JP2001245388A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

Info

Publication number
JP2001245388A
JP2001245388A JP2000050198A JP2000050198A JP2001245388A JP 2001245388 A JP2001245388 A JP 2001245388A JP 2000050198 A JP2000050198 A JP 2000050198A JP 2000050198 A JP2000050198 A JP 2000050198A JP 2001245388 A JP2001245388 A JP 2001245388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
diaphragm
voice coil
caulking
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000050198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3619736B2 (ja
Inventor
Shigeru Sugiyama
茂 杉山
Hajime Kitamura
肇 北村
Naohiro Fujinami
直宏 藤浪
Takao Imahori
能男 今堀
Hitoshi Yamashima
仁 山島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP2000050198A priority Critical patent/JP3619736B2/ja
Priority to DE60138583T priority patent/DE60138583D1/de
Priority to EP20010301583 priority patent/EP1128705B1/en
Priority to CN 01104759 priority patent/CN1199519C/zh
Priority to US09/791,872 priority patent/US6621912B2/en
Publication of JP2001245388A publication Critical patent/JP2001245388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3619736B2 publication Critical patent/JP3619736B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/04Construction, mounting, or centering of coil

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミックスピーカにおいて、その音響特
性を悪化させることなくボイスコイルの外れ防止を図
る。 【解決手段】 ボイスコイル16の振動板12に対する
固定を、振動板12にコイル支持部材26をカシメ固定
するとともに該コイル支持部材26でボイスコイル16
を係合支持することにより行う。これによりボイスコイ
ル16を振動板12に対して物理的に固定し、その固定
強度を高める。上記カシメ固定は、コイル支持部材26
のカシメ用突起部を塑性変形させてカシメ固定部26b
とすることにより行い、これにより振動板12には音響
特性上有害な変形を生じさせないようにする。また、上
記係合支持は、コイル支持部材26の係合部26aと振
動板12の中間平坦部12bとでボイスコイル16の上
端部16aに形成されたフランジ部16a1を上下両側
から挟持することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、いわゆるダイナ
ミックスピーカに関するものであり、特に、そのボイス
コイルと振動板との固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカの一形式として、従来よりダイ
ナミックスピーカが知られている。このダイナミックス
ピーカは、例えば特開平6−178390号公報に開示
されているように、一般に、振動板と、この振動板に一
端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの
他端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユ
ニットとを備えた構成となっている。
【0003】上記ボイスコイルの上記振動板に対する固
定構造としては、上記公報にも開示されているように、
図10(a)に示すようなI字形の巻回断面形状を有す
るボイスコイル2の一端部2aを振動板4に接着固定す
るようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな固定構造を有するスピーカにおいては、大きな接着
面積を確保することができないので、固定強度が不十分
となり、使用中にボイスコイル2が振動板4から剥離し
て外れてしまうおそれがある。特に、このスピーカを自
動車等に搭載する場合には、大きな振動や衝撃荷重が作
用する環境下で使用されることとなるので、ボイスコイ
ル2の外れが一層発生しやすくなる。
【0005】これに対し、同図(b)に示すように、ボ
イスコイル2の巻回厚さを厚くすれば、その一端部2a
と振動板4との間に比較的大きな接着面積を確保するこ
とができ、これにより固定強度を十分に確保することが
可能となる。
【0006】しかしながら、このようにした場合には、
磁気回路ユニット6の筒状磁気間隙Gの幅が広くなって
しまうので、スピーカの電気音響変換効率が低下してし
まうという問題がある。また、ボイスコイル2の巻回厚
さを厚くした分だけボイスコイル2の重量が大きくな
