JP2019023100A - パネル積載ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】立て置き姿勢の複数の建築用パネルのうちの一部を抜き出す際に疵が付くことを抑制することができ、かつ、複数の建築用パネルの積載にかかる時間を短縮することができるパネル積載ユニットを提案する。【解決手段】パネル積載ユニット1は、複数の建築用パネルが立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載される底部材4を有するラック7と、底部材4上に設けられ、複数の建築用パネルの下端部を支持するように構成された支持体6とを備える。支持体6は、前記一方向に並び、複数の建築用パネルの下端部をそれぞれ支持することのできる複数の支持部材8と、複数の支持部材8を、隣接する支持部材8間の間隔が切り替え可能となるように連結する連結構造9とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、パネル積載ユニットに関する。
特許文献1には、複数の建築用パネルが立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載されるパネル積載用ラックが記載されている。
このパネル積載用ラックでは、複数の建築用パネルの下端部をそれぞれ支持する複数の下支持部が、互いに一方向に離れて位置し、複数の建築用パネルは、互いに一方向に離れて積載されている。
これにより、特許文献1に記載のパネル積載用ラックでは、任意の建築用パネルを抜き出すときに、隣接する他の建築用パネルに接触して疵が付くことを抑制することができる。
特開2017−52561号公報
ところで、上述した特許文献1に記載のパネル積載用ラックに複数の建築用パネルを積載するためには、建築用パネルを1枚ずつ下支持部上に載せる必要があり、積載に時間がかかる。
上記事情に鑑みて、本発明は、立て置き姿勢の複数の建築用パネルのうちの一部を抜き出す際に疵が付くことを抑制することができ、かつ、複数の建築用パネルの積載にかかる時間を短縮することができるパネル積載ユニットを提案することを、目的とする。
本発明に係る一態様のパネル積載ユニットは、複数の建築用パネルが立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載される底部材を有するラックと、前記底部材上に設けられ、前記複数の建築用パネルの下端部を支持するように構成された支持体と、を備える。
前記支持体は、前記一方向に並び、前記複数の建築用パネルの下端部をそれぞれ支持することのできる複数の支持部材と、前記複数の支持部材を、隣接する支持部材間の間隔が切り替え可能となるように連結する連結構造と、を有する。
本発明に係る一態様のパネル積載ユニットは、立て置き姿勢の複数の建築用パネルのうちの一部を抜き出す際に疵が付くことを抑制することができ、かつ、複数の建築用パネルの積載にかかる時間を短縮することができる。
図1は、本発明に係る実施形態1のパネル積載ユニットを示す斜視図である。 図2は、同上のパネル積載ユニットに積載される建築用パネルを示す正面断面図である。 図3は、同上のパネル積載ユニットの支持体の一部を示す分解斜視図である。 図4A,図4Bは、同上の支持体の一部を示す正面図である。 図5A〜Cは、同上のパネル積載ユニットに、複数の建築用パネルを立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載する様子を順に示す正面図である。 図6A〜Cは、同上の支持体の連結構造を操作する様子を順に示す正面図である。 図7は、同上のパネル積載ユニットの変形例を示す正面図である。 図8A,Bは、本発明に係る実施形態2のパネル積載ユニットの支持体の一部を示す正面断面図である。 図9は、同上の支持体の一部を示す斜視図である。 図10A,Bは、同上のパネル積載ユニットのラックに平置き姿勢で積載された複数の建築用パネルに、支持体を取り付ける様子を順に示す正面図である。 図11は、図10AのA部分を示す拡大斜視図である。 図12は、同上のパネル積載ユニットのラックに平置き姿勢で積載された複数の建築用パネルに、支持体を取り付けた様子の他例を示す正面断面図である。 図13は、同上の支持体の支持部材の変形例を示す斜視図である。 図14A,Bは、本発明に係る実施形態3のパネル積載ユニットの支持体の一部を示す正面図である。 図15A,Bは、同上の支持体の一部を示す斜視図である。 図16A,Bは、同上のパネル積載ユニットのラックに平置き姿勢で積載された複数の建築用パネルに、支持体を取り付ける様子を順に示す正面図である。
以下の実施形態は、パネル積載ユニットに関し、詳しくは、複数の建築用パネルが立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載されるユニットに関する。
[実施形態1]
(1)パネル積載ユニットの概要
図1、図6Aに示すように、実施形態1のパネル積載ユニット1(以下「ユニット1」と記載)は、複数の建築用パネル2(以下「パネル2」と記載)が立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載されるユニットである。ユニット1には、複数のパネル2とともに、スペーサー3が立て置き姿勢で積載される。
ユニット1は、底部材4、側部材5、及び支持体6を備える。底部材4と側部材5は、複数のパネル2が積載されるラック7を構成している。以下、複数のパネル2が並ぶ一方向を方向D1とし、方向D1に対して直交する方向の1つを方向D2とし、方向D1及び方向D2に対して直交する方向を方向D3として、各構成について説明する。図1では、方向D3は、上下方向である。
(2)各構成についての説明
(2−1)パネル
まず、パネル2について説明する。
複数のパネル2のそれぞれは、外壁材、屋根材等である。複数のパネル2は、上下の端部同士が互いに接続されるように、建物の躯体に取り付けられる。本実施形態では、複数のパネル2は、互いに同一の形状及び大きさであるが、方向D2の長さが互いに異なってもよいし、また、方向D3の長さが互いに異なってもよい。
パネル2は、方向D2を長手方向とし、方向D3を短手方向とし、方向D1を厚み方向とする平面視略矩形状の板材である。パネル2の方向D2の長さは、例えば、ラック7の方向D2の長さの1〜4倍である。パネル2は、方向D2の中央部分が、ラック7上に積載される。パネル2の方向D2の長さは、例えば、3〜7mである。本実施形態では、パネル2の方向D3の長さは、方向D2に亘って一定であり、ラック7の方向D3の長さよりも短い。
図2に示すように、パネル2は、その下端部(方向D3の第二側の端部)に、下方(方向D3の第二側)に突出した凸部20と覆い部21を有する。覆い部21は、凸部20に対してパネル厚み方向(方向D1)にずれて位置し、凸部20よりも下方に突出している。パネル2は、その上端部(方向D3の第一側の端部)に、上方(方向D3の第一側)に開口した凹部22と、パネル厚み方向(方向D1の第二側)に凹んだ凹段部23を有する。パネル2において、凸部20と凹部22のパネル厚み方向(方向D1)の位置は互いに同じであり、覆い部21と凹段部23のパネル厚み方向(方向D1)の位置は互いに同じである。パネル2は、長手方向(方向D2)に亘って、凸部20、覆い部21、凹部22、及び凹段部23を有する。
パネル2は、上下に2枚並べて接続したときに、上側のパネル2の凸部20が、下側のパネル2の凹部22に嵌まり、上側のパネル2の覆い部21が、下側のパネル2の凹段部23内に収まるように構成されている。
