JPH069243Y2 - 曲面屋根型枠用仮設梁取付構造 - Google Patents
曲面屋根型枠用仮設梁取付構造Info
- Publication number
- JPH069243Y2 JPH069243Y2 JP1987103982U JP10398287U JPH069243Y2 JP H069243 Y2 JPH069243 Y2 JP H069243Y2 JP 1987103982 U JP1987103982 U JP 1987103982U JP 10398287 U JP10398287 U JP 10398287U JP H069243 Y2 JPH069243 Y2 JP H069243Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formwork
- curved roof
- temporary beam
- temporary
- curved
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、複雑な曲面をなす屋根スラブの構築に供する
曲面屋根型枠用仮設梁取付構造に係るものである。
曲面屋根型枠用仮設梁取付構造に係るものである。
「従来の技術」 体育館、大講堂等の、内部を大空間とする大型の建物で
は、デザイン上の要請から、しばしば、大屋根に複雑な
曲面が採用される。
は、デザイン上の要請から、しばしば、大屋根に複雑な
曲面が採用される。
この種の大屋根では、通常、井桁状の4本の交差アーチ
梁をはじめとする多くのアーチ梁と小梁とによって所要
の曲面構成がなされ、これらの梁の上に、鉄筋コンクリ
ートによる屋根スラブが構築される。
梁をはじめとする多くのアーチ梁と小梁とによって所要
の曲面構成がなされ、これらの梁の上に、鉄筋コンクリ
ートによる屋根スラブが構築される。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、この場合、内部が大空間のため、屋根スラブの
型枠の支保工が困難であり、型枠用仮設梁を用いるいわ
ゆる無支保工工法を採用すればよいが、複雑な曲面構成
のため、仮設梁を支持する具合よい受金具がない。
型枠の支保工が困難であり、型枠用仮設梁を用いるいわ
ゆる無支保工工法を採用すればよいが、複雑な曲面構成
のため、仮設梁を支持する具合よい受金具がない。
そこで、本考案は、後者に適する具合よい型枠用仮設梁
取付構造を提供しようとするものである。
取付構造を提供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、本設の梁1に高さ及び
方向の調整可能に支持金物3,4を仮設し、該支持金物
には、上部に受板32,42を設けると共にピン33,43を起立
させ、また、その支持金物3,4に係合させる曲面屋根
型枠用仮設梁8を設け、該曲面屋根型枠用仮設梁には、
取付孔82を穿設した端部81を設けて、該端部81を上記受
板32,42上に載置させると共に取付孔82を上記ピン33,43
に係合させたことを特徴とする。
方向の調整可能に支持金物3,4を仮設し、該支持金物
には、上部に受板32,42を設けると共にピン33,43を起立
させ、また、その支持金物3,4に係合させる曲面屋根
型枠用仮設梁8を設け、該曲面屋根型枠用仮設梁には、
取付孔82を穿設した端部81を設けて、該端部81を上記受
板32,42上に載置させると共に取付孔82を上記ピン33,43
に係合させたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であり、使用に当たっては、所要の曲面屋根
の曲面形態に基づく曲面屋根型枠用仮設梁の支持態勢に
応じて支持金物3,4の高さ及び方向を調整し、曲面屋
根用仮設梁8の方向を適宜に設定する。
の曲面形態に基づく曲面屋根型枠用仮設梁の支持態勢に
応じて支持金物3,4の高さ及び方向を調整し、曲面屋
根用仮設梁8の方向を適宜に設定する。
この取付構造による取り付けは、曲面屋根用仮設梁8の
一端だけでなく両端でも行うが、その構造から、取り付
けに対応する方向の自在性を備えており、また、かかる
支持により無支保工を可能にする。