り、これにより接着面に大きな荷重が作用するので、期
待したほどは大きな外れ防止効果を得ることができない
という問題もある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、ダイナミックスピーカにおいて、そ
の音響特性を悪化させることなくボイスコイルの外れ防
止を図ることができるスピーカを提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、所定のコイ
ル支持部材を用いることにより、上記目的達成を図るよ
うにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明に係るスピーカは、振
動板と、この振動板に一端部が固定されたボイスコイル
と、このボイスコイルの他端部を収容する筒状磁気間隙
が形成された磁気回路ユニットと、を備えてなるスピー
カにおいて、上記ボイスコイルの上記一端部を支持する
コイル支持部材を備えてなり、このコイル支持部材が、
該コイル支持部材に形成されたカシメ用突起部を塑性変
形させることにより、上記振動板にカシメ固定されてい
る、ことを特徴とするものである。
【0010】上記「振動板」、「ボイスコイル」および
「磁気回路ユニット」は、ダイナミックスピーカの構成
要素として使用可能なものであれば、その材質、形状等
の具体的構成は特に限定されるものではない。
【0011】上記「コイル支持部材」は、そのカシメ用
突起部の塑性変形により振動板にカシメ固定された状態
でボイスコイルの一端部を支持するものであれば、その
材質、形状、あるいはボイスコイルに対する支持方法等
の具体的構成は特に限定されるものではない。また上記
「カシメ用突起部」についても、その塑性変形によりコ
イル支持部材を振動板にカシメ固定可能なものであれ
ば、その形状、大きさ、形成個数、配置等の具体的構成
は特に限定されるものではない。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係るスピーカは、ボイスコイルの一端部を支持するコイ
ル支持部材が、該コイル支持部材に形成されたカシメ用
突起部を塑性変形させることにより振動板にカシメ固定
されているので、次のような作用効果を得ることができ
る。
【0013】すなわち、ボイスコイルは、その一端部に
おいてコイル支持部材に支持されているので、接着固定
等により振動板に直接的に固定されるだけでなく、コイ
ル支持部材を介して間接的にも振動板に固定されること
となる。このため、従来のようにボイスコイルの巻回厚
さを厚くしてその一端部と振動板との間に大きな接着面
積を確保しなくても、ボイスコイルの振動板に対する固
定強度を十分に確保することができる。またこれによ
り、磁気回路ユニットの筒状磁気間隙の幅を広くする必
要がなくなるので、スピーカの電気音響変換効率が低下
してしまうのを未然に防止することができる。
【0014】しかも、コイル支持部材はそのカシメ用突
起部の塑性変形により振動板にカシメ固定されているの
で、振動板自体はカシメ固定の際に過大な荷重を受ける
ことがなく、したがってコイル支持部材を設けたことに
より振動板に音響特性上有害な変形が生じてしまうのを
未然に防止することができる。
【0015】このように本願発明によれば、ダイナミッ
クスピーカにおいて、その音響特性を悪化させることな
くボイスコイルの外れ防止を図ることができる。
【0016】ところで、上記構成において、ボイスコイ
ルの振動板に対する固定強度がコイル支持部材の支持の
みによって十分に確保されるのであれば、接着固定等に
よるボイスコイルと振動板との直接的な固定を省略する
ことも可能である。そしてこのようにした場合には、ボ
イスコイルを振動板に固定する際に従来必要とされてい
た接着工程等を廃止することができるので、スピーカの
製造作業性を大幅に高めることができる。
【0017】上記構成において、ボイスコイルの一端部
に径方向内方へ突出するフランジ部を形成するととも
に、このフランジ部と係合する係合部をコイル支持部材
に形成するようにすれば、コイル支持部材によるボイス
コイルの支持を確実に行うことができ、これによりボイ
スコイルの振動板に対する固定強度を十分に高めること
が可能となるので、接着固定等によるボイスコイルと振
動板との直接的な固定を省略することが容易に可能とな
る。
【0018】この場合において、上記「フランジ部」お
よび「係合部」は、両者の係合によりコイル支持部材に
よるボイスコイルの支持を行うことができるものであれ
ば、その断面形状等の具体的構成は特に限定されるもの
ではない。
【0019】上記コイル支持部材のカシメ用突起部を
「塑性変形」させるための具体的方法は特に限定される
ものではなく、例えば、冷間カシメ等の機械的な方法で
行うことも可能であり、コイル支持部材が合成樹脂製部
材からなる場合には、そのカシメ用突起部に超音波振動
を与えて該カシメ用突起部を熱変形させる方法も採用可
能である。
【0020】上記超音波振動を与えて熱変形させる方法
を採用することにより、スピーカが小型スピーカであっ
て、そのコイル支持部材のカシメ用突起部が非常に小さ
くなってしまう場合等においても、容易かつ確実にカシ
メ固定を行うことができる。
【0021】なおこの場合、振動板自体はカシメ固定に
は直接関与しないので、2つの部材を超音波溶着する場
合のように両部材の材質の溶着適用性を考慮する必要は
全くない。したがって、超音波振動を与えて熱変形させ
る方法を採用したために振動板の材質の選定自由度が制
約されてしまうことはない。
【0022】上記コイル支持部材の具体的構成が特に限
定されないことは上述したとおりであるが、このコイル
支持部材を環状部材として構成するとともに該コイル支
持部材に上記カシメ用突起部を周方向に所定間隔をおい
て複数箇所に形成し、これら各カシメ用突起部を挿通さ
せる複数の透孔を振動板に形成するようにすれば、コイ
ル支持部材を振動板に対して所定位置に正確に位置決め
した状態でカシメ固定を行うことができる。
