JP4325962B2 - 物品運搬保管装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種物品を運搬し、又はこれを保管するために用いられる物品運搬保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気製品などの工業製品、その部品、建築材料、家具、天然物又はその他の各種物品を運搬し、又はこれを保管するために用いられる物品運搬保管装置は従来より周知である。従来のこの種の物品運搬保管装置は、一般に、物品を載置するパレットと、このパレットの四隅に、その物品載置面に対して垂直に立上った状態で固定された4本の支柱と、互いに隣り合う支柱間同士を固定連結する連結部材とによって構成されている。かかる物品運搬保管装置によって物品を運搬するには、4本の支柱の内側の空間に物品を収容してこれをパレット上に載置し、その物品を物品運搬保管装置ごと運搬する。また、物品運搬保管装置に収容した物品を、その物品運搬保管装置ごと倉庫などに保管しておくこともできる。
【0003】
ところが、この種の物品運搬保管装置によって物品を運搬する際、その物品の上部が振れ動くおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、パレットに載置された物品を安定した状態で保持できる物品運搬保管装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接するクッション材とを具備し、該クッション材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置を提案する(請求項1)。
【0006】
同じく、本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接して前記物品の振れ動きを防止する振れ動き防止部材とを具備し、該振れ動き防止部材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置を提案する(請求項2)。
【0007】
また、本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接するクッション材とを具備し、該クッション材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置を提案する(請求項3)。
【0008】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接して前記物品の上部の振れ動きを防止する振れ動き防止部材とを具備し、該振れ動き防止部材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置を提案する(請求項4)。
【0009】
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の物品運搬保管装置において、位置決め保持手段は、パレットに取り付けられる位置決め部材を有し、該位置決め部材は、ベースと、該ベースの一方の面に固定された第1の突起と、ベースの他方の面に固定された第2の突起とを具備し、前記第1の突起と第2の突起のうちの選択されたいずれか一方の突起を、前記パレットに形成された係合部に着脱可能に係合し、該係合部に係合した突起ではない方の突起をパレットに載置された物品に係合して、当該物品をパレットに対して位置決めして保持するように構成されていると有利である(請求項5)。
【0010】
さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の物品運搬保管装置において、前記支柱の上部に着脱可能な天板を具備すると有利である(請求項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。先ず、物品運搬保管装置の基本構成から明らかにする。
【0018】
図1は、本発明に係る物品運搬保管装置の一例を示す斜視図であり、この物品運搬保管装置は、例えば図示する如く複写機より成る物品1が載置されるパレット2を具備する。ここに例示したパレット2は、互いに平行に延びる中空部材より成る2本の脚部4と、その両脚部4に架け渡された状態で各脚部4に固定された2つの台座部材3と、同じく両脚部4に固定された2つの補強部材3Aとを有していて、その台座部材3の上面が、物品1を載せる物品載置面5となっている。パレット2の平面形態はほぼ四角形である。かかるパレット2は、スチールなどの金属板より成るが、木材、或いは硬質の樹脂などの剛性の大なる材料によってパレットを構成することもできる。台座部材3及び補強部材3Aと、脚部4とを溶接や接着剤などによって固着してもよいが、これらを容易に分解できるように図示していないねじなどによって固定することもできる。また矩形の1枚の平板材の下面に適数の脚部を固定して成るパレットや、その他の形態のパレットを使用することもでき、さらに、平面形態が四角形以外、例えば楕円形又は円形などのパレットを用いることもできる。
【0019】
パレット2の上に載せられた物品1は、後述する位置決め保持手段によってパレット2に対して位置決めされて保持される。
【0020】
また、物品運搬保管装置は、複数の支柱、図1に示した例では4本の支柱を有し、これらの支柱6は、図2及び図3に示す如く、パレット2の四隅に、当該パレット2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立上った状態で、該パレット2に着脱可能に取付けられる。パレット2上に四角形を仮想したとき、その四角形の各コーナ部のパレット部分に各支柱6がそれぞれ着脱可能に立設されるのである。支柱6は、金属、樹脂又は木材などによって構成されるが、図示した例では、各支柱6が図4及び図5にも示すように中空な金属製のパイプより成る。また、図1に示すように、パレット2の物品載置面5の側の四隅に、該パレット2に固定されたピンより成る突部7が突設され、その各突部7に、各支柱6の下部が着脱可能に嵌着される。このように、複数の支柱6は、パレット2に載置された物品1を取り囲むことができる位置に、該パレット2に着脱可能に取付けられる。本例の各支柱6は、パレット2に対して手操作で容易に着脱できるように取付けられる。
【0021】
また物品運搬保管装置は、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、その2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段を具備する。本例の連結手段は、各支柱6にそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1及び第2の継手8,9と、互いに隣り合って位置する2本の支柱6をそれぞれ互いに連結する一対の連結部材、すなわち第1及び第2の連結部材14,15とを有している。各第1及び第2の連結部材14,15は、パレット2の各辺、すなわち互いに直交する第1乃至第4の辺10,11,12,13において、それぞれ互いに隣り合って取付けられる2本の支柱6をそれぞれ連結する。また、図2及び図3からも判るように、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、第2の継手9は、第1の継手8よりも下方に位置し、同じく4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、第1及び第2の連結部材14,15は、それぞれ互いにクロスして位置する。
