JP4001217B2 - 物品運搬保管装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を運搬し、又はこれを保管するとき、又はその他の目的で当該物品を載置する物品運搬保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気製品などの工業製品、その部品、建築材料、家具、天然物又はその他の各種物品を運搬し、又はこれを保管する際に用いられる物品運搬保管装置は従来より周知である。従来のこの種の物品運搬保管装置は、一般に、物品を載置するパレットと、このパレットの四隅に、その物品載置面に対して垂直に立上った状態で固定された4本の支柱と、互いに隣り合う支柱間同士を固定連結する連結部材とによって構成されている。かかる物品運搬保管装置によって物品を運搬し、又は保管するには、4本の支柱の内側の空間に物品を収容してこれをパレット上に載置し、その物品を物品運搬保管装置ごと運搬し、又は保管する。
【0003】
ところが、この種の物品運搬保管装置を用いて運搬し、又は保管すべき物品は、大サイズのものから小サイズのものまであるのに対し、上述した従来の物品運搬保管装置は、物品を収容する空間の容積が一定している。このため、或る特定の大きさの物品運搬保管装置を用い、これに見合ったサイズの物品を運搬し又は保管することはできるが、その物品運搬保管装置の物品収容空間よりも大サイズの物品については、これを物品運搬保管装置に収容することができないため、その物品を当該物品運搬保管装置を用いて運搬したり保管することはできない。また物品収容空間よりも極端に小さな物品をその物品運搬保管装置を用いて運搬し、又は保管したとすれば、その運搬効率が低下し、或いはその物品運搬保管装置の設置スペースを無駄に使うことになり好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、かつ輸送中の物品に対して大きな衝撃が加えられることを防止できる物品運搬保管装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができるように、互いに間隔をあけて前記パレットに取付けられる複数の支柱とを有し、少なくとも1つの支柱間間隔が調整可能に、互いに隣り合う2本の支柱同士がそれぞれ連結されている物品運搬保管装置であって、前記パレットが、ベース部材と、該ベース部材に取付けられた台座と、該台座と前記ベース部材との間に配置された緩衝部材とを有し、前記台座とベース部材は、ボルトと該ボルトに螺着されたナットとによって取付けられていて、前記緩衝部材が前記ボルトに嵌合した状態で配置され、前記ナットが、前記支柱の下部をパレットに取付けるための取付ピンを兼用していて、前記ベース部材に溝が形成され、該溝に前記ボルトの頭部が係合し、該ボルトの軸部が前記台座に形成された取付孔を貫通し、該軸部に形成された雄ねじに前記ナットが螺着され、互いに間隔をあけてほぼ平行に配置された2つのベース部材が設けられ、前記溝は各ベース部材の長手方向全長に亘って形成され、前記台座は両ベース部材に架け渡された状態に配置されていることを特徴とする物品運搬保管装置を提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る物品運搬保管装置の一例を示す斜視図であり、ここに示した物品運搬保管装置は、物品を運搬するとき、又は物品を一時的又は長期に亘って保管するとき、或いはその他の目的で、物品を載置しておくものであり、物品保持装置とも称せられるものである。かかる物品運搬保管装置は、例えば、図示する如く複写機より成る物品1が載置されるパレット2を具備する。ここに例示したパレット2は、図2に明示するように、互いに平行に延びる2つのベース部材4と、その両ベース部材4に架け渡された状態で各ベース部材4に固定された2つの台座3,3Aを有し、その台座3,3Aの上面が、物品1を載せ置く物品載置面5となっている。ベース部材4は、床面や地面などの物品運搬保管装置設置面上に配置され、その上に台座3,3Aが位置する。この例のベース部材4はパレット2の脚部としての用をなす。ここに例示したパレット2の全体的な平面形態はほぼ四角形であり、かかるパレット2は、硬質の樹脂、金属、又は木材などの剛性の大なる材料によって構成されている。平面形態が四角形以外、例えば楕円形又は円形などのパレットを用いることもできる。
【0012】
また、物品運搬保管装置は、図1に示すようにパレット2に載置された物品1を取り囲むことができるように、互いに間隔をあけてパレット2に取付けられた複数の、図示した例では4本の支柱6と、後に詳しく説明するように互いに隣り合う支柱6同士をそれぞれ連結する支柱連結手段とを有している。各支柱6は、後述する如く支柱6の全長に亘って延びる中心孔62(図4)を有している。
【0013】