【0023】ところで、上述したように、ボイスコイル
の一端部に径方向内方へ突出するフランジ部を形成する
とともにこのフランジ部と係合する係合部をコイル支持
部材に形成した場合には、コイル支持部材によるボイス
コイルの支持を確実に行うことができるので、コイル支
持部材の振動板に対する固定を、例えば接着固定等のよ
うにカシメ固定以外の固定方法により行うようにした場
合においても、ボイスコイルの振動板に対する固定強度
をある程度高めることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0025】図1は、本願発明の一実施形態に係るスピ
ーカ10を上向きに配置した状態で示す側断面図であ
り、図2は、そのII部詳細図である。
【0026】図1に示すように、本実施形態に係るスピ
ーカ10は、振動板12と、フレーム14と、ボイスコ
イル16と、磁気回路ユニット18とを備えてなるダイ
ナミックスピーカである。このスピーカ10は、外径3
0mm程度の小型スピーカであって、その用途として
は、例えば、図示しないケースに収容された状態で基板
に実装されて自動車等に搭載され、警報音等の発生手段
として使用されるようになっている。
【0027】上記振動板12は、同心円状に形成された
複数の凹凸を有するダイヤフラム状の部材であって、合
成樹脂製フィルムに熱プレス成形を施すことにより形成
されている。この振動板12の外周縁平坦部12aと中
央寄りの中間平坦部12bとは、同一水平面上に位置す
る環状平面として形成されている。
【0028】上記フレーム14は鋼製部材であって、中
央部に位置する有底円筒部14Aと、この有底円筒部1
4Aの外周面上端部近傍から径方向外方へ延びる環状の
マウンティング部14Bとからなっている。このマウン
ティング部14Bには、複数の透孔(図示せず)が周方
向に所定間隔をおいて形成されている。そして、このマ
ウンティング部14Bの外周縁部には、有底円筒部14
Aの上端面14Aaよりも上方に位置する環状平坦部1
4Baと、この環状平坦部14Baから上方へ延びるフ
ランジ部14Bbとが形成されている。
【0029】上記振動板12は、その外周縁平坦部12
aにおいて、フレーム14のマウンティング部14Bの
環状平坦部14Baに接着固定されている。この接着固
定は、スピーカ10の中心軸線Axに関して振動板12
とフレーム14とが互いに同心となるように配置された
状態で行われている。
【0030】上記ボイスコイル16は、振動板12と同
心となるように配置された状態で、その上端部16a
(一端部)が振動板12の中間平坦部12bに固定され
ている。この固定構造については後に詳述する。
【0031】上記磁気回路ユニット18は、上記フレー
ム14の有底円筒部14Aと、マグネット20と、鋼製
のヨーク22とで構成されている。上記マグネット20
およびヨーク22は、いずれもディスク状に形成されて
おり、有底円筒部14aの底面にこの順で互いに同心と
なるように載置され、フレーム14に接着固定されてい
る。この磁気回路ユニット18は、ヨーク22の上端面
22aと有底円筒部14Aの上端面14Aaとが略同一
高さになるように設定されており、そしてヨーク22の
外周面と有底円筒部14aの内周面との間には、筒状
(円筒状)磁気間隙Gが全周同一幅で形成されている。
そして、この筒状磁気間隙Gにおいてボイスコイル16
の下端部16b(他端部)を収容するようになってい
る。
【0032】本実施形態においては、上記ボイスコイル
16の振動板12に対する固定が、コイル支持部材26
を介して行われている。
【0033】すなわち、図2に示すように、ボイスコイ
ル16の上端部16aには、径方向内方へ突出するフラ
ンジ部16a1が形成されている。一方、コイル支持部
材26の下端部には、ボイスコイル16のフランジ部1
6a1と係合する係合部26aが形成されている。ま
た、このコイル支持部材26の上端部には、振動板12
の中間平坦部12bにカシメ固定されたカシメ固定部2
6bが形成されている。そして、このコイル支持部材2
6の係合部26aと振動板12の中間平坦部12bとで
ボイスコイル16のフランジ部16a1を上下両側から
挟持することにより、ボイスコイル16の振動板12に
対する固定が行われるようになっている。
【0034】上記振動板12、ボイスコイル16および
コイル支持部材26は、スピーカ駆動により、図2にお
いて2点鎖線で示す範囲内で上下動するようになってい
る。コイル支持部材26は、通常のスピーカ駆動におけ
る最大振幅での振動時でもヨーク22の上端面22aと
の間に若干のクリアランスが確保されるよう、その高さ
寸法が設定されている。そして、このようにコイル支持
部材26の高さ寸法を設定することにより、通常のスピ
ーカ駆動は支障なく行われるようにする一方、上記最大
振幅を超える異常に大きな振幅で振動したときには、コ
イル支持部材26がヨーク22の上端面22aに当接し
て振幅制限をかけ、これにより振動板12等が破損する
のを未然に防止するようになっている。
【0035】図3は、上記振動板12およびコイル支持
部材26をカシメ固定前の状態で示す単品斜視図であ
る。
【0036】図示のように、上記コイル支持部材26
は、合成樹脂製の環状部材として構成されており、ボビ
ン機能を果たすようになっている。このコイル支持部材
26の外周面には、下半分が大径となるように段差が形
成されており、その下半分が上記係合部26aを構成し
ている。また、このコイル支持部材26の上端面には、
円柱状のカシメ用突起部26b´が周方向に30°間隔
で12箇所に形成されている。
【0037】一方、上記振動板12の中間平坦部12b
には、上記各カシメ用突起部26b´を挿通させるため
の12個の透孔12cが形成されている。これら各透孔
12cは、カシメ用突起部26b´と略同一径の円形孔
として形成されている。
【0038】そして、上記コイル支持部材26は、その
各カシメ用突起部26b´を振動板12の各透孔12c
に下方から挿通させた後、各カシメ用突起部26b´を
