JP5400246B1 - スピーカおよびそのエッジ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】音質を低下させることなく、ダンパをなくすることにより、スピーカの厚さを薄くし、かつ、コストダウンを達成することができるスピーカ用エッジを提供する。
【解決手段】板状で、かつ、リング状に形成されて、外周部にフレーム(支持部材)6に固定するための外周固定部11と、内周部に振動板2を固定するための内周固定部12と、外周固定部11と内周固定部12との間に板状部13とを有している。そして、少なくとも板状部13と外周固定部11との接続部における板状部13の両面には、それぞれ曲げを制御する凸部が形成されることにより振動板2の振動を制御する制御部S1、S2が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】板状で、かつ、リング状に形成されて、外周部にフレーム(支持部材)6に固定するための外周固定部11と、内周部に振動板2を固定するための内周固定部12と、外周固定部11と内周固定部12との間に板状部13とを有している。そして、少なくとも板状部13と外周固定部11との接続部における板状部13の両面には、それぞれ曲げを制御する凸部が形成されることにより振動板2の振動を制御する制御部S1、S2が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、駆動機構を有するスピーカの他、パッシブラジエータ型スピーカも含めたスピーカおよびそのエッジの構造に関する。さらに詳しくは、ダンパを用いることなく、エッジに制御部を設けることにより、エッジだけで振動板の過剰な振れを制御することができる構造のエッジおよびそれを用いたスピーカに関する。
従来のスピーカは、たとえば図6に示されるような構造になっている。すなわち、図6において、フレーム6に外周端が固定されたエッジ10の内周端に、たとえばコーン紙などの振動板2の外周端が固定され、振動板2の内周端はボビン3の外周に固定されている。そして、ボビン3の外周の下端部側には音声電流を流すボイスコイル4が巻回されており、ボイスコイル4に流される音声電流の変化により、ボイスコイル4に電磁誘導による磁界を発生させ、予め永久磁石7aとヨーク7bとからなる磁気回路7により生成されている静磁界との相互作用によりボイスコイル4、ボビン3を振動させ、振動板2を振動させることにより、空気を振動させて音声を発生させる構造になっている。この際、ボビン3の振動の振幅が大きすぎると、慣性によりさらに振れが大きくなり、音声電流の変化に対応できなくなるため、振動の振幅を制御するための制御部として、ダンパ8が設けられている。このダンパ8は、フレーム6とボビン3の外周との間に接続されており、上下方向への大きな移動を制御するように構成されている。なお、5はダストキャップである(たとえば特許文献1参照)。
このダンパ8は、たとえば綿糸、アラミド繊維糸等の織布にフェノール樹脂、メラミン樹脂等の樹脂を含浸したプリプレグを基材として、図6に示されるように、コルゲート形にするため、金型で加熱成形することにより製造される。一方、エッジ10は図6(b)に拡大図が示されるように、円弧状に形成され、振動板2の振動を自由に振動させやすく支持しているが、その肉厚は均一で、自由に振動できるように形成されている。
前述のように、通常のスピーカでは、ボビンとフレームとの間に制御部とするダンパを介在させて、振動板の過剰な振動を制御している。しかしながら、スピーカを薄型化するためには、構造上ダンパを無くする必要がある。また、ダンパは、前述のように、綿糸等に樹脂を含浸させたプリプレグ基材を金型成形して製造しなければならず、コストアップの原因になっており、さらなるコストダウンも要求されている。
