JP3937530B2 - 楕円振動パーツフィーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は楕円振動パーツフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、取付フレームに取付けたボウルを水平方向に振動可能に支持し垂直方向に延びる第1板ばねと前記ボウルを垂直方向に振動可能に支持し水平方向に延びる板ばねと、前記ボウルを水平方向に加振する第1電磁石と、前記ボウルを垂直方向に加振する第2電磁石とを備えた楕円振動パーツフィーダは公知である。然るにボウルは一般にその中央部で取付けフレームの中央部にボルトにより、固定されている。然るにこのボウルの径が大きくなると、その慣性モーメントが大となり、場合によっては中央部のボルトだけでは取付け強度が不足することがある。これに対して取付けフレームの外周縁部にボウルの外周縁部を取付けるための取付け部材を形成させ、これにボルトにより固定されている場合がある。然るにこのためにはわざわざ取付けフレームに対し、この取付け部材を溶接するか或は複雑な加工を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、上述した種類の楕円振動パーツフィーダにおいては垂直に延在する第1板ばねを取付けフレームにその上端部で固定させなければならないが、本発明はこのための加工と同一にして容易に形成させ得る楕円振動パーツフィーダを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、取付けフレームに取付けたボウルを水平方向に振動可能に支持し垂直方向に延びる第1板ばねと、前記ボウルを垂直方向に振動可能に支持し水平方向に延びる第2板ばねと、前記ボウルを水平方向に加振する第1電磁石と、前記ボウルを垂直方向に加振する第2電磁石とを備えた楕円振動パーツフィーダにおいて、
前記取付けフレームは、その中央から径外方に等長かつ等角度間隔に伸びる複数のはりと、隣り合う該はりの先端を連接する環状部と、該環状部から径外方向にほゞ等長にかつ等間隔で突出する突出部とを有し、これら突出部は、一つおきに前記第1板ばねの上端部をボルトにより取付ける第1の突出部と、他の一つおきに前記ボウルの外周縁部をボルトにより取付ける第2の突出部からなり、前記第1の突出部には前記板ばねを取り付けるために水平方向のボルト挿通孔が形成され、前記第2の突出部には前記ボウルを取付けるために垂直方向のボルト挿通孔が形成されていることを特徴とする楕円振動パーツフィーダによって解決される。
【0005】
以上の構成により、他の一つおきの第2の突出部にボウルの外周縁部をボルトに固定させることにより、慣性モーメントがいかに大きくとも強固に取り付けフレームに対し固定させることができ、また一般に垂直板ばねは径方向にできるだけ大きな円周上に固定することがボウルの振動を安定なものにするので、これと共に等角度間隔で一つおきにこのような第1の突出部を形成することが容易であり、他の一つおきの第2の突出部にボウルを取付けることは従来の標準作業と同等である。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態による楕円振動パーツフィーダについて説明する。
【0007】
図1は楕円振動パーツフィーダの全体を示すものであるが、10は内周壁部にスパイラル状のトラック11を形成させたボウルであり、後に詳述する駆動部にボルト12によりセンターで固定されている。
【0008】
図2はボウル10を取り外した状況を示し、楕円振動駆動部の斜視図であり固定フレーム1に後述するように垂直加振力用電磁石及び径方向に対向する一対の水平方向加振用電磁石が取り付けられている。ボウル10が取り付けられる上側可動フレーム6(本発明の「取付けフレーム」)には、その中央から径外方に伸びる4本のはり6dと、隣り合うはり6dの先端を連設する環状部6eと、環状部の外周縁部の8つの径方向に伸びる突出部とからなる。環状部6eの外周縁部には8つの径方向に伸びる突出部が設けられているが、この一つおきの第1の突出部である突出部6a(以降、突出部6a)に垂直に重ね板ばね5の上端がボルトにより固定されている。なお、突出部6aには水平方向のボルト挿通孔が形成されている。
【0009】
また、図4、5に明示されるように垂直振動用板ばね15a、15b、15c、15dがその中央部に下側フレーム3のアーム部で固定されており、その両端部は固定フレーム1の板ばね取り付け部1aにボルトにより固定されている。図3で明示されるように上述の垂直加振力用の電磁石の可動コア31は上側可動フレーム6の下面に固定されており、これと空隙をおいて電磁石32が固定フレーム1の中央に固定されている。また、この固定フレーム1の径方向で一対の水平加振力用の電磁石が固定されているが、これは上側可動フレーム6に固定され、下方に垂下する可動コア21と電磁石22とからなっている。
【0010】
これら電磁石32、22に相互に所定の位相差を持って電圧が加えられると、垂直方向及び水平方向にこの位相差を持って電流が流れ、これにより、公知のようにボウルが楕円捩り振動を行なう。
【0011】