【0022】
第1及び第2の継手8,9は、図4及び図5に示すように、例えば、金属、合成樹脂又はゴムなどを成形した筒状体から成り、その中心孔27,127に各支柱6が嵌合している。また、これらの継手8,9には2個ずつの舌片16,18が突設され、その各舌片16,18に第1及び第2の連結部材14,15の長手方向各端部が、それぞれピン17,19を介して回動可能に連結されている。第1及び第2の連結部材14,15は、例えば、木材、硬質樹脂又は金属などの剛体から成り、棒状ないしは細板状に形成されている。
【0023】
ここで、上述した4本の支柱6を識別する必要のあるときは、図1に示すように、これらをそれぞれ第1の支柱6A、第2の支柱6B、第3の支柱6C及び第4の支柱6Dと称し、同様に、その各支柱6A乃至6Dに取付けられた各第1及び第2の継手8,9に、それぞれ8A,9A;8B,9B;8C,9C;8D,9Dの符号を付してこれらを識別する。同じく、第1及び第2の支柱6A,6B、第2及び第3の支柱6B,6C、第3及び第4の支柱6C,6D、第4及び第1の支柱6D,6Aのそれぞれを互いに連結する第1及び第2の連結部材に、14A,15A;14B,15B;14C,15C;14D,15Dの符号をそれぞれ付してこれらを識別する。これは、後述する実施形態例においても同様とする。
【0024】
第1及び第2の連結部材14,15は、継手に対し、次のように揺動自在に連結されている。
【0025】
図1乃至図3から判るように、パレット2の第1の辺10において互いに隣り合って取付けられる第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられた第1の連結部材14Aは、その長手方向一端側が一方の支柱である第1の支柱6Aに取付けられた第1の継手8Aに前述のようにピン17(図4)を介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側は、他方の支柱である第2の支柱6Bに取付けられた第2の継手9Bにピンを介して回動可能に連結されている。また第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられた第2の連結部材15Aは、その長手方向一端側が、他方の支柱である第2の支柱6Bに取付けられた第1の継手8Bにピンを介して回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が一方の支柱である第1の支柱6Aに取付けられた第2の継手9Aにピンを介して回動可能に連結されている。これらの関係は、パレット2の第1の辺10の隣りの第2の辺11において互いに隣り合って取付けられる第2の支柱6B及び第3の支柱6C間に設けられた第1及び第2の連結部材14B,15B、第2の辺11の隣りの第3の辺12において互いに隣り合って取付けられる第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1及び第2の連結部材14C,15C、さらには第3の辺12の隣りの第4の辺13において互いに隣り合って取付けられる第4及び第1の支柱6D,6A間に設けられた第1及び第2の連結部材14D,15Dにおいても全く同様である。
【0026】
このように、図1乃至図3に示した物品運搬保管装置においては、各第1の連結部材14は、その長手方向一端側が、パレット2の各辺10,11,12,13において互いに隣り合って位置する2本の支柱6のうちの一方の支柱6に取付けられた第1の継手8に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、互いに隣り合って位置する2本の支柱6のうちの他方の支柱6に取付けられた第2の継手9に回動可能に連結され、各第2の連結部材15は、その長手方向一端側が、上述の他方の支柱6に取付けられた第1の継手8に回動可能に連結され、かつその長手方向他端側が、上述の一方の支柱6に取付られた第2の継手9に回動可能に連結されている。このように、各支柱6は、第1及び第2の連結部材14,15を支える支柱としての機能を果す。
【0027】
また、第1及び第2の連結部材14,15のそれぞれに、上述の如く連結された第1及び第2の継手8,9は、その少なくとも一方が、これらの取付けられた各支柱6に対して、その長手方向に自由に移動できるように移動可能に組付けられている。図示した例では、各第2の継手9が、各支柱6の下部に位置し、図5に示すようにねじ20又は溶接などによって各支柱6にそれぞれ固定され、しかも各第1の継手8は、各支柱6に対してその長手方向に摺動自在に嵌合している。第1の継手8を支柱6に対し固定し、第2の継手9を支柱6に対して摺動自在に嵌合し、或いは第1及び第2の継手8,9を共に支柱6に対して摺動自在に嵌合してもよい。
【0028】
図1に示したパレット2は、運搬すべき物品1の大きさに対応した各種サイズのものが予め用意されている。物品1を運搬するときは、その物品1の大きさに適したパレット2を選択し、その上面の物品載置面5上に物品1を載せる。このとき、選択したパレット2のサイズに応じて、その突部7の間の間隔D1,D2が異なるが、その間隔D1,D2に合致するように、パレット2に取付ける前の支柱6の間の間隔を次のように自由に調整することができる。
【0029】
すなわち、パレット2に取付ける前の支柱6のうちの互いに隣り合う2本の支柱6A,6Bと、これらに対向する2本の支柱6C,6Dを図1に矢印Aで示す如く、互いに離間する向きに押圧すると、各第1の継手8が各支柱6に対して下方に摺動し、第1及び第2の支柱6A,6Bの間の間隔と、第3及び第4の支柱6C,6Dの間の間隔が拡げられる。このとき、同時に第1及び第4の支柱6A,6Dと、第2及び第3の支柱6B,6Cは矢印Bで示すように互いに離間する向きに移動して、これらの支柱間の間隔も拡げられる。
【0030】
逆に、各支柱6を矢印A,Bと反対の側に加圧すれば、各第1の継手8が支柱6に沿って上方に移動するので、互いに隣り合う支柱間の間隔が狭められる。このように図1に示した例では、パレット2の各辺10,11,12,13に互いに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その各間隔が互いに連動して調整される。すなわち、2本の支柱同士をそれぞれ連結する前述の連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱間の間隔が、全て同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されているのである。
【0031】
上述のようにして、選択したパレット2の突部7の間の間隔D1,D2に合せて、隣り合う各支柱6の間の間隔を調整した後、物品1の載置されたパレット2の各突部7に各支柱6の下部を嵌着する。その際、各支柱6の下部に固定された各第2の継手9の中心孔を各突部7に嵌着することにより、4本の支柱6をパレット2の四隅に着脱可能に取付けるように構成してもよく、またパレットの四隅に取付孔を形成し、その各取付孔に各支柱の下部を嵌着することにより、各支柱6をパレット2に着脱可能に取付けてもよい。
【0032】
上述のように、突部7の間の間隔D1,D2が異なるパレット2を複数用意しておくことによって、そのいずれのパレット2にも、間隔を調整した支柱6を取付けることができる。
【0033】
