JP4855311B2 - プレキャスト版の架設工法 - Google Patents

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Description

本発明は、橋梁の床版工事において、工場で製作したプレキャスト版を現場の主桁上に設置して行くプレキャスト版の架設工法に関するものである。
橋梁の床版の架設には、現場において床面となる部分にコンクリートを打設して行く現場打設工法と、予め工場等で製作したプレキャスト版を現場に搬入して順次並べて設置して行くプレキャスト版の架設工法とがある。
後者のプレキャスト版の架設工法による場合は、建設しようとする橋梁の規模に対応させた大きさのプレキャスト版が工場で多数製作されることから、現場で主桁の架設が完了すれば、直ちにプレキャスト版の架設作業を行うことができ、橋梁の建設の工期を短縮できる利点がある。
上記プレキャスト版の架設工法に用いられるプレキャスト版は、建設される橋梁の幅員に合わせた寸法(たとえば、15〜20m位)を有するが、橋梁の長手方向(前後方向)の幅寸法は、運送上の制限から狭幅(たとえば、2〜3m位)のものとしてあり、プレキャスト版の架設工法を実施する場合は、このような形状を有するプレキャスト版を、現場でトラッククレーン等により主桁上に荷揚げし、主桁上の所定位置に架設するようにしている。
従来、上記プレキャスト版の架設工法において、トラッククレーン等にて主桁上に荷揚げされたプレキャスト版を架設するようにしたものとしては、次のようなものが提案されている。
図11及び図12(イ)(ロ)(ハ)に示すものは、プレキャスト床版架設機を用いてプレキャスト版を架設するようにしたもので、プレキャスト床版架設機aは、門型構造体が上部の長方形の枠型フレームbと逆L字型の4本の脚cとで構成され、枠型フレームbの二つの短辺部が、それぞれ2本の角筒を並置した構造をなし、その2本の角筒にそれぞれ一方には右から、他方には左から逆L字型の脚cの水平部が挿入され、脚cの間隔が拡大・縮小可能としてあり、門型構造体が、左右2組の、前後に2台の無軌条式走行装置dを持つ角柱型の基台eに搭載されて自走可能な構成とされている。前記枠型フレームbの下部には、その長手方向にH型状の2本のレールfが配置・固定され、前記2本のレールfに、長辺がH型状の2本のレールからなる長方形の枠型移動架gが電動スライド式吊設装置hを介して前記レールfに沿って移動可能に吊設されている。
又、前記枠型移動架gの長辺をなす2本のレール間にスライド式吊設装置を介して横梁iが、枠型移動架gの長手方向に移動可能に架設され、更に、横梁iに、該横梁iに沿って移動可能な吊り下げ装置としてのチェーンブロックjが吊設されている。又、前記枠型移動架gの2つの長辺がそれぞれ同一方向の前方端部には2本の支柱kが垂設された構成とされている。lとl´は床版、mはアウトリガー、nは回転台車である。
上記プレキャスト床版架設機aにより床版lを架設するときは、プレキャスト床版架設機aを、無軌条式走行装置dによって所定位置まで自走させた後、脚cの枠型フレームbからの引き出しと脚cの伸長、及び支柱kの伸長を行わせると共に、アウトリガーmによって図12(イ)に示す如く既設の床版l´上に固定させる。次に、床版l´上に固定されたプレキャスト床版架設機aに架設すべき床版lを取り込み、この床版lのチェーンブロックjへの吊り下げ後、図12(ロ)の如く、床版l´上の回転台車n上まで床版lの移送・搭載、支柱kの引き上げ、プレキャスト床版架設機aの後退、回転台車nによる床版lの90度回転、プレキャスト床版架設機aの前進、支柱kの着地、回転台車n上の床版lのチェーンブロックjによる吊り上げから、図12(ハ)に示すような所定位置へ床版lを設置する工法で行うようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
又、図13はプレキャスト床版架設機により床版を架設する別の例を示すものである。プレキャスト版架設機aは、図11に示したものと同様に構成されていて、枠型フレームbの長手方向前方に水平方向に引き出し可能な腕木oを1本配設して、該腕木oの先端に支柱kが垂設された構成とされている。
床版lを架設するときは、プレキャスト版架設機aへの床版lの取り込み後、チェーンブロックjをプレキャスト版架設機aの後部へ移動して、床版lをチェーンブロックjで吊り下げるようにする。次に、チェーンブロックjを枠型移動架gの2本のレールに沿ってプレキャスト版架設機aの前部へ移動させて、床版lの位置を微調整しながら下降させ、所定位置に床版lを設置するようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
