JP3948691B2 - 物品運搬保管装置 - Google Patents

物品運搬保管装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3948691B2
JP3948691B2 JP06069799A JP6069799A JP3948691B2 JP 3948691 B2 JP3948691 B2 JP 3948691B2 JP 06069799 A JP06069799 A JP 06069799A JP 6069799 A JP6069799 A JP 6069799A JP 3948691 B2 JP3948691 B2 JP 3948691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
struts
article
attached
columns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06069799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000255573A (ja
Inventor
智昭 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP06069799A priority Critical patent/JP3948691B2/ja
Priority to KR10-1999-0012559A priority patent/KR100393407B1/ko
Priority to DE19916050A priority patent/DE19916050A1/de
Priority to CNB991076389A priority patent/CN1173862C/zh
Priority to US09/290,551 priority patent/US6293400B1/en
Priority to NL1013100A priority patent/NL1013100C2/nl
Priority to GB9922955A priority patent/GB2349135B/en
Priority to FR9912204A priority patent/FR2790448B1/fr
Publication of JP2000255573A publication Critical patent/JP2000255573A/ja
Priority to FR0504544A priority patent/FR2872132A1/fr
Application granted granted Critical
Publication of JP3948691B2 publication Critical patent/JP3948691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Stackable Containers (AREA)
  • Pallets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工業製品、その部品、建築材料、家具又はその他の各種物品を運搬し、又はこれを保管するために用いられる物品運搬保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の物品運搬保管装置としては、物品を載置するパレットと、このパレットの四隅にその物品載置面に対して垂直に立上った状態で取付けられた4本の支柱と、互いに隣り合う支柱間同士を固定連結する連結部材とによって構成された装置が広く用いられている。かかる物品運搬保管装置によって物品を運搬するには、4本の支柱の内側の空間に物品を収容してこれをパレット上に載置し、その物品を物品運搬保管装置ごと運搬する。また、物品運搬保管装置に収容した物品を倉庫などに保管するときは、複数の物品運搬保管装置を上下に積み重ねておくことができ、倉庫内のスペースを有効に活用することができる。
【0003】
ところが、この種の物品運搬保管装置によって運搬し、又は保管すべき物品は、大サイズのものから小サイズのものまであるのに対し、上述した従来の物品運搬保管装置は、物品を収容する空間の容積が一定している。このため、或る特定の大きさの物品運搬保管装置によって、これに見合ったサイズの物品については、これを運搬し又は保管することができるが、その物品運搬保管装置の物品収容空間よりも大サイズの物品については、これを運搬したり保管することができない。また物品収容空間よりも極端に小さな物品をその物品運搬保管装置によって運搬し、又は保管したとすれば、その運搬効率が低下し、しかも倉庫内のスペースを無駄に使うことになり好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来の欠点を除去すべくなされたものであって、その目的とするところは、物品を効率よく運搬し、又はこれを保管しておくことのできる物品運搬保管装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレット上に載置された物品を取り囲むように該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記複数の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、該規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置を提案する(請求項1)。
【0006】
また、本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットの物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる4本の支柱と、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔を調整可能に当該2本の支柱をそれぞれ連結する連結手段と、前記4本の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、該規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置を提案する(請求項2)。
【0007】
その際、上記請求項1又は2に記載の物品運搬保管装置において、前記連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔が、全て同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されていると有利である(請求項3)。
【0008】
また、上記請求項1又は2に記載の物品運搬保管装置において、前記連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔と、その2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支柱間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されていると有利である(請求項4)。
【0009】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットの物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる4本の支柱と、各支柱にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1及び第2の継手と、互いに隣り合って位置する2本の支柱をそれぞれ互いに連結する第1及び第2の連結部材と、前記4本の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、4本の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記第2の継手は第1の継手よりも下方に位置し、前記4本の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記第1及び第2の連結部材は、それぞれ互いにクロスして位置すると共に、各第1の連結部材は、その長手方向一端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱のうちの一方の支柱に取付けられた第1の継手に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱のうちの他方の支柱に取付けられた第2の継手に回動可能に連結され、各第2の連結部材は、その長手方向一端側が、前記他方の支柱に取付けられた第1の継手に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、前記一方の支柱に取付られた第2の継手に回動可能に連結され、前記第1及び第2の継手の少なくとも一方が、これらの取付けられた各支柱に対して、その長手方向に移動可能に組付けられていて、前記規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置を提案する(請求項5)。
【0010】