パネル2は、2枚の金属板24,25の間に芯材26を挟んだサンドイッチパネルである。金属板24,25のそれぞれは、フラットな金属板をロール加工やプレス加工をすることによって所望の形状で形成されたものである。フラットな金属板は、厚みが0.27〜1.6mm程度であって、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、エスジーエル(登録商標)鋼板等であるが、これに限定されない。
芯材26は、樹脂発泡体または繊維状無機材またはその組み合わせであり、断熱性や耐火性を有する。樹脂発泡体は、例えば、ポリイソシアヌレートフォームやウレタンフォームやフェノールフォームなどである。繊維状無機材は、例えば、ロックウールやグラスウールなどをバインダー等で固めたブロック体を複数並べて1枚の板状に配置したものである。芯材26のうちパネル2の周端部に位置する芯材は、例えば、石膏や珪酸カルシウムなどの耐火性の高い無機材である。
凹部22は、金属板24の上端部を所定形状に折り曲げて形成した側壁220と、金属板25の上端部を所定形状に折り曲げて形成した側壁221とを含む。各側壁220,221の内部は、中空であり、芯材26が充填されていない。
凸部20は、金属板24の下側の先端部と、金属板25の下側の先端部と、この間に位置する芯材26とで構成される。覆い部21は、金属板24の一部をU字状に折り曲げて形成され、内部は中空であり、芯材26が充填されていない。
凹段部23は、金属板24の一部を折り曲げて形成されている。凹段部23には、建物の躯体にパネル2を取り付けるときに、ねじ、釘等の固定具が打ち込まれる。凹段部23に打ち込まれた固定具の頭部は、凹段部23内に配される上側のパネル2の覆い部21によって覆い隠される。
パネル2は、金属板24の表面(方向D1の第一側を向く面)に、疵付き防止用のフィルムが貼られている。フィルムは、パネル2を建物の躯体に取り付ける直前や、取り付けた後にパネル2から剥がされる。
パネル2は、ラック7に積載される前に、例えば、平置き姿勢のスペーサー3上に、平置き姿勢で複数積み重なるように配される(図5A参照)。このとき、複数のパネル2のそれぞれは、金属板24が下側(スペーサー3側)を向くように配される。スペーサー3は、スキッド、パレット等である。
(2−2)ラック
続いて、ラック7を構成する底部材4と側部材5について説明する。
図1に示すように、底部材4は、本実施形態では、平面視(方向D3に視て)矩形枠状である。底部材4は、方向D2に離れて位置する第一底枠材40と第二底枠材41、及び方向D1に離れて位置する第三底枠材42と第四底枠材43を含む。第一底枠材40の方向D1の第一端部(第一側の端部)と第二底枠材41の方向D1の第一端部の間に第三底枠材42が介在する。第一底枠材40の方向D1の第二端部(第二側の端部)と第二底枠材41の方向D1の第二端部の間に第四底枠材43が介在する。第一底枠材40、第二底枠材41、第三底枠材42、及び第四底枠材43は、長手方向の端部同士が固定されている。
側部材5は、底部材4の方向D1の第一端部から上方に突出している。本実施形態では、側部材5は、側面視にて(方向D1に視て)下向きに開口した略U字状である。側部材5は、第一底枠材40の方向D1の第一端部に垂直に設けられた第一側枠材50と、第二底枠材41の方向D1の第一端部に垂直に設けられた第二側枠材51と、第一側枠材50と第二側枠材51の上端部(方向D3の第一側の端部)間に介在する横架材52とを有する。
第一底枠材40、第二底枠材41、第三底枠材42、第四底枠材43、第一側枠材50、第二側枠材51、及び横架材52のそれぞれは、例えば、角形鋼管である。
第一底枠材40と第二底枠材41の方向D1の第二端部の開口は、閉塞部材44で閉塞されており、閉塞部材44には、クレーン等の吊り上げ装置に接続される接続部45が設けられている。第一側枠材50と第二側枠材51の上端部の開口は、閉塞部材53によって閉塞されており、閉塞部材53には、クレーン等の吊り上げ装置に接続される接続部54が設けられている。
接続部45,54は、本実施形態では、ねじの頭部がリング形状に設けられたアイボルトである。なお、接続部45,54は、アイボルトに限らず、フック等の従来周知のその他の接続用の部材や、枠材40,41,50,51に設けられた貫通孔でもよい。
底部材4は、図4A、図4Bに示すように、支持体6の方向D1の第一端部を引っ掛けるための引掛け部46をさらに有する。引掛け部46は、ピン等である。引掛け部46は、第一底枠材40と第二底枠材41のそれぞれの方向D1の第一端部寄りの部分に設けられている。引掛け部46は、第一底枠材40と第二底枠材41のそれぞれから、方向D2の少なくとも片側に突出している。
底部材4と側部材5で構成されるラック7は、図5B、図5Cに示すように、平置き姿勢の複数のパネル2を積載した状態で、クレーン等の吊り上げ装置を用いて、複数のパネル2ごと第二姿勢と第一姿勢との間で回転可能である。
第一姿勢は、立て置き姿勢の複数のパネル2の下方に底部材4が位置する姿勢(図5C参照)であり、第二姿勢は、平置き姿勢の複数のパネル2の下方に側部材5が位置する姿勢(図5B参照)である。
図1、図6Aに示すように、ラック7はさらに、立て置き姿勢の複数のパネル2の側方(方向D1の第二側)に位置するように底部材4から上方に突出した起立部材30を有する。起立部材30は、底部材4に対してねじ等で固定され、着脱自在である。
起立部材30は、第一柱部31と、第二柱部32と、第一支持部33と、第二支持部34を含む。第一柱部31は、第一底枠材40の方向D1の第二端部寄りの部分に垂直に設けられている。第二柱部32は、第二底枠材41の方向D1の第二端部寄りの部分に垂直に設けられている。第一支持部33は、第一柱部31上に固定され、第一柱部31から方向D1の第二側に突出している。第二支持部34は、第二柱部32上に固定され、第二柱部32から方向D1の第二側に突出している。
(2−3)支持体
図1、図3、図4A、図4Bに示すように、支持体6は、底部材4上に設けられ、各パネル2の下端部を支持するように構成されている。支持体6は、底部材4とは別体である。支持体6は、複数のパネル2の下端部をそれぞれ支持することのできる複数の支持部材8と、複数の支持部材8を、隣接する支持部材8間の間隔L1が切り替え可能となるように連結する連結構造9とを有する。
(2−3−1)支持部材
複数の支持部材8は、形状及び寸法が、互いに略同一である。図3、図4Aに示すように、支持部材8は、パネル2の覆い部21と底部材4との間にスペースを形成するスペーサー80と、パネル2の下端部を受ける受け部81と、底部材4に引っ掛かって支持部材8の移動方向をガイドするガイド部82とを有する。
支持部材8は、例えば、金属製である。支持部材8の方向D2の長さは、底枠材40,41の方向D2の長さよりも長い(図1参照)。
図3に示すように、スペーサー80は、本実施形態では、方向D2の第一側と第二側にそれぞれ開口した角筒状である。スペーサー80は、方向D3に離れて平行に位置する天板部800と底板部801、及び方向D1に離れて平行に位置する一対の側板部802を含む。一対の側板部802のそれぞれには、3つの挿通孔803,804,805が厚み方向に貫通している。3つの挿通孔803,804,805は、方向D2に距離をおいて、この順に並ぶ。一方の側板部802における3つの挿通孔803,804,805と、他方の側板部802における3つの挿通孔803,804,805は、それぞれ対向して位置する。
受け部81は、正面視L字状である。受け部81は、パネル2の凸部20の先端面を受ける矩形板状の受け板810と、受け板810の方向D1の第一端部から上方(方向D3の第一側)に突出するように延長された矩形板状の引掛け片811とを含む。受け板810は、スペーサー80の上端(天板部800)に溶接等で固定されている。引掛け片811は、パネル2の凸部20に方向D1の第一側から当たることができるように設けられている(図4A参照)。受け部81の方向D2の長さは、スペーサー80の方向D2の長さと同じである。
