JP2002247691A - ダンパー、エッジ及びスピーカ装置 - Google Patents

ダンパー、エッジ及びスピーカ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐入力性が向上しているスピーカ装置、及び
それを実現するためのダンパー、エッジを提供するこ
と。 【解決手段】 フレーム11に接合されたダンパー22
を介してボイスコイルボビン20が支持されると共に、
該ボイスコイルボビン20に接合された振動板35の外
周側で、この振動板35がエッジ40を介して張設支持
されるスピーカ装置10であって、ダンパー22の開口
縁部には、このダンパー22の法線方向に向かって凹凸
を有する第一の凹凸部25が形成されていると共に、ボ
イスコイルボビン20のダンパー22を接合する接合面
にもこの接合面の法線方向に向かって凹凸を有する第一
の凹凸嵌合部26が形成されている。そして、これら第
一の凹凸部25と第一の凹凸嵌合部26とを嵌合させて
両者を接合することで、第一の接合面30が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカ装置に係
わり、特にスピーカ装置のダンパー部分や振動板部分の
接着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の一般的なスピーカの部分的
な側断面を示すもので、その構成を概略的に説明する。
スピーカ用振動板(以下では単に振動板という)1は、
外観が円錐台形状を為すように形成されていて、その径
方向の中心(円錐台形状の上面に相当する部分;図9中
では下端側)に開口部10が設けられている。そして、
開口部10に円筒形状のボイスコイルボビン2を位置さ
せ、該開口部10を形成する円形開口縁部11とボイス
コイルボビン2の側面部2aとを接触させた状態で両者
を接合する。それによって、ボイスコイルボビン2の運
動が振動板1に伝達される構成となる。
【0003】また、ボイスコイルボビン2の側面部2a
とフレーム4との間には、垂直方向の振動をボイスコイ
ルボビン2に許容すると共に、該ボイスコイルボビン2
の位置を規制するためのダンパー5が介在されている。
さらに、振動板1の内面側には、キャップ6が設けられ
ていて、ボイスコイルボビン2の上端面を覆う構成とな
っている。
【0004】このようなスピーカにおいて、ダンパー5
及びエッジ3の形状を図10及び図11を参照しながら
説明する。この図において、ダンパー5には、その中心
に開口部が設けられていると共に、開口部から外周縁部
の間に弾性部が設けられている。開口部の縁部には、ボ
イスコイルボビン2に対して取付固定を為すボイスコイ
ル取付部が設けられている。
【0005】ボイスコイル取付部は、ボイスコイルボビ
ン2に接着された場合に該ボイスコイルボビン2の側壁
面に沿って変形し、下方側であるボイスコイル7側を向
くように設けられている。そして、これらボイスコイル
取付部とボイスコイルボビン2の間に接着剤が介在し
て、該ボイスコイル取付部とボイスコイルボビン2の側
壁面とが平面接着される。また、ダンパー5の外周側に
おけるフレーム4との接着は、フレーム4の表面と、ダ
ンパー5の外周縁部裏面のダンパ接着部とを例えば接着
剤等によって平面接着することにより行う。
【0006】また、図11に示すように、例えばゴム等
の弾性部材からなるリング状のエッジ3は、開口部側の
縁部が下方に向かうように形成されていて、振動板1が
接着し易くなっている。また、エッジ3とフレーム4と
の接着も、上述のダンパー5の場合と同様に、フレーム
4の表面と、エッジ3の外周縁部裏面のエッジ接着部と
を、例えば接着剤等により平面接着することで行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ダン
パー5のボイスコイル取付部及びダンパ接着部、及びエ
ッジ3のエッジ接着部は、接着剤にて平面接着が為され
ている。そのため、スピーカ装置における音や外部衝撃
等による入力が大きい場合に、ダンパー5とフレーム
