JP3732066B2 - スピーカ - Google Patents

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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、いわゆるダイナミックスピーカに関するものであり、特に、そのフレームによる振動板の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピーカの一形式として、従来よりダイナミックスピーカが知られている。このダイナミックスピーカは、例えば特開平6−178390号公報に開示されているように、一般に、ボイスコイルが固定された振動板と、この振動板の外周縁部を支持するフレームとを備えた構成となっている。
【0003】
上記フレームによる振動板の支持構造としては、上記公報にも開示されているように、振動板の外周縁部をフレームに接着固定するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように単に振動板をフレームに接着固定するだけでは、振動板の支持構造としての信頼性が十分ではなく、スピーカ使用中に振動板がフレームから剥離して外れてしまうおそれもある。特に、このスピーカを自動車等に搭載する場合には、大きな振動や衝撃荷重が作用する環境下で使用されることとなるので、振動板の外れが一層発生しやすくなる。
【0005】
また、接着固定によって振動板がフレームに支持されたスピーカにおいては、これを製造する際、接着剤の塗布作業が必要となるので、スピーカ製造工程の自動化を図ることが困難であり、また、接着剤の粘度調整や接着剤塗布後の乾燥工程も必要となるので、スピーカ製造工程が複雑なものとなってしまうという問題もある。
【0006】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ダイナミックスピーカにおいて、振動板がフレームから外れてしまうのを確実に防止するとともにスピーカ製造工程の自動化促進および簡素化を図ることができるスピーカを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、フレームによる振動板の支持構造として所定のカシメ固定構造を用いることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】
すなわち、本願発明に係るスピーカは、
振動板と、この振動板の外周縁部を支持するフレームと、上記振動板に一端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの他端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、を備えてなるスピーカにおいて、
上記フレームが、上記振動板の外周縁部形状に沿って環状に形成されたリングと、上記磁気回路ユニットから径方向外方へ延びるマウンティングとが結合されてなり、
上記結合が、上記リングと上記マウンティングとの間に上記振動板を挟むようにして上記リングと上記マウンティングとをカシメ固定することにより行われており、
上記リングが、該リングに形成された第1のカシメ用突起部を塑性変形させることにより上記振動板にカシメ固定されており、
上記マウンティングの外周面における上記第1のカシメ用突起部に対応する位置に、カシメ代を確保するための切欠き凹部が形成されている、ことを特徴とするものである。
【0009】
上記「振動板」、「ボイスコイル」および「磁気回路ユニット」は、ダイナミックスピーカの構成要素として使用可能なものであれば、その材質、形状等の具体的構成は特に限定されるものではない。
【0010】
上記「リング」および「マウンティング」は、両者間においてカシメ固定可能なものであれば、その材質、形状等の具体的構成は特に限定されるものではない。また、上記「マウンティング」は、磁気回路ユニットの構成要素と一体で形成されたものであってもよいし、これとは別体で形成されたものであってもよい。
【0011】
上記「カシメ固定」の具体的方法は特に限定されるものではなく、例えば、冷間カシメや超音波振動による熱変形を利用したカシメ等が採用可能である。また、リングとマウンティングとのカシメ固定のために塑性変形されるカシメ用突起部は、リングおよびマウンティングの一方にのみ形成するようにしてもよいし、その双方に形成するようにしてもよい。