ガイド部82は、側面視にて(方向D1に視て)下方(方向D3の第二側)に開口したU字状である。ガイド部82は、矩形板状の載せ片820と、載せ片820の方向D2の両端部からそれぞれ下方に垂直に突出するように延長された矩形板状のガイド片821とを含む。一対のガイド片821は、互いに平行である。一対のガイド片821間の間隔は、底枠材40,41の方向D2の長さよりも若干大きい。ガイド部82は、載せ片820がスペーサー80の下端(底板部801)に溶接等で固定されている。
ガイド部82は、スペーサー80及び受け部81よりも方向D1に長く、スペーサー80及び受け部81よりも方向D2に短い。ガイド部82は、載せ片820のうち方向D1の中央部が、底板部801の方向D2の中央部に固定されている。ガイド部82の方向D1の長さは、パネル2の方向D1の長さ(つまり厚み)と同じである。
複数の支持部材8のうち、方向D1の第一端部に位置する支持部材8は、ガイド部82に、引掛け部46に引掛けることのできる引掛け孔83をさらに有する。引掛け孔83は、下方(方向D3の第二側)に開口した孔であり、開口部分830と、開口部分830よりも方向D1の第一側に長く設けられた奥部分831とを含む。
方向D1の第一端部に位置する支持部材8は、引掛け部46が奥部分831の方向D1の第二端部に位置する第一位置(図4A参照)と、引掛け部46が奥部分831の方向D1の第一端部に位置する第二位置(図4B参照)との間で、移動可能である。
(2−3−2)連結構造
連結構造9は、複数の支持部材8のうち、隣接する支持部材8同士を、方向D1の所定範囲内で移動可能に連結する複数の連結部材10と、複数の支持部材8を方向D1に貫通したガイド部材11を含む。
図3、図4Aに示すように、連結部材10は、本実施形態では、ボルト12と、ボルト12の軸部120の先端部に固定されるナット13を含む。隣接する支持部材8は、対向する側の側板部802同士が、それぞれの挿通孔803に挿通されるボルト12と、それぞれの挿通孔805に挿通されるボルト12と、各ボルト12に固定されたナット13によって、連結される。
ボルト12の頭部121とナット13間の距離は、ガイド部82同士が突き合わさる閉じ位置にあるときの2つの支持部材8の、対向する側板部802の内面間の距離L2よりも所定の長さだけ長い。
隣接する支持部材8は、対向する側板部802の一方が、ボルト12の頭部121に当たり、かつ他方がナット13に当たる開き位置(図4B参照)と、ガイド部82同士が突き合わさる閉じ位置(図4A参照)との間で、移動可能となっている。
図3に示すように、ガイド部材11は、本実施形態では、一直線状のパイプ14と、パイプ14の長手方向の両端部のそれぞれに取り付けられるボルト15を含む。パイプ14とボルト15のそれぞれは、例えば、金属製である。
パイプ14の長さは、複数の支持部材8の全てにおいて、隣接する支持部材8が開き位置にあるときの複数の支持部材8の全体の方向D1の長さよりも長い。ボルト15の頭部150の径は、挿通孔804の径よりも大きい。
パイプ14は、複数の支持部材8の全ての挿通孔804に挿通される。パイプ14とこの両端部に取り付けられたボルト15によって、複数の支持部材8は、一体に連結される。複数の支持部材8のそれぞれは、パイプ14に沿って方向D1にスライド移動可能である。複数の支持部材8がパイプ14から外れることは、ボルト15によって防がれる。
図1、図3に示すように、連結構造9は、複数の支持部材8のうち、方向D1の第二端部に位置する支持部材8に取り付けられる接続部17をさらに備える。本実施形態では、接続部17は、ボルト18と、ボルト18の先端部に取り付けられるナット19を含む。ナット19は、リング状の接続部分190を有する。方向D1の第二端部に位置する支持部材8のうち、方向D1の第二側に位置する側板部802の挿通孔803と挿通孔805のそれぞれに、ボルト18が挿通される。ボルト18の頭部180の径は、挿通孔803,805の径よりも大きい。
(2−4)その他
ユニット1はさらに、図1に示すように、複数の支持部材8のうち、方向D1の第二側の端に位置する支持体6の接続部17に接続される引っ張り装置16を備える。
引っ張り装置16は、第一支持部33と第二支持部34にそれぞれ吊り支持されている。引っ張り装置16は、例えば、手動での巻取り操作が可能なレバーホイストである。なお、引っ張り装置16は、電動式であってもよい。
引っ張り装置16は、チェーン、ワイヤー、ベルト、ロープ等の牽引部材35を介して、支持体6の接続部17に接続される。第一柱部31と第二柱部32のそれぞれの下端部には、牽引部材35が引掛けられる滑車36が設けられている。
(3)パネルの積載方法
続いて、ユニット1に複数のパネル2を立て置き姿勢で並ぶように積載する方法の一例について説明する。
まず、図5Aに示すように、側部材5が底に位置する第二姿勢に、ラック7を設置する。なお、この時点で、ラック7には起立部材30が取り付けられていない。次いで、スペーサー3とその上に平置き姿勢で積層された複数のパネル2を、側部材5上に載せる。このとき、スペーサー3は、側部材5の第一側枠材50と第二側枠材51に亘るように、側部材5上に載せられる。スペーサー3上では、複数のパネル2は、凸部20と覆い部21を有する側の端部が、底部材4に対向して位置するように、積み重なっている。
次いで、図5Bに示すように、複数のパネル2及び底部材4に対して、支持体6を取り付ける。支持体6は、複数のパネル2と第一底枠材40の間と、複数のパネル2と第二底枠材41の間に対して、それぞれ取り付ける。
詳しくは、各支持体6は、複数の支持部材8が上下方向に並ぶ縦向き姿勢で用いる。各支持体6は、各支持部材8のガイド部82が、底部材4の底枠材40,41に被せられ、一番下に位置する支持部材8のガイド部82の引掛け孔83に、底部材4の下端部の引掛け部46が挿入される。各支持体6が縦向き姿勢にあるとき、複数の支持部材8は、ガイド部82同士が突き合わさる閉じ位置にあり、ガイド部材11の下側に寄って位置する。
底枠材40,41に取り付けられた各支持体6に、スペーサー3とその上に積み重ねられた複数のパネル2を近づけ、各パネル2の凸部20が、各支持体6の各支持部材8の受け部81の引掛け片811上に載り、受け板810に当たるように接続する(図4A参照)。
次いで、ラック7の接続部45,54に連結した吊り上げ装置によって、ラック7を、底部材4が底に位置する第一姿勢へと回転させる。図5Cに示すように、ラック7が第一姿勢にあるとき、複数のパネル2は、複数の支持部材8を介して底部材4上に立て置かれる。ラック7上では、スペーサー3は側部材5に接し、スペーサー3と複数のパネル2は、方向D1に隣接するもの同士が接する。
(4)パネルの抜き出し方法
続いて、ラック7上の立て置き姿勢の複数のパネル2から、任意のパネル2を抜き出す方法について説明する。
まず、図6Aに示すように、底部材4の方向D1の第二端部寄りの部分に、起立部材30を取り付ける。詳しくは、第一底枠材40の方向D1の第二端部寄りの部分に、第一柱部31を取り付け、第二底枠材41の方向D1の第二端部寄りの部分に、第二柱部32を取り付ける(図1参照)。
次いで、起立部材30の上端部に、引っ張り装置16を取り付ける。詳しくは、第一柱部31の上端部の第一支持部33と、第二柱部32の上端部の第二支持部34にそれぞれ、引っ張り装置16を取り付けて、吊り支持させる(図1参照)。各引っ張り装置16は、牽引部材35を介して、各支持体6の接続部17に接続する。このとき、各牽引部材35は、滑車36に引掛けて用いる。