また、第1及び第2の連結部材14,15を互いに連結せずにフリー状態にしておいてもよいが、図示した例では、互いに対をなした第1及び第2の連結部材14,15の中間部が、枢ピン21によって、互いに自由に回動できるように連結されており、これによって各支柱6の間の間隔を調整するとき、第1及び第2の連結部材14,15をスムーズに作動させ、各支柱間の間隔調整作業を円滑に行うことができる。これは、後に説明する実施形態例においても同じである。
【0034】
第1及び第2の継手8,9を共に各支柱6に対してその長手方向に摺動可能に嵌合しても、上述した支柱間の間隔調整作業を行うことができるが、そのいずれか一方の継手、例えば図1に示した例のように第2の継手9を支柱6に対して固定し、他方の継手8を支柱6に対して摺動可能に組付けると、支柱間の間隔調整作業時に第1及び第2の連結部材14,15を円滑に作動させることができ、楽にその作業を行うことが可能となる。
【0035】
一方、図1乃至図3に示すように、本例の物品運搬保管装置は、複数の支柱、図の例では4本の支柱6の上部に着脱可能に取付けられる天板33を有している。この天板33は、金属板、硬質樹脂板又は木製の板などの剛性の大なる材料から構成され、図示した例ではその平面形状が四角形に形成されている。天板33の上面の四隅には、ガイド部材34がそれぞれ固定されている。天板33の四隅と、その天板33の上面に固定された各ガイド部材34には、これらを貫通する孔35が形成されている。また各支柱6の上端部23は、先細状に形成されている。
【0036】
前述のようにパレット2の物品載置面5上に物品1を載置し、各支柱6の下部をパレット2の突部7にそれぞれ嵌合して4本の支柱6をパレット2に取付けた後、その4本の支柱6の上方から、図1に矢印Cで示すように天板33を下げ、当該天板33とガイド部材34に形成された各孔35に、各支柱6の上端部23を嵌合する。このとき、天板33の各孔35が、各上端部23に摩擦係合し、天板33が図2に示した位置よりも下方に移動することなく、この位置に保持される。このようにして、複数の支柱6の上部に天板33が着脱可能に取付けられる。
【0037】
上述のように支柱6をパレット2に組付け、かつその支柱6の上部に天板33を取付けることによって、図2に示す如く組立てられた物品運搬保管装置30を構成できる。このとき、4本の支柱6と、第1及び第2の連結部材14,15と、天板33とによって囲まれた収容空間に、物品載置面5上に載せられた物品1(図2には示さず)が収容され、この状態で、例えばフォークリフトのフォーク36をパレット2の下側に差し込み、当該フォーク36を上昇させることにより物品運搬保管装置30を持ち上げて物品1を運搬できる。また、物品1を搭載したままの物品運搬保管装置30をトラックや船舶又は鉄道車輌に移し、これを輸送することができる。また、物品運搬保管装置30に収容した物品1を倉庫などに保管することもできる。このように、物品1を運搬し、又はこれを保管するとき、物品1はその周囲四方と上部とを第1及び第2の連結部材14,15及び天板33によって取り囲まれているので、その物品1を保護することができる。
【0038】
天板33を上方に持ち上げて、その天板33を4本の支柱6から外し、さらに4本の支柱6をパレット2から取外せば、物品1を容易にパレット2上から下ろすことができる。このようにして物品運搬保管装置を何度も使用することができる。
【0039】
4本の支柱6の上部に天板33を取付けることにより、4本の支柱6の上部を天板33を介して互いに連結することができるので、物品1の運搬ないしは保管中に、支柱6に対して横方向から外力が加えられたときも、その支柱6が大きくふらつくことを防止できる。
【0040】
また天板33の上に、物品1以外の物品を載置することもできる。その際、図2に破線で示すような小さな物品1Aの場合には、これを天板33の中央部に載置でき、また図2に鎖線で示すような大きな物品1Bの場合には、天板33に固定されたガイド部材34の上にその物品1Bを載置することができる。各ガイド部材34は、図2に示すように各支柱6の上方に位置しているので、大きな物品1Bをこれらのガイド部材34の上に載置したとき、その物品1Bの荷重を4本の支柱6で支えることができ、安定状態で物品1Bを運搬し、又はこれを保管することができる。
【0041】
図1及び図2に示した例では、複数の支柱6の上部に直に天板33を取付けたが、各支柱6の上端部23に図示していないキャップを嵌着固定し、その各キャップ23を介して、各支柱6に天板33を取付けることもできる。このように、天板33は、複数の支柱6の上部に直接又は他の部材を介して着脱可能に取付けられる。
【0042】
一方、パレット2の物品載置面5とは反対側の裏面の側、本例では図1に脚部4の一部を破断して示すように、パレット2の両脚部4の下部の4個所に係合孔22が形成されている(図5も参照)。図2に示すようにパレット2に各支柱6を取付けたとき、各係合孔22の中心が各支柱6の軸線に一致するように、各係合孔22の位置が定められている。
【0043】
また、図3に示すように、物品1(図3には示さず)を搭載した物品運搬保管装置を上下に複数個安定した状態で積み重ねることができる。すなわち、物品運搬保管装置30を図2に示すように例えば倉庫内に載置し、その物品運搬保管装置30の上部に、図3に示す如く当該物品運搬保管装置30と全く同じく構成された他の物品運搬保管装置30Aを、例えばフォークリフトのフォーク36によって持ち上げて載置する。このとき、図2に示すように下側の物品運搬保管装置30の4本の支柱6の上端部23は、天板33と各ガイド部材34に形成された孔35から上方に突出しているが、その突出した上端部23を、上側の物品運搬保管装置30Aのパレット2に形成された係合孔22(図1,図5)にそれぞれ嵌着する。上側の物品運搬保管装置30Aを下降させて下側の物品運搬保管装置30の上に載せるとき、上側の物品運搬保管装置30Aは、下側の物品運搬保管装置30の天板33に固定されたガイド部材34によって案内される。これによって上側の物品運搬保管装置30Aを、下側の物品運搬保管装置30上に容易かつ正しく載せることができる。このようにして複数の物品運搬保管装置30,30Aを互いに上下に積み重ねることができ、倉庫内のスペースを有効に利用して、物品1を保管しておくことができる。また、複数の物品運搬保管装置を上下に重ねた状態で、これらを一緒に運搬することもできる。
【0044】
図3に示すように、フォークリフトのフォーク36を、上側の物品運搬保管装置30Aのパレット2の下側に差し込み、又は抜き出すとき、そのパレット2の下方には、下側の物品運搬保管装置30の天板33が位置しているので、フォーク36が下側の物品運搬保管装置30のパレット2上に載置された物品1(図1)に当たることを阻止できる。
【0045】
また、物品運搬保管装置の非使用時には、4本の支柱6から天板33を外すと共に、パレット2から4本の支柱6を抜き取り、その各支柱6を互いに接近する向きに近づけると、第1及び第2の連結部材14,15が畳まれ、これらの全体を図6に示すようにコンパクトに折り畳むことができ、これを極めて小さなスペースに格納することができる。このように、複数の支柱6と、前述の連結手段を構成する連結部材14,15は、その複数の支柱6をパレット2から外した状態で折り畳み可能な支柱ユニット32を構成している。
【0046】
上述のように、図1乃至図6に示した物品運搬保管装置によれば、運搬し、又は保管すべき物品1の大きさが実質的にいかなるときも、これに応じたパレット2を選択し、その突部7の間隔D1,D2に対応させて支柱6の間隔を調整することにより、その物品を容易に運搬し、ないしは保管することができる。
