JPH0588091U - スピーカ - Google Patents

スピーカ

Info

Publication number
JPH0588091U
JPH0588091U JP3557692U JP3557692U JPH0588091U JP H0588091 U JPH0588091 U JP H0588091U JP 3557692 U JP3557692 U JP 3557692U JP 3557692 U JP3557692 U JP 3557692U JP H0588091 U JPH0588091 U JP H0588091U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
internal
external
rising angle
internal diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3557692U
Other languages
English (en)
Inventor
哲雄 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP3557692U priority Critical patent/JPH0588091U/ja
Publication of JPH0588091U publication Critical patent/JPH0588091U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】スピーカの振動板10は、軸直角断面が楕円形
状とされたコーン型外部振動板12と、外部振動板12
の内周側で貼着されるドーム型内部振動板13とから成
る。接合部15の各点(接合点)からの外部振動板12
及び内部振動板13への各立上がり角度α,βは、同一
とされ、このα=βの関係が周方向全周にわたってい
る。即ち、長径側における外部振動板12の立上がり角
度α1と、長径側における内部振動板13の立上がり角
度β1とは、α1=β1であり、又、短径側における外
部振動板12の立上がり角度α2と、短径側における内
部振動板13の立上がり角度β2とは、α2=β2であ
り、このような関係が、短径と長径間においても維持さ
れている。 【効果】共振の発生を可及的に低減し、且つ、周波数的
にバランスのよい振動を行う振動板10を備えたスピー
カを実現できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピーカに関し、更に詳しくは、軸直角断面が楕円形状とされたコ ーン型外部振動板と、外部振動板の内周側に貼着されるドーム型内部振動板とか ら成る振動板を備えたスピーカにおいて、外部振動板と内部振動板の接合点付近 の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
軸直角断面が楕円形状とされたコーン型外部振動板と、外部振動板の内周側に 貼着されるドーム型内部振動板から成る振動板を使用したスピーカの典型例では 、内部振動板は丸型の球断面形状とされている。従って、内部振動板に関する、 外部振動板と内部振動板との接合点からの立上がり角度は、周方向全周にわたっ て同一である。一方、外部振動板に関する、該接合点からの立上がり角度は、周 方向に関して、長径側が最も緩やかで、短径側が最も急で、短径側から長径側に 向かうに従って、徐々に緩やかとなっている。従って、内部振動板及び外部振動 板の立上がり角度が、周方向で異なった構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例では、内部振動板の立上がり角度は、周方向に同一であるが、外部 振動板の立上がり角度は、周方向に異なる為、外部振動板側のスティフネスが、 短径側と長径側で大きく異なる。即ち、短径側が、長径側に比べて大きい。従っ て、ボイスコイルの駆動時に、ボイスコイルの駆動力が、外部振動板及び内部振 動板にそれぞれ伝達されて、各外部振動板及び内部振動板は上下方向に振動する が、この上下方向の振動と共に、各外部振動板及び内部振動板は、例えば、短径 側では内部振動板の径方向内方に、長径側では内部振動板の径方向外方に、変形 する。その為、振動板全体として見ると、内周側と外周側とでバランスのとれな い振動がなされていることになり、希望する周波数特性を得られない。
【0004】 又、内部振動板の立上がり角度が周方向で同一である為、内部振動板をその軸 線を含む鉛直面で分割した微小部分の集合体としてみたとき、各微小部分は同一 形状で同一支持状態で接合点に支持されていると考えられる。そして、各微小部 分の共振周波数は同一であることから、その集合体としての内部振動板全体とし ては、該共振周波数における振動レベルの総和として共振することになり、共振 が大きくでる。かかる理由によってもまた、上記従来例では、希望する周波数特 性を得られない。 従って、従来から、共振の発生を可及的に低減し、且つ、周波数的にバランス のよい振動を行う振動板を備えたスピーカが所望されていた。
【0005】 本考案は、上記問題を解決できるスピーカを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とするところは、軸直角断面が楕円 形状とされたコーン型外部振動板と、外部振動板の内周側で貼着されるドーム型 内部振動板とから成る振動板を備えたスピーカにおいて、外部振動板と内部振動 板との接合点における外部振動板の立上がり角度をαとし、前記接合点における 内部振動板の立上がり角度をβとすると、立上がり角αと立上がり角βとは、β =k・α(但し、kは定数)の関係を、周方向全周にわたって満たしている点で ある。
【0007】 又、外部振動板の内周縁部が筒状とされてリング状磁気空隙に挿入されており 、この筒状部の上端に位置合わせ用凹部が形成され、内部振動板の外周縁部には 、前記位置合わせ用凹部に嵌合する位置合わせ用凸部が形成され、位置合わせ用 凸部が位置合わせ用凹部に嵌合された状態で、内部振動板が外部振動板に貼着さ れている場合もある。 又、内部振動板は、軸線に垂直な平面状の頂部を有し、この頂部には、相互に 平行な複数の位置合わせ用溝が形成されており、内部振動板を外部振動板に貼着 するに先立って、位置合わせ用溝に対応する形状とされた吸引孔を備える吸引手 段により、頂部が吸着されて内部振動板の位置合わせがなされている場合もある 。
【0008】
【作用】
本考案に従えば、外部振動板及び内部振動板の各立上がり角度α,βが、周方 向全周にわたって、β=k・α(定数)の関係を満たしている為、内部振動板に ついて見ると、立上がり角度βは周方向に異なっていることになる。従って、内 部振動板をその軸線を含む鉛直面で分割した微小部分の集合体としてみたとき、 各微小部分はその形状が異なっており、この異なる形状の各微小部分が、同一支 持状態で接合点に支持されていると考えられる。そして、かかる場合の各微小部 分についての共振周波数は異なっている。その為、各微小部分の集合体としての 内部振動板は、立上がり角度が周方向に同一である従来例に比較すれば、共振が 分散されることになり、特定の共振の発生を可及的に低減することができる。
【0009】 又、内部振動板の立上がり角度βを、外部振動板の立上がり角度αに対応させ ることにより、内部振動板側と外部振動板側のスティフネスを周方向にほぼ同一 とすることができ、この為、従来例のようにボイスコイルの駆動時に振動板が径 方向へ変形するという問題が解消でき、低域から高域までの広い範囲にわたって バランスのよい振動を行う振動板が得られる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例の長径側縦断面図であり、図2はその平面図であり 、図3はその短径側縦断面図である。スピーカ1は、小形のいわゆる楕円型スピ ーカである。このスピーカ1は、磁気回路2と振動系3とから成る。磁気回路2 は、いわゆる内磁型磁気回路であり、有底筒状ヨーク4と、ヨーク4の上部4A との間でリング状磁気空隙5を形成するセンターポール6と、ヨーク4の下部4 Bとセンターポール6間に介在されるマグネット7とから構成される。この磁気 回路2は、ハウジング8に収容されている。 振動系3は、肉厚が極めて小さい透明な合成樹脂材料から成る振動板10と、 ボイスコイル11とから構成される。振動板10は、外部振動板12と、外部振 動板12の内周側に貼着されセンターポール6を覆う内部振動板13とから成る 。内部振動板13は、振動板としての機能の他に、ダストキャップとしての機能 をも兼ねている。
【0011】 図4は振動板の平面図であり、図5は図4のA−A線矢視右側断面図であり、 図6は図4のB−B線矢視右側断面図である。外部振動板12は、軸直角断面が 楕円形状とされたコーン型振動板である。従って、長径側の立上がり角度αが最 も緩やかで、短径側の立上がり角度αが最も急で、短径側から長径側に向かうに 従って、立上がり角度αは、徐々に緩やかとされている。この外部振動板12の 内周縁部は円筒状とされ、この円筒状部12Aにボイスコイル11が巻回されて 、図1に示すように、磁気空隙5に挿入されている。又、外部振動板12の外周 縁部には、フランジ部12Bが形成されている。
【0012】 一方、内部振動板13は、外周縁部が円形で且つ上方に向かうに従って収束す る方向に湾曲した縦断面が楕円形状とされるドーム状本体13Aと、軸線に垂直 な平面状の頂部13Bとから成る。内部振動板13は、外部振動板12と同心状 に配置され、その外周縁部が外部振動板12の円筒状部12Aの上端面に貼着さ れて接合されている。この接合部15の各点(接合点)からの外部振動板12及 び内部振動板13への各立上がり角度α,βは、同一とされ、このα=βの関係 が周方向全周にわたっている。即ち、図5に示すように、長径側における外部振 動板12の立上がり角度α1と、長径側における内部振動板13の立上がり角度 β1とは、α1=β1であり、又、図6に示すように、短径側における外部振動 板12の立上がり角度α2と、短径側における内部振動板13の立上がり角度β 2とは、α2=β2であり、このような関係が、短径と長径間においても維持さ れている。
【0013】 このように内部振動板13の立上がり角度βを外部振動板12の立上がり角度 αに対応させる為、内部振動板13のドーム状本体13Aは、上述したように楕 円形状とされ、又、このようなドーム状本体13Aの形状に伴い、水平な頂部1 3Bが必然的に要請されることになる。即ち、従来例のような球断面形状の内部 振動板に比べて、例えば短径側の立上がり角度β2は、極めて大であることから 、短径側の楕円曲面の上端が内部振動板の軸線上に到達する前に、その楕円曲面 上の点と接線との成す角が、0°になってしまう。従って、仮に、頂部13Bを 設けず楕円曲面を更に延長していけば、内部振動板13の頂部付近は凹んだ状態 となってしまい、周波数特性に影響を与えてしまう。しかし、本実施例のように 、水平な頂部13Bを設けることにより、このような問題を解決でき、立上がり 角度β2が極めて大であっても、周波数特性に影響を与えることなく、楕円形状 の内部振動板を形成することができる。尚、内部振動板の短径側の立上がり角度 β2が、長径側の立上がり角度β1より大である為、頂部13Bの外周は楕円形 状とされる。
【0014】 上記構成の実施例によれば、外部振動板12及び内部振動板13の各立上がり 角度α,βが、周方向全周にわたって、α=βの関係を満たしている為、内部振 動板13について見ると、立上がり角度βは周方向に異なっていることになる。 従って、内部振動板13をその軸線を含む鉛直面で分割した微小部分の集合体と してみたとき、各微小部分はその形状が異なっており、この異なる形状の各微小 部分が、同一支持状態で接合点に支持されていると考えられる。そして、かかる 場合の各微小部分についての共振周波数は異なっている。その為、各微小部分の 集合体としての内部振動板13は、立上がり角度が周方向に同一である従来例に 比較すれば、共振が分散されることになり、特定の共振の発生を可及的に低減す ることができる。
【0015】 又、内部振動板13の立上がり角度βを、外部振動板12の立上がり角度αに 対応させることにより、内部振動板13側と外部振動板12側のスティフネスを 周方向にほぼ同一とすることができ、この為、従来例のようにボイスコイル11 の駆動時に振動板10が径方向へ変形するという問題が解消でき、低域から高域 までの広い範囲にわたってバランスのよい振動を行う振動板10が得られる。 尚、本実施例では、立上がり角度α,βが、周方向全周にわたって、α=βの 関係を満たすように構成されたけれど、本考案はこれに限定されるものではなく 、β=k・α(kは定数)の関係を満たすように構成してもよい。
【0016】 次に、図7〜図9を参照して、内部振動板13の具体的形状の設定についての 一例を説明する。尚、短径側の立上がり角度β2=80°、長径側の立上がり角 度β1=60°、内部振動板13の高さH=3mmに設定した場合について説明 する。短径側の面形状及び長径側の面形状は、以下に示すように、楕円の一部分 を利用する。即ち、長径長さをa、短径長さをbとすると、楕円の一般式は、第 1式で示される。 (x/a)n +(y/b)n =1 …(1) nの値により種々の楕円関数が考えられる。以下の例では、n=2の場合、即 ち、第2式の楕円関数を使用した。 (x/a)2 +(y/b)2 =1 …(2)
【0017】 図7に示す長径側曲面S1の楕円関数の設定 第2式において、a=5.846、b=6.6とした楕円関数において、 3.6≦y≦6.6の範囲における曲面M1(図8参照)を、曲面S1に設 定する。 図7に示す短径側曲面S2の楕円関数の設定 第2式において、a=4.441、b=3.47とした楕円関数において 、0.47≦y≦3.47の範囲における曲面M2を(図9参照)、曲面S 2に設定する。 短径側と長径側間の部分の曲面設定 上記,と同様な方法で算出するか、又は、上記,で求めた短径側 の曲面と長径側の曲面とを、周方向に一定の楕円形状となるようにつなげて 、曲面を設定すればよい。 図10は本件考案者が上記〜の方法により算出した内部振動板13の曲面 状態を等高線L1〜L7で示したものである。但し、等高線L1〜L7は、頂部 から0.5mm間隔で算出したものである。 尚、上記算出方法は、あくまでも一例であり、その他種々の方法で内部振動板 13の曲面を設定することができる。
【0018】 図11は本考案の第2実施例の振動板の組立状態を示す縦断面図であり、図1 2は第2実施例に使用される内部振動板の平面図であり、図13は第2実施例に 使用される外部振動板の右側平面図であり、図14は第2実施例に使用される外 部振動板の右側斜視図である。この第2実施例の内部振動板20には、図11及 び図12に示すように、外周縁部の長径側に一対の断面三角形状の位置合わせ用 凸部21が、径方向外方に突設されている。一方、これに対応して、第2実施例 に使用される外部振動板22の円筒状部22Aの上端には、長径側に断面三角形 状の一対の位置合わせ用凹部23が、形成されている。凹部23は、上下に延び て外部振動板22を貫通している。内部振動板20を外部振動板22に貼着する に際しては、前記凸部21を前記凹部23に嵌合させ、内部振動板20と外部振 動板22の位置合わせを行い、このような状態で接着剤で貼着する。尚、接着剤 は、内部振動板20及び外部振動板22のいずれかに予め塗布されている。
【0019】 こうして、突起21と凹部23により、内部振動板20と外部振動板22との 位置合わせが行われる為、内部振動板20の立上がり角度βと外部振動板22の 立上がり角度αが、周面方向に関して、正確に、同一状態を保つ振動板を組み立 てることができる。又、突起21と凹部23の嵌合による位置合わせの為、振動 板の組立の自動化が可能になる。
【0020】 図15は本考案の第3実施例の外部振動板の右側平面図であり、図16はその 斜視図であり、図17は図15のC−C線矢視断面図である。この第3実施例の 外部振動板30には、前記第2実施例の凹部23代えて、凹部31が形成されて いる。この凹部31は、上側で径方向外方向に大きく開口し、下方に向かうに従 って先細状に形成され、且つ、下端が外部振動板30を貫通せず、有底状とされ ている。即ち、外部振動板30の厚みをM、凹部31の深さをmとすると、m< Mとされる。尚、内部振動板としは、前記第2実施例の突起21を備えた内部振 動板20が使用される。このようにして、この第3実施例では、凹部31が上側 で径方向外方向に大きく開口している為、突起21を凹部31に容易に嵌合させ ることができ、内部振動板20と外部振動板30の位置合わせが、第2実施例よ りも一層容易になる。
【0021】 図18は本考案の第4実施例の内部振動板の平面図であり、図19は図18の D−D線矢視断面図であり、図20は図18のE−E線矢視断面図であり、図2 1は内部振動板と外部振動板との位置合わせ時の動作を説明する為の縦断面図で である。この第4実施例における内部振動板40の頂部40Aには、複数の溝4 1が形成されている。各溝41は、相互に、頂部40Aの短径方向に平行である 。一方、内部振動板40を吸着して支持する為のエアー吸引ノズル42の先端4 2Aには、図22に示すように、前記溝41と同様の形状の複数のノズル孔43 が予め形成されている。位置合わせに際して、エアー吸引ノズル42により、内 部振動板40の頂部40Aを吸着する。この際、溝41とノズル孔43の方向性 が一致した場合にのみ、内部振動板40がエアー吸引ノズル42に吸着される。 従って、エアー吸引ノズル42を、ノズル孔43の延在存方向と外部振動板12 の長径方向が一致するように予め設定しておくことにより、エアー吸引ノズル4 2により内部振動板を吸着した後、吸引を停止すると、内部振動板40が外部振 動板12上に載置されるが、このとき、内部振動板40と外部振動板12とが正 確に位置合わせされた状態で載置されることになる。こうして、本実施例では、 内部振動板40と外部振動板12との位置合わせの精度を向上することができる 。尚、溝41は必ずしも短径に平行でなくてもよく、特定方向に形成されておれ ば、充分である。 又、内部振動板の外周が楕円で、外部振動板の内周縁部と外周縁部の途中に貼 着する場合は、頂部は円形となる場合もあるが、このような場合でも、頂部に同 様な溝を形成することにより、上記エアー吸引ノズルを用いて、外部振動板と内 部振動板の位置合わせを行うことができる。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、外部振動板及び内部振動板の各立上が り角度α,βが、周方向全周にわたって、β=k・αの関係を満たしている為、 内部振動板について見ると、立上がり角度βは周方向に異なっていることになる 。その為、立上がり角度が周方向に同一である従来例に比較すれば、共振が分散 されることになり、特定の共振の発生を可及的に低減することができる。 又、内部振動板の立上がり角度βを、外部振動板の立上がり角度αに対応させ ることにより、内部振動板側と外部振動板側のスティフネスを周方向にほぼ同一 とすることができ、この為、従来例のようにボイスコイルの駆動時に振動板が径 方向へ変形するという問題が解消でき、低域から高域までの広い範囲にわたって バランスのよい振動を行う振動板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の長径側縦断面図である。
【図2】本考案の第1実施例の平面図である。
【図3】本考案の第1実施例の短径側縦断面図である。
【図4】本考案の第1実施例の振動板の平面図である。
【図5】図4のA−A線矢視右側断面図である。
【図6】図4のB−B線矢視右側断面図である。
【図7】内部振動板の具体的形状の算出方法を説明する
ための図である。
【図8】内部振動板の具体的形状の算出方法を説明する
ための図である。
【図9】内部振動板の具体的形状の算出方法を説明する
ための図である。
【図10】内部振動板の曲面状態を等高線で示した図で
ある。
【図11】本考案の第2実施例の振動板の組立状態を示
す縦断面図である。
【図12】本考案の第2実施例に使用される内部振動板
の平面図である。
【図13】本考案の第2実施例に使用される外部振動板
の右側平面図であり、
【図14】本考案の第2実施例に使用される外部振動板
の右側斜視図である。
【図15】本考案の第3実施例の外部振動板の右側平面
図である。
【図16】本考案の第3実施例の外部振動板の斜視図で
ある。
【図17】図15のC−C線矢視断面図である。
【図18】本考案の第4実施例の内部振動板の平面図で
ある。
【図19】図18のD−D線矢視断面図である。
【図20】図18のE−E線矢視断面図である。
【図21】本考案の第4実施例の内部振動板と外部振動
板との位置合わせ時の動作を説明する為の縦断面図であ
る。
【図22】エアー吸引ノズルの先端部を示す図である。
【符号の説明】
1…スピーカ、5…磁気空隙、10…振動板、11…ボ
イスコイル、12,22,30…外部振動板、12A,
22A…円筒状部、13,20,40…内部振動板、1
3A…ドーム状本体、13B,40A…頂部、15…接
合部、21…位置合わせ用凸部、23,31…位置合わ
せ用凹部、41…位置合わせ用溝、42…エアー吸引ノ
ズル、α…外部振動板の立上がり角度、α1…長径側に
おける外部振動板の立上がり角度、α2…短径側におけ
る外部振動板の立上がり角度、β…内部振動板の立上が
り角度、β1…長径側における内部振動板の立上がり角
度、β2…短径側における内部振動板の立上がり角度。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸直角断面が楕円形状とされたコーン型外
    部振動板と、外部振動板の内周側で貼着されるドーム型
    内部振動板とから成る振動板を備えたスピーカにおい
    て、外部振動板と内部振動板との接合点における外部振
    動板の立上がり角度をαとし、前記接合点における内部
    振動板の立上がり角度をβとすると、立上がり角αと立
    上がり角βとは、β=k・α(但し、kは定数)の関係
    を、周方向全周にわたって満たしていることを特徴とす
    るスピーカ。
  2. 【請求項2】外部振動板の内周縁部が筒状とされてリン
    グ状磁気空隙に挿入されており、この筒状部の上端に位
    置合わせ用凹部が形成され、内部振動板の外周縁部に
    は、前記位置合わせ用凹部に嵌合する位置合わせ用凸部
    が形成され、位置合わせ用凸部が位置合わせ用凹部に嵌
    合された状態で、内部振動板が外部振動板に貼着されて
    いる請求項1記載のスピーカ。
  3. 【請求項3】内部振動板は、軸線に垂直な平面状の頂部
    を有し、この頂部には、相互に平行な複数の位置合わせ
    用溝が形成されており、内部振動板を外部振動板に貼着
    するに先立って、位置合わせ用溝に対応する形状とされ
    た吸引孔を備える吸引手段により、頂部が吸着されて内
    部振動板の位置合わせがなされている請求項1記載のス
    ピーカ。
JP3557692U 1992-04-28 1992-04-28 スピーカ Pending JPH0588091U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3557692U JPH0588091U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 スピーカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3557692U JPH0588091U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 スピーカ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588091U true JPH0588091U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12445596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3557692U Pending JPH0588091U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 スピーカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0588091U (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757404B2 (en) 2000-11-20 2004-06-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Loud speaker, diaphragm and process for making the diaphragm
JP2005168001A (ja) * 2003-11-13 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高音用スピーカ
WO2005062664A1 (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. スピーカおよびこれを用いた装置
JP2006157840A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Pioneer Electronic Corp スピーカー装置
WO2008043260A1 (fr) * 2006-09-27 2008-04-17 Bailiang Zhang Système vibrant pour haut-parleur électrodynamique en forme de panneau
JP2012039488A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Audio Technica Corp マイクロホン

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757404B2 (en) 2000-11-20 2004-06-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Loud speaker, diaphragm and process for making the diaphragm
EP1207719A3 (en) * 2000-11-20 2006-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Loudspeaker, diaphragm and making process for diaphragm
JP2005168001A (ja) * 2003-11-13 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高音用スピーカ
WO2005062664A1 (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. スピーカおよびこれを用いた装置
EP1571876A1 (en) * 2003-12-22 2005-09-07 Matsushita Electric Industries Co., Ltd. Speaker and device using the same
KR100754090B1 (ko) * 2003-12-22 2007-08-31 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 스피커 및 이것을 사용한 장치
EP1571876A4 (en) * 2003-12-22 2010-05-12 Panasonic Corp SPEAKER AND DEVICE WITH SUCH A SPEAKER
JP2006157840A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Pioneer Electronic Corp スピーカー装置
WO2008043260A1 (fr) * 2006-09-27 2008-04-17 Bailiang Zhang Système vibrant pour haut-parleur électrodynamique en forme de panneau
JP2012039488A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Audio Technica Corp マイクロホン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6672423B2 (en) Speaker and method of assembling the speaker
EP1228664B1 (en) Electroacoustic transducer having a diaphragm with coil mounting projections and interposed stabilizing walls
US10182294B2 (en) Electroacoustic transducer
US7899202B2 (en) Loudspeaker with cone-coupled damper
EP1643799A2 (en) Speaker and manufacturing method of the same
US5727077A (en) Electroacoustic transducer comprising a closing member
JP2005159506A (ja) スピーカ装置
JPH0588091U (ja) スピーカ
KR101564216B1 (ko) 보이스코일 및 이를 사용한 스피커
JPH09135491A (ja) 電気音響変換器
KR20070041425A (ko) 진동판과 그것을 이용한 스피커
WO2022067981A1 (zh) 一种mems发声装置
US11284198B2 (en) Speaker unit
JPH0349515Y2 (ja)
JPH0585197U (ja) スピーカ
JPH0323756Y2 (ja)
JPS5834866Y2 (ja) 平板型スピ−カ−
JPS5915191Y2 (ja) 圧電形スピ−カ
JP2591839Y2 (ja) スピーカユニット
JPH079513Y2 (ja) フロントプレッシャータイプのホーンスピーカ
JPS5825671Y2 (ja) スピ−カ−
WO2017154328A1 (ja) 電気音響変換器
JP2001016687A (ja) スピーカ用キャップ一体型ダンパ
WO2022110430A1 (zh) 发声器件
JP3100833U (ja) コルゲーションを有する薄型スピーカ