレット2の物品
載置面5と、その物品載置面以外の少なくとも一部のパ
レット部分、図の例では両台座部材3の間の両脚部4の
上面35とに、段差Hが形成されている。そして、その
段差Hがロボットチャック装置のチャック33(図1
4)や、フォークリフトのフォークの厚みよりも大きく
設定されている。これにより、図1及び図14の(b)
に示すように、パレット2を水平面上に置き、かつその
物品載置面5の上に物品1を載せたとき、上記パレット
部分の一例である脚部4の上面35と、その上方の物品
1との間に、ロボットチャック装置やフォークリフトな
どの物品昇降装置の物品支持部材、すなわちそのチャッ
ク33やフォークが挿入される隙間Gが形成される。か
かる隙間Gが形成されるように、上述の段差Hの大きさ
が設定されているのである。
【0063】図14の(a)に示すように、工場内に設
けられたロボットチャック装置の一対のチャック33に
よって物品1の下側面を支え、これを下降させてパレッ
ト2の物品載置面5の上に物品1を載せるとき、図14
の(b)に示すように、物品1の脚足34が物品載置面
5上に載った状態で、チャック33は、物品1と、脚部
4の上面35との間の隙間G内に位置する。このため、
チャック33を矢印方向に移動させれば、物品1に大き
な衝撃を与えることなく、チャック33を隙間Gから抜
き出すことができる。逆の操作によって、物品に大きな
衝撃を与えることなく、チャック33を隙間Gに挿入
し、物品1をパレット2の物品載置面5から上昇させる
ことができる。図15及び図16は、上述のように、物
品1をパレット2に積み下ろしするときの様子を示す斜
視図である。フォークリフトによっても、全く同様に円
滑に物品1をパレット2に積み下ろしすることができ
る。
【0064】図17乃至図21には、図1及び図7に示
したパレット2とは異なる構成のパレット2の例をそれ
ぞれ示しているが、その基本構成は、図1及び図7に示
したパレット2と変りはない。すなわち、図17乃至図
21に示したパレット2も、これに設けられた突部7
に、前述の支柱ユニット32,32Aの各支柱6の下部
が着脱可能に嵌着されて物品運搬保管装置が構成され、
その物品運搬保管装置が先に説明したところと全く同様
にして使用される。また図17乃至図21に示したパレ
ット2の場合も、そのパレット2から支柱ユニット3
2,32Aを取外した後、当該パレット2を上下に重
ね、下側のパレット2に突設された突部7を上側のパレ
ット2の係合孔22に係合して、これらのパレット2を
位置決めすることができる。
【0065】図17に示す例では、パレット2が一対の
脚部4と、これらに固定された平板状のボード36と、
その上面に固定された一対の台座部材3によって構成さ
れ、その台座部材3の上面が物品載置面5となってい
る。また図18に示す例では、一対の脚部4に固定され
た一対の台座部材3の上面が物品を載せる物品載置面5
を構成し、その各台座部材3の両物品載置面5の間の台
座部材部分37が、物品載置面5よりも低くなってい
る。これらの例においても物品載置面5と、その物品載
置面以外の少なくとも一部のパレット部分(図17の例
では両台座部材3の間のボード上面36A、図18の例
では台座部材部分37)とに段差Hが形成されている。
そして、パレット2を水平面上に置き、かつその物品載
置面5上に物品を載せたとき、上記パレット部分36
A,37とその上方の物品との間に、物品昇降装置の物
品支持部材が挿入される隙間が形成されるように、上記
段差Hの大きさが設定されている。この構成により、図
13乃至図16に示したパレット2と全く同様な作用効
果を奏することができる。
【0066】図17に示したように、パレット2の上面
の全体がボード36によって塞がれている場合も、台座
部材3を設けることによって、物品載置面5に載せられ
た物品と、ボード上面36Aとの間に、チャックやフォ
ークを差し込む隙間を形成でき、図23に示した不具合
を回避することができる。
【0067】また、図18に示したパレット2において
は、図5及び図9に示したように折り畳んだ支柱ユニッ
ト32,32Aを、上述のパレット部分、すなわち台座
部材部分37に収納できるように構成されている。その
際、図18に示したパレット2を水平面上に置いた状態
で、上記パレット部分、すなわち各台座部材3の両物品
載置面5の間の台座部材部分37に、図19に示すよう
に、折り畳んだ支柱ユニット32Aを横にして収納した
とき、水平面からの支柱ユニット32Aの高さh1が、
同じく水平面からの物品載置面5の高さh2よりも低く
なるように、段差Hの大きさが設定されている。この構
成により、物品運搬保管装置の格納時や、物品1を納入
先に納品した後に、物品運搬保管装置を返送するような
とき、支柱ユニット32Aとパレット2を分離し、折り
畳んだ支柱ユニット32Aを台座部材部分37に収納す
れば、コンパクトに物品運搬保管装置を保管し、またこ
れを返送することができる。しかも、この状態で多数の
パレット2を図6に示したように上下に重ねて積み上げ
たときも、収納された支柱ユニット32Aによって、そ
のパレット2の積み重ね状態が阻害されるおそれもな
い。このように、パレット2に支柱ユニット32Aを収
納できれば、パレット2と支柱ユニット32Aの管理を
容易にし、また支柱ユニット32Aの紛失も防止でき
る。
【0068】図18及び図19には、図9に示した支柱
ユニット32Aを示したが、図5に示した支柱ユニット
32も上述したところと全く同様にして台座部材部分3
7に収納することができる。また、図18及び図19に
おいては、支柱ユニット32Aの連結部材については、
図示を省略してある。
【0069】図20及び図21に示したパレット2も、
2本の脚部4と、これらに架け渡された一対の台座部材