【0012】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係るスピーカは、振動板の外周縁部を支持するフレームが、振動板の外周縁部形状に沿って環状に形成されたリングと磁気回路ユニットから径方向外方へ延びるマウンティングとを結合することにより構成されており、この結合がリングとマウンティングとの間に振動板を挟むようにして両者をカシメ固定することにより行われているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0013】
すなわち、上記振動板はカシメ固定されたリングとマウンティングとによって挟まれているので、従来のように単にフレームに振動板を接着固定するのに比して、フレームによる振動板の支持強度を大幅に向上させることができる。そしてこれにより、スピーカ使用中に振動板がフレームから外れてしまうのを確実に防止することができる。
【0014】
しかも、上記振動板をフレームに固定するにあたり、従来のような接着剤の塗布作業が不要となるので、スピーカ製造工程の自動化を図ることが容易となる。また、接着剤の粘度調整や接着剤塗布後の乾燥工程も不要となるので、スピーカ製造工程を簡素化することができる。
【0015】
このように本願発明によれば、ダイナミックスピーカにおいて、振動板がフレームから外れてしまうのを確実に防止するとともにスピーカ製造工程の自動化促進および簡素化を図ることができる。
【0016】
なお上記構成において、振動板はカシメ固定されたリングとマウンティングとによって挟まれているだけであり、振動板自体はこのカシメ固定には全く関与していないので、リングとマウンティングとのカシメ固定構造を採用したことにより振動板に音響特性上有害な変形が生じてしまうおそれはない。
【0017】
しかも、本願発明に係るスピーカは、そのリングが、該リングに形成された第1のカシメ用突起部を塑性変形させることにより振動板にカシメ固定されているとともに、マウンティングの外周面における第1のカシメ用突起部に対応する位置には、カシメ代を確保するための切欠き凹部が形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0018】
すなわち、リングとマウンティングとをカシメ固定する前に予めリングを振動板に仮固定しておけば、両者をカシメ固定する際、振動板を所定位置に位置決めした状態で挟むことが可能となる。そして上記仮固定を行うにあたり、これをカシメ固定により行うようにすれば、スピーカ製造工程の自動化促進および簡素化を阻害することなく振動板の位置決めを図ることができる。
【0019】
その際、リングを合成樹脂製部材で構成し、その第1のカシメ用突起部に超音波振動を与えて該カシメ用突起部を熱変形させることにより該リングの塑性変形を行う構成とすれば、リングとマウンティングとのカシメ固定の際に超音波振動を用いたのと同様の作用効果を得ることができる。
【0020】
上記リングとマウンティングとの「カシメ固定」の具体的方法が特に限定されるものでないことは上述したとおりであるが、リングおよびマウンティングのうち少なくとも一方を第2のカシメ用突起部を有する合成樹脂製部材で構成し、この第2のカシメ用突起部に超音波振動を与えて該カシメ用突起部を熱変形させることによりカシメ固定を行うようにすれば、例えば、スピーカが小型スピーカであって、そのリングあるいはマウンティングの第2のカシメ用突起部が非常に小さくなってしまう場合等においても、容易かつ確実にカシメ固定を行うことができる。
【0021】
その際、超音波振動は第2のカシメ用突起部を熱変形させるために用いられるのであって、リングとマウンティングとが超音波溶着されるわけではないので、両部材の材質の溶着適用性を考慮する必要は全くない。したがって、超音波振動を与えて熱変形させる方法を採用したためにリングとマウンティングの材質の選定自由度が制約されてしまうことはない。なお、カシメ固定に全く関与しない振動板の材質の選定自由度が制約されないことはもちろんである。
【0022】
また上記構成において、リングおよびマウンティングのうち少なくとも一方に、両者間の周方向の位置決めを行う周方向位置決め部が形成された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0023】
