JPH0522611U - プレキヤスト床版と桁の接合構造 - Google Patents

プレキヤスト床版と桁の接合構造

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JPH0522611U
JPH0522611U JP6953791U JP6953791U JPH0522611U JP H0522611 U JPH0522611 U JP H0522611U JP 6953791 U JP6953791 U JP 6953791U JP 6953791 U JP6953791 U JP 6953791U JP H0522611 U JPH0522611 U JP H0522611U
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JP
Japan
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floor slab
girder
precast floor
height
precast
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Application number
JP6953791U
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English (en)
Inventor
和夫 橋本
守 杉崎
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレキャスト床版の運搬および取扱いが容易
で、プレキャスト床版の高さ調節を容易に行うことを可
能とする。 【構成】 プレキャスト床版2に設けられ桁1からの高
さを調節する高さ調節ボルト7と、上記桁1に設けられ
たジベル11と、該ジベル11を覆うように上記床版2
と桁1の間に設けられた型枠12と、該型枠12内に充
填されたグラウト13とを備えたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレキャスト床版と桁の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に高架道路は、図5に示すように脚柱上に架設される鋼製の桁1と、これ らの桁1上に図示しない型枠を用いて打設されるコンクリート製の床版20とか ら主に構成されている。
【0003】 上記床版20が長年の使用により痛んだ場合、床版20を桁1から取除き、桁 1上に工場で製造されたプレキャスト床版2を据付ける工法が案出されているが 、その場合、プレキャスト床版2と桁1の接合が問題となる。
【0004】 そのため、従来では、図6に示すように床版2がハンチ部分18で左右に分割 され、両分割片2a,2bが所定の間隙Sを隔ててフラットバー等の連結片21 で連結されたプレキャスト床版2を製造し、これを現地に運ぶと共に桁1の上フ ランジ1b上にジベル11を設け、プレキャスト床版2を桁1上に高さ調節用の スポンジゴム22を介して載置し、間隙Sにグラフト23を充填する接合構造が 採用されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、桁1から床版20を取り除くと、桁1の高さがコンクリート打設前 の6〜7割戻り、更にプレキャスト床版2を載置すると、このプレキャスト床版 2の高さが前後左右一定でなくなるため、プレキャスト床版2の高さを調節する 必要がある。
【0006】 しかしながら、上記接合構造においては、スポンジゴム22によりプレキャス ト床版2の高さ調節を行っていたので、作業が大変であった。また、プレキャス ト床版2が上記のような構造であるため、連結片が折れ曲がらないよう運搬およ び取扱上注意する必要があり、面倒であった。
【0007】 そこで、本考案の目的は、プレキャスト床版の運搬および取扱いが容易で、プ レキャスト床版の高さ調節を容易に行うことができるプレキャスト床版と桁の接 合構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、プレキャスト床版に設けられ桁からの高 さを調節する高さ調節ボルトと、上記桁に設けられたジベルと、該ジベルを覆う ように上記床版と桁の間に設けられた型枠と、該型枠内に充填されたグラウトと を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
プレキャスト床版は分割されておらず、連結片が折れ曲がるというような問題 がないので、運搬および取扱いが容易である。また、プレキャスト床版には桁か らの高さを調節するための高さ調節ボルトが設けられているので、高さ調節を容 易に行うことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】 図1において、1は鋼製の桁で、ウエブ1aと上下のフランジ1bから構成さ れている(下フランジは図示省略)。そして、桁1の上フランジ1b上にはプレ キャストコンクリート合成床版(以下、単にプレキャスト床版という。)2が載 置されている。このプレキャスト床版2は鋼板3上にジベル4を設けると共に鉄 筋5を配設してコンクリート6を打設してなるもので、鋼板5を有する点で単な るプレキャストコンクリート床版とは異なる。