次いで、図6Bに示すように、各引っ張り装置16を操作して、各支持体6の接続部17を、方向D1の第二側へと引っ張る。接続部17が方向D1の第二側へと引っ張られることで、複数の支持部材8は、方向D1の第二端部に位置する支持部材8から順に、方向D1の第二側へと移動する。方向D1の第二端部に位置する支持部材8を除いた残りの各支持部材8は、方向D1の第二側に隣接する他の支持部材8が方向D1の第二側に移動することで、連結部材10を介して引っ張られて、方向D1の第二側へと移動する。各支持部材8の移動は、各パネル2の上端部を手などで支えながら行う。
最終的に、図6Cに示すように、複数の支持部材8の全てが、隣接する支持部材8のガイド部82間に隙間が形成される開き位置へと移動する。これにより、方向D1に隣接する各パネル2の間には隙間が形成される。
複数の支持部材8のうち、方向D1の第一端部に位置する支持部材8は、ガイド部82の引掛け孔83の奥部分831の方向D1の第一側の縁に、底部材4の引掛け部46が引っ掛かることで、方向D1の第二側への移動が止まる(図4B参照)。このとき、方向D1の第一端部に位置する支持部材8は、スペーサー3から離れて位置し、この支持部材8上に積載されたパネル2と、スペーサー3との間には隙間が形成される。
このように立て置き姿勢で配されたスペーサー3と複数のパネル2が、互いに隣接するもの同士の間に隙間が形成されるように移動することで、各パネル2を抜き出す際に、他のパネル2やスペーサー3に接触して疵が付くことを抑制することができる。各パネル2の抜き出しは、例えば、各パネル2の上端部の凹部22に引掛けた吊り具を介して、クレーン等の吊り上げ装置によって吊り上げることで行われる。
(5)作用効果
以上説明した本実施形態のユニット1では、平置き姿勢で積み重なった状態にある複数のパネル2を一度にまとめてラック7へ積載することができるため、従来例のように1枚ずつ立て置き姿勢のパネル2をラック7に積載する場合に比べて、積載にかかる時間を短縮することができる。
また、本実施形態のユニット1では、方向D1に互いに接した状態で並んだ立て置き姿勢の複数のパネル2を、支持体6の連結構造9を操作することによって、隣接するパネル2間に隙間を形成することができる。
これにより、本実施形態のユニット1では、複数のパネル2のうち任意のパネル2を抜き出すときに、隣接する他のパネル2に接触して、表面に疵がつくことを抑制することができる。
また、本実施形態のユニット1では、各支持部材8の方向D1の第二側への移動を、底枠材40,41に被さった各支持部材8のガイド部82と、各支持部材8を貫通するガイド部材11によってガイドすることができて、移動させやすい。
また、本実施形態のユニット1では、複数の支持部材8は、ガイド部材11を介して一体に連結されているため、支持体6を縦向き姿勢で用いるときに、ガイド部材11の上部を掴む等することによって、複数の支持部材8をまとめて運ぶことができる。
また、本実施形態のユニット1では、各引っ張り装置16を起立部材30の上端部に取り付けたことで、各引っ張り装置16の操作を立った姿勢で行うことができて、操作しやすい。
(6)変形例
続いて、上述した実施形態1のユニット1の変形例について説明する。
底部材4の形状は、平面視矩形枠状に限らず、矩形板状等のその他の形状であってもよい。また、側部材5の形状は、側面視略U字状に限らず、矩形板状等のその他の形状であってもよい。
また、ラック7は、第二姿勢から第一姿勢へと回転させて用いなくてもよく、つまり、複数のパネル2が立て置き姿勢で積載される第一姿勢だけで用いてもよい。この場合、側部材5が設けられる位置は、底部材4のうち方向D1の第一端部以外の他の部分であってもよい。
連結構造9は、複数の支持部材8を、隣接する支持部材8間の間隔が切り替え可能となるように連結するように構成されたものであればよく、上述した構造に限定されない。例えば、連結構造9は、ガイド部材11を含まなくてもよい。また、各連結部材10は、ボルト12とナット13に限らず、チェーン、バネ材等であってもよい。
また、ユニット1は、起立部材30とこれに取り付けられる引っ張り装置16とを備えなくてもよい。
また、ユニット1は、図7に示すように、間隔をおいて位置する複数のパネル2の上端部を支持する上支持部材37をさらに備えてもよい。上支持部材37は、例えば、複数のパネル2の上端部にそれぞれ被せられ、互いに連結可能な複数の連結具38と、複数のパネル2のうちの1つを側部材5に対して引っ掛ける引掛け具39とを含む。連結具38は、パネル2の上端部のうち、方向D2の一部に被せられ、引掛け具39は、パネル2の上端部のうち、方向D2において、連結具38が被せられた箇所とは別の箇所に、引掛けられる。各パネル2への連結具38の取り付けは、隣接するパネル2間に間隔をあけた状態で、行う。
連結具38は、差込片380と、差込溝を構成する折り返し片381と、折り返し片381の方向D1の第一側に取り付けられた緩衝材382とを含む。緩衝材382は、弾性変形可能な部材である。隣接する2つの連結具38は、一方の連結具38の差込片380を他方の連結具38の差込溝に差し込むことで連結される。
複数のパネル2のそれぞれに被せた連結具38同士を連結し、複数のパネル2の一部を引掛け具39を介して側部材5に引掛けることで、各パネル2の上端部が支持されて、倒れが抑制される。また、複数の連結具38の一部を取り外すことで、複数のパネル2のうちの一部を抜き出し可能であり、抜き出し後に連結具38を再装着することによって、抜き出しによって形成されるスペースに、隣接するパネル2が倒れることを抑制することができる。
また、複数の支持部材8のうち、方向D1の第一端部に位置する支持部材8は、ガイド部82に引掛け孔83を有さないものであってもよい。
[実施形態2]
(1)パネル積載ユニットの概要
図8A、図8Bには、実施形態2のパネル積載ユニット1の要部が示されている。実施形態2のユニット1では、支持体6が、実施形態1とは異なる。また、実施形態2のユニット1では、ラック7は、支持体6の取り付けに用いられる取付部70をさらに備える(図10A、図10B)。
以下、実施形態2のユニット1について、実施形態1のユニット1と同様の構成については図中に同一の符号を付けて詳しい説明を省略し、実施形態1のユニット1とは異なる構成について詳しく説明する。
(2)各構成についての説明
(2−1)支持体
支持体6は、複数の支持部材8が上下に並ぶ縦向き姿勢のとき(図10A参照)に各支持部材8の左右位置を変更できるように、隣接する支持部材8同士が、一対のボルト12及び一対のパイプ14を介して連結されている。支持体6は、縦向き姿勢にあるときに複数の支持部材8の高さ調整を行うための高さ調整機構60をさらに含む(図10A、図11参照)。
(2−1−1)支持部材
図8A、図9に示すように、本実施形態の支持部材8では、スペーサー80は、ガイド部82を方向D2の両側から挟むように位置する一対の角筒84で構成される。一対の角筒84のそれぞれは、方向D3に開口している。
一対の角筒84のそれぞれは、方向D1に離れて平行に位置する一対の側板部840,841を含む。以下では、一対の側板部840,841のうち、方向D1の第一側に位置する側板部840を第一側板部840と記載し、方向D1の第二側に位置する側板部841を第二側板部841と記載する。
一対の角筒84のそれぞれにおいて、第一側板部840には、連結部材10のボルト12が挿通される第一長孔842と、ガイド部材11のパイプ14が挿通される第二長孔843とが設けられている。長孔842,843はいずれも、方向D3に長い長孔であり、互いに平行である。第一長孔842の方向D2の長さは、ボルト12の軸部分の径と略同じである。第二長孔843の方向D2の長さは、パイプ14の径と略同じである。