同じく、本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットの物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる第1乃至第4の支柱と、第1乃至第4の各支柱にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1乃至第3の継手と、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱、第2及び第3の支柱、第3及び第4の支柱、並びに第4及び第1の支柱のそれぞれを互いに連結する第1及び第2の連結部材と、前記4本の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、4本の支柱がパレットに取付けられた状態で、前記第2及び第3の継手は、第1の継手よりも下方に位置し、かつ第2の継手は第3の継手よりも下方に位置していて、前記第1乃至第4の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記各第1及び第2の連結部材は、それぞれ互いにクロスした状態で位置すると共に、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第1及び第2の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第2及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第2及び第3の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第2及び第3の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第3及び第2の支柱にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第3及び第4の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第3及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第4及び第3の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第4及び第1の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第4及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第1及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能に連結され、前記第1乃至第3の継手のうちの少なくとも第2及び第3の継手が、これらの取付けられた各支柱に対して、その長手方向に移動可能に組付けられて、前記規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置を提案する(請求項6)。
【0014】
さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の物品運搬保管装置において、前記規制手段は、支柱に対して着脱可能に取付けられると有利である(請求項7)。
【0015】
また、上記請求項7に記載の物品運搬保管装置において、前記パレットは、前記支柱から外された規制手段を収めるための収納部を有していると有利である(請求項8)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。ここに示した物品運搬保管装置は、例えば複写機より成る物品1が載置されるパレット2を有している。図1に例示したパレット2は矩形の平板材から成るデッキボード3と、その物品載置面5と反対側の下面に固定された角材より成る2本の脚部4とから構成され、かかるパレット2は、例えばスチールなどの金属板や木材、或いは硬質の樹脂などの剛性の大なる材料によって構成されている。デッキボード3と脚部4を溶接や接着剤などによって固着してもよいが、これらを容易に分解できるように図示していないねじなどによって固定することもできる。平面形態が四角形であるパレット以外の各種形態のパレットを用いることもできる。
【0018】
パレット2上に載せられた物品1は、必要に応じて、図示していないボルトやナットなどの着脱手段によってパレット2上に着脱可能な状態で不動に固定される。また、図1に示した例では、パレット2上の物品1がカバー31によって覆われ、このカバー31によって物品1を保護するようにしているが、かかるカバー31を省くこともできる。図1に示したカバー31は、例えばポリエチレンなどの樹脂シート又は樹脂フィルムによって構成された可撓性の袋33より成り、そのカバー31には、例えば物品1の製造者名や製品名などの表示Mがなされている。
【0019】
また、図1に示した物品運搬保管装置は、4本の支柱6を有し、これらの支柱6は、図2に示す如く、パレット2の四隅に当該パレット2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる。パレット2上に四角形を仮想したとき、その四角形の各コーナ部に各支柱6がそれぞれ着脱可能に立設される。図示した例では、各支柱6が図3及び図4にも示すように中空な金属製のパイプより成ると共に、デッキボード3の物品載置面5の側の四隅に突部7が形成され、その各突部7に、各支柱6の下部を嵌着することによって、各支柱6を上述のようにパレット2に対して着脱可能に取付けることができる。
【0020】
また本例の物品運搬保管装置は、各支柱6にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1及び第2の継手8,9と、互いに隣り合って位置する2本の支柱6をそれぞれ互いに連結する第1及び第2の連結部材14,15とを有している。各第1及び第2の連結部材14,15は、パレット2の各辺、すなわち互いに直交する第1乃至第4の辺10,11,12,13において、それぞれ互いに隣り合って取付けられる2本の支柱6をそれぞれ連結する。また、図2からも判るように、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、第2の継手9は、第1の継手8よりも下方に位置し、同じく4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、第1及び第2の連結部材14,15は、それぞれ互いにクロスして位置する。
【0021】
第1及び第2の継手8,9は、図3及び図4に示すように、例えば、金属、合成樹脂又はゴムなどを成形した筒状体から成り、その中心孔27,127に各支柱6が嵌合している。また、これらの継手8,9には2個ずつの舌片16,17,18,19が突設され、その各舌片16,17,18,19に第1及び第2の連結部材14,15の各端部がピンを介して回動可能に連結されている。第1及び第2の連結部材14,15は、例えば、硬質樹脂又は金属などから成り、細板状に形成されている。
【0022】
ここで、上述した4本の支柱6を識別する必要のあるときは、図1に示すように、これらをそれぞれ第1の支柱6A、第2の支柱6B、第3の支柱6C及び第4の支柱6Dと称し、同様に、その各支柱6A乃至6Dに取付けられた各第1及び第2の継手8,9に、それぞれ8A,9A;8B,9B;8C,9C;8D,9Dの符号を付してこれらを識別する。同じく、第1及び第2の支柱6A,6B、第2及び第3の支柱6B,6C、第3及び第4の支柱6C,6D、第4及び第1の支柱6D,6Aのそれぞれを互いに連結する第1及び第2の連結部材に、14A,15A;14B,15B;14C,15C;14D,15Dの符号をそれぞれ付してこれらを識別する。これは、後述する実施形態例においても同様とする。
【0023】
図1及び図2から判るように、パレット2の第1の辺10において互いに隣り合って取付けられる第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられた第1の連結部材14Aは、その長手方向一端側が第1の支柱6Aに取付けられた第1の継手8Aに前述のピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側は、第2の支柱6Bに取付けられた第2の継手9Bにピンを介して回動可能に連結されている。また第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられた第2の連結部材15Aは、その長手方向一端側が、第2の支柱6Bに取付けられた第1の継手8Bにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が第1の支柱6Aに取付けられた第2の継手9Aにピンを介して回動可能に連結されている。
【0024】
また、パレット2の第1の辺10の隣りの第2の辺11において互いに隣り合って取付けられる第2の支柱6B及び第3の支柱6C間に設けられた第1の連結部材14Bは、その長手方向一端側が、第2の支柱6Bに取付けられた第1の継手8Bにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、第3の支柱6Cに取付けられた第2の継手9Cにピンを介して回動可能に連結され、第2及び第3の支柱6B,6C間に設けられた第2の連結部材15Bは、その長手方向一端側が第3の支柱6Cに取付けられた第1の継手8Cにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が第2の支柱6Bに取付けられた第2の継手9Bにピンを介して回動可能に連結されている。
【0025】