【0012】 上記プレキャスト床版2には桁1からの高さを調節するための高さ調節ボルト 7が桁1の長手方向に沿って適宜間隔で設けられている。この高さ調節ボルト7 は図2に示すように該ボルト7が螺合されるナット部8を有し、このナット部8 には支持片9が取付けられている。この高さ調節ボルト7のナット部8および支 持片9は上記プレキャスト床版2の鋼板3上に載置され、コンクリート6で固定 されている。
【0013】 高さ調節ボルト7の先端はプレキャスト床版2の鋼板3を貫通して下面から突 出しており、その先端が桁1の上フランジ1b上面に当接してプレキャスト床版 2を所望の高さに支持するようになっている。また、プレキャスト床版2の上面 にはその高さ調節ボルト7を回転して高さ調節を行うための開口部10が設けら れている。
【0014】 上記桁1の上フランジ上面1bと、これと対向するプレキャスト床版2の鋼板 3下面にはジベル(スタッドジベルともいう)11が溶接により取付けられてい る。このジベル11は軸11aの先端にフランジ部11bを有するもので、桁1 側のジベル11とプレキャスト床版2側のジベル11は先端が重なるよう配設さ れている。
【0015】 上記桁1の上フランジ1b両側部とプレキャスト床版2の鋼板3下面の間には 上記ジベル11を覆うようにして桁1の長手方向に沿って型枠12が配設され、 両型枠12と桁1の上フランジ1bとプレキャスト床版2の鋼板3とで囲まれた 空間部にはグラウト13が充填されている。本実施例では、上記型枠12は合成 樹脂、例えばポリ塩化ビニルにより断面曲面状に形成され、その一側には桁1の 上フランジ1b側部に係合する断面L字状の係合部12aが、他側にはプレキャ スト床版2の鋼板3下面に当接される平面状の当接部12bが形成されている。 型枠12の当接部12bはプレキャスト床版2の鋼板3下面に両面粘着テープ等 の接着手段14により密着される。
【0016】 また、両側の型枠12の当接部12b間および係合部12a間はこれらの開き を防止するためのタイ15,16で適宜連結されている。図1において、17は 型枠12内にグラウト13を充填するためにプレキャスト床版2に適宜形成され たグラウト注入孔であるが、このグラウト注入孔17は型枠12に形成してもよ い。
【0017】 桁1上にプレキャスト床版2を接合する場合には、先ず桁1の上フランジ1b およびプレキャスト床版2の鋼板3下面にジベル11を取付けた後、桁1の上フ ランジ1b上にプレキャスト床版2を載置し、高さ調節ボルト7を回転工具によ り回転させてプレキャスト床版2の高さを調節する。そして、桁1の上フランジ 1bとプレキャスト床版2の鋼板3下面の間にその長手方向に沿って型枠12を 取付けた後、型枠12内にグラウト注入孔17からグラウト13を充填すればよ い。これにより桁1とプレキャスト床版2を接合する強度の高いハンチ18を形 成することができる。なお、ハンチ18の型枠12はグラウト13の固化後に取 除いてもよいが、取付けたままでもよく、合成樹脂製であるため錆びることはな い。
【0018】 こうしてハンチ18が形成されたなら、高さ調節ボルト7の開口部10および グラウト注入孔17をグラウトで埋めればよい。
【0019】 このようにプレキャスト床版2は分割されておらず、連結片が折れ曲がるとい うような問題がないので、運搬および取扱いが容易である。また、プレキャスト 床版2には桁1からの高さを調節するための高さ調節ボルト7が設けられている ので、高さ調節を容易に行うことができる。
【0020】 図4は本考案の他の実施例を示している。本実施例では、型枠12が前記実施 例のものと異なり、型枠12として単なる平板19を上端がプレキャスト床版2 の鋼板3下面に略直角に当接するようにして桁1の上フランジ1b両側部に配置 したものである。型枠12内には平板19に形成されたグラウト注入孔17から グラウト13が充填される。
【0021】 なお、上記両実施例ではプレキャスト床版2としてプレキャストコンクリート 合成床版を用いた場合について説明したが、単なるプレキャストコンクリート床 版であってもよい。また床版側のジベルがなくても、グラウト充填部を大きくし て同等な効果を得ることも可能である。
【0022】 以上要するに本考案によれば、プレキャスト床版は分割されておらず、連結片 が折れ曲がるというような問題がないので、運搬および取扱いが容易であり、し かもプレキャスト床版には桁からの高さを調節するための高さ調節ボルトが設け られているので、高さ調節を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】高さ調節ボルトの斜視図である。
【図3】型枠の斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図5】高架道路の一般的構造を示す断面図である。
【図6】従来の接合構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 桁 2 プレキャスト床版 7 高さ調節ボルト 12 型枠 13 グラウト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャスト床版に設けられ桁からの高
    さを調節する高さ調節ボルトと、桁に設けられたジベル
    と、該ジベルを覆うように上記床版と桁の間に設けられ
    た型枠と、該型枠内に充填されたグラウトとを備えたこ
    とを特徴とするプレキャスト床版と桁の接合構造。
JP6953791U 1991-08-30 1991-08-30 プレキヤスト床版と桁の接合構造 Pending JPH0522611U (ja)

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