塑性変形させることにより振動板12にカシメ固定され
るようになっている。その際、各カシメ用突起部26b
´の塑性変形は、該カシメ用突起部26b´に超音波振
動を与えて該カシメ用突起部26b´を熱変形させるこ
とにより行われるようになっている。
【0039】具体的には、図4(a)に示すように、カ
シメ受け治具102にコイル支持部材26をセットした
後、その各カシメ用突起部26b´を各透孔12cに挿
通させるようにして該コイル支持部材26に振動板12
をセットし、この状態で、超音波振動装置のホーン10
4を各カシメ用突起部26b´の上端部に当接させて該
カシメ用突起部26b´に超音波振動を与えることによ
り該カシメ用突起部26b´を熱変形させ、これにより
カシメ固定部26bを形成するようになっている。
【0040】こうして形成された各カシメ固定部26b
は、各透孔12cの周辺部において振動板12をコイル
支持部材26の本体部分とで上下両側から挟み込み、こ
れによりコイル支持部材26を振動板12に対して堅固
に固定するものとなっている。
【0041】上記ボイスコイル16は、振動板12に固
定されたコイル支持部材26に対してコイル線材Cを巻
き付けることにより形成されるようになっている。
【0042】具体的には、図4(b)に示すように、振
動板12に固定されたコイル支持部材26を、その係合
部26aと同じ外径寸法を有する巻回受け治具106に
セットした後、このコイル支持部材26と振動板12の
中間平坦部12bとを巻回押え治具108により上方か
ら押さえ、この状態で、コイル線材Cの先端部をコイル
支持部材26の係合部26aの上方に隣接する小径凹部
に巻き掛け、そして、巻回受け治具106および巻回押
え治具108を中心軸線Ax(図1参照)回りに回転さ
せるとともコイル線材Cを所定範囲にわたって上下動さ
せることにより、コイル支持部材26および巻回受け治
具106の外周面にコイル線材Cを巻き付け、これによ
り上端部16aにフランジ部16a1が形成されたL字
形の巻回断面形状を有するボイスコイル16を成形する
ようになっている。
【0043】上記コイル線材Cとしては、融着性合成樹
脂の被覆が施されたものが用いられている。そして、上
記巻付けの直前にコイル線材Cに熱風を吹き付けてその
被覆を溶融させることにより、巻き付けられたコイル線
材Cを相互に融着させてボイスコイル16の成形を行う
ようになっている。なお、ボイスコイル16の巻き始め
線および巻き終わり線がいずれもボイスコイル16の上
端部16aから延出するよう、コイル線材Cの巻き数は
偶数回(例えば、上端部16aが8重巻きで他の部分が
4重巻き)に設定されている。
【0044】以上詳述したように、本実施形態に係るス
ピーカ10は、振動板12にカシメ固定されたコイル支
持部材26を備えており、そして、このコイル支持部材
26の係合部26aと振動板12の中間平坦部12bと
でボイスコイル16の上端部16aに形成されたフラン
ジ部16a1を上下両側から挟持することにより、ボイ
スコイル16の振動板12に対する固定を行うようにな
っているので、次のような作用効果を得ることができ
る。
【0045】すなわち、ボイスコイル16は、コイル支
持部材26との係合により物理的に振動板12に固定さ
れているので、従来のようにボイスコイル16の上端部
16aを接着固定等により振動板12に直接的に固定す
るのに比して、その固定強度を大幅に向上させることが
できる。
【0046】しかも、ボイスコイル16は、その上端部
16aについてはフランジ部16a1が形成されている
ため巻回厚さが厚くなっているが、それ以外の部分につ
いては通常の巻回厚さとなっているので、磁気回路ユニ
ット18の筒状磁気間隙Gの幅を広くする必要がなく、
このためスピーカ10の電気音響変換効率を低下させて
しまうことなく上記作用効果を得ることができる。
【0047】また、コイル支持部材26は、そのカシメ
用突起部26b´を塑性変形させてカシメ固定部26b
とすることにより振動板12にカシメ固定されているの
で、振動板12自体はカシメ固定の際に過大な荷重を受
けることがない。したがってコイル支持部材26を設け
たことにより振動板12に音響特性上有害な変形が生じ
てしまうのを未然に防止することができる。
【0048】このように本実施形態によれば、ダイナミ
ックスピーカにおいて、その音響特性を悪化させること
なくボイスコイルの外れ防止を図ることができる。
【0049】したがって、本実施形態に係るスピーカ1
0を、車載用スピーカ等のように大きな振動や衝撃荷重
が作用する環境下で使用した場合においても、十分使用
に耐え得るものとなる。
【0050】ところで、本実施形態においては、ボイス
コイル16の上端部16aが接着固定等により振動板1
2に直接的に固定されてはいないので、ボイスコイル1
6を振動板12に固定する際に従来必要とされていた接
着工程等が不要となり、このためスピーカ10の製造作
業性を大幅に高めることができる。
【0051】また本実施形態においては、コイル支持部
材26が振幅制限手段としても機能するようになってい
るので、異常振幅での振動発生により振動板12等が破
損するのを未然に防止することができる。
【0052】しかも本実施形態においては、コイル支持
部材26が環状部材として構成されるとともに、その周
方向複数箇所にカシメ用突起部26b´が形成されてお
り、一方、振動板12には、これら各カシメ用突起部2
6b´を挿通させる複数の透孔12cが形成されている
ので、コイル支持部材26を振動板12に対して所定位
置に正確に位置決めした状態でカシメ固定を行うことが
できる。特に本実施形態においては、上記カシメ用突起
部26b´および透孔12cが30°間隔で12個も形
成されているので、コイル支持部材26と振動板12と
の固定強度を極めて高いものとすることができる。
【0053】さらに本実施形態においては、上記各カシ
メ用突起部26b´の塑性変形が、該カシメ用突起部2
6b´に超音波振動を与えてこれを熱変形させることに