すなわち、マウンティングには、振動板に固定されたボイスコイルのリード線を所定の端子に接続するためのリード線延出部を形成する必要があり、このリード線延出部から外れた角度位置でリングとマウンティングとのカシメ固定を行う必要がある。そこで、上記周方向位置決め部を形成してリングおよびマウンティング間の周方向の位置決めを行うようにすれば、カシメ固定を所定の角度位置において確実に行うことができる。特に、予めリングを振動板にカシメ固定するようにした場合には、その第1のカシメ固定部とは異なる角度位置でリングとマウンティングとのカシメ固定を行う必要があるので、上記周方向位置決め部を形成しておくことが特に効果的である。
【0024】
ところで、上述したリングのカシメによる仮固定構造(すなわちリングを該リングに形成された第1のカシメ用突起部を塑性変形させることにより振動板にカシメ固定する構造)を採用した場合には、その後のリングとマウンティングとの結合がカシメ固定により行われる場合のみならず、それ以外の固定方法(例えば接着固定等)により行われる場合においても、その結合の際、振動板を所定位置に位置決めした状態で該振動板をリングとマウンティングとで挟むことが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0027】
図1は、本願発明の一実施形態に係るスピーカ10を上向きに配置した状態で示す側断面図であり、図2は、そのII方向矢視図である。
【0028】
これらの図に示すように、本実施形態に係るスピーカ10は、振動板12と、フレーム14と、ボイスコイル16と、磁気回路ユニット18とを備えてなるダイナミックスピーカである。このスピーカ10は、外径30mm程度の小型スピーカであって、その用途としては、例えば、図示しないケースに収容された状態で基板に実装されて自動車等に搭載され、警報音等の発生手段として使用されるようになっている。
【0029】
上記振動板12は、同心円状に形成された複数の凹凸を有するダイヤフラム状の部材であって、合成樹脂製フィルムに熱プレス成形を施すことにより形成されている。この振動板12の外周縁平坦部12aと中央寄りの中間平坦部12bとは、同一水平面上に位置する環状平面として形成されている。
【0030】
上記ボイスコイル16は、スピーカ10の中心軸線Axに関して振動板12と同心となるように配置された状態で、その上端部16a(一端部)がコイル支持部材26を介して振動板12の中間平坦部12bに固定されている。
【0031】
すなわち、ボイスコイル16の上端部16aには、径方向内方へ突出するフランジ部16a1が形成されており、一方、コイル支持部材26の下端部には、ボイスコイル16のフランジ部16a1と係合する係合部26aが形成されている。また、このコイル支持部材26の上端部には、振動板12の中間平坦部12bにカシメ固定されたカシメ固定部26bが形成されている。そして、このコイル支持部材26の係合部26aと振動板12の中間平坦部12bとでボイスコイル16のフランジ部16a1を上下両側から挟持することにより、ボイスコイル16の振動板12に対する固定が行われるようになっている。
【0032】
上記フレーム14は、鋼製のベース28と合成樹脂製のリング30とが結合されてなっている。
【0033】
上記ベース28は、中央部に位置する有底円筒部28Aと、この有底円筒部28Aの外周面上端部近傍から径方向外方へ延びる環状のマウンティング部28Bとからなっている。このマウンティング部28Bは、振動板12と略同じ外径寸法を有しており、その外周縁部には、有底円筒部28Aの上端面28Aaよりも上方に位置する環状平坦部28Baが形成されている。また、このマウンティング部28Bには、図2に示すように複数の透孔28Bbが周方向に所定間隔をおいて形成されている。
【0034】
上記リング30は、振動板12の外周縁部形状に沿って環状に形成されており、その下端面30aと上記ベース28のマウンティング部28Bの環状平坦部28Baとの間に振動板12の外周縁平坦部12aを挟むようにしてマウンティング部28Bにカシメ固定されている。上記リング30は、振動板12の外周縁平坦部12aにもカシメ固定されている。これらカシメ固定構造については後に詳述する。
【0035】