3と、両脚部4に固定された補強部材3Aを有し、台座
部材3の上面により構成された物品載置面5と、その物
品載置面5以外の少なくとも一部のパレット部分、すな
わち脚部4の上面35とに段差Hが形成され、その段差
Hが図13乃至図17、又は図18及び図19に示した
段差Hと同様に設定される。
【0070】図20及び図21に示したパレット2は、
次の点で先に説明した例のパレットと異なっている。す
なわち、台座部材3以外のパレット部分をパレット本体
38と称することにすると、物品載置面5が、そのパレ
ット本体38に対する位置を調整可能に、該パレット本
体38に固定された台座部材3に形成されている。この
例では、各脚部4の上壁に、その長手方向に延びる長孔
39がそれぞれ形成され、図21に明示するように、各
台座部材3のフランジ部40の4個所に形成された貫通
孔に、長孔39の長手方向に移動可能に挿通されたボル
ト41が挿入され、その各ボルト41にナット42が螺
着されている。各ボルト41は、その頭部41Aが脚部
4の内部に位置し、かつ当該頭部41Aが長孔39の幅
よりも大きく形成されている。
【0071】ここで、上述の各ナット42を緩めると、
台座部材3を、パレット本体38に対して図20に矢印
で示した方向に移動させることができる。台座部材3を
所望する位置、例えば図20に破線で示した位置にもた
らした後、ナット42を締付ければ、その台座部材3を
その位置でパレット本体38に対して固定することがで
きる。この構成によれば、物品載置面5上に載せる物品
のサイズに合せて、パレット本体38に対する台座部材
3の位置を調整でき、各種大きさの物品を効率よく、そ
の物品載置面5上に載せることができる。
【0072】また、物品1の大きさに合せて、容易にか
つ正確に台座部材3の位置を決めることができるよう
に、その位置を示すマークMを、例えば脚部4に形成
し、又はマークMの記入されたシールを脚部4に貼着し
ておくこともできる。
【0073】以上、本発明の好ましい実施形態例を説明
したが、本発明はこれらをさらに改変して構成すること
もできる。例えば、上述の各例の物品運搬保管装置にお
いて、その各支柱6と、これに取付けられた継手8,9
又は8,9,26とを分離可能に組付けると有利であ
る。例えば図1に示した物品運搬保管装置の場合には、
前述のように、第2の継手9を支柱6に対して取外し可
能なねじ20(図4)によって固定しておき、そのねじ
20を外すことによって、図22に示すように、各支柱
6を第1及び第2の継手8,9から分離できるように構
成する。
【0074】このように構成すれば、物品運搬保管装置
のいずれかの構成要素、例えば1本の支柱6が損傷を受
け、これを交換するようなとき、その支柱6を継手から
外し、これを新たなものと容易に交換することができ
る。また、物品運搬保管装置を廃棄処分するときも、各
支柱と継手とを分解し、そのそれぞれを分別して処分す
ることが可能となる。従って、第1及び第2の連結部材
14,15を各継手から分離できるように、しかも連結
部材14,15同士も分離できるように構成することが
特に好ましい。
【0075】また、前述のいずれの物品運搬保管装置に
おいても、パレット2は、その物品載置面5とは反対側
に、他の物品運搬保管装置の上部が着脱可能に連結され
る連結部を有しているので、複数の物品運搬保管装置を
容易に上下に積み重ねることができる。
【0076】本発明は、複写機以外の各種物品、例えば
電化製品、自動車、そのエンジンなどの部品、自動販売
機、プリンタ、ファクシミリ、家具、建築材料など、実
質的にいかなるものの物品運搬保管装置にも適用できる
ものである。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、各支柱
間の間隔を調整できるので、いずれのサイズの物品も効
率よく運搬し、又はこれを保管することができる。しか
も、物品に大きな衝撃を与えることなく、物品昇降装置
の物品支持部材によって、スムーズに物品をパレットに
積み下ろしすることができる。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、折り畳ん
だ支柱ユニットをパレットに収納することができ、物品
運搬保管装置の非使用時に、支柱ユニットとパレットを
コンパクトに保管し、又はこれを輸送することができ
る。
【0079】請求項3に記載の発明によれば、支柱ユニ
ットをパレットに格納し、しかもそのパレットを上下に
重ねて保管し、又はこれを輸送することができる。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、各種サイ
ズの物品を効率よく物品載置面上に載置することができ
る。
【0081】請求項5乃至8に記載の発明によれば、簡
単な構成によって、支柱間の間隔を調整できる物品運搬
保管装置を構成することができる。
【0082】特に、請求項6又は8に記載の発明によれ
ば、支柱間の間隔の調整自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した物品運搬保管装置を組立てて、こ
れを上下に積み重ねたときの様子を示す斜視図である。
【図3】図1に示した第1の継手とこれに連結された連
結部材の拡大斜視図である。
【図4】図1に示した第2の継手から支柱を分離して示
した分解斜視図である。
【図5】図1に示した支柱ユニットを折り畳んだ状態を
示す斜視図である。
【図6】図1に示したパレットを上下に積み重ねて格納
した様子を示す斜視図である。
【図7】図1とは異なる物品運搬保管装置の実施形態例
を示す斜視図である。
【図8】物品運搬保管装置上を上下に積み重ねたときの
斜視図である。
【図9】図7に示した支柱ユニットを折り畳んだ状態を
示す斜視図である。