本例の物品運搬保管装置は、その複数の支柱6が、パレット2に対して着脱可能に取付けられるように構成され、図2は支柱6が取付けられる前のパレット2を示し、図3はパレット2に取付けられる前の支柱6示している。図2に示すように、パレット2は、その物品載置面5の側に突設された複数の取付ピン7を有し、図示した例では、パレット2の物品載置面5の側に四角形(正方形ないしは長方形)を仮想したとき、その四角形の各コーナ部の各パレット部分に、各取付ピン7が突設され、合計で4個の取付ピン7が設けられている。各取付ピン7は、台座3,3Aの四隅にそれぞれ位置し、上述の仮想四角形の内側に物品1が載置される。
【0014】
物品1を運搬し、又は保管するとき、支柱6をパレット2に取付ける前に、パレット2の物品載置面5上に図1に示す如く物品1を載せ置く。このとき、パレット2上に載せられた物品1は、必要に応じて、例えば物品1側に突設された図示していないピンと、パレット2に形成され、物品1の側のピンが嵌合する同じく図示していない孔などから成る物品位置決め手段によってパレット2に対して位置決めされ、或いは例えばボルトとナットより成る物品固定手段によってパレット2上に容易に取外せるように固定される。次いで、図2及び図3に矢印Pで示すように、各支柱6の下部を上述の各取付ピン7に嵌合し、当該支柱6をパレット2に取付ける。パレット2に取付けられた各支柱6は、図1に示すようにパレット2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立ち上がった状態で、パレット2上に載置された物品1を取り囲み、パレット2の各辺10,11,12,13において2本ずつの支柱6が互いに隣り合って位置する。各支柱6は上述の仮想四角形の各コーナ部にそれぞれ位置するのである。
【0015】
パレット2に設けられた4つの取付ピン7は、支柱6の下部が取付けられる支柱取付部の一例を構成し、図示した例では各支柱6が直接、その支柱取付部に取付けられるが、図示していない他の中間部材を介して取付けるようにしてもよい。支柱6は、パレット2に直接又は他の部材を介して取付けられるのである。パレット2に複数の取付孔より成る支柱取付部を設け、その各取付孔に各支柱6の下部を直接、又はその各支柱に固定したピンなどを嵌合して、支柱6をパレット2に取付けるようにしてもよい。本例の各支柱6は、パレット2に対して手操作で容易に着脱できるように取付けられ、また手操作で容易にパレット2から取外される。なお、4本の各支柱6を識別する必要のあるときは、これらを、第1の支柱6A、第2の支柱6B、第3の支柱6C及び第4の支柱6Dと称することにする。
【0016】
本例の支柱連結手段は、互いに隣り合う2本の支柱間のそれぞれに、互いにクロスした状態、すなわち互いに交差した状態で配置された第1及び第2の連結部材14,15と、その各連結部材14,15の各端部を各支柱6に回動可能に連結する継手とを有している。以下にその具体的構成例を明らかにする。
【0017】
図4は、図1に示した物品運搬保管装置の第4の支柱6Dとこれに設けられた継手の拡大斜視図であり、図5はその一部の分解斜視図である。これらの図において、支柱6は金属又は樹脂の押出し材より成り、その長手方向全長に亘って互いに平行に延びるガイド溝54,55が形成され、その各ガイド溝54,55の上部には、小さな部片より成る第1の継手108,208の基部がそれぞれ嵌合している。また支柱6には、その角部に、当該支柱6の全長に亘って延びる他の溝57が形成され、その溝57にはプレート状のナット58が当該溝57に沿って摺動可能に嵌合している。2つの第1の継手108,208とナット58は、その各溝54,55,57に支柱6の上端部又は下端部から挿入され、挿入された第1の継手108,208とナット58は、溝54,55,57に対して摺動可能ではあるが支柱6の半径方向に離脱することはない。
【0018】
支柱6の上部には、金属又は樹脂板などから成る固定部材56が配置され、その固定部材56に形成された貫通孔60,61に、上述の各第1の継手108,208が、それぞれがたつくことなく嵌合している。固定部材56に形成された2つの孔にねじ59がそれぞれ挿通され、そのねじ59が、溝57に嵌合したナット58のねじ孔に螺着され、これによって2つの第1の継手108,208がそれぞれ支柱6に対して不動に固定される。
【0019】
また、上述の各ガイド溝54,55には、小部片より成る第2の継手109,209の基部がそれぞれ摺動自在で、かつ支柱6の半径方向に離脱することなく嵌合している。前述のように、支柱6の中心部には、その全長に亘って延びる中心孔62が形成され、その中心孔62の下部と図2に示した取付ピン7が互いに嵌合することにより、支柱6がパレット2に着脱可能に取付けられる。
【0020】
図1及び図3に示した他の支柱6A,6B,6Cも上述したところと同様に構成され、その各支柱6A,6B,6Cに上述したところと実質的に同様にして2つずつの第1及び第2の継手が取付けられている。よって、他の支柱6A,6B,6Cの構造と、その各支柱に取付けられた第1及び第2の継手の構成に関する説明は省略する。