長孔842,843のそれぞれは、第一側板部840のうち、ガイド部82の載せ片820よりも、方向D3の第二側に位置する。第一長孔842は、第二長孔843よりもガイド部82から遠い側に位置する。長孔842,843は、方向D3の位置が、同じである。
第二側板部841には、ボルト12が挿通される挿通孔844と、パイプ14が挿通される第二長孔845とが設けられている。挿通孔844は、丸孔であり、径がボルト12の軸部分の径と略同じである。第二長孔845は、方向D3に長い長孔であり、方向D2の長さは、パイプ14の径と略同じである。
挿通孔844と第二長孔845のそれぞれは、第二側板部841のうち、ガイド部82の載せ片820よりも、方向D3の第二側に位置する。挿通孔844は、第二長孔845よりもガイド部82から遠い側に位置する。挿通孔844は、方向D3の位置が、第二長孔845の方向D3の第一側の端部の位置と略同じである。
第一長孔842の上端部と挿通孔844とは、方向D2に対向して位置し、方向D3における位置が同じである。第二長孔843,845は、方向D2に対向して位置し、方向D3における位置が同じである。
受け部81は、受け板810が、一対の角筒84に架け渡されている。受け板810は、一対の角筒84のそれぞれの方向D3の第一側の端部の開口を塞ぐように、一対の角筒84に固定されている。受け部81は、ガイド部82から方向D3に離れて位置する。ガイド部82は、一対のガイド片821が一対の角筒84にそれぞれ溶接等で固定されている。本実施形態では、ガイド部82は、方向D1の長さが、パネル2の方向D1の長さ(つまり厚み)よりも若干短い。
方向D1に隣接する2つの支持部材8は、方向D2の第一側に位置する角筒84同士と、方向D2の第二側に位置する角筒84同士がそれぞれ、ボルト12とパイプ14を介して連結される。
詳しくは、方向D1の第一側に位置する支持部材8の第二側板部841の挿通孔844にボルト12が挿通され、このボルト12が、方向D1の第二側に位置する支持部材8の第一側板部840の第一長孔842に挿通され、このボルト12の先端部にナット13が取り付けられる。加えて、方向D1の第一側に位置する支持部材8の第一側板部840の第二長孔843と第二側板部841の第二長孔845と、方向D1の第二側に位置する支持部材8の第一側板部840の第二長孔843と第二側板部841の第二長孔845に、パイプ14が挿通される。
ボルト12は、第一長孔842の長手方向に移動可能であり、パイプ14は、第二長孔843,845の長手方向に移動可能である。これにより、支持体6が縦向き姿勢のときに、各支持部材8が左右方向(方向D3)に移動可能である。各支持部材8の方向D3の移動は、長孔842,843,845によって所定範囲に規制される。なお、本実施形態においても、実施形態1と同様に、隣接する支持部材8間の間隔L1は切り替え可能である。
ガイド部材11は、パイプ14のうち、方向D1の第一端部寄りの部分に固定される鍔部140をさらに有する。鍔部140は、支持体6を縦向き姿勢にしたときに、複数の支持部材8を支えて落下を防ぐ。
(2−1−2)高さ調整機構
図10A、図11に示すように、高さ調整機構60は、一対のパイプ14のそれぞれが挿通されるスライド板61と、一対のパイプ14のそれぞれの上端部(方向D1の第二側の端部)が固定されるベース62と、ベース62に対して方向D1に進退可能に取り付けられるボルト63とを備える。ベース62には、ボルト63が通されるナット64が設けられている。ボルト63を回して方向D1の第一側に進めることで、スライド板61がボルト63によって押されて、スライド板61がベース62から離れる方向に移動する。これにより、一対のパイプ14を介して複数の支持部材8を上方(方向D1の第二側)に移動させることが可能である。
(2−2)ラック
ラック7の底部材4は、第一底枠材40と第二底枠材41と第三底枠材42で構成され、第四底枠材43を備えない。起立部材30は、底部材4の方向D1の第二側の端部から上方(方向D3の第一側)に突出するように設けられる。
ラック7には、複数の取付部70が設けられる。取付部70は、パイプ14を方向D2の移動を規制するように設けられる。
複数の取付部70のそれぞれは、板状の本体部700と、本体部700を方向D1に貫通したガイド孔701とを備える。ガイド孔701は、方向D3に長い長孔であり、方向D2の長さは、パイプ14の径と略同じである。
取付部70は、第一底枠材40に対して、方向D1の第一側の端部のうち方向D2の第一側に1つと、方向D1の第二側の端部のうち方向D2の第一側と第二側にそれぞれ1つずつ設けられる。第一底枠材40の方向D1の第二側の端部に設けられる2つの取付部70のそれぞれは、第一柱部31に亘るように設けられる。第一底枠材40の方向D1の第一側の端部に設けられる1つの取付部70は、第一側枠材50に亘るように設けられる。また、取付部70は、第二底枠材41に対して同様に設けられる。
第一底枠材40に取り付けられる支持体6は、2つのパイプ14が第一底枠材40に設けられた3つの取付部70のガイド孔701に挿通されることで、第一底枠材40に対する各支持体6のガイド部82の方向D2の位置が一定に保たれる。また、第二底枠材41に取り付けられる支持体6は、2つのパイプ14が第二底枠材41に設けられた3つの取付部70のガイド孔701に挿通されることで、第二底枠材41に対して各支持体6のガイド部82の方向D2の位置が一定に保たれる。
(3)パネルの積載方法
続いて、本実施形態のパネル2の積載方法について説明する。以下では、実施形態1のパネル2の積載方法と異なる点について詳しく説明する。
第二姿勢のラック7の側部材5上に、スペーサー3とその上に積載された平置き姿勢の複数のパネル2を載せた後、第一底枠材40と第二底枠材41にそれぞれ、支持体6を取り付ける。ここで、支持体6は、高さ調整機構60を装着していない状態のものを取り付ける。
このとき、第一底枠材40に対しては、支持体6が備える2つのパイプ14を、第一底枠材40に設けた3つの取付部70のガイド孔701に挿通させる。詳しくは、方向D2の第一側のパイプ14は、第一底枠材40の方向D2の第一側の2つの取付部70のガイド孔701に挿通させ、方向D2の第二側のパイプ14は、第一底枠材40の方向D2の第二側の1つの取付部70のガイド孔701に挿通させる。なお、方向D2の第二側のパイプ14は、方向D1の第一側の端部が、取付部70のガイド孔701に挿通されない。なお、第二底枠材41に対する支持体6の取り付けも同様に行われる。
次いで、各支持体6の一対のパイプ14の方向D1の第二側の端部に、高さ調整機構60を取り付け、スライド板61を底枠材40,41の方向D1の第二側の端面(上面)に載せる(図11参照)。これにより、各支持体6は、底枠材40,41によって支持される。次いで、第一底枠材40の方向D1の第二端部に第一柱部31を固定し、第二底枠材41の方向D1の第二端部に第二柱部32を固定する。
次いで、図10Aに示すように、各支持体6を、複数のパネル2に近付ける。このとき、各支持体6は、スライド板61を、底枠材40,41の上面(方向D1の第二側の面)上から柱部31,32の上面(方向D1の第二側の面)上に移動させることで、複数のパネル2に近付けることができる。各支持体6の方向D3への移動は、取付部70のガイド孔701によってガイドされる。
このとき例えば、各支持体6は、各パイプ14が各支持部材8の第二長孔843,845の方向D3の第一側の端部に位置し、各パイプ14が、取付部70のガイド孔701の方向D3の第一側の端部寄りの部分に位置し、かつ各ボルト12が第一長孔842の方向D3の第一側の端部に位置するように設置する。このように設置することで、各支持体6において、複数の支持部材8のそれぞれは、方向D3の第一側への移動が可能となる。