更に、従来の床版架設方法として、主桁上に架設した床版上に運搬車と架設作業車を載置して走行できるようにし、架設しようとする床版を運搬した後、架設作業車に装備してある吊用ワイヤーロープで床版を吊り上げ、架設位置へ移動させて下降させるようにして順次架設して行くようにしたものもある(たとえば、特許文献3参照)。
特開2004−300688号公報 特開2004−300689号公報 特開2004−263449号公報
ところが、特許文献1、特許文献2に示すような従来のプレキャスト版の架設工法は、門型構造体やレール等を有する大掛りな構成を有する架設機を用いてプレキャスト版lを1枚ずつ吊って所定位置へ移し、その位置に架設するというものであり、大型の架設機を必要とするものである。
又、特許文献3に示されている床版の架設方法の場合は、運搬車のほかに架設作業車を使用するもので、大掛りな装置を必要とするものである。又、既設床版上を走行するものであり、主桁上を移動させるようにしたものではない。
そこで、本発明は、プレキャスト版の架設現場において、架設された主桁上にプレキャスト版が荷揚げされると、従来のような大型の架設機を用いることなく、簡易且つ小さい力でプレキャスト版を所定位置に架設できるようにするプレキャスト版の架設工法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、主桁上に荷揚げされたプレキャスト版を、上記主桁上面に接して設けた滑動性を有する滑動体と該滑動体上に上記プレキャスト版の引込み方向に延びるように設けたガイドバーとを備える滑り用受台を介して上記主桁上に支持させ、該プレキャスト版を架設すべき所定の位置の近傍に設置した引込み機を、上記滑り用受台上に支持さたプレキャスト版に連結して、該引込み機により、上記主桁上面に設けたスタッドジベルの一部に上記ガイドバーを沿わせながら、上記滑り用受台と共に上記プレキャスト版を、上記主桁上を滑らせることによって、上記架設すべき所定位置近くまで引き込み、次いで、該引き込まれたプレキャスト版の高さ調整を行い、上記架設すべき所定位置への微調整を行った後、上記プレキャスト版を上記主桁に接合させてプレキャスト版の架設を行うようにするプレキャスト版の架設工法とする。
又、プレキャスト版を主桁に接合させるために上記プレキャスト版と上記主桁との間に充填されるモルタルが漏れないようにするモルタルの漏れ防止材を、上記主桁上面に設置し、しかる後、プレキャスト版を主桁上の滑り用受台上に載せて、該プレキャスト版を、上記主桁上面に設けたスタッドジベルの一部、上記漏れ防止材と干渉させないで、架設すべき所定位置近くまで滑り用受台と共に引き込みを行い、次に、上記滑り用受台を撤去して、上記プレキャスト版を上記漏れ防止材上に下降させることによるプレキャスト版の高さ調整と、該プレキャスト版の上記架設すべき所定位置への微調整と、を行った後、該プレキャスト版と上記主桁との間に充填されて上記モルタルの漏れ防止材にて漏れが防止されているモルタルにより、上記プレキャスト版を上記主桁に接合させるようにする。
更に、プレキャスト版の微調整を、主桁上面に設けたスタッドジベルの一部と、プレキャスト版架設すべき所定位置近くで上記スタッドジベルの一部が挿入されるようにプレキャスト版に形成してある開口部と、の間に介装させた油圧ジャッキを利用して行うようにする。
本発明のプレキャスト版の架設工法によれば、次のような優れた効果を奏し得る。
(1)主桁上に荷揚げされたプレキャスト版を、上記主桁上面に接して設けた滑動性を有する滑動体と該滑動体上に上記プレキャスト版の引込み方向に延びるように設けたガイドバーとを備える滑り用受台を介して上記主桁上に支持させ、該プレキャスト版を架設すべき所定の位置の近傍に設置した引込み機を、上記滑り用受台上に支持さたプレキャスト版に連結して、該引込み機により、上記主桁上面に設けたスタッドジベルの一部に上記ガイドバーを沿わせながら、上記滑り用受台と共に上記プレキャスト版を、上記主桁上を滑らせることによって、上記架設すべき所定位置近くまで引き込み、次いで、該引き込まれたプレキャスト版の高さ調整を行い、上記架設すべき所定位置への微調整を行った後、上記プレキャスト版を上記主桁に接合させてプレキャスト版の架設を行うようにする構成としてあるので、引込み機を用いて主桁上を滑らせてプレキャスト版を架設すべき所定位置近くまで小さい力で引き込むことができ、大型の架設機を用いることなく省力且つ簡易にプレキャスト版を架設することができる。