4、ダンパー5とボイスコイルボビン2、更にはエッジ
3とフレーム4との間の接着面で、剥離が生じ易くなっ
ている。かかる剥離が生じた場合には、音質の悪化及び
スピーカ装置の故障、といった不具合につながるため、
上述した接着面の接着強度向上により、耐入力性が向上
したスピーカ装置が望まれている。
【0008】なお、特開平9−224298号のスピー
カでは、ダンパーの開口縁部に切り込みを設け、この切
り込みによって接触面積の拡大を図り、よって接着強度
の向上を図ろうとする構成が開示されている。しかしな
がら、かかるスピーカにおいては、依然として平面接触
を行うものであると共に、ダンパとボイスコイルボビン
との間の接着強度向上であるため、ダンパとフレームと
の間やエッジとフレームとの間における耐入力性の問題
が解決されていない。
【0009】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、ダンパーとフレーム又
はボイスコイルボビン、及びエッジとフレームとの間に
おける耐入力性が向上しているスピーカ装置、並びにそ
れを実現するためのダンパー及びエッジを提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスピーカ装置は、フレームに接合されたダ
ンパーを介してボイスコイルボビンが支持されるスピー
カ装置において、ダンパーの開口縁部には、ボイスコイ
ルボビンを接合する接合面の法線方向に向かって凹凸を
有するダンパー中心側凹凸部が形成されていると共に、
ボイスコイルボビンのダンパーを接合する接合面にもこ
の接合面の法線方向に向かって凹凸を有するボビン側凹
凸嵌合部が形成されており、これらダンパー中心側凹凸
部とボビン側凹凸嵌合部とを嵌合させて両者を接合して
ダンパーボビン間接合面が形成されることとしたもので
ある。
【0011】このようにしたことで、ダンパーとボイス
コイルボビンとを接合する場合、まず、ダンパー中心側
凹凸部とボビン側凹凸嵌合部とを位置合わせして嵌合さ
せる。そして、かかる嵌合と同時に、又は嵌合の後に、
これら両者によって構成されるダンパーボビン間接合面
に、例えば接着材を塗布する等すれば、ダンパー中心側
凹凸部とボビン側凹凸嵌合部とは、凹凸によって接合面
積が大きくなると共に周方向のずれが防止され、強固に
接合される。このように、ダンパーとボイスコイルボビ
ンとが強固に接合されることで、耐入力性が向上する。
また、強い入力があった場合でも、両者の剥離が生じ難
くなり、製品寿命が延びるスピーカ装置とすることがで
きる。
【0012】また、他の発明のスピーカ装置は、フレー
ムに接合されたダンパーを介してボイスコイルボビンが
支持されるスピーカ装置において、ダンパーの外周縁部
には、フレームに接合される接合面の法線方向に向かっ
て凹凸を有するダンパー外周側凹凸部が形成されている
と共に、フレームのダンパーを接合する接合面にもこの
接合面の法線方向に向かって凹凸を有するフレーム側ダ
ンパー用凹凸嵌合部が形成されており、これらダンパー
外周側凹凸部とフレーム側ダンパー用凹凸嵌合部とを嵌
合させて両者を接合してダンパーフレーム間接合面が形
成されることとしたものである。
【0013】このようにしたことで、ダンパーとフレー
ムとを接合する場合、まず、ダンパー外周側凹凸部とフ
レーム側ダンパー用凹凸嵌合部とを位置合わせして嵌合
させる。そして、かかる嵌合と同時に、又は嵌合の後
に、これら両者によって構成されるダンパーフレーム間
接合面に、例えば接着材を塗布する等すれば、ダンパー
外周側凹凸部とフレーム側ダンパー用凹凸嵌合部とは、
凹凸によって接合面積が大きくなると共に周方向のずれ
が防止され、強固に接合される。このように、ダンパー
とフレームとが強固に接合されることで、耐入力性が向
上する。また、強い入力があった場合でも、両者の剥離
が生じ難くなり、製品寿命が延びるスピーカ装置とする
ことができる。
【0014】さらに、他の発明のスピーカ装置は、ボイ
スコイルボビンに接合された振動部材の外周側で、この