上記磁気回路ユニット18は、上記フレーム14の有底円筒部14Aと、マグネット20と、鋼製のヨーク22とで構成されている。上記マグネット20およびヨーク22は、いずれもディスク状に形成されており、有底円筒部14aの底面にこの順で互いに同心となるように載置され、フレーム14に接着固定されている。この磁気回路ユニット18は、ヨーク22の上端面22aと有底円筒部14Aの上端面14Aaとが略同一高さになるように設定されており、そしてヨーク22の外周面と有底円筒部14aの内周面との間には、筒状(円筒状)磁気間隙Gが全周同一幅で形成されている。そして、この筒状磁気間隙Gにおいてボイスコイル16の下端部16b(他端部)を収容するようになっている。
【0036】
図2に示すように、上記リング30には端子取付用フランジ部30hが形成されており、この端子取付用フランジ部30hには1対の端子ピン32が固定されている。これら各端子ピン32は、短足部32aおよび長足部32bを有する略J字形部材であって、その短足部32aが端子取付用フランジ部30hに形成された端子支持孔30h1に圧入されるとともに、その長足部32bが端子取付用フランジ部30hに形成された端子係合溝30h2に係合されている。そして、これら各端子ピン32の短足部32aには、ボイスコイル16から延出する1対のリード線16cの端部が各々巻掛け固定されている。
【0037】
一方、上記マウンティング部28Bの外周縁部における上記端子取付用フランジ部30hに対応する位置には、上記各リード線16cを延出させるための1対のリード線延出用切欠き部28Bcが形成されている。
【0038】
上記リング30のマウンティング部28Bに対するカシメ固定は、該リング30に形成された広幅のカシメ固定部30bにおいて行われている。このカシメ固定部30bは、上記端子取付用フランジ部30hが形成されている部分を除いて、周方向に30°間隔で11箇所に形成されている。これら各カシメ固定部30bは、環状平坦部28Baの肉厚分だけリング30の下端面30aよりも段下がりで形成された段下がり部30cの下面に形成されている。
【0039】
また、上記リング30の振動板12に対するカシメ固定は、該リング30の下端面30aに形成された狭幅のカシメ固定部30dにおいて行われている。このカシメ固定部30dは、上記端子取付用フランジ部30hが形成されている部分と該部分に対して直径方向略反対側の部分を除いて、上記カシメ固定部30bと交互に周方向に30°間隔で9箇所に形成されている。
【0040】
上記マウンティング部28Bの外周面には、周方向に30°間隔で10箇所に切欠き凹部28Bdが形成されている。そしてこれにより、上記リング30の各カシメ固定部30dの振動板12に対するカシメ代を確保するようになっている。
【0041】
上記リング30の下端面30aにおいて、上記端子取付用フランジ部30hの直径方向略反対側に位置する上記カシメ固定部30dが形成されていない部分には、周方向位置決め部30eが形成されている。この周方向位置決め部30eは、上記マウンティング部28Bに形成された切欠き凹部28Bdよりも僅かに狭い幅で半径方向内方へ突出する矩形タブであって、上記切欠き凹部28Bdと係合することにより、リング30とマウンティング部28Bとの周方向の位置決めを図るようになっている。
【0042】
次に、本実施形態に係るスピーカ10の製造工程について説明する。
【0043】
まず、図3に示すように、予めコイル支持部材26がカシメ固定された振動板12を、上下逆向きに配置されたリング30にセットする。すなわち、振動板12の外周縁平坦部12aをリング30の下端面30aに載置する。このとき、周方向位置決め部30eの先端部は振動板12よりも上方にあるので、この部分に対しては、振動板12の外周縁平坦部12aを内周側から差し込むようにする。
【0044】
なお、図2においては振動板12を分かりやすく示すため該振動板12の部分にハッチングが施されているが、図3においてはハッチングが施されていない(この点に関して、図5は図3と同様であり、図6は図2と同様である)。
【0045】
図3に示すように、リング30に形成された各段下がり部30cの内周面は、リング30よりも僅かに大きい外径寸法で形成されているが、これら段下がり部30cのうち90°間隔で配置された4箇所の段下がり部30には、その内周面よりも径方向内方へ僅かに突出する径方向位置決め部30c1が形成されており、その内径寸法はリング30の外径寸法と同じ値に設定されている。そしてこれにより、振動板12がリング30に対して正確な位置関係でセットされるようにしている。
【0046】