より行われているので、各カシメ用突起部26b´が微
小突起であるにもかかわらず、容易かつ確実にカシメ固
定を行うことができる。なおこの場合、振動板12はカ
シメ固定には直接関与しないので、2つの部材を超音波
溶着する場合のように両部材の材質の溶着適用性を考慮
する必要は全くなく、したがって超音波振動を用いたた
めに振動板12の材質の選定自由度が制約されてしまう
ことはない。
【0054】図5は、上記実施形態の第1変形例を示
す、図4と同様の図である。
【0055】本変形例においても、コイル支持部材26
を介してボイスコイル16が振動板12に固定されてい
る点は上記実施形態と同様であるが、これを実現するた
めの製造方法が上記実施形態とは異なっている。
【0056】すなわち、図5(a)に示すように、予め
ボイスコイル16を成形しておき、このボイスコイル1
6と共にコイル支持部材26をカシメ受け治具102に
セットした後、振動板12をその各透孔12cに各カシ
メ用突起部26b´を挿通させるようにしてコイル支持
部材26にセットし、この状態で、同図(b)に示すよ
うに、超音波振動装置のホーン104を各カシメ用突起
部26b´の上端部に当接させて該カシメ用突起部26
b´に超音波振動を与えることにより該カシメ用突起部
26b´を熱変形させ、これによりカシメ固定部26b
を形成するようになっている。
【0057】本変形例の製造方法を採用した場合におい
ても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0058】図6は、上記実施形態の第2変形例を示す
要部側断面図であり、図7は、本変形例における振動板
12およびコイル支持部材26をカシメ固定前の状態で
示す単品斜視図である。
【0059】本変形例は、振動板12に対するコイル支
持部材26のカシメ固定構造が、上記実施形態とは異な
っている。
【0060】すなわち本変形例においては、コイル支持
部材26の上端面に環状リブ状のカシメ用突起部26c
´が形成されており、一方、振動板12は、その中間平
坦部12bよりも径方向内方側の部分が打ち抜かれて、
上記カシメ用突起部26c´に略外接する大きさの円形
の透孔12dが形成されている。
【0061】そして、上記コイル支持部材26は、その
カシメ用突起部26c´を振動板12の透孔12dに下
方から挿通させた後、該カシメ用突起部26c´をその
全周にわたって外周側へ塑性変形させてカシメ固定部2
6cを形成することにより、振動板12にカシメ固定さ
れるようになっている。その際、カシメ用突起部26c
´の塑性変形は、該カシメ用突起部26c´に超音波振
動を与えて該カシメ用突起部26c´を熱変形させるこ
とにより行われるようになっている。
【0062】本変形例のコイル支持部材26は環状部材
ではなく、透孔12d全体を閉塞する蓋状の部材として
形成されている。そしてこれにより振動板12の上下両
側の空間を完全に仕切って、スピーカ10の音響特性維
持を図るようになっている。
【0063】本変形例の構成を採用した場合において
も、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0064】しかも本変形例においては、カシメ用突起
部26c´および透孔12dが各々単一であるので、上
記カシメ固定の際、振動板12をコイル支持部材26に
容易にセットすることが可能となり、これによりスピー
カ10の製造作業性を一層高めることができる。
【0065】図8は、上記実施形態の第3変形例を示
す、図2と同様の図である。
【0066】本変形例は、ボイスコイル16の振動板1
2に対する固定構造が、上記実施形態とは異なってい
る。
【0067】すなわち本変形例においては、上記実施形
態のようにボイスコイル16の上端部16aにフランジ
部16a1が形成されておらず、またコイル支持部材2
6に係合部26aが形成されていない。そして本変形例
においては、ボイスコイル16が、その上端部16aに
おいてコイル支持部材26の外周面および振動板12の
中間平坦部12bの双方に接着固定されている。ただ
し、上記コイル支持部材26が振動板12にカシメ固定
されている点は上記実施形態と同様である。
【0068】本変形例においては、上記実施形態のよう
にボイスコイル16の上端部16aが振動板12に対し
て物理的には固定されていないが、振動板12に対して
直接的に固定されるとともにコイル支持部材26を介し
て間接的にも固定されているので、従来のようにボイス
コイル16の上端部16aが振動板12に直接的に固定
されているだけのものに比して、その固定強度を大幅に
向上させることができる。
【0069】なおこの場合において、ボイスコイル16
の上端部16aをコイル支持部材26の外周面に接着固
定することのみにより、ボイスコイル16の振動板12
に対する所要の固定強度を確保することができるのであ
れば、ボイスコイル16と振動板12との接着固定を省
略して、スピーカ10の製造作業性を高めるようにする
ことも可能である。
【0070】図9は、上記実施形態の第4および第5変
形例を示す、図2と同様の図である。
【0071】これら第4および第5変形例は、コイル支
持部材26の振動板12に対する固定構造が上記実施形
態とは異なっている。
【0072】すなわち、同図(a)に示すように、第4
変形例においては、コイル支持部材26の上端部に、振
動板12の透孔12cよりも幾分小径の突起部26dが
形成されている。そして、ボイスコイル16のフランジ
部16a1とコイル支持部材26の係合部26aとを係
合させた状態で、突起部26dを透孔12cに下方から
挿通させ、この状態で、突起部26dの周囲に接着剤A
を充填することにより、コイル支持部材26を振動板1
2の中間平坦部12bに接着固定するように構成されて
いる。
【0073】また、同図(b)に示すように、第5変形
例においては、ボイスコイル16のフランジ部16a1
とコイル支持部材26の係合部26aとを係合させた状
態で、これらボイスコイル16およびコイル支持部材2