さらに、パレット2の第2の辺11の隣りの第3の辺12において互いに隣り合って取付けられる第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1の連結部材14Cは、その長手方向一端側が、第3の支柱6Cに取付けられた第1の継手8Cにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、第4の支柱6Dに取付けられた第2の継手9Dにピンを介して回動可能に連結され、第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第2の連結部材15Cは、その長手方向一端側が第4の支柱6Dに取付けられた第1の継手8Dにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が第3の支柱6Cに取付けられた第2の継手9Cにピンを介して回動可能に連結されている。
【0026】
同様に、パレット2の前記第3の辺12の隣りの第4の辺13において互いに隣り合って取付けられる第4及び第1の支柱6D,6A間に設けられた第1の連結部材14Dは、その長手方向一端側が、第4の支柱6Dに取付けられた第1の継手8Dにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、第1の支柱6Aに取付けられた第2の継手9Aにピンを介して回動可能に連結され、第4及び第1の支柱6D,6A間に設けられた第2の連結部材15Dは、その長手方向一端側が第1の支柱6Aに取付けられた第1の継手8Aにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が第4の支柱6Dに取付けられた第2の継手9Dにピンを介して回動可能に連結されている。
【0027】
上述のように、図1乃至図4に示した物品運搬保管装置においては、各第1の連結部材14は、その長手方向一端側が、パレット2の各辺10,11,12,13において互いに隣り合って位置する2本の支柱6のうちの一方の支柱6に取付けられた第1の継手8に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱6のうちの他方の支柱6に取付けられた第2の継手9に回動可能に連結され、各第2の連結部材15は、その長手方向一端側が、上述の他方の支柱6に取付けられた第1の継手8に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、上述の一方の支柱6に取付られた第2の継手9に回動可能に連結されている。このように、各支柱6は、第1及び第2の連結部材14,15を支える支柱としての機能を果す。
【0028】
また、第1及び第2の連結部材14,15のそれぞれに、上述の如く連結された第1及び第2の継手8,9は、その少なくとも一方が、これらの取付けられた各支柱6に対して、その長手方向に移動可能に組付けられている。図示した例では、各第2の継手9が、各支柱6の下部に位置し、図4に示すようにねじ20又は溶接などによって各支柱6にそれぞれ固定され、しかも各第1の継手8は、各支柱6に対してその長手方向に摺動自在に嵌合している。第1の継手8を支柱6に対し固定し、第2の継手9を支柱6に対して摺動可能に嵌合し、或いは第1及び第2の継手8,9を共に支柱6に対して摺動可能に嵌合してもよい。
【0029】
図1に示したパレット2は、運搬すべき物品1の大きさに対応した各種サイズのものが予め用意されている。物品1を運搬するときは、その物品1の大きさに適したパレット2を選択し、その上面の物品載置面5上に物品1を載せ、必要に応じて、その物品1をボルトなどによってパレット2に固定し、しかも必要に応じてその物品1をカバー31で覆う。このとき、選択したパレット2のサイズに応じて、その突部7の間の間隔D1,D2が異なるが、その間隔D1,D2に合致するように、パレット2に取付ける前の支柱6の間の間隔を次のように調整することができる。
【0030】
すなわち、パレット2に取付ける前の支柱6のうちの互いに隣り合う2本の支柱6A,6Bと6C,6Dを図1に矢印Aで示す如く、互いに離間する向きに押圧すると、各第1の継手8が各支柱6に対して下方に摺動し、第1及び第2の支柱6A,6Bの間の間隔と、第3及び第4の支柱6C,6Dの間の間隔が拡げられる。このとき、同時に第1及び第4の支柱6A,6Dと、第2及び第3の支柱6B,6Cは矢印Bで示すように互いに離間する向きに移動して、これらの支柱間の間隔も拡げられる。
【0031】
逆に、各支柱6を矢印A,Bと反対の側に加圧すれば、各第1の継手8が支柱6に沿って上方に移動するので、互いに隣り合う支柱間の間隔が狭められる。このように図1に示した例では、パレット2の各辺10,11,12,13に互いに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その各間隔が互いに連動して調整される。
【0032】
上述のようにして、選択したパレット2の突部7の間の間隔D1,D2に合せて、隣り合う各支柱6の間の間隔を調整した後、物品1の載置されたパレット2の各突部7に各支柱6の下部を嵌着する。その際、各支柱6の下部に固定された各第2の継手9の中心孔を各突部7に嵌着することにより、4本の支柱6をパレット2の四隅に着脱可能に取付けるように構成してもよく、また図7を参照して後に説明する例のように各支柱6をパレット2に着脱可能に取付けてもよい。
【0033】
上述のように、突部7の間の間隔D1,D2が異なるパレット2を複数用意しておくことによって、そのいずれのパレット2にも、間隔を調整した支柱6を取付けることができる。
【0034】
また、第1及び第2の連結部材14,15を互いに連結せずにフリー状態にしておいてもよいが、図示した例では、互いに対をなした第1及び第2の連結部材14,15の中間部が枢ピン21によって互いに回動可能に連結されており、これによって各支柱6の間の間隔を調整するとき、第1及び第2の連結部材14,15をスムーズに作動させ、各支柱間の間隔調整作業を円滑に行うことができる。これは、後に説明する実施形態例においても同じである。
【0035】
第1及び第2の継手8,9を共に各支柱6に対してその長手方向に摺動可能に嵌合しても、上述した支柱間の間隔調整作業を行うことができるが、そのいずれか一方の継手、例えば図1に示した例のように第2の継手9を支柱6に対して固定し、他方の継手8を支柱6に対して摺動可能に組付けると、支柱間の間隔調整作業時に第1及び第2の連結部材14,15を円滑に作動させることができ、楽にその作業を行うことが可能となる。支柱間の間隔を調整した後、例えば図示していないねじなどによって、第1の継手8を各支柱6に固定するように構成することもできる。
【0036】
上述のように支柱6をパレット2に組付けることによって、図2に示す如く組立てられた物品運搬保管装置30を構成できる。このとき、4本の支柱6と、第1及び第2の連結部材14,15によって囲まれた収容空間に物品載置面5上に載せられた物品1(図2には示さず)が収容される。この状態で、例えば図示していないフォークリフトのフォークをパレット2の下側に差し込み、フォークを上昇させることにより物品運搬保管装置30を持ち上げて物品1を運搬できる。また、物品1を搭載したままの物品運搬保管装置をトラックや船舶又は鉄道車輌に移し、これを輸送することができる。また、物品運搬保管装置30に収容した物品1を倉庫などに保管することもできる。このように、物品1を運搬し、又はこれを保管するとき、物品1はその四方を第1及び第2の連結部材14,15によって取り囲まれているので、その物品1を保護することができる。
【0037】
一方、パレット2は、その物品載置面5とは反対側の裏面の側に、他の物品運搬保管装置の上部が着脱可能に連結される連結部を有しており、図1に示した例では、パレット2の各脚部4の4個所に係合孔22より成る連結部が形成されている。
【0038】
かかる構成により、図2に示すように、物品(図2には示さず)を搭載した物品運搬保管装置を上下に複数個安定した状態で積み重ねることができる。すなわち、図1に示すように物品運搬保管装置の各支柱6の上部に、先端が尖ったキャップ23を脱着可能に嵌合しておき、その物品運搬保管装置30を図2に示すように例えば倉庫内に載置する。そして、その物品運搬保管装置30の上方に、当該物品運搬保管装置30と全く同じく構成された他の物品運搬保管装置30Aを例えばフォークリフトによって持ち上げて載置する。このとき、下方の物品運搬保管装置30の4本の支柱6の上部に嵌着したキャップ23(図1)を、上方の物品運搬保管装置30Aのパレットに形成された係合孔22(図1)にそれぞれ嵌着する。これにより、複数の物品運搬保管装置30,30Aを互いに上下に位置決めして積み重ねることができ、倉庫内のスペースを有効に利用して、物品1を保管しておくことができる。また、複数の物品運搬保管装置を上下に重ねた状態で、これらを一緒に運搬することもできる。
【0039】
各支柱6の上部に嵌着するキャップ23は、各支柱6を係合孔22に係合させやすくするものであり、かかるキャップ23を用いずに、直に各支柱6の先端を係合孔22に係合するように構成してもよい。その際、各支柱6の先端をキャップ23と同様に先細り状に形成することによって、その各支柱6を容易に係合孔22に係合させることができる。
【0040】
また、物品運搬保管装置の非使用時には、そのパレット2から4本の支柱6を抜き取り、その各支柱6を互いに接近する向きに近づけると、第1及び第2の連結部材14,15が畳まれ、これらの全体を図5に示すようにコンパクトに折り畳むことができ、これを極めて小さなスペースに格納することができる。このように、支柱6と連結部材14,15は折り畳み自在な支柱ユニット32を構成している。
【0041】
一方、支柱6を取り除かれたパレット2は、図6に示すように上下に重ねて格納することができる。このとき、パレット2の物品載置面5に突設された突部7を、その上方のパレット2の係合孔22(図1)にそれぞれ係合することによって、各パレット2を正しく上下に位置決めして積み重ねておくことができる。このように、支柱ユニット32とパレット2を何度も使用することができ、従来のダンボールなどから成る物品運搬保管装置のように、運搬先で廃棄しなければならぬものをなくし、或いは少なくすることができる。