(2)プレキャスト版を主桁上で引き込むので、主桁上へプレキャスト版を荷揚げする場所が1つであっても、主桁上の離れた架設位置まででもプレキャスト版を容易に引き込むことができて順次架設して行くことができる。
(3)プレキャスト版の引き込みに、滑り用受台を用い、この滑り用受台は主桁上面と接する部分に滑動体を用いているので、大型のプレキャスト版を引き込む場合でも引込み機の能力で容易に引き込むことが可能である。
(4)滑り用受台に、プレキャスト版の引込み方向に延びるガイドバーを備えて、主桁上面のスタッドジベルの一部にガイドバーを沿わせながら引き込みを行わせているので、引き込み中のプレキャスト版をスタッドジベルの一部をガイドとして移動させることができて、該プレキャスト版の姿勢を正しく維持した状態で引き込んで架設することができる。
(5)プレキャスト版を主桁に接合させるために上記プレキャスト版と上記主桁との間に充填されるモルタルが漏れないようにするモルタルの漏れ防止材を、上記主桁上面に設置し、しかる後、プレキャスト版を主桁上の滑り用受台上に載せて、該プレキャスト版を、上記主桁上面に設けたスタッドジベルの一部、上記漏れ防止材と干渉させないで、架設すべき所定位置近くまで滑り用受台と共に引き込みを行い、次に、上記滑り用受台を撤去して、上記プレキャスト版を上記漏れ防止材上に下降させることによるプレキャスト版の高さ調整と、該プレキャスト版の上記架設すべき所定位置への微調整と、を行った後、該プレキャスト版と上記主桁との間に充填されて上記モルタルの漏れ防止材にて漏れが防止されているモルタルにより、上記プレキャスト版を上記主桁に接合させることにより、スタッドジベルの一部を予め主桁上面に突設させておくことができ、プレキャスト版の引き込み時はスタッドジベルの一部に干渉しないように滑り用受台の高さを調整するだけでよく、主桁上に突出物があっても円滑にプレキャスト版の引き込みを行うことが可能となる。
(6)プレキャスト版の微調整を、主桁上面に設けたスタッドジベルの一部と、プレキャスト版架設すべき所定位置近くで上記スタッドジベルの一部が挿入されるようにプレキャスト版に形成してある開口部と、の間に介装させた油圧ジャッキを利用して行うようにすることにより、滑り用受台の撤去後でもプレキャスト版を架設位置へ微調整することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図10は本発明の実施の一形態を示すもので、本発明のプレキャスト版の架設工法は、基本的には、図2にプレキャスト版の一例を示す如く、予め工場で製作された橋梁建設用の主桁1を現場で架設し終えた後、該架設された主桁1の上面に、プレキャスト版2との固定のため充填されるモルタルが漏れないようにするために漏れ防止材としてソールスポンジ3を貼り付けておくソールスポンジ設置を行い(ソールスポンジ設置工程(I))、次いで、ソールスポンジ3を貼り付けた主桁1上に荷揚げされたプレキャスト版2を架設すべき所定の位置近くまで引き込んで移動(搬送)させ(プレキャスト版の引込み工程(II))、次に、主桁上の架設すべき所定位置近くまで引き込まれたプレキャスト版2を設置すべき位置へ微調整する前に、滑り用受台4を撤去する。しかる後、滑り用受台4を底面から撤去したプレキャスト版2を微調整して設置位置に位置決めするようにする(プレキャスト版の微調整工程(III))。微調整して位置が決められたプレキャスト版は主桁や既設プレキャスト版に固定することによって架設を完了する(設置工程(IV))。
以下、詳述する。
橋梁の橋面としての主桁(鋼材桁)上に架設する床版としては、主として鉄筋コンクリート床版(RC床版)、プレストレスコンクリート床版(PC床版)、合成床版があるが、本発明のプレキャスト版の架設工法で対象とするプレキャスト版は、上記のこれらのすべてを含むものとし、図では一例としてRC床版、PC床版の場合を示している。