振動部材がエッジを介してフレームに張設支持されるス
ピーカ装置において、エッジの外周縁部には、フレーム
に接合される接合面の方線方向に向かって凹凸を有する
エッジ外周縁側凹凸部が形成されていると共に、フレー
ムのエッジを接合する接合面にもこの接合面の法線方向
に向かって凹凸を有するフレーム側エッジ用凹凸嵌合部
が形成されており、これらエッジ外周縁側凹凸部とフレ
ーム側エッジ用凹凸嵌合部とを嵌合させて両者を接合し
てエッジフレーム間接合面が形成されることとしたもの
である。
【0015】このようにしたことで、エッジとフレーム
とを接合する場合、まず、エッジ外周縁側凹凸部とフレ
ーム側エッジ用凹凸嵌合部とを位置合わせして嵌合させ
る。そして、かかる嵌合と同時に、又は嵌合の後に、こ
れら両者によって構成されるエッジフレーム間接合面
に、例えば接着材を塗布する等すれば、エッジ外周縁側
凹凸部とフレーム側エッジ用凹凸嵌合部とは、凹凸によ
って接合面積が大きくなると共に周方向のずれが防止さ
れ、強固に接合される。このように、エッジとフレーム
とが強固に接合されることで、耐入力性が向上する。ま
た、強い入力があった場合でも、両者の剥離が生じ難く
なり、製品寿命が延びるスピーカ装置とすることができ
る。
【0016】また、他の発明のスピーカ装置は、上述し
た各ダンパーボビン間接合面と、ダンパーフレーム間接
合面と、エッジフレーム間接合面のうち、少なくとも2
つを具備するものである。このようにしたことで、ダン
パーとボイスコイルボビン、ダンパーとフレーム、及び
エッジとフレームの間の接合のうち、少なくとも2つの
組み合わせの接合が強固になされることとなる。すなわ
ち、ダンパーボビン間接合面、ダンパーフレーム間接合
面、及びエッジフレーム間接合面のうち、少なくとも2
つの接合面の接合が強固なものとなる。それによって、
スピーカ装置の耐入力性が向上する。また、強い入力が
あった場合でも、両者の剥離が生じ難くなり、製品寿命
が延びるスピーカ装置とすることができる。なお、各接
合面のうち少なくとも1つを波型形状とするのが好まし
い。波型形状は形成し易く、しかも音質への影響が少な
いものとなる。
【0017】さらに、他の発明は、外周側でフレームに
接合されると共に、開口した内周側でボイスコイルボビ
ンに接合されて該ボイスコイルボビンを支持するスピー
カ装置のダンパーにおいて、ダンパーの開口縁部には、
ボイスコイルボビンを接合する接合面の法線方向に向か
って凹凸を有するダンパー中心側凹凸部が形成されてい
るものである。このため、ダンパーをボイスコイルボビ
ンと接合する場合、該ボイスコイルボビンにボビン側凹
凸嵌合部を設ければ、ダンパー中心側凹凸部を該ボビン
側凹凸嵌合部に嵌合させることができる。それによっ
て、従来のダンパーを用いた場合のボイスコイルボビン
との接合よりも、凹凸によって接合面積が大きくなると
共に周方向のずれが防止され、強固な接合にすることが
でき、耐入力性の向上したスピーカ装置を製作すること
ができる。また、強い入力があった場合でも、ダンパー
の剥離が生じ難くなり、製品寿命が延びるスピーカ装置
を製作することができる。
【0018】また、他の発明は、外周側でフレームに接
合されると共に、開口した内周側でボイスコイルボビン
に接合されて該ボイスコイルボビンを支持するスピーカ
装置のダンパーにおいて、ダンパーの外周縁部には、こ
のダンパーの法線方向に向かって凹凸を有するダンパー
外周側凹凸部が形成されているものである。このため、
ダンパーをフレームと接合する場合、該フレームにフレ
ーム側ダンパー用凹凸嵌合部を設ければ、ダンパー外周
側凹凸部を該フレーム側ダンパー用凹凸嵌合部に嵌合さ
せることができる。それによって、従来のダンパーを用
いた場合のフレームとの接合よりも、凹凸によって接合
面積が大きくなると共に周方向のずれが防止され、強固
な接合にすることができ、耐入力性の向上したスピーカ
装置を製作することができる。また、強い入力があった
場合でも、ダンパーの剥離が生じ難くなり、製品寿命が
延びるスピーカ装置を製作することができる。