一端だけでなく両端でも行うが、その構造から、取り付
けに対応する方向の自在性を備えており、また、かかる
支持により無支保工を可能にする。
この様にして所要数、所要態勢で仮設した曲面屋根用仮
設梁8には、せき板9を敷設装備させて、曲面屋根型枠
を仮設する。
設梁8には、せき板9を敷設装備させて、曲面屋根型枠
を仮設する。
次いで、その型枠上に所要の配筋を施して、コンクリー
トを打設し、該打設コンクリートに所定強度発現後、そ
れらの型枠、曲面屋根用仮設梁8、支持金物3,4等を
解体撤去する。
トを打設し、該打設コンクリートに所定強度発現後、そ
れらの型枠、曲面屋根用仮設梁8、支持金物3,4等を
解体撤去する。
「実施例」 図面は、本考案の実施例を示している。
図において、1は、H型鋼による鉄骨梁、2は、該鉄骨
梁の上部フランジ11の一方にボルト・ナット7で取付け
た補強板付ブラケット、3は、該補強板付ブラケットに
ボルト・ナット7で取付けた高さ及び方向の調整可能な
支持金物、4は、鉄骨梁上部フランジ11の他方にボルト
・ナット7で取付けた他の支持金物、5は、該支持金物
と鉄骨梁上部フランジ11との間に介在させた高さ・方向
調整用の木製キャンバー、6は、鉄骨梁上部フランジ11
の一方にボルト・ナット7で取付けた背低ブラケット、
8は、支持金物3,4で支持した曲面屋根型枠用仮設梁、
9は、該仮設梁等で受けた曲面屋根型枠のせき板であ
る。
梁の上部フランジ11の一方にボルト・ナット7で取付け
た補強板付ブラケット、3は、該補強板付ブラケットに
ボルト・ナット7で取付けた高さ及び方向の調整可能な
支持金物、4は、鉄骨梁上部フランジ11の他方にボルト
・ナット7で取付けた他の支持金物、5は、該支持金物
と鉄骨梁上部フランジ11との間に介在させた高さ・方向
調整用の木製キャンバー、6は、鉄骨梁上部フランジ11
の一方にボルト・ナット7で取付けた背低ブラケット、
8は、支持金物3,4で支持した曲面屋根型枠用仮設梁、
9は、該仮設梁等で受けた曲面屋根型枠のせき板であ
る。
補強板付ブラケット2は、第5図、第6図に示すよう
に、逆L字状に形成すると共に、一側に垂直補強板21を
有し、水平部22に前後方向に長孔24を、先端の垂直部23
に円孔25を穿設しており、その長孔24を以て、第1図に
示すように、鉄骨梁上部フランジ11の下面に出入調整自
在にねじ止め(ボルト・ナット7)している。
に、逆L字状に形成すると共に、一側に垂直補強板21を
有し、水平部22に前後方向に長孔24を、先端の垂直部23
に円孔25を穿設しており、その長孔24を以て、第1図に
示すように、鉄骨梁上部フランジ11の下面に出入調整自
在にねじ止め(ボルト・ナット7)している。
一方の支持金物3は、第3図、第4図に示すように、縦
長の2枚のプレート31、31を適宜間隔を隔てて左右に配
し、それらの上端を横長の受板32で、かつ、下端を継板
34で連係して一体化し、また、上部中央からピン33を突
設し、2枚のプレート31,31に複数の釘孔35…,35…を
配しており、両プレート間の間隔部36を以て、第1図に
示すように、補強板付ブラケット2の垂直部23に高さ及
び方向の調整可能にねじ止め(ボルト・ナット7)して
いる。
長の2枚のプレート31、31を適宜間隔を隔てて左右に配
し、それらの上端を横長の受板32で、かつ、下端を継板
34で連係して一体化し、また、上部中央からピン33を突
設し、2枚のプレート31,31に複数の釘孔35…,35…を
配しており、両プレート間の間隔部36を以て、第1図に
示すように、補強板付ブラケット2の垂直部23に高さ及
び方向の調整可能にねじ止め(ボルト・ナット7)して
いる。
他方の支持金物4は、第7図、第8図に示すように、縦
断面逆L字状をなすよう配したアングル材41の先端に受
板42を設け、該受板の上部中央からピン43を突設し、ア
ングル材41の水平部44に長手方向に長孔45を穿設してお
り、該長孔を以て、第1図に示すように、鉄骨梁上部フ
ランジ11の下面にねじ止め(ボルト・ナット7)してい
る。
断面逆L字状をなすよう配したアングル材41の先端に受
板42を設け、該受板の上部中央からピン43を突設し、ア