なおこの段階では、まだ、上記各端子ピン32は、その長足部32bが水平方向に延びた状態となっている。
【0047】
次に、リング30を振動板12に対してカシメ固定することにより両者の仮止めを行う。このカシメ固定は、図4に示すように、リング30の各カシメ用突起部30d´を塑性変形させてカシメ固定部30dとすることにより行う。その際の塑性変形は、カシメ用突起部30d´に超音波振動を与えて該カシメ用突起部30d´を熱変形させることにより行う。
【0048】
その後、図5に示すように、コイル支持部材26にボイスコイル16を巻き付けるとともに、該ボイスコイル16から延出する1対のリード線16cの端部を、1対の端子ピン32の短足部32aに各々巻掛け固定する。
【0049】
この巻掛け固定が完了したら、次に、図6に示すように、マウンティング部28B(ベース28)をリング30にセットする。その際、マウンティング部28Bの切欠き凹部28Bdをリング30の周方向位置決め部30eと係合させるとともに、マウンティング部28Bの外周面をリング30の径方向位置決め部30c1に内接させることにより、マウンティング部28Bをリング30に対して正確な位置関係でセットする。
【0050】
次に、リング30をマウンティング部28Bに対してカシメ固定する。このカシメ固定は、図7に示すように、リング30の各カシメ用突起部30b´を塑性変形させてカシメ固定部30bとすることにより行う。その際の塑性変形は、カシメ用突起部30b´に超音波振動を与えて該カシメ用突起部30b´を熱変形させることにより行う。
【0051】
なお、図8に示すように、リング30の周方向位置決め部30eの周囲には溝部30fが形成されるとともに、周方向位置決め部30eの上方(図では下方)には上下貫通孔30gが形成されている。そしてこれにより、周方向位置決め部30eを正確に形成可能とするとともに、スライド型を必要とすることなくリング30の成形を行い得るようにしている。
【0052】
最後に、上記磁気回路ユニット18のマグネット20に着磁処理を施した後、上記各端子ピン32の長足部32bを下方へ折り曲げて、図2に示すように、リング30の端子取付用フランジ部30hの端子係合溝30h2に係合させることにより、スピーカ10を完成させる。
【0053】
以上詳述したように、本実施形態に係るスピーカ10は、振動板12の外周縁部を支持するフレーム14が、振動板12の外周縁部形状に沿って環状に形成されたリング30と磁気回路ユニット28Aから径方向外方へ延びるマウンティング部28Bとを結合することにより構成されており、この結合がリング30とマウンティング部28Bとの間に振動板12を挟むようにして両者をカシメ固定することにより行われているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0054】
すなわち、上記振動板12はカシメ固定されたリング30とマウンティング部28Bとによって挟まれているので、従来のように単にフレームに振動板を接着固定するのに比して、フレーム14による振動板12の支持強度を大幅に向上させることができる。そしてこれにより、スピーカ使用中に振動板12がフレーム14から外れてしまうのを確実に防止することができる。
【0055】
しかも、上記振動板12をフレーム14に固定するにあたり、従来のような接着剤の塗布作業が不要となるので、スピーカ製造工程の自動化を図ることが容易となる。また、接着剤の粘度調整や接着剤塗布後の乾燥工程も不要となるので、スピーカ製造工程を簡素化することができる。
【0056】
このように本実施形態によれば、ダイナミックスピーカにおいて、振動板がフレームから外れてしまうのを確実に防止するとともにスピーカ製造工程の自動化促進および簡素化を図ることができる。
【0057】
したがって本実施形態に係るスピーカ10は、車載用スピーカ等のように大きな振動や衝撃荷重が作用する環境下で使用した場合においても、十分使用に耐え得るものとなる。
【0058】
なお本実施形態において、振動板12はカシメ固定されたリング30とマウンティング部28Bとによって挟まれているだけであり、振動板12自体はカシメ固定に全く関与していないので、カシメ固定構造を採用したことにより振動板12に音響特性上有害な変形が生じてしまうおそれはない。
【0059】