本発明のプレキャスト版の架設工法で扱うプレキャスト版2は、前記したように、予め工場にて建設すべき橋梁の幅員に合わせた左右方向の長さ寸法と、運送上の制限から狭幅とした前後方向の幅寸法を有するものとして、図2に示す如き平面形状として製作され、トラッククレーン等で吊り上下されるように、図示しない吊りピースを固定するか、あるいは、前後左右の4個所に、係止具取付用の孔5が上下方向(厚み方向)に穿設してある。更に、上記プレキャスト版2には、該プレキャスト版2を架設しようとする主桁1の数(本実施の形態の場合は2本の場合を示す)に合わせて各主桁1の上面に位置する部分に、後述する複数のスタッドジベル6を挿入して該スタッドジベル6を介して主桁1とプレキャスト版2とをモルタルで固定するようにするための開口部7が、長孔状として前後方向に複数個所(図では2個所の場合を示す)ずつ設けた構成としてある。
一方、図示のような上フランジを有する主桁1も、予め工場で製作されて現場に搬入され、現場で架設されるが、工場での製作時に、主桁1の上面には、上記プレキャスト版2の架設位置における該プレキャスト版2の上記開口部7に対応させた位置に、前記したスタッドジベル6の一部を構成するねじ付きスタッド6aが、上向きに突設してあり、プレキャスト版2を主桁1上に架設するとき、主桁1上面のねじ付きスタッド6aがプレキャスト版2の各開口部7の内側に位置することができるようにしてある。なお、スタッドジベル6は、図9に示す如く、ねじ付きスタッド6aの雄ねじ部に螺合させるナット6bと、該ナット6bに下端を螺合させて立てるようにする頭付きボルト6cとからなる構成としてある。
本発明のプレキャスト版の架設工法における前記ソールスポンジ設置工程Iは、最終工程となる設置工程IVでプレキャスト版2を主桁1に接合するときに、プレキャスト版2に各開口部7から該プレキャスト版2と主桁1との間に充填するモルタルが漏れないようにソールスポンジ3を貼り付けて設置するものであり、図2及び図3(イ)に示す如く、主桁1の上フランジ1a上面の左右両側縁部に、主桁1の長手方向に沿わせて左右対称的に所要の高さ及び幅寸法を有する断面形状が矩形のソールスポンジ3を貼り付けて設置する。
上記ソールスポンジ設置工程Iは、プレキャスト版2を主桁1上で引き込む前に行っておくようにする。
上記ソールスポンジ3は、主桁1上面に貼り付けるときの高さ寸法は最高で100mm程度のものとしてあり、プレキャスト版2を架設する際に上方から押しつぶされても20〜70mm程度の高さが保持できるようにしてある。
次に、プレキャスト版の引込み工程IIは、本発明のプレキャスト版の架設工法の特徴をなすもので、図2、図3(イ)(ロ)(ハ)に示す如く、プレキャスト版2をトラッククレーン等で主桁1上に荷揚げするときに、滑り用受台4を各主桁1の上面に配置して、該各主桁1上面の各滑り用受台4上に、荷揚げされたプレキャスト版2を載置させ、最初にプレキャスト版2を架設するときは、主桁1上の所要個所に設置した引込み機8から繰り出したワイヤロープの如き索状物9の先端を、引き込みをしようとするプレキャスト版2に固定されている吊りピースか、あるいは係止具取付用の孔5に係合させた係止具を、固定点10として、これに結着させ、引込み機8の駆動で索状物9を介して主桁1上を架設すべき所定位置の近くまで引き込む作業を行わせるようにする。
上記引込み機8は、各主桁1上の固定点又は既設プレキャスト版2に設置して2台用意し、1つのプレキャスト版2の長手方向両端部の固定点10に、索状物9を、たとえば、たすき掛けとなるように配した後、各先端を結着させるようにし、2台の引込み機8を同時に作動させて1つのプレキャスト版2の引き込みを行うようにする。
上記プレキャスト版2の引き込みに用いる滑り用受台4は、図2、図3(イ)(ロ)(ハ)に一例を示す如く、プレキャスト版2を架設すべき所定位置の近くまで引き込むときに小さい力で引き込むことができるようにすると共に、主桁1の上面に突設されているねじ付きスタッド6aや高さがソールスポンジ3にプレキャスト版2が干渉することがないようにプレキャスト版2を持ち上げて引き込めるようにするためのもので、平面形状が円形又は四角形状(図では円形のものを示す)をなす滑動体としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11と、プレキャスト版2の引込み時に主桁1上面のねじ付きスタッド6aに沿わせるようにする所要長さ(主桁1)の長手方向に隣接する少なくとも2組のねじ付きスタッド6aに同時に沿わされている状態が実現できる程度の長さで、図2、図3(イ)では架設されるプレキャスト版2の引込み方向の幅寸法よりやや長いものとしてあるガイドバー12と、滑り用受台4の高さを任意に調整できるようにするための硬質ゴム材製の高さ調整用部材13とからなり、1つのガイドバー12に2個のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11と2個の高さ調整用部材13とを重ね合わせて1つのブロックとするようにしてある。なお、上記ガイドバー12は、鋼材又は木材製としてあり且つ引込み方向側の端部が尖るようなガイド面12aとしてある。