【0021】
図1及び図3に示したように、互いに隣り合う支柱6間にそれぞれ設けられた第1及び第2の連結部材14,15は、例えば金属、硬質樹脂又は木材などの剛体より成り、直線状に延びた棒状ないしは細板状に形成され、両連結部材14,15は、その中間部においてピン21によって互いに回動可能に連結されている。
【0022】
ここで、図3に示したように互いに隣り合う2本の第3及び第4の支柱6C,6Dと、これらの支柱6C,6Dの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15について考えると、その第2の連結部材15の上部側の長手方向一端側15Aは、図4に示すように、第4の支柱6Dに前述の如く固定配置された2つの第1の継手108,208のうちの一方の第1の継手108にピン16を介して回動可能に連結されている。またこの第2の連結部材15の下部側の長手方向他端側15Bは、図3から判るように、第3の支柱6Cに摺動自在に取付けられた2つの第2の継手のうちの一方の第2の継手にピンを介して回動可能に連結されている。
【0023】
一方、第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1の連結部材14の上部側の長手方向一端側14Aは、第3の支柱6Cに固定配置された2つの第1の継手のうちの一方の第1の継手にピンを介して回動可能に連結されている。また第1の連結部材14の下部側の長手方向他端側14Bは、図4に示すように、第4の支柱6Dに摺動自在に取付けられた2つの第2の継手109,209のうちの一方の第2の継手109にピン17を介して回動可能に連結されている。
【0024】
全く同様に、第1及び第4の支柱6A,6D間に配置された第1の連結部材14の上部側の長手方向一端側14Aは、図4に示した他方の第1の継手208にピン18を介して回動可能に連結され、その第1の連結部材14の下部側の長手方向他端側14Bは第1の支柱6Aに摺動自在に取付けられた一方の第2の継手にピンを介して回動可能に連結されている。同じく、第1及び第4の支柱6A,6D間に配置された第2の連結部材15の上部側の長手方向端側15Aは第1の支柱6Aに固定配置された一方の第1の継手にピンを介して回動可能に連結され、その下部側の長手方向他端側15Bは、図4に示すように、第4の支柱6Dに摺動自在に取付けられた他方の第2の継手209にピン19を介して回動可能に連結されている。
【0025】
互いに隣り合う第1及び第2の支柱6A,6Bの間と、第2及び第3の支柱6B,6Cの間にそれぞれ設けられた第1及び第2の連結部材14,15も、上述したところと全く同様にして、それぞれ第1及び第2の継手を介して、各支柱に連結されており、その構成は上述したところから明らかであるため、その詳細な説明は省略する。なお、互いに交差して位置する第1及び第2の連結部材14,15は、水平方向にわずかに位置をずらして位置しているので、その2つの連結部材14,15が後述するようにピン21のまわりを回動するとき、その回動が円滑に行われるように、各連結部材14,15の各端部が連結される第1及び第2の継手を、支柱6D以外の各支柱のガイド溝55A,54Aに嵌合させるようにすることもできる。これらのガイド溝54A,55Aは、前述のガイド溝54,55に対して互いに平行に支柱6の長手方向に延びている。
【0026】
4本の支柱6は、前述のようにしてパレット2に取付けられるが、そのパレット2は、運搬し、又は保管すべき物品1の大きさや形態やその個数に対応した各種サイズのものが予め用意されていて、その物品1の大きさや形態や個数に適したパレット2を選択し、その上面の物品載置面5上に物品1を載せる。このとき、選択したパレット2のサイズに応じて、その取付ピン7の間の間隔D1,D2(図2)が異なるが、その間隔D1,D2に合致するように、パレット2に取付ける前の支柱6の間の間隔d1,d2(図3)を次のように調整する。
【0027】
すなわち、パレット2の第1の辺10と、これに対向する第3の辺12のそれぞれに隣り合って取付けられる第1及び第2の2本の支柱6A,6Bと、第3及び第4の2本の支柱6C,6Dを、図3に矢印Aで示す如く互いに離間する方向、又はこれと逆の方向に押圧する。すると、これらの支柱間にそれぞれ位置する第1及び第2の連結部材14,15の下部側の長手方向他端側がそれぞれ回動可能に連結された各第2の継手109(図4)が各支柱のガイド溝に沿って上方又は下方に摺動する。これによって、第1及び第2の連結部材14,15はピン21のまわりに互いに回動し、第1及び第2の2本の支柱6A,6Bの間の間隔d1と、他の第3及び第4の2本の支柱6C,6Dの間の間隔d1が同じ割合で変化する。その際、支柱6A,6Bと6C,6Dの間の間隔d1を調整しただけでは、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cの間の間隔d2、及び第4の支柱6Dと第1の支柱6Aの間の間隔d2は変化しない。