【図10】支柱ユニットを折り畳むときの様子を示す斜
視図である。
【図11】折り畳んだ支柱ユニットを示す斜視図であ
る。
【図12】支柱ユニットをパレットに着脱するときの様
子を示す斜視図である。
【図13】パレット単体の斜視図である。
【図14】ロボットチャック装置によって物品をパレッ
ト上に載せるときの様子を示す説明図である。
【図15】ロボットチャック装置によって物品をパレッ
ト上に載せるときの様子を示す斜視図である。
【図16】ロボットチャック装置によって物品をパレッ
ト上に載せるときの様子を示す斜視図である。
【図17】パレットの他の例を示す斜視図である。
【図18】パレットのさらに他の例を示す斜視図であ
る。
【図19】図18に示したパレットに支柱ユニットを収
納したときの状態を示す斜視図である。
【図20】パレットのさらに別の例を示す斜視図であ
る。
【図21】図20の部分拡大図である。
【図22】図1に示した支柱を第1及び第2の継手から
分離したときの様子を示す斜視図である。
【図23】パレットに段差を設けないときの不具合を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 物品 2 パレット 3 台座部材 5 物品載置面 6 支柱 6A 支柱 6B 支柱 6C 支柱 6D 支柱 8 第1の継手 8A 第1の継手 8B 第1の継手 8C 第1の継手 8D 第1の継手 9 第2の継手 9A 第2の継手 9B 第2の継手 9C 第2の継手 9D 第2の継手 14 第1の連結部材 14A 第1の連結部材 14B 第1の連結部材 14C 第1の連結部材 14D 第1の連結部材 15 第2の連結部材 15A 第2の連結部材 15B 第2の連結部材 15C 第2の連結部材 15D 第2の連結部材 26 第3の継手 26A 第3の継手 26B 第3の継手 26C 第3の継手 26D 第3の継手 30 物品運搬保管装置 30A 物品運搬保管装置 32 支柱ユニット 32A 支柱ユニット 38 パレット本体 G 隙間 H 段差 h1 高さ h2 高さ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が載置される物品載置面を有するパ
    レットと、該パレットの物品載置面に載置された物品を
    取り囲むように該パレットに着脱可能に取付けられる複
    数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整
    可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手
    段とを具備し、前記パレットの物品載置面と、該物品載
    置面以外の少なくとも一部のパレット部分とに段差が形
    成され、該パレットを水平面上に置き、かつその物品載
    置面上に物品を載せたとき、前記パレット部分とその上
    方の物品との間に、物品昇降装置の物品支持部材が挿入
    される隙間が形成されるように、前記段差の大きさが設
    定されていることを特徴とする物品運搬保管装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の支柱と、前記連結手段を構成
    する連結部材が、該支柱をパレットから外した状態で折
    り畳み自在な支柱ユニットを構成しており、折り畳んだ
    支柱ユニットを、前記パレット部分に収納可能に構成し
    た請求項1に記載の物品運搬保管装置。
  3. 【請求項3】 前記パレットを水平面上に置いた状態で
    前記パレット部分に折り畳んだ支柱ユニットを収納した
    とき、該支柱ユニットの高さが、物品載置面の高さより
    も低くなるように、前記段差の大きさが設定されている
    請求項2に記載の物品運搬保管装置。
  4. 【請求項4】 前記物品載置面が、パレット本体に対す
    る位置を調整可能に、該パレット本体に固定された台座
    部材に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載
    の物品運搬保管装置。
  5. 【請求項5】 前記パレットの物品載置面に対してほぼ
    垂直に立上った状態で、該パレットに着脱可能に取付け
    られる4本の支柱を有し、前記連結手段は、互いに隣り
    合って位置する2本の支柱間の間隔が、全て同じ割合で
    変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するよ
    うに構成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の
    物品運搬保管装置。
  6. 【請求項6】 前記パレットの物品載置面に対してほぼ
    垂直に立上った状態で、該パレットに着脱可能に取付け
    られる4本の支柱を有し、前記連結手段は、互いに隣り
    合って位置する2本の支柱間の間隔と、その2本の支柱
    に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支
    柱間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を
    互いに連動して調整するように構成されている請求項1
    乃至4のいずれかに記載の物品運搬保管装置。
  7. 【請求項7】 前記パレットの物品載置面に対してほぼ
    垂直に立上った状態で、該パレットに着脱可能に取付け
    られる4本の支柱を有し、前記連結手段が、各支柱にそ
    れぞれその長手方向に沿って取付けられた第1及び第2
    の継手と、互いに隣り合って位置する2本の支柱をそれ