上記ガイドバー12は、プレキャスト版2の引込み時に主桁1上のねじ付きスタッド6aに沿ってガイドされるように、ねじ付きスタッド6aの高さに合わせた高さ位置となるようにしてあり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11上に直接載せたときの滑動を防止してガイドバー12の向きを固定するように、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11とガイドバー12との間に摩擦係数の高いゴム材14を挟持させて重ね合わせるようにするか、又は接着剤でポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11とガイドバー12とを接着させて一体物とするようにする。
又、上記高さ調整用部材13は、滑り用受台4全体の高さを調整するためのもので、任意の厚さのものと交換して使用できるようにしてある。
なお、上記滑り用受台4は、図2に一例を示す如く、2本の主桁1上の各ねじ付きスタッド6aの外側を通るような配置とするが、各主桁1上の各ねじ付きスタッド6aの内側を通るような配置としてプレキャスト版2を載せるようにしてもよい。
又、前記プレキャスト版の微調整工程IIIは、図6乃至図8に示す如く、プレキャスト版2の架設すべき所定位置近くまで引き込まれたプレキャスト版2を、該プレキャスト版2の前後左右両端部に取り付けられている高さ調整ボルト15でプレキャスト版2を僅かに持ち上げて滑り用受台4を撤去した後、上記高さ調整ボルト15によりプレキャスト版2を主桁1上に降ろしてから油圧ジャッキ16とねじ付きスタッド6aを用いてプレキャスト版2を架設位置に移動させる作業を行わせるようにする。図6に示す如く、既設のプレキャスト版2に隣接させて架設するようなときは、該既設のプレキャスト版2へ微調整して移動させるようにして、既設のプレキャスト版2の端面との間に介在させられる広幅の止水材17を押しつぶし、止水させるようにする。
更に、最後の設置工程IVは、図10の如く、上記微調整工程IIIで位置決めされたプレキャスト版2の開口部7を通して主桁1との間にモルタル18を充填し、スタッドジベル6を介在させて接合し、プレキャスト版2を設置固定して架設させるようにする。
次に、本発明のプレキャスト版の架設工法の手順を説明する。
先ず、新しい橋梁建設現場で主桁1の架設が行われると、該架設された主桁1の上面に、前記したようにソールスポンジ3の設置を行う。
次いで、トラッククレーン等により架設しようとするプレキャスト版2を上記主桁1上に荷揚げするが、予め主桁1の各上面に、滑り用受台4を配置して、該各主桁1上の滑り用受台4上に、プレキャスト版2を載置させ、プレキャスト版2の底面に2つの滑り用受台4を履かせた状態とする。
最初のプレキャスト版2を架設するときは、当該プレキャスト版2を架設すべき所定位置の近傍における各主桁1上面に、引込み機8を設置し、該主桁1上に設置された引込み機8から繰り出した索状物9を途中で交叉させたたすき掛けとして、各先端を上記プレキャスト版2の左右の固定点10に結着させる。
上記の準備が完了すると、プレキャスト版2の引き込みを行う。この場合は、各引込み機8を運転して索状物9を巻き取ることによってプレキャスト版2を主桁1上を滑動させて引き込むようにする。この際、プレキャスト版2は、滑り用受台4上に載せられており、該滑り用受台4は、最下部のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11が主桁1の上面に直接載せられているので、主桁1上をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11が容易に滑動できて、小さい引込み動力でプレキャスト版2を簡単に引き込むことができる。又、上記滑り用受台4は、上部に高さ調整用部材13としての硬質ゴム材を有してプレキャスト版2の底面とは滑りにくいようにしてあり、且つ全体の高さを高くして、プレキャスト版2が主桁1上面のねじ付きスタッド6aやソールスポンジ3と干渉することがないようにしてあるので、プレキャスト版2は、滑り用受台4の高さ調整用部材13の上面に接した状態でソールスポンジ3やねじ付きスタッド6aと干渉することなく円滑に引込み機8の引込み力により所定位置まで引き込むことができる。