ングル材41の水平部44に長手方向に長孔45を穿設してお
り、該長孔を以て、第1図に示すように、鉄骨梁上部フ
ランジ11の下面にねじ止め(ボルト・ナット7)してい
る。
木製キャンバー5は、あらかじめ所要の角度、厚さのも
のを用意しておき、使用に当たり、適当な長さに切断し
て、第1図に示すように、側方から挿入し介在させる。
のを用意しておき、使用に当たり、適当な長さに切断し
て、第1図に示すように、側方から挿入し介在させる。
背低ブラケット6は、第10図、第11図に示すように、L
字状に形成し、水平部61に前後方向に長孔62を、先端の
垂直部63に円孔64を穿設しており、その長孔62を以て、
第2図に示すように、鉄骨梁上部フランジ11の上面に出
入調整自在にねじ止め(ボルト・ナット7)している。
この背低ブラケット6には、その垂直部63に、前述の一
方の支持金物3を、上記補強板付ブラケット2の場合と
同様にしてねじ止め(ボルト・ナット7)する。
字状に形成し、水平部61に前後方向に長孔62を、先端の
垂直部63に円孔64を穿設しており、その長孔62を以て、
第2図に示すように、鉄骨梁上部フランジ11の上面に出
入調整自在にねじ止め(ボルト・ナット7)している。
この背低ブラケット6には、その垂直部63に、前述の一
方の支持金物3を、上記補強板付ブラケット2の場合と
同様にしてねじ止め(ボルト・ナット7)する。
曲面屋根型枠用仮設梁8は、いわゆるライトビームであ
り、端部81に取付孔82を有しており、この端部を一方の
支持金物3又は他方の支持金物4の受板32,42上に載
せ、取付孔82をそれらのピン33,43に係合させる。
り、端部81に取付孔82を有しており、この端部を一方の
支持金物3又は他方の支持金物4の受板32,42上に載
せ、取付孔82をそれらのピン33,43に係合させる。
せき板9は、第1図、第2図に示すように、仮設梁8…
上に敷設する型枠ベニヤ板91と鉄骨梁1上に垂直に配す
る型枠ベニヤ板92とからなり、該垂直型枠ベニヤ板は、
一方の支持金物3に釘孔35…,35…を以て釘止めした補
強板94…,鉄骨梁1上に固定した桟木95…等で支える。
第2図に示すように、桟木95をせき板に兼用してもよ
い。
上に敷設する型枠ベニヤ板91と鉄骨梁1上に垂直に配す
る型枠ベニヤ板92とからなり、該垂直型枠ベニヤ板は、
一方の支持金物3に釘孔35…,35…を以て釘止めした補
強板94…,鉄骨梁1上に固定した桟木95…等で支える。
第2図に示すように、桟木95をせき板に兼用してもよ
い。
「考案の効果」 本考案によれば、本設の梁1に高さ及び方向の調整可能
に仮設した支持金物3,4の上部に受板32,42とピン33,
43を設け、また、曲面屋根型枠用仮設梁8の端部81に取
付孔82を穿設して、該端部81を上記受板32,42上に載置
させると共に取付孔82を上記ピン33,43に係合させてい
るので、所要の曲面屋根の曲面形態に基づき、曲面屋根
型枠用仮設梁の支持態勢に応じて、支持金物3,4の高
さ及び方向を任意に調整でき、かつ、曲面屋根用仮設梁
8の方向を適宜に設定することができ、したがって、複
雑な曲面構成の屋根スラブであっても、これに対応する
曲面屋根型枠を、支障なく容易に、そして、無支保工に
て形成でき、工期を短縮でき、コストを低減できる。
に仮設した支持金物3,4の上部に受板32,42とピン33,
43を設け、また、曲面屋根型枠用仮設梁8の端部81に取
付孔82を穿設して、該端部81を上記受板32,42上に載置
させると共に取付孔82を上記ピン33,43に係合させてい
るので、所要の曲面屋根の曲面形態に基づき、曲面屋根
型枠用仮設梁の支持態勢に応じて、支持金物3,4の高
さ及び方向を任意に調整でき、かつ、曲面屋根用仮設梁
8の方向を適宜に設定することができ、したがって、複
雑な曲面構成の屋根スラブであっても、これに対応する
曲面屋根型枠を、支障なく容易に、そして、無支保工に
て形成でき、工期を短縮でき、コストを低減できる。
図面は、本考案の実施例で、第1図、第2図は、それぞ
れ截断側面図、第3図は、一方の支持金物の正面図、第
4図は、第3図IV-IV線の断面図、第5図は、補強板付
ブラケットの縦断側面図、第6図は、第5図VI-VI線の
