JP3879283B2 - スピーカ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種映像・音響機器に使用される細長形のスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン受像機の高音質化、ワイドディスプレイ化等によって、ディスプレイの両側に配置されるトラック型、楕円型などの細長形のスピーカの高性能化が要求されている。
【0003】
従来の細長形のスピーカを図4〜図6により説明する。図4は分解斜視図であり、図5は要部である振動体の斜視図、図6は振動体の要部の補強リブの斜視図である。
【0004】
同図によると、1は短径側が逆U字状で下方開放端側にコイル1cを巻回したボイスコイル部1bと、U字状の上方の頂点側をダイアフラム部1aとした細長形の振動体であり、硬質アルミ、紙、ガラス繊維入樹脂等のシートを成型してダイアフラム部1aとボイスコイル部1bを一体に形成したものである。8は補強リブであり、U字状の振動体1の内側に結合されている。
【0005】
2はエッジであり、ダイアフラム部1aの外周に内周が結合され、外周がフレーム3に結合されている。また、7は上記補強リブ8に結合されたダンパーであり、このダンパー7は上記フレーム3に結合されて、上記振動体1を振動自在に保持している。
【0006】
6は上記フレーム3の中央凹部に配設されたヨーク4と磁石5からなるとともに磁気ギャップ6aを形成した磁気回路である。この磁気回路6は対向した一対のものが直線的に複数個隙間6bを設けて配設され、上記磁気ギャップ6aに上記振動体1のボイスコイル部1bがはめ込まれるように振動体1は補強リブ8を介してダンパー7に支持されている。なお、10は覆い板であり、エッジ2をフレーム3とで挟持している。
【0007】
以上のように構成されたスピーカは外部よりの音声信号を上記ボイスコイル部1bのコイル1cに流すことによって振動体1を上下動させダイアフラム部1aを振動させて音波を放射するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記振動体1は上述のごとくシートを逆U字状に成形するものであるため、シート状態に戻ろうとするスプリングバック力が働き内側で結合している補強リブ8と接着はずれを発生する可能性や、補強リブ8との接着作業時に接着剤が完全に硬化するまで治工具等で保持する必要があり、生産性が悪いという課題を有していた。
【0009】
本発明は上記課題を解決し、品質の向上、生産性の向上に寄与するスピーカの提供を可能とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のスピーカは、少なくとも磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路が装着されるフレームと、上方にダイアフラム部を有し下方の開放端側に上記磁気回路の磁気ギャップに挿入されるボイスコイル部を設けた細長形の断面が逆U字状の振動体と、磁気ギャップの存在しない部位において、この振動体のボイスコイル部を挟持する接着はずれ防止機能を有する平面状の補強リブと、内周が上記振動体の外側に結合され外周が上記フレームに結合されるエッジとで構成するものであり、補強リブによって振動体のボイスコイル部を挟持したので補強リブ自体によって振動体のスプリングバック力を抑止して振動体からの補強リブのはずれを防止するとともに、生産性の向上にも寄与するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、少なくとも磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路が装着されるフレームと、上方にダイアフラム部を有し下方の開放端側に上記磁気回路の磁気ギャップに挿入されるボイスコイル部を設けた上記開放端形状が細長形の断面が逆U字状の振動体と、磁気ギャップの存在しない部位において、この振動体の上記ボイスコイル部を挟持する接着はずれ防止機能を有する平面状の補強リブと、内周が上記振動体の外側に結合され外周が上記フレームに結合されるエッジとで構成して、補強リブ自体でも振動体のスプリングバック力を抑止する機能を持たせることによって品質の向上と、生産性の向上を図ったものである。
【0012】
本発明の請求項2に記載の発明は、隙間を設けて対向して複数個直線的に配置された磁気回路の上記隙間内に補強リブを接触しないように配置したものであり、スピーカの大型化を伴わずに請求項1の効果を得ることができるものである。
【0013】
以下、本発明のスピーカの一実施の形態について図1〜図3により説明する。なお、説明にあたっては、従来技術と同一部分は同一番号を付与し説明を省略して説明する。
【0014】
図1は本発明のスピーカの一実施の形態の分解斜視図であり、図2は同要部である振動体と補強リブの結合状態を説明する斜視図であり、図3は同要部である補強リブの斜視図である。
【0015】
同図によると8aは補強リブであり、8bは振動体1の内側内径部分と外周が略一致した内径接合部であり、8cはスリット8dを介してその両外側に突出して設けられた広がり防止部である。振動体1のボイスコイル部1bは上記スリット8dにはめ込まれて振動体1は補強リブ8aに挟持されるとともに、内径接合部8bおよび広がり防止部8cにおいて接着結合される。
【0016】
以上のように広がり防止部8cによっても振動体1の外側から振動体1のスプリングバック力を抑止するようにしたので補強リブ8aは振動体1を挟持して接着はずれを防止して品質の向上を図るとともに、従来補強リブ8と振動体1の結合では振動体1のスプリングバックのために接着剤の完全硬化までスピーカの組立に使用することはできなかったが、ある程度の硬化後は組立途中において完全硬化させれば良く生産性の向上、生産コストの削減も可能となるものである。
【0017】
なお補強リブ8aは従来の補強リブ8より広がり防止部8c分幅広になるが、磁気回路6の対向する一対のものの長さを統一することで隙間6bの位置をあわせ、この隙間6bの位置に補強リブ8aを配置すれば、対向する磁気回路6間の幅を広げて大型化を図ることなくスピーカの提供が行えるものである。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明のスピーカは、振動体のボイスコイル部を挟持した補強リブ自体によって振動体のスプリングバック力を抑止して振動体からの補強リブのはずれを防止するとともに、組立の効率化にも寄与させられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスピーカの一実施の形態の分解斜視図
【図2】 同要部である振動体と補強リブの結合状態を説明する斜視図
【図3】 同要部である補強リブの斜視図
【図4】 従来のスピーカの分解斜視図
【図5】 同要部である振動体の斜視図
【図6】 同振動体の要部の補強リブの斜視図
【符号の説明】
1 振動体
1a ダイアフラム部
1b ボイスコイル部
1c コイル
2 エッジ
3 フレーム
6 磁気回路
6a 磁気ギャップ
7 ダンパー
8a 補強リブ
Claims (2)
- 少なくとも磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路が装着されるフレームと、上方にダイアフラム部を有し下方の開放端側に上記磁気回路の磁気ギャップに挿入されるボイスコイル部を設けた上記開放端形状が細長形の断面が逆U字状の振動体と、磁気ギャップの存在しない部位において、この振動体のボイスコイル部を挟持する接着はずれ防止機能を有する平面状の補強リブと、内周が上記振動体の外側に結合され外周が上記フレームに結合されるエッジとで構成されたスピーカ。
- 隙間を設けて対向して複数個直線的に配置された磁気回路の上記隙間内に補強リブを接触しないように配置した請求項1に記載のスピーカ。
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