上記において、各滑り用受台4には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11の上にガイドバー12がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11とは滑りにくいようにして配設されているので、滑り用受台4を介して主桁1上をプレキャスト版2が引き込まれるとき、各滑り用受台4のガイドバー12が、主桁1上面の長手方向に所要間隔で固定してある上記ねじ付きスタッド6aをガイドとして沿わされることから、複数台の引込み機8の同時運転による索状物9の巻き込み動作と相俟って、プレキャスト版2を正しい架設すべき姿勢に保ちながら引込むことができる。
上記のようにして最初のプレキャスト版2が引き込まれて架設すべき所定位置に設置されると、同様にして次のプレキャスト版2を滑り用受台4上に載せ、引込み機8により主桁1上を引き込むようにする。
このようにして順次プレキャスト版2を架設すべき所定位置近くまで引き込むと、後述する微調整工程IIIで、引き込まれたプレキャスト版2を設置位置に微調整した後、主桁1に接合させるようにするが、順次プレキャスト版2が架設された後は、主桁1上に設置した引込み機8を、主桁1上から取り外して、図4及び図5に示す如く、既設のプレキャスト版2の固定点10に取り付けることにより、引込み機8によるプレキャスト版2の引き込み距離を短かくするようにしてもよい。
上記のプレキャスト版2の引き込みにおいて、本発明のプレキャスト版の架設方法では、種々の大きさのプレキャスト版を対象とするが、大型のプレキャスト版2として、たとえば、床版の全長18.5m、床版の平均厚さ0.27m、床版の奥行き2m、床版の概算比重2500kgf/mのものを引き込むことを想定したとしても、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11と主桁1の鋼材の摩擦係数が極めて小さいことから、たとえば、最大能力を29400Nとした引込み機8を用いるとすれば、主桁1とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11の摩擦係数を0.04としても、引込み機8が1台でもプレキャスト版2を約3個分同時に引き込むことが可能であることが確認されている。
又、各滑り用受台4は、それぞれポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11と高さ調整用部材13を積層した受台部4aを2個所ずつ設けていて、合計4つの受台部4aを介してプレキャスト版2を支持するようになっているが、1つの受台部4aにかかる支圧力(プレキャスト版に作用局部圧壊力)N(N/mm)は、上記した大きさを有するプレキャスト版を対象とした場合でも、N=7.8Nmmとなり、想定されるコンクリートの許容支圧応力度より大幅に小さくなり、4点の受台部4aを有する滑り用受台4でプレキャスト版2を支持した状態でプレキャスト版2の引き込みを行っても、プレキャスト版2を破損させるようなことはない。
上記プレキャスト版2の引き込み作業により、引込み側のプレキャスト版2が、架設すべき所定位置近くまで引込み機8により引き込まれて、図6に示すような状態に置かれると、プレキャスト版の微調整工程IIIによりプレキャスト版2を架設すべき位置へ移動させるようにする。
すなわち、プレキャスト版2が所定位置まで引き込まれると、該プレキャスト版2が載せてある滑り用受台4を撤去した後、プレキャスト版2を主桁1上に降ろし、以後、微調整を行うようにする。
上記プレキャスト版2の下面からの滑り用受台4の撤去作業は、図6に示す如くプレキャスト版2の前後左右両端部に上下方向(厚さ方向)に螺合して貫通してある高さ調整ボルト15をレバー15aで回転させることにより、主桁1の上面を支点にしてプレキャスト版2を僅かに持ち上げ、その高さを確保させるようにする。この状態で上記プレキャスト版2と主桁1との間に介在させてあった滑り用受台4を撤去し、プレキャスト版2は高さ調整ボルト15で高さ調整を行うようにする。
滑り用受台4が撤去されると、次に、高さ調整ボルト15を、上記とは逆方向に回転させて高さ調整を行い、プレキャスト版2を図7に実線で示す状態から二点鎖線で示す状態まで下降させるようにする。