【0047】
図7乃至図14に示した物品運搬保管装置も、図7乃至図9に示すように、例えば複写機などの物品1が載置されるパレット2と、そのパレット2の物品載置面5上に載置された物品1を取り囲むことができる位置に該パレット2に着脱可能に取付けられる複数の支柱6と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、複数の支柱6の上部に直接又は他の部材を介して着脱可能に取付けられる天板33(図7には示さず)とを具備している。
【0048】
この例においても、パレット2の四隅に、当該パレット2の物品載置面5に対してほぼ垂直に立上った状態で、該パレット2に着脱可能に取付けられる第1乃至第4の4本の支柱6A,6B,6C,6Dを有していて、パレット2上に四角形を仮想したとき、その四角形の各コーナ部に各支柱6がそれぞれ着脱可能に立設される。また、図7の例においても、中空パイプより成る各支柱6の下部を、パレット2の四隅に突設された各突部7に嵌合することによって、各支柱6を手操作で容易にパレット2に取付け、又は取外すことができるように構成されている。また、図7及び図8に示したパレット2の構成は、図1に示したパレット2と変りはない。天板33も図1乃至図6に示した物品運搬保管装置における天板と実質的に異なるところはなく、その上面の四隅にガイド部材34が固定され、天板33と、その四隅に固定されたガイド部材34を貫通する孔35が形成されている。
【0049】
図7に示した例では、2本の支柱6同士をそれぞれ連結する連結手段が、第1及び第2の連結部材14,15と、第1及び第2の継手8,9のほかに、第3の継手26を有している。この第3の継手26についても、その個々の継手に対して符号26A,26B,26C,26Dを付して、そのそれぞれを識別する。以下、その連結手段の詳細を明らかにする。
【0050】
上述のように図7に示した物品運搬保管装置の連結手段は、第1乃至第4の各支柱6A乃至6Dにそれぞれその長手方向に沿って取付けられた第1乃至第3の継手8,9,26を有しており、しかも図1に示した物品運搬保管装置の連結手段と同様に、支柱6がパレット2に取付けられたとき、そのパレット2の各辺10乃至13において互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱6A,6B、第2及び第3の支柱6B,6C、第3及び第4の支柱6C,6D、並びに第4及び第1の支柱6D,6Aのそれぞれを互いに連結する一対の連結部材、すなわち第1及び第2の連結部材14,15を具備している。
【0051】
また、4本の支柱6がパレット2に取付けられた状態で、第2及び第3の継手9,26は、第1の継手8よりも下方に位置し、かつ第2の継手9は第3の継手26よりも下方に位置していて、第1乃至第4の支柱6A乃至6Dがパレット2に取付けられた状態で、各一対の連結部材、すなわち各第1及び第2の連結部材14,15は、それぞれ互いにクロスした状態で位置する。
【0052】
さらに、各第1及び第2の連結部材14,15の長手方向各端部は、図3及び図4に示した場合と同様に、ピンを介して各継手に次のように揺動自在に連結されている。
【0053】
第1乃至第4の支柱6A乃至6Dがパレット2に取付けられた状態で、パレット2の第1の辺10において互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱6A,6B間に設けられた第1及び第2の連結部材14A,15Aの各長手方向一端側が、第1及び第2の支柱6A,6Bにそれぞれ取付けられた第1の継手8A,8Bにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第2及び第1の支柱6B,6Aにそれぞれ取付けられた第2の継手9B,9Aにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0054】
同様に、パレット2の第1の辺10の隣りの第2の辺11において互いに隣り合って位置する第2及び第3の支柱6B,6C間に設けられた第1及び第2の連結部材14B,15Bの各長手方向一端側が、第2及び第3の支柱6B,6Cにそれぞれ取付けられた第1の継手8B,8Cにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第3及び第2の支柱6C,6Bにそれぞれ取付けられた第3の継手26C,26Bにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0055】
さらに、パレット2の第2の辺11の隣りの第3の辺12において互いに隣り合って位置する第3及び第4の支柱6C,6D間に設けられた第1及び第2の連結部材14C,15Cの各長手方向一端側が、第3及び第4の支柱6C,6Dにそれぞれ取付けられた第1の継手8C,8Dにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第4及び第3の支柱6D,6Cにそれぞれ取付けられた第2の継手9D,9Cにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0056】
また、パレット2の第3の辺12の隣りの第4の辺13において互いに隣り合って位置する第4及び第1の支柱6D,6A間に設けられた第1及び第2の連結部材14D,15Dの各長手方向一端側が、第4及び第1の支柱6D,6Aにそれぞれ取付けられた第1の継手8D,8Aにそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第1及び第4の支柱6A,6Dにそれぞれ取付けられた第3の継手26A,26Dにそれぞれ回動可能に連結されている。
【0057】
上述のように、互いに隣り合って位置する第1及び第2の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材と、その第1及び第2の支柱に対向して位置する第3及び第4の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第1及び第2の支柱と第3及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第1及び第2の支柱と第3及び第4の支柱にそれぞれ取付けられた第2の継手にそれぞれ回動可能に連結され、また互いに隣り合って位置する第2及び第3の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材と、その第2及び第3の支柱に対向して位置する第4及び第1の支柱間に設けられた第1及び第2の連結部材の各長手方向一端側が、第2及び第3の支柱と第4及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第1の継手にそれぞれ回動可能に連結され、かつその各長手方向他端側が、第2及び第3の支柱と第4及び第1の支柱にそれぞれ取付けられた第3の継手にそれぞれ回動可能に連結されている。
【0058】
上述の如く第1及び第2の連結部材14,15のそれぞれに連結された第1乃至第3の継手8,9,26のうちの少なくとも第2及び第3の継手9,26は、これらの取付けられた各支柱6に対して、その長手方向に自由に移動できるように、移動可能に組付けられている。図示した例では、各支柱6の上部に位置する各第1の継手8が各支柱6に、例えば圧入又はねじ、或いは溶接などによって固定され、第2及び第3の継手9,26が支柱6に対してその長手方向に摺動自在に嵌合している。第1の継手8も、これの取付けられた各支柱6に対して、その長手方向に摺動自在に取付けるようにしてもよい。