6の上端面を、振動板12の中間平坦部12bに接着固
定するように構成されている。
【0074】これら第4変形例あるいは第5変形例のよ
うな構成を採用した場合においても、ボイスコイル16
の上端部16aを単に振動板12に接着固定するのに比
して、ボイスコイル16の振動板12に対する固定強度
を大幅に向上させることができる。
【0075】ところで、上記実施形態ならびに第1、第
2、第4および第5変形例においては、コイル支持部材
26の係合部26aおよびボイスコイル16のフランジ
部16a1の断面形状が矩形に設定されているが、これ
ら係合部26aとフランジ部16a1との係合によりボ
イスコイル16がコイル支持部材26から外れてしまう
のを防止することが可能なものであれば、上記係合部2
6aおよびフランジ部16a1の断面形状は、これ以外
の形状に設定することも可能である。例えば、両者の断
面形状を共に台形や三角形に設定したり、あるいは一方
の断面形状を扇形に設定するとともに他方の断面形状を
これに沿った円弧状凹部を有する形状に設定すること等
が可能である。
【0076】また、上記実施形態および各変形例におい
ては、コイル支持部材26が合成樹脂製の部材で構成さ
れているが、上記実施形態および第1〜第3変形例にお
いては、そのカシメ用突起部26b´、26c´を塑性
変形させることが可能なものであれば、例えばアルミニ
ウム等のように合成樹脂以外の材質でコイル支持部材2
6を構成することも可能である。なお、アルミニウム等
を用いた場合、超音波振動を用いることはできないが、
機械的に各カシメ用突起部26b´、26c´を塑性変
形させることは可能である。
【0077】さらに、上記実施形態のようにコイル支持
部材26を複数のカシメ用突起部26b´が形成された
環状部材ではなく、単一のカシメ用突起部26b´が形
成された小片として該コイル支持部材26を形成すると
ともに、これを複数個用意しておき、これら各コイル支
持部材26を、振動板12に対して、その中間平坦部1
2bに形成された複数の透孔12cの各々においてカシ
メ固定する構成とすることも可能である。
【0078】なお、上記実施形態および各変形例におい
ては、スピーカ10が小型スピーカである場合について
説明したが、もっとサイズが大きいスピーカである場合
においても、上記実施形態および各変形例と同様の構成
を採用することにより、これらと同様の作用効果を得る
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るスピーカを上向き
に配置した状態で示す側断面図
【図2】図1のII部詳細図
【図3】上記一実施形態における振動板およびコイル支
持部材をカシメ固定前の状態で示す単品斜視図
【図4】上記実施形態においてボイスコイルを振動板に
固定する工程を示す要部側断面図
【図5】上記実施形態の第1変形例を示す、図4と同様
の図
【図6】上記実施形態の第2変形例を示す要部側断面図
【図7】上記第2変形例における振動板およびコイル支
持部材をカシメ固定前の状態で示す単品斜視図
【図8】上記実施形態の第3変形例を示す、図2と同様
の図
【図9】上記実施形態の第4および第5変形例を示す、
図2と同様の図
【図10】従来例を示す、図2と同様の図
【符号の説明】
10 スピーカ(ダイナミックスピーカ) 12 振動板 12a 外周縁平坦部 12b 中間平坦部 12c、12d 透孔 14 フレーム 14A 有底円筒部 14Aa 上端面 14B マウンティング部 14Ba 環状平坦部 14Bb フランジ部 16 ボイスコイル 16a 上端部(一端部) 16a1 フランジ部 16b 下端部(他端部) 18 磁気回路ユニット 20 マグネット 22 ヨーク 22a 上端面 26 コイル支持部材 26a 係合部 26b、26c カシメ固定部 26b´、26c´ カシメ用突起部 26d 突起部 102 カシメ受け治具 104 ホーン 106 巻回受け治具 108 巻回押え治具 A 接着剤 Ax 中心軸線 C コイル線材 G 筒状磁気間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤浪 直宏 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 (72)発明者 今堀 能男 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 (72)発明者 山島 仁 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 Fターム(参考) 5D012 AA03 BA06 BA07 BA09 BB05 CA02 CA04 CA13 EA06 FA04 GA01 5D016 AA05 BA03 FA02 GA03 HA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、この振動板に一端部が固定さ
    れたボイスコイルと、このボイスコイルの他端部を収容
    する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、を
    備えてなるスピーカにおいて、 上記ボイスコイルの上記一端部を支持するコイル支持部
    材を備えてなり、 このコイル支持部材が、該コイル支持部材に形成された
    カシメ用突起部を塑性変形させることにより、上記振動
    板にカシメ固定されている、ことを特徴とするスピー
    カ。
  2. 【請求項2】 上記ボイスコイルの上記一端部に、径方
    向内方へ突出するフランジ部が形成されており、 上記コイル支持部材に、上記フランジ部と係合する係合
    部が形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の
    スピーカ。
  3. 【請求項3】 上記コイル支持部材が合成樹脂製部材か
    らなり、 上記塑性変形が、上記カシメ用突起部に超音波振動を与