【0019】さらに、他の発明は、上述したダンパー中
心側凹凸部を具備するダンパーの発明において、さらに
上述したダンパー外周側凹凸部を具備することとしたも
のである。このため、ダンパー中心側凹凸部とボビン側
凹凸嵌合部とが嵌合して接合され、さらにダンパー外周
側凹凸部とフレーム側ダンパー用凹凸嵌合部とが嵌合し
て接合されることにより、一層強固な接合にすることが
でき、耐入力性の向上したスピーカ装置を製作すること
ができる。また、強い入力があった場合でも、ダンパー
の剥離が生じ難くなり、製品寿命が延びるスピーカ装置
を製作することができる。
【0020】また、他の発明は、ボイスコイルボビンに
接合される振動部材の外周側で、該振動部材をフレーム
に対し張設支持するスピーカ装置のエッジにおいて、エ
ッジの外周縁部には、このエッジの方線方向に向かって
凹凸を有するエッジ外周縁側凹凸部が形成されているも
のである。このため、エッジをフレームと接合する場
合、該フレームにフレーム側エッジ用凹凸嵌合部を設け
れば、エッジ外周縁側凹凸部を該フレーム側エッジ用凹
凸嵌合部に嵌合させることができる。それによって、従
来のエッジを用いた場合のフレームとの接合よりも、凹
凸によって接合面積が大きくなると共に周方向のずれが
防止され、強固な接合にすることができ、耐入力性の向
上したスピーカ装置を製作することができる。また、強
い入力があった場合でも、エッジの剥離が生じ難くな
り、製品寿命が延びるスピーカ装置を製作することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図7に基づいて説明する。図1は、本発
明のスピーカ装置の構成を示す断面図である。この図に
おけるスピーカ装置10は、その一例として外磁型のス
ピーカ装置を示している。しかしながら、スピーカ装置
10は外磁型には限られず、内磁型でも、その他反発磁
気回路型等、スピーカ装置一般に対し、広く本発明を適
用可能となっている。
【0022】この図において、スピーカ装置10はフレ
ーム11によって全体が支持され、筐体やダッシュボー
ド等に取付固定がなされるものである。このフレーム1
1は、一方側(図1においては上端)が開放した略円錐
台形状を為す形状に形成されていて、径小な他方側(図
1においては底面)の径方向中心には開口部が形成され
ている。
【0023】また、フレーム11の図1における下底に
は、磁気回路12が取り付けられる。磁気回路12は、
マグネット15、ボトムプレート16、プレート17、
ヨーク18から構成されるものである。このうち、プレ
ート17は、フレーム11の下底面に取付固定されるも
のであり、その中央部に孔部19が形成されている。こ
の孔部19は、後述するボイスコイルボビン20が位置
することが可能な大きさに形成されている。
【0024】上述のプレート17に対してマグネット1
5の一方の端面を接触させると共に、マグネット15の
他方の端面をボトムプレート16に接触させることによ
り、該マグネット15が挟持固定される。ボトムプレー
ト16は、プレート17及びマグネット15に対応する
大きさの外径に形成されていて、その中央部においてヨ
ーク18と一体化又はヨーク18が取付固定されてい
る。
【0025】そして、プレート17の孔部19にボイス
コイルボビン20が位置する構成であるが、このボイス
コイルボビン20には、外周壁面の磁気回路12側にボ
イスコイル21が巻回されている。かかるボイスコイル
21は、磁気回路12内で発生する磁力の影響を受ける
ように、磁気回路12内部に差し掛かる位置に配置され
ている。
【0026】ボイスコイルボビン20は、ダンパー22
によって軸方向及び径方向への動きが許容されるように
弾性支持されている。このダンパー22は、図3及び図
4に示すように、開口部23がその中心部に形成されて
いると共に、該開口部23側の内周縁部24にダンパー
中心側凹凸部となる第一の凹凸部25が形成されてい
る。第一の凹凸部25は、ボイスコイルボビン20が接
合される接合面の法線方向に向かって起伏する波型形状