【0042】
上述のように、図1乃至図6に示した物品運搬保管装置によれば、運搬し、又は保管すべき物品1の大きさが実質的にいかなるときも、これに応じたパレット2を選択し、その突部7の間隔D1,D2に対応させて支柱6の間隔を調整することにより、その物品を容易に運搬し、ないしは保管することができる。
【0043】
ところが、上述した構成だけであると、支柱6は長く延びた細長い部材であるため、支柱6をパレット2に取付けたとき、支柱6の上部に、横方向から外力が加えられると、その支柱6の上部がぐらつき、パレット2に取付けられた支柱ユニット32が不安定となるおそれがある。また互いに隣り合う支柱6の上部の間の間隔を常に一定に保つことが難しく、その間隔が所定の間隔よりも大きくなり、又は小さくなることがある。このため、図2に示したように物品運搬保管装置30の上に他の物品運搬保管装置30Aを載せるべく、上側の物品運搬保管装置30Aのパレット2の係合孔(図1)を、下側の物品運搬保管装置30の支柱6の上端部に取付けられたキャップ23に嵌合させるとき、支柱6の上部の間隔を手で強制的に矯正しながら係合孔22とキャップ23を嵌合させなければならず、その作業が煩雑なものとなる。これは、キャップ23を設けずに、各支柱6の上部と係合孔22を直に嵌合させる場合も同様である。
【0044】
そこで、図1乃至図6に示した物品運搬保管装置には、図1に示すように、支柱6の上部を連結して支柱間の間隔を正しく保つための規制手段34が設けられている。ここに例示した規制手段34は、金属、硬質樹脂又は木材などから成る2本の架橋部材35,35Aを有している。これらの架橋部材35,35Aは、細長く延びた棒状ないしは板状に形成され、その長手方向各端部に取付孔36がそれぞれ形成されている。各架橋部材35,35Aの両取付孔36の間の間隔は、パレット2の突部7,7間の間隔D2に等しく設定されている。
【0045】
図1を参照して先に説明したように、4本の支柱6の各下端部をパレット2の突部7に嵌着して、支柱ユニット32をパレット2に取付けた後、第1の支柱6Aと第4の支柱6Dの上部のキャップ23に、一方の架橋部材35の取付孔36をそれぞれ嵌合する。キャップ23が設けられていないときは、各取付孔36を各支柱6A,6Dの上部に直に嵌合する。同様にして、他方の架橋部材35Aの各取付孔36を、第2の支柱6Bと第3支柱6Cの上部のキャップ23に嵌合する。これにより互いに隣り合う支柱6A,6D;6B,6Cの上部が互いに一体的に連結される。よって各支柱の上部の間隔は、パレット2の突部7間の間隔D2にほぼ等しく規制され、しかも各支柱6の上部が安定する。
【0046】
従って、図2に示したように、物品運搬保管装置30の上に他の物品運搬保管装置30Aを載せるとき、下の物品運搬保管装置30の各支柱6に嵌着されたキャップ23又はその各支柱自体の上部と、上の物品運搬保管装置30Aの各係合孔22を容易に嵌合することができる。しかも、架橋部材35,35Aによって各支柱6の上部が安定するので、物品運搬保管装置30の上に載せられた物品運搬保管装置30Aの安定性も高められる。
【0047】
図1に鎖線で示した2枚の架橋部材35B,35Cの各取付孔36を、支柱6A,6B;6C,6Dの上部に直に又はこれに嵌着されたキャップ23に嵌合し、これらの支柱6A,6B;6C,6Dの間の間隔を、パレット2の突部7の間の間隔D1に合致させるようにしてもよい。また、図1に示した4本の架橋部材35,35A,35B,35Cのうちの少なくとも1つの架橋部材を用いれば、2本の支柱6の上部の間隔を正しく維持することができ、規制手段34の目的を達成できる。さらに、図1に示した4枚の架橋部材の2以上、例えばその全てを一体に形成し、四角形の枠状の規制手段を構成することもてきる。
【0048】
また架橋部材を支柱6から外すことによって、支柱ユニット32を図5に示すように支障なく折り畳むことができる。このように、規制手段34は支柱6に対して着脱可能となっているのである。
【0049】
上述のように、規制手段34は、複数の支柱、図1乃至図6の例では4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、少なくとも2本の支柱6の上部を連結して、両支柱間の間隔を規制する用をなすものである。
【0050】
図7乃至図10に示した実施形態例の物品運搬保管装置も、例えば複写機などの物品1(図9及び図10参照)が載置されるパレット2と、そのパレット2の四隅に、当該パレット2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる第1乃至第4の支柱6A,6B,6C,6D(図7)を有している。すなわち、パレット2上に四角形を仮想したとき、その四角形の各コーナ部に各支柱6がそれぞれ着脱可能に立設されるのである。この場合も、その各支柱6の下部を、図1に関連して先に説明した方法でパレット2に着脱可能に取付けることもできるが、図7に示した例では、パレット2の物品載置面5の四隅に取付孔24を穿設し、これらに、各支柱6の下部を直接、又はその下部に嵌着したキャップ25を差し込むことによって、各支柱6をパレット2に着脱可能に取付けるように構成されている。また、図7に示したパレット2は、デッキボード3の下面に3本の脚部4,4,4Aが固定されている。パレット2の他の構成は、図1に示したパレット2と実質的に変りはない。
【0051】
図7に示した例では、その各支柱6に第1及び第2の継手8,9のほかに、第3の継手26が取付けられている。この第3の継手26についても、その個々の継手に対して符号26A,26B,26C,26Dを付して、そのそれぞれを識別する。
【0052】
上述のように、図7に示した物品運搬保管装置は、第1乃至第4の各支柱6A乃至6Dにそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1乃至第3の継手8,9,26を有しており、しかも図1の物品運搬保管装置と同様に、支柱6がパレット2に取付けられたとき、そのパレット2の各辺10乃至13において互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱6A,6B、第2及び第3の支柱6B,6C、第3及び第4の支柱6C,6D、並びに第4及び第1の支柱6D,6Aのそれぞれを互いに連結する第1及び第2の連結部材14,15を具備している。
【0053】
また、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、第2及び第3の継手9,26は、第1の継手8よりも下方に位置し、かつ第2の継手9は第3の継手26よりも下方に位置していて、第1乃至第4の支柱6A乃至6Dがパレット2に取付けられた状態で、各第1及び第2の連結部材14,15は、それぞれ互いにクロスした状態で位置する。
【0054】
さらに、各第1及び第2の連結部材14,15の長手方向各端部は、図3及び図4に示した場合と同様に、ピンを介して各継手に次のように回動可能に連結されている。
【0055】
第1乃至第4の支柱6A乃至6Dがパレット2に取付けられた状態で、パレット2の第1の辺10において互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられた第1及び第2の連結部材14A,15Aの各長手方向一端側が、第1及び第2の支柱6A,6Bにそれぞれ取付けられた第1の継手8A,8Bにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第2及び第1の支柱6B,6Aにそれぞれ取付けられた第2の継手9B,9Aにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0056】
同様に、パレット2の第1の辺10の隣りの第2の辺11において互いに隣り合って位置する第2及び第3の支柱6B,6C間に設けられた第1及び第2の連結部材14B,15Bの各長手方向一端側が、第2及び第3の支柱6B,6Cにそれぞれ取付けられた第1の継手8B,8Cにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第3及び第2の支柱6C,6Bにそれぞれ取付けられた第3の継手26C,26Bにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0057】
さらに、パレット2の第2の辺11の隣りの第3の辺12において互いに隣り合って位置する第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1及び第2の連結部材14C,15Cの各長手方向一端側が、第3及び第4の支柱6C,6Dにそれぞれ取付けられた第1の継手8C,8Dにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第4及び第3の支柱6D,6Cにそれぞれ取付けられた第2の継手9D,9Cにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0058】
また、パレット2の第3の辺12の隣りの第4の辺13において互いに隣り合って位置する第4及び第1の支柱6D,6A間に設けられた第1及び第2の連結部材14D,15Dの各長手方向一端側が、第4及び第1の支柱6D,6Aにそれぞれ取付けられた第1の継手8D,8Aにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第1及び第4の支柱6A,6Dにそれぞれ取付けられた第3の継手26A,26Dにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0059】