架設側のプレキャスト版2が図7の二点鎖線で示す位置まで下降させられると、該プレキャスト版2を一点鎖線で示すように図上右方向へ微調整し、既設床版2の端面に配置した止水材17を圧縮させて挟持させるようにする。
上記プレキャスト版2の微調整は、滑り用受台4の撤去後に行うことから、主桁1上での引き込み微調整に大きな摩擦抵抗が作用することに鑑み、引込み機8の能力ではプレキャスト版2の微調整を行うことはできない。そのため、本発明のプレキャスト版の架設工法では、微調整を油圧ジャッキ16を用いて行うようにする。この場合、プレキャスト版2を架設する位置の主桁1上には、ねじ付きスタッド6aが予め突設されていて、プレキャスト版2に設けてある開口部7が、上記ねじ付きスタッド6aの位置に対応するようにしてあるので、上記プレキャスト版2の微調整に際しては、図8に一例を示す如く、主桁1の幅方向に並べて突設してある複数のねじ付きスタッド6aを反力受けとするようにして、剛性の高い板材19を介して油圧ジャッキ16を、プレキャスト版2の開口部7内壁面とねじ付きスタッド6aとの間に介装させる。油圧ジャッキ16の介装する位置は、プレキャスト版2を移動させようとする方向となる開口部7の内壁面とねじ付きスタッド6aとの間となるようにする。
この状態で油圧ジャッキ16を駆動させて伸長動作させ、ねじ付きスタッド6aを支点としてプレキャスト版2全体を図上右方向へ移動させて、図7に示す如く架設側プレキャスト版2の端面を止水材17に押し付けるようにする。
上記のようにして架設すべきプレキャスト版2の微調整が終ると、高さ調整ボルト15を抜き取るが、切断するようにしてもよい。又、油圧ジャッキ16を撤去した後、ねじ付きスタッド6aに、図9に示すナット6bを螺着させた後、該ナット6bに上方から頭付きボルト6cを螺着させて、プレキャスト版2の各開口部7内にスタッドジベル6を立てる。しかる後、該開口部7を通してモルタル18を充填し、プレキャスト版2と主桁1とを接合させて、プレキャスト版2を設置固定し、本発明のプレキャスト版の架設工法を完了させる。
上記プレキャスト版2と主桁1との接合時において、充填されたモルタル18は、予め主桁1上に設置してあるソールスポンジ3の存在により漏れ出ることはない。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、プレキャスト版2を架設すべき位置近くまで引き込んで架設位置の微調整を行う前に滑り用受台4を撤去する場合を示したが、滑り用受台4は撤去することなくそのまま埋め殺しすることもあること、又、上記実施の形態では、プレキャスト版2を1枚ずつ引込み機8で主桁1上を架設位置まで引き込んだ後、微調整して所定位置に設置して行くようにする場合を示したが、前記したように、プレキャスト版2と主桁1との間に滑動体としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11を用いて主桁1上面を滑動できるようにした滑り用受台4を介在させて、引込み機8で引き込むとき、プレキャスト版2同士をループ筋や吊金具の固定点同士を固縛する等にて連結して、同時に複数のプレキャスト版を引き込むようにすることもできる。
又、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、たとえば、プレキャスト版2をトラッククレーン等で主桁1上に荷揚げしてから、引込み機8により主桁1上を順次引き込むようにしてプレキャスト版2の架設を行うようにする場合を示したが、トラッククレーン等の設置場所があれば、引き込みをしている主桁1の途中の数個所からプレキャスト版2を荷揚げして引き込むようにしてもよく、このようにできれば、引込み量を少なくすることができて有利であること、又、主桁1は2本とした場合を示したが、3本とする等、2本以外としてもよく、主桁の本数に合わせてプレキャスト版2に開口部7を設けるようにすればよい。滑り用受台4としてガイドバー12を有するものを示したが、ガイドバー12を省略したものでもよい。又、滑り用受台4に滑動体としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板11を用いるようにした場合を例示したが、摩擦係数の低いものであれば、いかなるものでも使用することができ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板と同様にプレート状として主桁1の上面を滑動させるようにすればよく、あるいは、プレート状の滑動体に代えて、コロや車輪の如き回転体を備えた台を滑動体として用いるようにしてもよい。