    えて該カシメ用突起部を熱変形させることにより行われ
    ている、ことを特徴とする請求項1または2記載のスピ
    ーカ。
  4. 【請求項4】 上記コイル支持部材が環状部材として構
    成されるとともに、該コイル支持部材に、上記カシメ用
    突起部が周方向に所定間隔をおいて複数箇所に形成され
    ており、 上記振動板に、上記各カシメ用突起部を挿通させる複数
    の透孔が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜
    3いずれか記載のスピーカ。
  5. 【請求項5】 振動板と、この振動板に一端部が固定さ
    れたボイスコイルと、このボイスコイルの他端部を収容
    する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、を
    備えてなるスピーカにおいて、 上記ボイスコイルの上記一端部を支持するコイル支持部
    材を備えてなり、 このコイル支持部材が上記振動板に固定されており、 上記ボイスコイルの上記一端部に、径方向内方へ突出す
    るフランジ部が形成されており、 上記コイル支持部材に、上記フランジ部と係合する係合
    部が形成されている、ことを特徴とするスピーカ。
JP2000050198A 2000-02-25 2000-02-25 スピーカ Expired - Fee Related JP3619736B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000050198A JP3619736B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 スピーカ
DE60138583T DE60138583D1 (de) 2000-02-25 2001-02-22 Lautsprecher
EP20010301583 EP1128705B1 (en) 2000-02-25 2001-02-22 Speaker
CN 01104759 CN1199519C (zh) 2000-02-25 2001-02-23 扬声器
US09/791,872 US6621912B2 (en) 2000-02-25 2001-02-26 Speaker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000050198A JP3619736B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 スピーカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001245388A true JP2001245388A (ja) 2001-09-07
JP3619736B2 JP3619736B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=18572015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000050198A Expired - Fee Related JP3619736B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 スピーカ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6621912B2 (ja)
JP (1) JP3619736B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260306A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Audio Technica Corp ダイナミックマイクロホン
JP2007110209A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
JP2007336426A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Foster Electric Co Ltd スピーカ
JP2008167137A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Pioneer Electronic Corp スピーカ
WO2010050145A1 (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 パナソニック株式会社 スピーカ、スピーカの製造方法、及びスピーカ製造の治具

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1519621B1 (en) * 2003-08-19 2008-04-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Loudspeaker
WO2009004518A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-08 Nxp B.V. Membrane for an acoustic device and acoustic device
CN101219425B (zh) * 2007-12-27 2012-05-16 宁波升亚电子有限公司 电磁振动装置及其制造方法
US8520886B2 (en) * 2010-11-12 2013-08-27 Apple Inc. Speaker having a horizontal former
EP2732639A4 (en) * 2011-07-12 2015-06-10 Strata Audio LLC AMPLIFIER FOR SWINGARM BODY