次いで、各支持体6の高さ調整機構60のボルト63を回転させて、複数の支持部材8の高さ(方向D1の位置)を、複数のパネル2の高さ(方向D1の位置)に合わせる。このとき、一番下に位置するパネル2と、一番下に位置する支持部材8の高さをおおよそ合わせる。ここで、各支持部材8は、各パネル2よりも方向D1(上下方向)に短いため、複数の支持部材8のそれぞれは、対応するパネル2よりも若干下方に位置する。
次いで、図10Bに示すように、各支持体6の複数の支持部材8を、一番上に位置するものから順に持ち上げながら、対応するパネル2の方向D3の第二側の端部に差し込む。各支持部材8は、各パネル2の覆い部21上に、引掛け片811と第一側板部840が載せられることで、方向D1の位置(上下位置)が決まる。このとき、複数の支持部材8のそれぞれは、受け部81の受け板810が、対応するパネル2の凸部20の先端面に当たるように配置される。
複数の支持部材8の全てを、対応するパネル2の覆い部21上に載せ終えたら、ラック7を、底部材4が複数のパネル2の下方に位置する第一姿勢に回転させる。このとき、各支持体6は、取付部70のガイド孔701の長手方向に、一対のパイプ14の移動方向がガイドされることで、各支持部材8のガイド部82が底枠材40,41に対してスムーズに被さる。
ラック7を第一姿勢とした状態では、図8Aに示すように、各支持体6の複数の支持部材8のそれぞれは、ガイド部82の載せ片820が、底枠材40,41に当たる。またこの状態では、複数の支持部材8の受け部81の受け板810上に、対応するパネル2の凸部20が載る。またこの状態では、隣接する支持部材8のうちの一方の支持部材8のボルト12は、他方の支持部材8の長孔842の上端部内に位置し、一対のパイプ14は、複数の支持部材8のそれぞれの、第二長孔843,845の下端部内に位置する。またこの状態では、各支持体6の一対のパイプ14は、各取付部70のガイド孔701の下端部内に位置する。
(4)パネルの抜き出し方法
ラック7を第一姿勢とした後の、各パネル2の抜き出し方法については、実施形態1と同じである。
(5)作用効果
以上説明した本実施形態のユニット1では、実施形態1のユニット1の作用効果に加えて、下記の作用効果を奏することができる。
本実施形態のユニット1では、ボルト12が挿通される孔(長孔842)とパイプ14が挿通される孔(第二長孔843,845)のそれぞれを長孔としたことで、支持体6を縦向き姿勢にしたときに、複数の支持部材8がそれぞれ独立して、左右方向に移動可能である。そのため、本実施形態のユニット1では、スペーサー3上に積載された複数のパネル2が荷崩れ等によって方向D3の第二側の端部の位置が揃っていなくても、各パネル2の凸部20に各支持部材8の受け部81を当てることができる(図12参照)。これにより、本実施形態のユニット1では、各パネル2の凸部20に各支持部材8の受け部81を当てながら、ラック7を第二姿勢から第一姿勢に回転させることができるため、ラック7が第一姿勢となったときに、各パネル2の凸部20を対応する支持部材8の受け部81の受け板810上に載せやすい。
また、本実施形態のユニット1では、各支持体6が高さ調整機構60を備えることで、各支持体6が縦向き姿勢のときに、複数の支持部材8の高さ位置を、複数のパネル2の高さ位置におよそ合わせることができ、各支持部材8を対応するパネル2の覆い部21上に載せる作業が行いやすい。
また、本実施形態のユニット1では、ラック7が、パイプ14の移動方向をガイドする取付部70を備えることで、ラック7を第二姿勢から第一姿勢に回転させる際に、各支持部材8のガイド部82を、底枠材40,41に被さる位置へとガイドしやすい。
(6)変形例
続いて、実施形態2のユニット1の変形例について説明する。
本実施形態のユニット1は、実施形態1のユニット1の変形例を採用可能である。
また、ラック7は、取付部70を備えなくてもよい。支持体6は、高さ調整機構60を備えなくてもよい。
また、支持体6の支持部材8は、図13に示す変形例のように、スペーサー80に対して受け部81が方向D3に移動可能に設けられたものであってもよい。
変形例の支持部材8は、各角筒84内に一体に設けられた筒部85と、筒部85内をスライド可能であり、方向D3の第一側の端部が受け部81の受け板810に固定された軸部86とをさらに備える。受け部81は、軸部86の少なくとも一部が筒部85内に位置する範囲で、スペーサー80からの距離を調整可能である。
変形例の支持体6では、縦向き姿勢のときに、各支持部材8の受け板810を、対応するパネル2の凸部20の先端面に当てやすく、ラック7を第二姿勢から第一姿勢に回転させた際に、各支持部材8上に対応するパネル2を載せやすい。
[実施形態3]
(1)パネル積載ユニットの概要
図14A、図14Bには、実施形態3のパネル積載ユニット1の要部が示されている。実施形態3のユニット1では、支持体6が、実施形態1とは異なる。以下、実施形態3のユニット1について、実施形態1のユニット1と同様の構成については図中に同一の符号を付けて詳しい説明を省略し、実施形態1のユニット1とは異なる構成について詳しく説明する。以下では、図14Aに示す状態を基準として、各構成について説明する。
(2)各構成についての説明
(2−1)支持体
本実施形態の支持体6では、連結構造9は、隣接する支持部材8の一方の支持部材8に設けられた溝部87と、他方の支持部材8から一方向(本実施形態では方向D1の第二側)に突出したストッパー部88とを含む。複数の支持部材8は、ボルト12やパイプ14を介して一体に連結されておらず、互いに別々の部材である。
図14A、図15A、図15Bに示すように、本実施形態の支持部材8では、スペーサー80は、長手方向(方向D2)に直交する断面形状が略U字状のスペーサー本体806を含む。スペーサー本体806は、方向D3の第二側に開口した形状である。スペーサー本体806は、天板部800と、方向D1に離れて平行に位置する一対の側板部802とを含む。
一対の側板部802は、方向D1の第二側に位置する側板部802(以下「第二側板部802」という)が、方向D1の第一側に位置する側板部802(以下「第一側板部802」という)よりも下方(方向D3の第二側)に突出している。第二側板部802は、その下端部の方向D2の中央部に、方向D3の第二側に開口した凹み807を有する。
ガイド部82は、載せ片820のうち方向D1の中央部が、第一側板部802の下面の方向D2の中央部と第二側板部802の下面の方向D2の中央部(つまり凹み807の底面)に固定されている。本実施形態では、ガイド部82は、方向D1の長さが、パネル2の方向D1の長さ(つまり厚み)よりも若干短い。
第二側板部802のうち、第一側板部802よりも下方に突出した部分(下端部)から方向D1の第二側にストッパー部88が突出している。本実施形態では、第二側板部802の下端部のうち、凹み807よりも方向D2の第一側の部分と、凹み807よりも方向D2の第二側の部分のそれぞれから、ストッパー部88が突出している。つまり、各支持部材8は、方向D2に一対のストッパー部88を備える。
ストッパー部88は、正面視にて(方向D2に視て)L字状である。ストッパー部88は、第二側板部802の下端部から方向D1の第二側に突出した突出片880と、突出片880の先端部(方向D1の第二側の端部)から方向D3の第一側に突出したストッパー片881とを含む。ストッパー片881の先端部(方向D3の第一側の端部)は、天板部800よりも若干下方(方向D3の第二側)に位置する。
スペーサー本体806のうち、ガイド部82よりも方向D2の第一側の部分と、ガイド部82よりも方向D2の第二側の部分がそれぞれ、溝部87を構成している。
(3)パネルの積載方法
続いて、本実施形態のパネル2の積載方法について説明する。以下では、実施形態1のパネル2の積載方法と異なる点について詳しく説明する。