【0028】
これらの間隔d2を調整するときは、第2及び第3の支柱6B,6Cと、第4及び第1の支柱6D,6Aを、図3に矢印Bで示すように互いに離間する方向、又はこれと逆の方向に押圧する。これによって、その各連結部材14,15の下部側の長手方向他端側がそれぞれ回動可能に連結された各第2の継手209(図4)が各支柱のガイド溝に沿って上方又は下方に摺動し、これによって第1及び第2の連結部材14,15がピン21のまわりに回動して第2及び第3の支柱6B,6Cの間の間隔d1と、第1及び第4の支柱6A,6Dの間の間隔d1が同じ割合で変化する。
【0029】
上述のように、2本の支柱同士をそれぞれ連結する支柱連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱6間の間隔と、その2本の支柱6に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支柱6間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている。これにより、各支柱間の間隔を自由に調整することができる。間隔を調整した支柱6を、物品1が載せられたパレット2に、前述のようにして取付ける。
【0030】
上述のように取付ピン7の間の間隔D1,D2が互いに異なる複数種類のパレット2を予め用意しておき、その1つを選択することにより、そのパレット2の取付ピン7間の間隔D1,D2に合せて、支柱6間の間隔d1,d2を調整し、該支柱6を取付ピン7に取付けることができる。4本の支柱6と、互いに隣り合う2本の支柱をそれぞれ連結する支柱連結手段は、一体的な支柱ユニット32を構成している。
【0031】
上述のようにして支柱6をパレット2に組付けることによって、図1に示す如く組立てられた物品運搬保管装置を構成できる。このとき、4本の支柱6によって囲まれた収容空間に、物品載置面5上に載せられた物品1が収容され、この状態で、荷役装置、例えばフォークリフトのフォークをパレット2の下側に差し込み、当該フォークを上昇させることにより物品運搬保管装置を持ち上げて物品1を運搬できる。また、物品1を搭載したままの物品運搬保管装置をトラックや船舶又は鉄道車輌に移し、これを輸送することができる。さらに、物品運搬保管装置に収容した物品1を倉庫などに保管することもできる。その際、物品1はその周囲四方を第1及び第2の連結部材14,15によって取り囲まれているので、その物品1を保護することができる。
【0032】
例えば、運搬すべき物品1の一例である複写機の製造工場から、その物品1を載せた物品運搬保管装置をユーザのところまで運搬し、ここで4本の支柱6をパレット2から取外せば、その物品1をパレット2上から容易に下ろすことができる。そして、空となった物品運搬保管装置を再び製造工場に返送すれば、再びその物品運搬保管装置に物品を搭載して、これを運搬することができる。このようにして物品運搬保管装置を何度も使用することができる。物品を収納して運搬する従来のダンボール箱の場合、そのダンボール箱を輸送先などで廃棄することが多く、これによって多量の廃棄物が発生するが、本例の物品運搬保管装置を用いれば、廃棄物をなくし、又はその量を極めて少なくすることができる。
【0033】
上述のように、各種サイズのパレット2を用意しておき、サイズや形態や個数の異なる各種の物品に対応するパレット2を選択して用いることにより、その各物品を、物品運搬保管装置によって効率よく運搬し、又は保管することができる。
【0034】
また、例えば取付ピンより成る支柱取付部の間の間隔を調整できるように、伸縮可能に組付けられた複数のパレット部材を有するパレットを用い、そのパレットを伸縮させて支柱取付部間の間隔を調整すると共に、その間隔に合せて支柱間の間隔を調整して当該支柱をパレットに取付けるようにしてもよい。この場合には、支柱とパレットを、通常の状態では離脱しないように固定することもできる。
【0035】
図1に示した支柱6をパレット2から取外した後、支柱を手で掴んで4本の支柱6を互いに接近する向きに押圧すると、第2の継手109,209は支柱6の下方に摺動し、各支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15はピン21のまわりに回動して折り畳まれ、図6に示したように支柱ユニット32の全体をコンパクトに折り畳むことができる。このため、例えばユーザなどの輸送先でパレット2から物品1を下ろした後、その支柱ユニット32を上述のように折り畳むことによって、これを効率よく製造工場などの元の場所に運搬することができる。
【0036】
以上説明した物品運搬保管装置においては、各支柱6に取付けられた2つの第1の継手108,208が支柱6に対して固定され、また各支柱6に取付けられた2つの第2の継手109,209が支柱に形成されたガイド溝54,55に摺動可能に嵌合しているが、これとは逆に、各支柱6の上側に位置する第1の継手108,208の方をその支柱の長手方向に形成したガイド溝に摺動自在に嵌合し、下側の第2の継手109,209を支柱に対して不動に固定しても、互いに隣り合う2本の支柱を接近又は離隔させたとき、可動な第1の継手108,208が支柱6の長手方向に摺動するので、両支柱間の第1及び第2の連結部材14,15を、その中間のピン21のまわりに回動させ、両支柱間の間隔を調整することができる。第1の継手と第2の継手のうちの一方を支柱6に対して固定し、その他方を、支柱6の長手方向に形成されたガイド溝に摺動可能に嵌合させればよいのである。
【0037】
また、上述した物品運搬保管装置は、その支柱連結手段が、全ての互いに隣り合う2本の支柱6間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15と、その各連結部材14,15を各支柱6に連結する第1及び第2の継手とを有し、各支柱6に、2つの第1の継手108,208と、2つの第2の継手109,209が設けられている。これにより、全ての互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整することが可能となる。これに対し、互いに隣り合う2本の支柱の間の間隔と、その2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合う2本の支柱の間の間隔だけを調整できるように構成することもできる。
【0038】
例えば、図3に示した第2及び第3の支柱6B,6Cの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15と、第1及び第4の支柱6A,6Dの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15を省き、図7に示すように、第2及び第3の支柱6B,6Cを固定連結部材45Aを介して間隔調整不能に固定し、かつ第1及び第4の支柱6A,6Dを他の固定連結部材45Bによって間隔調整不能に固定連結する。このように構成すると、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cの間の間隔d2と、第1の支柱6Aと第4の支柱6Dの間の間隔d2を調整することはできないが、第1の支柱6Aと第2の支柱6Bの間の間隔d1と、第3の支柱6Cと第4の支柱6Dの間の間隔d1は調整できるので、この場合も、所望する取付ピン7間の間隔を有するパレット、又はその間隔を調整したパレットに対応して、第1及び第2の支柱6A,6Bと、第3及び第4の支柱6C,6Dとの間の間隔を調整し、その各支柱をパレット2に取付けることができる。第1の支柱6Aと第2の支柱6Bを固定連結し、かつ第3の支柱6Cと第4の支柱6Dを固定連結した場合も同様である。固定連結部材は、互いに隣り合う2本の支柱を、その間の間隔を固定して、当該間隔を調整できないように連結する部材である。
【0039】
図7に示した例の場合には、第1及び第2の支柱6A,6Bの間と、第3及び第4の支柱4C,4Dの間にそれぞれ設けられた第1及び第2の連結部材14,15の各端部が枢着された1つの第1の継手と1つの第2の継手が各支柱6に取付けられる。また、互いに間隔調整不能に連結された第2及び第3の支柱6B,6Cと、同じく互いに間隔調整不能に連結された第1及び第4の支柱6A,6Dとを互いに接近させることにより、支柱ユニット32を折り畳むことができる。
【0040】
上述した各例の物品運搬保管装置は、その支柱連結手段が、互いに隣り合う2本の支柱の間の間隔と該2本の支柱に対向し、かつ互いに隣り合う他の2本の支柱の間の間隔の少なくとも2つの間隔を調整可能に、互いに隣り合う2本の支柱同士をそれぞれ連結するように構成されているが、さらに次のように構成することもできる。
【0041】
図8乃至図13は、支柱ユニットを上方から見たときの概略平面図であり、図8に示した例では、第1乃至第3の支柱6A,6B,6Cを有し、その支柱連結手段は、第1及び第2の支柱6A,6Bの間に設けられた互いにクロスした第1及び第2の連結部材14,15と、第2及び第3の支柱6B,6Cを互いに間隔調整不能に連結する固定連結部材45Cと、第3及び第1支柱6C,6Aを互いに間隔調整不能に連結する固定連結部材45Dと、第1及び第2の連結部材14,15の各端部が回動可能に連結された第1及び第2の継手(図8には示さず)とを有し、これらの継手は、図4に示した第1及び第2の継手108,109と同じく構成されている。また固定連結部材45Cは、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cに対してそれぞれ回動可能に連結され、同じく、もう一方の固定連結部材45Dも第3及び第1の支柱6C,6Aにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0042】
上述のように、図8に示した例では、第1及び第2の支柱6A,6Bの間の間隔だけが調整可能となっている。すなわち、第1及び第2の支柱6A,6Bを互いに離間する向き押圧すると、これらの間に設けられた第1及び第2の連結部材14,15と、その各支柱6A,6Bに設けられた第1及び第2の継手の作用により、両支柱6A,6Bの間の間隔が大きくなる。これに伴って両固定連結部材45C,45Dが各支柱に対してそれぞれ相対的に回動し、支柱ユニットの平面形態は図9に示すようになる。パレットの形態に合せて、支柱間の間隔をこのように変化させるのである。
【0043】
図10に示した例では、6本の支柱6A乃至6Fが設けられ、そのうちの支柱6B,6Cの間と、これに対向する支柱6E,6Fの間に互いにクロスした連結部材14,15が設けられ、これらの連結部材14,15と前述の第1及び第2の継手の作用とにより、これら支柱間の間隔を調整できる。これに対し、一対の支柱6Fと6A、6Aと6B、6Cと6D及び6Dと6Eの間には、固定連結部材45がそれぞれ設けられている。図11は、支柱6Bと6Cの間の間隔と、支柱6Eと6Fの間の間隔を拡げたときの様子を示している。
【0044】
図12は、5本の支柱6A乃至6Eを有し、そのうちの2本の支柱6A,6B間に連結部材14,15が設けられ、他の支柱間は固定連結部材45によって間隔調整不能に連結された例を示し、図13は、支柱6A,6B間の間隔を拡げたときの様子を示している。
【0045】
上述した各例から判るように、物品運搬保管装置の使用目的などに合せて支柱の数を適宜選択でき、その支柱の数や、その配置形態などに応じて連結部材14,15と固定連結部材を適宜組み合せることできる。いずれの形態の物品運搬保管装置においても、少なくとも1つの支柱間間隔が調整可能に、互いに隣り合う2本の支柱同士がそれぞれ連結されている。
【0046】
また、少なくとも1つの支柱間間隔を調整不能に構成した場合には、その間隔調整不能な互いに隣り合う2本の支柱同士を連結する固定連結部材が設けられるが、その固定連結部材45A,45Bを、図7に例示したように、大きな面積のパネルにより構成すると、そのパネルによって、パレット2上に載せられた物品をより一層確実に保護することができる。
【0047】
前述のように、複写機などの物品1は、パレット2に載せられて運搬されるが、その運搬時に物品1に対して大きな衝撃が加えられたり、その物品1が激しく振動したとすれば、当該物品が故障したり、その機能が損われるおそれがある。特に、物品1をトラックなどによって輸送する場合、物品運搬保管装置に大きな加振力が加えられるため、物品1が大きな衝撃を受けるおそれがあり、特に、その物品1が複写機やプリンタなどの精密機械の場合には、これを無視することはできない。そこで、本例の物品運搬保管装置のパレット2は次のように構成されている。
【0048】
図14はパレット2の一方の台座3を両ベース部材4から分離した状態を示す斜視図であり、図15は図2のC−C線に沿う拡大断面図である。これらの図から判るように、パレット2を構成する2つのベース部材4は、互いに間隔をあけてほぼ平行に配置され、各ベース部材4の上部には、その長手方向に沿ってその全長に亘って延びる溝63がそれぞれ形成されている。各溝63は、その上部の幅狭部63Aと、その下部の幅広部63Bとから成る。各ベース部材4の溝63には、適数の、図の例では2本ずつのボルト64A,64Bがそれぞれ嵌合している。図14及び図15から判るように、各ボルト64A,64Bの頭部65A,65Bは、各溝63の幅広部63Bに配置され、当該頭部65A,65Bの径は幅狭部63Aの幅よりも大きくなっている。また、各ボルト64A,64Bの軸部66A,66Bは、溝63の幅狭部63Aを貫通して上方に延びていて、その軸部66A,66Bの径は、幅狭部63Aの幅よりもわずかに小さくなっている。このため、各ボルト64A,64Bは、各溝63に沿ってその長手方向に摺動可能ではあるが、各溝63,63から上方へ抜け出ることはない。各ボルト64A,64Bは各溝63,63の長手方向端部から挿入される。
【0049】
各溝63よりも上方に突出した各ボルト64A,64Bの軸部66A,66Bには、圧縮コイルばねより成る緩衝部材68がそれぞれ遊びを持った状態で嵌合している。
【0050】
一方、台座3には、各ボルト64A,64Bに対応する取付孔67A,67Bがそれぞれ貫通形成され、その各取付孔67A,67Bに各ボルト64A,64Bの軸部66A,66Bがそれぞれ貫通している。その際、各取付孔67Bから上方に突出した各ボルト64Bの軸部66Bには、これに形成された雄ねじにナット69がそれぞれ螺着されている。ボルト64Bとナット69がねじ係合しているのである。また台座3の各取付孔67Aをそれぞれ貫通した各ボルト64Aの軸部66Aには、図15に示すように、先に説明した取付ピン7がそれぞれ螺着されている。すなわち、この取付ピン7にはねじ穴72が形成され、その周面の雌ねじにボルト64Aの軸部66Aに形成された雄ねじがねじ係合している。取付ピン7は、ボルト64Aに係合するナットとしての機能を有しているのである。このようにして、ベース部材4と台座3は互いに固定され、かつそのベース部材4と台座3との間に弾性を有する緩衝部材68が介設されている。ナット69と、同じくナットとして機能する取付ピン7を適度に締め付けることにより、各ボルト64A,64Bの頭部65A,65Bは、溝63を区画するベース部材4の壁面70(図15)に圧接して係合し、緩衝部材68がわずかに圧縮変形する。
【0051】
図2に示した他方の台座3Aも、図14及び図15に示した台座3と全く同様にして、緩衝部材を介して各ベース部材4に固定されている。本例のパレット2は、2つのベース部材4と2つの台座3を有しているが、その数は1又は3以上であってもよい。
【0052】
上述のように、パレット2は、ベース部材4と、そのベース部材4に取付けられた台座3,3Aと、該台座3,3Aとベース部材4との間に配置された緩衝部材68とを有している。このため、図15に矢印Dで示すように台座3,3Aを上方から加圧すると、緩衝部材68が圧縮変形して、その台座3,3Aは、ベース部材4に対して極くわずかに近づき、再びその圧力を解除すると、台座3,3Aは緩衝部材68の弾性によって、図15に示した元の位置に復帰する。
【0053】
上述したパレット2の台座3,3A上に物品を載置すると共に、当該パレット2に前述の如く支柱6を取付けて物品運搬保管装置を図1に示すように組み立て、これをトラックなどによって目的地に向けて輸送するが、このときその物品運搬保管装置のパレット2を構成するベース部材4に対して、トラックの荷台から加振力や衝撃力が加えられても、ベース部材4と台座3,3Aとの間に設けられた緩衝部材68によってその力が緩和され、これらの力が直に台座3,3Aに伝えられることはない。このため、物品1に大きな衝撃が加えられたり、その物品1が激しく振動することはなく、当該物品1が損傷を受けたり、これが故障するような不具合は発生しない。
【0054】
なお、取付ピン7とナット69を緩めることによって、台座3,3Aを図14に示したようにベース部材4から分離することができるが、このとき各ボルト64A,64Bを各溝63に沿って所望する位置まで動かし、再びナット69と取付ピン7を各ボルト64A,64Bにねじ付けて、これらを適当に締め付けることにより、パレット2を組み立てることができる。このように、載置する物品の形態などによって台座3,3Aをベース部材4に対する所望する位置に固定できるので、同一のパレット2によって各種形態の物品をそのパレット2の台座上に載せることができる。またベース部材4に対する台座3,3Aの位置を調整することにより、取付ピン7の位置を調整して、各ベース部材4に沿って位置する2つの取付ピン7の間の間隔を調整することもできる。
【0055】
取付ピン7をボルト64Aにねじ係合させてその取付ピン7を締め付け、又はこれを緩めるとき、取付ピン7に形成された孔7Aに、図15に鎖線で示すように棒71又は棒状の工具を挿入して、これを取付ピン7の中心軸線のまわりに回転させることにより、楽に取付ピン7を締め付け、又はこれを緩めることができる。
【0056】
以上の説明から了解されるように、本例の物品運搬保管装置においては、台座3,3Aとベース部材4は、ボルト64A,64Bと、そのボルト64A,64Bに螺着されたナット(図の例ではナット69と取付ピン7)とによって取付けられていて、緩衝部材68がボルト64A,64Bに嵌合した状態で配置されている。この構成により、台座3,3Aをベース部材4から外すことができ、しかも緩衝部材68を容易に取付けることができる。しかも取付けられた緩衝部材68がずれ動く不具合も阻止できる。
【0057】
また、取付ピン7がナットの働きをなしており、ボルト64Aとねじ係合するナットが、支柱6の下部をパレット2に取付けるための取付ピンを兼用している。これにより、パレット2の部品点数を減らし、そのコストを低減することが可能となる。
【0058】
また、本例のパレット2のベース部材4には溝63が形成され、その溝63にボルト64A,64Bの頭部65A,65Bが係合し、該ボルト65A,65Bの軸部66A,66Bが台座3に形成された取付孔67A,67Bを貫通し、その軸部66A,66Bに形成された雄ねじにナット7,69が螺着されている。かかる構成により、簡単な作業で台座3,3Aをベース部材4に着脱可能に取付け、又は両者を離脱することが可能となる。
【0059】
さらに、本例の物品運搬保管装置のパレット2においては、互いに間隔をあけてほぼ平行に配置された2つのベース部材4が設けられ、前述の溝63が各ベース部材4の長手方向全長に亘って形成され、台座3,3Aは両ベース部材4に架け渡された状態に配置されている。かかる構成により、ナットを緩めることによって、台座3,3Aをベース部材4に沿って動かし、その台座3,3Aの位置を自由に調整することができる。
【0060】
緩衝部材として、前述の圧縮コイルばね以外の各種弾性体、例えば板ばね、ゴム製のブロックなどを用い、かかる緩衝部材をベース部材4と台座3,3Aの間に介設することもできるが、図16に示すように、例えばゴムより成る筒状の緩衝部材68を用い、その中心孔68Aにボルト64A,64Bを挿通して、当該筒状の緩衝部材68をボルト64A,64Bに嵌合した状態で配置することにより、図示した圧縮コイルばねより成る緩衝部材を用いた場合の効果と同様な効果を奏することができる。
【0061】
以上、本発明の代表的な実施形態例を説明したが、本発明は、これらの実施形態例の構成に限定されず、各種改変して構成することができ、また前述の各構成を適宜組合せることができる。また、本発明は、複写機以外の各種製品又は天然物などの物品を運搬し又は保管する装置に広く適用できるものである。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、異なるサイズ、又は形態の物品を効率よく運搬し、又は保管することができると共に、パレットに載せられた物品を運搬するとき、その物品に大きな衝撃が加えられたり、その物品が激しく振動する不具合を阻止できる。さらに、台座をベース部材から外すことができ、しかも緩衝部材を容易に組み付け、かつ組み付けた緩衝部材が大きくずれ動く不具合を阻止できる。その上、パレットの部品点数を減らし、そのコストを低減することが可能であり、かつ簡単な作業で、台座をベース部材に着脱可能に組み付け、或いは両者を互いに離脱することができる。しかもベース部材に対する台座の位置を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。
【図2】パレットの斜視図である。
【図3】支柱ユニットの斜視図である。
【図4】1本の支柱と、これに取付けられた継手を明らかにする拡大斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】支柱ユニットを折り畳んだときの斜視図である。
【図7】2本の支柱と、これに対向する2本の支柱のそれぞれをパネルによって連結した支柱ユニットを示す斜視図である。
【図8】3本の支柱を有する支柱ユニットの概略平面図である。
【図9】図8に示した支柱ユニットの支柱間の間隔を拡げたときの平面図である。
【図10】6本の支柱を有する支柱ユニットの概略平面図である。
【図11】図10に示した支柱ユニットの支柱間の間隔を拡げたときの平面図である。
【図12】5本の支柱を有する支柱ユニットの概略平面図である。
【図13】図12に示した支柱ユニットの支柱間の間隔を拡げたときの平面図である。
【図14】台座をベース部材から外した状態を示す斜視図である。
【図15】図2のC−C線拡大断面図である。
【図16】円筒状に形成された緩衝部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 物品
2 パレット
3 台座
3A 台座
4 ベース部材
6 支柱
6A 支柱
6B 支柱
6C 支柱
6D 支柱
6E 支柱
6F 支柱
7 取付ピン
63 溝
64A ボルト
64B ボルト
65A 頭部
65B 頭部
66A 軸部
66B 軸部
67A 取付孔
67B 取付孔
68 緩衝部材
69 ナット
d1 間隔
d2 間隔
Claims (1)
- 物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができるように、互いに間隔をあけて前記パレットに取付けられる複数の支柱とを有し、少なくとも1つの支柱間間隔が調整可能に、互いに隣り合う2本の支柱同士がそれぞれ連結されている物品運搬保管装置であって、前記パレットが、ベース部材と、該ベース部材に取付けられた台座と、該台座と前記ベース部材との間に配置された緩衝部材とを有し、前記台座とベース部材は、ボルトと該ボルトに螺着されたナットとによって取付けられていて、前記緩衝部材が前記ボルトに嵌合した状態で配置され、前記ナットが、前記支柱の下部をパレットに取付けるための取付ピンを兼用していて、前記ベース部材に溝が形成され、該溝に前記ボルトの頭部が係合し、該ボルトの軸部が前記台座に形成された取付孔を貫通し、該軸部に形成された雄ねじに前記ナットが螺着され、互いに間隔をあけてほぼ平行に配置された2つのベース部材が設けられ、前記溝は各ベース部材の長手方向全長に亘って形成され、前記台座は両ベース部材に架け渡された状態に配置されていることを特徴とする物品運搬保管装置。
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