引込み機8から繰り出したワイヤロープ等の索状物9をたすき掛けとする場合を示したが、平行に配置して引き込むようにしてもよい。更に、微調整する前に、滑り用受台4を撤去するとき、プレキャスト版2を高さ調整するため、高さ調整ボルト15を用いた場合を示したが、豆ジャッキを用いて高さ調整を行うようにすることもできること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のプレキャスト版の架設工法の工程を示す図である。 本発明のプレキャスト版の架設工法の実施の一形態として最初にプレキャスト版を架設するときの状態の一例を示す概略平面図である。 図2と同様に最初のプレキャスト版を架設するときの状態を示すもので、(イ)は側面図、(ロ)は(イ)のA部の拡大図、(ハ)は(ロ)のB−B矢視平面図である。 架設し終えたプレキャスト版に当接させてプレキャスト版を架設するときの本発明のプレキャスト版の架設工法の実施の他の形態を示す概略側面図である。 図5は図4の概略平面図である。 本発明のプレキャスト版の架設工法における微調整を行うときの状態を示す概略側面図である。 図6の状態から滑り用受台を撤去してプレキャスト版を微調整する状態を示す図である。 プレキャスト版を微調整する状態を示す平面図である。 スタッドジベルをねじ付きスタッドとナットと頭付きボルトに分割してある状態を示す図である。 プレキャスト版を主桁に接合するときの切断側面図である。 従来のプレキャスト版架設機の一例を示す斜視図である。 (イ)(ロ)(ハ)は図11に示すプレキャスト版架設機でプレキャスト版を架設する手順を示す側面図である。 従来のプレキャスト版架設機の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 主桁
2 プレキャスト版
3 ソールスポンジ(漏れ防止材)
4 滑り用受台
6 スタッドジベル
6a ねじ付きスタッド(スタッドジベルの一部)
7 開口部
8 引込み機
9 索状物
10 固定点
11 ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)板(滑動体)
12 ガイドバー
13 高さ調整用部材
15 高さ調整ボルト
16 油圧ジャッキ
18 モルタル
19 板材

Claims (3)

  1. 主桁上に荷揚げされたプレキャスト版を、上記主桁上面に接して設けた滑動性を有する滑動体と該滑動体上に上記プレキャスト版の引込み方向に延びるように設けたガイドバーとを備える滑り用受台を介して上記主桁上に支持させ、該プレキャスト版を架設すべき所定の位置の近傍に設置した引込み機を、上記滑り用受台上に支持さたプレキャスト版に連結して、該引込み機により、上記主桁上面に設けたスタッドジベルの一部に上記ガイドバーを沿わせながら、上記滑り用受台と共に上記プレキャスト版を、上記主桁上を滑らせることによって、上記架設すべき所定位置近くまで引き込み、次いで、該引き込まれたプレキャスト版の高さ調整を行い、上記架設すべき所定位置への微調整を行った後、上記プレキャスト版を上記主桁に接合させてプレキャスト版の架設を行うようにすることを特徴とするプレキャスト版の架設工法。
  2. プレキャスト版を主桁に接合させるために上記プレキャスト版と上記主桁との間に充填されるモルタルが漏れないようにするモルタルの漏れ防止材を、上記主桁上面に設置し、しかる後、プレキャスト版を主桁上の滑り用受台上に載せて、該プレキャスト版を、上記主桁上面に設けたスタッドジベルの一部、上記漏れ防止材と干渉させないで、架設すべき所定位置近くまで滑り用受台と共に引き込みを行い、次に、上記滑り用受台を撤去して、上記プレキャスト版を上記漏れ防止材上に下降させることによるプレキャスト版の高さ調整と、該プレキャスト版の上記架設すべき所定位置への微調整と、を行った後、該プレキャスト版と上記主桁との間に充填されて上記モルタルの漏れ防止材にて漏れが防止されているモルタルにより、上記プレキャスト版を上記主桁に接合させるようにする請求項記載のプレキャスト版の架設工法。
  3. プレキャスト版の微調整を、主桁上面に設けたスタッドジベルの一部と、プレキャスト版架設すべき所定位置近くで上記スタッドジベルの一部が挿入されるようにプレキャスト版に形成してある開口部と、の間に介装させた油圧ジャッキを利用して行うようにする請求項1又は2記載のプレキャスト版の架設工法。
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