    ぞれ互いに連結する第1及び第2の連結部材とを具備
    し、4本の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、
    前記第2の継手は第1の継手よりも下方に位置し、前記
    4本の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記
    第1及び第2の連結部材は、それぞれ互いにクロスして
    位置すると共に、各第1の連結部材は、その長手方向一
    端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱のうちの
    一方の支柱に取付けられた第1の継手に回動可能に連結
    され、かつその長手方向他端側が、互いに隣り合って位
    置する2本の支柱のうちの他方の支柱に取付けられた第
    2の継手に回動可能に連結され、各第2の連結部材は、
    その長手方向一端側が、前記他方の支柱に取付けられた
    第1の継手に回動可能に連結され、かつその長手方向他
    端側が、前記一方の支柱に取付られた第2の継手に回動
    可能に連結され、前記第1及び第2の継手の少なくとも
    一方が、これらの取付けられた各支柱に対して、その長
    手方向に移動可能に組付けられている請求項1乃至5の
    いずれかに記載の物品運搬保管装置。
  8. 【請求項8】 前記パレットの物品載置面に対してほぼ
    垂直に立上った状態で、該パレットに着脱可能に取付け
    られる第1乃至第4の支柱を有し、前記連結手段が、第
    1乃至第4の各支柱にそれぞれその長手方向に沿って取
    付けられた第1乃至第3の継手と、互いに隣り合って位
    置する第1及び第2の支柱、第2及び第3の支柱、第3
    及び第4の支柱、並びに第4及び第1の支柱のそれぞれ
    を互いに連結する第1及び第2の連結部材とを具備し、
    4本の支柱がパレットに取付けられた状態で、前記第2
    及び第3の継手は、第1の継手よりも下方に位置し、か
    つ第2の継手は第3の継手よりも下方に位置していて、
    前記第1乃至第4の支柱が前記パレットに取付けられた
    状態で、前記各第1及び第2の連結部材は、それぞれ互
    いにクロスした状態で位置すると共に、互いに隣り合っ
    て位置する第1及び第2の支柱間に設けられた第1及び
    第2の連結部材の各長手方向一端側が、第1及び第2の
    支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動
    可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第2及
    び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれ
    ぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第
    2及び第3の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部
    材の各長手方向一端側が、第2及び第3の支柱にそれぞ
    れ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結さ
    れ、かつその各長手方向他端側が、第3及び第2の支柱
    にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能
    に連結され、互いに隣り合って位置する第3及び第4の
    支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方
    向一端側が、第3及び第4の支柱にそれぞれ取付けられ
    た第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその
    各長手方向他端側が、第4及び第3の支柱にそれぞれ取
    付けられた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、
    互いに隣り合って位置する第4及び第1の支柱間に設け
    られた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、
    第4及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手
    にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他
    端側が、第1及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第
    3の継手にそれぞれ回動可能に連結され、前記第1乃至
    第3の継手のうちの少なくとも第2及び第3の継手が、
    これらの取付けられた各支柱に対して、その長手方向に
    移動可能に組付けられている請求項1乃至4及び6のい
    ずれかに記載の物品運搬保管装置。
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JP2019023100A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 日鉄住金鋼板株式会社 パネル積載ユニット
JP6746809B1 (ja) * 2019-03-28 2020-08-26 株式会社スチールセンター 輸送用容器

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