【0059】
図7に示した物品運搬保管装置によって物品を運搬し又は保管するときも、その物品の大きさに合ったパレット2を選択し、図14に示すように、そのパレット2の上に物品1を載置し、後述するように、位置決め保持手段によって、その物品1をパレット2に対して位置決めして保持する。一方、選択したパレット2の突部7の間の間隔D1,D2(図7)に合うように、パレット2に取付ける前の各支柱6の間の間隔を次のように調整する。
【0060】
すなわち、パレット2の第1の辺10と、これに対向する第3の辺12のそれぞれに互いに隣り合って取付けられる第1及び第2の2本の支柱6A,6Bと、第3及び第4の2本の支柱6C,6Dを図7に矢印Aで示す方向、又はこれと逆の方向に押圧する。すると、これらの支柱に取付けられた第2の継手9が各支柱6に沿って上方又は下方に摺動する。これによって、第1及び第2の2本の支柱6A,6Bの間の間隔と、他の第3及び第4の2本の支柱6C,6Dの間の間隔が同じ割合で変化する。その際、この例では、支柱6A,6B;6C,6Dの間隔を調整しただけでは、第2の支柱6Bと第3の支柱6Cの間隔、及び第4の支柱6Dと第1の支柱6Aの間隔は変化しない。
【0061】
これらの間隔を調整するときは、第2及び第3の支柱6B,6Cと、第4及び第1の支柱6D,6Aを図7に矢印Bで示す方向、又はこれと逆の方向に押圧する。これによって、各支柱に嵌合した第3の継手26がその各支柱6に沿って上下又は下方に移動し、第2及び第3の支柱6B,6Cの間の間隔と、第4及び第1の支柱6D,6Aの間の間隔が同じ割合で変化する。
【0062】
上述のように、この例の物品運搬保管装置においては、パレット2の一辺と、これに対向する一辺のそれぞれに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その間隔が互いに連動して調整され、しかもパレット2の互いに対向する他の2辺のそれぞれに互いに隣り合って取付けられる2本の支柱間の間隔が同じ割合で変化するように、その間隔が互いに連動して調整される。すなわち、2本の支柱同士をそれぞれ連結する前述の連結手段は、互いに隣り合って位置する2本の支柱6間の間隔と、その2本の支柱6に対向し、かつ互いに隣り合って位置する他の2本の支柱6間の間隔とが同じ割合で変化するように、当該間隔を互いに連動して調整するように構成されている。これにより、各支柱間の間隔の調整を、図1に示した第1の形態の物品運搬保管装置の場合よりも一層自由に調整することができる。間隔を調整した支柱6を、物品1が載せられたパレット2に、前述のようにして取付ける。
【0063】
このように間隔が調整される支柱6を取付けることのできる突部7の間の間隔D1,D2を有するパレット2を予め用意しておくことにより、そのいずれのパレット2にも、間隔調整後の支柱6を取付けることができる。パレット2に4本の支柱を取付けた後、その上方から図7に矢印Cで示すように天板33を下げ、図8及び図9に示すように、その各孔35に、各支柱6の上端部23を嵌合して複数の支柱6の上部に天板33を着脱可能に取付ける。この例では、各第2の継手8よりも上方に突出した各支柱6の上端部23を、直に、天板33とガイド部材34に形成された孔35に嵌合し、天板33を4つの第1の継手8の上面に載置して天板33を支えるように構成されている。
【0064】
上述のようにして、図8に示す如く、第1の形態の物品運搬保管装置と同様の機能を備えた物品運搬保管装置30を構成でき、その天板33の上に、図8に破線又は鎖線で示した物品1A,1Bを載置できることも先の例と変りはない。
【0065】
上述のようにして、先に説明した物品運搬保管装置の場合と全く同様にして、パレット2の物品載置面5上に載せた物品1を運搬し、又はこれを保管することができる。また図7に示した物品運搬保管装置も、図10に示すように上下に積み重ねることができる。この場合も、上側の物品運搬保管装置30Aのパレット2の物品載置面5とは反対側の裏面の側に形成された4個の係合孔22(図7)のそれぞれに、下側の物品運搬保管装置30の天板33とガイド部材34の孔35から上方に突出した各支柱6の上端部23を嵌合する。このようにして、物品運搬保管装置30,30Aを上下に積み重ね、物品1を小さなスペースに保管し、又は運搬することができる。天板33を支柱6から外し、かつパレット2から4本の支柱6を取外すことにより、パレット2上の物品を楽に床面などに下ろすことができる。また、この場合も、上側の物品運搬保管装置30Aを下降させて下側の物品運搬保管装置30に載せるとき、上側の物品運搬保管装置30Aは、下側の物品運搬保管装置30の天板33に固定されたガイド部材34によって案内されるので、容易に上側の物品運搬保管装置30Aを下側の物品運搬保管装置30上に載せることができる。
【0066】
図7に示した物品運搬保管装置の場合も、天板33を各支柱6から取外し、しかも支柱6をパレット2から抜き出せば、その支柱6と第1及び第2の連結部材14,15を図11に示すようにコンパクトに折り畳むことができる。このように、図7に示した物品運搬保管装置においても、複数の支柱6と、前述の連結手段を構成する連結部材14,15とが、その支柱6をパレット2から外した状態で折り畳み自在な支柱ユニット32Aを構成している。
【0067】
支柱ユニット32Aを折り畳むときは、図12に鎖線で示すように、支柱6を手で掴み、支柱6を近づけて図13に示すようにその支柱ユニット32Aを折り畳むことができる。これは、図1に示した支柱ユニット32においても同様である。なお、図12及び図13に符号18Aで示すものは、各継手8に連結部材14,15を連結するための舌片であり、これらは、図4に示した各舌片16に相当するものである。
【0068】
また図7は、パレット2の上にこの図には示していない物品1を載せ、その物品1をパレット2に位置決めし、次いで支柱ユニット32Aをパレット2の上方から下げて各支柱6の下部をパレット2の各突部7に嵌合して、その支柱ユニット32Aをパレット2に取付け、又はその支柱ユニット32Aを上方に持ち上げてパレット2から外すときの様子を示しており、図1乃至図6に示した第1の形態の物品運搬保管装置も、この方法で支柱ユニット32をパレット2に着脱することができる。
【0069】
一方、図14は図7に示した支柱ユニット32Aの第3の継手26を上方にスライドさせ、第1及び第2の連結部材14B,15Bと、これに対向する第1及び第2の連結部材14D,15Dを上方に持ち上げ、第2の継手9を下方にスライドさせて他の第1及び第2の連結部材14A,15Aと14C,15Cのそれぞれを折り畳み、その支柱ユニット32Aを水平方向に移動させ、該支柱ユニット32Aをパレット2に取付け、又は取外す使用方法を示している。この方法によると、支柱ユニット32Aを上下に動かす必要がないため、その作業を大変楽に行うことができ、しかも支柱6を物品1から大きく離して、その支柱ユニット32Aを水平方向に移動させるので、支柱6や第1及び第2の連結部材14,15を物品に接触させずに、パレット2に対する支柱ユニット32Aの取付けと取外しを行うことができ、物品1に傷を付けることなく作業を遂行することができる。
【0070】