断面図、第7図は、他方の支持金物の截断側面図、第8
図は、第7図VIII-VIII線の断面図、第9図は、木製キ
ャンバーの斜視図、第10図は、背低ブラケットの縦断側
面図、第11図は、第10図XI-XI線の断面図である。 1…鉄骨梁、2…補強板付ブラケット 3,4…支持金物、5…木製キャンバー 6…背低ブラケット、7…ボルト・ナット 8…曲面屋根型枠用仮設梁 9…せき板
れ截断側面図、第3図は、一方の支持金物の正面図、第
4図は、第3図IV-IV線の断面図、第5図は、補強板付
ブラケットの縦断側面図、第6図は、第5図VI-VI線の
断面図、第7図は、他方の支持金物の截断側面図、第8
図は、第7図VIII-VIII線の断面図、第9図は、木製キ
ャンバーの斜視図、第10図は、背低ブラケットの縦断側
面図、第11図は、第10図XI-XI線の断面図である。 1…鉄骨梁、2…補強板付ブラケット 3,4…支持金物、5…木製キャンバー 6…背低ブラケット、7…ボルト・ナット 8…曲面屋根型枠用仮設梁 9…せき板
Claims (1)
- 【請求項1】本設の梁1に高さ及び方向の調整可能に支
持金物3,4を仮設し、該支持金物には、上部に受板3
2,42を設けると共にピン33,43を起立させ、また、その
支持金物3,4に係合させる曲面屋根型枠用仮設梁8を
設け、該曲面屋根型枠用仮設梁には、取付孔82を穿設し
た端部81を設けて、該端部81を上記受板32,42上に載置
させると共に取付孔82を上記ピン33,43に係合させたこ
とを特徴とする曲面屋根型枠用仮設梁取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987103982U JPH069243Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 曲面屋根型枠用仮設梁取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987103982U JPH069243Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 曲面屋根型枠用仮設梁取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6410151U JPS6410151U (ja) | 1989-01-19 |
JPH069243Y2 true JPH069243Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31335295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987103982U Expired - Lifetime JPH069243Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 曲面屋根型枠用仮設梁取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069243Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532909U (ja) * | 1976-06-28 | 1978-01-12 | ||
JPS5385024U (ja) * | 1976-12-15 | 1978-07-13 |
-
1987
- 1987-07-07 JP JP1987103982U patent/JPH069243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532909U (ja) * | 1976-06-28 | 1978-01-12 | ||
JPS5385024U (ja) * | 1976-12-15 | 1978-07-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6410151U (ja) | 1989-01-19 |
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