一方、このダンパを無くしてしまうと、振動板の過剰な振動を抑制する制御部がなくなることになり、振動板の制御を充分に行うことができず、音質が低下するという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、音質を低下させることなく、ダンパをなくすることにより、スピーカの厚さを薄くし、かつ、コストダウンを達成することができる制御部を設けたエッジの構造およびそれを用いたスピーカを提供することを目的とする。
本発明者らは、スピーカのダンパを無くしながら、スピーカの音質を低下させないようにするため、鋭意検討を重ねた結果、エッジの外周端および内周端に、振動板の振動の振れの大きい場合にその振れを抑制するような形状、すなわち、板状のエッジの端部側の厚さを中心部より厚くしたり、板状のエッジのいずれかの面に凸部が形成された構造にしたりすることにより、その過剰振動を抑制することができ、エッジにより振動板の振動を制御することができることを見出した。
ここで、凸部とは、たとえば突起部が形成される構造でも良いし、突起部でなくても、エッジのいずれかの面が凸状または凹状の弧形に形成されることを意味する。すなわち、凸状の弧形であればその凸方向への曲げ作用は抑制されるためその凸方向への振動を制御することができ、また、板状のエッジの一面が凹状に形成されている場合でも、その凹状の内側から見れば凸形であり、凹状の内側から見て外へ振動をしようとする場合には、曲がりを抑制する作用をする。換言すると、たとえば後述する図4に示されるように、エッジが板状でその両面に凹状の弧形が形成されていることにより、図で下側に振れようとするときは、エッジの上面の凹部が抑制する作用をし、上側に振れようとするときは、エッジの下面の凹部がその振れを抑制しようとする作用をする。すなわち、上面の凹部は図の上側から見て凸部であり、下面の凹部は図の下側からみて凸部となり、その凹状部分は本発明でいう凸部に該当する。
本発明のスピーカ用エッジは、スピーカの振動板をフレーム(支持部材)に固定するために仲介する板状、かつ、リング状のスピーカ用エッジであって、外周部に形成される、前記フレームに固定するための外周固定部と、内周部に形成される、前記振動板を固定するための内周固定部と、前記外周固定部と前記内周固定部とを接続する板状部とを有し、前記板状部は、断面形状で、前記内周固定部と前記外周固定部との間で肉厚の一番薄い薄肉部を有し、前記薄肉部から前記内周固定部および前記外周固定部のそれぞれに向かうほど連続的に肉厚が厚くなるように形成され、かつ、前記板状部の断面形状が半円状の弧形形状を有しており、前記板状部と前記外周固定部との接続部は、前記弧形形状の凸側の面は凸の弧形で前記外周固定部の垂直面の高い位置で結合し、前記凸側と反対側の面は前記外周固定部の前記垂直面と平行に延びることにより突起部を形成して前記外周固定部の底部と同じ高さで結合するか、前記弧形形状のアールと逆方向の弧形にして前記外周固定部と結合し、少なくとも前記板状部と前記外周固定部との接続部に前記振動板の振動を制御する制御部が形成されている。
前記板状部と前記内周固定部との接続部は、前記凸側の面およびその反対面共に、前記弧形形状のアールと逆向きで、かつ、小さいアールで曲げられた形状で前記内周固定部と接続される構造に形成されている。
前記板状部と前記内周固定部との接続部は、前記半円状の弧形形状のアールと逆向きで、かつ、前記半円状の弧形形状より小さいアールの弧形形状が接続されたS字形状で形成され、前記薄肉部は前記半円状の弧形形状のほぼ中心部に形成され、かつ、前記小さいアールの弧形形状で曲げられた形状で前記内周固定部と接続される構造に形成されている。