上述の如く第1及び第2の連結部材14,15の各端部側には、1個ずつの継手がそれぞれ連結されるが、第1及び第2の連結部材14,15のそれぞれに連結された第1乃至第3の継手8,9,26のうちの少なくとも第2及び第3の継手9,26が、これらの取付けられた各支柱6に対して、その長手方向に移動可能に組付けられている。図示した例では、各支柱6の上部に位置する各第1の継手8が各支柱6に、例えば圧入又はねじ、或いは溶接などによって固定され、第2及び第3の継手9,26が支柱6に対してその長手方向に摺動自在に嵌合している。第1の継手8も、これの取付けられた各支柱6に対して、その長手方向に摺動可能に取付けるようにしてもよい。
【0060】
図7に示した物品運搬保管装置によって物品を運搬するときも、その物品の大きさに合ったパレット2を選択し、図9及び図10に示すように、そのパレット2の上に物品1を載置し、必要に応じて、その物品1をパレット2に着脱可能に固定し、また必要に応じてその物品をカバー31で覆う。一方、選択したパレット2の取付孔24の間の間隔D1,D2に合うように、パレット2に取付ける前の各支柱6の間の間隔を調整する。
【0061】
すなわち、パレット2の第1の辺10と、これに対向する第3の辺12のそれぞれに互いに隣り合って取付けられる第1及び第2の2本の支柱6A,6Bと、第3及び第4の2本の支柱6C,6Dを図7に矢印Aで示す方向、又はこれと逆の方向に押圧する。すると、これらの支柱に取付けられた第2の継手9が各支柱6に沿って上方又は下方に摺動する。これによって、第1及び第2の2本の支柱6A,6Bの間の間隔と、他の第3及び第4の2本の支柱6C,6Dの間の間隔が同じ割合で変化する。その際、この例では、支柱6A,6B;6C,6Dの間隔を調整しただけでは、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cの間隔、及び第4の支柱6Dと第1の支柱6Aの間隔は変化しない。
【0062】
これらの間隔を調整するときは、第2及び第3の支柱6B,6Cと、第4及び第1の支柱6D,6Aを図7に矢印Bで示す方向、又はこれと逆の方向に押圧する。これによって、各支柱に嵌合した第3の継手26がその各支柱6に沿って上下又は下方に移動し、第2及び第3の支柱6B,6Cの間の間隔と、第4及び第1の支柱6D,6Aの間の間隔が同じ割合で変化する。このように、この例の物品運搬保管装置においては、パレット2の一辺と、これに対向する一辺のそれぞれに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その間隔が互いに連動して調整され、しかもパレット2の互いに対向する他の2辺のそれぞれに互いに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その間隔が互いに連動して調整される。このため、各支柱間の間隔の調整を、図1に示した例の場合よりも一層自由に調整することができる。
【0063】
このように間隔が調整される支柱6を取付けることのできる取付孔24の間の間隔D1,D2を有するパレット2を予め用意しておくことにより、そのいずれのパレット2にも、間隔調整後の支柱6を取り付けることができる。
【0064】
上述のようにして、先に説明した実施形態例の場合と全く同様にして、パレット2の物品載置面5上に載せた物品を運搬することができる。また図7に示したパレット2にも、その物品載置面5とは反対側の裏面の側に、他の物品運搬保管装置の4本の支柱の上部が着脱可能に連結される4個の係合孔22より成る連結部を有しており、これによって、図2に示したところと同様にして、組立てられた物品運搬保管装置を上下に積み重ね、物品を小さなスペースに保管することができる(図11参照)。
【0065】
しかも、図7に示した支柱6をパレット2から抜き出せば、その支柱6と第1及び第2の連結部材14,15を図8に示すようにコンパクトに折り畳み、かつパレット2を上下に積み重ねて格納することができる。このように、4本の支柱6と、その各支柱に継手8,9,26を介して連結された連結部材14,15とが、その支柱6をパレット2から外した状態で折り畳み自在な支柱ユニット32Aを構成している。
【0066】
図9は、図7に示した支柱ユニット32Aを、パレット2の上方から下げてパレット2に取付け、又はその支柱ユニット32Aを上方に持ち上げてパレット2から外すときの様子を示している。また図10は、支柱ユニット32Aを折り畳み、これを水平方向に移動させて、その支柱ユニット32Aをパレット2に取付け、又は取外す様子を示している。図9及び図10に示したパレット2に対する支柱ユニット32Aの着脱時の操作は先の説明から明らかである。
【0067】
ここで、図7乃至図10に示した物品運搬保管装置も、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段34(図9)を有している。ここに示した規制手段34は、図1に示した規制手段と変りはない。すなわち、図9に示した規制手段34も、2本の架橋部材35,35Aを有し、その各長手方向各端部に取付孔36が形成され、4本の支柱6をパレット2に取付けた後、架橋部材35,35Aの各取付孔36を、支柱6A,6D;6B,6Cの上部に嵌合する。図7乃至図10に示した例では、各支柱6の上部に直に架橋部材35,35Aの取付孔36を嵌合するように構成されているが、図1に示した例と同じく、各支柱6の上部にキャップを嵌着し、そのキャップに取付孔を嵌合するように構成してもよい。図9に示した規制手段34も、この図に鎖線で他の架橋部材35B,35Cを示したように、図1に示した規制手段に関して先に説明したところと全く同様に、各種改変して構成することもできる。
【0068】
上述のように、図7乃至図10に示した物品運搬保管装置も、その規制手段34によって、パレット2に取付けられた各支柱6の上部を安定させ、かつその支柱間の間隔を正しく保つことができるので、1つの物品運搬保管装置の上に他の物品運搬保管装置を載せるとき、下側の物品運搬保管装置の各支柱6と、上側の物品運搬保管装置の各係合孔22とを、容易に正しく嵌合させることができる。
【0069】
図11に示す物品運搬保管装置の支柱6と連結部材14,15を有する支柱ユニット32Bの基本構成は、図7に示した支柱ユニット32Aと相違はない。図11に示した支柱ユニット32Bにおいては、その第1の継手8が各支柱6に固定されていると共に、その継手8の上部に取付孔37が開口し、パレット2の四隅に突設された突部7に各支柱6の下部が嵌合しているだけ、図7に示した支柱ユニット32Aと相違する。また図11に示したパレット2も、脚部4の上に2つのデッキボード3が固定され、その上面の物品載置面5上に図示していない物品が載置され、必要に応じて、その物品がパレット2に着脱可能に固定される。
【0070】
図11に示した規制手段34Aも、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制するものであり、この規制手段34Aは、2枚の架橋部材35D,35Eを有し、その長手方向各端部には係合ピン38がそれぞれ固定されている。各架橋部材35D,35Eを支柱に取付けるときは、その各係合ピン38を各2本の支柱6の上部の取付孔37に嵌着する。これによって、先の各実施形態例の規制手段34と同じ作用を奏することができる。
【0071】
図12に示した物品運搬保管装置の支柱ユニット32Bは、図11に示した支柱ユニットと変りはなく、またパレット2も、その2本の脚部4の下側面に、該脚部4の長手方向全長に亘って延びる逆V字形の溝によって形成された係合部39が形成されている点を除き、図11に示したパレットと変りはない。
【0072】
図12に示した規制手段34Bも、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制するものであり、ここに示した規制手段34Bも、2本の架橋部材35F,35Gを有している。この点では、先に説明した規制手段34,34Aと相違するところはない。
【0073】
図12に示した規制手段34Bが先の例の規制手段と異なるところは、その架橋部材35F,35Gの横断面形状が、1つの頂点を上に向けたほぼ三角形状をなしている点である。この架橋部材35F,35Gにも、その長手方向各端部に係合ピン38が突設され、パレット2に取付けられた支柱6の上部の第1の継手8に形成された取付孔37に、上記係合ピン38を嵌合することによって、各架橋部材35F,35Gを図13に示すように支柱6に着脱可能に取付けることできる。
【0074】
ここで、図13に示した物品運搬保管装置30の上に、他の物品運搬保管装置30Aを載せるとき、上の物品運搬保管装置30Aのパレット2の下面に形成された逆V字形の係合部39を、下の物品運搬保管装置30の架橋部材35F,35Gの逆V字形の面によって構成された案内部40に嵌合し、この状態で上の物品運搬保管装置30Aを矢印Cで示すように押圧すると、上の物品運搬保管装置30Aを、自動的に下の物品運搬保管装置30に対して位置決めして、下の物品運搬保管装置30上の所定の位置に載せることができる。このときの様子を図14に示す。また係合部39と案内部40の嵌合前の状態と嵌合後の状態を図15及び図16に示す。案内部40は、各架橋部材35F、35Gの上部に、その全長に亘って形成されている。
【0075】
図15及び図16からも判るように、パレット2の係合部39を架橋部材35F,35Gの案内部40に嵌合させたとき、上下の物品運搬保管装置の位置が多少狂っていても、係合部39が案内部40に少しでも嵌合すれば、あとは上の物品運搬保管装置の自重で、その係合部39が案内部40に自動的に正しく嵌合して行き、自動的に上下の物品運搬保管装置を正しく位置決めすることが可能である。