第一姿勢のラック7の側部材5上に、スペーサー3とその上に積載された平置き姿勢の複数のパネル2を載せた後、複数のパネル2のそれぞれの第一底枠材40に対向する箇所と、第二底枠材41に対向する箇所に、支持部材8を取り付ける。
詳しくは、図16Aに示すように、複数のパネル2のうち、一番上に位置するパネル2から順に、支持部材8を取り付ける。支持部材8は、対応するパネル2の方向D3の第二側の端部の上記2箇所に差し込んで取り付ける。支持部材8は、パネル2の覆い部21上に、引掛け片811と第一側板部802が載せられることで、方向D1の位置(上下位置)が決まる。このとき、支持部材8は、受け部81の受け板810が、対応するパネル2の凸部20の先端面に当たるように配置される。
各パネル2への支持部材8の取り付けは、上側に位置する支持部材8の一対の溝部87内に、下側に位置する支持部材8の一対のストッパー部88の一部(ストッパー片881)が位置するように行われる。
複数の支持部材8の全てを、対応するパネル2の覆い部21上に載せ終えたら、図16Bに示すように、スペーサー3とその上に積載された複数のパネル2を、複数の支持部材8ごと、ラック7の底部材4側へと寄せ、複数の支持部材8のそれぞれのガイド部82の少なくとも一部を、底枠材40,41に被せる。
次いで、ラック7を、底部材4が複数のパネル2の下方に位置する第一姿勢に回転させる。ラック7を第一姿勢とした状態では、図14Aに示すように、各支持体6の複数の支持部材8のそれぞれは、ガイド部82の載せ片820が、底枠材40,41に当たる。またこの状態では、複数の支持部材8の受け部81の受け板810上に、対応するパネル2の凸部20が載る。
このようにラック7を第一姿勢とした状態で、隣接する支持部材8のうちの一方の支持部材8(方向D1の第二側の支持部材8)の溝部87内に、他方の支持部材8(方向D1の第一側の支持部材8)のストッパー部88の一部(ストッパー片881)が、方向D1の所定範囲で移動可能に位置する。
複数の支持部材8のうち、方向D1の第二側の端部に位置する支持部材8には、ストッパー片881に牽引部材35を引っ掛けるなどして、引っ張り装置16が接続される。なお、ストッパー片881に、実施形態1の接続部17を取り付けてもよい。
(4)パネルの抜き出し方法
ラック7を第一姿勢とした後の、各パネル2の抜き出し方法については、実施形態1と略同じである。
本実施形態では、引っ張り装置16を操作して、複数の支持部材8のうち方向D1の第二側の端部に位置する支持部材8を方向D1の第二側に引っ張ることで、図14Bに示すように、方向D1の第一側の支持部材8のストッパー片881が、方向D1の第二側の支持部材8の溝部87の内側面(第一側板部802)に当たって、方向D1の第二側に引っ張られる。これにより、複数の支持部材8は、方向D1の第二側の端部に位置するものから順に、方向D1の第二側へと引っ張られる。
(5)作用効果
以上説明した本実施形態のユニット1では、実施形態1のユニット1の作用効果に加えて、下記の作用効果を奏することができる。
本実施形態のユニット1では、支持部材8の一部(溝部87とストッパー部88)で連結構造9を構成したことで、構造の簡素化が図れる。
また、本実施形態のユニット1では、複数の支持部材8を、互いに別々の部材としたことで、スペーサー3上に積載された複数のパネル2が荷崩れ等によって方向D3の第二側の端部の位置が揃っていなくても、各パネル2に支持部材8を当てることができる。これにより、本実施形態のユニット1では、ラック7を第二姿勢から第一姿勢に回転させたときに、各パネル2の凸部20を、対応する支持部材8の受け部81の受け板810上に載せやすい。
また、本実施形態のユニット1では、各支持部材8は、ボルト12やパイプ14を介して連結されないため、軽量化が図れ、平置き姿勢にあるパネル2の覆い部21上に載せた状態を維持しやすい。
(6)変形例
続いて、実施形態3のユニット1の変形例について説明する。
本実施形態のユニット1は、実施形態1のユニット1の変形例を採用可能である。
各支持部材8は、ストッパー部88が突出する方向が、方向D1の第一側であってもよい。
また、ストッパー部88の形状は、正面視にて(方向D2に視て)L字状に限らず、正面視にてT字状であってもよく、すなわち、突出片880の先端部寄りの部分からストッパー片881が突出してもよい。
また、複数の支持部材8は、形状及び寸法が互いに同一でなくてもよく、隣接する支持部材8の一方に溝部87が設けられ、他方にストッパー部88が設けられて、溝部87内にストッパー部88の一部が一方向の所定範囲で移動可能であればよい。つまり、複数の支持部材8は、隣接する支持部材8の間隔L1を切り替え可能なように連結することのできる複数種類の支持部材8で構成されてもよい。
例えば、方向D1に隣接して並ぶ3つの支持部材8は、中央に位置する支持部材8が、スペーサー本体806のみで構成され、溝部87を有し、ストッパー部88を有さなくてもよい。この場合、方向D1の第一側の端に位置する支持部材8は、方向D1の第二側に突出するストッパー部88を有し、方向D1の第二側の端に位置する支持部材8は、方向D1の第一側に突出するストッパー部88を有する。なお、これら2つの支持部材8は、スペーサー本体806が角筒状であってもよく、つまり溝部87を有さなくてもよい。
[まとめ]
以上説明した実施形態1〜3のユニット1のように、第一の態様のユニット1は、下記の第一の特徴を備える。
すなわち、第一の態様のユニット1は、複数のパネル2が立て置き姿勢で一方向(方向D1)に並ぶように積載される底部材4を有するラック7と、底部材4上に設けられ、複数のパネル2の下端部を支持するように構成された支持体6と、を備える。
支持体6は、前記一方向(方向D1)に並び、複数のパネル2の下端部をそれぞれ支持することのできる複数の支持部材8と、複数の支持部材8を、隣接する支持部材8間の間隔L1が切り替え可能となるように連結する連結構造9と、を有する。
これにより、第一の態様のユニット1では、連結構造9によって、複数の支持部材8を、隣接する支持部材8間の間隔L1を切り替えることで、各支持部材8により下端部が支持される立て置き姿勢の複数のパネル2間の間隔を、切り替えることができる。
そのため、第一の態様のユニット1では、複数のパネル2を互いに接した状態でまとめて支持体6上に積載することができ、従来例のようにパネル2を一枚ずつ積載する場合に比べて、積載にかかる時間を短縮することができる。
そのうえで、第一の態様のユニット1では、立て置き姿勢の複数のパネル2のうち任意のパネル2を抜き出すときには、隣接するパネル2間の間隔を拡げることができるため、抜き出しの際にパネル2の表面に疵が付くことを抑制することができる。
また、実施形態1〜3のユニット1のように、第二の態様のユニット1は、上記の第一の特徴に加えて、下記の第二の特徴を備える。
すなわち、第二の態様のユニット1では、ラック7は、複数のパネル2の側方に位置するように底部材4の前記一方向(方向D1)の端部から上方に突出した側部材5をさらに有する。
ラック7は、第一姿勢と第二姿勢との間で回転可能である。第一姿勢は、立て置き姿勢の複数のパネル2の下方に底部材4が位置する姿勢である。第二姿勢は、平置き姿勢の複数のパネル2の下方に側部材5が位置する姿勢である。
これにより、第二の態様のユニット1では、平置き姿勢で積み重なった複数のパネル2をラック7に載せた後、ラック7を回転させることで、複数のパネル2をまとめて立て起こすことができ、このように立て起こした後で、複数のパネル2間の間隔を拡げることができる。
また、実施形態1、2のユニット1のように、第三の態様のユニット1は、上記の第一または第二の態様のユニット1の特徴に加えて、下記の第三の特徴を備える。