特に本実施形態においては、リング30が複数のカシメ用突起部30b´を有する合成樹脂製部材で構成されており、これらカシメ用突起部30b´に超音波振動を与えて該カシメ用突起部30b´を熱変形させてカシメ固定部30bとすることにより上記カシメ固定が行われるように構成されているので、スピーカ10が小型スピーカであってカシメ用突起部30b´が非常に小さいものとなっているにもかかわらず、容易かつ確実にカシメ固定を行うことができる。
【0060】
その際、上記超音波振動はカシメ用突起部30b´を熱変形させるために用いられるのであって、リング30とマウンティング部28Bとが超音波溶着されるわけではないので、両部材の材質の溶着適用性を考慮する必要は全くない。したがって、超音波振動を与えて熱変形させる方法を採用したためにリング30とマウンティング部28Bの材質の選定自由度が制約されてしまうことはない。なお、カシメ固定に全く関与しない振動板12の材質の選定自由度が制約されないことはもちろんである。
【0061】
本実施形態においては、さらに、上記リング30が、該リング30に形成されたカシメ用突起部30d´を塑性変形させてカシメ固定部30dとすることにより振動板12にカシメ固定される構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0062】
すなわち、リング30とマウンティング部28Bとをカシメ固定する前に予めリング30を振動板12に仮固定しておけば、両者をカシメ固定する際、振動板12を所定位置に位置決めした状態で挟むことが可能となるが、この仮固定をカシメ固定で行うことにより、スピーカ製造工程の自動化促進および簡素化を阻害することなく振動板12の位置決めを図ることができる。
【0063】
しかも、上記リング30の塑性変形は、リング30のカシメ用突起部30d´に超音波振動を与えて該カシメ用突起部30d´を熱変形させることにより行うように構成されているので、リング30とマウンティング部28Bとのカシメ固定の際に超音波振動を用いたのと同様の作用効果を得ることができる。
【0064】
また本実施形態においては、上記リング30に、該リング30とマウンティング部28Bとの周方向の位置決めを行う周方向位置決め部30eが形成されているので、振動板12に対するカシメ固定部30dおよびリード線延出用切欠き部28Bcとは異なる角度位置で、リング30とマウンティング部28Bとのカシメ固定を行うことができる。
【0065】
さらに本実施形態においては、ボイスコイル16の振動板12に対する固定も、該ボイスコイル16の上端部16aを支持するコイル支持部材26を振動板12にカシメ固定することにより行われているので、スピーカ10の製造工程において接着工程を全廃することができ、これによりスピーカ10の製造作業性を大幅に高めることができる。
【0066】
ところで、上記実施形態においては、リング30を合成樹脂製部材で構成するとともに該リング30に形成されたカシメ用突起部30b´に超音波振動を与えてこれを熱変形させることにより、リング30とマウンティング部28Bとのカシメ固定を行う構成となっているが、これ以外のカシメ固定構造を採用することも可能である。
【0067】
すなわち、例えば、上記ベース28を鋼製の有底円筒部材と合成樹脂製のマウンティングとがネジ締め等により結合された構成とし、このマウンティングにカシメ用突起部を形成して該カシメ用突起部に超音波振動を与えてこれを熱変形させることにより、リングとマウンティングとのカシメ固定を行う構成とすることも可能である。あるいは、このように有底円筒部材とマウンティングとを別部材で構成する代わりに、インサート成形により鋼製の有底円筒部と合成樹脂製のマウンティング部とを一体的に形成することも可能である。
【0068】
なお、上記実施形態においては、スピーカ10が小型スピーカである場合について説明したが、もっとサイズが大きいスピーカである場合においても、上記実施形態と同様の構成を採用することにより、これと同様の作用効果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るスピーカを上向きに配置した状態で示す側断面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】上記実施形態に係るスピーカの製造工程(その1)を示す、図2と同様の図
【図4】図3のIV-IV 線断面詳細図
【図5】上記実施形態に係るスピーカの製造工程(その2)を示す、図2と同様の図
【図6】上記実施形態に係るスピーカの製造工程(その3)を示す、図2と同様の図