以上、物品運搬保管装置の基本構成に関する各実施形態例を説明したが、いずれの形態の物品運搬保管装置においても、パレット2上に物品を載せて運搬し、又はこれを保管する際、その物品1がパレット2に対して大きくずれ動いてしまうとすれば、物品1を安定状態で運搬し、又は保管することはできない。
【0071】
そこで、図1乃至図14に示した物品運搬保管装置は、先にも簡単に説明したように、パレット2に載置された物品を、該パレット2に対して位置決めして保持するための位置決め保持手段を具備している。以下にその具体例を明らかにする。
【0072】
図15は、図1及び図7に示したパレット2に物品1を載せるときの様子を示しているが、この図に示すように、本例の位置決め保持手段は、パレット2に着脱可能に取り付けられる位置決め部材37(図2、図3及び図7には示さず)を有している。図16は、図15に示した位置決め部材37の拡大図であり、図17はその位置決め部材37を反転して示す斜視図である。図16及び図17から判るように、位置決め部材37は、板材より成るベース38と、そのベース38の一方の面38Aに固定された第1の突起39Aと、ベース38の他方の面38Bに固定された第2の突起39Bとを具備する。ベース38と、第1及び第2の突起39A,39Bは、例えば剛性の大なる金属又は樹脂などによって構成され、第1の突起39Aは、その基端部がベース38の一方の面38Aに固着されて、その面38Aに対してほぼ垂直に突出する。同じく第2の突起39Bは、その基端部がベース38の他方の面38Bに固着され、その面38Bに対してほぼ垂直に突出している。第1及び第2の突起39A,39Bの数は、1つずつを含めた適数に設定できるが、第1及び第2の突起39A,39Bを複数個ずつ設けることが好ましく、図示した例では2個ずつの第1及び第2の突起39A,39Bが設けられている。
【0073】
一方、図18に示すように、パレット2の上部の適所、この例では一方の台座部材3に、第1の突起39Aをガタ付くことなく着脱自在に係合させることのできる第1の係合部40Aと、同様に第2の突起39Bをガタ付くことなく着脱自在に係合させることのできる第2の係合部40Bがそれぞれ形成されている。図18に示した例では、これらの係合部40A,40Bがパレット2に形成された位置決め孔により構成されているが、パレット2に形成した凹部などによって各係合部を構成することもできる。
【0074】
ここで、物品1をパレットに載置するに先立ち、第1及び第2の突起39A,39Bのいずれか一方、例えば図15及び図18に示すように第1の突起39Aを下に向け、その第1の突起39Aをパレット2の第1の係合部40Aに嵌合して当該係合部40Aに係合させる。これにより、位置決め部材37がパレット2に位置決めされて取り付けられ、このときベース38の他方の面38Bが上を向いて位置し、第2の突起39Bが上方に向けて突出している。
【0075】
次に、図15に示すように、物品1をパレット2の上方から下げ、当該物品1をパレット2上に載置するが、このとき物品1の底部、例えば複写機の底板1Cに形成された孔42を、第2の突起39Bにガタ付きのない状態に嵌合する。このようにして、物品1はパレット2に対して位置決めされ、当該パレット2に保持される。位置決め保持手段を設けることにより、パレット2上に載置した物品1を運搬するとき、パレット2上の物品1のずれ動きを阻止し、その物品1を安全に保持しておくことができる。また、この位置決め保持手段は、運搬される物品運搬保管装置のパレット上の物品1を、その物品運搬保管装置や物品1に加えられる衝撃や振動から保護する用もなす。第1及び第2の突起39A,39Bを複数個ずつ設けることにより、これらの機能を高めることができる。また、物品を目的地まで運搬した後、その物品1を上方に持ち上げるだけで、物品1の孔42が第2の突起39Bから外れ、当該物品1をパレット2から取り外すことができる。
【0076】
ところで、物品1に形成された孔42の位置や、その径は当該物品の種類やその型式などによって相違する。従って、図15に示したように位置決め部材37をパレット2に取り付けた場合、その第2の突起39Bの径と両第2の突起39B間の間隔W2(図17)に合致した孔42を有する図15に示した物品1については、その孔42を第2の突起39Bに係合させることができるが、他の種類の物品については、これに形成された孔42を第2の突起39Bに係合させることができないことがある。
【0077】
そこで、第1の突起39Aの径と、その間隔W1(図17)を、予め、他の種類の物品の孔42の径とその間隔に合せて形成しておく。そして、他の種類の物品をパレット2上に載置するときは、先ず図15に示した位置決め部材37を上方に持ち上げて位置決め部材37をパレット2から外す。次いで当該位置決め部材37を図17に示すように反転してその第2の突起39Bをパレット2の第2の係合部40Bに係合し、第1の突起39Aを上に向けた状態で位置決め部材37をパレット2に取り付ける。この状態で上述の他の種類の物品を、図15に示したところと同様にしてパレット2の上方から下げ、その物品に形成された孔を、上方に突出した第1の突起39Aに係合させる。これによって、他の種類の物品も、パレット2上に正しく位置決めしてこれを保持することができ、その運搬中に当該物品がパレット2に対してずれ動くことを阻止でき、またその物品を衝撃や振動から保護することができる。
【0078】
上述した例では、第1の突起39Aと第2の突起39Bを、パレット2の異なった位置に形成された第1の係合部40Aと第2の係合部40Bにそれぞれ係合させたが、各突起39A,39Bをベース38の第1及び第2の面38A,38Bに固定する位置を適宜設定することにより、いずれの突起39A,39Bも、パレット2に形成された同じ係合部に係合させるように構成しても、上方に突出した突起を、種類の異なった物品1の孔42に係合させて、その物品1をパレット2に対して位置決め保持することが可能である。また、上の例では、物品1に形成された孔42を第1又は第2の突起39A,39Bに係合させて、物品1をパレット2に対して位置決めして保持したが、物品1の他の部分、例えば溝などに突起39A,39Bを係合させてもよい。
【0079】
上述のように、本例の位置決め保持手段は、その位置決め部材37の第1の突起39Aと第2の突起39Bのうちの選択されたいずれか一方の突起を、パレット2に形成された係合部40,40Aに着脱可能に係合し、その係合部に係合した突起39A又は39Bではない方の突起39B又は39Aをパレット2に載置された物品1に係合して、その物品1をパレット2に対して位置決めして保持するように構成されている。
【0080】
その際、間隔W1,W2と、径の異なった第1及び第2の突起39A,39Bを有する2以上の位置決め部材37を予め用意すると共に、その各位置決め部材37の第1及び第2の突起39A,39Bがそれぞれ係合できる係合部をパレット2に予め形成しておけば、その突起39A,39Bが係合する孔の径や間隔が互いに異なる多数種類の物品のいずれをパレット2に載置したときも、その物品に合った突起39A,39Bを有する位置決め部材37をパレット2に取り付けることにより、その物品を支障なくパレット2に対して位置決めして保持することが可能である。
【0081】