すなわち、第三の態様のユニット1では、連結構造9は、隣接する支持部材8同士を、前記一方向(方向D1)の所定範囲内で移動可能に連結する複数の連結部材10を含む。
これにより、第三の態様のユニット1では、隣接する支持部材8のうち一方の支持部材8を、前記第一方向(方向D1)の片側に移動させることで、他方の支持部材8を、一方の支持部材8との間隔を拡げながら、同方向に引っ張って移動させることができる。
また、実施形態2のユニット1のように、第四の態様のユニット1は、第三の態様のユニット1の特徴に加えて、下記の第四の特徴をさらに備える。
すなわち、第四の態様のユニット1では、複数の支持部材8のそれぞれは、連結部材10が挿通される長孔842を含み、連結部材10は、長孔842の長手方向に移動可能である。
これにより、第四の態様のユニット1では、隣接する支持部材8は、長孔842内における連結部材10の位置を変えることができ、相対位置の変更が可能である。そのため、第四の態様のユニット1では、平置き姿勢で積み重なった状態の複数のパネル2に対して、複数の支持部材8のそれぞれを取り付けるときに、複数のパネル2の端部が荷崩れ等で一揃いになっていなくても、各パネル2に支持部材8を取り付けることができる。
また、実施形態1,2のユニット1のように、第五の態様のユニット1は、第三の態様のユニット1の特徴に加えて、下記の第五の特徴をさらに備える。
すなわち、第五の態様のユニット1では、連結構造9は、複数の支持部材8を前記一方向(方向D1)に貫通したガイド部材11をさらに含む。
これにより、第五の態様のユニット1では、各支持部材8の移動方向を、ガイド部材11によってガイドすることができる。また、第五の態様のユニット1では、ガイド部材11によって複数の支持部材8を一体化させることができるため、複数の支持部材8の取り付けや搬送がしやすい。
また、実施形態1,2のユニット1のように、第六の態様のユニット1は、第五の態様のユニット1の特徴に加えて、下記の第六の特徴をさらに備える。
すなわち、第六の態様のユニット1では、複数の支持部材8のそれぞれは、連結部材10が挿通される第一長孔842と、ガイド部材11が挿通される第二長孔843,845と、を含む。連結部材10は、第一長孔842の長手方向に移動可能であり、ガイド部材11は、第二長孔843,845の長手方向に移動可能である。
これにより、第六の態様のユニット1では、隣接する支持部材8は、第一長孔842内における連結部材10の位置を変えることができ、かつ第二長孔843,845内におけるガイド部材11の位置を変えることができ、相対位置の変更が可能である。そのため、第六の態様のユニット1では、平置き姿勢で積み重なった状態の複数のパネル2に対して、複数の支持部材8のそれぞれを取り付けるときに、複数のパネル2の端部が荷崩れ等で一揃いになっていなくても、各パネル2に支持部材8を取り付けることができる。
また、実施形態3のユニット1のように、第七の態様のユニット1は、上記の第一または第二の態様のユニット1の特徴に加えて、下記の第七の特徴を備える。
すなわち、第七の態様のユニット1では、連結構造9は、隣接する支持部材8のうち一方の支持部材8に設けられた溝部87と、他方の支持部材8から前記一方向(方向D1)に突出したストッパー部88と、を含む。一方の支持部材8の溝部87内に、他方の支持部材8のストッパー部88の一部(ストッパー片881)が前記一方向の所定範囲で移動可能に位置することで、隣接する支持部材8間の間隔L1が切り替え可能である。
これにより、第七の態様のユニット1では、連結構造9を、隣接する各支持部材8の一部で構成することができて、支持体6の構造の簡素化を図ることができる。また、第七の態様のユニット1では、連結部材10やガイド部材11を省略できるため、各支持部材8の軽量化やコンパクト化も図ることができる。
また、第八の態様のユニット1は、第一乃至第七のいずれかの態様のユニット1の特徴に加えて、下記の第八の特徴をさらに備える。
すなわち、第八の態様のユニット1は、複数の支持部材8のうち、前記一方向の端に位置する支持部材8に接続される引っ張り装置16をさらに備える。
これにより、第八の態様のユニット1では、引っ張り装置16を操作することで、各支持部材8の前記一方向(方向D1)への移動を簡単に行うことができる。
以上、本発明を添付図面に示す形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 パネル積載ユニット
2 建築用パネル
4 底部材
5 側部材
6 支持体
7 ラック
8 支持部材
842 第一長孔(長孔)
843 第二長孔
845 第二長孔
87 溝部
88 ストッパー部
9 連結構造
10 連結部材
11 ガイド部材
16 引っ張り装置

Claims (8)

  1. 複数の建築用パネルが立て置き姿勢で一方向に並ぶように積載される底部材を有するラックと、
    前記底部材上に設けられ、前記複数の建築用パネルの下端部を支持するように構成された支持体と、を備え、
    前記支持体は、
    前記一方向に並び、前記複数の建築用パネルの下端部をそれぞれ支持することのできる複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材を、隣接する支持部材間の間隔が切り替え可能となるように連結する連結構造と、を有することを特徴とするパネル積載ユニット。
  2. 前記ラックは、前記複数の建築用パネルの側方に位置するように前記底部材の前記一方向の端部から上方に突出した側部材をさらに有し、
    前記ラックは、第一姿勢と第二姿勢との間で回転可能であり、
    前記第一姿勢は、立て置き姿勢の前記複数の建築用パネルの下方に前記底部材が位置する姿勢であり、前記第二姿勢は、平置き姿勢の前記複数の建築用パネルの下方に前記側部材が位置する姿勢であることを特徴とする請求項1に記載のパネル積載ユニット。
  3. 前記連結構造は、前記隣接する支持部材同士を、前記一方向の所定範囲内で移動可能に連結する複数の連結部材を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のパネル積載ユニット。
  4. 前記複数の支持部材のそれぞれは、前記連結部材が挿通される長孔を含み、前記連結部材は、前記長孔の長手方向に移動可能であることを特徴とする請求項3に記載のパネル積載ユニット。
  5. 前記連結構造は、
    前記複数の支持部材を前記一方向に貫通したガイド部材をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のパネル積載ユニット。
  6. 前記複数の支持部材のそれぞれは、前記連結部材が挿通される第一長孔と、前記ガイド部材が挿通される第二長孔と、を含み、前記連結部材は、前記第一長孔の長手方向に移動可能であり、前記ガイド部材は、前記第二長孔の長手方向に移動可能であることを特徴とする請求項5に記載のパネル積載ユニット。
  7. 前記連結構造は、
    前記隣接する支持部材のうち一方の支持部材に設けられた溝部と、他方の支持部材から前記一方向に突出したストッパー部と、を含み、
    前記一方の支持部材の前記溝部内に、前記他方の支持部材の前記ストッパー部の一部が前記一方向の所定範囲で移動可能に位置することで、前記隣接する支持部材間の間隔が切り替え可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のパネル積載ユニット。
  8. 前記複数の支持部材のうち、前記一方向の端に位置する支持部材に接続される引っ張り装置をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のパネル積載ユニット。
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