に形成されている。
【0027】なお、図3に示すダンパー22は、第一の
凹凸部25をボイスコイルボビン20に接着するため
に、ダンパー22の法線方向に向かって折り曲げた状
態、すなわち、ダンパー22をボイスコイルボビン20
に取り付ける状態を示すものである。この折り曲げる向
きは、図2に示すように、ボイスコイルボビン20の側
壁に沿って、磁気回路12側を向くように為されてい
る。第一の凹凸部25の波型形状は、所定の周期毎に形
成されているが、以下に示すボビン側凹凸嵌合部となる
第一の凹凸嵌合部26への取り付けが良好に行われるの
であれば、所定の周期となるように形成しなくても構わ
ない。
【0028】ここで、ボイスコイルボビン20の側壁の
うち、第一の凹凸部25が取り付けられる部位には、第
一の凹凸嵌合部26が設けられている。第一の凹凸嵌合
部26は、その外周側の形状が、第一の凹凸部25の波
型形状に対応した波型に形成されている。第一の凹凸嵌
合部26の波型形状は、上述の第一の凹凸部25と同ピ
ッチで形成されている。このため、第一の凹凸部25に
接着剤を塗布して接着固定すると、第一の凹凸部25の
表面と第一の凹凸嵌合部26の外周表面とが良好に嵌合
し、強固に接着固定されたダンパーボビン間接合面とな
る第一の接合面30が形成される。
【0029】ダンパー22の外周側には、フレーム11
に対して該ダンパー22を接着固定するためのダンパー
外周側凹凸部となる第二の凹凸部27が設けられてい
る。第二の凹凸部27も、上述の第一の凹凸部25と同
様に、フレーム11に接合される接合面の法線方向に向
かって起伏する波型形状に形成されている。また、第二
の凹凸部27の波型形状に対応して、第二の凹凸部27
と接着固定されるフレーム11のフレーム側ダンパー用
凹凸嵌合部となる第二の凹凸嵌合部28も、波型に起伏
した状態となっている。この第二の凹凸嵌合部28も、
上述の第二の凹凸部27と同ピッチとなるように形成さ
れている。そして、これら第二の凹凸部27と第二の凹
凸嵌合部28とが接合されることにより、ダンパーフレ
ーム間接合面となる第二の接合面31が形成される。
【0030】なお、上述した第一の凹凸部25と第二の
凹凸部27の間は、弾性変形部29であり、この弾性変
形部29によって、ボイスコイルボビン20にはその振
動に合わせてそれに抗する弾性付勢力が与えられてい
る。
【0031】図1に示すように、ボイスコイルボビン2
0の側壁のうち、ダンパー22よりも上方側(フレーム
11の開放側)には、振動部材としての振動板35が取
付固定されている。振動板35は、例えばコーン紙を材
質として形成された円錐台形状の部材であり、これが振
動することによって音が発振されるものである。この振
動板35は、その中央が開放されると共に、開口縁部に
対向壁36が設けられている。そして、この対向壁36
を、ボイスコイルボビン20の側壁に接触させ、接着剤
を滴下することにより、ボイスコイルボビン20と振動
板35との間の接着固定を行う。また、振動板35の外
周側は、エッジ40と接着固定される。そして、このエ
ッジ40がフレーム11に取付固定されることで、振動
板35がフレーム11に支持される構成となる。
【0032】図5から図7にエッジ40の構成を示す。
エッジ40は、その外観がリング状に形成されていて、
中央に開口部41を有している。開口部41側には、振
動板35を接着固定するための振動板接着部42が設け
られている。ここで、振動板接着部42は、エッジ40
の径方向から所定角度だけ傾斜して設けられている。こ
の傾斜角度は、円錐台径状の振動板35の側面に倣う角
度に形成されている。また、振動板接着部42よりも径
方向外方には、撓み部43が設けられている。この撓み
部43は、振動板35が振動する時に振動板35の位置
変化に対応して撓んで振動する部分である。撓み部43
は、上述の振動板接着部42の傾斜方向に対して反対側
に向かい突出している。
【0033】エッジ40の外周側には、エッジ外周縁側
凹凸部となる第三の凹凸部44が設けられている。エッ
ジ外周縁側凹凸部44も、上述のダンパー22と同様
に、例えば所定のピッチ毎に波型に起伏して形成されて
いる。このエッジ外周縁側凹凸部44は、リング状のエ
ッジ40の径方向と一致する方向に延出されている。ま
た、エッジ外周縁側凹凸部44に対応して、フレーム1
1には波形状のフレーム側エッジ用凹凸嵌合部となる第
三の凹凸嵌合部45が形成されている。この第三の凹凸
嵌合部45も、上述のエッジ外周縁側凹凸部44と同ピ
ッチとなるように形成されている。そして、図5に示す
ように、これらエッジ外周縁側凹凸部44と第三の凹凸
嵌合部45とが接着されることにより、エッジフレーム
間接合面となる第三の接合面32が形成される。
【0034】以上のような構成を有するスピーカ装置1
0においては、ダンパー22とボイスコイルボビン20
とを接合する場合、まず、図2に示すように、第一の凹
凸部25と第一の凹凸嵌合部26とを位置合わせして嵌
合させる。そして、かかる嵌合と同時に、又は嵌合の後
に、これら両者によって構成される第一の接合面30
に、例えば接着材を塗布する等すれば、第一の凹凸部2
5と第一の凹凸嵌合部26とは、強固に接合される。
【0035】このように、ダンパー22とボイスコイル
ボビン20とが強固に接合されることで、耐入力性が向
上する。すなわち、スピーカ装置10の使用時において
は、大きな出力が振動板35の激しい振動によって為さ
れる。しかしながら、かかる第一の凹凸部25と第一の
凹凸嵌合部26とを設け、これらを接合させて第一の接
合面30を形成する場合には、これらの間の接合面積が
増大し、それによって強固な接合をなしているため、大
きな出力が発生しても両者の間に、剥離等の不具合が生
じ難いものとなる。
【0036】また、第一の凹凸部25と第一の凹凸嵌合
部26とが波型形状に形成されることで、これらの間の
位置決め及び接合作業が容易に行える。それによって、
ダンパー22のボイスコイルボビン20に対する接合が
簡単に行える。
【0037】なお、同様のことは、第二の凹凸部27と
第二の凹凸嵌合部28を接合して第二の接合面31を形
成する場合、及びエッジ外周縁側凹凸部44と第三の凹
凸嵌合部45とを接合して第三の接合面32を形成する
場合についても言える。
【0038】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。上述の実施の形態では、
ダンパー22とボイスコイルボビン20、ダンパー22
とフレーム11、及びエッジ40とフレーム11との間
における、夫々の接着面の表面形状を波型形状として説
明したが、このような波型形状以外にも、例えば図8
(a)〜(d)に示すように、四角の凹凸が嵌合する形
状(図8(a)参照)、三角の凹凸が嵌合する形状(図
8(b)参照)、一定のピッチで形成されたU字型の凹
部と凸部とが嵌合する形状(図8(c)参照)、及び交
互に繰り返されるU字型の凹部と凸部とが一定のピッチ
で形成されたものが嵌合する形状(図8(d)参照)
等、形状及びピッチを種々変形しても構わない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスピーカ
装置によると、ダンパーとボイスコイルボビンとを接合
する場合、まず、ダンパー中心側凹凸部とボビン側凹凸
嵌合部とを位置合わせして嵌合させる。そして、かかる
嵌合と同時に、又は嵌合の後に、これら両者によって構
成されるダンパーボビン間接合面に、例えば接着材を塗
布する等すれば、ダンパー中心側凹凸部とボビン側凹凸
嵌合部とは、強固に接合される。このように、ダンパー
とボイスコイルボビンとが強固に接合されることで、耐
入力性が向上する。また、強い入力があった場合でも、
両者の剥離が生じ難くなり、製品寿命が延びるスピーカ
装置とすることができる。また、他の発明のスピーカ装
置では、同様な構成によってダンパーとフレーム、エッ
ジとフレームとを強固に接合させることができる。
【0040】また、本発明のダンパーやエッジのにおい
ても、接合面の法線方向に向かって凹凸を有する凹凸部
を形成することで、接合される相手面に形成された凹凸
嵌合部との間で強固な接合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる図であり、スピ
ーカ装置の全体形状を示す図である。
【図2】図1のスピーカ装置において、フレーム及びボ
イスコイルに対するダンパーの取り付けの様子を示す部
分斜視図である。
【図3】図1のスピーカ装置において、ダンパーの形状
を示す斜視図である。
【図4】図1のスピーカ装置において、ダンパーの形状
を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図5】図1のスピーカ装置において、フレームに対す
るエッジの取り付けの様子を示す部分斜視図である。
【図6】図1のスピーカ装置において、エッジの形状を
示す斜視図である。
【図7】図1のスピーカ装置において、エッジの形状を
示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図8】図1のスピーカ装置の各接合面の変形例を示す
図で、(a)は四角の凹凸を、(b)は三角の凹凸を、
(c)は一定のピッチで形成されたU字型の凹部と凸部
とを、(d)は交互に繰り返されるU字型の凹部と凸部
とが一定のピッチで形成されたものを示すものである。
【図9】従来のスピーカ装置の全体形状を示す図であ
る。
【図10】従来のスピーカ装置におけるダンパーの形状
を示す図である。
【図11】従来のスピーカ装置におけるエッジの形状を
示す図である。
【符号の説明】
10…スピーカ装置 11…フレーム 12…磁気回路 20…ボイスコイルボビン 21…ボイスコイル 22…ダンパー 25…第一の凹凸部(ダンパー中心側凹凸部) 26…第一の凹凸嵌合部(ボビン側凹凸嵌合部) 27…第二の凹凸部(ダンパー外周側凹凸部) 28…第二の凹凸嵌合部(フレーム側ダンパー用凹凸嵌
合部) 30…第一の接合面(ダンパーボビン間接合面) 31…第二の接合面(ダンパーフレーム間接合面) 32…第三の接合面(エッジフレーム間接合面) 35…振動板(振動部材) 40…エッジ 44…第三の凹凸部(エッジ外周縁側凹凸部) 45…第三の凹凸嵌合部(フレーム側エッジ用凹凸嵌合
部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 健司 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 熊倉 弘幸 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 竹原 宏 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5D012 BA08 CA07 5D016 AA12 FA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに接合されたダンパーを介して
    ボイスコイルボビンが支持されるスピーカ装置におい
    て、 上記ダンパーの開口縁部には、上記ボイスコイルボビン
    を接合する接合面の法線方向に向かって凹凸を有するダ
    ンパー中心側凹凸部が形成されていると共に、上記ボイ
    スコイルボビンのダンパーを接合する接合面にもこの接
    合面の法線方向に向かって凹凸を有するボビン側凹凸嵌
    合部が形成されており、これらダンパー中心側凹凸部と
    ボビン側凹凸嵌合部とを嵌合させて両者を接合してダン
    パーボビン間接合面が形成されることを特徴とするスピ
    ーカ装置。
  2. 【請求項2】 フレームに接合されたダンパーを介して
    ボイスコイルボビンが支持されるスピーカ装置におい
    て、 上記ダンパーの外周縁部には、上記フレームに接合され
    る接合面の法線方向に向かって凹凸を有するダンパー外
    周側凹凸部が形成されていると共に、上記フレームのダ
    ンパーを接合する接合面にもこの接合面の法線方向に向
    かって凹凸を有するフレーム側ダンパー用凹凸嵌合部が
    形成されており、これらダンパー外周側凹凸部とフレー
    ム側ダンパー用凹凸嵌合部とを嵌合させて両者を接合し
    てダンパーフレーム間接合面が形成されることを特徴と
    するスピーカ装置。
  3. 【請求項3】 ボイスコイルボビンに接合された振動部
    材の外周側で、この振動部材がエッジを介してフレーム
    に張設支持されるスピーカ装置において、 上記エッジの外周縁部には、上記フレームに接合される
    接合面の方線方向に向かって凹凸を有するエッジ外周縁
    側凹凸部が形成されていると共に、上記フレームのエッ
    ジを接合する接合面にもこの接合面の法線方向に向かっ
    て凹凸を有するフレーム側エッジ用凹凸嵌合部が形成さ
    れており、これらエッジ外周縁側凹凸部とフレーム側エ
    ッジ用凹凸嵌合部とを嵌合させて両者を接合してエッジ
    フレーム間接合面が形成されることを特徴とするスピー
    カ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたダンパーボビン間
    接合面と、請求項2に記載されたダンパーフレーム間接
    合面と、請求項3に記載されたエッジフレーム間接合面
    のうち、少なくとも2つを具備することを特徴とするス
    ピーカ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスピーカ装置において、 前記ダンパーボビン間接合面又はダンパーフレーム間接
    合面又はエッジフレーム間接合面のうちの少なくとも1
    つの接合形状は、波型形状であることを特徴とするスピ
    ーカ装置。
  6. 【請求項6】 外周側でフレームに接合されると共に、
    開口した内周側でボイスコイルボビンに接合されて該ボ
    イスコイルボビンを支持するスピーカ装置のダンパーに
    おいて、 上記ダンパーの開口縁部には、上記ボイスコイルボビン
    を接合する接合面の法線方向に向かって凹凸を有するダ
    ンパー中心側凹凸部が形成されていることを特徴とする
    ダンパー。
  7. 【請求項7】 外周側でフレームに接合されると共に、
    開口した内周側でボイスコイルボビンに接合されて該ボ
    イスコイルボビンを支持するスピーカ装置のダンパーに
    おいて、 上記ダンパーの外周縁部には、上記フレームに接合され
    る接合面の法線方向に向かって凹凸を有するダンパー外
    周側凹凸部が形成されていることを特徴とするダンパ
    ー。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載されたダンパーにおい
    て、さらに請求項7に記載されたダンパー外周側凹凸部
    を具備することを特徴とするダンパー。
  9. 【請求項9】 ボイスコイルボビンに接合される振動部
    材の外周側で、該振動部材をフレームに対し張設支持す
    るスピーカ装置のエッジにおいて、 上記エッジの外周縁部には、このエッジの方線方向に向
    かって凹凸を有するエッジ外周縁側凹凸部が形成されて
    いることを特徴とするエッジ。
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KR20040082690A (ko) * 2003-03-20 2004-09-30 에스텍 주식회사 고출력 및 고성능 스피커용 댐퍼
RU2741475C1 (ru) * 2020-02-03 2021-01-26 Андрей Викторович Новгородов Ступенчатая конструкция верхней монтажной части корзины для среднечастотных и низкочастотных громкоговорителей с диффузором конической формы

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