垂直に伸びる重ね板ばね5がボウル10の水平方向成分の共振周波数を決定し、また水平に配設された板ばね15a、15b、15c、15dによって垂直方向の共振周波数が決定される。一般に楕円振動においては水平方向の共振周波数にほゞ一致するように、水平方向加振力用電磁石22に電圧が加えられるのであるが、水平方向加振用の電磁石22には所定の位相差を持って同周波数の電圧が加えられ、かつ、また共振点からは、ずれた周波数で駆動されることになる。
【0012】
以上のようにしてボウル10は楕円振動を行なうのであるが、このボウル10の取付けフレームとしての上側可動フレーム6への取付けのために上述の板ばね5の上端部を取付けている突出部6aの間にそれぞれ同様な形状の第2の突出部である突出部6c(以降、突出部6c)が4個形成されている。従ってこれら突出部6a、6c間は45度間隔に形成されており、また上側可動フレーム6の中央部に形成したねじ孔6bに対して径方向の長さはほゞ同一であり、これらにはボルト挿通孔hが垂直方向に形成されている。
【0013】
ボウル10はその中央でボルト12を上側可動フレームの中央部のねじ孔6bに螺着、締めつけることにより、第1の取付けが行なわれ、更に本発明の実施の形態によれば、突出部6cの貫通孔hに下方からボルトを挿通させ、その突出ねじ部をボウル10の図示せずとも底面に形成されたねじ孔に螺着、締めつけることにより、ボウル10は上側可動フレームに固定されている。以上のようにして、ボウル10は可動フレーム6に固定されるのであるが、その慣性モーメントが大きくともその径外周部においてボウル可動フレーム6の突出部6cに固定されることにより、強固に固定されることができる。
【0014】
また上側可動フレーム6は極めてシンプルでかつ対称的な形状を呈しており、このような部品の機械加工は容易に行なうことができる。また意匠的にもすぐれたものがある。
【0015】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0016】
例えば、以上の実施例では円筒形状のボウル10の底面にねじ孔を形成し、これに突出部6cに形成したボルト挿通孔hにボルトを挿通させて螺着、締めつけるようにしたが、これに変えて図6に示すようなボウル100を取り付けるようにしてもよい。この場合には円筒状のボウルの底面に環状のリング101が一体に形成されているが、これに形成されるばか孔tにボルトを上方から挿通させ、上述の上側可動フレーム6の突出部6cの孔hをねじ孔とし、上方からボルトをばか孔tに挿通させ、突出部6cのねじ孔hに螺着、締めつけることにより、ボウル100を上側可動フレーム6に対し、固定させるようにしてもよい。
【0017】
また、以上においてはボウルの外形状は円筒形状にしたが、勿論、これに限ることなく、従来公知のすり鉢状のボウルに対しても適用可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の楕円振動パーツフィーダによれば、ボウルを取付けフレームに容易に取付けることができると共に、その慣性モーメントがいかに大きくとも強固に取付けフレームに固定させることができ、また、取付けフレームの加工も従来の外周縁部に取り付けていた取付けフレームに比べるとはるかにその加工が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による楕円振動パーツフィーダの斜視図である。
【図2】同パーツフィーダにおいてボウルを取り除いた状況を示す駆動部の斜視図である。
【図3】同ボウルを取り除いた部分破断斜視図である。
【図4】同正面図である。
【図5】同底面図である。
【図6】ボウルの変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
5 板ばね
6 上側可動フレーム
6a 突出部
6c 突出部
h ボルト挿通孔
Claims (3)
- 取付けフレームに取付けたボウルを水平方向に振動可能に支持し垂直方向に延びる第1板ばねと、前記ボウルを垂直方向に振動可能に支持し水平方向に延びる第2板ばねと、前記ボウルを水平方向に加振する第1電磁石と、前記ボウルを垂直方向に加振する第2電磁石とを備えた楕円振動パーツフィーダにおいて、
前記取付けフレームは、その中央から径外方に等長かつ等角度間隔に伸びる複数のはりと、隣り合う該はりの先端を連接する環状部と、該環状部から径外方向にほゞ等長にかつ等間隔で突出する突出部とを有し、これら突出部は、一つおきに前記第1板ばねの上端部をボルトにより取付ける第1の突出部と、他の一つおきに前記ボウルの外周縁部をボルトにより取付ける第2の突出部からなり、前記第1の突出部には前記板ばねを取り付けるために水平方向のボルト挿通孔が形成され、前記第2の突出部には前記ボウルを取付けるために垂直方向のボルト挿通孔が形成されていることを特徴とする楕円振動パーツフィーダ。 - 前記ボウルは中央部においても、前記取付けフレームの中央部にボルトにより取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の楕円振動パーツフィーダ。
- 前記突出部は45度間隔で8個でなり、前記一つおきには両側の垂直な
平行面に前記第1板ばねの上端部が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の楕円振動パーツフィーダ。
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