【0076】
上述のように、架橋部材35F,35Gをガイドレールとして利用し、その案内部40に上の物品運搬保管装置30Aのパレット2の係合部39をスライドさせながら、上の物品運搬保管装置30Aを下の物品運搬保管装置30に積載することにより、楽にその積載作業を行うことができる。しかもその積載後に、上の物品運搬保管装置30Aを下の物品運搬保管装置30に対して、その架橋部材35F,35Gの横方向に正しく位置決めして保持することができ、その安定性を向上させることができる。
【0077】
ところが、係合部39は架橋部材35F,35Gの長手方向に摺動可能であるため、物品運搬保管装置の運搬時、又はその保管時に、上の物品運搬保管装置30Aが下の物品運搬保管装置30に対して、架橋部材35F,35Gの長手方向にずれ動くおそれがある。
【0078】
そこで、図15及び図16、並びに脚部4の一部を破断して表わした図17に示すように、架橋部材35F,35Gには適数の凹部41が形成され、脚部4の係合部39には、上記凹部41が係合する係合突起42が形成されている。図18の(a)は、係合部39が案内部40に嵌合する直前の状態を示している。図18の(b)に示すように、係合部39が案内部40に嵌合し、上の物品運搬保管装置30Aが下の物品運搬保管装置30に対して正しく位置決めされたとき、脚部4の係合部39に突設された係合突起42が、架橋部材35F,35Gに形成された凹部41に係合する。これによって、上の物品運搬保管装置30Aのパレット2が、下の物品運搬保管装置30の架橋部材35F,35Gに対して、その長手方向にスライドすることが禁止され、上の物品運搬保管装置30Aが下の物品運搬保管装置30に対してずれ動く不具合を阻止できる。
【0079】
上述のように、凹部41と係合突起42は、パレット2の係合部39を架橋部材35F,35Gに対して係止させるストッパ手段を構成しているが、かかるストッパ手段として、上述した構成以外の各種形態のストッパ手段を採用することができる。例えば、架橋部材35F,35Gの方に係合突起を設け、脚部4の係合部39に、その係合突起が係合する凹部を設けてもよい。また図19の(a),(b)に示すように、脚部4の係合部39に係止孔45を形成すると共に、架橋部材35F,35Gに形成した凹溝に係合ピン43を埋設し、その係合ピン43を圧縮ばね44で上方に付勢するストッパ手段を採用することもできる。上の物品運搬保管装置の脚部4に形成された係合部39が、下の物品運搬保管装置の架橋部材35F,35Gの案内部40に嵌合したが、上の物品運搬保管装置が下の物品運搬保管装置に対して正しく位置決めされていないときは、図19の(a)に示すように、圧縮ばね44は係合部39によって加圧されて圧縮し、係合ピン43は凹溝内に入り込んでいる。上の物品運搬保管装置が下の物品運搬保管装置に対して正しく位置決めされると、図19の(b)に示すように、係合ピン43と係止孔45が合致し、係合ピン43が圧縮ばね44の作用によって係止孔45に入り込んで係合する。これにより、上の物品運搬保管装置が下の物品運搬保管装置に対してずれ動くことを阻止できる。
【0080】
上述のように、図12及び図19に示した物品運搬保管装置の規制手段34Bは、複数(図の例では2本)の支柱6に架け渡されてこれらの支柱6の上部を連結する架橋部材35F,35Gを具備し、該架橋部材35F,35Gは、その上に載せられた他の物品運搬保管装置30Aのパレット2の係合部39が、当該架橋部材35F,35Gの長手方向に摺動可能に嵌合する案内部40を有している。
【0081】
その際、図12乃至図19に示した例では、係合部39と案内部40を逆V字形に形成したが、かかる構成に限定されるものではなく、パレット2の係合部39と架橋部材35F,35Gの案内部40のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が上記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成されていれば、その本来の目的を達成できる。
【0082】
また、図12乃至図19に示した物品運搬保管装置は、上に載せられる他の物品運搬保管装置30Aがその下の物品運搬保管装置30に対して所定の位置を占めたとき、上の物品運搬保管装置30Aのパレットの係合部39を、下の物品運搬保管装置30における上記案内部40を有する架橋部材35F,35Gに対して係止させるストッパ手段を有しており、これによって上の物品運搬保管装置30Aを正しく不動に保持することができる。
【0083】
上述した各構成は、図11及び図12に示した形態の支柱ユニット34Bを有する物品運搬保管装置に限らず、図1乃至図10に示した支柱ユニット34,34Aを有する物品運搬保管装置にも広く適用できるものである。
【0084】
また、以上説明した規制手段34,34A,34Bは、その架橋部材35,35A,35B,35C,35D,35E,35F,35Gが支柱6に対して着脱可能に取付けられ、その架橋部材を支柱6から取外すことによって、支柱ユニットを図5及び図8に示したように折り畳むことができるのであるが、このように支柱6から架橋部材を取外し、その架橋部材と、支柱ユニットを外したパレット2と、その折り畳んだ支柱ユニットを運搬する際、架橋部材が邪魔となるおそれがある。
【0085】
そこで、図20及び図21に例示するように、パレット2の脚部4の内部を中空に形成し、その中空部Sに支柱6から外した架橋部材35F,35Gを収納するように構成することが望ましい。その際、図21に示すように脚部4内に架橋部材を収納したとき、その脚部4の中空部開口に、脚部4を曲げ加工した架橋部材用のストッパ46を設け、中空部Sに収納した架橋部材をパレットごと運搬するとき、架橋部材が中空部Sから抜け出ることを防止することが有利である。
【0086】
他の架橋部材35乃至35Eについても、図20及び図21に示したところと全く同様にして、その架橋部材35乃至35Eをパレット2に収納できるようにすることができる。
【0087】
上述のようにパレット2が、支柱6から外された規制手段を収めるための収納部を有していると、規制手段の運搬時にこれが邪魔となる不具合を防止できると共に、1つのパレット2に対して、これに使用される所定数、図の例では2本の規制手段を収納できるので、パレットと規制手段の運搬時に、その個数を正しく管理できる利点も得られる。
【0088】
以上の説明から了解されるように、図1乃至図21に示した各物品運搬保管装置は、物品1が載置されるパレット2と、該パレット2上に載置された物品1を取り囲むように該パレット2に着脱可能に取付けられる複数の支柱6と、互いに隣り合う2本の支柱6間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、複数の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備している。
【0089】
より具体的に示すと、物品運搬保管装置は、物品1が載置されるパレット2と、そのパレット2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる4本の支柱6と、互いに隣り合って位置する2本の支柱6間の間隔を調整可能に当該2本の支柱6をそれぞれ連結する連結手段と、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備している。図1乃至図6に示した例では、第1及び第2の連結部材14,15と、第1及び第2の継手8,9がその連結手段を構成し、図7乃至図21に示した例では、第1及び第2の連結部材14,15と、第1乃至第3の継手8,9,26がその連結手段を構成している。
【0090】
また、図1乃至図6に示した例の連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱6間の間隔が、全て同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている。これによって、各種サイズの物品を、これに適した大きさの物品運搬保管装置によって運搬し、又はこれを保管することができる。
【0091】
また、図7乃至図21に示した連結手段は、パレット2の一辺と、これに対向する一辺のそれぞれに互いに隣り合って位置する2本の支柱6間の間隔が同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整し、かつパレット2の互いに対向する他の2辺のそれぞれに互いに隣り合って取付けられる2本の支柱6間の間隔が同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている。連結手段が、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔と、その2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支柱間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するのである。
【0092】
また、前述のいずれの物品運搬保管装置においても、パレット2に着脱可能に取付けられる支柱6と、互いに隣り合う2本の支柱6同士をそれぞれ連結する連結手段が、該支柱をパレット2から外した状態で折り畳み自在な支柱ユニット32,32Aを構成しており、これによってパレット2から外した支柱ユニット32を小さなスペースに保管し、又は楽に運搬することができる。
【0093】
また、前述のいずれの物品運搬保管装置においても、パレット2は、その物品載置面5とは反対側に、他の物品運搬保管装置の上部が着脱可能に連結される連結部(図12乃至図21に示した例では脚部4の係合部39)を有しているので、複数の物品運搬保管装置を容易に上下に積み重ねることができる。
【0094】
さらに、上述した各例の物品運搬保管装置において、その各支柱6と、これに取付けられた継手8,9又は8,9,26とを分離可能に組付けると有利である。例えば図1に示した物品運搬保管装置の場合には、前述のように、第2の継手9を支柱6に対して取外し可能なねじ20(図4)によって固定しておき、そのねじ20を外すことによって、図22に示すように、各支柱6を第1及び第2の継手8,9から分離できるように構成する。
【0095】
このように構成すれば、物品運搬保管装置のいずれかの構成要素、例えば1本の支柱6が損傷を受け、これを交換するようなとき、その支柱6を継手から外し、これを新たなものと容易に交換することができる。また、物品運搬保管装置を廃棄処分するときも、各支柱と継手とを分解し、そのそれぞれを分別して処分することが可能となる。従って、第1及び第2の連結部材14,15を各継手から分離できるように、しかも連結部材14,15同士も分離できるように構成することが特に好ましい。
【0096】
【発明の効果】
請求項1乃至8に記載の発明によれば、各支柱間の間隔を調整できるので、いずれのサイズの物品も効率よく運搬し、又はこれを保管することができる。しかも、支柱がパレットに取付けられた状態で、支柱の上部を連結して支柱間の間隔を規制できるので、支柱を安定させ、しかも容易にその物品運搬保管装置の上に他の物品運搬保管装置を積載することができる。さらに、下の物品運搬保管装置の上に、上の物品運搬保管装置を特に楽に積載することができ、下の物品運搬保管装置に対して、上の物品運搬保管装置がずれ動くことを防止できる。
【0097】
また、特に請求項4及び6に記載の発明によると、支柱間の間隔の調整自由度を高めることができる。
【0100】
請求項7に記載の発明によれば、規制手段を支柱から取外すことによって、支柱を確実に折り畳むことができる。
【0101】
請求項8に記載の発明によれば、支柱から取外した規制手段が邪魔とならず、支柱を外したパレットと共に、その規制手段を容易に運搬することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した物品運搬保管装置を組立てて、これを上下に積み重ねたときの様子を示す斜視図である。
【図3】図1に示した第1の継手とこれに連結された連結部材の拡大斜視図である。
【図4】図1に示した第2の継手から支柱を分離して示した分解斜視図である。
【図5】図1に示した支柱を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図6】図1に示したパレットを上下に積み重ねて格納した様子を示す斜視図である。
【図7】図1とは異なる物品運搬保管装置の実施形態例を示す斜視図である。
【図8】図7に示した支柱を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図9】支柱ユニットをパレットに着脱するときの様子を示す斜視図である。
【図10】支柱ユニットをパレットに着脱するときの他の様子を示す斜視図である。
【図11】他の架橋部材の例を示す斜視図である。
【図12】さらに架橋部材の他の例を示す斜視図である。
【図13】図12に示した架橋部材を支柱の上部に取付けたときの様子を示す斜視図である。
【図14】下の物品運搬保管装置の上に他の物品運搬保管装置を積載した様子を示す斜視図である。
【図15】脚部の係合部を架橋部材に嵌合するときの状態を示す斜視図である。
【図16】係合部を架橋部材に嵌合したときの様子を示す斜視図である。
【図17】脚部と架橋部材を示す斜視図である。
【図18】ストッパ手段を示す断面図である。
【図19】他のストッパ手段を示す斜視図である。
【図20】架橋部材をパレットに収納するときの様子を示す斜視図である。
【図21】架橋部材をパレットに収納し終えたときの状態を示す斜視図である。
【図22】図1に示した支柱を第1及び第2の継手から分離したときの様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 物品
2 パレット
4 脚部
5 物品載置面
6 支柱
6A 支柱
6B 支柱
6C 支柱
6D 支柱
8 第1の継手
8A 第1の継手
8B 第1の継手
8C 第1の継手
8D 第1の継手
9 第2の継手
9A 第2の継手
9B 第2の継手
9C 第2の継手
9D 第2の継手
14 第1の連結部材
14A 第1の連結部材
14B 第1の連結部材
14C 第1の連結部材
14D 第1の連結部材
15 第2の連結部材
15A 第2の連結部材
15B 第2の連結部材
15C 第2の連結部材
15D 第2の連結部材
26 第3の継手
26A 第3の継手
26B 第3の継手
26C 第3の継手
26D 第3の継手
30 物品運搬保管装置
30A 物品運搬保管装置
34 規制手段
34A 規制手段
34B 規制手段
35 架橋部材
35A 架橋部材
35B 架橋部材
35C 架橋部材
35D 架橋部材
35E 架橋部材
35F 架橋部材
35G 架橋部材
39 係合部
40 案内部

Claims (8)

  1. 物品が載置されるパレットと、該パレット上に載置された物品を取り囲むように該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記複数の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、該規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置。
  2. 物品が載置されるパレットと、該パレットの物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる4本の支柱と、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔を調整可能に当該2本の支柱をそれぞれ連結する連結手段と、前記4本の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、該規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置。
  3. 前記連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔が、全て同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている請求項1又は2に記載の物品運搬保管装置。
  4. 前記連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔と、その2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支柱間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている請求項1又は2に記載の物品運搬保管装置。
  5. 物品が載置されるパレットと、該パレットの物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる4本の支柱と、各支柱にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1及び第2の継手と、互いに隣り合って位置する2本の支柱をそれぞれ互いに連結する第1及び第2の連結部材と、前記4本の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、4本の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記第2の継手は第1の継手よりも下方に位置し、前記4本の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記第1及び第2の連結部材は、それぞれ互いにクロスして位置すると共に、各第1の連結部材は、その長手方向一端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱のうちの一方の支柱に取付けられた第1の継手に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱のうちの他方の支柱に取付けられた第2の継手に回動可能に連結され、各第2の連結部材は、その長手方向一端側が、前記他方の支柱に取付けられた第1の継手に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、前記一方の支柱に取付られた第2の継手に回動可能に連結され、前記第1及び第2の継手の少なくとも一方が、これらの取付けられた各支柱に対して、その長手方向に移動可能に組付けられていて、前記規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置。
