JPH09255129A - 振動パーツフィーダ - Google Patents

振動パーツフィーダ

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JPH09255129A
JPH09255129A JP9011396A JP9011396A JPH09255129A JP H09255129 A JPH09255129 A JP H09255129A JP 9011396 A JP9011396 A JP 9011396A JP 9011396 A JP9011396 A JP 9011396A JP H09255129 A JPH09255129 A JP H09255129A
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bowl
movable frame
base block
parts feeder
fixed
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JP9011396A
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Hideyuki Takanaka
秀行 高仲
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て工数を減少し、消費電力を小とする
ことの出来る振動パーツフィーダを提供すること。 【解決手段】 ベースブロック24はボウル21と可動
フレーム23を介して板ばね26により結合されている
が、ベースブロック24の断面形状はH型であり、その
中心部に丸孔24bを形成し、これに電磁石6を配設し
ている。H型形状であるので、中心軸c−cの周りの慣
性モーメントは同一重量に対しては充分に大きくするこ
とが出来、従って、ボウル22の一定の捩り振巾に対す
るベースブロックの捩り振巾を小とする、すなわちこれ
らを結合している板ばねの全捩り振巾を小とする。よっ
て、消費電力はそれが垂直的であることと相まって、従
来より大幅に小とすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動パーツフィーダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来例の振動パーツフィーダを
示すが、全体としてPで示され、椀状のボウルBは下方
のベースブロックRと等角度間隔に傾斜配設された重ね
板ばねQにより結合されている。すなわちその上下端部
はボウルBの底壁部に一体的に固定された板ばね取付ブ
ロックにボルトb’により固定され、下端部もベースブ
ロックRに形成された斜面部にボルトb’により固定さ
れている。ベースブロックRには、電磁石Eが固定され
ており、これは上方の板ばね取付ブロックに一体的に固
定された可動コアMと空隙Sをおいて対向している。振
動パーツフィーダPの全体は、防振ゴムGにより床H上
に支持されている。電磁石Eに巻装された電磁コイルC
に交流を通電すると、公知のようにボウルBは、ねじり
振動を行い、ボウルBの内周壁部に形成されたスパイラ
ル状のトラックを部品が移送されていく。
【0003】然るに、上記従来例の振動パーツフィーダ
Pにおいては、電磁石E、板ばねQ、可動コアMなどに
より、ねじり振動駆動部が構成されるが、これらを外部
から保護するために筒状のカバーがベースブロックRの
外周縁部に何らかの手段で固定取付けなければならず、
この組み立て工数が全体の組み立て工数を増大させてお
り、またベースブロックRが振動反力により捩り振動を
行い、板ばねQには大きな捩り曲げ変位が生じ、この変
位を与えるためにコイルCに流れる電流を大にしなけれ
ばならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、カバーの取付工程を不要とし、かつ消費
電力を小とすることが出来る振動パーツフィーダを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、内部にス
パイラル状のトラックを形成させたボウルと、この下方
のベースブロックを等角度間隔で傾斜配設された板ばね
により結合し、前記ベースブロックに電磁コイルを巻装
させた電磁石を固定し、前記電磁コイルに電流を通電す
ることにより前記ボウルをねじり振動させるようにした
振動パーツフィーダにおいて、前記ベースブロックは中
央部に凹所を有し該凹所に前記電磁石を固定させて断面
が略H形状であって、前記電磁石により垂直方向の磁気
吸引力を発生させるようにしたことを特徴とする振動パ
ーツフィーダ、によって解決される。
【0006】ベースブロックは断面がH形状であるため
に、その中心線の周りの慣性モーメントは全重量が一定
であれば従来より大幅に大とすることが出来る。捩り振
動は中心軸の周りで行われるので、その慣性モーメント
は大なるが故に捩り振巾を小とすることが出来、よって
板ばねの全捩り曲げ変位を小としてボウルの一定の捩り
振巾に対する消費電力を小さくし、更に断面がH字形状
のベースブロックの中央部に電磁石を設けているので従
来必要であった筒状のカバーを別途設ける必要がない。
よって組み立て工数を従来より少なくし、かつ消費電力
を小さくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の実施の形
態による振動パーツフィーダは全体として21で示さ
れ、円筒形状のボウル22の底部には可動フレーム23
が後述するように取り付けられており、これはベースブ
ロック24と等角度間隔(本発明の実施の形態では4箇
所で90度間隔)で傾斜板ばね26により結合されてい
る。また、更に後述する防振機構25により床S上に支
持されている。
【0009】可動フレーム23は、図2に明示されるよ
うに、等角度間隔(90度間隔)で平面的に見てほゞL
字形状の切欠き23aが形成されている。これには更
に、図4に明示されているように、板ばね取付面23a
b及びこれに直角に板ばね側部規制面23aaを形成さ
せている。更に図7に明示されるように、可動フレーム
23の上部には環状の溝23bが形成されており、更に
中心部にはねじ孔23eが形成され、環状の溝23bに
上方に連接して円錐形状のテーパ面23cを形成させて
いる。
【0010】可動フレーム23の底壁の中央部には円形
の凹所23fが形成され、これに磁性材で成る接極子2
8が固定されている。また、上述のように環状溝23b
を形成させることにより中央部には突部23dが形成さ
れ、これに上述のねじ孔23eが設けられている。
【0011】ベースブロック24は、図3、図4及び図
5に明示される形状を呈し、いわば断面がH型形状であ
る。このベースブロック24にも上方の可動フレーム2
3の切欠き23aに対応して平面形状がほゞL字形状の
4つの切欠き24aが形成されており、この底壁部24
aaの一端部に板ばね取付面24abが形成され、これ
に更に直角に板ばね側部に対する規制面24acが形成
されている。底壁面24aaの他端部には、防振機構2
5が設けられている。ベースブロック24は、上述した
ように断面がほゞH形状であるが、この水平板部24d
上に円筒状の丸孔24bが形成され、これに電磁コイル
7を巻装した電磁石6が固定されており、上述の接極子
14と空隙gをおいて対向している。水平板部24dは
ベースブロックが上下からえぐられることにより形成さ
れており、床Sからかなり上方に位置しているが、この
外周部に肉厚部24eが形成されている。板ばね26の
上下端部は上述の板ばね取付面23ab、24abに形
成されたねじ孔にそのボルト挿通孔を整列させてあてが
われ、当て金27をあててボルトBによりそれぞれに固
定されている。
【0012】ボウル22内には、公知のように、帯板で
成るらせん状のスパイラル状トラック22aが一体的に
形成されており、その底壁部22bは陣笠状であるが、
この頂部に取付ブロック50を配設し、この中心孔50
aとボウルの底部22bの中央部に形成された中心孔2
2baと整列し、更にこれに整列して円筒部材51が溶
接固定されている。これと同心的に外方にはほゞ円筒形
状の取付部材53が溶接固定されており、この下方部は
円錐形状の第1テーパ面53a、更にこれに連接して下
方には直線的な第1ガイド面53bを形成させている。
この第1ガイド面53bは円筒形状であるが、上述の可
動フレーム23に形成した環状溝23bの外径よりは小
さい。第1テーパ面53aは可動フレーム23側の第2
テーパ面23cと、図5で示すように嵌合する形状を呈
している。なお、環状溝23bの外側周側面が第2ガイ
ド面として働く。
【0013】図6において、本実施の形態の防振ゴム機
構25の詳細が示されているが、高さ調節用のボルト4
2とベースブロック24の底壁部24aaとの間は、図
5に示すより小さくなっているが(調節する高さによっ
て異なってくる)、この間にロックナットLNを介在さ
せている。この高さ調節用のボルト42の調節により、
ベースブロック24の高さ調節後には、このロックナッ
トLNを締め付けることにより、高さ調節用のボルト4
2が長時間の振動により回動して、高さが変動しないよ
うにしている。防振ゴム本体37の下面に固定される座
金38bは、図3で明示されるように、ボウル22の径
外方に延在しており、この延在部に長孔38baを有す
る。ベースブロック24の床Sに対する相対的な高さを
調節した後、ナット43を締め付けることによりこの高
さで固定されるのであるが、このナット43の締め付け
る前には、防振ゴム本体37の下面に固定された座金3
8bを図3に示すようにボウル22の周方向に沿ってH
方向に回動自在である。従って、この振動パーツフィー
ダ21を床Sに固定するに当たっては、取付位置に関し
この振動パーツフィーダ21全体を左右前後に移動が可
能であり、既に形成された床Sのねじ孔Saにボルト1
00を座金38bの長孔38baに挿通して、これに螺
着締め付けることにより振動パーツフィーダ21は床S
に固定されるが、これにより、この取付位置の自由度を
大きくしている。
【0014】次に、本発明の実施の形態における組立て
操作及び作用について説明する。
【0015】図7に示すように、ボウル22は上方より
可動フレーム23に持ち来たらされるのであるが、この
底壁部に固定された取付部材53の直線的なガイド面5
3bを有する筒部Pを可動フレーム23の上面に形成さ
れたテーパ面23c上に当接させる。ボウル22は、こ
の時、一点鎖線で示すように大きく傾き、これにより組
立て作業者はボウル22が可動フレーム23上に正しく
セットされていないことを認識することが出来ると共
に、可動フレーム23のテーパ面23c上をガイド面5
3bを有する筒部Pが滑動し、重力により自動的に可動
フレーム23上の溝23bに嵌まり込む。これによりボ
ウル22は可動フレーム23に整列した状態で、図1に
示すように正しくセットされる。この後、ボウル22の
底壁部22b上に取付ブロック50を、その中心孔50
aを底壁部22bの中心開口22baに整列させて配設
し、ボルト52をこれら中心孔50a、22ba、筒状
部材51を挿通させ、可動フレーム23の中心に形成し
たねじ孔23eに螺着し締め付ける。この時、取付部材
53のテーパ面53aが可動フレーム23のテーパ面2
3c上を滑動しながら締め付けられていくが、くさび効
果が働いて大きな力で固着力が発生する。またボルト5
2の締め付けと共に、取付ブロック50がボウル22の
底壁部22aを押圧し、これは陣笠形状であるが、その
間角が大きく、すなわち180度に近く(図5に示すよ
うに)なり、筒状部材51の下端面が可動フレーム23
の突部23dに当接することにより、その締め付け作業
は終了するのであるが、上述のくさび効果により、ボル
ト52による締め付け力をそれ程大とせずとも、すなわ
ち筒状部材51が当接する前に、その下端面が可動フレ
ーム23の突部23dよりそれ程大きく離れておらずと
も、可動フレーム23のテーパ面23cにはボウル22
側のテーパ面53aと均一に圧接しながらくさび効果で
固定されていくので、締め付け力を極小としながら、従
来より強い固着力でボウル22を可動フレーム23に取
り付けることが出来る。すなわちコイル7に交流を通電
すると交番磁気吸引力が発生し、ボウル22は、図5に
示す中心軸c−cの周りに捩り振動力を発生し、これは
テーパ面53a、23cの円周方向にほゞ平行であるの
で、従来のようにボウル22が傾倒した形で取り付けた
のでは、不均一な固着力のためにボウル22が可動フレ
ーム23に対し相対的に回動し、本来の部品整送作用が
行われなくなる恐れがあった。しかし、本発明の実施の
形態によれば、均一にテーパ面53a、23c同士のく
さび効果による固着力により、殆ど半永久的にボウル2
2の可動フレーム23への初期の取付状態を維持するこ
とが出来る。
【0016】本発明の実施の形態によれば、以上のよう
な作用、効果を奏するのであるが、更に本発明によれ
ば、次のような作用、効果をも有するものである。すな
わち、図3に明示されるように、ベースブロック24に
は等角度間隔で平面的な形状で略L字形状の切欠き24
aを形成させており、この底壁部24aaに防振機構2
5を設け、板ばね26の取付面24abも形成させてい
るので、ベースブロック24の外周部に対するこれらの
配設のための空間を極力小としており、更に図5に明示
されるように、ベースブロック24は断面がほゞH形状
であるが、中心軸c−cの周りの慣性モーメントは同じ
重量に対し極力大とすることができ、特に電磁石6を固
定させている水平板部24dの肉厚を小さくし、これは
中心線c−cに近い部分であるので、特に、この中心線
c−cに関するベースブロック24の慣性モーメントを
同一重量に対して極力大とすることができる。又、電磁
石6のコイル7に交流を通電すると、接極子14との間
に磁気交番力が発生するが、これは垂直方向であり、特
に板ばね26の垂直に対する傾斜角が小さい場合には、
水平方向の力成分が大きいので、コイル7に流す電流を
小としながら所望の捩り振巾を得ることが出来、この時
公知のように、板ばね26は、図8の(A)に示すよう
に、その長手方向の中心線Qに沿って捩り振動を行なう
のであるが、ボウル22の慣性モーメントとベースブロ
ック24の慣性モーメントに上下端から反比例した位置
で、それぞれ上下端部がノードNを中心として、図8の
(B)で示す自然形状から捩り曲げを行なうので、もし
ベースブロック24の慣性モーメントが小さければ、同
じ交番磁気吸引力に対し捩り振巾が大となるので、また
ボウル22の捩り振動とは180度位相を変えているの
で、これらボウル22の捩り振巾とベースブロック24
の捩り振巾との和が大きくなり、それだけ板ばね26に
大きな曲げ応力がかかり、更に、この曲げ応力を発生さ
せるためにコイル7に流す電流を大としなければならな
いが、本実施例によれば、ベースブロック24の慣性モ
ーメントは、ボウル22に対する所定の捩り振巾に対し
て小さくすることが出来るので、板ばね24の全捩り振
巾を小とすることが出来る。また、垂直吸引力を発生さ
せていることによりコイル7に流す電流を更に小とする
ことが出来る。すなわちコイル7に流す電流を小とする
ことが出来る。更に板ばね26にかかる曲げ応力を小と
して、寿命を大とすることが出来る。なお、防振機構2
5によれば、ナット43を弛めた状態で高さ調節用ボル
ト42の回動調節によりベースブロック24の床Sに対
する高さを調節することが出来るが、これによりボウル
22の、本発明の実施の形態における取付構造により、
ベースブロック24に対し平行な状態で取り付け、パー
ツフィーダ21全体を床Sに対し水平に取り付けること
が出来るので、トラック22aを移送される部品の整列
作用を従来より効率良く行なうことが出来る。更に防振
機構25はベースブロック24の外周部に、外方からの
アクセスが容易なように形成されているので、この調節
が簡単なものとすることができる。
【0017】又、更に本発明の実施の形態によれば、板
ばね26の上下端部は可動フレーム23及びベースブロ
ック24の板ばね取付面23ab、24abに上述した
ようにあてがってボルトBにより固定されるのである
が、当て板27がボルトBの回動締め付けによる摩擦力
によりボルトBの軸心の周りを回動せんとするが、本発
明の実施の形態によれば、取付面23ab、24abに
直交する板ばね側面規制面23aa、24acと当接し
て、それ以上の回動を許さない。従ってこの板ばね26
の取付作業も容易である。また、本発明の実施の形態に
よれば、1枚の板ばねでなるので、重ね板ばねのように
薄い平板でなるスペーサを設けないが、これを介在させ
た場合には特にその効果は大きい。
【0018】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0019】例えば、以上の実施の形態では、ボウルを
可動フレームに対し、1本のボルトで中央部において取
付ブロックを介して螺着締め付けることにより固定させ
たが、この固定方法に限ることなく、従来のボウルの取
付フレームもしくは可動側の一部に固定させるようにし
てもよい。勿論、この場合複数のボルトで固定させるよ
うにしてもよく、これに応じて可動フレームもしくはボ
ウルと一体的な可動側の要素に適当な取付部、ねじ孔な
どを形成して固定させるようにしてもよい。
【0020】また、以上の本発明の実施の形態では、9
0度間隔でベースブロックの外周部に、断面がほゞL字
形状の切欠きを形成したが、これは他の数、例えば3箇
所であってもよく、5箇所、6箇所に形成してもよい。
【0021】また、以上の本発明の実施の形態では、本
出願人は先に開発した防振機構を用いたが、これに限る
ことなく、従来公知の防振機構を用いて振動パーツフィ
ーダ全体を床状に支持してもよく、この場合には切欠き
の大きさを更に小とし、ベースブロックの中心軸の周り
の慣性モーメントをそれだけ大きくすることが出来る。
【0022】また、以上の本発明の実施の形態における
ベースブロックにおいては、中央部に円形凹所を形成
し、これに電磁石をもうけたが、この取付部である水平
板部に同心的に円形開口を形成してもよい。これは通常
のベースブロックの鋳物作業では縮み代を考慮して寸法
精度を出すのによく行われる方法であるが、このような
場合には、更にその中心軸の周りの慣性モーメントを更
に小とすることが出来る。
【0023】また、以上の本発明の実施の形態では、コ
イルに流す電流の周波数については特に言及しなかった
が、最近小型の電子部品を処理するのに、振動パーツフ
ィーダも小型化して来ており、これに伴って周波数を例
えば200Hz前後と大きくしている。この場合には振
巾も小としているのであるが、更に振動角もこれに応じ
て小さくしている。すなわち鉛直軸に対する板ばねの傾
斜角を、例えば5度乃至8度と小さくし、この場合には
上下成分がそれだけ小さくなり、殆ど水平方向の捩り振
動となるが、この場合には電磁石には可動コアを鉛直方
向に吸引する構成を取っているので、同じ捩り振巾に対
して更に電力を小とすることが出来る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ベースブロックの中心
軸の周りの慣性モーメントを従来より大幅に大とし、か
つカバーレス構造として組み立て工数を減少し、また電
力消費量も小として生産コストを大幅に小とすることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による振動パーツフィーダ
の側面図である。
【図2】図1においてボウルを取り除いた平面図であ
る。
【図3】更に図2において可動フレームを取り除いた平
面図である。
【図4】ボウルを取り除いた一部破断斜視図である。
【図5】同側断面図である。
【図6】同実施の形態における防振機構の拡大断面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態のボウルの可動フレームに
対する組立作業状況を示す分解断面図である。
【図8】同実施例における板ばねの捩り曲げ状況を示す
斜視図で、Aは捩り曲げを受ける板ばねの斜視図、Bは
自然状態の斜視図である。
【図9】従来例の振動パーツフィーダの側面図である。
【符号の説明】
6 固定側電磁石 7 電磁コイル 14 接極子 21 ボウル 23 可動フレーム 24 ベースブロック 24a 切欠き 24b 凹所 24c 凹所 24d 取付け板部 24e 肉厚部 26 板ばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にスパイラル状のトラックを形成さ
    せたボウルと、この下方のベースブロックを等角度間隔
    で傾斜配設された板ばねにより結合し、前記ベースブロ
    ックに電磁コイルを巻装させた電磁石を固定し、前記電
    磁コイルに電流を通電することにより前記ボウルをねじ
    り振動させるようにした振動パーツフィーダにおいて、
    前記ベースブロックは中央部に凹所を有し該凹所に前記
    電磁石を固定させて断面が略H形状であって、前記電磁
    石により垂直方向の磁気吸引力を発生させるようにした
    ことを特徴とする振動パーツフィーダ。
  2. 【請求項2】 前記ベースブロックは平面形状かほゞ円
    形であって、その外周部に等角度間隔で平面形状が略L
    字形状の切欠きを有し、該切欠きの底壁部に前記板ばね
    の下端部の取付面を形成させ、防振機構を設けている請
    求項1に記載の振動パーツフィーダ。
  3. 【請求項3】 前記ボウルの底壁部に固定された可動フ
    レームを下方に配設されたねじり振動駆動部によりねじ
    り振動させることにより、前記ボウルをねじり振動さ
    せ、前記トラックに沿って部品を移送させるようにし、
    前記ボウルは前記底壁部の中央部に形成したボルト挿通
    開口にボルトを挿通し、前記可動フレームのねじ孔に螺
    合、締め付けることにより、該可動フレームに固定し、
    前記ボウルの底壁部の外周下方に円錐形状の第1テーパ
    面及び該第1テーパ面に連接して鉛直な円筒形状の第1
    ガイド面を形成し、かつ前記可動フレームの外周上方に
    前記第1テーパ面と嵌合する円錐形状の第2テーパ面及
    び該第2テーパ面に連接して、鉛直であり、前記第1ガ
    イド面より径が大なる円筒形状の第2ガイド面を形成さ
    せている請求項1又は2に記載の振動パーツフィーダ。
  4. 【請求項4】 前記底壁部は円錐形状であり、下面に前
    記円錐形状のボウルの底部の頂角より小さい頂角の円錐
    形状の凹所を形成させ、中央部にボルト挿通孔を有する
    押さえブロックを、前記ボウルの底部の中央部に当てが
    い、ボルトを該押さえブロックのボルト挿通孔、前記ボ
    ウルのボルト挿通開口に挿通し、かつ前記可動フレーム
    の前記ねじ孔に螺着し、締め付けることにより、前記ボ
    ウルを前記可動フレームに固定させるようにした請求項
    1〜3の何れかに記載の振動パーツフィーダ。
  5. 【請求項5】 前記ボウルの中央部の外底壁面に、前記
    ボルト挿通開口に整列して円筒体を固定させ、前記ボル
    トを該円筒体にも挿通し、該ボルトの所定の締め付け力
    以上では、該円筒体の下端面は前記可動フレームの前記
    ねじ孔の外周縁部に当接するが、それ以下の締め付け力
    では前記可動フレームの上面から離れている請求項1〜
    4の何れかに記載の振動パーツフィーダ。
  6. 【請求項6】 前記ボウルの底部の外周縁部にリング状
    筒体を同心的に固定させ、該リング状筒体の下端部に前
    記第1テーパ面及び第1ガイド面が形成されている請求
    項5に記載の振動パーツフィーダ。
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