また、位置決め保持手段が、上述の位置決め部材37のほかに図19に示す物品保持部材43を有していると、パレット上の物品1をパレット2に対してより一層確実に保持することができる。図19に示す例では2つの物品保持部材43が設けられ、その物品保持部材43は、剛性の大なる樹脂板又は金属板などによって構成されている。かかる物品保持部材43は基部44と、その基部44に一体に形成され、かつ該基部44に対してほぼ垂直に立上った立板部45とを有し、その基部44が例えばねじ46によってパレット2上に固定される。また、これらの物品保持部材43は、前述の位置決め部材37が取り付けられるパレット部分以外のパレット部分に固定されている。図示した例では、パレット2に取り付けられた位置決め部材37に対向した位置であって、その位置決め部材37から離間した位置の台座部材3上に物品保持部材43が固定されている。
【0082】
前述のように、物品1をパレット2に載置したとき、上記2つの物品保持部材43は、その物品1の下部外面を保持する。これにより、パレット2に載置された物品1は、前述の位置決め部材37の突起39A又は39Bにより位置決めされて保持されると共に、その位置決め部材37に対向して位置する物品保持部材43によっても保持される。このように物品保持部材43を追加することによって、物品1に対する保持機能を高めることができ、その物品1の高さが高いときも、物品運搬保管装置の側部に衝撃や力が加えられた際にも、物品1を安定状態で保持でき、その物品1を確実に保護することができる。
【0083】
また、図19に例示した物品保持部材43は、その立板部45がほぼL字形の横断面形状を有していて、その立板部45がパレット2に載置された物品1の角隅部47を保持するように構成されている。このように、物品保持部材43が、物品1の角隅部47を保持するように形成されていて、その物品保持部材43がコーナフェンスとしての働きをなすように構成することによって、パレット2上の物品1のずれ動きをより確実に阻止でき、その保持機能が高められる。
【0084】
また、図19に示した物品保持部材43以外の形態の物品保持部材、例えば図20に示した物品保持部材43を用いることもできる。図20に示した物品保持部材43の構成と機能は、図19に示した物品保持部材43と実質的に異なるところはない。
【0085】
また、物品保持部材43を、パレット2に対する取り付け位置を調整できるように、該パレット2に固定すると、いずれのサイズ又は形態の物品1をパレット2に載置したときも、その下部外周面を物品保持部材43によって保持することができる。例えば、図19及び図20に示すように、パレット2に多数のねじ孔49を形成しておき、パレット2上に載置される物品1のサイズや形態に合ったねじ孔49を選択し、物品保持部材43に挿通したねじ46を、その選択したねじ孔49に螺着して物品保持部材43をパレット2に固定する。これによりいずれの物品1をも、物品保持部材43により確実に保持できる。
【0086】
また、図21に示すように、パレット上に載置された物品の側を向く物品保持部材43の面に緩衝部材50を配置し、その緩衝部材50に、パレット2上の物品1の下部外面が当接するように構成すると有利である。このように、位置決め保持手段が、パレット2に載置された物品1と物品保持部材43との間に配置される緩衝部材50を有していると、物品運搬保管装置に搭載した物品1を運搬するとき、これに振動や衝撃が加えられたときも、緩衝部材50がその振動や衝撃を吸収するので、物品1が損傷を受ける不具合をより一層確実に回避することができる。この緩衝部材50は、物品保持部材43よりも軟質な材料、例えば段ボール紙、ゴム、フェルト、軟質樹脂、発泡体又は他の適宜な軟質弾性体などから成る。パレット2上に載置された物品1は、硬質の物品保持部材43に接触せず、軟質な緩衝部材50に接触する。
【0087】
また、物品保持部材43はパレット2に固定されているので、その物品保持部材43をパレット2と共に保管したり運搬することができ、物品保持部材43とパレット2を別々に管理することにより生じる物品保持部材43の紛失を防止することができる。その際、緩衝部材50を例えば接着剤などによって物品保持部材43に一体的に固定し、その緩衝部材50もパレット2と共に保管できるように構成することもできるが、緩衝部材50は物品保持部材43よりも軟質な材料より成り、損傷を受けやすい部材であるため、緩衝部材50が損傷したとき、その緩衝部材50だけを廃棄しなければならぬこともある。また、パレット2とこれに固定された物品保持部材43を、例えば金属や熱可塑性樹脂により構成し、かつ同一又は互いに相溶性のある材料で構成しておき、当該パレット2と物品保持部材43を長期間使用して、これらの損傷が著しくなったとき、これらを再利用すべく、パレット2と物品保持部材43を一緒に溶融できるように構成した場合、その物品保持部材43とは異種材料より成る緩衝部材50を、物品保持部材43から分離して、その物品保持部材43とパレット2を溶融させる必要がある。このとき、緩衝部材50が物品保持部材43に一体に固定されていると、緩衝部材50を物品保持部材43から分離することは容易でない。
【0088】
そこで、本例の物品運搬保管装置においては、緩衝部材50は、物品保持部材43に接着剤などで固定されることなく着脱自在に取り付けられている。これにより、上述した要求を支障なく満足させることができる。
【0089】
ところで、物品1はパレット2の上方から、例えば図示していない昇降装置などによって下げられながらパレット2上の所定の位置に載置される。このとき、物品1の重量が大なるときなどは、その物品1を正しく所定の位置に下降させる作業は容易ではない。そこで、図21に示すように、物品保持部材43の上部が、ここに重ねられる緩衝部材50の上部と共に、物品1が載置されるパレット部分から外側に向けて傾斜され、ここが傾斜部51として構成されている。これにより、物品1をパレット上に載置すべく、その物品1を下降させるとき、その水方向の位置が多少ずれているときも、下降する物品1は、上述の傾斜部51に案内され、その水平方向位置が自動的に修正されてパレット2上の所定の位置にセットされる。これにより、物品1を容易にパレット2上の所定の位置に載置することができる。
【0090】
上述のように、本例の物品保持部材43は、パレット2の上方から物品1を下げながら該パレット2に物品1を載置するとき、その物品1がパレット2上の所定の位置に位置決めされるように、当該物品1を案内するガイド部を有しており、図21に示した例では、前述の傾斜部51がそのガイド部の一例を構成している。この構成は、緩衝部材50を設けないときも採用することができる。
【0091】
ところで、物品1を搭載した物品運搬保管装置の運搬中に、その物品1の下部は、前述の位置決め部材37や物品保持部材43によって保持されるが、物品1の上部が運搬中に加えられる振動などによって振れ動くおそれがある。そこで、上述の各構成に加え、図22乃至図25に示すように、支柱6の上部と、パレット2に載置された物品1の間に位置する振れ動き防止部材ないしはクッション材52,53を設け、物品1の上部の振れ動きを防止するように構成することが望ましい。
【0092】
図22及び図23に示す例では、例えば発泡体や、内部にエアが封入されたバッグなどから成る4つのクッション材52が用いられ、これらのクッション材52を図23に示すようにパレット2上の物品1の上部角部に当てると共に、各クッション材52のコーナ部に形成された溝54と各支柱6を係合して各クッション材52を各支柱6と物品1の間に保持する。クッション材ないしは振れ動き防止部材は、支柱における物品の上部側面と係合可能に形成されているのである。
【0093】