【図7】図6のVII-VII 線断面詳細図
【図8】図6のVIII-VIII 線断面詳細図
【符号の説明】
10 スピーカ(ダイナミックスピーカ)
12 振動板
12a 外周縁平坦部
12b 中間平坦部
14 フレーム
16 ボイスコイル
16a 上端部(一端部)
16a1 フランジ部
16b 下端部(他端部)
16c リード線
18 磁気回路ユニット
20 マグネット
22 ヨーク
22a 上端面
26 コイル支持部材
26a 係合部
26b カシメ固定部
28 ベース
28A 有底円筒部
28Aa 上端面
28B マウンティング部(マウンティング)
28Ba 環状平坦部
28Bb フランジ部
28Bc リード線延出用切欠き部
28Bd 切欠き凹部
30 リング
30a 下端面
30b、30d カシメ固定部
30b´、30d´ カシメ用突起部
30c 段下がり部
30c1 径方向位置決め部
30e 周方向位置決め部
30f 溝部
30g 上下貫通孔
30h 端子取付用フランジ部
30h1 端子支持孔
30h2 端子係合溝
32 端子ピン
32a 短足部
32b 長足部
Ax 中心軸線
G 筒状磁気間隙

Claims (5)

  1. 振動板と、この振動板の外周縁部を支持するフレームと、上記振動板に一端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの他端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、を備えてなるスピーカにおいて、
    上記フレームが、上記振動板の外周縁部形状に沿って環状に形成されたリングと、上記磁気回路ユニットから径方向外方へ延びるマウンティングとが結合されてなり、
    上記結合が、上記リングと上記マウンティングとの間に上記振動板を挟むようにして上記リングと上記マウンティングとをカシメ固定することにより行われており、
    上記リングが、該リングに形成された第1のカシメ用突起部を塑性変形させることにより上記振動板にカシメ固定されており、
    上記マウンティングの外周面における上記第1のカシメ用突起部に対応する位置に、カシメ代を確保するための切欠き凹部が形成されている、ことを特徴とするスピーカ。
  2. 上記リングが合成樹脂製部材からなり、
    上記第1のカシメ用突起部の塑性変形が、該カシメ用突起部に超音波振動を与えて該カシメ用突起部を熱変形させることにより行われている、ことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  3. 上記リングおよび上記マウンティングのうち少なくとも一方が、第2のカシメ用突起部を有する合成樹脂製部材からなり、
    上記リングと上記マウンティングとのカシメ固定が、上記第2のカシメ用突起部に超音波振動を与えて該カシメ用突起部を熱変形させることにより行われている、ことを特徴とする請求項1または2記載のスピーカ。
  4. 上記リングおよび上記マウンティングのうち少なくとも一方に、これらリングおよびマウンティング間の周方向の位置決めを行う周方向位置決め部が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のスピーカ。
  5. 振動板と、この振動板の外周縁部を支持するフレームと、上記振動板に一端部が固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの他端部を収容する筒状磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、を備えてなるスピーカにおいて、
    上記フレームが、上記振動板の外周縁部形状に沿って環状に形成されたリングと、上記磁気回路ユニットから径方向外方へ延びるマウンティングとが結合されてなり、
    上記結合が、上記リングと上記マウンティングとの間に上記振動板を挟むようにして行われており、
    上記リングが、該リングに形成された第1のカシメ用突起部を塑性変形させることにより上記振動板にカシメ固定されており、
    上記マウンティングの外周面における上記第1のカシメ用突起部に対応する位置に、カシメ代を確保するための切欠き凹部が形成されている、ことを特徴とするスピーカ。
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