さらに別の具体例では、本発明のエッジの構造は、スピーカの振動板をフレームに固定するために仲介する板状、かつ、リング状のスピーカ用エッジであって、外周部に形成される、前記フレームに固定するための外周固定部と、内周部に形成される、前記振動板を固定するための内周固定部と、前記外周固定部と前記内周固定部とを接続する板状部とを備え、前記板状部は、第1弧形部、第2弧形部、および中継部から構成され、前記第1弧形部および第2弧形部は、一端部が薄肉部とされ、前記薄肉部から他端部に向かうほど連続的に肉厚が厚くなると共に弧形形状となるように形成され、前記弧形形状の凸側の面の前記他端部は、前記弧形形状のアールと逆向きで、かつ、小さいアールで曲げられており、前記中継部は、前記第1弧形部の前記弧形形状の向きと、前記第2弧形部の前記弧形形状の向きとが逆向きになるように、前記第1弧形部の前記一端部と前記第2弧形部の前記一端部とを接続しており、前記第1弧形部および第2弧形部の前記他端部は、それぞれ前記外周固定部および前記内周固定部と接続されている。
本発明のスピーカは、ボビンと、該ボビンの外周に巻回されるボイスコイルと、該ボイスコイルの中心部に磁界を生成する磁気回路と、前記ボビンの外側に設けられるフレームと、該フレームに外周固定部が固定されるエッジと、該エッジの内周固定部に外周端が固定される振動板と、該振動板の背面またはリング状に形成された前記振動板の内周端に前記ボビンが固定されるスピーカであって、前記エッジが請求項1〜4のいずれか1項に記載のエッジで形成されている。
本発明のスピーカは、また、フレームと、該フレームに外周固定部が固定されるエッジと、該エッジの内周固定部に外周端が固定される振動板とを有するパッシブラジエータ型スピーカであって、前記エッジが請求項1〜4のいずれか1項に記載のエッジで形成されている。
本発明によれば、リング状のエッジの肉厚を径方向のほぼ中心部で薄く、両端部(内周端および外周端)に行くにしたがって連続的に厚くなるように形成されているため、両端部、特に外周端部で曲げに対する抵抗力が大きくなり、振動板の振動の制御をする制御部としての役割を充分に担うことができる。すなわち、板状に形成されたリング状のエッジの内周端および外周端の肉厚が厚くなっていることにより、曲げに対する抵抗力が大きくなり、振動板の振れ、すなわちエッジの曲がりを抑制することができる。勿論、エッジの中心部の薄肉部により、通常の小さい振動に対しては薄肉部の曲げにより振動を妨げることはないが、大きな振幅で薄肉部の曲げよりさらに大きな曲げの力が加わっても、この外周端部などの端部でその振動を制御することができる。その結果、ダンパを無くしても、続く振動による振れに対しても確実に応答することができ、振動板の過剰な振動を制御する制御部として機能する。そのため、本発明によれば、ダンパが不要となり、スピーカの厚さを薄くすることができると共に、高価なダンパが不要となるため、スピーカのコストダウンを達成することができる。
前述のエッジの制御部は、エッジの曲げを抑制することにより過剰な振れを抑制するので、エッジの肉厚を厚くするだけで充分に制御部として機能するが、曲げ難くするという観点からは、端部側に凸部が形成される構造でも良い。前述のように、凸部は突起部であっても、板状体の面に凸型または凹型の弧形が形成されているものでも良い。凹型弧形であっても、凹みの方への曲げに対しては、余り抵抗力はないが、その凹みと反対側への曲げに対しては一般的に大きな抵抗力として作用する。すなわち、凹みと反対側への振れに対してはその振れを抑制する作用をする。振動板の振動は上下に振動するため、一方だけへの曲げの抑制ではなく、両方の面への曲げを抑制する必要がある。そのため、特に外周固定部では、両面側への曲げを抑制する制御部が形成されることが好ましく、両面を用いて両側への凸部が形成されることが好ましい。
この場合、エッジの両面外側に肉厚を膨らませて凸状にすると、エッジそのものの弾性が低下して、振動板の振動を抑制し過ぎることとなるため、そのような抑制のし過ぎを招かないように、かつ、過剰な振れに対してその制御をすることができるように、エッジそのものの厚さはあまり厚くしないで、端部側に一定以上の力を抑制する制御部を形成する必要がある。その観点から、図4に示されるような形状のエッジにすれば、構造は簡単で、しかも両面に異なる方向の凸型が形成されているため、どちらの方向にも過剰な振動を制御することができる。