  6. 物品が載置されるパレットと、該パレットの物品載置面に対してほぼ垂直に立上った状態で、かつ着脱可能に取付けられる第1乃至第4の支柱と、第1乃至第4の各支柱にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1乃至第3の継手と、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱、第2及び第3の支柱、第3及び第4の支柱、並びに第4及び第1の支柱のそれぞれを互いに連結する第1及び第2の連結部材と、前記4本の支柱がパレットに取付けられた状態で少なくとも2本の支柱の上部を連結して両支柱間の間隔を規制する規制手段とを具備し、4本の支柱がパレットに取付けられた状態で、前記第2及び第3の継手は、第1の継手よりも下方に位置し、かつ第2の継手は第3の継手よりも下方に位置していて、前記第1乃至第4の支柱が前記パレットに取付けられた状態で、前記各第1及び第2の連結部材は、それぞれ互いにクロスした状態で位置すると共に、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第1及び第2の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第2及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第2及び第3の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第2及び第3の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第3及び第2の支柱にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第3及び第4の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第3及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第4及び第3の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、互いに隣り合って位置する第4及び第1の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第4及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第1及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能に連結され、前記第1乃至第3の継手のうちの少なくとも第2及び第3の継手が、これらの取付けられた各支柱に対して、その長手方向に移動可能に組付けられて、前記規制手段は、複数の支柱に架け渡されてこれらの支柱の上部を連結する架橋部材を具備し、該架橋部材は、その上に載せられた他の物品運搬保管装置のパレットの係合部が、当該架橋部材の長手方向に摺動可能に嵌合する案内部を有し、前記パレットの係合部と前記架橋部材の案内部のうちの一方の横断面形状が山状に形成され、かつ他方の横断面形状が前記山状の部分に相対的に摺動可能に嵌合する溝状に形成され、前記係合部は、前記パレットの脚部の下側面に、その全長に亘って形成され、前記案内部は、各架橋部材の上部に、その全長に亘って形成され、前記の他の物品運搬保管装置がその下の物品運搬保管装置に対して所定の位置を占めたとき、前記パレットの係合部を、前記案内部を有する架橋部材に対して係止させるストッパ手段を具備する物品運搬保管装置。
  7. 前記規制手段は、支柱に対して着脱可能に取付けられる請求項1乃至6のいずれかに記載の物品運搬保管装置。
  8. 前記パレットは、前記支柱から外された規制手段を収めるための収納部を有している請求項7に記載の物品運搬保管装置。
JP06069799A 1998-04-10 1999-03-08 物品運搬保管装置 Expired - Fee Related JP3948691B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06069799A JP3948691B2 (ja) 1999-03-08 1999-03-08 物品運搬保管装置
KR10-1999-0012559A KR100393407B1 (ko) 1998-04-10 1999-04-09 물품운반보관장치 및 그 장치에 의해 운반된 물품
DE19916050A DE19916050A1 (de) 1998-04-10 1999-04-09 Artikel-Transport/Speicher-Apparat und Artikel, der von dem Apparat transportiert wird
CNB991076389A CN1173862C (zh) 1998-04-10 1999-04-10 物品搬运保管装置及由该装置搬运的物品
US09/290,551 US6293400B1 (en) 1998-04-10 1999-04-12 Article transporting/storing apparatus and article transported by the apparatus
NL1013100A NL1013100C2 (nl) 1999-03-05 1999-09-20 Artikelvervoer/opslaginrichting en artikel dat met de inrichting wordt vervoerd.
GB9922955A GB2349135B (en) 1999-03-05 1999-09-28 Article transporting/storing apparatus
FR9912204A FR2790448B1 (fr) 1999-03-05 1999-09-30 Appareil de transport/stockage d'article
FR0504544A FR2872132A1 (fr) 1999-03-05 2005-05-04 Appareil de transport/stockage d'article

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06069799A JP3948691B2 (ja) 1999-03-08 1999-03-08 物品運搬保管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000255573A JP2000255573A (ja) 2000-09-19
JP3948691B2 true JP3948691B2 (ja) 2007-07-25

Family

ID=13149758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06069799A Expired - Fee Related JP3948691B2 (ja) 1998-04-10 1999-03-08 物品運搬保管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3948691B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000255573A (ja) 2000-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4912345B2 (ja) 物品運搬保管装置
US6422407B2 (en) Article transporting/storing apparatus
US20080223262A1 (en) Pallet With Foldable Platform Surface
JP2011525457A (ja) 折り畳み式コンテナおよび折り畳まれたコンテナを輸送する方法
JP3888809B2 (ja) 物品運搬保管装置
SK1772019U1 (sk) Skladateľný viacposchodový obal s flexibilnými vložiteľnými bunkami na prepravu tovaru
US20080190810A1 (en) Collapsible Transport and Storage Container
US20070227406A1 (en) Pallet table
AU2010333689A1 (en) Underlay device for transportation and presentation containers
WO2008012556A2 (en) A packaging module
JP3948691B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP2006306498A (ja) 長尺フィルムのロールコンテナ
US5647493A (en) Shipping and storage rack
JPH11348985A (ja) 物品運搬保管装置
JP4462584B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP4162177B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP4592028B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP3992213B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP4010433B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP4124932B2 (ja) 物品運搬保管装置
JP2001122260A5 (ja)
GB2105683A (en) Collapsible container
JP2001055232A (ja) 物品運搬保管装置
JP5134910B2 (ja) 輸送用ラック
JP2000255572A (ja) 物品運搬保管装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees