JPH0932284A - オーバーハング部の構築装置とその構築方法 - Google Patents
オーバーハング部の構築装置とその構築方法Info
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- JPH0932284A JPH0932284A JP18543295A JP18543295A JPH0932284A JP H0932284 A JPH0932284 A JP H0932284A JP 18543295 A JP18543295 A JP 18543295A JP 18543295 A JP18543295 A JP 18543295A JP H0932284 A JPH0932284 A JP H0932284A
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Abstract
とができるし、レベル調整も容易にできて施工手間を押
さえることができるばかりか、コンクリートの仕上がり
精度が良く、品質的に良好なオーバーハング部の構築を
可能にするオーバハング部の構築装置を提供する。 【解決手段】 屋根スラブ用型枠23に着脱可能にねじ
棒21を固着し、このねじ棒21に締付け固着手段で上
下調整可能に支持プレート22を設けて、この支持プレ
ート22で内型枠11のオーバ−ハング部形成型枠部1
1Bを支える構成にした。
Description
ラペットとそのオーバハング部や庇を有するハト小屋な
どの構築装置とその構築方法に関するものである。
水層の端部処理等を目的として、その屋根スラブの周縁
部の上方に向けて延びるパラペットが設けられ、そこに
オーバーハング部がある。
の一例として屋根スラブ(図示せず)から立ち上がる立
上り部の上端部に、屋根スラブの中央側に突出するオー
バハング部分(あご状部)を一体的に形成したものであ
り、このオーバハング部分の下端面には、それぞれに下
方に向けて開口する水切り目地が形成してある。
図20に示すようにすでに構築した外壁躯体に沿って配
設された外型枠100と、内型枠101と、この内型枠
101を支持する内型枠支持部材102とが大略使用さ
れる。
上り部の内面部を形成する立上り部形成型枠101a
と、この立上り部形成型枠101aの上端方に位置して
前記オーバハング部分の下端面を形成する水平形成型枠
部101bと、この水平形成型枠部101bの端側に位
置して前記オーバハング部分の内端面を形成する垂直形
成型枠部101cとより構成されている。
は、その垂直形成型枠部101cにおいて枠間隔保持部
材108により前記外型枠100との間にコンクリート
打設空間をおいて保持されている。そして、内型枠支持
部材102は、屋根スラブ型枠103の上面部に固着さ
れていて、この内型枠支持部材102の上端部は、前記
内型枠101の立上り部形成型枠101aに固着された
桟木104に固着してあり、この内型枠支持部材102
で前記内型枠101の下がりを防止している。
101bと垂直形成型枠部101cとの垂れ下がりを防
止するために、この水平形成型枠部101bの先側に桟
木105を取り付けて、この桟木105と前記桟木10
4をブレース材106で連結している。
101)の組立てに先だって、所定のかぶり厚さを有す
るように鉄筋(図示せず)が配筋され、内型枠101の
水平形成型枠部101b上に水切り目地するための目地
材106が配設される。
とが形成するコンクリート打設空間Hに、前記屋根スラ
ブと共に、コンクリートが打設され、離型後に、防水層
の貼設及びその端末処理、保護パネルの設置を行ってパ
ラペットが構築される。
来のオーバハング部(パラペット)の構築装置にあって
は、前記内型枠101の下がりを防止するために、前記
屋根スラブ型枠103の上面部に固着した内型枠支持部
材102の上端部を、前記内型枠101の立上り部形成
型枠101aに固着された桟木104に固着しており、
また、前記内型枠101の水平形成型枠部101bと垂
直形成型枠部101cとの垂れ下がりを防止するため
に、この水平形成型枠部101bの先側に桟木105を
取り付けて、この桟木105と前記桟木104をブレー
ス材106で連結している。
びオーバハング形成型枠部の垂れ下がりを防止するには
強度的に弱く、前記内型枠101の下がり及びオーバハ
ング形成型枠部の垂れ下がりを確実に防止することがで
きなかった。特に、内型枠支持部材102及びブレース
材106を固着した状態では前記内型枠101のレベル
調整を行うことが不可能であり、また、内型枠101の
通り直しを行うことができなかった。このために、コン
クリートの仕上がり精度が悪く、品質に欠陥を生じると
いうという問題点があった。
うには一度固着した内型枠支持部材102及びブレース
材106を取り外して、長さ寸法の異なる内型枠支持部
材102及びブレース材106を再度固着する必要があ
り、施工手間がかかるという問題点があった。
たものであって、その第1の目的とするところは、コン
クリートの仕上がり精度が良く、品質的に良好なオーバ
ーハング部の構築を可能にするオーバハング部の構築装
置を提供することにある。
は、施工手間を極力少なくなし得て、コンクリートの仕
上がり精度が良く品質的に良好なオーバーハング部の構
築を能率良く行うことができるオーバハング部の構築方
法を提供することにある。
ハング部の構築装置は、外型枠と、この外型枠と共にコ
ンクリート打設空間を形成すると共に、オーバーハング
部形成型枠部を有する浮き枠である内型枠と、前記外型
枠と前記内型枠を所定の間隔に保持して前記コンクリー
ト打設空間を確保する枠間隔保持手段と、前記内型枠の
オーバーハング部形成型枠部を支持すると共に、上下方
向の高さ調整が可能なオーバ−ハング部形成型枠支持手
段とを備え、前記オーバ−ハング部形成型枠支持手段
が、前記内型枠の上下方向の高さ調整手段を有するオー
バ−ハング部形成型枠支持機構を備えていることを特徴
とする。
を、前記内型枠の上下方向の高さ調整手段を有するオー
バ−ハング部形成型枠支持機構と、このオーバ−ハング
部形成型枠支持機構を作動して前記内型枠を垂直に保持
させる通り直し手段とで構成されるようにすることがで
きる。
構を、屋根スラブ用型枠に着脱可能に固着されたねじ棒
と、このねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固着
されて前記内型枠を支持する支持プレートとより構成
し、ねじ棒に一端を固着した支持部材の先端部を、前記
内型枠の立上り部形成型枠部の下端に固着するようにす
ることができる。
枠間隔保持機構が用いられるようにすることができる。
インサートに水平止め部材を固着し、この水平止め部材
に一端部が外型枠に固着された水平引き棒の他端部を挿
入して、この水平引き棒の他端部に形成されたねじ部に
ナット部材を螺合して、この水平引き棒の他端部を前記
天井インサートに係止するようにすることができる。
構を、屋根スラブ用型枠に着脱可能に固着されたねじ棒
と、このねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固着
されて前記内型枠のオーバーハング部形成型枠部を支え
ると共に、前記枠間隔保持手段に連結される上弦材と、
前記ねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固着され
て前記枠間隔保持手段に連結される下弦材とで構成する
ようにすることができる。
機構を、屋根スラブ用型枠に着脱可能に固着されたねじ
棒と、このねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固
着されて前記内型枠を支持する支持プレートとより構成
し、前記支持プレートの延長端を前記内型枠の立上り部
形成型枠部に取り付け、前記ねじ棒にブレース材の一端
を取り付け、ブレース材の他端を前記支持プレートの延
長端に重ねて前記内型枠の立上り部形成型枠部に取り付
けるようにすることができる。
上下のセパレーターの一端部をピン接合し、上下のセパ
レーターの他端部を内型枠の立上り部形成型枠部の上下
に接合し、上下のセパレーター間にブレース材を十字状
に取り付けてなる様にすることができる。
型枠支持手段で前記内型枠のオーバーハング部形成型枠
部を支持するようになり、コンクリート打設に先だっ
て、前記内型枠のオーバーハング部形成型枠部を適正な
位置、例えば内型枠が垂直に立つ位置にレベル調整す
る。そして、前記通り直し手段で内型枠を垂直に保持さ
せる。
する。 (実施例1)図1は本発明に係わるオーバハング部の構
築装置とその構築方法で施工されたパラペットの縦断面
図、図2の(1)は本発明に係わるオーバハング部の構
築装置(実施例1)の構成説明図、図2の(2)は
(1)のR部の拡大図、図2の(3)は支持プレートの
斜視図、図3は図2の(1)のJ部の拡大図、図4はね
じ棒のスラブコンクリート埋設部分の他の変形例の説明
図である。
その一例として図1に示すようなものがある。すなわ
ち、このパラペット1は屋根スラブ(図示せず)から立
ち上がる立上り部2の上端部に、屋根スラブの中央側に
突出するオーバハング部分(あご状部)3を一体的に形
成したものであり、このオーバハング部分3の下端面に
は、それぞれに下方に向けて開口する水切り目地4が形
成してある。
すでに構築した外壁躯体(図示せず)に沿って配設され
た外型枠10と、浮き枠である内型枠11と、この内型
枠11を支持するオーバ−ハング部形成型枠支持手段と
してのオーバ−ハング部形成型枠支持機構Fとが大略使
用される。
上り部2の内面部を形成する立上り部形成型枠部11A
と、オーバハング部分3を形成するオーバーハング部形
成型枠部11Bとから構成されている。そして、このオ
ーバーハング部形成型枠部11Bは、立上り部形成型枠
部11Aの上端方に位置して前記オーバハング部分3の
下端面を形成する水平形成型枠部11bと、この水平形
成型枠部11bの端側に位置して前記オーバハング部分
3の内端面を形成する垂直形成型枠部11cとより構成
されている。
部形成型枠部11Aの上、下部において枠間隔保持手段
である型枠支持部材12A、12Bにより、そのオーバ
ーハング部形成型枠部11Bにおいて型枠支持部材12
Cにより前記外型枠10に保持されている。
Bはセパレーター13を備えており、このセパレーター
13の両端にビーコン14a、14bを連結し、これに
より立上り部形成型枠部11Aと外型枠10とを所定の
間隔に保持すると共に、外側のビーコン14aに外型枠
10を貫通させたフォームタイ取付金具15aを、内側
のビーコン14bに立上り部形成型枠部11Aを貫通さ
せたフォームタイ取付金具15bをそれぞれ連結し、フ
ォームタイ取付金具15aにフォームタイ16aを、フ
ォームタイ取付金具15bにフォームタイ16bをそれ
ぞれ取り付けて、フォームタイ16aで丸型鋼管17
を、フォームタイ16bで桟木18をそれぞれ締め付け
て、前記立上り部形成型枠部11Aが保持されており、
また、前記型枠支持部材12Cは前記型枠支持部材12
A、12Bと同構成であり、この型枠支持部材12Cに
よりオーバーハング部形成型枠部11Bが保持されてい
る。
持部材12A、12B、12Cにより外型枠10と内型
枠11との間は所定の間隔に保持されていて、上方に開
口するコンクリート打設空間Hが形成されている。この
コンクリート打設空間Hは、立上がり部相当空間部H1
とオーバハング部分相当空間部H2とからなる。
機構Fは、ねじ棒21と、このねじ棒21が貫通する孔
部22aを有する支持プレート22とを有する支持金具
20を備えており、この支持金具20のねじ棒21は、
その下端部において屋根スラブ用型枠23に固着された
天井インサート24に螺合されており、このねじ棒21
の下部には合成樹脂性のパイプ25が被せてあり、この
パイプ25の上端部にはスポンジ製のエラスタイト26
が配置してある。そして、ねじ棒21の上部には、前記
支持プレート22が、これの孔部22aにねじ棒21を
貫通させ、このねじ棒21に螺合されている上、下側ナ
ット部材27、28の締め付けにより固定されている。
前記支持プレート22の、上、下側ナット部材27、2
8の締め付けによるねじ棒21への固着と同じような固
着を、以下に、ダブルナット締付けによる固着という。
また、この固着は締付け固着手段を構成している。
部形成型枠支持機構Fは、前記内型枠11の長手方向に
所定の間隔をおいて多数配設されており、前記支持金具
20は、前記支持プレート22の先側を、前記内型枠1
1の水平形成型枠部11bに固設された桟木29に釘止
めされていて、浮き枠としての前記内型枠11を支持し
ている。この場合、前記オーバ−ハング部形成型枠支持
機構Fは、別に配設された通り直し手段である通り直し
治具(図示せず)、例えば前記内型枠11の支えとして
のサポートと一緒に用いてもよい。
立てに先だって、所定のかぶり厚さを有するように鉄筋
(図示せず)が配筋されるし、内型枠11の水平形成型
枠部11b上に水切り目地及び保護パネル受け溝用目地
を形成するための目地材30が配設される。
記支持プレート22を固定する上、下側ナット部材2
7、28の締め付けを緩めることにより前記支持プレー
ト22を上下方向に移動して再び上、下側ナット部材2
7、28の締め付けで固着して、前記内型枠11のオー
バーハング部形成型枠部11Aを適正な位置、例えば内
型枠11が垂直に立つ位置にレベル調整する。
に、前記屋根スラブと共に、コンクリートが打設され
る。そして、離型後に、図1に示すように防水層6の貼
設及びその端末処理、保護パネル9の設置を行ってパラ
ペット1が構築される。
付構造は、上記した構成の限らず、図4に示すように屋
根スラブ用型枠23に固着された天井インサート24に
セパレーター33の下端部を螺合し、このセパレーター
33の上端部に長ナット部材34を螺合して、この長ナ
ット部材34に前記ねじ棒21の下端部を螺合させて構
成してもよい。この場合、合成樹脂性のパイプ25が不
要になり、漏水の危険性が減少する。
天井インサート24に図5の(2)に示すように水平止
め部材90を固着して、一端部が外型枠10に固着され
た水平引き棒91の他端部を挿入して、この水平引き棒
91の他端部に形成されたねじ部92にナット部材93
を螺合して、この水平引き棒91の他端部を前記天井イ
ンサート24に係止して図5の(1)に示す内型枠11
ー1の開きTを防止するようにしてもよい。
部の構築装置の実施例2を図6に示す。この実施例2で
は、オーバ−ハング部形成型枠支持手段としてオーバ−
ハング部形成型枠支持機構Fは、実施例1における支持
金具20に通り直し手段とを一体にした構成のものを用
いている。すなわち、通り直し手段としては伸縮作動部
材である伸縮可能なサポート35が使用される。このサ
ポート35は上、下側ねじボルト35a、35bと、こ
れらの上、下側ねじボルト35a、35bを接続するタ
ーンバックル36とを有しており、上側ねじボルト35
aの上端部には接続プレート37が取り付けてある。
22の外端部に接続プレート37がボルト締めで取り付
けてあり、下側ねじボルト35bの下端部は、屋根スラ
ブ用型枠23に固着された天井インサート38に螺合さ
れており、この下側ねじボルト35bには合成樹脂性の
パイプ39が被せてある。
枠支持機構Fを用いた場合、コンクリート打設に先だっ
て、前記支持プレート22を固定する上、下側ナット部
材27、28の締め付けを緩めることにより前記支持プ
レート22を上下方向に移動して再び上、下側ナット部
材27、28の締め付けで固着して、前記内型枠11の
オーバーハング部形成型枠部11Aを適正な位置、例え
ば内型枠11が垂直に立つ位置にレベル調整する。
ずれかに回転することによりサポート35の全長寸法を
変化(押し引き)させて、前記ねじ棒21を、その下端
部を支点Pにして揺動させ前記支持プレート22の位置
を適正なものにして内型枠11を垂直に保持させる。
35aと前記支持プレート22との連結は、図7に示す
ように支持プレート22の内側部を折り曲げて下方に傾
斜させて、この傾斜部22bに、上側ねじボルト35a
の上端部をボルト締めで行うようにしてもよい。
22とは別の接続プレート37を、前記ねじ棒21にダ
ブルナット締付けによる固着により固定して、この接続
プレート37の下方に傾斜した傾斜部37bに、上側ね
じボルト35aの上端部をボルト締めで連結するように
してもよい。
部の構築装置の実施例3を図9に示す。この実施例3で
は、オーバ−ハング部形成型枠支持機構Fに、上記した
実施例2におけるオーバ−ハング部形成型枠支持機構F
において前記支持プレート22を延長して、その延長端
を桟木18に釘40で固定し、更に、前記ねじ棒21に
ブレース材41をダブルナット締付けによる固着により
固定し、ブレース材41の他端部を前記桟木18に前記
支持プレート22の延長端に重ねて釘40で固定した構
成である。この構成ではオーバ−ハング部形成型枠支持
機構Fを強固なものすることができ、前記内型枠11の
確実な保持を実現することができる。
枠支持機構Fを用いた場合、コンクリート打設に先だっ
て、前記支持プレート22を固定する上、下側ナット部
材27、28の締め付けを緩めることにより前記支持プ
レート22を上下方向に移動して再び上、下側ナット部
材27、28の締め付けで固着して、前記内型枠11の
オーバーハング部形成型枠部11Aを適正な位置、例え
ば内型枠11が垂直に立つ位置にレベル調整する。そし
て、前記ターンバックル36を正逆いずれかに回転する
ことによりサポート35の全長寸法を変化(押し引き)
させて、前記ねじ棒21を、その下端部を支点Pにして
揺動させ前記支持プレート22の位置を適正なものにし
て内型枠11を垂直に保持させる。
部の構築装置の実施例4を図10に示す。この実施例4
におけるオーバ−ハング部形成型枠支持機構Fは、上記
した実施例2のオーバ−ハング部形成型枠支持機構Fに
おいて、前記ねじ棒21に上弦材44と下弦材45のそ
れぞれの一端部を上記したダブルナット締めによる固着
で固定し、また、前記内型枠11の立上り部形成型枠部
11Aに装着された上下の型枠支持部材12A、12B
のフォームタイ取付金具15bに長ナット46を螺合し
て、これらの長ナット46に上、下弦材44、45の他
端部を螺合して構成されている。この場合、内型枠11
の水平方向の動きA、倒れB及び下方への動きCをそれ
ぞれに止めることができる。
の内型枠11の立上り部形成型枠部11Aへの連結を、
図11に示すように立上り部形成型枠部11Aに取付金
具47を固着して、この取付金具47を丸型鋼管18ー
1間より突出させて、この取付金具47の先部のねじ部
47aに長ナット48を螺合して、これらの長ナット4
8に前記上、下弦材44、45の他端部を螺合してもよ
い。
枠支持機構Fを用いた場合、コンクリート打設に先だっ
て、前記支持プレート22を固定する上、下側ナット部
材27、28の締め付けを緩めることにより前記支持プ
レート22を上下方向に移動して再び上、下側ナット部
材27、28の締め付けで固着して、前記内型枠11の
オーバ−ハング部形成型枠部11Aを適正な位置、例え
ば内型枠11が垂直に立つ位置にレベル調整する。そし
て、前記ターンバックル36を正逆いずれかに回転する
ことによりサポート35の全長寸法を変化(押し引き)
させて、前記ねじ棒21を、その下端部を支点Pにして
揺動させ前記支持プレート22の位置を適正なものにし
て内型枠11を垂直に保持させる。
部の構築装置の実施例5を図13及び図14に示す。こ
の実施例5におけるオーバ−ハング部形成型枠支持機構
Fは、実施例4におけるオーバ−ハング部形成型枠支持
機構Fにおいて、前記上、下弦材44、45間にブレー
ス材50、51を十字状に取り付けてトラスを構成して
内型枠11の下がりを確実に止めるものである。
状である場合には、図14の(2)に示すように上、下
弦材44、45に長孔52を形成して、この長孔52に
ボルトを挿通するようにしてブレース材50、51のそ
れぞれの端部の取付部50a、51aを連結し、ブレー
ス材50、51の交差部分を図13の(3)に示すよう
に互いにリベット53で回転可能に結合する。
ある場合には、図13の(1)に示すようにブレース材
50、51の端部に設けた筒状体54を上、下弦材4
4、45に移動可能に嵌合して、これらの筒状体54に
設けたねじ部材55の締め付けで固定する。
枠支持機構Fを用いた場合、コンクリート打設に先だっ
て、前記支持プレート22を固定する上、下側ナット部
材27、28の締め付けを緩めることにより前記支持プ
レート22を上下方向に移動して再び上、下側ナット部
材27、28の締め付けで固着して、前記内型枠11の
オーバ−ハング部形成型枠部11Aを適正な位置、例え
ば内型枠11が垂直に立つ位置にレベル調整する。そし
て、前記ターンバックル36を正逆いずれかに回転する
ことによりサポート35の全長寸法を変化(押し引き)
させて、前記ねじ棒21を、その下端部を支点Pにして
揺動させ前記支持プレート22の位置を適正なものにし
て内型枠11を垂直に保持させる。
間にブレース材50、51を十字状に取り付けてトラス
を構成してオーバ−ハング部形成型枠支持機構Fを強固
なものにした場合には、図15に示すように前記上弦材
44に支持用ねじ棒56を上記したダブルナット締めに
よる固着で固定し、この支持用ねじ棒56の上端部に設
けたプレート57を内型枠11のオーバ−ハング部形成
型枠部11Bに釘等で固定して内型枠11を下がりを防
止することができる。
としては、図16に示すようにねじ棒21に支持部材5
8を上記したダブルナット締めと同じやり方で固着し、
この支持部材58の先端部を、前記内型枠11の立上り
部形成型枠部11Aの下端に設けた桟木58Aに釘等で
固着してもよいし、更にはねじ棒21にブレース材59
を上記したダブルナット締めと同じやり方で固着し、こ
のブレース材59で前記支持部材58の端部を保持して
もよい。
部の構築装置の実施例6を図17の(1)、(2)に示
す。この実施例6にあっては、前記外型枠10に浮き枠
である内型枠11との間を所定の間隔に保持して前記コ
ンクリート打設空間Hを確保する枠間隔保持手段にトラ
ス構造の枠間隔保持機構Eが用いられ、また、前記内型
枠11のオーバ−ハング部を支持するオーバ−ハング部
支持手段にトラス構造のオーバ−ハング部形成型枠支持
機構Fが用いられている。この場合、図17の(2)に
示すように力学的にはトラスの片持ちになり確実に支持
することができる。
外型枠10の上下の2点にセパレーター60、61のそ
れぞれの一端部をピン接合し、上下のセパレーター6
0、61の他端部を内型枠11の立上り部形成型枠部1
1Aの上下の2点にピン接合し、上下のセパレーター6
0、61間にブレース材62、63を十字状に取り付け
てトラスを構成している。以上の場合にブレース材6
2、63を十字状に取り付けて構成されるトラスと、セ
パレーター60、61との組み合わせにより構成される
いわゆる「トラセパ」を前記外型枠10と内型枠11の
立上り部形成型枠部間に上下方向に積層して連続配置す
るようにしても良く、また水平方向に連続配置する様に
しても良い。その場合「トラセパ」が取り付いた片壁が
立った時点で配筋し、返し型枠をするという工程が実施
される。
実施例に適用される以上の「トラセパ」を用いた枠間隔
保持機構Eは、従来枠間隔保持が外部側で行われてきた
大形型枠についても適用することができ、その場合従来
の高価なくし形は不要になる。 また図17(3)にも
示されるように本実施例に適用される以上の「トラセ
パ」を用いた枠間隔保持機構Eは、例えば曲面型枠に適
用することができ、その場合はトラスには鉄筋が適用さ
れる。
機構Fは、縦メンバー64と傾斜メンバー65との下端
部をそれぞれスラブ型枠66にピン接合し、縦メンバー
64と傾斜メンバー65の上端部を互いにピン接合し、
このピン接合点イに上弦材67の一端部を接合し、縦メ
ンバー64の中間部に下弦材68の一端部をピン接合
し、上弦材67の他端部を、上のセパレーター60の内
型枠11へのピン接合点ロに接合すると共に、下弦材6
8のの他端部を、下のセパレーター61の内型枠11へ
のピン接合点ハに接合し、上、下弦材67、68間にブ
レース材69、70を十字状に取り付けてトラスを構成
している。そして、前記上弦材67を前記内型枠11の
水平形成型枠部11bの下端に設けた桟木71に釘等で
固着している。
部の構築装置の実施例7を図18に示す。この実施例7
にあっては、外型枠10と、コンクリート成形体74と
を用いて、このコンクリート成形体74をオーバ−ハン
グ部形成型枠支持機構Fで支持している。
面部72及びオーバーハング部73を一体成形したもの
であり、オーバーハング部73の水平部位には水切り目
地81と保護パネル受け溝用目地82とが形成してあ
る。
は、ねじ棒75と、このねじ棒75に上記したダブルナ
ット締めで固着された上、下部支持プレート76、77
とを備えており、前記ねじ棒75は、その下端部におい
てスラブ用型枠23に固着された天井インサート78に
螺合されており、このねじ棒78の下部には合成樹脂性
のパイプ79が被せてある。
ート成形体74のオーバーハング部73の下面に当てた
桟木80に釘等で固着し、下部支持プレート77の先端
部をコンクリート成形体74の立上がり面部72の下部
に固着して、このコンクリート成形体74を支持してい
る。
ート成形体74)の組立てに先だって、所定のかぶり厚
さを有するように鉄筋(図示せず)が配筋される。そし
て、前記外型枠10とコンクリート成形体74とは成す
コンクリート打設空間Hに、前記屋根スラブと共に、コ
ンクリートが打設される。そして、離型後に、保護パネ
ル9の設置を行ってパラペット1を構築する。
構築物のオーバ−ハング部としてのパラペットの構築を
主に述べたが、オーバ−ハング部として図19に示すよ
うに前記パラペット以外の突出部分Sの構築において
も、前記オーバ−ハング部形成型枠支持機構Fを使用し
て、この突出部分Sの構築に使用する内型枠11ー2の
オーバ−ハング部形成型枠部11Bを支持し、前記オー
バ−ハング部形成型枠支持機構Fの支持金具20の支持
プレート22を適切に上下に調整することにより、コン
クリート打設に先だって、前記内型枠11のオーバ−ハ
ング部形成型枠部11Bを適正な位置、例えば内型枠1
1ー2が垂直に立つ位置にレベル調整することができ
る。
ーバハング部の構築装置によれば、上下方向の高さ調整
が可能な前記オーバ−ハング部形成型枠支持手段で前記
内型枠のオーバ−ハング部形成型枠部を支持するように
なり、コンクリート打設に先だって、前記内型枠のオー
バ−ハング部形成型枠部を適正な位置、例えば内型枠が
垂直に立つ位置にレベル調整することができる。そし
て、場合によれば、前記通り直し手段で内型枠を垂直に
保持させることができる。このために、強度が確保でき
てレベルの誤差を押さえることができるし、レベル調整
も容易にできて施工手間を押さえることができるばかり
か、コンクリートの仕上がり精度が良く、品質的に良好
なオーバーハング部の構築が可能になる。
機構を、屋根スラブ用型枠に着脱可能に固着されたねじ
棒と、このねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固
着されて前記内型枠のオーバ−ハング部形成型枠部を支
える支持プレートとで構成したことにより、構造が簡単
で、軽量であるために取付、撤去が容易であるし、ま
た、高さを自在に調整可能であり、繰り返し使用できて
経済的である。そして、複雑な構造物にも適用が可能で
施工性が良く、目標の品質を達成、確保することができ
る。
の構築方法で施工されたパラペットの縦断面図である。
装置(実施例1)の構成説明図である。(2)は(1)
のR部の拡大図である。(3)は支持プレートの斜視図
である。
形例の説明図である。
である。(2)はねじ棒のスラブコンクリート埋設部分
を利用した型枠開き防止機構の構成説明図である。
(3)は(2)のP部の拡大図である。
施例2)の構成説明図である。
成を変えた構成説明図である。
成を変えた構成説明図である。
施例3)の構成説明図である。
(実施例4)の構成説明図である。
の連結部の変形例の構成説明図である。
(実施例5)の構成説明図である。
レース材の連結部の説明図である。(2)は上、下弦材
の孔部の説明図である。(3)はブレース材の斜視図で
ある。(4)はブレース材の交差部の説明図である。
手段を変えた構築装置(実施例5)の説明図である。
築装置(実施例6)の構成説明図である。(2)は同構
築装置(実施例6)のトラス構造の説明図である。
(実施例7)の構成説明図である。
出部分の構築においてのオーバ−ハング部形成型枠支持
機構の使用状態の説明図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 外型枠と、 この外型枠と共にコンクリート打設空間を形成すると共
に、オーバーハング部形成型枠部を有する浮き枠である
内型枠と、 前記外型枠と前記内型枠を所定の間隔に保持して前記コ
ンクリート打設空間を確保する枠間隔保持手段と、 前記内型枠のオーバーハング部形成型枠部を支持すると
共に、上下方向の高さ調整が可能なオーバ−ハング部形
成型枠支持手段とを備え、前記オーバ−ハング部形成型
枠支持手段が、前記内型枠の上下方向の高さ調整手段を
有するオーバ−ハング部形成型枠支持機構を備えている
ことを特徴とするオーバハング部の構築装置。 - 【請求項2】 前記オーバ−ハング部形成型枠支持手段
が、前記内型枠の上下方向の高さ調整手段を有するオー
バ−ハング部形成型枠支持機構と、このオーバ−ハング
部形成型枠支持機構を作動して前記内型枠を垂直に保持
させる通り直し手段とで構成される請求項1記載のオー
バハング部の構築装置。 - 【請求項3】 前記オーバ−ハング部形成型枠支持機構
を、スラブ用型枠に着脱可能に固着されたねじ棒と、 このねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固着され
て前記内型枠を支持する支持プレートとより構成し、ね
じ棒に一端を固着した支持部材の先端部を、前記内型枠
の立上り部形成型枠部の下端に固着した請求項1記載の
オーバハング部の構築装置。 - 【請求項4】 前記枠間隔保持手段にトラス構造の枠間
隔保持機構が用いられる請求項1記載のオーバハング部
の構築装置。 - 【請求項5】 屋根スラブ用型枠に固着された天井イン
サートに水平止め部材を固着し、この水平止め部材に一
端部が外型枠に固着された水平引き棒の他端部を挿入し
て、この水平引き棒の他端部に形成されたねじ部にナッ
ト部材を螺合して、この水平引き棒の他端部を前記天井
インサートに係止する請求項1記載のオーバハング部の
構築装置。 - 【請求項6】 前記オーバ−ハング部形成型枠支持機構
を、スラブ用型枠に着脱可能に固着されたねじ棒と、 このねじ棒に締付け固着手段で上下調整可能に固着され
て前記内型枠を支持する支持プレートとより構成し、前
記支持プレートの延長端を前記内型枠の立上り部形成型
枠部に取り付け、前記ねじ棒にブレース材の一端を取り
付け、ブレース材の他端を前記支持プレートの延長端に
重ねて前記内型枠の立上り部形成型枠部に取り付ける請
求項4記載のオーバハング部の構築装置。 - 【請求項7】 前記枠間隔保持機構が前記外型枠に上下
のセパレーターの一端部をピン接合し、上下のセパレー
ターの他端部を内型枠の立上り部形成型枠部の上下に接
合し、上下のセパレーター間にブレース材を十字状に取
り付けてなる請求項4記載のオーバハング部の構築装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18543295A JPH0932284A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | オーバーハング部の構築装置とその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18543295A JPH0932284A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | オーバーハング部の構築装置とその構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932284A true JPH0932284A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16170691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18543295A Pending JPH0932284A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | オーバーハング部の構築装置とその構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932284A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10734858B2 (en) | 2012-08-30 | 2020-08-04 | Mitsuba Corporation | Electric motor |
CN113565323A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-10-29 | 上海建工五建集团有限公司 | 一种内倾斜结构的模板支撑系统及其施工方法 |
CN113565322A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-10-29 | 中建二局第一建筑工程有限公司 | 一种悬挑模板支撑结构及架设方法 |
CN114482266A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-13 | 淮安市博彦土木工程科学研究院有限公司 | 一种悬挑平台加宽梁结构及其装配方法 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18543295A patent/JPH0932284A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10734858B2 (en) | 2012-08-30 | 2020-08-04 | Mitsuba Corporation | Electric motor |
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CN113565323A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-10-29 | 上海建工五建集团有限公司 | 一种内倾斜结构的模板支撑系统及其施工方法 |
CN113565323B (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-17 | 上海建工五建集团有限公司 | 一种内倾斜结构的模板支撑系统及其施工方法 |
CN114482266A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-13 | 淮安市博彦土木工程科学研究院有限公司 | 一种悬挑平台加宽梁结构及其装配方法 |
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