また図24及び図25に示す例においては、中央部が切り抜かれたほぼロの字状の発泡体又は内部にエアが封入されたバッグなどから成る1つのクッション材53が用いられ、このクッション材53をパレット2上の物品1の上部外面を取り囲むように取り付けて、当該クッション材53を物品1と支柱6との間に配置する。この例では、クッション材53ないしは振れ動き防止部材が、物品の上部側面のみと当接する。
【0094】
上述のようにクッション材52,53を設けることによって、運搬中の物品の上部が振れ動くことを防止できる。特に高さが高く、重心の位置も高い安全性に欠ける物品を運搬するとき、物品運搬保管装置の側部に衝撃が加えられたようなときも、その物品の上部が大きく振れ動くことを阻止できる。
【0095】
なお、図22乃至図25に示した物品運搬保管装置においては、天板の代りに、2本ずつの支柱6の上部に着脱可能に取り付けられた架橋部材55が設けられており、この架橋部材55によっても、物品の運搬中に支柱に対して外力が加えられたとき、その支柱が大きく振れ動く不具合を阻止できる。
【0096】
以上、本発明の多数の実施形態例を説明したが、その各例の構成を適宜組み合せて物品運搬保管装置又はこれにより運搬される物品を構成することもできる。また、本発明は、先に例示した物品以外の各種物品、例えば自動車、そのエンジンなどの部品、家具、建築材料など、実質的にいかなるものの物品運搬保管装置にも適用できるものである。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、パレットに載せた物品を、位置決め保持手段によって、パレットに対して位置決めして保持できるので、安定した状態で物品を運搬し、又はこれを保管することができる。また、パレットに載置された物品の上部も安定させて、その物品を運搬することができる。
【0098】
請求項5に記載の発明によれば、位置決め保持手段を構成する位置決め部材は、そのベースの一方の面と他方の面に第1の突起と第2の突起がそれぞれ形成され、いずれか一方の突起をパレットの係合部に係合し、他方の突起によって物品を保持できるので、1つの位置決め部材によって、異なった物品をそれぞれ位置決めして保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した物品運搬保管装置を組立てた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示した物品運搬保管装置を組立てて、これを上下に積み重ねたときの様子を示す斜視図である。
【図4】図1に示した第1の継手とこれに連結された連結部材の拡大斜視図である。
【図5】図1に示した第2の継手から支柱を分離して示した分解斜視図である。
【図6】図1に示した支柱ユニットを折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図7】図1とは異なる物品運搬保管装置の実施形態例を示す斜視図である。
【図8】図7に示した物品運搬保管装置を組立てたときの様子を示す斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線拡大断面図である。
【図10】図7に示した物品運搬保管装置を組立てて、上下に複数段積み重ねたときの斜視図である。
【図11】図7に示した支柱ユニットを折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図12】支柱ユニットを折り畳むときの様子を示す斜視図である。
【図13】折り畳んだ支柱ユニットを示す斜視図である。
【図14】支柱ユニットをパレットに着脱するときの様子を示す斜視図である。物品運搬保管装置の一例を示す斜視図である。
【図15】物品と位置決め部材との関係を示す斜視図である。
【図16】位置決め部材の拡大斜視図である。
【図17】図16に示した位置決め部材を上下反転させたときの状態を示す斜視図である。
【図18】位置決め部材をパレットに取り付けるときの様子を示す斜視図である。
【図19】物品と位置決め部材と物品保持部材との関係を示す斜視図である。
【図20】図19に示した物品保持部材とは形態の異なる物品保持部材を示す斜視図である。
【図21】物品保持部材の他の例を示す斜視図である。
【図22】クッション材を支柱に組み付ける前の様子を示す斜視図である。
【図23】図22に示したクッション材を支柱と位置決め部材の間に組み付けたときの状態を示す斜視図である。
【図24】他の形態のクッション材を支柱に組み付ける前の様子を示す斜視図である。
【図25】図24に示したクッション材を支柱と位置決め部材の間に装着した様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 物品
2 パレット
6 支柱
6A 支柱
6B 支柱
6C 支柱
6D 支柱
30 物品運搬保管装置
30A 物品運搬保管装置
33 天板
37 位置決め部材
38 ベース
38A 面
38B 面
39A 第1の突起
39B 第2の突起
40A 係合部
40B 係合部
52 クッション材
53 クッション材

Claims (6)

  1. 物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接するクッション材とを具備し、該クッション材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置。
  2. 物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱間の間隔を調整可能に、当該2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接して前記物品の振れ動きを防止する振れ動き防止部材とを具備し、該振れ動き防止部材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置。
  3. 物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接するクッション材とを具備し、該クッション材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置。
  4. 物品が載置されるパレットと、該パレットに載置された物品を取り囲むことができる位置に該パレットに着脱可能に取付けられる複数の支柱と、互いに隣り合う2本の支柱同士をそれぞれ連結する連結手段と、前記パレットに載置された物品を、該パレットに対して位置決めして保持するための位置決め保持手段と、前記支柱の上部と、パレットに載置された物品との間に位置し、前記物品の上部側面のみと当接して前記物品の上部の振れ動きを防止する振れ動き防止部材とを具備し、該振れ動き防止部材は、前記支柱における前記物品の上部側面と対向する側と係合可能に形成されている物品運搬保管装置。
  5. 位置決め保持手段は、パレットに取り付けられる位置決め部材を有し、該位置決め部材は、ベースと、該ベースの一方の面に固定された第1の突起と、ベースの他方の面に固定された第2の突起とを具備し、前記第1の突起と第2の突起のうちの選択されたいずれか一方の突起を、前記パレットに形成された係合部に着脱可能に係合し、該係合部に係合した突起ではない方の突起をパレットに載置された物品に係合して、当該物品をパレットに対して位置決めして保持する請求項1乃至4のいずれかに記載の物品運搬保管装置。
  6. 前記支柱の上部に着脱可能な天板を具備する請求項1乃至5のいずれかに記載の物品運搬保管装置。
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