US10291990B2 (en) 2016-10-26 2019-05-14 Apple Inc. Unibody diaphragm and former for a speaker
US10555085B2 (en) 2017-06-16 2020-02-04 Apple Inc. High aspect ratio moving coil transducer
US10911875B2 (en) * 2018-08-30 2021-02-02 Apple Inc. Electro-acoustic transducer diaphragm with integrated structural features, and related systems and methods
US11553272B2 (en) * 2020-09-30 2023-01-10 Paradigm Electronics Inc. Loudspeaker with mechanical resonance mitigation

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1962012A (en) 1932-04-09 1934-06-05 Grassmann Peter Electrodynamic loud speaker
US2392143A (en) * 1942-11-30 1946-01-01 Rca Corp Loud-speaker
JPS5389728A (en) 1977-01-19 1978-08-07 Sansui Electric Co Loudspeaker unit
JPS567594A (en) 1979-06-30 1981-01-26 Pioneer Electronic Corp Voice coil for flat diaphragm type speaker
DE4031742A1 (de) * 1990-10-06 1992-04-09 Nokia Unterhaltungselektronik Kalotten-hochton-lautsprecher
ATE205040T1 (de) 1994-06-01 2001-09-15 Harman Audio Electronic Sys Lautsprecher

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260306A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Audio Technica Corp ダイナミックマイクロホン
JP2007110209A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
US8009856B2 (en) 2005-10-11 2011-08-30 Panasonic Corporation Speaker
JP2007336426A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Foster Electric Co Ltd スピーカ
JP2008167137A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Pioneer Electronic Corp スピーカ
WO2010050145A1 (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 パナソニック株式会社 スピーカ、スピーカの製造方法、及びスピーカ製造の治具
US8516681B2 (en) 2008-10-27 2013-08-27 Panasonic Corporation Loud speaker manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
US6621912B2 (en) 2003-09-16
US20010017928A1 (en) 2001-08-30
JP3619736B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001245388A (ja) スピーカ
JP3021058B2 (ja) ドームスピーカ
US7325648B2 (en) Frame for speaker device and speaker device
US20030164262A1 (en) Speaker apparatus
JP2009290815A (ja) スピーカ
JP3971625B2 (ja) 薄型スピーカおよびその製造方法
WO2010050056A1 (ja) スピーカ用連結部材及びスピーカ
JP3732066B2 (ja) スピーカ
JP2006229656A (ja) 電気音響変換器
EP1128705B1 (en) Speaker
JP2008131180A (ja) スピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具
JP2005323054A (ja) 骨伝導スピーカ
JP2006217122A (ja) スピーカの振動系及びその振動系の製造方法
US20070064971A1 (en) Speaker device
JP2001245389A (ja) スピーカ
JP3199336B2 (ja) スピーカ振動系の支持構造
JP2008211548A (ja) ヘッドホンおよびその製造方法
JP2007124366A (ja) エキサイタの磁気回路構造
JPH11144950A (ja) 振動アクチュエータ及びその製造方法
JP2002078085A (ja) スピーカ
JP7286577B2 (ja) スピーカ
JP2002101493A (ja) スピーカ
JP2005318338A (ja) スピーカ
JP3840122B2 (ja) スピーカの製造方法
JP3375469B2 (ja) スピーカ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees