JP2005260306A - ダイナミックマイクロホン - Google Patents

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裕 秋野
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Abstract

【課題】 構造の複雑化やコストアップを極力抑えて、強い音圧や落下衝撃などに起因するボイスコイル引き出し線のリングヨークへの当接による断線を防止する。
【解決手段】 ボイスコイル12を有する振動板11と、永久磁石21の一方の極側のポールピース22と他方の極側のリングヨーク24との間に磁気ギャップを有する磁気発生回路20とを含み、ボイスコイル12が上記磁気ギャップ内に振動可能に配置され、その引き出し線12aがリングヨーク24と対向するサブドーム11bの内面に沿って配線されているダイナミックマイクロホンにおいて、磁気発生回路20側に振動板11がポールピース22側に向けて振れるときの最大変位位置を上記引き出し線12aがリングヨーク24に当接しない位置に規制する振幅規制手段30を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明はダイナミックマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、振動板の過大変位時におけるボイスコイル引き出し線の断線を防止する技術に関するものである。
図3の要部断面図に示すように、ダイナミックマイクロホンは基本的な構成として音波を受けて振動する振動部10と磁気発生回路20とを備えている。振動部10には振動板11とボイスコイル(発電コイル)12とが含まれている。振動板11はセンタードーム11aとその周りに連設されたサブドーム11bとを有し、ボイスコイル12はセンタードーム11aとサブドーム11bとの境界部分に接着材により取り付けられている。
磁気発生回路20は永久磁石21と、永久磁石21の一方の極側に設けられたポールピース22と、永久磁石21の他方の極側にカップ状ヨーク23を介して磁気的に接続されたリングヨーク24とを含み、ポールピース22とリングヨーク24との間に形成される磁気ギャップ内にボイスコイル12が振動板11を介して振動可能に支持される。ボイスコイル12の引き出し線12aはサブドーム11bの内面に沿って配線され図示しない信号出力回路に向けて引き回される。
ところで、楽器の音の収音には音質の点からダイナミックマイクロホンが好ましく採用されている。このうち、バスドラムの中に入れて収音する目的で設計されたダイナミックマイクロホンがある。
バスドラム用のダイナミックマイクロホンにおいては重低音を収音することから、振動板のスチフネスを小さくし(振動板を柔らかくし)、ボイスコイルを重くするのが一般的である。このように、低域共振周波数が低く設計されているため実際の収音時における共振周波数付近での振幅はきわめて大きく例えば±0.5mm程度になることがある。
バスドラムを強く叩くとドラム内の気圧が急激に上昇し、その圧力上昇によって生ずる気流がドラム開口部から外部に瞬時に流出して、図4に示すように振動板11を磁気発生回路20側に強く押し付ける。このとき、ボイスコイル12の引き出し線12aがリングヨーク24に強く当たることにより引き出し線12aが断線してしまうことがある。このような引き出し線12aの断線は落下衝撃などによっても生ずることがある。
これを防止するひとつの方法として、特許文献1に記載されているように磁気発生回路をサスペンションにて弾性的に支持する方法があるが、これによるとサスペンションを必要とする分、構造が複雑化しコストアップにもなる。また、磁気発生回路20の磁気ギャップがきわめて狭いため磁気発生回路をサスペンションにて弾性的に支持した場合、ボイスコイル12が磁気発生回路20に当接してしまうおそれもある。
特開2003−1191号公報
したがって、本発明の課題は、構造の複雑化やコストアップを極力抑え得る簡単な構成により、強い音圧や落下衝撃などによって振動板が磁気発生回路側に押し付けられたとしてもボイスコイル引き出し線が断線しないようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、センタードームとサブドームとの境界部分にボイスコイルが取り付けられている振動板と、永久磁石の一方の極側に設けられたポールピースと他方の極側に設けられたリングヨークとを有しそれらの間に磁気ギャップが形成されている磁気発生回路とを含み、上記ボイスコイルが上記振動板を介して上記磁気ギャップ内に振動可能に支持され、上記ボイスコイルの引き出し線が上記リングヨークと対向する上記サブドームの内面に沿って配線されているダイナミックマイクロホンにおいて、上記磁気発生回路側に上記振動板が上記ポールピース側に向けて振れるときの最大変位位置を上記ボイスコイルの引き出し線が上記リングヨークに当接しない位置に規制する振幅規制手段が設けられていることを特徴としている。
本発明において、上記振幅規制手段は上記センタードームの内面曲率とほぼ同一の曲率で形成された凸球面を有し上記ポールピース側に設けられるドーム体からなることが好ましい。上記ドーム体は上記ポールピースに一体に形成されてもよいが、生産性の観点からすれば合成樹脂材よりなることが好ましい。また、上記ドーム体に指向周波数応答特性を制御する一因としての所定容積の空気室を形成することもできる。
次に、図1および図2により本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、図1は本発明によるダイナミックマイクロホンの要部を示す断面図で先の図3に対応しており、先に説明した従来例と変更を要しない構成要素には同じ参照符号が付されている。また、図2は振動板の最大変位時を示す先の図4と同様の断面図である。
図1に示すように、本発明によるダイナミックマイクロホンにおいても、基本的な構成として音波を受けて振動する振動部10と磁気発生回路20とを備えている。振動部10には振動板11とボイスコイル12とが含まれている。
振動板11はセンタードーム11aとその周りに同軸的に連設されたサブドーム11bとを有し、その全体がきわめて薄い(例えば9μm程度)合成樹脂フィルムからなる。センタードーム11aとサブドーム11bは1枚の合成樹脂フィルムに熱をかけて成型することにより作製することができる。
ボイスコイル12は絶縁皮膜を有する例えば線径が25μm程度の銅線からなり、所定のターン数で巻回された状態で発電コイルとしてセンタードーム11aとサブドーム11bとの境界部分に接着材により取り付けられてよい。
磁気発生回路20は永久磁石21と、永久磁石21の一方の極側に設けられたポールピース22と、永久磁石21の他方の極側にカップ状ヨーク23を介して磁気的に接続されたリングヨーク24とを備えた構成であってよい。
この例において、カップ状ヨーク23には単一指向性マイクロホンとして動作させるための後部音響端子孔23aが穿設されているが、本発明のダイナミックマイクロホンは無指向性であってもよい。
リングヨーク24はポールピース22との間で所定幅の均一な磁気ギャップが形成されるようにポールピース22の周りに配置され、その磁気ギャップ内にボイスコイル12が振動板11を介して振動可能に支持される。なお、サブドーム11bの周縁部は図示しないハウジングに固定される。
ボイスコイル12の引き出し線12aはサブドーム11bの内面(リングヨーク24と対向している側の面)に沿って配線され図示しない信号出力回路に向けて引き回される。なお、振動板11の設計上許されるならばボイスコイル12の引き出し線12aを接着材を介してサブドーム11bの内面に這わせてもよい。
本発明によるダイナミックマイクロホンは、例えばバスドラム用として用いられる際の強い音圧や落下衝撃などによる振動板11の過大変位時(振動板11が磁気発生回路20側に押し付けられる状態時)にボイスコイル12の引き出し線12aがリングヨーク24の角部に当接して断線するのを防止する振動板11の振幅規制手段を備えている。
この例では、上記振幅規制手段としてセンタードーム11aの内面曲率とほぼ同一の曲率で形成された凸球面を有し、ポールピース22側に設けられるドーム体30を採用している。これによれば、図2に示すように振動板11の過大変位時にセンタードーム11aの内面全体がドーム体30にて支持されるため、引き出し線12aのリングヨーク24への当接が防止されるとともにセンタードーム11a自体の変形も防止される。
ドーム体30はポールピース22と一体に形成されてもよいが、成形性の点からして合成樹脂製として適当な接着材によりポールピース22に固定することが好ましい。また、合成樹脂材によればドーム体30に指向周波数応答特性を制御する一因としての所定容積の空気室31を容易に形成することができる。
なお、ダイナミックマイクロホンにおいては、センタードーム11aとポールピース22との間の容積を小さくして共振周波数を高い周波数側に移動させるためにポールピース22に樹脂成型品が取り付けられることがあるが、その樹脂成型品を利用して上記ドーム体30を形成することもできる。
変形例として、上記ドーム体30に代えてポールピース22側に振動板11の過大変位時にセンタードーム11aの中央部分に当接するボスを立設してもよい。また、図示はしないが上記振幅規制手段の別の例として、ポールピース22側にボイスコイル12の後端に当接して振動板11の過大変位を防止する電気絶縁材よりなるワッシャ状のストッパを設けることもできる。
本発明によるダイナミックマイクロホンの要部を示す断面図。 本発明によるダイナミックマイクロホンにおいて振動板の最大変位時を示す断面図。 従来のダイナミックマイクロホンの要部を示す断面図。 上記従来のダイナミックマイクロホンにおいて振動板の最大変位時を示す断面図。
符号の説明
10 振動部
11 振動板
11a センタードーム
11b サブドーム
12 ボイスコイル
12a 引き出し線
20 磁気発生回路
21 永久磁石
22 ポールピース
24 リングヨーク
30 ドーム体
31 空気室

Claims (4)

  1. センタードームとサブドームとの境界部分にボイスコイルが取り付けられている振動板と、永久磁石の一方の極側に設けられたポールピースと他方の極側に設けられたリングヨークとを有しそれらの間に磁気ギャップが形成されている磁気発生回路とを含み、上記ボイスコイルが上記振動板を介して上記磁気ギャップ内に振動可能に支持され、上記ボイスコイルの引き出し線が上記リングヨークと対向する上記サブドームの内面に沿って配線されているダイナミックマイクロホンにおいて、
    上記磁気発生回路側に上記振動板が上記ポールピース側に向けて振れるときの最大変位位置を上記ボイスコイルの引き出し線が上記リングヨークに当接しない位置に規制する振幅規制手段が設けられていることを特徴とするダイナミックマイクロホン。
  2. 上記振幅規制手段が上記センタードームの内面曲率とほぼ同一の曲率で形成された凸球面を有し上記ポールピース側に設けられるドーム体からなる請求項1に記載のダイナミックマイクロホン。
  3. 上記ドーム体が合成樹脂材よりなる請求項2に記載のダイナミックマイクロホン。
  4. 上記ドーム体には指向周波数応答特性を制御する一因としての所定容積の空気室が形成されている請求項2または3に記載のダイナミックマイクロホン。
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