また、本発明のスピーカによれば、エッジだけで振動板の過剰な振動を制御することができるため、ダンパを必要としないので、非常に安価になると共に、非常に薄型のスピーカとしながら、性能の良いスピーカを得ることができる。
つぎに、図面を参照しながら本発明のスピーカおよびそのエッジについて説明をする。本発明のスピーカ用エッジは、図1にその一実施形態の斜視および断面の説明図が示されるように、板状で、かつ、リング状に形成されて、外周部にフレーム(支持部材)6に固定するための外周固定部11と、内周部に振動板2を固定するための内周固定部12と、外周固定部11と内周固定部12との間に板状部13とを有するように形成されている。そして、少なくとも板状部13と外周固定部11との接続部における板状部13の両面には、それぞれ曲げを制御する凸部が形成されることにより振動板2の振動を制御する制御部S1、S2が形成されている。また、板状部13は、断面形状で、内周固定部12と外周固定部11との間で肉厚の一番薄い薄肉部Aを有し、薄肉部Aの肉厚t1から外周固定部11および内周固定部12側の厚さt2、t3に向かうほど、それぞれ連続的に厚くなるように形成されることにより、少なくとも外周固定部11との接続部に振動板2の振動を制御する制御部S1〜S3が形成されても良いし、この板厚による制御部と前述の凸部による制御部S1、S2とを併用する構造でも良い。
制御部S1〜S3は、板状体の厚さを厚くするだけではなく、図1(c)に示されるように、弧形にされることにより湾曲したアールによる凸部(弧形部Q2、R3による凸部)や突起部14により形成することもできる。図1に示される例は、肉厚を厚くすることと、この凸部を設けることの両方により、制御部S1〜S3が形成されている。この両方を併用することにより、所望の制御特性を有する制御部を形成しやすいため好ましい。たとえば肉厚を厚くするだけでは、通常の振動まで抑制されたり、過剰な振動のみを抑制するのが難しくなり十分な制御ができなくなったりするが、凸部を形成することにより、そのような極端な場合の制御をしやすい。また、凸部だけで制御しようとすると、振れが中段階の場合の振動の制御をしにくいと共に、凸部との境界部で変形しやすくなりやすいので、それらの問題を解消するように形成する必要があり、製造上の困難を伴う。
板状部13の厚さを両端部側で厚くすることにより、制御部となる理由は、肉厚が厚いほど剛性が大きくなり、曲げる力に対して曲げ難くなるため制御することができるが、全体の肉厚を厚くすると振動板の振動の妨げとなり、振動板2としての機能を阻害することになるため、固定部の近傍で厚くすることが好ましい。また、固定部近傍のみの肉厚を厚くして、厚さに段差ができると、その段差部で変形しやすく、振動板2の振動にスムースに追随させ難くなる。そのため、薄肉部Aから連続的に厚さを厚くする必要がある。
この薄肉部Aの厚さt1と外周固定部11側の厚さt2、内周固定側12の厚さt3との比は、スピーカの大きさ、種類、また、次に述べる制御部としての凸部の形成などにより区々であるが、t1:t2が、(1:1.2)〜(1:7)、好ましくは(1:1.5)〜(1:4)程度に形成される。
一方、凸部を形成しても、制御部として作用する理由について説明をする。たとえば図1(c)に示される制御部S2のように、突起部14が形成されていると、このような突起部14は、図で下向きの力に対しても上向きの力に対しても板状部13の曲げを抑制する作用をする。そのため、上下どちらの方向に対しても制御部として作用する。しかし、このような突起部14にしないで、その角部が除去された、図1(c)において、破線で示された下に凸の弧形Q2にしても下側への曲げを抑制する制御を行うことができる。すなわち、一般的に円弧をなして曲げられているものを円弧の中心側に曲げる力をかけると比較的簡単に曲げられて抑制力を発揮し難いが、円弧の中心側と反対側である外側に曲げる力をかけると、円弧に逆らう方向に力をかけることになるので、曲がり難くなる。すなわち、抑制力が働きやすく、より一層振動を制御することができる。したがって、前述の破線で示した弧形Q2にしても、図で下側への力に対して制御することができる。
一方、制御部S1では、板状部13の全体で形成された半円状の弧形部Q1による上に凸の弧形で外周固定部11に接合しているため、前述の弧形Q2の説明と同様に、弧形の内側に向かう力、すなわち下向きの力に対しては、抑制力は余り期待できないが、弧形の外側に向かう力、すなわち上向きの力に対しては、抑制力が大きく働く。従って、図1(c)に示される外周固定部11側での上側の制御部S1が上向きの力に対して制御し、下側の制御部S2は下向きの力に対して制御(弧形Q2の場合)、または上下どちらに対しても制御(突起部14の場合)することができ、制御部S1、S2で完全に制御することができる。なお、上述の説明は、特に顕著な制御の説明であるが、制御部S1、S2でも一方への力に対する制御のみではなく、特に板厚が厚くなっていることにより、逆方向への力も制御することができる。
また、図1(c)に示されるエッジ1の内周固定部12側の制御部S3について説明をする。この板状部13の内周固定部12側は、半円状に形成された弧形部Q1のアールR1より小さいアールで、かつ、アールR1の向きと逆向きのアールR2またはR3で形成された弧形部Q3を有して内周固定部12に接続されている。その結果、前述の弧形部Q2による制御作用と同じ考え方により、図1(c)に示されるように、下向きの凸型であるため、下向きの力に対して振動を抑制しやすく、制御部S3として機能する。この場合、上向きの力に対しては、必ずしも充分な制御力を発揮し難いが、板状部13の肉厚が厚くなっているため、制御力を発揮すると共に、特に外周固定部11側の制御部S1、S2の方が振動板2の振動を制御する作用が大きいため、ダンパが無くても、このような形状で充分に振動板2の過剰振動を制御することができる。
すなわち、この図1に示される本発明のエッジ1は、板状部13の断面形状が半円状の弧形形状Q1を有しており、その板状部13と外周固定部11との接続部は、弧形形状Q1の凸側の面が凸状のアールの向きを変えることなく、外周固定部11の垂直面11aと結合しており、凸側と反対側の面は外周固定部11の垂直面11aと平行に延びることにより突起部14を形成して外周固定部の底部11bと同じ高さで結合している。この部分は、凸状のアールR1と逆向きのアールの弧形部Q2(図に破線で示す)にして外周固定部11と結合しても良い。また、板状部13と内周固定部12との接続部は、弧形部Q1の凸側の面およびその反対面共に、弧形部Q1のアールR1と逆向きで、かつ、小さいアールR2、R3で曲げられた弧形形状Q3で内周固定部12と接続される構造に形成されている。図に示されるように、この小さいアールR2、R3は、同じアールでも異なるアールでも構わないし、また、両面が平行でも非平行でも構わない。要は、アールの向きが重要である。
このエッジ1は、図1(b)に斜視図が示されるように、リング状に形成されている。このリングは、図1では円形状に形成されているが、スピーカの目的に応じて、楕円形状でも、長円(トラック)形状でも、矩形形状でも良く、その目的に合せて形成される。
このエッジ1は、たとえばエラストマなどの弾力性のある樹脂材料により型成形により形成することができる。従って、外形にアールを有する形状でも、また、厚さを徐々に変化させる形状でも、その厚さを厳密に制御することも、また、円形状でも、楕円形状でも、長円形状でも、所望のスピーカに応じて、鋳型を形成すれば、材料を流し込むだけで製造することができるため、比較的簡単に形成することができる。材料としては、弾力性を有することが必用で、かつ、耐久性のある材料が好ましく、前述のようなエラストマが最も好ましい。
このようなエッジを用いたスピーカは、たとえば図1(a)に示されるような構造に形成することができる。すなわち、ボビン3の外周の一端側にボイスコイル4が巻回され、そのボビン3の一端側の中心部に磁界を生成するように永久磁石7aおよびヨーク7bを有する磁気回路7が形成されている。そして、ボビン3の外側にフレーム6が設けられ、そのフレーム6の上端部にエッジ1の外周固定部11が固定され、エッジ1の内周固定部12には、リング状の振動板2の外周端が固定されている。そして、振動板2の内周端はボビン3の外周に固定されることにより形成されている。すなわち、図1に示されるスピーカは、エッジ1の形状以外は、通常の駆動部を有する動電型のスピーカと同じであるが、簡単に説明する。なお、フレーム6は、樹脂または金属板などで形成される。
振動板2は、たとえば紙、木材、繊維を用いた織布、繊維を用いた編み物、不織布、繊維を用いた織布にシリコーン樹脂等からなる結合樹脂を含浸させたもの、金属材料、合成樹脂、アクリル発泡体、合成樹脂と金属とからなるハイブリッド材料などを用いることができる。この振動板2は、複数の層で構成されてもよい。また、図1に示される例は、コーン型スピーカであるため、振動板がリング状で、その中心部に駆動部が形成されているが、リング状ではなく、ドーム状にして、その背面側にボビン3を接着する構造でも構わない。また、後述する図5に示されるように、パッシブラジエータ型のスピーカであれば、この振動板2は、リング状ではなく、中心部まで形成されたドーム状、平板状に形成される。この振動板2も、その外形は、平面形状でエッジ1と同様に、円形、楕円形、トラック型の長円形など、目的に応じた形状に形成される。
ボビン3は、たとえば樹脂、金属、紙などで形成された筒体で、その一端部の外周には、ボイスコイル4が巻回され、音声信号の電流変化によりボイスコイル4内に電磁誘導による磁界を生成するように形成されている。また、ボビン3の他端部側には、ダストキャップ5が設けられてボビン3の端部が閉塞されている。さらに、ボビン3の他端部側の外周には、前述の振動板2の内周端が固定されている。なお、ダストキャップ5は、図1に示される例では、凹状のキャップになっているが、凸状に形成することもできる。また、図ではボイスコイル4に接続するリードなどは省略してある。
ボビン3の一端部側には、磁石7aとヨーク7bが設けられ、ボビン3内に磁界を生成するような磁気回路7が形成されている。なお、図では板状の磁石7aが設けられているが、リング状の磁石をボビン3と同軸に形成することもできる。
図1に示される例は、動電型スピーカ(駆動部を有するスピーカ)の例であったが、図5に示されるように、パッシブラジエータ型のような構造のスピーカでも、本発明のエッジをそのまま使用することができる。図5において、駆動部、すなわちボビン、ボイスコイル、磁気回路がなく、振動板2が中心部も設けられるドーム型、平面型に形成されているだけで、他の構成は、図1に示されるスピーカと同じであるため、その説明を省略する。このようなパッシブラジエータ型スピーカは、たとえば密室の中に図1に示されるような動電型スピーカと共に配置して、動電型スピーカによる振動によりパッシブ型スピーカの振動板を振動させることによりスピーカとするものである。
次に、本発明のエッジの他の実施形態について説明する。図2は、本発明のスピーカ用エッジの他の例を示す図1(c)と同様の断面説明図である。すなわち、図2に示される実施形態は、板状部13の断面形状が半円状の大きい弧形部Q1と、大きい弧形部Q1のアールR1と逆向きで、かつ、小さいアールR4の小さい弧形部Q4が接続されたS字形状で形成され、薄肉部Aは大きい弧形部Q1のほぼ中心部に形成され、板状部13と外周固定部11との接続部は、前述の図1(c)に示される構造と同じであり、大きい弧形部Q1の凸側の面は凸状のアールR1の向きを変えることなく、外周固定部11の垂直面11aと結合して第1制御部S1を形成している。また、凸側と反対側の面は外周固定部11の垂直面11aと平行に延びることにより突起部14を形成して外周固定部11の底部11bと同じ高さで結合する構造になっており、第2制御部S2が形成されている。この第2制御部S2は、図1(c)の弧形Q2で示されるように、凸状のアールR1と逆向きの弧形にして外周固定部11と結合することもできる。また、板状部13と内周固定部12との接続部は、両面とも、大きい弧形部Q1より小さく、かつ、逆向きのアールを有する弧形部Q4のアールR4で曲げられた形状で内周固定部12と接続される構造に形成されることにより、第3の制御部S3が形成されている。
すなわち、図2に示される構造は、図1に示される構造とほとんど同じであり、第3制御部S3の弧形部Q4が図1の弧形部Q3よりも大きく形成されているだけで、この図2に示される構造でも、この小さい弧型部Q4の全体が第3の制御部S3として作用する。なお、内周固定部12側の板状部13の厚さt4は、図1の例と同じ厚さt3でも構わない。
図3は、本発明のエッジ1のさらに他の実施形態を示す図2と同様の図である。すなわち、板状部13は、一端部A側が薄く(t5)他端部側が厚く(t6)なると共に弧形Q5に形成され、かつ、凸側の面の他端部側は弧形部Q5のアールと逆向きで、かつ、小さいアールに形成された第1弧形部131と同様の形状に形成された第2弧形部132とが、それぞれの薄肉部A側を弧形Q5のアールが逆向きになるように中継部133を介して接続されている。この中継部133の両側の2つの薄肉部Aが板状部13の薄肉部Aになっている。そして、第1弧形部131の他端部側が外周固定部11と、第2弧形部132の他端部側が内周固定部12と接続される構造に形成されている。
このような構造になっていても、第1および第2の弧形部131、132の凸側の面に、小さいアールで、かつ、逆向きのアールの弧形部Q6が形成されているので、板状部13の外周固定部11との接続部には、板状部13の両面では、それぞれ逆方向の凸部が形成されていることになる。従って、たとえば外周固定部11側で、エッジ1に上向きの力が働くと、下面側の弧形部Q6を外に伸ばす力になるため、その上向きの力を抑制しようとする第1の制御部S1としての作用をする。また、エッジ1に下向きの力が加わると、外周固定部11との接続部の上面が下側に凸になっているため、弧形部を外に伸ばす力になり、そのような下向きの力を抑制しようとする第2の制御部S2としての作用をする。同様に、板状部13と内周固定部12との接続部の、上面はエッジ1への下向きの力を抑制しようとする第3の制御部S3として、また、下面は上向きの力を抑制しようとする第4の制御部S4として、それぞれ作用する。その結果、図1に示される構造と同様に、振動板2の小さな振動によるエッジ1の振れは、薄肉部Aの撓みで追随し、大きな振動で慣性の生じるような振れに対しては、過剰な振れを制御することができる。すなわち、図1に示される構造と同様に、振動板2の大きな振動に対しては制御しながら、通常の振動に対しては、そのまま追随することができる。なお、中継部133は、制御部としての作用をしない。
図4は、本発明のエッジ1のさらに他の実施形態を示す同様の断面説明図である。すなわち、図4に示されるエッジ1は、板状部13はほぼ平板状で、かつ、両面に、ほぼ中心部が薄肉部Aとなるように凹状の弧面とされた弧形部Q7が形成されている。そして、両端部がそれぞれ外周固定部11と内周固定部12のいずれかと接続されている。
このような構造でも、前述の説明と同様に、板状体13の上面では下向きの凸部が、板状体13の下面では上向きの凸部が形成されており、両面にそれぞれ反対向きの凸部が形成されているため、上下どちらの力に対しても大きな力に対して抑制する機能を有し、振動板2の振動の制御をする第1〜第4の制御部S1〜S4として作用する。
1 エッジ
2 振動板
3 ボビン
4 ボイスコイル
5 ダストキャップ
6 フレーム(支持部材)
7 磁気回路
7a マグネット
7b ヨーク
11 外周固定部
12 内周固定部
13 板状部
14 突起部
A 薄肉部
Q1〜Q7 弧形部
S1〜S4 制御部
2 振動板
3 ボビン
4 ボイスコイル
5 ダストキャップ
6 フレーム(支持部材)
7 磁気回路
7a マグネット
7b ヨーク
11 外周固定部
12 内周固定部
13 板状部
14 突起部
A 薄肉部
Q1〜Q7 弧形部
S1〜S4 制御部
Claims (6)
- スピーカの振動板をフレームに固定するために仲介する板状、かつ、リング状のスピーカ用エッジであって、外周部に形成される、前記フレームに固定するための外周固定部と、内周部に形成される、前記振動板を固定するための内周固定部と、前記外周固定部と前記内周固定部とを接続する板状部とを有し、前記板状部は、断面形状で、前記内周固定部と前記外周固定部との間で肉厚の一番薄い薄肉部を有し、前記薄肉部から前記内周固定部および前記外周固定部のそれぞれに向かうほど連続的に肉厚が厚くなるように形成され、かつ、前記板状部の断面形状が半円状の弧形形状を有しており、前記板状部と前記外周固定部との接続部は、前記弧形形状の凸側の面は凸の弧形で前記外周固定部の垂直面の高い位置で結合し、前記凸側と反対側の面は前記外周固定部の前記垂直面と平行に延びることにより突起部を形成して前記外周固定部の底部と同じ高さで結合するか、前記弧形形状のアールと逆方向の弧形にして前記外周固定部と結合し、少なくとも前記板状部と前記外周固定部との接続部に前記振動板の振動を制御する制御部が形成されてなるスピーカ用エッジ。
- 前記板状部と前記内周固定部との接続部は、前記凸側の面およびその反対面共に、前記弧形形状のアールと逆向きで、かつ、小さいアールで曲げられた形状で前記内周固定部と接続される構造に形成されてなる請求項1記載のスピーカ用エッジ。
- 前記板状部と前記内周固定部との接続部は、前記半円状の弧形形状のアールと逆向きで、かつ、前記半円状の弧形形状より小さいアールの弧形形状が接続されたS字形状で形成され、前記薄肉部は前記半円状の弧形形状のほぼ中心部に形成され、かつ、前記小さいアールの弧形形状で曲げられた形状で前記内周固定部と接続される構造に形成されてなる請求項1記載のスピーカ用エッジ。
- スピーカの振動板をフレームに固定するために仲介する板状、かつ、リング状のスピーカ用エッジであって、外周部に形成される、前記フレームに固定するための外周固定部と、内周部に形成される、前記振動板を固定するための内周固定部と、前記外周固定部と前記内周固定部とを接続する板状部とを備え、
前記板状部は、第1弧形部、第2弧形部、および中継部から構成され、前記第1弧形部および第2弧形部は、一端部が薄肉部とされ、前記薄肉部から他端部に向かうほど連続的に肉厚が厚くなると共に弧形形状となるように形成され、前記弧形形状の凸側の面の前記他端部は、前記弧形形状のアールと逆向きで、かつ、小さいアールで曲げられており、前記中継部は、前記第1弧形部の前記弧形形状の向きと、前記第2弧形部の前記弧形形状の向きとが逆向きになるように、前記第1弧形部の前記一端部と前記第2弧形部の前記一端部とを接続しており、前記第1弧形部および第2弧形部の前記他端部は、それぞれ前記外周固定部および前記内周固定部と接続されてなるスピーカ用エッジ。 - ボビンと、該ボビンの外周に巻回されるボイスコイルと、該ボイスコイルの中心部に磁界を生成する磁気回路と、前記ボビンの外側に設けられるフレームと、該フレームに外周固定部が固定されるエッジと、該エッジの内周固定部に外周端が固定される振動板と、該振動板の背面またはリング状に形成された前記振動板の内周端に前記ボビンが固定されるスピーカであって、前記エッジが請求項1〜4のいずれか1項に記載のエッジであるスピーカ。
- フレームと、該フレームに外周固定部が固定されるエッジと、該エッジの内周固定部に外周端が固定される振動板とを有するパッシブラジエータ型スピーカであって、前記エッジが請求項1〜4のいずれか1項に記載のエッジであるスピーカ。
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